まつや清の日記

2007年02月28日(水) 商工労働委員会

 きつい委員会でした。朝、材木町で街頭演説をサポーターの皆さんと一緒にやったあと、直ちに質問原稿の最終バージョンへ取り掛かりました。10:30には常任委員会会議室へ走りこみました。

 質問項目は下記のような内容ですが、経済成長と環境についての議論を2月の「気候変動に関する政府間パネル」報告をもとにかなり展開しました。明日は、企業委員会です。今から、質問作りに入ります。

それにしても、昨日の知事の定例記者会見、「年度内に防災船・希望の処理、入札条件を修正」を読んで、副知事選任同意議案に、議案質疑をしてよかったと思いました。何事も、冷静沈着、初志貫徹です。

1、議案25号、45号手数料、授業料値上げについて
2、原子力発電所周辺への企業立地支援事業について
3、債権の放棄について
4、外郭団体の整理統合について
5、組織の統合再編について
6、成長と温暖化=環境について
7、トライアングルクラスター事業について
8、まちづくりについて
9、マイスター制度について
10、格差社会ー最低賃金等について
11、障害者の就労について
12、母子家庭の児童扶養手当削減と就労支援について
13、「女性は産む機械」発言について




2007年02月27日(火) 今日もマラソントレーニングそして議会の準備

 迫ってくる3月4日に駿府マラソン、不安がいっぱいです。ホントに走りきれるのか、とにかく、走る余裕は今日しかないと、再び本コースを走りました。苦しい、辛い走りを再確認しました。このことをわかっていれば十分かもしれません。
 
 走り終えるや、直ちに明日の商工労働企業委員会の準備、これも準備不足、しかし、質問をつくえり終えないといけません。昔、試験の一夜づけと言うのがありましたが、今回の議会はそんな感じです。といって、手を抜けません。

 それにしても、本庁の組織再編はすざまじいものがあります。10部を7部に、副知事2人が昨日追加提案されましたが、静岡県は大丈夫か、と思わずにいられません。何としても、2期目の議席を獲得してこの県政に発言を続けたいと思います。

 10:30から議案説明、予算議案ですので説明時間はかなり長いと思います。午後くらいからの質疑と思いますが、時間のある方は是非、傍聴をして見てください。



2007年02月26日(月) ちょっと落ちこみました

 今日は一般質問最終日、空港と副知事の追加議案があり、急遽、議案質疑に。朝議案を見て、原稿を作るわけですから、なかなか大変でした。質問は何とかできて終わったのですが、同僚議員から厳しく叱責を受けました。

 「詰めが甘い!議長に答弁なしにされて黙って引き下がるとは!しっかりしろ!」。この言葉にかなり落ちこんでしまいました。そうです。怒らなきゃいけない、と思わず、間に合わない反省をしてしまいました。

※※ 今日の議案質疑(原稿です、かなり変更となっていますのでご注意)

<第103号議案 静岡県副知事の選任について>
 この議案は、1昨年の12月の地方制度調査会の答申を受けて、昨年の6月地方自治法改正が行なわれ、自治体のトップマネイジメント体制を構築できるように出納長制度の廃止と副知事制度を見直したことを受けての提案であります。
 12月議会で、柏木議員の代表質問に知事は「副知事の職務については改正地方自治法で、知事の命を受け政策及び企画をつかさどり、知事の事務の一部につき委任を受けみずからの権限と責任において事務を処理できるということが明確に示されたわけでございますが、具体的な副知事の役割分担やどのような分野から人選するかについては、本庁組織の再編とあわせて本県のトップマネジメント体制のあり方を検討していく中で考えて人選をした上で、しかるべき時期にまたお諮りをすることになると思います。」と答弁をしております。

 そこで
「1」10部を7部体制にするという大胆な組織再編を伴っての副知事選任でありますから追加議案というような形でなく2月議会に正式提案がされるのが筋であったと思いますが、何故、追加議案であるのか、お伺いします。

「2」次に、知事は11月の定例記者会見で、マスコミ記者から「副知事の人数をどうしようと考えているか」と質問されて、「話は単純といえば単純で、いま2人まで副知事を置けることになっています。それは出納長が前提になっています。」と述べ単純に3人枠を条例で定めるだけとの答弁をされております。しかし、副知事1名と出納長体制が、あれだけの大再編による効率化と政令市2誌体制の中で県機能の縮小という事態の進行の中で、私は1名体制でもやれるのではないかと考えます。
そこで、
1、 何故1名でなく、2名の副知事体制であるのか、
2、 単に知事の補佐機関としての副知事でなく、トップマネイジメントとして、委任による権限と責任がもてるわけですが、何を委任されるのか、
3、 また、複数副知事の役割分担はどのようにされていくのか、
お伺いします。

「3」次に、具体的に副知事に川口正俊氏を、花森憲一氏を選任される理由についてお伺いします。

再質問

「3」 何故、二人か。
1、 確か、この副知事制度というのは、新潟県の上越市で副市長制度という試みで始まったように記憶していますが、これは、トップのマネイジメントを官僚機構から政治の側に移動する、そして、官僚がた政治からの転換という目標があったように思います。その意味で、二人の方は、いずれも能力ある方だと思いますが、官僚、職員出身であるわけですが、民間人の起用は検討対象にならなかったのか。
2、 もう1点、花森氏の選任でありますが、能力、執権があることは充分に理解しておりますが、私は、企画部長として、いま県民世論から厳しく批判を受けている「防災船・希望」の責任者であることであります。経歴を見ますと、95年に企画部企画課交通・地域政策室長、97年に総務部財政課長の部署に有り、防災船・希望の運営に少なからず関与と責任がある方であり、昨年来、解体処分を決めて、それ以降、1年をたっても、先の入札不調という形で、この問題の処分を明確に出来ていない責任者でもあります。この問題の責任者としての解決能力、というものは、今回の選任に当たってどのように、検討されたのか、お伺いします。


<第101号議案> 土木工事の請負契約について(静岡空港本体用地造成第4区)

 すでに、低価格入札については梶野議員から質問がありましたので、別の観点から、今回の追加議案と工事スケジュールについてお伺いします。
 今回の議案は、1月10日の本体部分について反対派の土地の明け渡しが法律上成立し、1月11日に国の補助金の内示があり、2月14日に入札が行なわれたとのことであります。
 そこで、
「1」 今回、追加議案という形で、急ぎの議案という形で提案されておりますが、この議案による本体工事の着工は、08年11月工事完成というスケジュールとの関係においては、どのように位置づけられるのか、お伺いします。
「2」 今回の、提案は1月10日の土地の明け渡しから発生しているとのことですが、仮に代執行が行なわれた場合には、今回の提案は、追加議案として提案されていたのか、お伺いします。
「3」 更に、代執行が行なわれていたとすると、それは、工事スケジュールにはどのような影響が出ると想定されていたのか、お伺いします。
「4」 併せて、代執行対象物件が本体工事予定地にいまだ存在しているにも関わらず、突然、2月14日に代執中止が決定されるわけです。この代執行対象物が現在も予定地内に存在していますが、この契約に基づく工事着工との関係での取り扱いはどのようになっていくのか、お伺いします。
「5」 知事に、お伺いします。2月6日未明、県庁新館正面玄関前で、空港はいらない静岡県民の会のメンバーである井上英作さんが、この追加議案を含め空港事業の中止を求め抗議の意思を表すとして、石川知事宛に抗議文を残して焼身自殺されております。知事は、この事態についてはどのように受け止めておられるのか、お伺いいたします。



