2005年02月28日(月) |
石川知事、出馬表明せず |
今日から代表質問。既に年頭記者会見で静岡空港土地収用の事業認定が出なければ出馬見合わせを示唆していただけに、表明はないはずと受けとめていました。
ところが、代表質問にたった自民党の大場勝男議員は出馬表明を誘うように「知事は3期12年目、任期もあと半年。きびしい経済情勢の中、手堅い行政手腕。富国有徳、4つのK、3つのSと全力を尽くしてもらっている。石川知事は益々必要。」と4期目の意欲について質問。
しかし、知事の答えは、自らの功績をあげつつもも「知事に誰がなってもとりあげざるをえないテーマ。7月以降、どうなるかは別にして早くスタートする必要があることがら。…どんな立場になるとしても邁進する決意。ご支援、ご指導を」という趣旨でした。
平成21の三ツ谷金秋議員も「知事の答弁はよくわからない、わかりやすく」と改めて「死刑判決」発言を引用しながら質問するも、結局「どなたが県政の舵取りを担うにしても」の範囲でした。
なかなか慎重な答弁です。それだけ危機感があるということでしょうか。
明日の代表質問項目です。
質問順序 1 質問者 早川育子 1 知事の政治姿勢について (1)「富国有徳 創知協働」による施策展開 (2)「富国有徳 創知協働」と人づくり 2 平成17年度当初予算編成について 3 健康長寿日本一を目指す取り組みについて 4 静岡空港について (1)空港に対する県民理解の促進に向けた取り組み (2)エコ空港としての展開と取り組み 5 子育て支援について (1)子育てに理解のある職場環境の整備 (2)待機児童解消に向けた取り組み 6 男女共同参画について o 女性のチャレンジ支援 7 東海地震対策について (1)由比地区の地すべり対策 (2)プロジェクト「TOUKAI−0」の推進 8 健康福祉行政について (1)県立3病院の医療福祉相談体制 (2)アレルギー疾患対策 (3)高齢者虐待防止対策 9 商工労働行政について (1)ユニバーサル技能五輪国際大会 (2)障害のある方の雇用促進 (3)工業技術センターのあり方 10 中山間地域への支援について o 中山間地域等直接支払制度 11 京都議定書に基づく地球温暖化防止対策について o 地球温暖化防止に向けた決意と条例制定 12 教育行政について (1)共生・共育と特別支援教育 (2)総合的な学習の時間のあり方 13 薬物乱用防止対策について
質問順序 2 質問者 森元なお子 1 知事の政治姿勢について (1)県政の将来ビジョン (2)県職員の倫理観と不祥事の再発防止対策の実効性 (3)平成17年度当初予算 2 少子化対策について 3 広報について 4 宿泊施設の外国人観光客受け入れ支援策について 5 消費生活条例の改正について 6 環境森林行政について (1)森林条例の制定と森林新税の創設 (2)森林整備におけるボランティアとの協働 7 中心市街地の商店街の活性化について 8 農業水産行政について (1)農水産物のブランド化の推進 (2)新規就農者への支援 9 企業局事業の見直しについて 10 ゆとり教育について 11 犯罪情報の効果的な提供について 12 監査事務のアウトソーシングについて
2005年02月27日(日) |
外国人のための無料検診会実行委員会討論会 |
第7回目まで検診会を重ね、あらためてこれまでの積み重なってきた問題点について受診者、実行委員会、関係者などで「健康相談と検診会」のありかたについて討論会が開催されました。
受診者の方の参加を含め20名くらいだったでしょうか。 昨年度の検診結果レポートや受診者アンケートを材料にしたフリー討論。継続する事の意味として、 1、外国人の医療環境−健康保険の加入ー受診者の29%が保険未加入 2、外国人の医療環境−通訳制度―受診者の39%が言葉の問題で不安 が確認され第8回目も開催する事になりました。 そして、もう一つの議論としては、検診会を今まで通りに無料にするか、500円程度の有料にするかでした。有料化論の一つは、無料だと派遣会社などが検診会にいけばいいと保険加入義務を放棄する原因になるとの意見。もう一つは、外国人住民として共生社会の一員として考える段階にあり有料も選択肢であるとの意見。
行きつ戻りつの議論でしたが、結論は今年度開催時に受診者に有料についてアンケートを行おうということになりました。ボランティアグループのこうした議論、時間もかかりますが、社会の重要な要素を担っています。
今日は、静岡空港土地収用認定取消し訴訟弁護団の結成集会と知事選挙「新しい静岡県を創ろう会」の会合が同じ時間帯でありました。
