2005年03月31日(木) |
民主党県連に申し入れ |
「新しい静岡県を創ろう会」は、本日民主党静岡県連に対して以下の2点の要望書を提出しました。参加者は10名くらいで、応対してくれたのは事務局長の小川さんでした。中村事務局長からの経過説明や入江代表からの要望書の読み上げ、メンバー1人1人からの熱い想いが語られました。
1、自民党県連主導による石川嘉延知事の4期目続投という、多選状況を阻止するため、多くの県民、そして幅広い層の人々と連携できる候補者を、今夏の県知事選に擁立することを、民主党静岡県連としても検討してください。
2、静岡空港建設における土地収用問題について「強制収用はすべきでない」とい う、これまでの民主党静岡県連の見解を変更しないでください。
私の方から土地収用に対する県連の「これ以上事業が停滞することは県民の負担を増やすことにつながるとした今回の県並びに県議会の政治判断はやむを得ざる処置と理解する」として土地収用反対の公約を修正する見解は事実誤認が含まれていることを指摘しました。
土地収用に2年、収用費用が10億8900万の方がよほど県民負担を増やしている、住民投票による問題解決が(知事選挙と一緒にやれば費用負担もなくなる)最も合理的であること。4月2日の大会には、会場周辺で民主党党員の方々に働きかけをお行うことになっています。良心的な党員による活発な議論を巻き起こる事を期待しています。
若い世代の社会参加事業を企画しようと若手スタッフ2人と静岡市足久保地区の「木魂庵」を訪ねました。以前、日記コーナーでご紹介したことがあります。
主催者の八木夫妻が待ちうけてくれて「何故、木魂庵か、何故、木に惹かれるのか」「拝金主義がまかりとおるこの世の中で、若い世代にお金だけでない生き方や価値があることを是非知ってもらいたい」と熱っぽく語っていただきました。
「自分は木と語り合うんだ。おまえはどこに育ったんだ?、こっちの木とどうして年輪がこんなにも違うの?、風が強かったのか?、お日様はどちらから照っていたんだい?」「木を見ていると自然に言葉が出てきて、そして木が自分に語りかけてくれる、人間と同じだ、いろんな人間がいるようにいろんな木がある」。
「要は、この足久保地区を活性化させたいんだ。自分は朝、狩野橋を渡って足久保にくる、だけどこの村の衆はみんな町に向って車を走らせる、おかげで朝は狩野橋は大渋滞だ、なんでみんな向こうに行くか、それはここに魅力がないからだ」「木に関心のある人々が寄ってくる、職人が集まる、交流の渦がうまれる、村が動き出す」。
ドイツのミヒャエル・エンデの「木の精との対話」を思い出してしまいました。若手スタッフの今後に期待したいところです。
2005年03月29日(火) |
知事交際費一部勝訴判決 |
差し戻し審東京高裁知事交際費判決は、一部勝訴しましたが基本的には最高裁判決を踏襲していますので交際費の相手方は開示されませんでした。
差し戻しになっていたのは、出納簿適用欄相手方関係で18件、この出納簿関係に関わる支出証拠書類18件及び支出証拠書類のみの68件で、全部で106件になります。このうち、開示命令がでたのは、県が争いを主張しなかった部分と支出証拠書類で個人名のない部分で、計45件です。数だけでいくと半分近くが開示命令になっているわけですので、一部勝訴になります。
しかし、肝心の接待経費などの相手方部分は最高裁の全面非開示の路線が踏襲されています。既に以前の日記で紹介させてもらいましたが、非開示の相手方は、国家公務員や県公職者、県議会議員、国会議員などが大半です。食料費においては既に全面開示の対象となっています。
しかも、ほとんどがゴルフ接待に関わるものです。これが公開されないというのは、本当に最高裁、東京高裁含め司法界の時代遅れの認識を示すものです。全国の都道府県知事の全面開示の流れに逆行する判決といえます。
知事に政治的良心があるなら自主的に全面公開するのがスジというものです。
知事選挙が7月7日告示、24日投票の日程が確定しました。情報公開も当然、大きな政治的争点になります。
2005年03月28日(月) |
明日、知事交際費判決 |
あす、13・30東京高裁において県知事交際費最高裁差し戻し審の判決が言い渡されます。どういう判決が出るのか、楽しみでもあり、悲観的でもあります。
全国オンブズマン運動・情報公開ランキングで43位の静岡県。ある指標に限られたランキングだから、順位は気にしないというのが静岡県の立場です。
各都道府県知事の全面公開の動きに同調もせず裁判で争っている静岡県です。議会でも、裁判の中でも、自主公開を何度となく求めましたが無駄でした。判決を待つのみです。
記者会見は、17:00から社会部でやらせてもらいます。
私が応援しました市民自治福祉クラブの3人のうち佐野けいこさんが当選し、前田ゆきこさん、渡辺正直さんが落選しました。
テレビマスコミの取上げ方は普通の市選挙報道と同じくらいで、情報がなかなか入手できず各陣営苦労しました。とにかく、市議会議員選挙の結果が出ました。
総括は機会をあらためて報告いたします。 それにしても一区の尾崎たけし君の奮闘には驚きです。 応援していただいた多くの皆さんに感謝を申し上げます。
静岡市議会議員選挙もいよいよ最終日。 「最後のお願いコール」が市内各地で飛び交っています。
今日は、プロ野球パリーグの開幕。 しかし、どこもテレビ放映はなし。 楽天が岩隈の好投で初勝利。 「フルスイング」で盛りあがれるか。
きのうは、ワールドカップアジア最終予選でイランに惜敗。 30日のバーレーン戦は絶対に勝たなくてはならない。 アウエイから埼玉スタジアム2002。 どうなるか。 大相撲では全勝の朝青龍が栃東によもやの敗北。 座布団飛び交う大荒れ。 あのめつき、ふるまい、強すぎるものへの批判も根深い。 相撲人気は回復できるか。
政治への関心がドンドン下がる中での市議会議員選挙。 投票率は50%を越えられるのか。 とにかく全力。 明日、答えが出ます。
今日、あるレジャー系の株主総会に参加する機会がありました。 どうやったら顧客=売上げが確保できるのか。
レジャーとその教える技術のハイセンスで顧客のゲットか、くだけ路線で美女・美男がいっぱい、いってみたくなる別の刺激か、真面目にレジャーでなくダイエットにとても効果一杯、時代センスに合わせたCM的売りか。
議論自体はすぐに答えの出るものでありませんが、株主の中のIT関連会社の経営に関わる方と30代経営者の口角泡を飛ばすパワーに感心しました。ライブドアとニッポン放送・フジの経営権をめぐる闘いは遂にソフトバンク対アウトドアという同種の企業間抗争に至ろうとしていますが、何故か、同じような雰囲気を感じてしまいました。
とにかく元気。なるほど。ふんふん。
この議論、実は政治活動に重なる部分が沢山あります。聞きながらメモしましたが、何か面白いアイディが生まれそうな予感がしました。市議会議員選挙も明日が最終日。各陣営必死の闘い。宣伝カーから流れる叫びに候補者の雰囲気を感じ取る事が出来ます。応援もあと1日、頑張るぞ!