2007年02月25日(日) 寒い1日

 今日は、9:00から城北後援会事務所の開設式、とても寒い朝でしたが大勢集まっていただきました。突然に浮上した城北地区へのトラック集配センター計画の「無期限凍結」を実現できた住民運動の広がりが伝わってくる集会でもありました。

 選挙の告示まで33日という切迫した事態の中で、住民が参加するまちづくり、政治の原点を思い起こしながら、決意を述べさせていただきました。応援弁士ひとりひとりの方々の発言に元気が渦巻きました。

 さて、明日は県議会、一般質問最終日、緊急の人事案件が提案されるとの事です。一体、どんな内容であるのか。それによっては、質問の準備もしなければなりません。しかし、その余裕が無いというのも実情です。

 28日は、商工労働委員会、この質問準備もしなければなりません。いやはや無茶苦茶な毎日が続きます。

 



2007年02月24日(土) 政務調査費報道と会議傍聴のズレ

 今日は、朝からサポーターに皆さんに了解を得て、来週に迫った駿府マラソン10キロの本コースを走りこみました。トレーニング不足で、とても、とても50分が切れそうもありません。とにかくあと7日間、なんとかしないといけません。

 朝日新聞、静岡新聞の政務調査費報道の見出しを見て驚いてしまいました。昨日の政務調査費検討委員会の傍聴内容について、日記に書きましたが、私の理解している経過と報道にはズレがあります。

 最後のまとめは、森委員長によって次回の議題が決められただけでした。そして、マスコミに対してはバラバラ情報が出るの問題で、委員長に一任する事が確認されています。しかし、報道では全会派、領収書付きで合意となっています。

 会派代表者会議で合意されているのか、議長の諮問にそうした事が含まれているのか、委員長が個人的見解を述べているのか、経過がよくわかりません。どちらかと言えば、公開と政治活動の自由について議論がなされていたのです。

 やはり、公開のもとで議論される事が必要であると、今日の報道を見てつくづく感じました。勿論、領収書付きがきちんと確認されているのなら、大歓迎です。そして、昨日の日記のような議論はおこらないはずです。



2007年02月23日(金) 知事、怒鳴り気味に啖呵切る

 今日の本会議は、大石哲司議員、池谷晴一議員、鳥澤富雄議員、前沢侑議員の4人の一般質問、終了後に政務調査費検討委員会の開催。大石哲司議員は「赤字の責任をどうとるのか」のメールを紹介し、大ミエを切りました。

 「その時は、自分の財産処分を検討する」と。この意気込みに合わせるのは得策でないと判断したのか、知事答弁は淡々としたもの、NHK番組をきっかけにした反対世論の盛り上がりを気にしているのかもしれません。

 池谷議員が東部地域の合併問題で、合併推進審議会の3市3町合併論を地元首長がことごとく同意していない現状に対する認識を問いただしました。「勧告しても聞いてもらえないんじゃ、しても無駄」答弁に大爆笑。

 知事が全国でいち早く合併推進審議会を設置し、民意を無視して総務省の「お先棒担ぎ」での合併強要が問題です。蒲原町、焼津市など2市2町問題含め反省が求められています。憮然とした答弁姿勢に怒りを感じました。

 鳥澤議員の多選知事の認識の問いただしに「自民党も民主党3選までといっている、4選の知事が答えても」とはぐらかしましたが、一般競争入札問題では「私のやり方でやっていく」と怒鳴り気味で啖呵を切りました。

 前沢議員は、介護保険制度の財政難を療養型病床群の削減で乗り切ろうとする政府のやり方では「介護難民」がでてしまうと、この質問には知事自身は答えず、清水港問題の方を優先しての答弁を行ないました。

 来週月曜日も一般質問です。

※※ 政務調査費検討委員傍聴
 第2回目の委員会、今日は政務調査費支給条例が作られる経過や全国の公開状況についての事務局からの報告が行なわれました。議論なく、次回日程にいくと思いきや、ある自民党議員が「市民の風」支出の中身に触れて、本来、政務調査費は会派に支給されるのが筋と一人会派に支給されていることがおかしいかのような、そして人件費支出がおかしいかのような議論の展開でした。法律を知らないようです。大会派に職員が税金で配置されているこの特権をどう考えるんでしょうか。議院内閣制と異なる大統領制度においての会派存在の矛盾、会派と個人議員の関係を整理出来ていないようです。私を、これからの委員会で参考人として呼ぶことも検討したいそうですが、臨むところです。参考人というより、自由に発言できる委員として参加したいものです。

 こうした中身議論は大いに歓迎ですが、先ずは自民党会派の個人個人の領収書の公開をしてから語って欲しいものです。結局そこは、自分たちは政党で、たかが一人会派の議員という「見下した」発想と政党活動を公開することは政治活動の自由を奪うという発送があるようです。

 で、議論がどこにいくかというと、国会議員の議員特権批判です。その気持ちはよくわかります。本来、この政務調査費は国会議員が50年前に立法事務費(60万、議論の中では65万という説明もありました)として法律制定してきたものです。今でも領収書無しです。文書交通費100万の同様です。秘書人件費、交通費、議員宿舎、政党助成金など特権はいっぱいあります。そうしたことも含めて、地方から政治を変えていくという観点に立てば、国会議員問題も今回の政務調査費の検討の議論に大いに活用できます。

 それにしても、この4年間に何故、こうした議論をやってこなかったのか、そのことをどう考えているのでしょうか。今日の議論でいくと、公開までまだまだ時間がかかりそうです。



2007年02月22日(木) 知事、ナガーイ答弁を慎む

 今日の一般質問は、篠原 太議員が、地方税一元化構想など、谷 卓宜議員が、障害者自立支援法の施行と小規模作業所への対応など、高田泰久議員が、地球温暖化対策など、 多家一彦議員が、沼津駅周辺総合整備事業などでした。

 きのうまでのナガーイ知事答弁は、篠原議員の「見識とやさしさ」のある知事個人の意見をと求めた質問ぐらいだったでしょうか。どうしてあんなに持論を喋り捲るのか、レベルの高い答弁も稀にありますが、ウンザリする事が多々あります。

 4人の質問者であったため議会は3時過ぎに終わりました。議員たちは、選挙準備か、あっという間に県庁から姿が消えます。私は、今日の夕方、労働団体との意見交換、県民の会の会合に向けての資料作りに追われました。

 今日のある会社での朝礼挨拶、ちょっとうまくいきませんでした。会社の業種や集まっている方々の問題意識など、短い時間に、どう自分の主張を理解してもらえるか、政治家は言葉が命、といいますが厳しい自己査定が必要です。

 勿論、努力はしています。

※※ 明日の一般質問

質問順序 1
質問者 大石哲司

1 富士山静岡空港について
(1)路線就航の見通し
(2)リージョナル航空事業
(3)ターミナルビル
2 富士山静岡空港へのアクセス整備について
(1)アクセス道路の進捗状況
(2)新幹線新駅の実現
3 ソウル事務所の設置目的と体制について


質問順序 2
質問者 池谷晴一

1 県東部・北駿地区の市町合併について
2 F1日本グランプリについて
(1)交通対策
  ア 道路整備
  イ JR御殿場線の利便性向上
(2)世界に発信する地域振興策
3 公共交通施策と都市計画制度について
4 富士山の火山防災対策について
5 富士箱根伊豆交流圏への外国人観光客誘致について
6 これからのまちづくりについて
(1)都市計画法の運用
(2)市街化調整区域の持続的発展
7 ハンセン病に係る施策について
8 教育行政について
(1)学校部活動の活性化
(2)学校評議員制度
(3)生涯学習の推進施策