弁護団結成集会に最初でました。朝日テレビでの静岡空港特別番組と県民の会作成のDVDを放映後に渡辺弁護団長の挨拶から始まりました。そして50名くらいになるであろう弁護団の今後の見通しや紹介が行なわれましたが、その途中で退席しました。
「創ろう会」ではこれまでの候補者選定の経過と今後について突っ込んだ議論が行なわれました。「ヨミウリ・ウイークリー」、毎日新聞、読売新聞の記事と3人の候補者についての状況説明がありました。ただ、今日の段階では候補者の絞込みは出来ない、というよりも幅広く候補者選定を出来る状況が生まれていること、候補者が決まった時のために各地区での勝手連組織を作っていくことなどが確認されました。
今日、二つも重要な会合がありましたが、それぞれにシビアなテーマが設定されており、なかなか大変というのが正直な感想です。それにしても石川知事の昨日の後援会での社会資本整備審議会に対する「よその人間が決めている」(手元に毎日新聞がないので正確でないかもしれません)発言には腹がたつというより笑えて来ました。
だったら、静岡県内の各自治体の政策決定で静岡県が「よその識者を連れてきて決めている事はないのか」と問いたいです。「天に唾する」発言であることに気がつかないのでしょうか。自分が為政者として決める側にいるときには、何の反省もせず、逆の立場に立った時に、「妙な論理」で「特異な」「石川節」が発せられるのです。
官僚そのものです。本会議でもよくあります。よく聞いてみるとおかしな発言というのが。
ドンドン時間が過ぎていきます。 もうとっくに予算書に目を通さなければならないのに雑用に追いまくられています。去年の今ごろは、もう少し準備に時間を割いていたように思います。議会軸局から28日からの代表質問の項目が送られてきています。
去年の今ごろは何をしていたのか、と思い日記コーナーを振りかえって見ました。意外や議会で大変という表現があまりなく、イラク戦争の問題や空港問題など多彩な活動報告でした。のんびりした感じも伝わってきます。
なるほど、余裕を持つことが大事ということでしょうか。 でも、どうやって議会の準備をしていたんでしょう?
環境総合研究所の鷹取敦さんを講師に麻機遊水地の現地見学とダイオキシンについての基礎学習を行ないました。やはり百聞は一見にしかず。現場に解決の糸口があることを痛感しました。
まず基準値の考え方の所でダイオキシンの恐ろしさについて再確認。流入口汚染に関して、第4工区から流失か、外からの発生源からか、これはまだ断定できませんが、外とすれば回りの様々な施設の存在を見定める必要があります。
その意味では、外の施設に関わる調査も重要です。しかし、これは静岡市の管轄。そしてフナのダイオキシン汚染、これはかなり高い数値です。この分析をどうするかについては貴重な示唆をいただきました。
今日の学習の成果は環境森林常任委員会で役立たせたいものです。
2005年02月23日(水) |
毎日新聞静岡支局長、細野豪志衆議院議員に突撃インタビュー |
おー! 毎日新聞静岡支局長の知事選挙取材ノート。 「県庁上空 落下傘は開くか」 ライバル紙「ヨミウリウイークリー」の記事であっても報道の社会的価値があれば、自ら現場に出かけて事の真偽を確認するそのジャーナリズム姿勢に好感を感じます。
細野議員の公式見解「国政に全力を尽くします。ただし、4年前の知事選挙で水野誠一さんを支援した事もあり、石川さんを推薦するわけにはいかない。対抗馬を見つけないと・・・」は極めて政治的に重要な発言です。
昨日の読売新聞報道で、民主党静岡県連は「石川支持でなく自主投票」との榛葉和津也幹事長談話を紹介していますが、このラインを細野議員の発言ははるかにこえています。14日の岡田代表の静岡空港の土地収用は否定しない、民主党としては石川知事4選はありえない、自主投票は地域の対応という記者会見発言の知事選挙部分も当然、越えています。
民主党県連静岡県第1区総支部幹事長の小長井由雄県議会議員は既に岡田代表の記者会見の内容に異議ありと公開質問状を出しています。牧野聖修衆議院議員は、ホームページに静岡空港の跡地利用に「サンシティー構想」をアップしています。この動きはマスコミ報道されていませんが、民主党内良心派のリアクションとして注目されます。
ひょっとすると、民主党内での非石川知事グループが横につながっていく可能性がこの細野発言で生まれるかもしれません。26日の、「新しい静岡県を創ろう会」でどんな市民的動きが生まれてくるのか。「薩長連合」への兆しが出てくるのか。大いに期待と関心をもって見守っている所です。
2005年02月22日(火) |
元気のない石川知事の所信表明 |
今日から2月議会が始まりました。 10:30からは全員協議会という形式の本会議場での各部長による予算説明会。14:20くらいまでかかりました。
