2000年12月30日(土) |
指先が凍えていたから |
指先が凍えていたから 手を伸ばしたよ。
暖かなその手に。
側にいると いつも痛い。 傷増やすだけ。やめて。
もう 解らなくなってるんでしょ。 好きなのか 憎いのか。
あの時 繋いだ手のこと 責められるなんてね。 「嘘つき」なんて。
初めから 同じモノを 求めてなかった。
躰は 入れ物でしかないの 知らないのね。
君に少し 触れてみたいと思った。
ただ それだけだったのに な。
「待ってろ」と 言えない あなた
「待ってる」と 言えない わたし
そして 今まで通りの 日々。
2000年12月15日(金) |
あなたに会う前は 私 |
あなたに会う前は 私
長くて まっすぐな 髪を持っていたの
誰にも負けない位 綺麗な
あなたは 時として はき違える
同情も 愛の一種だって 認めてよ
いつか 見せてあげるね
愛が 傲慢じゃないなんて 決めたのは誰?
2000年12月01日(金) |
着古した そのシャツを脱いで |
着古した そのシャツを脱いで
こんな感情 しばらく 忘れていたの
その指に 触れられるの 想像してみた
甘ったるい 匂い
足下から 立ちのぼってくる 気配を
目を閉じて 受け入れた
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