質問順序 3
質問者 鳥澤富雄

1 マニフェストについて
 o 地方議員、会派のローカルマニフェスト
2 富士の白雪のように清潔で公平公正な静岡をつくることについて
(1)監査の充実
(2)知事の多選制限
(3)入札制度の適正化
(4)県職員、教職員の倫理の確立と服務の厳正化
  ア 職員の免職処分
  イ 教職員の意識の徹底と児童生徒の心のケア
3 健康で安心して暮らせる医療・介護体制をつくることについて
(1)がん撲滅対策
(2)東部ドクターヘリ運航の充実
(3)医師不足の解消
4 環境に優しい循環型社会の構築について
(1)地球温暖化対策
(2)買い物のレジ袋の削減
(3)燃料電池で環境の世紀をリードする静岡の創造
5 まき網漁業と一本釣り漁業との調整について
(1)関係団体からの意見、要望に対する措置
(2)円満な漁業調整
6 伊豆スカイラインの料金無料化について

質問順序 4
質問者 前沢 侑

1 療養病床の再編成について
2 耕地の確保に向けた基盤整備の推進について
3 県内港湾の整備について
(1)清水港の民間能力の活用
(2)御前崎港の整備見通し
4 人口減少時代におけるまちづくりについて
(1)都市計画法における大規模集客施設の立地
(2)商業の振興
5 環境に配慮した建築物の整備について
6 青少年の奉仕・ボランティア活動について









2007年02月21日(水) 知事、今年度予算編成は花マルと答弁

 今日の代表質問は共産党の花井征二議員、一般質問は、小野登志子議員、岩瀬護議員、小楠和男議員の4人、何と言っても花井議員の再質問での知事答弁がいつもながら緊張感があって、非常に面白い、です。

 花井議員の質問は10項目37項目の膨大なものでひとつひとつチェックしたいくらいですが、知事の政治姿勢を憲法、格差、清治と金、財政と組織の観点から厳しく批判的に質問をしました。

 これに対する答弁が「共産党県議団からも予算要望を受けているが、見比べていたただければ、ゆうゆうに優をいただける」、花井議員「全てダメといっているわけではない、しかし優はつけられるものではない」。

 知事が応酬して「これから議会で審査してもらえれば、花マル」といういきさつ。更に、花井議員が空港問題で、NHKのアンケート結果と赤字の場合は責任の取り方を質問。ここをどう答えるか、注目しました。

 知事は「県の世論調査では3分の2が前向き、質問趣旨がわからない、政策の失敗への責任と理解するが、在任中であれば辞職、そうでなければ次の選挙でリスクとして当選しない、退職したあとなら歴史的評価が下がる」。

 花井議員、再質問で「ターミナルビルの発注が最後のチャンス」。知事はいつもの「4度の知事選挙で公約として掲げているし、県議会でも圧倒的多数に支持されている」。花井議員「知事は逃げている」で時間切れでした。

 世論は、この責任問題にきわめて敏感で、ここまで来ると作らざるをえないが、赤字だったら、知事は資産を、少なくも退職金は貰わず、赤字補填をしろ、というものです。これをどういう形で条例化できるのか、です。

 私は、公職にあるものの議会での「虚偽答弁」、あるいは、赤字と分かっていた上での投資を「背任」という法律違反で特別職や官僚を裁けないのか、という問題意識です。日本では、まだ条例化されていません。

 他の方々の質問も紹介したいのですが、私の時間切れです。

※※ 一般質問

質問順序 1
質問者 篠原 太

1 本県のあり方について
(1)将来の本県の姿
(2)都市と農山村の格差
2 新たな村づくりの推進について
3 地方税一元化構想について
4 富士山の世界文化遺産登録について
5 水資源の確保に向けた森林の整備について
6 子供の特性を生かす養護学校教育と自己実現について


質問順序 2
質問者 谷 卓宜

1 県民暮らし満足度日本一と県民意識について
2 非正規雇用者等の現状と雇用対策について
3 障害者自立支援法の施行と小規模作業所への対応について
4 清水海岸の侵食対策について
5 松くい虫の被害対策について
6 教育行政について
(1)通学合宿と地域教育のあり方
(2)学校における防災教育


質問順序 3
質問者 高田泰久

1 地球温暖化対策について
(1)グリーン電力証書
(2)公用車における取り組み
2 産業廃棄物の不法投棄対策について
3 障害のある方の雇用促進について
4 産業活力日本一を目指した県土づくりについて
5 消防団の維持、補強について
(1)消防団装備の充実強化
(2)消防団員の確保と事業所の協力


質問順序 4
質問者 多家一彦

1 沼津駅周辺総合整備事業について
2 東部地域コンベンションビューローの立ち上げについて
3 2007年ユニバーサル技能五輪国際大会について
4 再チャレンジ可能な社会の実現について
5 交流、定住の促進による地域の活性化について
6 生活習慣病対策について
7 県立静岡がんセンターの今後の運営について





2007年02月20日(火) 知事、障害者自立支援法を語る

 今日の代表質問は、公明党の滝田光男議員、ken-minの松井三郎議員の2人。滝田議員は、7期28年の任期を務め勇退、新人候補に席を譲るということで、最後の質問でした。知事答弁で注目は、格差社会に対する考えと障害者自立支援法での答弁。

 格差社会の是正の立場での質問に、安倍政権と同じ立場と経済成長による「再配分できる富の拡大論」を展開しました。地球温暖化への対応という中で、成長をどう捉えるか、成長の最適点はどこか、という奥の深い話しはありませんでした。

 知事の障害者自立支援法についての答弁は「このたびの国の補正によると」と、昨年、県内の障害者団体が何度も「県としての激変緩和策」を求めたにもかかわらず、一切その姿勢を見せなかった、事への反省はまったくなし。むっとしました。

 松井議員は、はりきって緊張して早口になったとご自分でも言っていましたが、持ち時間を余らせての再質問でした。大統領制の地方議会において議員内閣制のような与党、野党ではない、首長と緊張関係を持てる議会について質問しました。

 知事の答弁は、なんかすっきりしない答弁で、松井議員も困っていました。教育長に、教育再生会議の教育委員会の中央集権的再編論について質問。教育長は、再生会議の議論は一部の実態しか見ていないと、明確な批判を展開しました。

※※ 明日の代表・一般質問

質問順序 1
質問者 花井征二

1 知事の政治姿勢について
(1)憲法改悪の動きと日米同盟強化が本県に及ぼす影響
(2)貧困化と格差拡大についての認識と対応
(3)政治と金の問題
(4)財政及び組織のあり方
2 LRTの推進について
3 静岡空港について
(1)NHKのアンケート結果と赤字になった場合の責任のとり方
(2)リージョナル航空会社のための飛行機購入
(3)空港ターミナルビル発注についての透明性確保
4 浜岡原発について
(1)安全性確保に向けた体制整備
(2)プルサーマル計画の危険性
(3)安全協定の改定
5 福祉行政について
(1)生活保護行政
(2)健康保険行政
  ア 国民健康保険制度への対応
  イ 後期高齢者医療制度への対応
(3)障害者自立支援法
(4)介護保険法改定後の影響
(5)地域医療の充実
  ア 産科・小児科の確保
  イ 医師不足対策
  ウ 看護師確保対策
(6)こどもの医療費助成の拡充
6 商工行政について
(1)商工予算のあり方
(2)大型店問題
7 雇用対策について
(1)部の再編に伴う雇用労働問題
(2)雇用形態別実態調査
(3)誘致企業への対応
(4)指定管理者制度の受託事業所の雇用実態
8 農業行政について
 o 多様な担い手への支援
9 建設行政について
(1)入札契約のあり方
  ア 指名競争入札廃止への本県の取り組み
  イ 談合摘発逃れについての対応策
(2)港湾のあり方
  ア 駿河湾構想における御前崎港
  イ 港湾建設事業の入札
  ウ 清水港日の出埠頭の早期全面開放
  エ 清水港に寄港する米軍艦船の入港許可
10 教育行政について
(1)教育再生会議の提言への所見
  ア 学力
  イ いじめ
(2)少人数学級
(3)清水への養護学校設置への取り組み


