前潟都窪の日記

2005年12月31日(土) 上海総領事館員自殺事件に思うこと

上海総領事館員が昨年自殺、「中国が機密強要と遺書」と題して2005年12月27日付け 読売新聞が以下のように報じた事件は大きな波紋を起こしている。

 

中国・上海の在上海日本総領事館に勤務していた40歳代の男性館員が昨年5月、中国側から外交機密に関連する情報などの提供を強要されていたとする遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。 外務省は館員が死亡したことは認めているが、「遺族の意向があり、詳細については話せない」としている。
 複数の政府関係者らによると、館員は、総領事館と外務省本省との間でやり取りされる公電の通信技術を担当する「電信官」だった。
自殺後、総領事や家族などにあてた遺書が数通見つかっており、このうち総領事あての遺書の中に、中国人の男から交友関係を問題視され、総領事館の情報を提供するよう求められたという趣旨の内容が記されていたという。
中国・上海の在上海日本総領事館に勤務していた40歳代の男性館員が昨年5月、中国側から外交機密に関連する情報などの提供を強要されていたとする遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。
 外務省は館員が死亡したことは認めているが、「遺族の意向があり、詳細については話せない」としている。
 複数の政府関係者らによると、館員は、総領事館と外務省本省との間でやり取りされる公電の通信技術を担当する「電信官」だった。
 要求された項目は、総領事館に勤務する館員の氏名や、外交機密に属する文書などを上海から日本に運ぶ際に利用する航空便名――などだったといい、男は情報機関関係者だった可能性が高いとみられている。
 遺書の中に、「国を売ることはできない」などとも書かれており、館員は外交機密に関する情報は男に伝えなかったとみられる。
(2005年12月27日3時6分 読売新聞)


  日本政府は28日、男性職員が中国公安当局関係者による「遺憾な行為」が原因で自殺したとの見解を発表した。



  日本政府のこの見解の発表に対して、中国政府は直ちに強く反駁した。



英紙Independentはこの外交官が現地カラオケのホステスと交際していたと報じた。

更に週刊文春でもこの外交官がカラオケバーで色仕掛けにあっていたことを報じた。

ネット上では外交官や政治家の海外での行動が危機意識に乏しい軽率なものであるという指摘が飛び交いだした。

その中には橋本元総理のスキャンダル谷垣財務大臣の疑惑、更には経済界の大物(12/29の記事)、外務省の高級官僚に関する疑惑も指摘されている。

ネットを通じて理解した限りにおいては、宮崎正弘の国際ニュース早読み12月30日の1342号に寄稿された読者の声1の意見が正論だと思うようになった。以下に転載する。

(読者の声1)貴誌12月29日付けに掲載の「スパイ」への論考について。
1.「無知は罪」:中共のワナに落ちた外交官の死は外国のスパイ工作の深刻さを物語っている。しかし無知は罪なのである。今回の外交官の自殺は、無警戒の日本人外交官の無知が死という罰を受けたと見ることができる。国際社会では「知らなかった」ではすまないのだ。
だから外国人は誰も同情しないのである。
 
2.また支那には「仔牛は虎を恐れない」という諺がある。同じく無知の罰である。
  結果は無惨なものになる。
戦後の日本の生活感覚一辺倒の発想は身を滅ぼし、死を招くということである。日本人は生存の感覚を思い出さなければならない。そこには警戒という当然の知恵があるはずだ。
 とにかく死なないためにはどうしたら良いか、中共に関わる日本人は考えなければならない。明日は自分である。
 類似の事件として英国では「プロヒューモ事件」がある。プロヒューモ国防大臣がキーラーという絶世の美女にひっかかったが、この女は実はソ連スパイの情婦だった。国防情報漏えい事件が発覚してプロヒューモはピストル自殺している。
    (MC生)