2005年03月24日(木) |
ダイちゃんの会(仮称)って何? |
「ダイちゃんの会」って何? 「ダイ」は「ダイオキシン」の略。 ダイオキシン汚染に不安を感じている人、地元で麻機遊水地を毎日の散歩コースにしている人、これからの麻機遊水地のあり方を考えている人、水害と遊水地事業に関心のある人などが一同に会して、これからも集まりを持とうと、冗談交じりにでた会の名前でした。親しみやすくていいかも?と。
昨年の8月の麻機遊水地第4工区のダイオキシン汚染の公表、9月浄化対策検討委員会の設置、12月第一回目の本格的調査発表、5月の第2回目調査結果待ちが現在の状態です。
最近、魚釣りの人がめっきり減った、グランドゴルフもそうみたい、ダイオキシンの文字がない看板に誰かがダイオキシンって書いたみたいだけどすぐに消された、とかやはり麻機遊水地が生活の一部になっている人たちはよく毎日の変化をみています。
でも、なかなか動きにくい。風評被害を掻き立てるみたいに思われてしまい、言葉を発することにとても圧迫感を感じる。みんな黙ってとにかく調査の結果を見よう、静かに静かに、と。
だけど、ある方の声をあげることが、人間の健康被害への不安を訴える事が、何故、蓮づくりへの風評被害を避けることに従属しなければいけないのか、麻機遊水地の中の産業廃棄物施設の活動の継続に従属しなければいけないのか。どうしてなんですか?の声は参加者の胸をつきました。
5月の調査結果がでるまでに住民の動きを作り出そう、が結論でした。
※※ 選挙運動もあと2日。3日間も雨が続き候補者たちは、本当に大変です。今日の静岡新聞の選挙情勢分析に各陣営ひきこもごも。しかし、最後まで結果はわかりません。私のように300票差で午前2時に当選する事もあるのですから。
2005年03月23日(水) |
静岡地裁、中電に開示命令 |
静岡地裁は、中部電力浜岡原子力発電所運転差し止め訴訟で、中電側が技術ノウハウの部分などを非開示にして提出していた原発関連データの文書について、非開示部分も開示して30日以内に同地裁に提出するよう中電側に命令しました。弁護団からの連絡が深夜で、緊急ということで本訴原告団の白鳥良香さんや鈴木卓馬さんらと記者会見に臨みました。
原告団の市民グループ「浜岡原発とめます本訴の会」は、1―4号機の原子炉格納容器の耐震性などについての計算書や3次元での固有周期などの資料提供を求めていました。中電は「技術または職業の秘密に当たる」として非開示の態度を取っていました。
地裁は、技術ノウハウを含む文書について「いずれも15年以上前の情報で、『技術または職業の秘密』として保護する必要性も低下している」と判断して、「原発の安全性の確保は社会共通の要請であり、守秘義務違反といったような問題が生じるかは疑問」など原告の主張をほぼ全面的に認める命令をしたわけです。
中部電力が即時抗告するかどうか、が次のハードルですが、まだわかりません。
それにしても、福岡県沖自身が起きた直後の決定だけに全国紙の夕刊に大きく報道されました。この決定を静岡県はどう受けとめるのか、がもう一つの問題です。原発の防災は国の責任として中電側に対して毅然とした態度を取ってこなかった静岡県。市民グループの闘いでこうした新たな段階が作られているということをどのように反省しているのでしょうか。
国は、武力攻撃事態になったら原発停止命令を出すとのことですが、武力攻撃事態は外交努力によって回避が可能です。突発型地震のときには、停止命令も何も出来ないわけです。本当に東海大地震に耐えられるのか、万が一の地震の際の避難計画はどうするのか。原発震災こそ有事そのもの。真っ先の対策が必要です。
※※ 市議会議員選挙もいよいよおり返し地点です。候補者もちょっと疲れはじめます。それなのに続く雨。きついです。きのう配布された選挙公報。候補者の努力とセンスの賜物です。公報を読むだけでも参加意識が高まります。
2005年03月22日(火) |
指定公共機関に地元テレビ局など |
静岡県議会で国民保護計画関係の議案が4つ可決されました。 1、静岡県国民保護対策及び静岡県緊急対処事態対策本部条例 2、静岡県国民保護協議会条例 3、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 4、静岡県教職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
これらに基づいて総務部防災政策室が2005年度中に静岡県国民保護計画をつくることになります。本会議では、反対は、私と共産党議員だけでした。平成21の社民党系議員の方も賛成でした。残念です。
総務委員会の委員長報告に対して憲法との関係、武力事態の想定、基本的人権、私権制限、思想・信条の自由侵犯、自治体消防、防災計画との関係などどのような議論が行われたのかについて質問しましたが、ほとんど審議なしということでした。
この計画をつくるために国の160の指定公共機関同様に静岡県も多くの団体を指定公共機関に認定することになります。その中に、地方マスコミが含まれます。防災政策室に確認した所、朝日テレビ、静岡第1テレビ、テレビ静岡、静岡放送、静岡エフエム放送は既に指定を了承するとしているとのことです。3月中に広報にのせるということで今、各団体との最後の詰めを行っているとのことです。
戦前の大本営発表に多くの反省がなされています。昨日のNHKスペシャルでラジオが生まれた時代的背景ードキュメント番組でも取りあがられていました。関東大震災における災害情報、朝鮮人虐殺事件に見られる流言蜚語、室戸台風情報、広島原爆情報の大本営発表・・・。
こうしたことを考える時、指定公共機関に指定されマスコミの対応がどうであるのか、関心を持たざるを得ません。あるテレビ局の一線で活躍する記者の方に「指定を了承したことについて」と聞いてみましたが、現場ではあまり議論になっていないようです。
防災政策室の職員の方でさえも「防災対策と基本線は同じ」という認識で、武力攻撃事態対処に対する危機感はあまりないようです。何とかせねばなりません。
※※ 今日で市議会議員選挙3日目。大雨です。大変です。何人かの事務所の方の話を聞くと、「ほんとうに盛りあがっていない、宣伝カーでいっても手を振ってくれる人がいない」そうです。
2005年03月21日(月) |
福岡県・佐賀県で震度6の地震 |
またもや地震です。今度は、いままで、全く地震が観測されていなかった福岡・佐賀県。死傷者等が少なかったせいか、報道も冷静です。
