コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2003年04月30日(水) ビデオセミナー はひとつの商品です


さて、私どものサイトは「全国の生活者の方」に向けて
“情報”を発信しています(もちろん、)

が、しかし、毎月の「なっとくセミナー」は
神戸 にて開催させていただいているのみ、ですね。

ビデオセミナー の企画は
< 全国の生活者の方 > を意識した
私どもの 新サービス です。

(唐突ですが)皆さんは このビデオセミナー、
どちらの 形式 がよいと思われますか?

1.なっとくセミナー の様子をそのまま撮らせていただく
 (言わば ライブ版)

2.ビデオセミナー用 に撮影させていただく
 (言わば NHK教育テレビ版)


皆さんの ご意見 をお聞かせください(笑)
こちらまで。


もちろん、セミナーの内容によって
どちらがふさわしいかは違ってくると思いますが、

今のところ、以下のようなテーマを
ビデオセミナー として販売したいと考えています。


 お金をめぐる冒険
対決!カネゴンとお金くん

これさえ見れば大丈夫!
丸ごと 投資信託のしくみ

物差しを用いた実践編
株式投資を科学する!

海外投資の 旅 に出よう!
マーケットに国境はありません

マイホーム、買ってもいいの?
不動産の フ の字に強くなる

〜 あなたは損を続けますか? 〜
買ってはいけない 金融商品ベスト10!


そして、これらとは別に
ビデオセミナーオリジナルの企画 として、
こんなコンテンツも考えています。


〜 ファイナンシャル・インテリジェンス講座 〜

      ケイコさんの
     お金を育てる 設計図


マネー・アレルギーの方に朗報!
今までの投資方法は ニセモノ だった?

資産運用とは、時間をかけて
あなたのお庭(設計図)を作ること。

独立専業のファイナンシャルプランナーが、
コツコツ型の資産運用を説きます。


< このビデオセミナーに懸ける思い >

エッセンス を詰めこんで・・。

(以前にもお話しましたが)わたしは元々
資産運用に携わる仕事をしていたわけではありません。

言ってみれば、違う島 から来た住人 です。

違う島 から来たからこそ、
この世界(資産運用ビジネス)の イビツさ を、
生活者の視点で理解できると自負しています。

私どもの仕事は、
この世界 と 皆さん の間に立って、
ずれた 焦点(ピント)を調整することです。

(資産運用 に対する)誤ったイメージ、
正しいと思われている 固定概念、

それらを打ち破いて、 生活者の皆さんに
まっとうな 投資の案内文 を書いてみたい、
という 衝動 に駆られています。


その 投資の案内文 が、
この ビデオセミナー なのです・・。



2003年04月25日(金) 欧州の若者3人とわたし・・


【本日の一家言】

知識 は“発想”を生むための
インフラ(土台)に過ぎません・・。

私事になりますが、
20代の前半にインドを旅したことがあります。

ボンベイ(現 ムンバイ)でしばらく過ごしたあと、
パキスタン国境近くの町
ジャイサルメール に足を伸ばしました。

ラジャースターン地方と呼ばれるこの地は、
砂漠の真ん中にあり、歴史的に
イスラム教徒が多い所として有名です。

わたしはこの地に1ヶ月ほど
滞在したのですが、不思議ですね・・。

朝早く起きるようになるんです(笑)

毎朝散歩がてら 城郭 のまわりにある
バザール(市場)に行き、
チャイを飲むのが習慣になりました。

(この地はかつて
 イスラームの城塞都市だったのです・・)


ここでわたしは3泊4日の
「キャメル・サファリ」に参加しました。

ラクダに乗って砂漠を横断するのですが、
このツアーの途中でわたしは
3人の若者 と知り合うことになります。

(もちろん当時は
 わたしも 若者 だったのですが・・笑)

残念ながら若者たちの名前は
失念してしまいました・・。仮に、

イギリス人の彼を ジョン としましょう。
ドイツ人の彼を ガーゼン としましょう。
オランダ人の彼を ビリー としましょう。


イギリス人のジョンは、
インドのさまざまな土地の習慣について
うつむき加減に話をしていました。

「シムラ−という避暑地に行ったら、
現地の人が英語で 賛美歌 を歌っているんだ。
あれはとても感動的なシーンだったよ・・」

おいおい、誰がインド人に
英語 をしゃべらせるような「状況」を作ったんだ!