質問順序 2
質問者 小野登志子

1 伊豆半島地域の光ファイバー整備について
2 子育て支援について
(1)放課後児童対策
(2)乳幼児を抱えた母親への支援
3 認知症高齢者対策について
4 熟練技能の継承について
5 伊豆の国市北部地域の道路整備について
6 狩野川中流域の治水対策について
7 文化財の保存と活用について
8 伊豆観光誘客の仕掛けづくりについて


質問順序 3
質問者 岩瀬 護

1 地震防災対策について
(1)地震予知に対する現状認識
(2)防災訓練のあり方
(3)機能する自主防災組織
(4)発災後の輸血用血液の確保
(5)耐震改修促進計画の推進
(6)ハイテクを活用した消防力強化
2 指定管理者制度について
(1)県の制度利用と今後の方向づけ
(2)市町の制度運用の状況
3 共生・共育のあり方について


質問順序 4
質問者 小楠和男

1 家庭にかかわる諸課題について
(1)家庭のあり方と親教育
(2)しつけの静岡方式
(3)児童虐待
2 児童生徒にかかわる諸課題について
(1)コミュニケーション能力を高める取り組み
(2)体力の向上対策
(3)不就学者に対する取り組み
3 フリーター、ニートへの就業対策について
4 青少年の飲酒、喫煙防止について
5 青少年にかかわる部局の一元化について




2007年02月19日(月) 知事、空港運営に着陸料、搭乗率、観光客交付金を明言

 今日から任期の最後の代表質問、自民党が中谷多加ニ議員、平成21が岡本護議員がバッターでした。この二人の議員の空港に関連する質問で中谷議員の時にさらりと、そして、岡本議員の時には大胆な答弁を行ないました。

 16日のNHKの空港に関する公開討論番組で(私はまだ見ていないのですが)「グランシップの赤字は8億円、空港は5億円、大したことはない」と知事が発言し、厳しい反発の質問があったとのことです。

 5億2000万の運営費の収入の大半は着陸料で4億9000万です。今日の答弁で「限定的ではあるが、路線・便数を確保するために着陸料、搭乗率、観光客への補助を行なう考えである」を明言しました。

 着陸料は国土交通省の指導で、地方空港の大半が規程の3分の2にしていますが、佐賀県が3分の1にしています。着陸料の減免の意味は佐賀県のようにするという意味です。収入の4億9000万は、半分の2億4500万になります。

 搭乗率補償、赤字ラインは搭乗率60%、400席の大型で240席がそのラインとなり、239人のとき一人分の片道運賃を航空会社に支払うという意味です。静岡空港は、千歳、福岡、鹿児島、那覇に飛びます。

 神戸空港や福島空港の実績を基に、単純計算が出来ます。観光客に空港を利用し1拍した団体に3000円の交付金を出しているのが佐賀県、これも実績でどれ位かが計算できます。石川県も出しています。

 昨年の6月議会で、これらの総額は20億円と推定されるがと質問、「松谷議員の想定」と答弁をしませんでした。今日の知事の答弁は、まさにその具体的な赤字補填に踏み込む意思を明確にしたことになります。

 反対派としては、この発言はみのがすことはできません。住民グループは23日に知事室に抗議に訪れる予定とのことです。NHKの調査で利用しないが78%が明らかになっていますが、改めて空港とは何か、世論の再燃です。

※※ 明日の代表質問

質問順序 1
質問者 滝田光男

1 知事の時代認識について
(1)格差社会
(2)少子・高齢社会
2 平成19年度当初予算について
3 富士山静岡空港の利便性向上について
4 国民文化祭への取り組みについて
5 健全な水循環の確保について
6 環境問題への取り組みについて
(1)地球温暖化対策の推進
(2)環境教育の推進
7 障害者自立支援法の円滑な運用について
8 2007年問題における技術専門校の活用について
9 農林水産物の輸出促進について
10 公共工事の入札契約制度について
11 県営住宅の整備推進について
12 県がん診療連携拠点病院としての役割について
13 読書県しずおかづくりの推進について
14 交通事故防止対策について


質問順序 2
質問者 松井三郎

1 今後の県行政の役割について
2 住民自治の確立について
(1)住民参加の促進
(2)NPOの育成と支援
(3)議会制度
3 市町の財政状況について
4 天竜浜名湖鉄道へのDMVの導入について
5 富士山静岡空港へのアクセスについて
(1)シャトルバスの運行
(2)国道473号バイパスの整備
6 富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みについて
7 医療問題について
(1)医師の確保対策
(2)中東遠地域の自治体病院のあり方
8 健康で文化的な生活の確保について
(1)生活保護制度のあり方
(2)高齢者に対する新たなリバース・モーゲージ制度の創設
9 南アルプスの高山植物の保護対策について
(1)条例の制定
(2)シカの食害対策
10 茶産業の振興における世界緑茶協会の果たす役割について
11 今後の農村対策について
12 教育再生会議の第1次報告について
(1)教育委員会の対応
(2)基本的考え方並びに4つの緊急対応





2007年02月18日(日) 雨があがりました、スゴイ!

 朝起きたときには、とてもやみそうに無い雨の音。いやー困った、どうなるやら。携帯に事務局長から「今日は事務所でやる?」、「ともかく両面対応でお願いします」。すぐさま、事務所へ。

 中でできるかどうか、検討をはじめましたが無理との結論に至り、予定通り外でやることに。そうすると、不思議にも雨が小ぶりになり始め、そして、9:00には空のかなたに明るい日差しが見え始めるではありませんか。ヤッター、スゴイ!

 後援会の事務所開き、本当に心のこもった応援の弁や老若男女の顔ぶれでこれからの告示までの後援活動の集中、十分な展開ができる確信を得る事ができました。
私自身の発言についても「よかった」というご意見を頂きました。

 明日からは、代表質問。知事提案の予算審議が始まります。気合を入れて臨みたいと思います。

※※ 明日の代表質問
 
質問順序 1
質問者 中谷多加二

1 県政運営について
(1)新時代にふさわしい県土づくり
(2)県民暮らし満足度日本一の実現に向けた取り組み
(3)平成19年度当初予算
2 富士山静岡空港について
(1)路線・便数確保に向けた取り組み
(2)基本施設の管理方針
3 空港の開港を見据えた取り組みについて
(1)アジア地域との交流戦略
(2)開港を盛り上げる2009年の仕掛け
(3)国内遠隔地からの観光誘客
4 林業・木材産業の再生に向けた戦略について
5 ファルマバレープロジェクトの第2次戦略計画について
6 競争力のあるものづくり産業の振興について
7 農業・農村の振興について
8 浜松市への道路管理の移譲について
9 本県の住生活基本計画について
10 工業用水道事業の役割と健全経営について
11 教育基本法改正後の教育のあり方について
(1)学校教育の方向性
(2)特別支援教育の推進
12 静岡県警察治安再生プログラムについて