知事の所信表明は、14:40から15:30までの長時間、1ページ800字くらいで24ページ、11000字くらいでしょうか。昨年の決算特別委員会を経験した事と既に各部長の説明も終わっていたので、去年よりはじっくりと知事の所信表明を聞くことができました。
「富国有徳」に「創知協働」が加わって新たな県政運営基本理念との事。戦略として「環境」「健康」「教育」「交流」の4Kに「少子化」「災害」「生産性の向上」の3Sを加えて「4Kプラス3S」の造語。
「富国有徳」は「不徳憂国」に言い換えたのはすでにご紹介した静岡空港反対地権者の大井寿生さん。経常収支比率90を目標にといいながら昨年が臨時財政対策債を分母に加えて87,3、臨時財政対策債のおかげの減少数値。その額が減ればなんということはない16年度見通しが93,4。そう思ってみるとこの所信表明、どこに新しさとパワーが感じられるのだろうか。
多額な簿外郵券、職員逮捕の中での「コンプライアンス委員会」といっても、自らその真相の解明と責任を取ろうとしない姿勢をみてとるならこの所信表明も何かしらじらしい。
静岡空港の公聴会のところで「去る2月18日、19日」を「昨年の2月18日、19日」と読み違えたのを聞くとその緊張感のなさにしらけます。元気のない石川知事の印象でした。
※ この日は先議で新島田市、新袋井市の廃置分合議案、反対討論を速報コーナーにアップしています。
2005年02月21日(月) |
NPO法人環境エネルギー政策研究所の総会に参加 |
今日は、環境エネルギー政策研究所の総会に参加してきました。注目集める自然エネルギーに関して日本だけでなくアジア、ヨーロッパ、アメリカと世界をかけめぐる「動くシンクタンク」です。
代表の飯田哲也さんと副代表の大林ミカさん、私よりはるかに若い世代です。英語もペラペラ、これはこれからの時代のリーダーの必須かも。総会で大学生のインターンの方々がすごく多く訪ねてくるとの報告。確かに事務所を見ると若者がいっぱい。飯田さんの魅力なんでしょう。
だけど、どうしても自然エネルギー関係のプロジェクトに関心があり、核燃料サイクルなど「反原子力」プロジェクトには参加が少ないそうです。「反」に対する何か固定観念がどこかにあるのだと思います。
私が総会に参加したのは、自然エネルギーにかかわる政策情報の入手だけでなく、静岡県のこれからのエネルギー需給の見通し、静岡空港跡地利用に関する政策アドバイスを得るためです。
明日から予算議会。 大いにこの学習が役立つといいのですが。
2005年02月20日(日) |
久しぶりに10キロ走る |
この2週間無茶苦茶な忙しさでトレーニングする時間もありませんでした。ようやく今日は午前中のんびりできて久しぶりに走りました。気分爽快です。
忙しかった毎日を振り返りました。どうしてこんなに忙しいんだろうか。県議会議員は何の仕事をやっているかわかりにくい、きっと暇なんだろう、とよくいわれますが、何故こんなに・・・・。
先日も支持者の方に、他の議員の方もこんなに忙しいの?なるほど、確かに他の議員の方々はどうしているんでしょうか?「いや、きっと忙しいんだと思いますよ。ただ、忙しい仕事の中身は違っているかもしれません。でもちゃんと当選しているわけですから、私とは違う何か、仕事のやり方の秘訣があるんだと思います。」と。
ただ、自分でも反省します。仕事のこなし方に問題があるのではないか。他の方に任せられることは任せる、自分でなければできないことをやる、結局、組織的に活動ができているかどうかなんだろうと思います。
市民派と呼ばれている議員の個人主体の活動スタイル。活動のアピール方法。どこかに改善の余地があるんだと思います。
今日は、これから熱海で新潟県人会の連合会です。
2005年02月19日(土) |
朝は知事批判、昼は「知事役」 |
2日目の土地収用公聴会陳述は、昨日の夜遅くまでかかって作ったOHP資料をもとに30分全てを使って行ないました。中身は、大きく分けて2点。 1、土地収用をめぐる静岡県の状況について。 2、土地収用法20条の公益性に関わる需要予測について。
30分を示す時計を目の前に最後の30秒、「社会資本整備審議会」に3点要望。 1、需要予測をキチンと分析すこと。 2、現地を視察すること。 3、反対地権者の意見聴取を行うこと。
陳述内容は、「速報」欄でアップします。
陳述を終わり、傍聴者の感想を聞く間もなく「男女共同参画女性議会」で静岡市のあざれやへ直行。12人の方々との質問の打ち合わせ。議員側の中でとまどい。当局の作ってくれた参考答弁書の範囲なのか、「知事役」任せでいいのか。私もここはまよった所です。