全島避難命令が出た玄界島。テレビに映し出される避難住民の方々。ほとんどが高齢者。日本の過疎の実体です。中越地震で全村避難があった山古志村を思い出しました。
気になった玄海原発の対応。新聞をあちこち捜しましたが、みつからず。どうなっているんだろう、と佐賀県議会議員の増本亨さんに電話しました。玄海原発は震度4確認、ただ、原発は140ガルで停止する事になっているが、90ガルだったので、そのまま運転されているとのことでした。
福岡県・佐賀県の両県にまたがる地震という事で、情報が全国に伝わりにくいのか、軽度で問題なしなのか、原発を抱える県では関心のある情報です。当然ですが、地元では報道されているという事でした。
増本さんに指摘されました。全島避難した玄界島は福岡県で、「かい」は「世界の界」、玄海原発は佐賀県で「かい」は「うみの海」だよと。なるほど、確かにいわれてみて気がつきました。遠くに離れているとそんなものでしょうか。正確な情報が必要です。
ところで、市議会議員選挙2日目。きのう、自民党の大物市議2人が、2人とも街頭演説をやっていました。町内会や組織に依存したいままでの選挙スタイルと変わってきていることを実感しました。勿論、選挙区は半分になって時間が余っているというのもあるかもしれません。
2005年03月20日(日) |
今日から静岡市議会議員選挙 |
今日から静岡市議会議員選挙。県議会活動と連携してきた市民自治福祉クラブの佐野慶子市議会議員、渡辺正直市議会議員、前田ゆきこ市議会議員の出発式に参加しました。
選挙戦の雰囲気は自分自身がそうした当事者でもありますので、あの緊張感はたまりません。有権者1人1人と自分の関係が問題になります。大海に浮かぶ小船のようなものです。まだ見えぬ「当選」という島にたどり着かなくては行けません。有権者1人1人は、海の水のような存在です。水がなければ船は進みません。船に穴があけば沈みます。時におぼれて水の怖さも知らないといけません。
議員とはなにものか。政治家となんなのか。民主主義をめぐる永遠の課題です。古典中の古典にマックス・ウエーバー著『職業としての政治』があります。私は、この本をズット否定的に見ていました。なぜかというと、1980年代にドイツで始まった比例代表制度もあってのことですが、議員のローテーション制にとらわれていたからです。
日本の自治体議員選挙でもこれをいち早く取り入れたのが神奈川ネットワーク運動です。私も議員は3期12年以上はやらない、交代制をいつも意識していました。ただ、その後県議会議員選挙に落選し、現在、議員職にありますが、この6年間で、議員像についても自分の中で修正されつつある部分もあることも確かです。市民派議員論については1998年コモンズ社刊の『地方から政治を変える』短く論じていますが、機会を捕らえて『職業としての政治』を含めててキチンと整理してみたいと考えています。
さて、市議会議員選挙、皆さんはどなたに投票されるんでしょうか。投票率が大変心配されています。まずは投票率アップに全力です。
今日の新聞、県議会の報道というより人人事移動にスペースを割いています。私も、誰がどこに、と小さな活字を追いました。ただ、人数も多いので、どうしても議会での質問や資料説明、委員会審議で直接関わった職員の方々の部署のところに目が行ってしまいます。
毎年マスコミを通してこうした人事異動が伝えられるわけですが、誰が一番読むんだろうかと、考えてしまいました。情報量としては相当なものです。まとめるマスコミの側も大変な労力だろうと思います。
本当は、この人事移動情報を通じて、知事の重点政策シフト、人脈、県職員内力関係など全部読みこめるとすれば極めて重要な情報になります。首長の職員の掌握術はまさに人事権にあります。逆に悲喜こもごもの職員の本音も是非知りたいものです。
気になったことは橋本嘉一総務部長の移動についてです。知事選挙まで残るのか、4月1日付で総務省に戻るのか。知事選挙、県政全体にとっても大きな影響をもたらします。さらにもう一つ。プール金調査のトップを務めた総務部の澤田茂夫職員総室長が監査委員事務局長に就任した事です。監査業務がこれまで以上にその責任を果たしてくれるのか、逆なのか。大いに注目する所です。
※※ 昨日の日記で最後のところをきちんと書き終えていないのにアップされてしまいました。意味不明と厳しい意見をいたただきました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
県議会最終日はスリリングに満ちてとても面白い議会でした。 いつもの賛成・反対の討論のパターンが少し変わりました。
まず静岡市・蒲原町の合併に関する廃置分合議案があり花井議員と私が議案質疑を行ないました。そのあと、この議案についての総務委員会が開催され、本会議が始まりました。ここまでは、いつもの流れです。
各常任委員会の報告の後、質疑があり私が質問しました。いままで共産党議員の3人のうち誰かが常任委員会委員長にテーマに基づいて質問を行なってきました。が、今回、共産党議員は質問しませんでした。何故?なんだろうというところです。
実は、共産党議員団は、12月議会で、これまで合併に関わる廃置分合議案について全部反対していましたが、問題となるようなケースのみに反対という立場に変わりました。今回も、蒲原町・静岡市の合併については反対ですが、相良町と榛原町の合併についての廃置分合議案は賛成しました。更に今まで反対してきた指定管理者制度については全部賛成に変わりました。
何か共産党議員団のみなさんの中で議会活動に異変がおきているようです。
議会の方ですが、委員長質問のあとは、直ちに会派ごとの反対、賛成の討論が始まりました。平成21から脱会する小長井由雄議員の感動的な土地強制収用に反対する反対討論、そして蒲原町・静岡市の廃置分合議案のみですが、蒲原町長のリコールが終わるまで待つべきと天野進吾議員の力のこもった反対討論。二人の討論については思わず大きな拍手をしてしまいました。
今議会、議会らしい議会でなかなかだったと思いましたが、傍聴者の皆さんはどのように受けとめられたのでしょうか。
2005年03月17日(木) |
小長井議員の平成21からの離脱 |
本日の議会運営委員会で小長井由雄県議会議員が正式に平成21を離脱したことが報告されました。理由は、言うまでなく知事が提案している静岡空港の土地収用予算10億8900万円の予算執行を認めないという立場からです。