2005年12月30日(金) 在上海日本総領事館員の自殺

  在上海の日本総領事館員が中国の官憲に機密情報の提供を強要されて、「国を売ることはできない」との遺書を残して自殺していたことが明るみに出た。この事件は各方面に大きな波紋を投げかけ、日本人の反中国感情、嫌中国感情に火をつけそうである。
   メールマガジン・宮崎正弘の国際ニュース早読みの12月29日付け第1341号に中国で実際にこのような事例を経験した人の体験談が「(読者の声1)小生の過去の体験談を書かせていただきます」という件名で生々しく紹介されている。 



2005年12月29日(木) NHKへ受信料を支払うのを止めたくなった

  NHKの元番組制作チーフプロデューサーに対する東京地裁の裁判で、被告人質問があり、裏金作りの内情が暴露された。こんな杜撰な管理体制のNHKにはもう受信料は払いたくない。

以下は日刊スポーツ紙からの一部の引用である。

番組制作費詐取事件で、詐欺罪に問われた元NHKチーフプロデューサー磯野克巳被告(49)は26日、東京地裁で行われた被告人質問で、19年間にわたり「音楽事務所でコンサート演出などのアルバイトをしていた」と述べた。報酬は1回約200万円で、年間数千万円を得ていたとみられる。また、制作費着服について「プール金づくりを上司から命じられた」とも話した。



2005年12月28日(水) マルコ・テンペスト

 作業に疲れて、何気なしにテレビのスイッチを入れたらNHKで「マルコ・テンペストが語るバーチャルマジックの魅力」という番組を放映していた。
 初めて見る手品師であったが、大きな仕掛けがなく、街中に飛び出してなみいる人々をさりげなく驚かせる術は見事であった。
 この種のマジックや手品を見ていていつも感じるのは、よくもまあ上手く騙してくれるものだということである。手品やマジックの場合見せ物であるから観客も騙されることを楽しんでいる節がある。ただひたすら演技者の芸に見ほれることになる。

 ところが実社会での手品となると騙される方は被害を受けるから困ったことになる。耐震強度偽造事件は近頃稀に見る人間の物欲につけ込んで、被害者の発生する壮大な手品であったと言えよう。



2005年12月25日(日) 韓国は民度の低い国であることがよく判った

  韓国国民の期待の星であった黄禹錫(ファン・ウソク)教授のES細胞に関する論文が捏造であったことが判った。DNA鑑定の結果も多分黒とでるだろう。韓国は国をあげて、てんやわんやの大騒ぎのようだ。日本の首相の靖国神社参拝で内政干渉してくるような民度の低い国だから、その落胆ぶりが面白い。

  今、韓流ブームも下火になりかけたようだが、この事件をきっかけに日本人も韓国人の民度の低さに気がついて、中国と同様嫌いな国として世論調査でも意思表示することになるだろう。



2005年12月24日(土) 政府与党、ヒューザー小嶋社長の証人喚問に同意

  耐震強度偽造問題で時の人となっているヒューザーの小嶋社長の国会への証人喚問が来春1月20日の通常国会招集前に実施されることに決定した。これは「まぶちすみおの不易塾日記」や「きっこのブログ」の連携作業による「1年振りのテボドン大作戦」が政治を動かしたという点では、ブログによる市井の民の声がこれからの政治の動向を決めることになるかもしれないという意味において画期的な出来事であったと思う。

  しかし、冷静になってよく考えてみると、全国一斉の家宅捜査によって問題は司直の手に渡ったのであるから、国会の場で小嶋社長を証人喚問したところでどれほどの価値があるだろうかという疑問が生じる。「資料が捜査当局に差し押さえられているので判りません」という回答しか得られないであろうことは容易に予測できるからである。
  
  そもそも国会とは立法府であり、その構成員である政治家は法案作りを官僚に任せるのではなく、自ら勉強し、研究して国民のためになり且つ国益にもなる、法案作りのベテランになることが本来の使命ではないかという気がしている。となれば、国会の場で探偵ごっこをするよりもむしろ、真相の追求は司直の手に任せたほうが効率的だとさえ思う。官僚に法案作りを任せきりにする政治家達の不勉強にこそ国民は追求の目を向けるべきではなかろうかと思うのである。その意味で
青い炎の日記の作者が二つの問題という題名で展開する所論には共感するところが多い。

