けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2002年09月23日(月) ほんとの休日

ほんとにほんとに何年ぶりだろう。
妻が休日に僕を解放してくれるなんて。

早速大好きなデパートへ。
ジーパンを購入。
その後,行列のできるラーメン屋へ行った。

あ,あと何しようかな・・・

と,思ってたらなんだか調子が悪い。
くしゃみと鼻水が。

自己管理を怠った覚えはないんだが。
いや,しかし体調不良は自己管理をしていないから発生するのだ。

仕方ない。
体調を調えるため,帰宅するとしよう。

土産を買って家に帰ると,

「い,いまいいとこなんだから静かにしてよ!」といきなり怒られる。
宅配ピザとビデオか。
こっちはこっちで羽を伸ばしていたんだな。

ま,いいや。
ビデオが終わるまでゆっくりしよう。
と,思ったら。

突然恐怖に襲われて泣きだした下のムスメの世話をさせられた。
なんでそんなもん見せるんだよ。
今夜うなされたらどーすんだ。



2002年09月22日(日) レンタルビデオ

朝から,妻が

「ビデオ屋さん,クーポン持ってくと半額なんだよ。」
「いこー,いこー,いこー!」

と,うるさい。

うーん。
まあ,CDも半額らしいし,行ってやってもいいぞ。
ほんとは1人で自転車で行ってくれればいいんだけど,
僕がいると車に乗るのが基本らしい。

子供は母に預けて混まないうちに行くことに。

しかし,案の定出がけにごちゃごちゃやっている。

「プリンターの調子が悪い〜」
「クーポンが印刷できない〜」

いらいら。

「どーしたのかなー。動かない〜」
「あっ,フリーズしたっ」

いらいらいらいら。

「仕方ないケータイにしよう」
「ん?あれ?めんどくさいなー」

いらいらいらいらいらいら。

もういいんじゃないですかね。
半額ったって何百円のちがいでしょ。
さっさとしろよっ。
と,オーラを出してみる。

やっと車に乗り込んできた妻は,クーポンを持っていない。

「結局プリントアウトできなくてさー」
「ケータイの画面のにした」

いいですけどね。
そのケータイ,電池切れかかってますよ。
店まで持つんでしょうね。

店につくと,さっさと視界から消える妻。
ほっておいて,CDを物色する。
ときどき現れるが,そのたびにビデオが増えている。
いつ見るんだ,そんなに。

会計したら1000円以上お得だった。

わ,悪くないじゃないですか。

「いきなり機嫌なおったよねー」
「よかったでしょ,クーポン」
「ケータイってトランシーバーじゃないんだよ」

一言多いんですよ,アナタは。



2002年09月21日(土) 休日

今回の連休でいちばん天気がいいのは今日だ。
天気予報を5回は見たからまちがいない。
だから,今日は是が非でも公園に行かねばならない。
ほんとうは弁当もちで行きたいところだが,
妙に気合いを入れる料理人がいて出発が遅くなるのが常なので,
昼は外食ということででかける。

あ〜!!!
それでもなんだか朝からぐずぐずぐず・・・
もう外に出て待ってますからね。
用意でき次第下りてくるように。

出てくるのがいちばん遅かったのは予想通り妻だった。

公園では上のムスメはローラーブレード,下のムスメは自転車。
当然きついほうの担当が僕だ。
ま,いいのだ。
外に来たからには身体を動かさねば。
案の定木陰のベンチで文庫本などよんでいた妻は,

「ねー,なんか寒いよ。今日は公園に来るような日じゃないんだよ」

と,弱音。

いや,今日はむしろ暑いくらいなんですがね。
仕方ないので,ひなたに出るようにアドバイスする。
そんなことくらい自分で判断してくださいよ。

ひとしきり遊んで,また回る寿司に行って帰宅。

午後は下のムスメをつれて,い○げやにクリーニングを出しに行き,
ついでに明日の朝食のための買い物。
いったん戻って図書館。
トイレ掃除して,洗濯物取り込んで,上のムスメの上履きを洗う。

その間妻は,
「なんか調子でない〜」
と,ぐだぐだ。

でも,さすがに悪いと思ったのか,夕飯にラーメンを作ってくれるという。
僕インスタントは得意だけど生ラーメンはちょっと作れないんだよね。
うれしいな。

と・こ・ろ・が

「ぎゃー!!!」という叫び声に振り返ると・・・

がーーーーー!
僕の大事なラーメンが流しと床にぶちまけられているではないか。

しかし,ここで怒ってはこじれる一方だ。
僕は逆切れしがちな妻の性格をよく把握しているのだ。
何度も痛い目にあってるからな。
ラーメンが食べられなくて残念でもそれはぐっと押さえて。