昨日の記者会見の様子が各新聞に報道されています。明日は最終日ですので、小長井議員も反対討論に立ちます。鳥澤議員は、最後までの状況を見極めるようです。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみです。
明日は、まず静岡市と蒲原町の合併に関する廃置分合議案が追加提案されます。質疑を花井議員と私が行ないます。蒲原町議会は、住民投票結果を無視して合併を決めました。民意とは何か、が問われています。そのあと総務委員会が開催され審議を行ないます。
この議案審議の後にいつもの各常任委員会報告が行なわれ、これについても質疑が行なわれます。そして、賛成、反対討論になります。ここに小長井議員が登場します。最後に意見書の決議が行なわれます。きのうも報告しましたが、北朝鮮拉致問題決議の提案者から私が外れましたので、起立採決が行なわれます。
今日の夜に民主党県連が正式に強制収用を容認することを決定するとのことです。どんな審議結果になるのかおおいに注目したいと思います。
2005年03月16日(水) |
北朝鮮拉致問題意見書 |
18日の本会議最終日に6つの意見書が提案されます。 1、郵政民営化問題に関するする意見書(自由民主党提案) 2、偽造キャッシュカード対策強化を求める意見書(平成21) 3、地球温暖化対策の推進に関する意見書(公明党) 4、北朝鮮による日本人拉致事件早期解決を求める意見書(KEN-MIN) 5、原爆被爆者健康診断の充実を求める意見書(日本共産党) 6、高齢者の交通事故防止に関する意見書(県議会議長)
意見書は全会派一致を前提にしていて、提案者は全議員という形です。ただし、1人会派には、意見書小委員会に参加できず、文案作成には関与できません。 今回、北朝鮮拉致問題決議の内容は、横田めぐみさんの日本側DNA鑑定に対する北朝鮮の態度、ピョンヤン宣言に反するずさんな調査、浜松市の河島さんさんの拉致の可能性、日本人拉致問題の全面解決を求める、というものです。意見書の中のかなりの部分の趣旨に同調しますが、以下の2点で修正・削除を求める立場から提案者から外れる事にしました。
1、2段落めで「かかる行為は拉致被害者家族の願いを踏みにじるばかりでなく、我が国及び国民をも愚弄するものであり、日本国民の怒りは頂点に達している。」のところについて修正が必要と思ったからです。具体的には「我が国及び国民をも愚弄から文末まで」の削除です。
被害者の気持ちは理解しなければならないし、柏崎出身者としては拉致問題は他人事ではありません。が、必要以上にナショナリズムを扇動する文言は避けた方がいいし、政治に関わる側は、ある意味での冷静さが求められるのではないかという考えからです。
政府においては、小泉首相の冷静さと安倍自民党幹事長代理の制裁論と役割分担といわれますが、意外に小泉首相はこの問題では、現段階においては、話合い外交路線を堅持しています。
2、「浜松市出身の河嶋功一さんが特定失踪者問題調査会から「拉致の可能性が濃厚」であると認定されている」のところで「拉致の可能性の濃厚」という段階で、議会決議をあげる事の問題性です。現段階で、拉致被害者の可能性が高いとして公表された方々(236名)や、未公表で拉致の可能性が高いとされている方々(約200名)の中で、日本国内で消息が確認された方がたが少なからずいらっしゃる(5名および7名)という現実もあるからです。
という理由からですが、おそらくパッシングが起きるのではないかと予測していますが、みなさんからのご意見をお待ちしています。
2005年03月15日(火) |
県立短期大学の卒業式に参加 |
はじめて県立大学短期大学部の卒業式に参加しました。第1看護学科56名、第2看護学科36名、歯科衛生学科39名、社会福祉学科社会福祉専攻47名、社会福祉学科介護福祉専攻51名、229名の卒業式でした。みんな希望に満ちた顔をしていました。
男子の卒業生は5名くらいいたんでしょうか、女子がほとんどで、着物か袴姿でしたので雰囲気がとても艶やかでした。学長の広部正昭先生は、祝辞で、人間としてのあり方を強く訴えていました。自らも退官だそうです。
卒業式ですので流れは大体決まっていますが、君が代の斉唱はなく、「蛍の光」を最後に全員で歌いました。一番は歌詞を見ずに歌えましたが、2番はさすがに覚えていませんでした。卒業生のほとんどが1番から歌詞カードを見て歌っていました。いまどきの若い世代にとって蛍の光は遠い歌なのかなんて・・・。
偶然、知人の娘さんが卒業生でお母さんにお会いしました。本当に久しぶりでした。私が市議会議員選挙の1期目の選挙に出たときから応援していただいた方で、改めて自分の世代を考えてしまいました。私の長女も2年前に地方大学を卒業して看護師をやっているわけですから、当然といえば当然です。
来賓席から卒業生の和服姿を見ていて、そういえば長女の卒業式には選挙期間中でいけなかった、ことを思い出してしまい、参加できていたらどんな思いで娘の後姿を見ていたんだろうと、やけに感傷的な気分になってしまいました。何故か、小学校の卒業式の謝恩会で父と一緒に歌った「仰げば尊し」の旋律が思い浮かびました。父の大きな声がとても恥ずかしかった自分でした。「仰げば尊し」なんて古い世代かも。
2005年03月14日(月) |
千葉県知事に堂本さん当選 |
夕刊によると千葉県知事選挙は大接戦、6000票差で堂本知事が当選とのことです。堂本暁子候補―960,125、森田建作候補―954,039、山田安太郎候補―162,684。
とにかく自民党推薦候補を破っての当選です。まずおめでとう、です。あれだけの財政危機に対して、千葉県の再生に向けた千葉県民の選択は、「住民参加型政治」を選択したということの意味はおおきいものがあります。
ただ、今回は前回と違って「無党派・勝手連」選挙というより、民主、社民、特に公明党の支持を得ての当選ですが、どう評価すべきでしょうか。「県民が政党を動かした」と見るべきか、「政党政治に歩み寄ったのか」。いずれにしても公明党がキャスティングボードを握っていることは事実です。
時間を置いて千葉県の市民グループからの総括をぜひ聞きたいところです。
問題は、静岡県はこの選挙結果をどのように活用すべきかです。4年前、長野県ー千葉県の地方から政治を変える風を静岡県に、そして徳島県へ、を掲げましたが、風を巻き起こす事は出来ませんでした。民主党が土地収用で、2年前の見解を変更しようとしています。公明党は、現職支持です。千葉県に比べるとかなりハンディがあります。