「もともと存在する建設業界の闇」を明るくすることこそが政治家に求められている仕事だと思う。

以下青い炎の日記からの一部分の引用である

二つの問題点とは一つは『内河氏を頂点とする巨大詐欺事件』、そしてもう一つは『もともと存在する建設業界の闇』に関することです。

私のブログでもこの二つを混同してきたためコメント内で議論が噛み合わなかったり、話がややこしくなったりしたんじゃないかと少し反省しています。この『もともと存在する建設業界の闇』に関する部分では建設技術者たちも土木業界をいいほうに変えていく努力が必要です。そもそも私自身も、この闇を明るくするために技術者から政治家に転身しようと思ったわけですし、しっかりと考えて、私の意見をどんどん提言していきたいと思います。建築確認が役所も民間も激甘というのはまさにこちら側の問題点に属します。



2005年12月23日(金) 帰国子女

テレビ等のアナウンサーや司会者にはいわゆるバイリンガルの帰国子女が活躍しているのをよく見かける。外国の要人達とも電話でやりとりする場面が放映されるのを見ているとその語学力に驚嘆させられることが多い。

おそらく彼等、彼女等の親達が海外勤務であったから幼くして外国語に触れる機会が多かったため、バイリンガルたりえたのであろうと思う。語学を身に付けるには幼い頃外国で生活する必要があるなとも思う。

少なくとも今まではそう思っていた。ところがそうでないケースも沢山あることを知った。たまたま在外期間が就学前から小学校一年生位までであればいいのだが、これが二、三年生過ぎてからの帰国となると問題が生じるようだ。日本の学校では小学校三年頃から学力が急速に伸長するため、帰国子女はカルチャーショックもある上に今までの学力の遅れを取り戻す努力だけで精一杯になり、新たな上へ向けての勉強についていけなくなり、登校拒否や学校嫌いになるケースがままあることということを、我が身につまされて知った。新三年生になる孫が帰国することになり、転校手続きをしている過程で信頼する教師から、進級を一年遅らせたほうがいいかもしれないというアドバイスを受けたからである。

外国での学習は本人の能力を引き出すことに重点を置いているため、のんびりしていて、詰め込みは強制しない。ために小学校二年生以降に帰国すると日本の学童に比較して相当学力が遅れている上に母国語である日本語も学習しなければならずで相当な負担がかかるということである。素質がありかつガッツのある児童であれば乗り越えられるであろうが、繊細な性格の児童にはついていけなくて、いじめの対象にされたり落ちこぼれになったりするということである。保護者である両親が決断することであるが悩みは深い。



2005年12月22日(木) 皇室典範に関する有識者会議吉川座長の特別寄稿

  12月22日付けの小泉内閣のメールマガジンに皇室典範に関する有識者会議の答申を終えてという吉川座長の特別寄稿が掲載された。膨大な付属資料も閲覧できるようになっている。読了するにはかなり多くの時間とエネルギーを費やさなければなるまいが、その立法化に当たっては多分国論を二分するような大論争が起こるであろうから、議論に参加するためにもよく読んで勉強しておきたいと思う。



2005年12月21日(水) 13年前の冷蔵庫

 二人の娘達がまだ学生で、一緒に生活していた頃離れに建物を増築した。簡単な台所もつけ小型の冷蔵庫も備えた。やがて娘達は嫁いでいき、我が家は老妻と二人の静かな生活になった。そして外孫も四人になった。

 婿殿の勤務の都合で二人の娘は何れも海外で暮らしている。長女の家族が7年振りに日本へ帰国することになった。孫達の転校のことなどもあるので暫くは我が家へ寄宿することになった。そこで離れの建物を掃除して二〜三ケ月提供することにした。備えつけの小型冷蔵庫が使えるかどうか通電してみると電気がつかない。日立の製品であったから、サービスセンターに電話して調べて貰った。殆ど使用していない冷蔵庫であったが、内蔵されているガスが固まってしまって通電しないのだという診断である。修理しようにも13年前の製品であるから部品の在庫がないという。修理するより購入した方が安いとも言われた。