質問順序 2
質問者 岡本 護

1 将来を見据えた県政運営について
(1)今後の県のあり方
(2)本県の今後の財政運営
2 新しい時代にふさわしい社会づくりについて
(1)多文化共生社会
(2)男女共同参画社会
3 富士山静岡空港の収支見通しについて
4 森の力再生事業について
5 医療政策について
(1)医師確保対策
(2)県立3病院の地方独立行政法人化
6 非正規雇用者の雇用安定化について
7 既存企業の定着対策について
8 ユニバーサル園芸の推進について
9 公共土木施設の維持管理について
10 豊かでたくましい心身をはぐくむ教育について
11 安全・安心なまちづくりについて


 



2007年02月17日(土) 明日は事務所開き

 今日は、朝の訪問活動で自転車で来て下さいね、と言われていたのにバイクで出かけてしまい、午後は2つの市民集会できちんと最後まで話しを聞かなければいけないのに部分的参加で、政治にかかわる人間の「傲慢さ」を再認識させられました。

 夜は、障害児を抱えるお父さん達の集まりと瀬名地区の県政報告会の2つを掛け持ちました。お父さんたちとは、もっと、じっくり話しを聞く機会をと思います。障害者自立支援法の廃止に向けた息の長い取り組みが必要です。

 瀬名地区では、女性のしなやかさとパワーを実感しました。ドーム型会場がとてもしっくりと来て、話を聞きに来て下さった方々との一体感が心地よい報告会となりました。元気が湧いてきます。ケーキとコーヒーがとにかく美味しかった!

 明日は、事務所開き。雨があがるといいな、という想いです。

※※ 昨日の「郵便局の窓口」に日記に対して、国際郵便についての難しさについてのご指摘を頂きました。もう少し、調べて発言をしないといけませんね。



2007年02月16日(金) 郵便局の窓口

 ドミニカのJICAに送った航空便の荷物が1ヶ月たっても届かない、娘からのSOSで中央郵便局にしばし寄りました。郵便窓口には2人の女性職員が沢山ある郵便物の処理に追われていました。

 「あのう、ドミニカに送った郵便物がまだ届いていないので調べて欲しいのですが」。どうすればいいのかなと戸惑っている職員に隣の職員が「その画面で確認できるよ」とアドバイス。

 パソコンを見て、返って来た言葉が「1月10日に日本を出ています。その事は確認できました」「いや、それはわかっています。向こうに届いていないのでどこに止まっているのか調べて欲しいのです」。

 後ろに座っている男性の上司にどう対応したらいいか、聞きに行きました。戻って「向こうの相手先に問い合わせてください」。「相手といっても、スペイン語ですよ」「だって、届け先には日本語のわかる人はいないんですか」。

 「そこに届いていないから、問い合わせて欲しいとお願いしています」「向こうの郵便局に問合せて下さい」「????」。ちょっと、むっとしてしてしまいました。「航空便で届けてくださいとあなた方に委託しているんですよ、こちらは」。

 再び、男性上司の所に戻った職員が1枚の書類を持って来てここに書きこんでください、とドミニカの郵便局住所書きこみ欄を示されました。「こんなのわかりませんよ」。再度、上司に。やっと届け先住所と名前、荷物の中身欄を示されました。

 書きこんで「いつ頃わかりますか?」「1ヶ月ぐらいかかります」「1周間とか10日とかでわからないんですか?」「わかりましたらとにかく連絡します」。中央郵便局のこの窓口の実体はどう理解すればいいんでしょうか。



2007年02月15日(木) 沢山の子育てヤングママの中で

 朝の街頭演説は、予定していた静岡駅南口には民主党の奥川さんが陣取っており、急遽の新静岡センター前に変更。サポーターの皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました。終了後に、大葉ナナコさんの子育て講演会に出かけました。

 Ami助産院の近藤さんから「松谷さんは、父親の子育て草分けの人、この分野でもしっかりと仕事をして欲しい」とお誘いを受けていました。会場のアイセルには200名近いヤングママ、そして遊んだり、泣いたりの赤ん坊、久しぶりの光景でした。

 大葉さんは、1965年生まれ、19歳を筆頭に一番の下のお子さんが5歳、5人の母親であると同時にバースコーディネーター、バースセンス研究所の代表取締役というう肩書きの持ち主。モットー−が「縁がないところには縁は生まれない」。

 話しはすこぶる面白く、私達世代との違いを認識しながら、今の子育て30代世代に、マニュアルっぽさも出しながら、出産=命を生むことの意味を根源的に問いかけ、一方で子供を産まない、産めない人たちへの配慮も忘れていません。

 「育児の体験がキャリアとなりうる時代の到来」と子育ての意味を少子化時代にあわせて意味付けをされています。「子育ての楽しさを女性に独占させることはない」をモットーとする私ですが、大葉さんの言葉は実は、男性にも通用します。

 自分自身の子育て参加を振り返るチャンスを貰った感じで、気分がスーットして何でも出来そうな気分になりました。不思議な感覚です。大葉さんの話しが、生きるという事の意味を問い続けているからだと思いますが、子育てパパにも聞いて欲しかった講演会でした。

 
 

 



2007年02月14日(水) バレンタインデーにいろいろありました。

 新静岡センター前で街頭演説でしたが雨で中止、打合せをしているうちに、本会議がはじまる10:30になってしまいギリギリ会議場に駆けこみ。14:20まで予算案の部長説明。市議会は議案説明に質問が出来るのですが、県議会は聞くだけ。

 昼休みに、図書館で新聞を読むと、何と「本体部分の代執行は中止」の朝日、読売新聞報道。私のほだ木2本がまだオオタカの家があった場所にあるはずなのに。バレンタインデーの今日が撤去期限。誰が撤去したのか?

 どうも、2本のほだ木は、最初の位置から移動しているので代執行の対象にならない、という理屈にもならない理由での決定のようです。井上英作さんの抗議自殺をきっかけに、今後の反対運動の再燃に怖れをなしているようにも見えます。
 
 14:35からは知事の所信表明、1時間ぶっ続けの棒読み。途中、タイでの航空業界が静岡空港に積極的発言に「需要があればの条件がついていますよ」、医師不足への対応を語るので「病院の独立行政法人化でなくても出来るじゃないですか」。

 そして、静岡空港のところでは「井上さんの死の抗議にコメントすべきではなですか」とヤジ。普通なら、共産党議員からもヤジが飛ぶのですが、今日は私だけ。この所信表明、問題がいくつもあります。これは後日に触れます。

 本会議終了後に、政務調査費の検討委員会。市民グループ、傍聴を求めるも許可されず、マスコミも頭どりだけ。私は、選挙区等特別委員会での前例があり、傍聴が許されました。外では、マスコミと県民が待機。

 政務調査費の透明性が問題になって検討委員会が設置されているにもかかわらず、非公開という不透明な運営になってる県議会。結局、今日は委員長と席順と23日の再開、12月に結論と言うスケジュールを決めただけ。何か、おかしい。
 



2007年02月13日(火) 政務調査費、委員会傍聴の申入れ

 今日は、本通りと昭和通りの交差点での街頭演説で、はじめての参加のサポーターの方もいらっしゃり、チラシを受け取って下さった方の中には「夫も応援している」と声かけもあったりで、楽しくやらせていただきました。

 訪問活動の中に水産関係の会社がありましたが、挨拶の場所が現場だったので、とにかく大声でと声が枯れてしまいました。むずかしいですね、あのような場での説得力ある話しというのは。研究が必要です。

 夕方は、下記の市民グループの申入れの件で県議会議長室に同行しました。検討委員会でのどんな審議がなされるのか、市民グループのみならず、多くの県民が大いに関心を持たざるを得ません。傍聴了承の方向でいってもらいたいものです。