また、このツアーではガイドが
三度の食事を作ってくれたのですが、

ジョンはまたしても、

「おい、カン。 日本ではそうやって
手で食事をする習慣があるのか?」
と聞くではありませんか。

(わたしは単に現地の習慣に従っているだけ・・)


蛇足になりますが、同じホテルに
滞在していたイタリア人の女性に、

「中国で話すことば と 日本で話すことばは違うの・・?」
と訊かれたこともありました(はあ?)

わたしがその時思ったこと。
     
< 地球の 西 に住んでいる人は、
  東 に住んでいる人のことなんて知らないんだ! >


一方、ドイツ人のガーゼンは、
繊細でおとなしい男でした。

自分で働きながら大学に通っていると
言っていました。

ガーゼンは、わたしとオランダ人のビリーが
意見を言い合うのを聞きながら、

「んー、カンの言うことにも一理あると思うよ・・」
と客観的な意見を言ってくれたりもしました。

わたしと同じく
眼鏡をかけていたのを覚えています。


いちばん若者らしい若者と言えば、
やはりビリーだったような気がします。

勤めていた会社をやめ、いつまでと
期限を決めずに旅に出たと言っていました。

「だけどぼくは故郷に恋人がいるから・・。
いつかはオランダに帰ることになると思うんだ」

ビリーはどんなことにも
好奇心を持っている男でした。

わたしの独断と偏見で申し上げると、
欧州の中でもっともフレンドリーなのは、
スイス人とオランダ人です。

どちらも 小さな国でかつ資源がない、
という「共通項」があります。


そのことをビリーに言うと、

「そうだな・・。オランダは
世界と貿易を行うことで発展してきた国だからね。

いろんな国の人とフレンドリーに付き合うことが
自然に身についたんじゃないのかな」
と云っていました。


ツアーの最後の夜、滞在していた村で
ガイドが蒸留酒を調達してくれて、
皆で 酒盛り をしました。

(ガイドはイスラム教徒なのに
 お酒をがぶがぶ飲んでいた・・笑)

満天の星 を眺めながらジョンが、

「なあ、カン。日本の女性 は
 従順でやさしくてきれいなんだろ・・」

と訊いてきます。

ガーゼンは
「自分の故郷ではこんな星空は見たことがない」
と言っていました。


照りつける太陽と、満天の星空と、
どこまでも黄砂がたなびく風景は、
未だ忘れることがありません。

わたしはわたしの「旅のルール」に従って、
3人の連絡先は聞かずじまいでした。

あれから10年以上経った今、
彼らはいったいどんな人生を送っているのだろうかと、
ふと思うことがあります。

         徒然



2003年04月18日(金) こんな時こそ【基本】に帰りましょう


こんにちは、カン です。

火曜日、木曜日とそれぞれ
「面談」がふたつ入っていまして、

(一件は 電話面談 です)資料の整理などで
てんてこ舞いしておりました。

相談 をお受けする仕事をしていると、
「自分が何か知っている」ことが
前提 となってしまい、

知っていることを(無条件に)
正しい と思い込んでしまう自分が時々
恐ろしくなります。

忙しい時ほど“基本”に
立ち帰らないといけないのですね・・。

わたしの場合は【ホームページ】です。

< ホームページは私どもの活動を規定する
 “いちばん最初の物差し”なのです >

このたび独自ドメインを取得し、
現在「ホームページの改編」を模索しています。

まずは、全国の皆さんが私どものHPを見ているんだ、
という“根もと”に立ち帰ること・・。


● その1

夢・才人(ゆめ・さいびと)のコーナー を休止して、
金融商品110番(Q&A)という 企画 を考えています。

弊所のホームページは、誰もが気軽に利用できる
【双方向性のツール】が不足している
と考えるからです。


● その2

今まで24回行ってきました なっとくセミナー に関して、
皆さんにお答えいただいたアンケート中の、

“お客様の声”、“金融機関に提言したいこと”
などの コンテンツ が眠ったままです。
(今後、公開していくつもりです)

また なっとくセミナー“別バージョン”として、
大阪開催 を秋口に予定しています。


● その3

「セミナーのビデオ をぜひ購入したい」という声にも
お応えできていません・・。

HP上にて、
セミナービデオの販売 も行っていくつもりです。
(あっ、ビデオカメラを買わないと・・)