しかし、逆に「現職ー新人」という切り口で見たときには、森田氏があれだけの僅差に迫った事は、石川知事に対しても僅差になりうる条件があるということでもあります。候補者選びをきちんとすれば、現職を破ることができる可能性が示されたともいえます。「新しい静岡県を創ろう会」の活動に大いに期待です。
2005年03月13日(日) |
静岡市と蒲原町の合併 |
1昨日、県の合併支援室からの連絡で、静岡市と蒲原町が合併する事を議決した、ついては本件議会の最終日に廃置分合議案として提案して欲しいとの要請があり、検討中である、とのことでした。
静岡市長、蒲原町長が合併申請書を提出した際に、朝日新聞によると総務省の基本指針次第では由比町に対して合併協議会の設置を「勧告せざるを得ないというふうに想像する」と話したそうです。
全く不思議な事が起きています。石川知事は、住民投票の結果を尊重せずに合併を議決した蒲原町議会に意見を述べるのでなく、合併を否決した由比町議会の合併せずの決定をくつがえす勧告をするというのです。100歩譲っても、苦汁の中での決断をした蒲原町議会、由比町議会の決断を見守りたい、あるいは議決を尊重して持論の広域連合という形の新しい県と市町村の関係構築に向け努力したいくらいのコメントのはずです。
事務所に「少々 教えて下さい」というfaxが届きました。「(住民投票で)反対が上回っても何故合併への道を行政がとるのか。これでは民意は無視されている」という内容です。確かに住民投票の結果は参考意見という法律的枠組ですが、しかし、蒲原町議会の選択は正しいのでしょうか。
2005年03月12日(土) |
松下くんと安東米店の共同プロジェクト |
今日の新聞は、全てライブドアが提訴していたニッポン放送の新株予約権の中止を求める仮処分申請が認められたというニュースが1面です。ドラスチックな展開です。一方で中西一善衆議院議員の補欠選挙は4月実施ナシの見通しとのニューすも。
さて、きのう委員会が終わり、今日はのんびりと行きたかったのですが、朝から市議会議員選挙準備活動の応援の活動から始まりました。午後は、市民団体「文化の風」の総会にホントに少しだけ参加しました。資料をいただきにいったようなものです。
そうしましたら、藤枝市でJAS有機認証を獲得して有機米の栽培をされている松下明宏さんのお話が始まっていました。「土って何だと思いますか?」。農業水産部で有機農業について論じていただけに何かめぐり合わせを感じてしまいました。
安東米店さんの長坂潔暁さんもいらっしゃって、資料が配布されていました。
「松下×安米プリジェクトと名づけられたこのプロジェクトは静岡県藤枝市で有機栽培で米づくりに取組む松下明弘さんと安東米店が共同で有機栽培による美味しい米づくりに取組もうと2001年3月から始めたプロジェクトです。ことの始まりは97年の夏、とある地酒研究会が縁で彼と知り合いになったのがきっかえだった。当時彼は酒造用好適品種「山田錦」の生産者としてすでに全国的にも一目置かれるほどの米生産者だった。いっぽうその頃の僕は地産地消や有機農業に興味をもち県内の農業経営者を訪ね歩く週末を送っていた。そんな時に彼と出会ったのである。・・・・」
ふたりとも1963年生まれ、私よりも10年若い世代です。安心、安全の農業の芽が若い人たちの手で始まっているんですね。何故か、晴れ晴れとして気分になってしまいました。
2005年03月11日(金) |
委員会審議は4日間のはずだが |
環境森林農水委員会、4日の時間が取ってありますが、14日を開催することなく3日間で終わりました。他の5つの委員会も同様です。企画生活文化常任委員会だけが4日間を使うようです。
この議会の現状をどう考えるべきか。 私は2時間づつ4時間の質問をさせていただきました。 時間だけかければいいのか、という問題もあります。 しかし、1兆1400億円という莫大な予算の使いみちです。
中西一善衆議院議員の強制わいせつ罪事件もあり、政治家に対する不信というものもありますが、選んでいただいた議員が議員としての仕事をきちんとやっているか、どうか。県民の皆さんにご判断していただきたいと思いますが、どうなんでしょうか。
今日は、大井川ゼロエミッション事業について、住民合意について昨日からの続きの質疑を行ないました。静岡新聞に報道された藤枝市の助宗地区の焼却場建設の白紙撤回にともなうゼロエミッション事業への参加問題です。
県からの働きかけと廃棄物処理料の提示問題について芦川総室長は「働きかけたことは一切ない」ことを強調しました。
私のほうからは、住民合意について県自身が誠意を持って住民と接触すべきである事、大井川町に対して積極的に住民と話合うよう助言する事を強く求めました。
2005年03月10日(木) |
大井川ゼロエミッション、地元住民の声とかけ離れた基本協定 |
農業水産部の昨日からの審議が午後2時半頃まで続き、環境森林部の審議が始まったのが2時40分。質疑は3時45分から。今日は1番に質問で、5時15分まで。再質問は明日に繰り越し。
大井川ゼロエミッション事業の基本協定は、地元住民の声を反映していいないとする住民の方々の傍聴が5名もあり、最後まで聞いていてくれました。委員会終了後に地元の方々とは、はじめて懇談しました。私は既に脱焼却、脱埋立の循環型社会実現の立場から、これまでも大井川ゼロエミッション事業を何度も取上げてきたテーマです。
基本協定に至る事実関係が県の説明とは全然違っていました。こうした形で出会うのも時の流れかもしれません。藤枝市の助宗でのゴミ焼却場白紙撤回と深く関わります。明日は、残った30分の質問時間を大井川ゼロエミッション事業を中心に取上げます。
傍聴に来てください。10時30分からです。10:15分から受付です。
質問項目は以下の通りです。
1、地球温暖化防止静岡県条例制定に向けて 2、大井川ゼロエミッション事業について 3、産業廃棄物不法投棄「スルガ産業」について 4、麻機遊水地ダイオキシン問題について 5、清水港での遺伝子組替え作物自生問題について 6、静岡県森づくり100年の計委員会について 7、木質バイオマスにつついて 8、林業予算について 9、ディーゼル規制粒子物質除去装置について 10、環境衛星科学研究所、林業センターについて
2005年03月09日(水) |
遺伝子組替え作物シンポジウムに松谷議員も発言者に |
今日は、環境森林農水委員会の委員会審議1日目。農業水産部の予算審議。 質問項目は、15項目で、2時間の質疑を行ないました。