議会が始まり、躊躇しながらの答弁で何か中途半端な感じでした。12人の最初は当局とは関係なく自分の意見を述べている人や当局文書をそのまま使っている人や、いろいろでした。だんだんと答弁が重なるごとに、「答弁技術」がわかり始めて、結果的に当局文書を生かす形で読み上げるのが無難でわかりやすいという印象でした。
私の「知事役」答弁が終わると議員関係者から「いつもと違うゾー!あれじゃ再質問だー!という冗談的ヤジも飛んでいました。西原議員とも話しましたが、こう言う形でNGOから質問が出され、議員が答弁するという事で当局側が基本的答弁を出し、それが議論になるという事では、ある意味、中身の濃い県民参加になります、ねと。
前提は中身ガ鋭い事ですが、女性議会のみさん、結構調査されていてレベルの高さが伺われました。
2005年02月18日(金) |
静岡空港土地収用公聴会を傍聴 |
国土交通省名古屋地方整備局建政部長が司会者となって始まった土地収用公聴会。島田市民文化会館には300名くらいは参加されていたんでしょうか、推進派、反対派入り混じっての傍聴でした。
起業者としての静岡県報告は、山村建設局長でした。商工会議所顧問として川合祐一氏が陳述しました。
そのあとに4人の地権者が陳述。 1人1人が個性ある訴えを行ないました。 聞いていて、ここに動く歴史があることを発見しました。 彼らにまさに正義があり、真実があります。
そのあとに大塚吉田町議会議員や大石榛原町議会議員、住民の方々が複数で陳述。静岡空港中止の会の飯尾さんという具合に進行。
所用で退席せざるを得ませんでしたが、明日は私の陳述です。 予想以上にOHPの調子が悪そうです。 というか会場が広いんですね。 準備が大変です。
2005年02月17日(木) |
女性議会で「知事役」答弁の準備 |
19日あざれや大ホールにて、午後1時より男女共同参画をテーマに模擬「しずおか女性議会」が開催されます。公募県民が議員役となり、現職県議会議員が「知事役」となって答弁するという企画です。私の出番は午後の2時過ぎです。
答弁の議員は、会派別人数で振り分けられ、本来なら「1人会派=市民の風」にはまわってこない役回りです。が、自民党の西原茂樹議員の配慮で自民党枠「1名」分を無所属会派にと配分されたものです。
西原議員は私と同世代でいわば学生時代に「あの時代の空気」を吸っている方です。今は、様々な分野で立場を異にしていますが、物事に対する問題解決のために考える手法は意外と似ているのかもしれません。西原議員も毎日ホームページに日記を書いていてそれを読ませていただく限りにおいてそのように感じます。
さて質問者は大東町の消費者運動に関わっている水野淳子さん。質問テーマは「食の安全を考える エコファーマー拡大のため 静岡県独自の制度の制定を求める」というテーマです。既に水野さんとは質問の打合せを終わっていますが、農業水産部からはあらかじめ答弁も作られていて「知事役」に渡されています。
今日は、そのことで改めて農業水産部の担当者との資料のお願いと意見交換を行ないました。実は同じ日に静岡空港公聴会の意見陳述があり、ギリギリのあざれや入りになります。
質問者は4分、答弁者は6分。なるほど知事がいつもあのように答弁しているスタイルはこういうものかと実感すると共に、作られた答弁をどこまで「私流に」修正できるのか、本当の「知事」なら変えられるところですが、限界がありそうです。そう言っても6分ありますので何か違った視点を投げかけたいものです。
本日京都議定書が発効しました。 7年かかりました。 感慨深いものがあります。 97年のCOP3京都会議に静岡からも大挙して出かけました。 静岡大学の環境系サークル「リアカー」や「エコリーグ」など若いメンバーや「ストップ・ザ・温暖化防止 静岡県ネットワーク」のメンバーと一緒に演じた寸劇を思い出します。
県議会で1昨年地球温暖化防止活動推進センターについて問題提起させてもらいましたが、昨年の公募審査で「アースライフネットワーク」が選ばれました。少しずつ進展している実感を感じます。それにしても2002年度が1990年比9%もCO2排出量が増加しており、6%削減のためには15%も削減しなければなりません。マスコミ各社は相当困難との指摘をしています。
2月11日からの「みどり京都会議」でもこの問題、大きな議論になりました。京都議定書の水準でさえも不充分という意見が多くの方から出されました。ともあれ出発です。
ところで「みどり京都会議」の3日間、朝から晩まで同時通訳の世界、何か不思議な感覚になりました。言語の違いを気にせずに議論をする、自分の意見を異国の代表者・参加者と議論する、お互いの垣根がなくなっているような錯覚に陥ります。それにしても耳から入る音と自分がしゃべる音の時間差をどんな風に認識しているのか、同時通訳の方々のすごさを感じました。
2005年02月15日(火) |