わたしはこう見えて
ヘンに 完ぺき主義 なところがありまして(笑)

「自分が何か知っている」と思い込むことで、
皆さんに発信する 情報 をいたずらに
制限してきたきらいがあります。


【ホームページ】は、
自分が発信したい“情報”を届けるために
あるのではないのですね。

皆さんが求める「情報」を発信するためにあるのです。


私どもの場合、金融商品・資産運用の
“エッセンス部分”をわかりやすくお伝えすることが、
皆さんの求める 情報 であると考えます。

しかし、それをわたしの一方通行の
「ボール投げ」で行うのではなく、

皆さんから ボール を投げていただくような
【仕組み】を作ることで、
より魅力的なHPにしていきたいと思うのです。


さて、金融商品110番(Q&A)では、
金融商品・資産運用 に関する皆さんの
「これはどういうことなの・・?」

というご質問・疑問点などに幅広くお答えして、
その内のいくつかをホームページ上で
掲載していくつもりです。

< その 掲載内容自体 が、皆さんの得する情報
 ・役立つ情報 につながると考えるからです >

アンケート企画 や 懸賞企画 も実施したいですね。
メールマガジン もあと1本追加したい。
(でも発行はたいへんでしょうね・・忙)


また、リンク集 についても、
もっといろいろなホームページを訪問して

「これだ!」と思えるものを
リンクさせていただきたいと思っています。


要は 晋陽FP事務所 ならではの「情報」を、
今後も皆さんにお伝えしていきたい所存なのです。

では皆さん、よい週末を!



2003年04月17日(木) どうして ソニーの株価 はこんなに下がっているのか?


こんにちは、カン です。

きのうは
厚生年金基金の「代行返上」のお話をしました。

多くの 基金 がこの代行返上を行うことで、
株式の売り圧力 が高まっているのは事実です。

(もちろん、ソニーの株式 も
たくさんの年金基金によって保有されています)

ちなみに、国内銀行が保有する ソニー株式 は
それほど多くはありません。
          
(金融機関の売り圧力は少ない、ということ・・)

皆さん、市場(いちば)というところを
冷静に眺めてみましょう。

日本の 株式市場 では【外国人投資家】の
売買割合が 50% を超えているのです。
(委託売買、売買代金ベースで・・)

東京証券取引所・投資部門別売買状況 は
こちら。


< 日本の市場(いちば)は まったく 世界 に開かれています >

当然【外国人投資家】も ソニーの株式 を売っているのです。
(ちなみに、ソニー株式 の外国人保有割合は 約38.7%!)
         
これって、良いことなのか、悪いことなのか?
          
国・地域 を超えて、さまざまな投資主体に
「株式」を保有されることは、
立派な リスク・ヘッジ となり わたしは良いことだと思います。

ではなぜ【外国人投資家】は
ソニー株式 を売っているのでしょう?

もちろん、日本経済の将来性を悲観して? 
イラク戦争後の 北朝鮮リスク に備えて。

あるいは、北米地域の 景気後退 を予想して。
あるいは、SARS(重症急性呼吸器症候群)が原因かも?

(日本の電機関連企業は 広東省とその玄関口である
 香港との間で 分業体制 を取っています)


四季報 をちらっと見てみますと、ソニーの場合、
売上高に対する 営業利益 の割合
(売上高営業利益率)が低いのが気になります。

2003年3月期の【予想1株利益】で見ると、
(株価を3,950円として)PERは 約24.2倍 です。

< PERは必ず 予想値 で見てください >

PER24.2倍 ということは、
(ソニーの株価が下がっていると言っても)
別に「不当に売り込まれているわけではない」のです。
(ここ、重要!)

ソニーという会社が【1株当たりの利益】を
今後も伸ばしていく(つまり、ソニーは今後も発展を続ける)
と考えるならば、

PER はもっと高くても正当化されます。

(つまり、もっと株価が高くてもよいという解釈です)

現在の ソニーの株価 は決して
売り叩かれている状況ではありません。


ちなみに、
日経225種 の「予想PER」129.54倍
(4月16日 現在・連結ベース)

皆さん、いいですか。

【1株当たりの利益】が下がれば、
PER はもっと高くなってしまいます。

市場(いちば)の値段 は
下がり続けざるを得ないということです・・。




2003年04月16日(水) 投資教育の本命?