 その担当者の勧めで同じ型式のものを購入してきた。ところが、同じ型式の最新のものであるにも関わらず微妙にサイズが大きくなっていて、所定の格納場所に納まらない。かくして折角新調した小型冷蔵庫を返品せざるを得なくなった。

 この場所に小型冷蔵庫を設置しようとすれば特注になり高いものになると販売店では言う。

 何か騙されたような気がしてならない。そもそも13年前の製品であるとは言え、殆ど使用していない新品同様の冷蔵庫であるにも関わらず、ガスが固まって使用できなくなること自体おかしいと思うし、10年間しか部品は在庫しないという説明も納得しがたい。更に同じ型式の製品の寸法が微妙に異なるというのも合点がいかない。

 結局この離れの建物では冷蔵庫はなしで我慢して貰うことにした。冬だからいいようなものの夏だったら大変であった。



2005年12月20日(火) 耐震強度偽装事件の司直による一斉家宅捜査に期待すると共に全国のブロッガー達の奮起を望む

  耐震強度偽装事件に関する、国会の証人喚問では自民党の渡辺具能、吉田六左衛門という二人の無能委員達が貴重な時間を空費しただけで、真相究明には今一つ行き届かず、歯がゆい思いをしていたが、いよいよ司直による全国一斉の強制家宅捜査が始まった。早く捜査に着手しないと証拠隠滅や証人抹殺が密かに行われるのではないかと危惧していた人は沢山いたことだろう。筆者も姉歯元建築士が黒幕共に消されるのではないかと心配していたが、捜査当局も身辺警護はしていたものと思われ、姉歯氏は捜査当局の車に同乗して市川市の姉歯氏宅へ姿を現した。

  ところで耐震偽造問題の新しいスター候補生であると全国のブロッガー達が炙り出し、例えば、「総研ファミリーの次の注目株はこの人?」という12月19日付けの記事で指摘している以下の人達

・飯塚孝文氏、・馬場誠二氏、・窪田昌行氏、・野村不二夫氏、・松本勝彦氏、・平船安美氏等の名前が今回の捜査対象にはあがっていないようだ。政治圧力が働いて今回の捜査が尻すぼみにならないよう、引き続き全国のブロッガー達が炙り出しと真相究明の努力を継続されることを期待したい。




2005年12月19日(月) 奥行きの深い耐震強度偽造事件

  耐震強度偽造事件では何故か事件の早期終焉を計ろうとする国土交通省の思惑が見え隠れする。欠陥マンションを購入した被害者達にはお気の毒ではあるが、佐藤立志氏がマスコミ日記の12/18付け記事「被害市民がまだ足りない・・」でも指摘しているように、彼等のエゴにも一寸うんざりさせられる。
 悪の黒幕である総研の内河所長に対する証人喚問は何故もう必要でないのか。不審に思っていたらその謎が解けたような気がした。それは、今回の事件では一躍有名になった「きっこのブログ」の12/19付けの記事を読んだからである。きっこ女史の「イーホームズ社長からメール」の記事では、イーホームズの藤田東吾社長とのメールのやりとりが生々しく、紹介されている。この記事を読むと日本ERIや国土交通省の高級官僚達に類が及ぶのを恐れて事件の早期終焉を計ろうと目論んでいるのだろうとも勘繰りたくなる。事件の構造はもっと大きく深そうである。



2005年12月17日(土) 渡辺具能と吉田六左衛門のプロフィール

 12月14日の耐震強度偽装事件に関する国会の交通委員会で証人喚問の質問に立った自民党の二人の代議士、渡辺具能と吉田六左衛門の無能ぶりはウエッブの世界では有名になったが、彼等のプロフィールが「きっこのブログ」の12月17日の記事でエピソード等も含めて、その人と為りが生々しく紹介されている。



2005年12月16日(金) SG会という宗教団体の実態は?