民主党・岡田代表の「ここまできてしまった」論 |
今日は議会運営委員会、総務部の部付き主幹から遅れての予算説明を受けました。明日の新聞に予算分析が出されますが、私の方は23日の定例会までに準備するつもりです。要は「県財政は火の車」、静岡空港なんかに財源を振り向けている場合ではありません。
財政中期見通しで、健全化指標の一つである経常収支比率の目標は90。03年度決算で経常収支比率が87,3と目標達成達成できたと昨年の決算特別委員会で言い張っていた橋本総務部長。04年度は、見通しは何と93,4。117億円あった基金は55億円。 厳しい県財政です。
空港建設局が示した土地収用予算は10億8000万。 土地・物件調査費は8億400万。 調査人件費が5億9300万。ほとんどが人件費。 面積が広い。立木トラスト、共有地権者など権利者が2000人。 直径1センチ以上の立木は全て対象。 調査は全部が人手で。 事業認定から採決までわずか1年。
まさにこれだけかかるなら住民投票のほうがよほど早い。
それにしても朝の新聞報道ー「民主・岡田代表 空港建設を容認 強制収用にも理解示す」。なんで、岡田さん、こんなことをいうの!「個人的立場としては空港に反対は、変わらないが、ここまで来てしまうと、反対のそれほどの意味があるのか」。土地収用についても、一般論としてはと条件を付けながらも「できないことはない」論。
一方で衆議院選挙にとって知事選挙に候補者を出す事がプラスかマイナスかで判断をしていただきたい、4選は支持しない、地域事情は認める、とも。要は 県連指導部の方針を追認しているだけで指導力ゼロ。これでいいのか、民主党!です。
2005年02月14日(月) |
タスマニア問題院内集会に参加 |
本日、衆議院第2議員会館で「オーストラリア上院議員ボブブラウン氏を囲む会」が開催されました。呼びかけたのは民主党NC環境大臣の佐藤謙一郎衆議院議員ほか四名で、議員として金田誠一衆議院議員、近藤正道参議院議員、秘書として稲見哲男衆議院議員、楠田大蔵衆議院議員、近藤昭一衆議院議員、阿部知子衆議院議員、福山哲郎参議院議員、前田武志参議院議員、工藤堅太郎参議院議員が参加しました。
アジア太平洋みどり京都会議でタスマニア問題でのワークショップもあったこともあり、学者、NGO、学生など30名以上もの方々の参加がありました。国会議員の方々への問題提起は始めてのとのことでしたが、話合いを拒否している製紙会社との交渉、環境省など日本政府との交渉、国会での質問、タスマニア現地への国会議員団訪問など課題が確認されました。
オーストラリアは森林面積が全土の5%ということで国民の関心も高く世論調査では85%が政府の伐採方針に反対との事です。タスマニアのチップ生産量の90%が日本向けとの事で日本の責任は重大です。紙を使う消費者としてはどこにタスマニアの原生林が含まれているかなど確認しようもありません。
原生林を使わない紙の評価制度もあるとのことで、何らかの形でこの問題へのアプローチが必要のようです。
2005年02月13日(日) |
アジア太平洋みどり京都会議、大成功のうち閉幕 |
今日は、「アジア太平洋みどり京都会議」の中で「グリーンズネットワーク」設立の国際会議でした。22ヶ国28グループによりグリーンズの新しい歴史的第一歩が始まりました。
四年前のオーストラリア・キャンベラでのグローバルグリーンズ同様に極めて民主的運営の元に大会は進行しました。議題は、規約の承認、人事案件、決議と三つなのですが、時間が9:30から11:30までの2時間。
議長は、オーストラリアのマーガレット・ブレーカーさんと清水耕介さん。規約の承認は、既に出されていたいくつもの修正案を前日の、というか今日の朝までかかって調整され、これは意外に簡単に全員一致。ところが、人事案件で紛糾。
大会運営委員会は、アジア太平洋グリーンズのネットワークの代表委員3名の選出に対しては、オーストラリア、日本からの提案を受け入れ3人目の1人を選挙で選出したい旨を提案しましたが、当然ながら、何故3人目だけ選挙なのか、と異議がだされました。時間の制約の中で、早急なる投票に行きたかったんですが、そこは草の根民主主義。結局、代表委員3名だけでなく、メンバーシップ選考委員も併せて全部選挙でやろうと。
こうした決定過程が非常に面白いものがあります。「シャンシャン大会」はグリンズの中ではありえないということがここでも証明されました。キャンベラでの大会運営に大いなる刺激を受けてきましたが、今回も傍聴者含め200名近い人たちが「みんなで決める」とはこういうこととと、いう民主主義のあり方を学習する場となりました。