1、食料・農業・農村基本計画について 2、静岡県18%の自給率のアップについて 3、静岡県産米粉パン普及について 4、有機農業生産者のネットワークについて 5、シンジェンタ社の島田での遺伝子組替えトウモロコシ試験栽培について 6、静岡県バイオマスマスタープランについて 7、担い手育成総合支援協議会について 8、中山間地対策・集落協定について 9、イオン・大谷地区進出について 10、農業振興公社改革について 11、空路活用農産物の販路開拓について 12、事業再評価制度について 13、農業試験場・水産試験場について 14、静岡県水産基本プログラムについて 15、ウオットへの指定管理者制度導入について
答弁としていくつか紹介します。 1、「遺伝子組替え作物に関して東京から専門家を招いてシンポジウムを開催したいと考えるが、松谷議員も発言者に」と川島総室長。受けて立ちます。シンジェンタ社はやはり、エタノール生産のためのトウモロコシ生産のトレーニングのために現在許可になっている遺伝子組替えトウモロコシの試験栽培すると県に報告していた事が分かりました。
2、「有機農業生産者の県内ネットワーク形成については検討してみたい」と川島総室長。
3、空路活用農産物の販路拡大について、「開港した中部国際空港の活用は検討対象になると思うが、どう考えるか」の質問に、「静岡空港を軸に、中部国際空港は補完的位置付け」と飯塚企画総室長。再・再々質問をしましたが、このラインを崩せず。矛盾した答弁に委員たちも職員対も苦笑の渦。
2005年03月08日(火) |
ライブドアの堀江さんと西武の堤さん |
今、経済界ではライブドアの堀江さんと西武の堤さんが話題の人です。 2人はまず30代と70代と世代が違います。 そしてIT産業「新」とレジャー産業「旧」の経営者像です。
ニッポン放送株を巡る闘いは、TOB(株式公開買い付け)の期限切れでで新株予約権発効の指し止め仮処分東京地裁決定に焦点が移りつつあります。コクドの西武鉄道株の偽装名義所有は、東京地検の堤容疑者の逮捕でこれまた新たな段階に入り、ニッポン放送株問題同様に連日のニュースです。
市場原理の実相を十分に分からないものでも、これだけ詳しく株式の仕組みが解説されるといっぱしの株専門家にでもなった気分になります。
この両方に共通するルールは、上位10社による株式保有比率が80%を超える状態が1年間続くと上場廃止になるというという独占禁止措置。とにかく、毎日がなるほど、という驚きの連続です。それでもやっぱり、ライブドアの堀江さんに新鮮さを感じてしまうのはどうしてでしょう。
プロ野球への「殴り込み」の際に「楽天」の三木谷さんと比較された「ライブドア」の堀江さんの「品のなさ」だったが、そんなことをいえた義理ではなかった西武鉄道の堤さんだったということです。
2005年03月07日(月) |
石川知事、歴史の判断を待ちたい |
昨日のマラソンで足腰痛くて、でも心地よい感じでしたが、これはマラソン止められない一番の理由かもしれません。
さて、今日は一般質問最終日で天野進吾議員、岡本信也議員、森竹次郎議員の3人がいずれも空港建設について質問しました。
天野進吾議員、立場は違いますが、なかなかの厳しい質問。2月17日の中部国際空港の開港を苦々しく見ていた県民は少ないはず。強制収用という地権者とのこじれ、開港の遅れ、これはどこから生まれたのか。自分は清静バイパスで強制収用の手続をしながら、元日に反対の委員長が自宅訪ねてきて問題を解決してきた経験がある。
いささか皮肉な論理だが、と断りながら、 1、8000人の雇用と1年間500億円の経済波及効果、2年延長したということは1000億円のロス。これは収用の決断が遅れたことに起因する。どう考えるか。 2、2年間の間に建設局に25人、島田現地事務所に45人、70人の職員尾人件費、1人年間800万として5億6000万、2年遅れた分で11億円の損質、どう考えるか。 2、空港建設に対する決意を聞きたい。
知事曰く「機を熟するのを待って、昨年の11月にその判断。事業認定の要素はいくつかあるがいちいち触れないが、その適否は歴史の判断を待ちたい。事業認定をうることが前提だが県政の責任者として全力で取組み考えだ」と答弁。
天野議員、知事は問題解決のために「反対派の懐に入って解決しようとしたのか」を言いたかったようです。なるほどと確かに。知事は気持ちのどこかに買収に応じなければ「担保としての収用がある」と言う安易な官僚的発想が色濃く漂っていた事はまちがいありません。
予想していたとはいえ10キロマラソン、50分を切れず、でした。 50分54秒の記録。 中盤でドンドン追い越され始め、スタミナ不足が露呈しました。走りこみが出来ていない証拠ですが、やはりトレーニングが大切です。
スタート前のセレモニーで招待選手へのインタビュー。「今日は気温が低いので最初は体を温めながら楽しんで走りたいです。以前の参加の時に、安倍川橋を渡って見えた富士山がとても印象的でした」と。
この言葉をイメージして走り出しました。前半は、計画通りでしたが、それこそ安倍川橋を越えたところで、ヘタヘタ。応援してくれる人たちに励まされるのですが、足が前に出ませんでした。途中、ハーフマラソンのランナーと行き会うのですが、いつもはここで「頑張ってる!」とスピードが出せたのですが・・。
8800人の参加者ですから、全体としては1万人を超えているでしょうし、大きいイベントです。飲み物や参加賞は、初期の頃は引き換え券と交換でしたが、最終地点に飲み物を交換場所を確保する事で、また参加賞はタイムチップの交換で、と面倒な手続はなくなりました。財政引き締めとサービスの向上が実現しているわけです。
また、来年に兆戦です。たかだか10キロのマラソンでこの調子では、100キロマラソンを走る人の練習力と精神力に追いつくのはまだまださきのことのようです。
2005年03月05日(土) |
明日は駿府マラソン、雨は大丈夫かな |
明日は、駿府マラソンです。 夕方から雨が降り出しました。 天気は大丈夫か心配です。
朝、すこし走りました。 今回は、本当にトレーニング不足で不安があります。 今日1日委員会の質問の準備でした。 いつも思います。 もっと早く準備が出来ないのかと。
「市民の風」のニュースをボランティアの方々にお手伝いをいただきながら発送させていただいています。ニュースの中にFAXでのご意見募集のチラシも送らせてもらいました。既に何人もの方から返事をいただいきました。いろんな意見があって、とても楽しいです。
