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風にのって龍が翔ぶ
瑠奈
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2005年03月31日(木)
LA LUNA

青い影を聴いてすっかりサラの歌声の虜となってしまった私。さっそくアマゾンで注文して・・・
アルバムは沢山あったからまずは青い影が入っているのをさがした タイトルがLa Lunaというのがあった これを選ばずになにを選ぼうぞ、青い影も入っているし大好きな曲「若葉のころ」も入ってる!
 もうこのアルバムでキマリね あと一枚くらい一緒に何かたのもうかな、、、
いろいろ迷ったがHAREMにした 自分のイメージの中でLa Lunaが神秘的で幻想の世界を創っているとすれば、HAREMは中東の乾いた大地や風、熱い太陽といったエキゾチックな世界を表現しているのではないかとこの対照的な二枚を選んだ

まずはLa Luna,
一曲目はLa Luneである La Lunaではない
La Lunaは15番目に入っている 実はこの二曲は対になっているのだ 曲調はエレクトロニックでフィーチャー・ロック的 まさにこのアルバムの小宇宙に誘い込む魅力あふれる曲だ

La Lunaのほうはこのアルバムの直接のインスピレーションになった曲とされるドヴォルザークの歌劇のルサルカの中のアリアがフィナーレを飾る

余談だがHPを開設してまもなくLuneさんという人に出あった こちらは「ルナ」ではなく「リュン」と呼ぶ どちらも月という意味だがリュンさんは青い月がお好きだった わたしは赤い月に惹かれていた それでポエムサイトの仲間内では青い月といえばリュンさん、赤い月といえば瑠奈で通っていた


さて、なんといってもお気に入りの「青い影」
最初聴いたときになんとも懐かしい気分になったのは、バッハの組曲第三番ニ長調が基になっていたからだった なぜか青春の門のエンディングにとてもしっくりとくるものがあった


HAREMのほうはまた次回に。



2005年03月23日(水)
芸術としての刀剣

三月二十日、初めてほんものの刀を観た
赤羽刀である
ものすごく興味があったわけではないが機会があれば観てみたいと思っていたところ博物館での特別展示といういいチャンスに恵まれた
 太刀と打刀の違いもわからない、なんの知識もないわたしは近くにいたボランティアの人に鑑賞の仕方を尋ねたら専門の人を呼んできてくれた
懇切丁寧にいろいろ教えてくださったのでいっそう刀に興味を持ってしまった

わたしは太極拳を少しばかりやっていたので剣は持ったことはある(舞用のイミテーション)が日本刀の美しさ、妖しさは背筋が寒くなるくらいの感動がある

二年前だったか大河ドラマ宮本武蔵で、本阿弥光悦が刀を見て人を殺めることを躊躇わせるくらいの美しさを感じなければならない。そのような意味のことを言っていたことを思い出した



2005年03月13日(日)
華の女 風の男

昨年の暮れであったかランティエという雑誌にあるフォトグラファーが一番好きな女性として白洲正子を挙げていた 「到底無理ではあるが彼女と会話が楽しめるようになりたいと思っていた まだまだではあるがあんな女を育てられるような男になりたいと思っている」とあった

白洲正子、、、どこかで聞いたような名まえだわ 
お茶かお花の先生だったかな・・・ どんな女性なのか気になっていた

「白洲正子とその世界観」という催し物がJR名古屋高島屋で開催されるというのを新聞で知って、愛知県美術館へ行った帰りに観て来た


白洲正子(1910-1998)
文学、骨董、旅、信仰と日本の美を見続けた随筆家
また能とは深く関わり十四歳で初めて舞台に立った
騒がしい世の中を避けて人里はなれたところで夫である白洲次郎と茅葺き農家に移り住んだ 日本の敗戦後、質素ながらも好みの骨董に野花を活けて美を求め楽しむというある意味贅沢な暮らしぶりであった


夫、次郎(1902-1985)の生き方も「風の男」と言われたように颯爽とし戦後GHQにひとり立ち向かい日本の再建にかかわった 車が好きで留学時代に駆っていたというベントレーXT7471は高島屋に1Fエントランスに展示されている

戦後のあの混沌とした時代にこのような夫婦がたしかにいたということは驚きでもあり、喜びでもある