※※
静岡県議会議長 芦川清司様                2007年2月13日
政務調査費に関わる検討委員会の傍聴を求める要望書
                      県政ウォッチングの会
                        (代表 入江とし子)
                      政策ネット・虹と緑・静岡県
                        (代表 松谷 清)
                    連絡先 
                    静岡市葵区鷹匠3-3-1 地球ハウス内
                        
 議員特権を問いなおそうとする世論が広がり始めています。県政ウォッチングの会は、03年、04年、05年と毎年、県議会の政務調査費の領収書付き公開と議長の監査を求める申入れを行ってまいりました。その都度、議長から「検討してみたい」のお返事を頂いております。しかし、各会派代表者会議で「会派に持ちかえって検討する」という結論のまま、既に3年の月日が経ってしまいました。なかなか改善措置がとられないことに政治不信を強めております。

 こうした中で、私どもは、全国の市民派議員グループが呼びかけた「なくそう!議員特権 つながろう!みどり・共生・平和の市民派議員」に応えて、「政策ネット・虹と緑・静岡県(代表 松谷 清 静岡県議会議員)」と連携して、静岡県内の議員特権ワーストコンテストを2月3日に開催しました。日詰一幸静岡大学教授を審査委員長に審査を行い、『4年間16億8480万円が領収証の添付なく支出されている静岡県議会の政務調査費』が静岡県議員特権ワースト1に選ばれました。これを踏まえ、全国コンテストに応募した所、2月9日の全国ワーストコンテストにおいて、静岡県議会の政務調査費問題はワースト5に選ばれています。

 こうした動きの中で、2月7日の議会運営員会において、県議会政務調査費に関わる検討委員会設置要綱が確定したとのこと、しかし一方で、結論は選挙後であることなどを報道で知ることができました。県政に関心を持つ私どもとしましては、検討委員会での議論の内容については極めて高い関心を持たざるを得ません。情報公開の時代です。以下の申入れを前向きに検討下さるよう要望いたします。


1、 検討委員会の審議を県民が傍聴できるようにすること
2、 03年、04年、05年の政務調査費について、議長監査を行うこと
以上



2007年02月12日(月) おでんフェスタ

 10日から12日まで開催された「おでんフェスタ」に訪問活動の休憩を兼ねて行って来ました。とにかく暖かい冬、おでんの売れ行きは大丈夫かなと、心配しましたが、おいしいお店には行列ができていました。

 とにかく食べて見ないと、とすいているお店を狙って購入しました。誰か知っている人がひとりくらいはいるのではないかと見渡しましたが、誰もおらず、ただただ、おでんを食べて帰ってきました。

 富士宮やきそばにまで到達できるのか、これからが楽しみと言うところでしょうか。富士宮の場合、商店街・民のボランティア的活動が基本になっていますが、結局は「体を動かす人」がいないことには、と思います。

 キリンビールのCMで広がっている静岡おでん、おでん店の横のネットワークによる民の活動と消費者の後押しがつながっていくことを期待したいですね。


 



2007年02月11日(日) 制限表面区域の収用予算

 07年度予算が2月7日議会運営委員会で公表され、昨日は各新聞社で財政分析が行われています。全体の批判については、本会議など含め順次この日記上においても批判を展開するとして、今日は制限表面区域の収用予算について紹介します。

 昨年の12月議会同様に収用予算は土木部公共用地室分1億1500万、空港部分2億2500万の計3億4000万が計上されています。その内訳は

土木部公共用地室
 履行催促文書の送達   167万7000円
 伐採工事      1億1084万5000円
 費用徴収等       247万8000円
 計         1億1500万

空港部分
 安全施設費       1040万
 現地本部設営      3740万
 警備業務      1億 4300万
 測量委託事業      1300万
 事務費         2120万
 計         2億 2500万
 
 反対派として、本体部分との関係で自主撤去方針になるのか、非暴力行動としての抵抗運動方針になるのか、もっと違った形の方針提起になるのか、井上英作さんの焼身自殺があっただけに、かなりの激論が予測されます。

 因みに、本体部分で私が保有する「ほだ木」は2月14日の撤去期限まではあの場に置かれています。1999年に浜松の河川改修で代執行令がだされていますが、直後に自主撤去されています。今後どうするか、検討中です。

 尚、反対派は、14日13:30に石川知事への抗議行動を予定しています。その際に、井上英作さんの抗議文も手渡す予定になっています。火曜日にスケジュール調整しなければなりません。



2007年02月10日(土) 議員特権キャンペーンのマスコミ報道

 昨日のなくそう!議員特権キャンペーンに関するマスコミ報道を追ってみました。朝日新聞が一番多く誌面を割いて報道、1面に全都道府県、政令市、主要市119議会の交付額と公開状況の調査結果、そして社会面に昨日のコンテスト報道です。

 中日新聞が社会面に静岡県議会ワースト5も含め報道、読売新聞が社会面で囲み記事、隣に「議員OB会補助金」記事、毎日新聞が事件・話題欄に記事が載せられています。産経、静岡、日経新聞には記事は見当たりませんでした。因みに見だしは

朝日新聞−政調費、全面公開3割 地方119議会本社調査 非公開は過半数 あいまい政調費改革中 議会、重い腰上げる 「特権」最悪は都議会

中日新聞−議員特権 都議会ワースト大賞 「非常識」コンテスト 静岡県議会も5位

読売新聞−ワースト議員特権 都議会に大賞 

毎日新聞−議員特権コンテスト ワースト1 東京都議会

 静岡県議会では、14日の本会議の終了後に第1回検討委員会を開催します。私の傍聴は選挙区等特別委員会の例に鑑みて許可されるようですが、県民はどうなるんでしょうか。「県政ウオッチングの会」としては傍聴要請行動を計画中とか。

 厳しく、委員会議論を監視する必要があります。マスコミの取材をどうするかも大きな問題です。

   


 



2007年02月09日(金) 堂々の議員特権!ワースト5静岡県議会

 なくそう!議員特権キャンペーン2007の全国ワーストコンテストが東京、日本教育会館で開催され、静岡県の政務調査費16億8480万円の領収書添付なし使途不明金が同道のワースト5に選ばれました。おーやっぱり!

 会場到着が18:50くらいでしたが、既に永六輔さんのお話は終わっていて、さっそくノミネートされた9つの議員特権の説明と投票が行われました。参加者は150名ほどでしょうか、マスコミ関係者が30名ほど参加していました。

 それにしてもマスコミ取材がスゴイ!審査委員は佐賀大学の畑山敏夫教授や川田龍平さんら5人で一人の配分自由の持点20点、参加者に1点という形です。参加者それぞれの想いが込められた選択です。

 一位−東京都議会の領収書添付なし政務調査費60万円に54点、二位−横浜市議会の一期目60万、2期目120万という海外視察費に45点、三位−埼玉県議会の買春疑惑のベトナム・タイ視察に39点、4位−兵庫県議会の政務調査費でマイカーローンに23点そして五位ー静岡県議会の16億8480万円の政務調査費使途不明に22点。

 ワースト1には、大賞の表彰状、掛け軸が贈呈されるとのこと、近々キャンペーン実行委員会の代表が直接届けるとのことです。全国市議会議長会に議員表彰制度の廃止を求める申入れ、集会アピールが採択されました。

 静岡県のワースト5については来週にも記者クラブと議長に報告したいと考えています。



2007年02月08日(木) 海野とおるさんの事務所開所式

 今日の街頭演説は、羽高団地前、サポーターの皆さんも参加していただきましたが、暖冬とはいえ、やや寒めの日でした。一時間の演説ですが、筋道を立てないとなかなかしゃべる事は出来ません。政治家の言葉の大切さを実感します。