  この世の中には、Something Greateが存在するとしてSG会と名乗る、おかしな宗教団体がある。このインチキ商法の宗教団体は創価学会ではないかとの疑いをもって調査を続けているブロッガー達がいる。その一つは「和翼であれ」と題するこの人のブログ。

また12月14日の国会の交通委員会での耐震強度偽造事件に関し、証人喚問で唯一、秀逸の追求をした民主党の馬淵澄夫議員に圧力をかけようとしている力があるらしい。浅井久仁臣グラフティーではそのことを取り上げている。



2005年12月15日(木) 耐震強度偽造事件の証人喚問

12月14日は9時〜17時30分までNHKの国会中継を見て過ごした。今世間の注目を集めている耐震強度偽造事件の証人喚問が国交省交通委員会で行われたからだ。最近の参考人喚問に二回も欠席した時の人、姉歯元一級建築士疑惑の黒幕内河健総健所長が初めて、国会の場に出てきたから興味と関心はいやがうえにも高まった。
内河健はなかなかの狸親父でうまく言い繕っていたが、民主党の馬淵澄夫委員の追求は迫力があり、本日の委員会の中の白眉であった。総健の四ケ所チーフコンサルタント直筆の内部メモを武器として内河に迫った質問は秀逸で流石の狸親父も顔面蒼白になっていたのがよく見えた。何れこの男も司直の手に落ちて真相が究明されるであろう。馬淵委員の追求の迫力とその優れもであったことは佐藤立志のマスコミ日記の12月14日付け記事も称賛している。また、きっこの日記の14日付け記事でも我が意を得たりの感想を書いている。

 当日の国会中継放映を見逃した人は国会ビデオライブラリーで当日の委員会の質疑を見ることができる。



2005年12月14日(水) 年賀状と住所録

 師走も半ばになってしまった。年賀状を書かなければと気ばかりあせる。一昨年あたりから極力アニメーションカードを利用してメールアドレスのある人に対しては年賀状を書かないようにした。更に暑中見舞いは書かない主義を通してきたから、年賀状はどうしても書かなければならない。でも数は減らしたいという気持ちもある。
 何はともあれ住所録を修正しなければならない。今年正月に届いた年賀状と暮れに配達される喪中の葉書と照合しながらフロッピーを修正していくのに半日を費やしてしまった。
 ワープロのオアシスからインターネットの社会に入ったからどうしてもオアシス操作のスキルの方が練達している。住所録もオアシスで作ったものだからコンピーュータにも転用できるのが自慢である。ところが、そこには限界があって新型のコンピューターではこのフロッピーが適合しなくなってきだした。そこで勢いこのフロッピーが使える昔愛用したワープロが登場することになる。ところが暫く使っていなかったものだからワープロが意のままに扱えなくなっているではないか。一通りの機能を思い出すのにも時間がかかる。それでも昔馴染みの機械はどことなくレトロな趣が残っておりいとおしいものである。



2005年12月12日(月) 若くして倒れた漕友を励ます会

 大学時代に一緒に艇を漕いだS君が企業戦士として活躍中、脳溢血で倒れ車椅子生活を余儀なくされてからはや13年近くになる。漕友の皆から愛されたS君の徳を慕って友人達が集い励ます会を毎年2回開いている。
 その会が昨日幕張プリンスホテルで開かれた。幕張は副都心として大きく変貌した。メッセもここにある。会場へ急ぐ途上駅前の光景を撮影してみた。
 励ます会にはジャイカ勤務で世界各国を忙しく飛び回っているO君も昨日タイから帰国したばかりであるが、この会に駆けつけてきた。48階のレストランから最近の幕張の街を俯瞰しながら楽しい懇談は約二時間半にわたって行われた。






