ほんとにほんとに何年ぶりだろう。 妻が休日に僕を解放してくれるなんて。
早速大好きなデパートへ。 ジーパンを購入。 その後,行列のできるラーメン屋へ行った。
あ,あと何しようかな・・・
と,思ってたらなんだか調子が悪い。 くしゃみと鼻水が。
自己管理を怠った覚えはないんだが。 いや,しかし体調不良は自己管理をしていないから発生するのだ。
仕方ない。 体調を調えるため,帰宅するとしよう。
土産を買って家に帰ると,
「い,いまいいとこなんだから静かにしてよ!」といきなり怒られる。 宅配ピザとビデオか。 こっちはこっちで羽を伸ばしていたんだな。
ま,いいや。 ビデオが終わるまでゆっくりしよう。 と,思ったら。
突然恐怖に襲われて泣きだした下のムスメの世話をさせられた。 なんでそんなもん見せるんだよ。 今夜うなされたらどーすんだ。
朝から,妻が
「ビデオ屋さん,クーポン持ってくと半額なんだよ。」 「いこー,いこー,いこー!」
と,うるさい。
うーん。 まあ,CDも半額らしいし,行ってやってもいいぞ。 ほんとは1人で自転車で行ってくれればいいんだけど, 僕がいると車に乗るのが基本らしい。
子供は母に預けて混まないうちに行くことに。
しかし,案の定出がけにごちゃごちゃやっている。
「プリンターの調子が悪い〜」 「クーポンが印刷できない〜」
いらいら。
「どーしたのかなー。動かない〜」 「あっ,フリーズしたっ」
いらいらいらいら。
「仕方ないケータイにしよう」 「ん?あれ?めんどくさいなー」
いらいらいらいらいらいら。
もういいんじゃないですかね。 半額ったって何百円のちがいでしょ。 さっさとしろよっ。 と,オーラを出してみる。
やっと車に乗り込んできた妻は,クーポンを持っていない。
「結局プリントアウトできなくてさー」 「ケータイの画面のにした」
いいですけどね。 そのケータイ,電池切れかかってますよ。 店まで持つんでしょうね。
店につくと,さっさと視界から消える妻。 ほっておいて,CDを物色する。 ときどき現れるが,そのたびにビデオが増えている。 いつ見るんだ,そんなに。
会計したら1000円以上お得だった。
わ,悪くないじゃないですか。
「いきなり機嫌なおったよねー」 「よかったでしょ,クーポン」 「ケータイってトランシーバーじゃないんだよ」
一言多いんですよ,アナタは。
今回の連休でいちばん天気がいいのは今日だ。 天気予報を5回は見たからまちがいない。 だから,今日は是が非でも公園に行かねばならない。 ほんとうは弁当もちで行きたいところだが, 妙に気合いを入れる料理人がいて出発が遅くなるのが常なので, 昼は外食ということででかける。
あ〜!!! それでもなんだか朝からぐずぐずぐず・・・ もう外に出て待ってますからね。 用意でき次第下りてくるように。
出てくるのがいちばん遅かったのは予想通り妻だった。
公園では上のムスメはローラーブレード,下のムスメは自転車。 当然きついほうの担当が僕だ。 ま,いいのだ。 外に来たからには身体を動かさねば。 案の定木陰のベンチで文庫本などよんでいた妻は,
「ねー,なんか寒いよ。今日は公園に来るような日じゃないんだよ」
と,弱音。
いや,今日はむしろ暑いくらいなんですがね。 仕方ないので,ひなたに出るようにアドバイスする。 そんなことくらい自分で判断してくださいよ。
ひとしきり遊んで,また回る寿司に行って帰宅。
午後は下のムスメをつれて,い○げやにクリーニングを出しに行き, ついでに明日の朝食のための買い物。 いったん戻って図書館。 トイレ掃除して,洗濯物取り込んで,上のムスメの上履きを洗う。
その間妻は, 「なんか調子でない〜」 と,ぐだぐだ。
でも,さすがに悪いと思ったのか,夕飯にラーメンを作ってくれるという。 僕インスタントは得意だけど生ラーメンはちょっと作れないんだよね。 うれしいな。
と・こ・ろ・が
「ぎゃー!!!」という叫び声に振り返ると・・・
がーーーーー! 僕の大事なラーメンが流しと床にぶちまけられているではないか。
しかし,ここで怒ってはこじれる一方だ。 僕は逆切れしがちな妻の性格をよく把握しているのだ。 何度も痛い目にあってるからな。 ラーメンが食べられなくて残念でもそれはぐっと押さえて。
やけどしなくてよかったじゃないですか。 子供の分はかろうじてなべに残ってるし。 スープも無事だからなんとかなるでしょ。
などと言いながら後始末を手伝い事無きを得た。 ラーメンは食べられなかったけど。
