昔の日記を読み返してみたら,子供が小さい頃は,連日あちこちの公園に行っていた模様。 まー,僕も若かったですからねえ。
今年は,この昭和記念公園のみ。 それなのに,妻が,
「ほんとに行くの?」 「混んでるよ〜」 「疲れるだけだよ〜」
とはなからやる気なし。 まー,いつものことですから。 公園に行く以上,この人が戦力外だということは前提ですから。 弁当さえ作ってくれればいいですから。
「えっ」 「弁当」
ますますひいていく妻をなだめすかし,朝6時起床で車に乗り込む。
「あー,お菓子を忘れたよ」 「ほら,うるさい人もいるし,どっかで買わないと」 「あっ。また通り過ぎちゃった」
うるさい人ってアナタでしょう…。 ここで寄らないと一生言われるので,コンビニに寄る。
予想通り買い物に時間がかかり,予想通り買い物の大半は妻のものだ。
そして予想通り駐車場に入るのに,車が列をなしている。
あのコンビニがなければ…。
「あそこでコンビニに寄らなければ,とか」 「まったく毎回毎回こいつのせいで,とか」 「思ってるでしょ」 「はー。これで入れなかったりしたら一生言われるよね,私」
そう。 お互い,一生文句言うほどしつこい性格ですからね。 これのせいでずいぶん効率が落ちてますよね。
結局は料金所渋滞で,駐車場自体はまだがらがらだった。
園内に入ると,地図を見てまたやる気をなくす妻。
「ねー,このへんでいいんじゃない」 「ここでお弁当食べようよ」
いえ。 まだ10時前ですから。 それに,子供の遊具があるところまで行かないと。
「ええー!!!そ,それってこんなに遠い…」 「なんでその近くの駐車場に入れないのよー」
この文句も想定内。 有無を言わさずとにかく歩く。
う。 たしかにちょっと遠いな…。
「ねー,道あってるの?」 「なんか方向が違う感じなんだけど」
何。 そんなはずは。 おお,ちょうど職員の人がいるではないか。道を聞いてみよう。 聞いてみれば,ちゃんと方向はあっている。
おじさんの言う通りに歩いて行くと,
「あっ。ちがうよ,おじさんはこっちって言ったよ」と妻。
いやいや,おじさんは確かにこっちだと…。
「違うよ,あんたは読解力がないから間違えてるんだよ」
結果から言えば,妻が正しかったが,それは単におじさんと妻の波長があったからで, 僕の読解力の問題ではない。
その後は,子供が遊具で遊んでいる間に,体力を温存。 広場に移動して,キャッチボール,バドミントン,etc。 当然妻は敷物の上から動かず。
弁当を食べたら,子供の希望でまた遊具のところに移動。
「帰るんじゃないの?」
愕然とする妻をなだめ,午前中の経験を生かして, 遊具から少しはなれたところに敷物をしいて待機。
「待てど暮らせど帰ってこないね」 「そろそろ帰った方がいいんじゃないかなー」 「ふー」
あー,うるさい。 わかりました,迎えに行ってきますよ。
すると信じられないことに妻が,
「たまには私が行ってくるかあ」
と,立ち上がった。
どういう風の吹き回しか知らないが,行っていただきましょう。
しかし,せっかくめずらしくやる気になったというのに,運命は皮肉だ。 妻が行ってしばらくしたら,子供たちが自力で帰って来てしまった。
ま,まずい。 携帯を手に取った途端に,ぷるるるー。
「どこにもいないんですけどぉ〜」
あきらかに不機嫌。
ええっと,今まさに到着してお茶を飲んでいるところで…。
「ええっ」 「なんで連絡くれないのよ」
いや,だから,今連絡を…。
「きーっ」
あ,切れた。
これはまずい。 早く帰る支度を…。
あっ。娘たちがいない。
こら,どこに行くんですか。
「1回だけ,1回滑り台をすべるだけだから〜」
ああ,行っちゃった。 まずいなあ。
しばらくすると妻が戻って来た。
「コドモは?」
いや,滑り台1回だけですから。
「あんた,滑り台って長蛇の列なんだよ…」
もう怒る気力もないらしい。 妻の言う通り,その後娘たちは全然帰ってこなかった。
結局僕が迎えに行き,やっと撤収。
車までの長い道のり,お菓子で下の娘をつりながらなんとか歩いていただく。 妻は気力がほとんどないようで驚くほどおとなしい。 車に乗ってからも口数が少なかった。
なるほどね,黙らせる手がないわけじゃないんだな。
2006年05月02日(火) |
ついている人,いない人 |
せっかく休暇をとったというのに…。
「雨だね〜」 「くく。昨日子供の休みにあわせてとったほうがましだったね〜」
いえ,だから,昨日はとれなかったんですって。 まあ,しかし,ゆっくりできると思えば…。
「自転車に乗りたかったんでしょ」 「他にすることないもんね〜」
く。
「ほんとについてない男だね〜」 「でもさ,よかったじゃん」
何がですか。
「今日,私絵画教室なんだよね〜」 「この天気じゃ,自転車は不安だし」 「大荷物でバスっていうのもね」
はっ。 ま,まさか。
「いやー,ラッキー,ラッキー」 「行きは1時までに着けばいいし,帰りは4時頃来てもらえばいいから」 「あ,いちごが3時ごろ帰ってくるからね」
かーっ。 誰も送って行くとはいってないんですが。 それにそんなスケジュールじゃ休むひまもないじゃないですか。
あー,何も聞いてないし。
仕方ない。 午前中にブックオフにでも…。
「きゃー,ラッキー。お昼も買ってこられるね」
って相変わらず誰の休暇なんだかわからない…。
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