2005年12月09日(金) アセアンで日中韓首脳会議が延期されたのは歓迎すべきこと

  アセアンで日中韓首脳会議が延期されたことにつき、マスコミでは小泉外交がアジアで孤立するとの論調が多いようであるが、むしろ今回の延期は喜ぶべきことではないかと思う。
  宮崎正弘氏の国際ニュース早読み1324号の見解に共感を覚える。特に引用した部分は全くその通りだと思う。

以下引用

 いま日中間で首脳会談を行うとすれば、その前に日本は中国の謝罪を得なければならないのではないのか。
 東シナ海のガス田開発と盗掘に対しての釈明さえ中国側からない。
反日暴動への謝罪もなければ、日本領海侵犯に対しても遺憾の意を表しただけで、ほかの教科書問題への内政干渉など、あらゆる外交的軋みを生じさせてきたのは北京であって日本側にはないのだから。



2005年12月08日(木) 有識者会議案の皇室典範改正に反対

  女系天皇容認、長子優先を答申した皇室典範に関する有識者会議の結論には、問題点が多く反対論が多い。2005.12.8付け産経新聞朝刊に掲載された桜井よしこ女史の【首相に申す】というコラムの「首相も委員も異星人」と題する所論は反対の根拠を要領よく纏めているので以下に引用転載しておくこととする。

小泉首相に申す。桜井よしこ。「首相も委員も【異星人】」 2005.12.8産経朝刊

 十一月二十四、小泉純一郎首相の私的諮問委員会「皇室典範に関する有識者会議」の最終報告書は異星人の作品のようだった。同報告書を「大変意義深い」と評価し、来年の通常国会で成立させたいと述べた首相もまた異星人のようだった。
 周知のように報告書は女系天皇制と男女に関わらず長子相続を容認もので、男系天皇制を守り通して今日に至る皇室の在り方を革命的に変える内容だ。
 ちなみに有識者会議の十人の委員は吉川弘之座長、園部逸夫座長代理を筆頭に岩男寿美子、緒方貞子、奥田碩、久保正彰、佐々木毅、笹山晴生、佐藤幸治、古川貞二郎の各氏である。
 有識者の結論に疑義を挟むことなく、いとも容易に受け入れた小泉首相は、自民党の憲法改正作業でも、皇室に対して極めて素っ気ない。
 当初提案されていた憲法前文の天皇と日本の国柄にかかわる部分は「日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に、天皇を国民統合の象徴としていただき、和を尊び、多様な思想や生活信条をおおらかに認め合いつつ、独自の伝統と文化をつくり伝え、多くの試練を乗り越えてきた」と表現されていた。
 周知のように、首相は右案を否定、全面的書き換えを命じ、皇室に関しては「象徴天皇制は、これを維持する」という十三文字の表現に変わった。
 この表現には、皇室を国民統合の象徴としてきた日本人の想いは全く反映されていない。無味乾燥の十三文字の一文は、有識者会議の最終報告同様、皇室に対する無関心の表現ではないか。
 吉川座長は「歴史観や国家で案を作ったのではない」と、述べた。しかし、歴史観や国家観を故意に省いて議論を重ねたところで、歴史そのもの、あらる意味で国家と分離できない皇室を論ずることなど不可能だ。
 祖先神が天照大神とされているように、皇室の始まりは神話の中にある。瓊々杵尊(ににぎのみこと)を 降臨させたと告げており、その 物語を家庭や学校で大人たちが幼い子供たちに語って聞かせたのは、それ ほど遠い昔ではない。その瓊々杵尊の曾孫が神武天皇であり、祀元前六六〇年に大和国を平定し橿原宮で即位した時から、現在の皇室の歴史が始まったとされる。初代の神武天皇は百二十七歳の長寿だったとされているが、これも半ば以上、神話の世界のことだ。
 紀元前七世紀から今日まで、二六六五年の長い間、幾百世代もの日本人は、それらの物語をそのまま民族生成の物語として受けとめてきた。「万世一系」も「男系天皇制」も、そうしたものの基礎として受けいれてきた。歴史を通して存続してきた皇室は日本人の心の積み重ねが形となったものであり、日本人の価値観の表現、日本の精神文明の支柱のひとつなのだ。そのことの重要性を有識者会議は全く考慮していない。
 民族の物語としての歴史を無視して、有識者会議がどのような論理で男系天皇制から女系天皇制への転換を正当化したか。たとえば「現世代に五人の男系男子」が存在するとの仮定で平均的出生率1.29を前提に計算すると、将来生まれる男系男は子の世代で3 .23人、孫の代で2.08人、曾孫の世代で1.34人となり将来の継承者の「急速な減少が見込まれる」などとしている。
 だが、いつの時代も問題はある。現在より出生率が高かったときでさえ、皇室は男系男子後継者不足で何度か危機に陥った。先人たちはその度に工夫を重ね、男系天皇制の基本軸を守り通した。その象徴が八人、十代にわたる女性天皇の存在である。
 現在に当てはめれば男系天皇のお血筋の敬宮愛子様の天皇即位であり、そのこと自体は何ら問題はない。だが、今議論しているのはその次の世代の問題であり、時間はまだ幾十年もあるのだ。
 その数十年の間に、古えの人々が重ねてきた努力に倣い、なぜ知恵を出そうとしないのか。その努力なしで安易に二六六五年の文明の歴史を根本から変えるのは知的怠慢であると共に、日本文明への横暴なる挑戦である。       
 寛仁さまのやむにやまれぬご発言もある。皇室の伝統を次の世代につなぐ最大限の工夫をするのが現役世代の8人の責務ではないだろうか。いかに有識の十氏であろうと、いかに選挙で大勝利した首相であろう と、繰り返すが、神話の時代から続く日本文明の歴史や日本の在り方を象徴する皇室を革命的に変える権利はないのである。
 有識者会議の報告書を白紙に戻し、天皇と皇室について広開かれた形で議論し直すべきだ。首相も十人の識者も、皇室典範改正問題で爆走することは許されない。