こんにちは、カン です。

わたしのようなファイナンシャルプランナーが
日頃お話していることは、

「皆さん、信号機 の 青 → 黄 への 点滅時間 が変わりますよ!」
「運転の仕方 を変えましょう!」
という類のものです。

一方、確定拠出年金 の導入は
「皆さん、今日からは 赤 が 走れ!です」
というくらいの“インパクト” があります。

日本の企業は今まで、
終身雇用の“証し”として 退職金制度 を採用し、

その退職金を『年金形式』で支給する
企業年金制度 を発展させてきました。

(もちろん、予め決まった 利率 で
 支給を保証する 確定給付型の年金 です)

ところが現在、多くの企業さんが

「あのおー、もう 終身雇用制度 は維持できません。
企業年金 は存続しますが、その運用自体は
皆さんが自分で行ってください」と言っているのですね。


確定拠出年金の導入は(従業員の皆さんにとっては)
これまでの『人生観』を覆されるほどの“衝撃”なのです。

日本が、共同体社会 → 自己責任社会 へと移行する
象徴的な出来事 でもあります。

当然、多くの方々が(確定拠出年金の導入によって)
はじめて“資産運用”という作業 に
向き合うことになります。

「なんだあっ、これは?」
と戸惑う方もおられるでしょう。


(と、ここで話は変わりますが)

確定拠出年金制度 への移行の“前々段階”として、
各企業の「厚生年金基金の代行返上」が
盛んに行われています。

厚生年金基金 とは、従業員の皆さんが
利用する 企業年金 のひとつのカタチですね。

その 基金 が、厚生年金(国の年金制度)の運用を
一部代行する =“代行部分”を国に返上する動きが
加速化しています。

2002年度末までに 厚生労働省から
代行返上 の認可を受けた基金は、
約1700ある基金の「2割」を超えました。

代行返上 する際に、国に“現金”で
返上する企業が多いため、

基金が組み入れていた 株式 を
売却する動きが加速化しているのです。

で、

「どうして ソニーの株価 はこんなに下がっているのか・・?」


< 続きは明日! >



2003年04月11日(金) 世界のソースに触れてみる


こんにちは、カン・チュンド です。
今日も ヤンキース が勝ちましたね(笑)

(松井選手が決勝打を放っていました)

海の向こうで松井選手がやっているのは『ベースボール』、
日本でやっているのは『野球』とよく形容されますが、

「思いっきり投げた球を思いっきり打ち返す」
ゲームの主旨 は 何ら変わることがありません。

逆に 複数の国・地域 で、さまざまな
『ベースボール』のカタチ があることは、

『ベースボール』自体の
普遍性 を示すものだと思います。

実は < 資産運用 も同じです・・>


昨日【収益の機会を 海外 に求める】
というお話をしましたが、

イギリスのマンチェスターに住んでいるスミス氏も、
皆さんと同じように【収益の機会を 海外 に求めて】
いるのですね。

自分のお金について、
その働かせ方をあれこれ考える。

そして 実行 する。

このことは
まさしく“人間の普遍的な行い”です。


さて【収益の機会を 海外 に求める】ならば、

海外(他の国々)について
知っておいた方がいいですよね。

ん? 
むずかしく考える必要はないですよ。

私たちは日頃、車 から ファッション から
生活用品 から 芸術、健康 に至るまで、

あらゆる【海外の商品・サービス】に触れています。

それに“資産運用”が加わるだけなのです。
(いいモノ はどんどん取り入れましょう!)


なにも 世界経済 について体系的に学ぶ必要はありません。
世界の流れ について知る必要があるのです、ハイ。

試しに BBCワールド なんていかがですか。

イギリスを拠点に
世界の情報源(source)に触れてみましょう。


わたしはアメリカ資本のCNNやブルームバーグよりも、
この BBCワールド が好きです(笑)

まず、
“情報”を伝える姿勢が落ち着いています。

キャスターが的確な“問題提起”を行っています。

そして、情報源(source)を安易に
“娯楽化”しないところが評価できます。

さて、その BBCワールド が
ウィークエンド企画として、

Tales From The Global Economy
というプログラムを放送しました。


Episode 1 - The Cappuccino Trail

コモデティー(商品)としての コーヒービジネス。
過剰生産によって、コーヒー豆の価格が低迷。

生産国の経済は どんな影響を受けているのか?