やけどしなくてよかったじゃないですか。
子供の分はかろうじてなべに残ってるし。
スープも無事だからなんとかなるでしょ。

などと言いながら後始末を手伝い事無きを得た。
ラーメンは食べられなかったけど。

罪滅ぼしに皿洗いするのかナーと思ったら,いつもの分担だった。
コーヒーも僕がいれて,子供も僕がシャワーしました。
ラーメンは食べられなかったのに。

ラーメン・・・



2002年09月20日(金) 今日も

家は全然片づいていない。
それなのに,妻の髪の毛だけがこざっぱりしている・・・

アナタ,今日はどこで何してらしたんですか。

その上夜は長電話だ。

「だって仕事だもん〜」

そうか?そうなのか?
笑い声ばかり聞こえてたぞ。

仕方がないので,茶わん洗ったり,ふとんしいたり,
子供2人を風呂に入れたりした。
全部終わったら,電話も終わった。

ま,電話してないからって働くわけじゃないから,
話しかけられないだけましかも。

今日は僕は子供と寝ますから。
いいかげん夜更かしはやめてくださいよ。

3連休晴れるのは明日だけなんだ。
もったいないから,早起きして公園に行くんですからねっ。



2002年09月19日(木) ネットでショッピング

だ〜か〜ら〜。
ネットで物を買うのはやめておけと言っただろうが。
届いてから,色が違うとかイメージが違うとか。

で,返品するんですかって聞いたら,

「ん〜。めんどうだしぃ」
「あ,なんかいいかもしんない」
だと。

あとでぐずぐず言わないでくださいよ。

帰宅すると,家が中途半端に模様替えされていた。
こ,これは。
どうやって生活するんですか。
子供は喜んでるけど。

「なんか疲れちゃったし」
「大丈夫。ちゃんとやるから」
「連休に」

連休にってアナタ。
ね,ねらわれてる?



2002年09月18日(水) 光り物

妻がDICの色見本を買いに行った。

で,なぜかソフトを持ってご帰宅。

「このソフトすごいんだよ〜」
「ほら,こうやってこうするだけでなんちゃらかんちゃら・・・」

はいはい。
うるさいなあ。
早く仕事しろよ。今日は寝られないほどあるんだろ。
第一そのソフトを使ってする仕事はもう終わったんじゃないか。

「せっかくおもしろいから,教えてあげてるのに」

ありがた迷惑です。

「でもさー,ちょっと欠点があるんだよね」
「モニターや自分ちのプリンターじゃ正しい色がわからないから買いに行ったのにさ」
「これじゃ,結局わかんないじゃん」

あのなー。
アナログじゃなきゃ困るものもあるんですよ。
最終的にアナログなモノになるときの色指定の確認に,
デジタル使ってどうするんだよ。
紙に印刷してあるの買うのが先だろうが。
どうしてこう,きらきら光る円盤に弱いんだ・・・



2002年09月15日(日) けちぞう田舎へ行く

土・日の一泊で,母の田舎に行った。
僕の祖母が住んでいるのだが,
妻と子供たちは行くのがはじめてだ。

妻は,
「最寄りの駅まで車で1時間かかるんだよね」
「たぬきが出るようなとこなんだよね」
「となりの家が見えないようなとこなんだよね」

と,秘境を期待しているようだが,そこまでひどくはない。

最寄りの駅から車で30分。
サルはたしかに出る。
隣の家は見えるが人は住んでなくて,集落に4人しかいない。

やっぱり田舎か。

久しぶりに行ったら,
想像していたより家もきれいだったし,
景色や空気もよくて,なんだか気持ち良かった。
年取ったせいかもな。
でも,やっぱり退屈だ。
妻も子供もはじめのうちはものめずらしくてうれしそうだったが,
だんだんテンションが下がってくる。

適当なところで,母をおいて宿へ移動。
温泉,食事とゆっくりする。

次の日は母を拾って一路東京へ。

妻がいろいろ話しかけてきてうるさい。
適当に返事をしていたら,

「アンタ,1字でも少なく答えようとしてるでしょ」
「省エネをはかってるね」

と,スルドイ指摘。

僕,昨日も今日も運転してるんですよ。
気も使ってるし。疲れてるんだよ。
でも,理由はそれだけではない。
ちょっと長めに答えると,それだけ地雷を踏む確率も上がるからだ。
だいたい,この人は何で怒りだすかわかったものではない。
だから,自然に僕は口数が減るのだ。
と,そんなことは口が裂けても言えない。

帰宅は3時。
まあ,こんなもんでしょう。

夜,妻がネットしながら,
「昨日から一泊旅行に出かけてる友達が2家族いるんだけどさー」
「1人は,急遽一泊のばしたんだって」
「もう1人は,帰り道で夕飯食べてるらしいよ」
と,なんだか不満げだ。