 演説後は、静岡県民百年会議の皆さんと県議会選挙に関する懇談、様々なテーマでの意見交換が行われました。10:00からは、市長候補の海野とおるさんの事務所開き、ご案内を頂いておりましたので参加しました。

 選挙投票日二ヶ月前という時期を選んでの開所式、参議院選挙や県知事選挙での面々と久しぶりの出会いもありましたが、保守系の方々の顔ぶれももあり幅広い支持層を意識しての戦略を感じました。

 訪問活動の後は、井上英作さんのお通夜、密葬とのことで、ご親族の方々だけでとりおこなわれました。井上さんの霊に対する鎮魂はどのような形で行われるのが、いいのか、井上さんの顔が頭の中を渦巻きます。

 明日は、毎週金曜日に街頭署名を集めている百年会議の女性グループは、個人個人の想いを知事室に届けたいとしています。井上さんの死は、多くの人たちの心の中に静かな衝撃を与えはじめているようです。

 



2007年02月07日(水) エコハウス環境学習会

 今日の街頭演説は流通センター、サポーターも4名も朝早くからお付き合いをしていただきました。井上英作さんの焼身自殺についても触れました。毎日新聞が実名報道でかなり詳しく追っています。

 議会運営委員会が10:30から開催、遅れて参加しましたが政務調査費の検討委員会設置は合意されたとのことです。控室に向かう途中で空港部長に鉢合わせ、何かいおうかとも思いましたが、沈黙を守りました。

 一昨日、竜南で環境系市民団体・個人の拠点となっているエコハウス主催の勉強会が開催されました。講師は県立大学の小澤徳太郎さん、いつ聞いても刺激にうけるお話です。スウェーデン大使館科学技術部にいらっしゃる頃からの知人です。

 「「福祉国家」という人間を大切にする社会のあり方は20世紀的で、21世紀には人も環境も 大切にする「緑の福祉国家(生態学的に持続可能な社会)」に転換しなければならない」と主張されます。

 詳しくは、下記のホームページにて閲覧できます。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~backcast/prof.htm



2007年02月06日(火) 抗議の焼身自殺

 今日の未明、空港はいらない静岡県民の会のメンバーであった井上英作さんが県庁新館前で以下の抗議文を残して焼身自殺されました。何故、このような死の抗議にいたったのか、痛恨の極みです。

 空港反対運動が強制収用を迎え大きな転換点に立っている状況下で、今後の反対運動の展開をどのようにすすめるか七転八倒している最中、自らの死でこの局面を変えようとした井上英作さん。

 その胸中を思い巡らすこともその死をくい止めることができなかった私自身の力不足を嘆くと同時に彼が死を賭して訴えた静岡空港反対の想いを無駄にすることなく闘いつづけることを誓いたいと思います。

 井上さん、安らかにお眠りください。

※※ 抗議文

石川嘉延に物申す
貴様は、静岡県民の意思に反して静岡空港建設を推し進め、
今は、農民から無理やり、権力を使って土地を取り上げ、
又、反対する多くの支援者を無視して、力ずくで排除し、
何の必要も無い、永久に税金を無駄遣いする空港を、
嘘八百並べ立てて、さも役にたつ空港であるかのように偽装し、
県民を騙し、
犯罪者となんら変わらないゼネコンを使い、癒着し、県民に百年の禍根を残すその所業は許しがたい。

よって、我が命を捨ててその悪行を糾弾する。

静岡県民 井上英作

今、地球は危機的な状況にあり、このような環境破壊に金を使うべきではなく、間近に迫っている温暖化への対策に金を使うべきなのだ。

地球市民 井上英作

※※ 空港はいらない県民の会の声明

 一身を持って空港建設に抗議し、自らの命を絶った、井上英作君の訃報は痛恨の極みであり、この怒りを言葉にすることはできない。
 知事石川嘉延に宛てた井上君の抗議書には「県民に百年の禍根を残すその所業は赦しがたい」とあるとおり空港事業に未来はなく、県民の利益と相反するものである。
 この真理にたって、井上君は、県民の会事務局員として重責を担い、また立木を所有し、山林の共有地権者となって闘いを続けてきた。
 だが、今はもう彼はここにいない。彼をして、ここまでの思いを至らしめた理由は明白である。われわれは井上君の意志を受け継ぎ、あくまでも空港廃港を実現するまで闘うことを誓う。



2007年02月05日(月) 1勝1敗の選挙戦結果

 与党にとって、愛知県知事選挙は辛勝、北九州市長選挙は敗北、1勝1敗、柳沢厚生労働大臣は続投、と不安定要因を抱え込んだまま現状維持の選択をしたとのことです。果たして、このまま乗り切れるのでしょうか。

 「女性は産む機械」発言に対する批判の声を女性だけでなく男性問題としても根源的な批判的視点を持ってと考えていたら、日本女性学会による、柳澤大臣発言に関する意見書が公表されました。参考になります。

 今日は、羽鳥橋で街頭演説、会社での朝礼あいさつがあり、7:00くらいからはじめ7:45に終わりましたが、さすがに早すぎた感じで車の量も少なめでした。それでも、訪問活動で「今日、はじめて街頭演説を見た」と言う人がありました。

 早い時間の効用でしたが、議会報告ニュースの配布を手伝ってくれるボランティアメンバーとの連絡が十分でなかったため、せっかく来ていただいたのに配布時間が短くご迷惑をかけてしまいました。反省です。

※※
2007年2月2日
日本女性学会第14期幹事会および会員有志

柳沢伯夫厚生労働大臣が2007年1月27日、松江市で開かれた集会で、女性を子どもを産む機械に例え、「一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言をしていたことが明らかになりました。

 これは、子育て支援を司る行政の長としてまことに不適切であり、即刻辞任されるよう強く求めます。

 大臣の発言には、以下のような問題があると、私たちは考えます。
第一に、人間をモノにたとえることは、人権感覚の欠如と言えます。

第二に、女性を産む機械(産む道具)としてみることは、女性蔑視・女性差別の発想だと言えます。また、この観点は、優生学的見地に容易につながる危険性をもっているという意味でも問題です。

第三に、女性(人)が子どもを産むように、国(国家権力、政治家)が求めてもよいというのは、誤った認識です。産む・産まないの決定は、個々の女性(当事者各人)の権利であるという認識(リプロダクティブ・ヘルス・ライツ理解)が欠如しています。リプロダクティブ・ヘルス・ライツの考え方は、カップル及び個人が子どもを産むか産まないか、産むならいつ、何人産むかなどを自分で決めることができること、そのための情報と手段を得ることができること、強制や暴力を受けることなく、生殖に関する決定を行えること、安全な妊娠と出産ができること、健康の面から中絶への依存を減らすと同時に、望まない妊娠をした女性には、信頼できる情報と思いやりのあるカウンセリングを保障し、安全な中絶を受ける権利を保障すること、などを含んでいます。

第四に、子どもを多く産む女性(カップル)には価値がある(よいことだ)、産まない女性の価値は低いという、人の生き方に優劣をつけるのは、間違った考え方です。産みたくない人、産みたくても産めない人、不妊治療で苦しんでいる人、産み終わって今後産まない人、子どもをもっていない男性、トランスジェンダーや同性愛者など性的マイノリティの人々など、多様な人々がいます。どの生き方も、平等に尊重されるべきですが、柳澤発言は、子どもを多く産む女性(カップル)以外を、心理的に追い詰め、差別する結果をもたらします。

第五に、少子化対策を、労働環境や社会保障の制度改善として総合的に捉えず、女性の責任の問題(女性各人の結婚の有無や出産数の問題)と捉えることは、誤った認識です。子どもを育てることは、社会全体の責任にかかわることであって、私的・個別的な家族の責任としてだけ捉えてはなりません。