昨日は、お怒りのFAXがありました。 平成21が静岡空港の土地収用に賛成するというニュースを新聞で読んで、反対の二人の議員の中に「まつや清」の名前がない、賛成したのか、ケシカラン、というものでした。早速電話をかけさせてもらいました。勿論、誤解であったわけですが、でもショックでした。
2005年03月04日(金) |
石川知事の負け惜しみ |
今日も一般質問。最後の質問者は自民党前幹事長浜井卓男議員。平成21の方々に時々「ケンカ」を売っていますが、割りと問題点を鋭く切り込む方という印象も持っています。
質問項目「90分アクセス」の所で、静岡空港問題では反対派をなで斬り。伊豆半島とは静岡空港とリージョナル=小型ジェットで結ぶ時代だという事を主張。その中で、防災船「希望」=TSLの無駄遣いについては厳しく批判を展開。今まで100億もつぎ込んできたが役に立っているのか。
この問題は、自民党からも平成21からもズット批判を受けていましたが居直り続けていました。ところが、知事は、TSLについては「今後検討し見なおす」と答弁。そして「負け惜しみではないが、故障、不具合があった(費用もかかっている)、駿河湾の海上交通の必要性について関心を呼び覚ました意味はあった、伊豆の小型ジェットの利便性については有効な方策とはわかっていたが、静岡空港にてこづっていて、他の空港のことをいうのはいかがなものかという気持ちであった」。
負け惜しみという言葉が知事答弁で出るとは予期していませんでした。これが自民党議員以外であったなら、もっと自己弁護を強弁しただろうと思います。今日も柏木健議員の質問に得々と自説を疲れるくらいに長く答弁していました。基本的に批判に弱い方です。
それにしても静岡空港に「てこづっていて」とはどういう認識なんでしょうか。 あきれました。
2005年03月03日(木) |
石川知事は風邪だった? |
知事の元気がなかったのは、単に風邪をひいていたとのことという事を聞きました。なるほど、確かにそうかもしれません。椅子に座っている時に鼻をぐしゅぐしゅいわせていました。まずは健康回復をしていただきたいものです。
会派・平成21が、この3日間の議論の末に、今議案である土地収用予算を含む05年度予算案を巡って、まず会派は一致して予算案に対応する、平成21は土地収用予算に賛成する、事を決めたようです。とすると土地収用予算に反対の議員はどうなるのか、という事になります。
反対を明確にしているのは、小長井由雄議員と鳥澤富雄議員です。 会派の再編がおきるのかどうか、もう少し様子を見ないとわかりません。
今日の参議院本会議、予算委員会のトップバッターは福山哲郎議員、土地収用問題をとりあげてくれたのかどうか、気になります。県議会中で国会傍聴ができませんでした。今は、県議会もさる事ながら国会での国土交通省に対する追及が必要です。公共事業チェック議員の会に期待です。
明日の質問者と項目です。
質問順序 1 質問者 込山正秀 1 東部地域における地域づくりについて 2 富士山観光について (1)静岡空港開港をにらんだ観光戦略 (2)富士山周辺の道路整備 3 地域の防災体制の強化について 4 ドクターヘリの運航について o 消防無線の搭載 5 農林水産物の海外マーケティングについて 6 売れる米づくりに向けた本県の取り組みについて 7 東部地域の県立高校のあり方について
質問順序 2 質問者 柏木健 1 内政構造改革について 2 社会保障制度と負担のあり方について 3 行政のスリム化のための方策について (1)職員数の削減のための今後の見通し (2)保健所と福祉事務所業務の委託化 4 静岡空港について 5 掛塚橋・天竜川橋間の架橋構想について 6 教育行政について (1)県立高校の入試制度 (2)高校生の知恵を活用した農産物のブランド化 7 悪質、巧妙化する振り込め詐欺への対策について
質問順序 3 質問者 石橋康弘 1 東部地域における鉄道交通の利便性の向上について 2 職員の意欲向上のための意識改革について 3 伊豆の観光振興策について 4 県立静岡がんセンター研究所について 5 信頼にこたえる教員の養成について 6 子供の安全確保対策について
質問順序 4 質問者 田中泰之 1 新エネルギーの積極的な導入促進について 2 静岡県ゼロエミッション事業について 3 人づくり教育への県民だよりの活用について 4 花博終了後の浜名湖地域への交流促進について (1)交流人口増への取り組み (2)浜名湖横断橋構想 5 犬、猫の適正管理に関する取り組みについて 6 栽培漁業の推進について
質問順序 5 質問者 浜井卓男 1 静岡空港について (1)90分アクセスのネットワーク (2)空飛ぶミッション 2 PFIについて (1)県内業者の取り扱い (2)サービス業務の契約の取り扱い (3)20年後のリスク ア 少子化による定員減 イ 契約期間満了後の対策 3 指定管理者制度について (1)今後の対応 (2)外郭団体の見直し 4 三幸協同製作所について
2005年03月02日(水) |
石川知事に剣道のたしなみ |
今日の県議会、何と言っても静岡空港推進の中心、大石哲司議員の空港だけのテーマでの一般質問に注目でした。勿論、共産党の酒井政男議員の代表質問も同様ですが、昨日の日記で項目はお伝えしています。
大石議員は、空港反対の共産党議員と私には名指しの批判も行ないましたが、最後に大石議員が執筆した『老犬ふらりの 静岡空港大遺言』の宣伝に至って、せっかくの推進派の見識がどこかにすーっと流れた印象でした。 注目は、「万が一」と断った上での「事業認定が行なわれなかった場合」を想定した大石議員の質問であり、この質問に関連しての知事答弁です。知事は、剣道をたしなんでいるとのことで、勝てる間合いは難しいが、これなら負けないという間合いはわかっているつもり、負けるとわかって飛びこむ人はいない、と土地収用申請が遅れてきた経過を説明しました。
「これなら負けない間合い」で申請している割りに、「事業認定されない事は死刑判決と同じ」とか社会資本整備審議会を「県民の手の届かないところで地域の事業を判断するおかしな仕組み」発言は、実は本当に「事業認定されるかどうか不安=弱気」を示しているしかいいようがありません。
しかも、驚くべき答弁が続きました。01年の土地収用法の改正で透明性、客観性を担保するために制度化された社会資本整備審議会をさして「悪法である、悪法でも従わなければならない」。知事という要職にある方の発言とは思えない内容です。今日は大石議員の質問に先立って「空港はいらない静岡県民の会」は、土地収用予算の支出中止と住民投票の実施を求める請願を奥之山た化し議長に提出しました。
