いつものように皿を洗っていると、
「ちょっと、アンタこれ何?」
カレンダーの前に仁王立ちする妻。
いや、何ってクラス会の予定ですけど…?
「こんなちっちゃな字でこっそり書いちゃって」 「通らばリーチって感じ?」 「しかもこれ、家族をおいて1人で行く楽しい旅行の次の週じゃん」 「連ちゃんで?」
えーと。 この予定はすでにお話してありますけど。 で、そのときにすでに
「連ちゃんとはいい度胸じゃん」
と、ののしられ済みなんですけど。
しかも、その旅行は職場のおつきあいの旅行なんですけど。 仕事みたいなもんなんですけど。
それにクラス会はまだ返事してませんよ。
「え?何で返事してないの?」 「行っていいよ。そのかわり月末ディズニーランドねっ」
だから。
だからまだ返事してないんだよ…
2003年09月29日(月) |
模様替えの効用について |
妻が子供部屋を模様替えした。
この人は、普段ろくろく掃除もしないくせに、 ある日突然全力で大掃除と模様替えをするのだ。
しかし、これはこれで効果があるようだ。
子供たちもつられて片づけをはじめたのだ。 物置となっていた机も本来の役割を果たせるまでになった。
場所が変わって気も変わったのか、 上のムスメは、 ダイニングテーブルでしかやらなかった宿題を勉強机でやるようになり、 なぜかつられて下のムスメまで勉強机に向かっている。 いや、何をしているかは定かじゃないですけどね。
おおー。素晴らしいじゃないか。 いつまで続くかわからないけど。 たぶん1週間持てばいいほうだろうけど。
そういえば、我が家では似たような現象がもう一つ起きている。
昨日届いた洗濯機。 妻がいそいそと洗濯をしているのだ。
ま、こっちは3日持てばいいほうだな。
新しい洗濯機が来た。
いちばん楽しみにしていたはずの妻は どこへ行ったのか下のムスメともども行方不明だ。
洗濯機の設置も終わり、 古い洗濯機君がドナドナ〜と連れていかれてしばらくしてやっとご帰還。
「えーーー!だって5時から7時の間って言ったのに」 「だから急いで間に合うように帰ってきたのに」 と妻。
「洗濯機ちゃんにばいばいちたかったのにー!」 と下のムスメ。
帰ってくるなり2人ともうるさい。
だいたい間に合うようにったって、5時15分前に帰ってきてもねえ。
「ま、いいや。じゃあ早速使ってみよう」
こら。よせ。 いいから夕飯の支度をしてください。 それに風呂水使うんなら、風呂に入ってからだろうが。
「じゃ、先にお風呂ってことで」
何言ってるんですか。 説明書も読んでないのに。 第一風呂水ポンプはまだつないでませんよ。
「え?なんでつないでないの」 「早くつなぎなよ〜」 「洗濯機はあなたの担当でしょ」
あれ。 新しい洗濯機にしたら夜洗濯できるから、 僕は朝寝てていいって言ってましたよね?
「うん。夜あなたが洗濯するんでしょ」 「で、朝はゆっくり寝てられる、と」
そ、そういう意味だったんですか。 てっきりアナタがやるんだと思ってましたよ… そうですか。 時間帯が変わるだけで担当替えはなしでしたか。
子供たちの着物姿写真をとりに行った帰り道。
「ねえ〜、洗濯機見たいからコ○マ君に寄ってよ」 と、妻。
またですかあ。 たしかに調子は悪いけどまだ回ってるのに。 それに、この時間帯だと混んでて駐車場に入れないと思いますよ。
「うーん。それもそうかあ」 「じ、じゃあ万が一入れたら神様が洗濯機を買いなさーいって言ってるってことで」
うちの近くのコ○マは駐車場があまり広くない上に、 道路の事情もあって外で待てないのだ。 だから、タイミングがよくないとまず車はとめられないのだ。
しかし。 今日は奇跡のようにすいていた。 なんてことだ。
その後の記憶はあまりないが、 お察しの通り我が家には明日新しい洗濯機がやってくることになった。
かわいい洗濯機くんともお別れの時がやってきたのだ。 記念の写真をとっておかなければ。
帰宅するなり妻が
「メール見た?」
と、聞く。
いえ。メールなんて今日はいただいていませんよ。
「ええ?じゃあ、私どこに送ったんだろう」 「いちごの画像添付したのに、まず〜い」 「親ばかメールなのにっ」
はあ。最近アナタ、ミスが多いですもんね。 以前にも増して。
「おっかしいなあ。見方がわかんないんじゃないの?」 「ちょっと携帯見せてごらんよ」
いえ。今日は迷惑メールが1通来ただけですってば。 すぐに削除しましたけどね。
「迷惑メール?」
そうそう。やたら派手な題名の宣伝のメールでね…
「それ、もしかして」 「ハニーデビルとなかむらくんげっと〜」 「ってやつじゃないでしょうね」
ああ。そんな感じのやつですよ。 ありゃ。なんで知ってるんですか…?
あ、あれ?
ああー、そうだったんですか。
「ほ、ほう」 「つまりアナタは」 「妻から来た愛する娘の画像つきメールを削除した、と」 「こうおっしゃるわけですね」
い、いえ。 結果的にはそうかもしれませんが、 その表現は何かと誤解をまねくのではないでしょうか。
だいたいこのメールの題名。 アナタ、いったいいくつなんですか。 これじゃ、親ばかメールというより、ただのばかメール…
あっ。またハッピーセット買ったな!!!
ここは、食卓ですよ。
どうしてここに広げて勉強するかなあ。 ちゃんと机があるでしょ。 部屋もあるでしょ。 だいたい集中できないでしょうに。 しかも、食べ物もコップもおかまいなしに紙を広げて。
ああ!よごれちゃいますよ。 ここ、片づけてやるからそれからやりなさいよ。
って毎日子供に言ってるんだろうが。 何故アナタがそれをやるかなあ。
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