けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2006年06月28日(水) さらに疲れについて

帰宅すると,妻が真剣な顔で聞いてくる。

「ねね,ほんとに疲れてない?」
「なんか物忘れがひどいとか」
「なんとなく気分がふさぐとか」

いったい今日は何の記事を読んだんですか。
まったく毎日毎日。

「いや,あのね。言いにくいんだけど…」

あなたにしてははっきりしませんね。
とりあえず気になるので,言ってください。さあさあ。

「今日,私のTシャツが見当たらなくて」

むむ。また話が飛んでいる…。

「で,アンタの引き出しも念のため開けてみたのよ」

はいはい。

「そしたら中がぐちゃぐちゃで」
「いちごと2人でびっくりしちゃって」
「おかあさんならともかく」
「おとうさんがこんなにぐちゃぐちゃなのはおかしいって」

おかあさんならともかくって…。
自他共に認めるだらしなさ…。

まあ,それはおいといて。
それはね,今朝ちょっと探し物したりしたんで,乱れていただけですよ。
時間がなくてそのままになっちゃってね。

「でも!」

お。食い下がるな。

「それだけならまだしも」

しも?

「山のような新品の靴下がぁぁぁ」

いや,それ単なるストックだから。

「でも,数えたら17足もあったんだよ!」
「ぜったいおかしいって!」

いえいえ,そんなことはないんですよ。
あれは在庫ですから。
まずね,僕はカジュアルな格好で通勤が基本ですけど,
スーツ着る時もありますよね。
そうすると,当然靴下もテイストが違うわけですよ。
さらに,休日はカジュアル度も増すわけで。

「…」

さらに冬物,夏物が混ざっているわけですからね。

「…」
「理屈はあってるか」
「そういえば,いつも在庫在庫って言ってるもんね」
「転ばぬ先の杖,石橋をたたき壊して作り直して渡る」
「たしかにあんたらしいわね」

納得していただけましたか。

「でもさ,一応見てごらんよ,引き出し」
「もしかしたら,自分で思ってるよりすごいかもしれないよ」

そ,そうですかね。
では,確認をば。

おおっ。
引き出しの中が美しく整理されているっ。
これはこれはお手数をおかけしましたね。

「いや,それはいちご」
「おかあさん,おとうさんにやさしく聞いてあげてね」
「心配だから」
「って言いながらたたんでたよ」
「娘に無用な心配をかけないでよー」

そ,そうなのか。
それは申し訳ないことをした…。
娘の心の傷にならなければよいが。

ってあなたが余計な勘ぐりをして,大げさに娘に言うからでしょうにっ。





2006年06月27日(火) 家庭での疲労について

めずらしく妻がテレビ欄でない新聞記事を読んでいる。
と,思ったら。

「お疲れさま,無理しないでね,からだ大丈夫?」

は?
え,えーと。

「ねえねえ,うれしい?」
「世間の夫が妻にかけてほしい言葉なんだってよ」
「どうよ,どう?」

どうってアナタ。
そんな心のこもっていない言葉を石つぶてのように投げつけられても…。

「む。アンタ,どうやら家でも疲れている人だね」

たしかにとても疲れていますが(現在進行形でな)。

「30代から40代の実に4人に3人が家でも疲れを感じてるんだって」
「しかもその原因は配偶者なんだってよ」

ほほう。
同志がそんなにいるんですか。あ,いやいや。

「しかし,妻の何がそんなに夫を疲れさせるのかしらね」
「なになに?」
「口うるさい,片づけろとうるさい…?」
「は?これは私が感じているストレスじゃないの!」

「妻は…」
「夫が家のことに非協力的」
「片づけない…?」
「あれ?あれれ?」

なるほど…。
同志がいっぱいいると思ったけれど,どうやらお互いちょっとずれているようですね。

「まあ,そんなことはどうでもいいのよ」
「妻が夫にかけてほしい言葉,これがね」
「ご飯作ってあげようか?と肩ももうか?なんだって!!!」

なんだってって…。
結局,言いたかったのはそれですか。
しかし,疲れているはずのない人にそんな言葉をかける気はありませんよ。

もういいから寝てください。
お互いこれ以上疲れないためにな。
とっととな。
おれはサッカーを見るからなっ。


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きゅ〜