| 2001年04月27日(金) |
手に付いた 液を嘗めて |
手に付いた 液を嘗めて
知った あなたの 生臭さ
人の記憶は 曖昧で
人の気持は 訳解で
現実を 見据えること
強制じゃ ないのに
言葉は発した瞬間に 私を離れて
もう 違う生き物
受け止められる？
| 2001年04月20日(金) |
あなたが 私を 飼い慣らした。 |
あなたが 私を 飼い慣らした。
時間をかけて ゆっくりとね。
もう 泣きながら 走ったりしなくて いいよ。
腕にからまる 長い髪も
私は ほどくことが 出来ないから。
こんなに深く 刺さった棘も
愛おしく 思うの。 涙が出てるね。
あなたを 風化させたりなんか 出来る訳ない。
「好キナノニ」 「ダカラナニ？」
| 2001年04月19日(木) |
甘く けだるい中に居て |
甘く けだるい中に居て
いつも 望んでる 崩壊
暖かで 柔らかなものを
優しく 傷つけてみる
血まみれの躰 傷だらけの気持ち
どこかに 委ねたくて 彷徨う
「狂ってる」だなんて あなたが 言わないで
| 2001年04月10日(火) |
「大変だったね」 と |
「大変だったね」 と
聞いてくれるのは 解ってる
その笑顔を 想うだけで
弱音は 空気に溶けてく
僕たちが 何もかも上手く
やり過ごして いるなんて
好きな曲は
どんどん 変わってく
退屈に 慣れない為に
小さな くしゃみ
僕たちが 明日又
笑い合う理由が 必要なの？
どうかしてるよ
３ヶ月毎に 通勤定期を 買い換えて
券売機の前で 少しだけ 考える。
次に定期を買う頃 まだ 側に居られるだろうか。
ささやかな不安と 幸福の時間。
私を追い抜いて 電車に急ぐ
彼女の髪には 桜の花びら。
| 2001年04月04日(水) |
いい お天気だったから |
いい お天気だったから
散歩に出た 遠くへ
終わりが近付くと いつも
静かだね
あんなに 騒いだのが
嘘みたいだよ
一緒に 居られれば
大丈夫だと 思ってた
ずっと
| 2001年04月02日(月) |
もうちょっとで バスが 来るよ。 |
もうちょっとで バスが 来るよ。
知ってるわ。
こんな空が 明るい夜は
白い雪が 落ちてくるのよ。
もうちょっとで バスが来るよ。
知ってるわ。
私は まだ
100エーカーの森に 辿り着けない。
もうちょっとで バスが来る。
知ってるわ。 判ってる。
もう何も言わないで。 私に触れないで。
| 2001年04月01日(日) |
ひどい言い方 しないで。 |
ひどい言い方 しないで。
自分の都合で やり方で
私を傷つけてるって 知ってる？
笑って 流して 楽になろう。
正面から ぶつかる気は ないんだ。
それで 答えが見つかる なんて
君に求めても 無駄なこと。
| 