罪滅ぼしに皿洗いするのかナーと思ったら,いつもの分担だった。 コーヒーも僕がいれて,子供も僕がシャワーしました。 ラーメンは食べられなかったのに。
ラーメン・・・
家は全然片づいていない。 それなのに,妻の髪の毛だけがこざっぱりしている・・・
アナタ,今日はどこで何してらしたんですか。
その上夜は長電話だ。
「だって仕事だもん〜」
そうか?そうなのか? 笑い声ばかり聞こえてたぞ。
仕方がないので,茶わん洗ったり,ふとんしいたり, 子供2人を風呂に入れたりした。 全部終わったら,電話も終わった。
ま,電話してないからって働くわけじゃないから, 話しかけられないだけましかも。
今日は僕は子供と寝ますから。 いいかげん夜更かしはやめてくださいよ。
3連休晴れるのは明日だけなんだ。 もったいないから,早起きして公園に行くんですからねっ。
2002年09月19日(木) |
ネットでショッピング |
だ〜か〜ら〜。 ネットで物を買うのはやめておけと言っただろうが。 届いてから,色が違うとかイメージが違うとか。
で,返品するんですかって聞いたら,
「ん〜。めんどうだしぃ」 「あ,なんかいいかもしんない」 だと。
あとでぐずぐず言わないでくださいよ。
帰宅すると,家が中途半端に模様替えされていた。 こ,これは。 どうやって生活するんですか。 子供は喜んでるけど。
「なんか疲れちゃったし」 「大丈夫。ちゃんとやるから」 「連休に」
連休にってアナタ。 ね,ねらわれてる?
妻がDICの色見本を買いに行った。
で,なぜかソフトを持ってご帰宅。
「このソフトすごいんだよ〜」 「ほら,こうやってこうするだけでなんちゃらかんちゃら・・・」
はいはい。 うるさいなあ。 早く仕事しろよ。今日は寝られないほどあるんだろ。 第一そのソフトを使ってする仕事はもう終わったんじゃないか。
「せっかくおもしろいから,教えてあげてるのに」
ありがた迷惑です。
「でもさー,ちょっと欠点があるんだよね」 「モニターや自分ちのプリンターじゃ正しい色がわからないから買いに行ったのにさ」 「これじゃ,結局わかんないじゃん」
あのなー。 アナログじゃなきゃ困るものもあるんですよ。 最終的にアナログなモノになるときの色指定の確認に, デジタル使ってどうするんだよ。 紙に印刷してあるの買うのが先だろうが。 どうしてこう,きらきら光る円盤に弱いんだ・・・
土・日の一泊で,母の田舎に行った。 僕の祖母が住んでいるのだが, 妻と子供たちは行くのがはじめてだ。
妻は, 「最寄りの駅まで車で1時間かかるんだよね」 「たぬきが出るようなとこなんだよね」 「となりの家が見えないようなとこなんだよね」
と,秘境を期待しているようだが,そこまでひどくはない。
最寄りの駅から車で30分。 サルはたしかに出る。 隣の家は見えるが人は住んでなくて,集落に4人しかいない。
やっぱり田舎か。
久しぶりに行ったら, 想像していたより家もきれいだったし, 景色や空気もよくて,なんだか気持ち良かった。 年取ったせいかもな。 でも,やっぱり退屈だ。 妻も子供もはじめのうちはものめずらしくてうれしそうだったが, だんだんテンションが下がってくる。
適当なところで,母をおいて宿へ移動。 温泉,食事とゆっくりする。
次の日は母を拾って一路東京へ。
妻がいろいろ話しかけてきてうるさい。 適当に返事をしていたら,
「アンタ,1字でも少なく答えようとしてるでしょ」 「省エネをはかってるね」
と,スルドイ指摘。
僕,昨日も今日も運転してるんですよ。 気も使ってるし。疲れてるんだよ。 でも,理由はそれだけではない。 ちょっと長めに答えると,それだけ地雷を踏む確率も上がるからだ。 だいたい,この人は何で怒りだすかわかったものではない。 だから,自然に僕は口数が減るのだ。 と,そんなことは口が裂けても言えない。
帰宅は3時。 まあ,こんなもんでしょう。
夜,妻がネットしながら, 「昨日から一泊旅行に出かけてる友達が2家族いるんだけどさー」 「1人は,急遽一泊のばしたんだって」 「もう1人は,帰り道で夕飯食べてるらしいよ」 と,なんだか不満げだ。
帰りが早くて不満なのか? 何を言ってる。
自己管理の大切さがまだわかっていないようだな。
休みはとれませんでした。 仕事がたてこんできてね。
「じゃあ、私の慰謝料はどうなるの〜」
そんな情けない顔するな。 払ってやるから。