2005年12月05日(月) 個人情報保護とメール

 学生時代の友人達で作る囲碁会の70回目の例会に参加した。その席で前潟都窪の名前でメールが出まわっているが、誰だろうという話になった。そのメールにI氏の名前が70人位の人達と一緒にでていたぞと或る人から教えられたとI氏が言った。I氏は出所がどこなのか不気味だとも言う。
 そう言われて思い出したことがある。大学の学寮の卒寮生達で作るOB会の幹事を引き受けた時、総会の案内を出すのに、Eメールをやる人達には往復はがきの投函を止めて、メールで案内した。その時熟慮せずに、同じ学友達だから同文でCCを使って発信すれば一通のメールで用件は達することができる。お互いにメールのやりとりをするのにもCCにアドレスが記載されている方が便宜だろうとむしろ効用の方に力点をおいて考えていた。
 更に。総会が終了した翌日、撮影した当日のスナップ写真をアルバムにしてウエッブ上にアップし、そのURLを記入したメールを発信した。その時もCC欄に会員の名前を書きつらねたのである。たまたまI氏はこの総会には出席しなかったので、アルバムには写真が載っていないのでアルバムのURLの入ったメールをI氏には送信しなかったという次第である。
 I氏が言う所のメールとははこのことだということはすぐに判った。その事情は説明してI氏の不審な気持ちは解消したようであるが、反省点としては、やはりメールのアドレス自体も内緒にしておきたいと考える人達もいるだろうということに配慮が足らなかったということである。
 個人情報保護法等が出来てから余計にこの種の問題には皆神経質になっているから今後はBCCにして発信する必要があることを知らされた。



2005年12月02日(金) 楽天市場の慇懃無礼なメールと仕打ち

楽天市場から以下のようなメールが舞い込んできた。慇懃無礼を絵に描いたようなメールである。

以下はメールの写しである。




突然のご連絡にて失礼いたします。

楽天市場と申します。
日頃から楽天広場をご利用いただきまして、ありがとうございます。

この度は楽天広場にご登録いただいていた下記のページについてご連絡を
させていただいております。

=======================================
http://plaza.rakuten.co.jp/Hayashima/
=======================================