Episode 2 - Greenspan Alert

(世界でもっとも重要な人物?)
グリーンスパン議長の言動。

米連邦準備理事会(FRB)の 政策決定 の伝わり方。

Episode 3 - Where's Our Money

イギリスに住むスミス夫妻は
年金型のファンド を購入した。

そのファンドは
世界のどんな資産に投資をしているのか?

実は、ファンドの一部は、
インドのダム建設に投資されていた。

そこではダムの建設に伴って
5万人の人々が移住を強いられている・・。

Episode 4 - Santa: Supply And Demand

クリスマスシーズンに販売される
玩具の80%は中国で作られている。

かつて宗教的な儀式であったクリスマスは
1,500億ドルのビジネスに変貌した。

クリスマス商戦における
「需要と供給」の絶妙なバランスとは?


皆さん、どうですか? 
なかなか興味深いトピックでしょ?


ちなみに BBCワールドのウェブサイトは こちら です。



2003年04月10日(木) 何もしなければ、1億円の価値 は目減りしてしまいます


(誤解されている方もおられますが・・)

資産家の方がすべて『リスク性の資産』を
保有しているわけではありません。

お金持ちの方ほど お金に対して
“保守的”になるというのは 真理 です。

お金持ちの方ほど お金に対して
“不安を抱える”というのも 真理 です。

例えば、1億円 のご資産を
日本円の預貯金 のカタチにしておく。

これで“安心”を買いたいと思いますよね。

んー、数字的 にはそうかもしれません。
(なにせ 元本保証 ですから・・)

しかし、危なくないのでしょうか?


皆さん、ご資産を保有される上で
1億円 という【数字】が大事なのですか?

そうではないですよね。

皆さんにとっては【資産価値を維持させる】ことが
いちばん大切なはずです。

これが 資産管理 という仕事の
『第1のハードル』なのです。

(皆さんが行う 仕事 ですよ)

(将来にわたって)
資産価値を維持することができなければ、
資産の価値 が目減りする。

◆ これこそが【真の元本割れ】です。

ですから、
1億円 を 1億円 のまま維持できても(数字上)
それは「元本保証」ではないのです。


・向こう10年間の インフレ率
 1.5%

・向こう10年間の 1億円 の 収益率
 1.5%

 で、はじめて「元本保証」と言えるのです。


1億円という【数字】を
キープすることが大切なのではなく、
【資産価値を維持すること】が大切なのですね。

そのために
資産運用 という“作業”が存在するのです。


世の中は“デフレの波”に覆われていますが、

わたしは モノやサービスの値段が上がらない
(若干下がっている)現象 は、
一時的なものであると考えます。

そもそも、モノやサービスの値段は
(皆さんが思っているほど)下がってはいません。

平成12年 基準 「消費者物価指数」

全 国  平成14年平均 は こちら。
(総務省 統計局)


「でも、株価 や 不動産価格 はすごく下がっているじゃないか!」

「はい。でもそれは 資産価格 ですね。

資産価格というのは、将来の“期待収益”によって
上がったり下がったりするのです。

株価、不動産価格 が下がり続けているということは、
将来の“期待収益”そのものが減り続けている ということなのです」

< これが 日本の現実 です >


成熟経済 の中で、皆さんの資産価値を維持するためには、

【リスク性の資産 を取り入れる】
【収益の機会を 海外 に求める】

 ことが必須と考えます。


繰り返し・・)

儲けるためにするのではないですよ。
【真の元本保証】のために 資産運用 を行うのです。




2003年04月09日(水) グァム島4日間の旅 と 春物のコート と 金融商品・・


【本日の一家言】

成功 は 失敗の母 である。


4月6日(日)なっとくセミナー にご参加いただいた皆さん、
お疲れさまでした!