明日の質問者と項目です。
質問順序 1 質問者 植田徹 1 富士山を生かした観光振興について 2 新幹線新富士駅と在来線富士駅の接続について 3 富士市内の幹線道路の整備について 4 富士山こどもの国の指定管理者の指定について 5 ペットの火葬による環境問題について
質問順序 2 質問者 蓮池章平 1 東海地震対策について o 発災後のコミュニティーFMとの連携 2 ユニバーサルデザインについて o 普及定着に向けた取り組み 3 旅券の日曜日交付について 4 NPO支援について 5 絶滅危惧種の保護について 6 HIV迅速検査の導入について 7 ファルマバレー構想の推進について 8 県営住宅の連帯保証人制度について 9 警察官の捜査技術の継承について
質問順序 3 質問者 山田誠 1 防災対策について (1)発災時の山間地の孤立地域への対応 (2)救助活動時のサイレントタイムの確保 2 トリアージ訓練の現状と推進について 3 教育行政について (1)総合科学技術高校(仮称) (2)特別支援教育 4 デジタルコンテンツの普及促進への取り組みについて 5 巴川流域総合治水対策について
質問順序 4 質問者 前沢侑 1 清水港について (1)競争力強化対策 (2)交通アクセスの整備 2 農業生産基盤整備の推進について 3 介護保険制度見直しによる軽度認定者への対応について 4 地球温暖化防止に貢献する森林・林業施策について o 森林・林業再生への取り組み 5 県民の文化芸術活動の活性化について 6 学校教育における体験活動の推進について
2005年03月01日(火) |
石川知事、昨日に続いて「富国有徳」を説く |
今日の代表質問は、公明党の早川育子議員、KEN-MINの森本なおこ議員の2人。早川議員からの政治姿勢に関する質問への答弁は、「富国有徳」研究会の報告を昨日の答弁より更に詳しく、というかしつこく。特に「いいひとづくり」の強調で、新年度に「創知協働人づくり県民会議」を設置する話しをエンエンと。 県民会議の委員長に、有馬朗人氏を要請中、委員長直属の会議を情報発信力のある方にお願いし、産業界、教育界、NPO、女性団体などで専門委員会を作ってもらい、大県民運動を巻き起こすとを誇らしげに答弁していました。
森本議員が「プール金、簿外郵券、贈収賄問題」についての質問項目があげていましたので、その時にはどんな答弁するんだろうと「いいひとづくり」発言を聞いていました。ところが、また、政治姿勢の質問には昨日と全く同じ「富国有徳」論を繰り広げ、不祥事の質問を飛ばして少子高齢化の質問に答弁を始めてしまいました。
65歳などというのはWHOが勝手に作った数字と、自分も65歳だけど元気だ、ヤジで知事ももっと頑張れ、がでるとますます話しが長くなり、いつもの石川節。恐らく途中で、答弁を踏み外している事に気がついたのでしょう。不祥事問題に戻って答弁していましたが、ほとんど棒読み状態。贈収賄事件について本来なら公判が始まって本人が罪を認めた時点で懲戒処分だが、あまりに信頼を失う行為なので、収賄の意図を本人は否定しているが、金銭授受を確認できたのでその段階で懲戒処分を下した、との答弁。(これって、許されるの?)
きのうは本当に元気がなかった石川知事ですが、今日は少しいつもの調子、それでもやっぱり、元気がない石川知事でした。何か異変でも起きているのかな、と勘ぐりたくなります。
明日は、大石哲司議員が空港一本で質問します。傍聴してください。
明日の質問者と質問項目です。
質問順序 1 質問者 酒井政男 1 知事の政治姿勢について (1)県民の暮らしを守る施策 (2)石川県政3期12年の総括と多選問題 (3)三位一体改革 2 静岡空港建設の問題について (1)土地収用問題 (2)中部国際・羽田の2空港の影響 3 東富士演習場基地問題について o 米軍再編と海兵隊移転問題 4 国民保護法への県の対応について 5 浜岡原発について (1)耐震安全性 (2)老朽化問題 (3)原発震災対応 6 地震、台風等の被災者生活支援について 7 国民健康保険について (1)国庫負担率の是正 (2)都道府県財政調整交付金のあり方 (3)国民健康保険制度改革の方向 8 少子化対策について 9 大型店進出対策と中小業者対策について (1)大型店進出対策 (2)木造住宅助成による中小業者への支援 10 農業問題について (1)食料自給問題 (2)農業行政の基本姿勢 11 前沼津土木事務所長の収賄事件について (1)政・官・業の癒着問題 (2)政治献金問題 (3)談合対応 (4)政治責任 12 公契約制度について (1)公契約条例 (2)元請・下請関係の対応 13 教育行政について o 少人数学級 14 警察行政について (1)捜査費・捜査報償費 (2)第三者の監査・調査 (3)知事の要求監査の必要性
質問順序 2 質問者 渥美泰一 1 人づくりの推進について (1)将来を展望した人づくり (2)教育委員会の取り組み 2 少子化対策への取り組みについて o 次世代育成支援対策行動計画 3 観光振興策について 4 県産材の利用促進について 5 若者の就業支援について (1)就職支援の取り組み (2)学校における職業教育 6 農業高校について
質問順序 3 質問者 長崎国男 1 公的試験研究のあり方について 2 地球温暖化防止対策について (1)県の今後の取り組み (2)市町村への推進方策 (3)地球温暖化防止活動推進センターの役割 3 県立静岡がんセンターの今後の進むべき方向性について 4 田子の浦港の整備について (1)中央岸壁の改良 (2)みなとまちづくりへの取り組み 5 主要地方道富士裾野線今宮バイパスの整備について 6 屋外広告物対策について 7 特別支援教育について o 支援計画の策定
質問順序 4 質問者 大石哲司 1 静岡空港について (1)土地収用法に基づく事業認定申請と開港時期の延伸 ア 認定申請の時期 イ 認定の可否と権利取得の時期 ウ 延伸による逸失利益またはメリット エ 空港完成に向けた決意 (2)予想される反対運動 (3)地域振興 ア 臨空地域振興策 イ 進入路直下地域の地域対策 (4)地方空港をめぐる新たな動き ア 国際化機能に対する国の支援策 イ リージョナル路線の充実 ウ 静岡空港を活用した農水産物の販路拡大 (5)今後の推進体制の強化 ア 民活化 イ 広報活動及び職員の意識改革
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