第六に、「産む(産まれる)」という「生命に関する問題」を、経済や制度維持のための問題(数の問題)に置き換えることは、生命の尊厳に対する危険な発想といえます。もちろん、出産を経済、数の問題としてとらえることが、社会政策を考える上で必要になる場合はありえます。しかし、社会政策はあくまで人権擁護の上のものでなくてはならず、生命の尊厳への繊細な感性を忘れて、出産を国家や経済や社会保障制度維持のための従属的なものとみなすことは、本末転倒した、人権侵害的な、かつ生命に対する傲慢な姿勢です。

 以上六点すべてに関わることですが、戦前の「産めよ、増やせよ」の政策が「国家のために兵士となり死んでいく男/それを支える女」を求め、産児調節を危険思想としたことからも、私たちは個人の権利である生殖に国家が介入することに大きな危惧の念を抱いています。

 柳澤大臣に発言にみられる考え方は、安倍首相の「子どもは国の宝」「日本の未来を背負う子ども」「家族・結婚のすばらしさ」などの言葉とも呼応するものであり、現政権の国民に対する見方を端的に表しているものと言えます。2001年の石原慎太郎「ババア」発言、2002年の森喜朗「子どもをたくさん生んだ女性は将来、国がご苦労様といって、たくさん年金をもらうのが本来の福祉のありかただ。・・・子どもを生まない女性は、好きなことをして人生を謳歌しているのだから、年をとって税金で面倒をみてもらうのはおかしい」発言も同じ視点でした。産めない女性に価値はないとしているのです。少子化対策が、国のための子どもを産ませる政策となる懸念を強く抱かざるを得ません。

 小泉政権に引き続いて、現安倍政権も、長時間労働や格差、非正規雇用差別を根本的に改善しようとせず(パート法改正案はまったくの骨抜きになっている)、障害者自立支援法や母子家庭への児童扶養手当減額、生活保護の母子加算3年後の廃止などによる、障がい者や母子家庭いじめをすすめ、格差はあっていいと強弁し、経済成長重視の新自由主義的優勝劣敗政策をとり続けています。ここを見直さずに、女性に子どもを産めと言うことこそ問題なのです。したがって、今回の発言は、厚生労働省の政策そのものの問題を端的に示していると捉えることができます。

 以上を踏まえるならば、安倍首相が、柳澤大臣を辞職させず擁護することは、少子化対策の改善への消極性を維持するということに他ならず、また世界の女性の人権運動の流れに逆行することに他なりません。以上の理由により、柳沢伯夫厚生労働大臣の速やかな辞職と、少子化対策の抜本的変更を強く求めるものです。



                            以上



2007年02月04日(日) 派遣労働の実体

 今日は、日中友好協会企画の梅園での花見で様々なジャンルの演奏に耳を傾け、小さな子供であふれる消費者グループのもちつき、JICA中部による国際協力への参加メニューサロン、「静岡ふれあいユニオン」の大会に参加しました。

 梅園では上川陽子衆議院議員と鉢合わせ、もちつきでは元気いっぱい、少子化なんて信じられない、大勢のちっちゃな子供たちに、サロンでは若い大学生の面々に、そして大会では、格差社会の派遣労働者の実態に直面しました。

 いろんな切り口で人々が寄り添い社会を構成しています。政治の側が、どんなコンセプトで政策を語るのか、伝わる言葉をどれだけ駆使できるのか、その場、その場で、試され続けます。それにしてもいつも反省がつきまといます。

 派遣労働者の実態については考えさせられました。偽装請負、配置転換、妊娠による解雇、臨時職員の解雇、社会の現場で起きている一つ一つの事実を編み上げていくならば、格差社会の現実が浮かび上がってきます。

 言い知れぬ生活不安、社会不安の根本に雇用問題があることは、はっきりしていますが、本人の努力が足りないと馬車馬のように鞭で叩かれている現状をどのように整理していくのか、走りながら考えています。

 今日は愛知知事選挙、北九州市長選挙の投票日、どんな結果が出るのか。愛知県民、北九州市民に期待です。

※※ 今日の毎日新聞・国際欄の下段に「なくそう! 議員特権 キャンペーン」の意見広告が載っています。是非、読んで見て感想をお聞かせ下さい。2月9日に全国コンテストが東京で開催されます。



2007年02月03日(土) 議員特権ワースト1は、やはり、県議会政務調査費

 汗を流し、呼吸を乱しながら自分の走る肉体を感じる、生きていることを実感します。遠くに見える竜爪や富士、まだまだ、これから走りつづける自分の姿が浮かびます。不思議なものです。体を動かすことの快感です。

 今日は、なくそう!議員特権 キャンペーン静岡県の会合がありました。県内政務調査費、海外視察支度金制度、表彰制度、県議会OBへの補助金などについての報告があり、熱っぽい討論が続きました。

 審査委員を引き受けてくれた日詰教授により、ワースト1は、県議会政務調査費の領収書添付なしの不透明さ、ワースト2,3の優劣はありませんが、御前崎市などの費用弁償で1日5000円、静岡県海外視察支度金制度でした。

 議員特権の議論の中で吉田町の前議長に関わる抵当権の入った土地の購入問題が大きな問題となりました。何故、あのような事が起きるのか、地方議会の現実の腐敗ぶりに、議会改革の必要性を再確認しました。

 この会のあと二つの団体の会合で挨拶、夜は城北学区の県政報告会でした。大勢の皆さんに集まっていただきました。エスライントラック集配センター問題と議員特権問題を報告しました。支えてくださる皆さんに感謝です。

 



2007年02月02日(金) 原発裁判、傍聴参加できず

 今日の街頭演説、きのうに引き続き冬型と寒さも厳しく、マイクを握る手が震えました。このところ、支援者の方々が一緒に議会報告を配布していただいていて、とても元気が出ます。

 原発裁判で東海大地震説を提唱した石橋克彦神戸大学教授の被告側尋問が15:00過ぎからということで、傍聴に是非とも行きたかったのですが、諸活動で参加できませんでした。

 一方で、昨日は浜岡原発の防災訓練、県と御前崎市、菊川市、掛川市、牧之原市主催で防災関係者、住民など970人が緊急時の通報体制や避難誘導などの訓練が行われました。地震を含めた防災対策訓練ではありません。

 奇しくも、東京電力の原発事故隠し運転199件という不正が明らかになる当日の訓練でした。中部電力は事故隠しはないのか、ということが当然に不安となります。プルサーマル計画が電力側ペースで進行する中、1日も早い勝訴を願うものです。



2007年02月01日(木) 「女性は産む機械」発言に野党審議拒否!

 松江市の県議を前にして柳沢厚生労働大臣が発言内容は「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械というのは言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」(毎日新聞)です。

 直ちに、野党系女性国会議員が辞任要求、そして野党全体で審議拒否にまで発展。あきれるばかりの発言ですが、この発言を男性である私たちはどのように受け止めるべきであるのでしょうか。

 女性が産む機械なら、男性も機械であるわけですが、何と表現されるか。大臣も女性のお子さんがいらっしゃるとのことです。まさか、自分の妻や子供を生む機械とも、生まれた子供も産む機械とも思っていないはずです。

 物事の比喩的表現はありますが、出産を工場の機械に例えるその発想がどこから生まれているか、政治的批判と同時に根源的な問題として捉える必要があります。結局、生きている一人一人の人間の姿が機械ロボットとしか見えない、人間がモノに見える貧困な政治観、その政治姿勢を問題にしなけれならないのでは、と思いますが、いかがでしょうか。


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K.matsuya

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