今回は20名の方にご参加いただき、
トピックに対する関心の高さを再確認いたしました。

買ってはいけない 金融商品ベスト10・・、

こういうタイトルは「独立専業の金融サービス業者」 にしか
付けられないと自負しています(笑)

皆さん、金融サービス業者 とは、
金融商品 を販売する人々のみではありません。

(商品・サービスとして)金融商品 を販売しなくても、
立派な 金融サービス業者 になり得ます。


ちなみに、私どもは
教育・知識 という“ソフト”を販売しています。

他の 金融機関 と資本関係、雇用関係 を持たない、
あるいは 代理店契約 を結ばないことで
「真の独立性」を堅持しています。

独立している とは、しがらみがない ということ。
“ホントのこと”が言える、ということです。

私どもの“情報発信”は、
その 場所 からしてユニークなのです・・(笑)


さて、金融商品 を購入することは ひとつの消費活動 ですね。

例えば、皆さんが
『グァム島4日間の旅』に出るとしましょう。

「姜(かん)さん、グァム島に4日間 行くのに、
海外旅行コンサルタント にお金を払って
アドバイスを受ける人なんていないわよ・・。

姜(かん)さんのやっているお仕事って、
ほんとに仕事になるの・・?」

・・なるほど。


まず「ほんとに仕事になるの・・?」ですが、
これはわたしが決めることではありません。

このホームページを見ている、
ひとりひとりの生活者の方が 決めることです。

先ほど「金融商品 を購入することは
ひとつの消費活動 です」と申し上げましたが、

グァム島4日間の旅 を購入することや
春物のコート を買うことと、
金融商品の購入 が異なる点は、

◆ 金融商品という商品の 効用 はすぐには表れない
  ということです。


金融商品の場合、
その『商品のしくみ』を理解するだけでも
なかなか骨の折れる作業ですね。

しかし、皆さんにとっては大切な 商品 です。
(単価 も決して安くありません・・)

皆さんは『正しい知識』を持った
アドバイザーを活用することが、
皆さん自身に メリット をもたらすと思われますか?

 YES と思われる方は、
 販売側に立っていない「アドバイザー」を選ぶようにしましょう。




2003年04月04日(金) 「ゆでガエル」にはなりたくありません。


【本日の一家言】

私どもが『相談』に対してお金をいただくとは、
私どもが『相談』の受け答えに対して 責任を持つ ということです。


皆さん、「ゆでガエル論」ってご存知ですか?

熱湯にカエルを入れると、
カエルは熱くて飛び出しますよね。

しかし、カエルを冷たい水に入れてゆっくり温度を上げていくと、
カエルは気づかずゆで上がってしまうという話です。

“日本経済”もまさにカエルの如く、

ゆで上がっていくのを自覚できずに
日々を過ごしているようです。

今後“経済的な危機”が起こった場合に、
国 や 企業 は皆さんのことを助けてくれるでしょうか?

(わたしはそうは思いません・・)


私たちはかつて、
安心と義務 という「大きな器」の中にいました。

今、私たちは 孤独な存在 です。

自分の身は
自分で守っていかなければならないのですから・・。

私たちは今 責任と自由 という、
小さな「乗り物」に乗っているのです。

そこでは 判断 というものを
自分で下さなければなりません。


漠然とした“不安”は
誰でも抱くことができるのですよ。

しかし、“不安”は
長期に保有するほど 体 に悪いです、ハイ。

皆さん、健全な“危機感”を持ちましょう。

健全な“危機感”を持つことで、
ポジティブな行動 が取りやすくなります。


(また酷なことを申し上げますが)

株式市場という「いちば」は、
未来に対する 指標(シグナル)です。

負け組(企業)の整理が進み、
需給のアンバランスが解消し、

勝ち組(企業)がはっきりしてこないことには
(中期的な)株式市場の上昇 はないと考えます。

需要喚起 ということで言えば、
政府は 新たな仕事 を生み出す
『インフラ』を整備すべきと思います。

思いきった“規制緩和”ですね。


例えば、地方自治体が要望したにもかかわらず
認められなかった「規制緩和項目」があります。

●海外からの ビザなし渡航 の特例
●株式会社による学校経営 の解禁

●授業料を徴収できる「学校の範囲」の拡大
●日本の医師免許を持たない 外国人医師 による
 日本人への診療行為の解禁

●看護士などによる「診療の補助」を超えた医療行為の容認
●海外で取得した 薬剤師資格 の日本での認定

●幼稚園教諭と保育士の資格 の統合
●民間会社の従業員を 自動車登録官 に任命

●廃棄物処理法が定める廃棄物から「リサイクル可能なもの」を除外
●国内輸送を自国運送業者に限る「カボタージュ」規制の緩和

(02年10月12日付 日経新聞 より)


皆さん、どう思われますか? 