規約に記載のございますとおり、楽天広場では製品・サービスの販売や、
バナー掲載に対して何らかの報酬を提供するサービスのバナーの掲載等の
商業行為(楽天及び楽天が認めたものが提供するサービスを除く) を
禁止しております。

■楽天広場規約
http://plaza.rakuten.co.jp/hlp/?doc=rule

誠におそれいりますが、規約違反に該当する個所につきましては
修正を行っていただけますようお願いいたします。

※なお、個々のページにおいて規約違反箇所をこちらより、
ご案内はいたしておりません。

また、規約に反するかどうかというお問い合わせもお受けして
おりません。ご了承ください。


誠に勝手ながら、12月2日正午までに弊社まで修正ご連絡をいただけ
ない場合は、楽天広場の登録について削除させていただく場合もございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

大変失礼をいたしましたが、今後とも楽天市場をご愛顧賜りますよう
謹んでお願い申し上げます。




斜体で引用した部分が無礼極まりないと思う。普通どこそこがどうだから、この部分を訂正して欲しいというのが常識だと思うが、この担当者にはその辺の常識が欠如しているようだ。


規定に違反していると思われる、アフリエイトのリンクを削除して報告しておいたが、いきなり以下のようなメールが舞い込んだ。


突然のご連絡にて失礼いたします。

楽天市場と申します。
日頃から楽天広場をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度は楽天広場にご登録いただいていた下記のページについてご連絡を
させていただいております。

http://plaza.rakuten.co.jp/Hayashima/

誠におそれいりますが、上記のページにつきましては、楽天広場規約に違反
しているページであると判断いたしましたため、削除の手続きをさせていただきました。


■楽天広場規約
http://plaza.rakuten.co.jp/info.phtml?doc=rule

なお、個々の削除理由の詳細につきましてはご案内いたしかねますので、
ご了承いただけますようお願いいたします。

大変失礼をいたしましたが、今後とも楽天市場をご愛顧賜りますよう謹んで
お願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
楽天広場 < http://plaza.rakuten.co.jp/ >

※楽天広場ヘルプ
http://plaza.rakuten.co.jp/info.phtml?doc=top


TBSに対して卑劣な手段で業務統合を申し出るような社長の経営する楽天だからやることも素早いがエゲツナイ。



2005年12月01日(木) 万世一系

 日本の天皇制は世界最古のものである。第二次世界大戦後の僅かな時期を除けば、日本は異民族による支配を受けたことがない。そして世界に比類のない平和国家と日本文化を育み育ててきた。
 このように恵まれた国家を維持運営していけるのも、優れて先人達が守り続けてきた万世一系の天皇制がその基本になっているからだと思う。
 歴史を繙けば蘇我の馬子が黒幕となって崇峻天皇を暗殺したり、弓削道鏡が皇位を簒奪しようとした不敬な事件はあったし、幕末の騒乱時には外国支配を受ける虞れもあったが、これらの国難を見事に克服してこられたのも国民が等しく崇敬できる天皇家という心のよりどころがあったからだと思う。
 国民が何故かくも天皇に崇敬を寄せうるかと言えば、それは125代の長きに渡って万世一系の皇統が継承維持されてきたからにほかならない。
 如何なる実力者もこの長きに渡って継承されてきた神武以来の血に太刀打ちできるものはいない。高貴なるものの所以である。さればこそ天皇制は日本人の貴種崇拝の感情とも合致して国家統合の精神的な中心たりうるのであると思う。Y染色体理論でも明らかなように男系天皇でなければこの美しくもあり、優れた天皇制は護持できないと思う。女帝容認論にはどうしても与し得ない。女帝になれば血の継続性が一代で断ち切られてしまうからである。


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前潟都窪 [MAIL]

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