もしかしたら、休みがとれるかもしれない。 有給全然消化できてないもんな。 夏休みさえまだとりきれてないんだから。
とりあえず休めそうなときに休もうかな。
そう妻に告げると、
「え〜、ほんと。じゃ、保護者会行ってくれるの?」
は?なんですか。 保護者会はあなたが行って下さいよ。 仕事が忙しいならともかく、一段落したんでしょ。
「なんでよ。ずるいじゃんよ。 なんであんたが休みで私は保護者会なのよ。 ずるいよ、ずるい〜。」
「いいよ、じゃあ慰謝料もらうからねっ。」
じゃあって、つながりがわかりませんよ。 なんで、僕が有給とるとあなたに慰謝料払わないといけないんですか。
「慰謝料払わないとリコンするよっ」
払うから別れてくれないかな・・・
「どうしてさー、休みの日に晴れてると、 どっか行かなきゃいけない雰囲気がただようの?」
いや、そんな雰囲気はただよってませんよ。 でも、晴れてるともったいないじゃないですか。
「だからさー、何がもったいないのよ」
「あ、そういえば結婚前にあんたの友達とテニスしたときにさ」
「あんたが、コートあいてるからもったいないよ、やろうよって 言ったのを、グループの女の人が聞いててさ。」
「このグルーブこういう人の集まりなのよって。 いやそ〜にかげで言ってたよ」
だって、もったいないじゃないか。 コートがあいていたらテニスするのが当たり前じゃないか。
「だからけちって言われるんだよ」
けちって言ってるのはあなただけじゃないですか。 って、会話しながら、なんで熱心にキーボードたたいてるんですか。
「だってネタがあるときに書いとかないと。もったいないから。」
ご熱心なことで。
そのもったいないは「けち」とは違うんですか。
上のムスメの誕生日である。 このような日に残業してはならない。 昨日も残業しなかったか? ま,いいか。 日ごろ超人的に働いてるからな。
今日僕はケーキ調達という重要な任務をになっているのだ。
まず,「タ○ノ」を目指す。 こんなでかいケーキ,誰が食べるんだ。 三角のにするか・・・
いや,誕生日といえば丸いいちごのケーキに 年の数だけろうそくを立てなければ。
仕方がないので伊○丹まで足をのばし,「アンリ・シャ○パンティエ」へ。 ここのケーキはおいしいし, なんといっても一家4人にふさわしい大きさの丸いケーキがあるのだ。
夕食後,ろうそくをたてて写真をとる。 ろうそくを吹き消すムスメもカメラにおさめる。 ああ,感無量だなあ。
「ささ,もう切るからろうそくはずそうね。」
待て。家族4人でとってないだろうが。 こっちにカメラをおいて・・・
「アンタってほんとに写真好きよね。」
だって,誕生日だぞ。 記念だぞ。 家族で写真撮るのは当たり前だろう。基本だぞ。
「あー,はいはい。」
はい,みんなにっこり。ぱしゃ。 おっと,念のためにもう一枚。ぱしゃ。
「んじゃ,もういい?切るよ。」 せっかちだなあ,日ごろはぐずぐずしてるくせに。
しかも,切り分けたらなんだかぐちゃぐちゃだ。 あせるからだぞ。 あー,でもやっぱりここのはおいしいな。
「たしかにおいしいけどさあ,小さくない?」
まかせるって言っただろうが。 文句いわずに食べられないんですか,アナタは。
妻が体の調子が悪いという。
たしかに,以前は昼寝なんてしたことなかったのに, 夕方近くなると,床に転がって爆睡しているのを発見することが多い。 一時はおさまっていた頭痛も最近は頻繁に襲ってくるらしい。
そんな妻の元に1月前に受けた市民検診の結果が届いた。
「ねー,なんか再検査とかだったらどうする?」 「み,見るのがこわいなあ。」
あー,もういいから,はやくあけてくださいよ。
「あれ?いやー,別にどっこも悪くないみたいねえ。」 「しいて言えば,やや貧血気味かなー。」 「あ,体脂肪もちょっとマズイ?」 「血糖値もあやしい?」
うーん,つまり太り気味ってことですね, などとは口が裂けても言えないので,
何もなくてよかったですね,と軽く言っておいた。
「でもさー,じゃあなんでこんなに眠くてアタマが痛いんだろう」
アナタ,ほんとに原因がわからないんですか。 体が悪くないんなら原因は1つでしょう。
ずばり,寝不足。 僕が寝た後も夜な夜なビーズやってるでしょう。 知ってるんですよ,朝起きるとそのへんに散乱してるんだから。
その年でこの暑さの中,それだけ睡眠不足になれば, 具合が悪くなって当たり前ですよ。
つまり,自己管理がなってないんだよ。 今日は早く寝ろ。
|