あと19分という中、11もの決議が人事案件が処理のあと議論されるのですが、その裁き方が実にうまい、少数意見を無視せず、しかし、少数意見を持つ側も納得できるスタイルを獲得しているのです。日本の議会でも是非ともこうした質を実現したいものです。
2005年02月12日(土) |
地方議員フォーラムーオーストラリアの報告に納得感 |
2日目のワークショップ=政策研究は、京都議定書発効を前に気候変動、安全保障、多様性と人権、ダム、先住民族の権利と文化、タスマニアの森林伐採、自然エネルギー、グローバリゼーション、北東アジアの平和、アンペイドワーク、ゴミそして地方議員フォーラムと多種多様でした。
地方議員フォーラムについては、コーディネーターを担当しました。 司会は、橋本久雄さん(小平市議)、大野博美さん(千葉県議会議員)。 スピーカーは、 1、韓国スピーカ― キム・ナックチュンさん(ソウル市道峰区議会議員)、イ・ヒュンジュさん(ソウル市陽川区議会議員)の2人。 2、オーストラリア・スピーカー Jane Bangeさん(元市議会議員)。 3、日本スピ―カ― 野口英一郎さん(鹿児島市議会議員)、村田邦子さん(二ノ宮町議会議員)の2人。
テーマは、 1、自己紹介をかねて地域の課題(環境・公共事業) 2、運動圏と制度圏、市民運動と議員、ローテーション 3、内なる国際化=地方参政権 4、選挙キャンペーン
議会の開催時間、議員は専業か兼業か、報酬、選挙方法など国、地方によって大いに異なるということを改めて再確認。日本の選挙スタイルだけがすべててではありません。詳しくは次の機会にしますが、本来選挙制度も都道府県、自治体単位で異なっていいいはずなのですが、日本という国は全国一律、これは世界の常識でないことを知っておくことは重要です。
おもしろかったのは、オーストラリアのJaneさんの議会の傍聴の話でした。日本だけでなく、オーストラりアでも有権者の議会傍聴は少ないらしく、どうしたら議会に関心を持ってもらえるか。ということで、各サークルや団体で当番制で傍聴を義務付ける、議会は4時から、グリーンズの主張としては仕事が終わる5時からにしたかったとのことですが保守派の反対で実現できなかったとのこと、普通に議会をウヲッチングする、このことで今まで知らなかった議会の様子がわかり、有権者の関心が高まったとの事。
なるほど。静岡県でも「県政ウオッチングの会」があり、ネーミングからもどこの議会も同じということに新しい発見をしましたが、サークルとか町内会とか、傍聴を当番制にするというのは、結構面白いアイディアかもしれません。
2005年02月11日(金) |
ハインリッヒ・ベル財団主催の自然エネルギーシンポジウム |
アジア太平洋みどり京都会議の開催にともなってのハインリッヒ・ベル財団・環境エネルギー政策研究所共催の「ボンから京都、そして中国へ」自然エネルギー国際シンポジウムは、京都市の後援もあり、参加者は300名近い人で、すごい盛りあがりでした。京都議定書の発効前夜ということでの関心が高まっているのかもしれません。
内容は、 第1部 なぜ自然エネルギーが必要なのか、 第2部 自然エネルギー:各国の経験より、 第3部 自然エネルギー:国際的プロセスと戦略 と多分野でのテーマ設定でしたが、9人のスピーカ―が世界の最前線で活躍している方々だけに大変勉強になりました。日本でも、静岡県でも自然エネルギーについては、行政側も盛んに推進の言葉を使っていますが、問題点を指摘された感じです。
聞いていて感じたことは、昨年の6月のボンでの自然エネルギー国際会議の水準が、アジア太平洋諸国の人々に全部とは言えませんが、かなりの分野で情報共有できたという点です。環境政策研究所の飯田哲也さんが紹介してくれたボン会議でのドイツ経済大臣の言葉で「石油による戦争でなく、太陽=自然エネルギーによる平和へ」は、本当に現状を言いあてています。イラクでの戦争が続いている中で、太陽光発電など分散型自然エネルギーの分野が、イギリス産業革命に匹敵する新たな産業の始まりとの認識です。
付け加えて飯田さんは、「京都議定書を批准しない国とイラクに軍隊を派遣している国が、大いに重なっている」との指摘は、まさに環境と平和が一体のものであることを教えてくれます。京都議定書発効をどのように地域で推進できるか、来週から始まる議会で大いに議論して見たいものです。
2005年02月10日(木) |
北朝鮮戦サッカー、辛勝の日本 |
2対1。辛勝。 「国内メンバーを使って貰えていたので何としても」は宮本キャプテンの言葉。小笠原の先制点、後半戦で同点。ロスタイムで大黒のシュート。確かにハラハラするゲームでした。
どこの報道も、当然ですが、勝ってよかった、の喜びの声。
ただ、TBSのサッカー解説の中西さんは、ジーコ監督批判。何故、調子が悪いのがわかっている状態で海外組みをいれなかったのか、中村、高原がはいって全然動きが変わった、と。