「これは緩和してしまったらタイヘンだ!」
というものがありましたか?

上記ほどの規制緩和もできないようでは、
日本経済の活性化 は望めません。

わたしは
日本経済 と一緒にゆで上がるのはイヤです(笑)

だから 行動(アクション)を起こしています。


< お待たせしました。播磨地域 の皆さん! >

神戸新聞文化センター(KCC)姫路 教室 にて、

   【女性のための 投資教室】
  〜賢いポケットマネーの殖やし方〜

が始まります。

皆さん、
投資って“ムズカシイもの”と思っていませんか?

超低金利、リストラ、年金不安など、
私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

この講座ではありきたりの『株式投資』ではなく、
いかにリスクを減らし上手に運用を行うか、
そのための“テクニック”を学びます。


●日 時  講座 開始日 4月18日(金) 

 4月 〜 9月 第1・3 金曜日(全10回)
    19:00 〜 20:45

< お仕事帰りでも 間に合います! >


●講座に関する【お問合わせ】、受講の【お申込み】は 

神戸新聞文化センター(KCC)姫路 教室
TEL(0792)81―7566




2003年04月03日(木) たまには 夜空 を見上げてみましょう


【本日の一家言】

お客さまが『相談』に対してお金を支払うとは、
お客さまが『相談』したことに対して 責任を持つ ということです。


皆さん、お忙しいとは思いますが、
たまには夜空を見上げて、
“宇宙”に思いを馳せてみませんか?

わたしは小学生の頃、ひとりで電車に乗って
よくプラネタリウムに行きました。

(明石天文科学館 というところです)


(突然ですが)
宇宙って、いったい何年前にできたのでしょう?

< およそ 160億年前 と考えられています >

猛烈なエネルギーを持った 塊 がはじけて
(ビッグ・バン と呼ばれる)それ以降、
宇宙は膨らみ続けています。

それも 宇宙の中心から離れた場所ほど、
速いスピードで膨らんでいるらしいのです・・。

ということは、
160億年前にできた「星」が、

光の速さ で宇宙の中心から遠ざかっていったとして、
その「星」は 160億光年 彼方に存在するわけですか?

すると、宇宙の距離は 半径 160億光年? 
そもそも宇宙とはどんなカタチなのでしょう・・?


いずれにせよ、
160億年前 に宇宙ができたということは、

160億年前 より「以前」は
なかったということになりますね。

時間 がない、ということは、

当然『空間』も『物質』も存在しないわけで、
(つまり)世界そのものを認識できなくなります。

わたしはいつも、時間 ほど絶対的で、
普遍性の高い概念はない と思っています。

しかし実は 時間 も、
そして 空間 も『有限である』ということなのですね。

宇宙ができる前は、どんな風だったの? 

という質問はしないでくださいよ(笑)

もしかして・・、
まったく違った“宇宙”が存在していたとか(笑)


(ところで)いちばん近い恒星までの距離さえ、
太陽から 4.2光年 のところにあります。

(光の速さ で 4.2年 かかる・・)

私たちが「月」に行くというのは、
ちょっと隣の家におじゃまするようなものなのですね。

銀河系の直径が 10万光年であるとか、

アンドロメダ大銀河までの距離が
240万光年 ということになると、
私たちの想像をはるかに越えた距離になってしまいます。

わたしは思うのですが・・、

彼方に暮らしている 宇宙人さん が
私たち人類を発見することは やはり不可能ではないかと。

地球 が宇宙の片隅に存在するのは事実ですが、

他の恒星、そしてそこに住む生物との
コンタクト云々を語るには、
宇宙の広さそのものが広大すぎると思うのです・・。


地球 は(実は)ひとり黙々と
太陽の周り を廻っているのですね。

それでも アンドロメダ大星雲(M31)を眺めて、

「あの光は 240万年 かかって、
今 僕たちの視界に入っているんだよ。

僕たちが見ているあの光は 240万年前 の光なんだ・・」

と云う決めゼリフ(何のための?)はやはり 真実 なのです。


それを考えると、現在・過去・未来 という
概念 もあやふやになってきますね。

皆さんもたまには“夜空”を眺めてみましょう。

とても 謙虚 になれますよ(笑)


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作者 カン・チュンド に熱いメッセージを。 [MAIL]

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