けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2004年01月03日(土) 新年明けたけど、妻と僕の関係は変わらず…

本日は母にムスメ達をあずけて、念願のソファを見に行くのだ。
この季節、家具もバーゲンだからね。

「アンタっておやじのくせにバーゲンが大好きだよね」

そりゃあ、あなた、同じものなら少しでも安く手に入れたほうがいいじゃないですか。

「ふーん。私は靴とバッグが欲しいからそれも見るよ」

え。じ、じゃあお先にどうぞ。
妻の買い物は時間がかかるのだ。
時間差で家を出ないと体力を消耗するのだ。

11時少し前にデパートについたので、メール。
着きましたけど、ごゆっくりどうぞ。けりがついたらメールください、と。

靴下なぞ物色していると、妻から電話だ。
あれ、すぐ切れた。
仕方ない。かけ直そう。ぴぴぴっと。

もしもし、何か用ですか?

「は?用ってアンタ」

今電話くれたんですよね?

「メールだよ、メール!さっきから5通くらい送ってるんですけど?」

え、ありゃ、そうでしたか。
そ、それはそれは。

「アンタがメールしろって言ったんじゃんよ。きーっ」

ま、まずい。怒っている。お腹もすく時間だからな。
今どこにいらっしゃるんでしょうか。

「それもメールしたよっ。百万年前から家具売り場で待ってるよっ!」

あわてて家具売り場へ。
途中でメールを見ると、最後のメールが

「なしのつぶてかよっ」

こ、こわい。
その前のメールを見ようとしていると、

「もしもし…」

電話もかけてないのに、妻の声が。
そんな機能もついてるのか、この電話。
ぞくり。振り向くと、後ろに立ってました。

「何やってるの?」
「今ごろメールを閲覧中ですか。ほほお〜」



「あのさ、どうして、前のメール見るのにいちいちメニューに戻るのさ」
「僕の携帯はそうしないと見られないのかしら〜。うひひ」

今は動揺してるからですよ。
ま、アナタが来たんだからもうメール見る必要はないですね。

「なんでよー、最後まで見てよー、せっかく送ったんだから」

もういいじゃないですか。そうだ、まず、食事でもしましょうか。
うるさいので、食べ物でつることにする。

さくっとデパートの家具売り場を流してから、
目的のビルに移動。
家具屋が入っているビルに、ロシア料理屋があるのだ。


「ピロシキ、パイ皮ののったシチュー、クレープ、ジャム入り紅茶〜」

ご機嫌だ。
しかし…

「あっ。あいてないじゃん。4日からじゃん!はらへったー」

ま、まあ、仕方ないじゃないですか。
第一目標の家具屋さんはあいてるんだから。
ソファ見たら、お昼にしますから。

「お店の前でもち焼いてるよ、ジュースもくばってるよ、食べてきていい?」

いい歳してやめなさい。
そんなもの中途半端に食べたらご飯が食べられなくなりますよ。

結局候補は見つかったものの決断に至らず、ソファは買えなかった。
ま、大きな買い物だから慎重に選ばないとな。

その後食事をして、
バッグを買えていないという妻のためにもうひとつデパートを回って、
なぜかわざわざ近所にもあるユニ○ロにまで寄ってから帰宅。

山のような荷物だ。
しかも、妻の荷物は一つ一つが大きいのだ。

けれど不思議なことに、最寄りの駅で立ち上がったときには、
妻が持っていたのは、ムスメのために買ったケーキと自分のバッグだけでした。

僕が買ったのは靴下とパンツだけなのに、なんだかとても大荷物だったのでした…。



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きゅ〜