これまでも国内組で奇跡を経験しただけに・・・。
それにしても北朝鮮チームの善戦。なかなかすごいパワーでした。6月のピョンヤンでのゲームはどうなるのか、とても楽しみです。
マスコミ的には、北朝鮮との戦後の清算、拉致、核問題のある中で、2人の在日朝鮮人をベースに融和的な報道姿勢。ワールドカップでの日韓戦のイメージもありました。がテロ警戒、日朝の衝突懸念で戒厳令的状況。北朝鮮では報道もなかった様子。北朝鮮選手の生の声が聞けないのは残念でした。
今日、知事部局総務部部付き主幹の方から予算説明をしたいのでと連絡。既に大会派はとっくに説明は終わり、いろんな資料が伝わっています。15日の議会運営委員会の前に説明するのが建て前ですので、14日はどうかとのこと。
少数会派の取扱いは相手方からすればやむ得ない面はありますが、もっと早くに連絡も可能であったはずといいたいところです。が、2月11日、12日、13日の「アジア太平洋みどり京都会議」をひかえ、尚且つ14日はボブラウン氏の国会での勉強会の日。
これはしょうがないので、15日の議運のあとにお願いしました。 頭を予算問題に集中させなければなりません。 勉強することが沢山あります。
今日は北朝鮮とのサッカー。 さっき会議の合間に聞いたところでは日本が先制点とのこと。 早く帰って見たいのですが、国際会議の準備がまだ山積み。 さてどうしたものか。
2005年02月08日(火) |
ボブ・ブラウン氏の製紙会社交渉 |
2月11日、12日、13日の「アジア・太平洋みどり京都会議」にオーストラリア緑の党の代表・ボブブラウン氏が訪日しますが、この際にとオーストラリアで政治争点になっているタスマニアの森林伐採問題を日本国内にアピールしたいと様々な企画が検討されています。
一番は、何といってもタスマニアの森林伐採=チップの90%を購入している日本製紙、王子製紙、三菱製紙との話し合いです。私が、みどり京都会議の代表を引きうけていることもあり交渉係を担当していますが、今日の日本製紙、王子製紙の回答は話し合いはご遠慮させていただきます、との返答。
もう一つは、国会議員へのタスマニア問題についての勉強会企画。当然の事ながらタスマニア問題はほとんど知られていません。2月14日の院内集会の準備に今日は1日ついやしました。静岡県には、日本製紙に統合された旧大昭和製紙があり、他人事ではありません。
しかし、製紙会社とオーストラリアの方々との言い分は全然違います。 きちんとした勉強会が必要です。 それにしても製紙会社の方々の話合い拒否の姿勢には驚きました。
2005年02月07日(月) |
『yomiuri・weekly』に県知事選挙ニュース |
ビックリ。 『yomiuri・weekly』の2月20日号に県知事選挙ニュース。 しかも、見出しは「33歳の”若大将知事”が誕生?今夏の静岡県知事選挙」と具体的候補者名が細野豪志衆議院議員。これはすごい!
私は「海野とおる・牧野聖修さんグループと細野豪志さんグループの薩長連合を」と訴えてきただけにこの報道にオー!
詳しくは是非、「yomiuri・weekly」をご購読下さい。
2005年02月06日(日) |
日記書こうと思ったら・・。 |
日記を書こうとパソコンに向かいましたら急にお腹が痛くなり・・・。 休みます。
3月6日の駿府マラソン10キロコース出場の為のトレーニングをようやく始めることになりました。今年は何故か忙しくてなかなか走りこむきっかけを掴めず、今日に至ってしまいました。
やはり、トレーニングしていないと足腰にガタが来ます。キロ数が増えるにしたがって関節のあちこちが万力で締められるかのような感じで動きが鈍くなります。ある意味スタミナが切れていくに連れて無駄な動きが出来ず、最低限の筋力を駆使させようとする体の叫びでもあります。
とにかく、トレーニング。 まず1時間走れるスタミナ。 次に速く走る時の酸素不足への耐力。 そして時間調整。
走っていると電動車椅子に乗った障害をお持ちの方がスイスイと歩道を動いていました。介護の方がそばについていましたが、何か街の余裕を感じました。車椅子がある風景とでも言うのでしょうか。バリアフリーだから街に障害を持つ方が出て来れるのか、街に出てくる意志を持つ障害をお持ちの方がいるからバリアフリーになるのか、いずれにしても街が元気になります。
さて、あと1ヶ月きちんと走りこみたいものです。 勿論、今年も50分を切ることが目標です。
2005年02月04日(金) |
10億円の土地収用費用と11億円の住民投票費用 |
今日は新年に入って始めての新潟県人会の役員会でした。 県内の連合会の企画が2月20日熱海で、総会が5月8日、忘年会ののスケジュールは、などアルコール入りでの意見交換会。