帰りが早くて不満なのか?
何を言ってる。

自己管理の大切さがまだわかっていないようだな。




2002年09月10日(火) 残念ながら・・・

休みはとれませんでした。
仕事がたてこんできてね。

「じゃあ、私の慰謝料はどうなるの〜」

そんな情けない顔するな。
払ってやるから。



2002年09月09日(月) 慰謝料

もしかしたら、休みがとれるかもしれない。
有給全然消化できてないもんな。
夏休みさえまだとりきれてないんだから。

とりあえず休めそうなときに休もうかな。

そう妻に告げると、

「え〜、ほんと。じゃ、保護者会行ってくれるの?」

は?なんですか。
保護者会はあなたが行って下さいよ。
仕事が忙しいならともかく、一段落したんでしょ。

「なんでよ。ずるいじゃんよ。
なんであんたが休みで私は保護者会なのよ。
ずるいよ、ずるい〜。」

「いいよ、じゃあ慰謝料もらうからねっ。」

じゃあって、つながりがわかりませんよ。
なんで、僕が有給とるとあなたに慰謝料払わないといけないんですか。

「慰謝料払わないとリコンするよっ」

払うから別れてくれないかな・・・



2002年09月07日(土) もったいない

「どうしてさー、休みの日に晴れてると、
どっか行かなきゃいけない雰囲気がただようの?」

いや、そんな雰囲気はただよってませんよ。
でも、晴れてるともったいないじゃないですか。

「だからさー、何がもったいないのよ」

「あ、そういえば結婚前にあんたの友達とテニスしたときにさ」

「あんたが、コートあいてるからもったいないよ、やろうよって
言ったのを、グループの女の人が聞いててさ。」

「このグルーブこういう人の集まりなのよって。
いやそ〜にかげで言ってたよ」

だって、もったいないじゃないか。
コートがあいていたらテニスするのが当たり前じゃないか。

「だからけちって言われるんだよ」

けちって言ってるのはあなただけじゃないですか。
って、会話しながら、なんで熱心にキーボードたたいてるんですか。

「だってネタがあるときに書いとかないと。もったいないから。」

ご熱心なことで。

そのもったいないは「けち」とは違うんですか。



2002年09月03日(火) ムスメの誕生日

上のムスメの誕生日である。
このような日に残業してはならない。
昨日も残業しなかったか?
ま,いいか。
日ごろ超人的に働いてるからな。

今日僕はケーキ調達という重要な任務をになっているのだ。

まず,「タ○ノ」を目指す。
こんなでかいケーキ,誰が食べるんだ。
三角のにするか・・・

いや,誕生日といえば丸いいちごのケーキに
年の数だけろうそくを立てなければ。

仕方がないので伊○丹まで足をのばし,「アンリ・シャ○パンティエ」へ。
ここのケーキはおいしいし,
なんといっても一家4人にふさわしい大きさの丸いケーキがあるのだ。

夕食後,ろうそくをたてて写真をとる。
ろうそくを吹き消すムスメもカメラにおさめる。
ああ,感無量だなあ。

「ささ,もう切るからろうそくはずそうね。」

待て。家族4人でとってないだろうが。
こっちにカメラをおいて・・・

「アンタってほんとに写真好きよね。」

だって,誕生日だぞ。
記念だぞ。
家族で写真撮るのは当たり前だろう。基本だぞ。

「あー,はいはい。」

はい,みんなにっこり。ぱしゃ。
おっと,念のためにもう一枚。ぱしゃ。

「んじゃ,もういい?切るよ。」
せっかちだなあ,日ごろはぐずぐずしてるくせに。

しかも,切り分けたらなんだかぐちゃぐちゃだ。
あせるからだぞ。
あー,でもやっぱりここのはおいしいな。

「たしかにおいしいけどさあ,小さくない?」

まかせるって言っただろうが。
文句いわずに食べられないんですか,アナタは。



2002年09月01日(日) 体調不良

妻が体の調子が悪いという。

たしかに,以前は昼寝なんてしたことなかったのに,
夕方近くなると,床に転がって爆睡しているのを発見することが多い。
一時はおさまっていた頭痛も最近は頻繁に襲ってくるらしい。

そんな妻の元に1月前に受けた市民検診の結果が届いた。

「ねー,なんか再検査とかだったらどうする?」
「み,見るのがこわいなあ。」

あー,もういいから,はやくあけてくださいよ。

「あれ?いやー,別にどっこも悪くないみたいねえ。」
「しいて言えば,やや貧血気味かなー。」
「あ,体脂肪もちょっとマズイ?」
「血糖値もあやしい?」

うーん,つまり太り気味ってことですね,
などとは口が裂けても言えないので,

何もなくてよかったですね,と軽く言っておいた。

「でもさー,じゃあなんでこんなに眠くてアタマが痛いんだろう」

アナタ,ほんとに原因がわからないんですか。
体が悪くないんなら原因は1つでしょう。

ずばり,寝不足。
僕が寝た後も夜な夜なビーズやってるでしょう。
知ってるんですよ,朝起きるとそのへんに散乱してるんだから。

その年でこの暑さの中,それだけ睡眠不足になれば,
具合が悪くなって当たり前ですよ。

つまり,自己管理がなってないんだよ。
今日は早く寝ろ。


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きゅ〜