議題が終わって、いつもの無礼講の言いたい放題。 その中で「今まで空港には反対であったが、ここまで来たらつくるしかないじゃないか、松谷さん」ウーン、と色々説明を始めましたが、なかなか納得していただけません。とにかく知事の地権者を馬鹿にした代官的発想についてふれると「なるほど」意外にそこがすんなり。理屈とは違う人間の機微の話しの方がわかりやすい。
議論は更に発展し、土地収用のために10億円、住民投票のために11億円、ここまで来たら何が一番解決の方法として合理的なのか、の議論。賛成であっても、反対であっても住民投票というやり方で双方が納得するしかないんじゃないか。
と喧喧諤諤の議論していると役員の1人、中小企業の経営者の方が10億円でも、11億円でも、どっちでもいいけど、その金を無利子で三年でも四年でもいいから借りたいよ!と、それは出来ないの、松谷さん!と大声。
「俺、帰るよ」。 この議論、どこまで土俵を広めてやるのか。 人間の機微に触れる議論としてどう展開するのか。 考えさせられました。
2005年02月03日(木) |
中電の原発1000ガル耐震補強は訴訟対策? |
今日の原発訴訟はラウンドテーブルで双方の証拠の確認作業でした。原告弁護団からは、来年の3月には判決をもらう、とにかく中越地震、スマトラ地震が続く中、東海大地震逼迫のこの状況下でとにかく、証人、現場検証含め訴訟のスピードアップをと裁判長に訴えました。裁判長は「一気呵成」という言葉を使っていました。その真意は何?というところです。 ラウンドの後の記者会見では、ほとんどが中部電力の耐震補強の話でした。何故、この時期に1000ガル対応の耐震補強工事なのか。中部電力の真意は何か。
1,国の原子力安全委員会ー耐震指針検討委員会において耐震指針改定審議の結果が出てからでは、裁判に負ける、とにかく自主的でも対策を講じていたと言うことを示しておきたいという裁判対策。 2,中電自身が実は1,2号炉は東海大地震に耐えられないと認識しつつあるのではないか。1,2号路はシュラウド交換で2年は動かない、耐震工事まで入れると1号炉は2007年3月、2号炉は2008年3月。東海大地震が起きるまでとにかく延ばすつもりではないか。
それにしても耐震補強は5号炉まで含まれています。最新の5号炉を何故いれるのか。
訴訟の側から言うと、耐震補強された場合に現在の訴訟の対象となっている1,2号炉の議論はやり直すのか、今まで通りなのか。3,4号炉は動かしながら補強すると言うがその場合は何が対象となるのか。
一方で工事内容はといえば地震で電気関係の碍子が壊れる、自家発電ができなくなる、電気対策程度のもので本格的な耐震対応となっていない。
とにかく、次回までに原告側弁護団から中電側に質問状を出すことで相手の回答を待って対応を考えようということのようです。
2005年02月02日(水) |
本当の事が知らされない世の中 |
今日は、牧野聖修衆議院議員の政治資金パーティ。 600人くらいは参加していたでしょうか。 シンポジウムは牧野聖修衆議院議員、森田実政治評論家、鳩山衆議院議員のスピーカーで始まりました。
でも会場は森田実さんの発言に参加者の問題意識は集中。 本当の事がしらされないこの世の中。 戦前と同じくらいに情報が管理されている。 「私がアメリカについて語る時、その部分はほとんどカットされる」。
これは何故なのか。 郵政民営化は小泉首相の念願だ、といわれているが、しかし、この民営化は小泉さんの抱負の実現というより、アメリカの策謀である。アメリカの生命保険会社が日本を狙っている、郵政が持つ簡保120兆円、郵便貯金230兆円、これが規制緩和の対象で、アメリカ企業が参加しやすくしています。
なかなか、民力で現状の分析と打破は難しい面があります。
さてどううけとめるべきか。
夜の会合に出かけようとしたら外は雪。 寒そうだから派手だけど宣伝カーでいこうと運転席に。 暗くてよく見えなかったのだけれどフロントガラスは雪で真っ白。 ワイパーをかけるもガリガリ、ガリガリ。 水を出しながらやるもうまくいかず。 3階の事務所から何か拭くものを持ってこないとこれはダメだ。 しかたない。 ドアをあけて。 そこで気分が変わって、だったらバイクで行こう。 寒いけどいいやとばかりにエンジンをかける。 途中で後悔、だけれど、先に立たず。 とにかくからだがちぢこまる。 こういう時は事故に気をつけないと。 途中で事故車をみる。 帰り、本当に寒かったです。 そんな中「火の用心、ひのよーうじん」の掛け声に頑張ってるー! と思ったら寒さなんか、何のその。 やっぱり、気持ち次第か。
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