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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
「見える化が大切だ」と、各部門の業績をOpenにした某社。同社の業績はどの部署も総じて目標対比10%マイナス。それを見たマネージャは皆一様に「自分だけじゃなかった」と安堵してしまった。そして、最終的な業績は全部門未達成に終わったという。見える化は現状を認識して、自主的な改善を促すツール。それが未達成の連鎖に使われてしまうとは…目標達成の価値から正しく伝えねばならない。
休みの日に地域の少年野球を球拾いを手伝っているが、このスポーツを見ていて感心するのはエラーが必ずしも致命傷にならないこと。コーチや監督がエラーした選手に「切り替えていけ」と指示する機会も多く、立ち直ることの大切さを教えてくれる。また他の選手をカバーするプレイも多い。今、誰のカバーに這いらねけれなならないかをシュミレーションできる能力はEQを高める上で素晴らしい。
息子とプロ野球を観に行った。息子はファイルフライを捕るためグローブを持参した。自分のところに打球が飛んでくると思っているのだ。そして、「何でここには飛んで来ないのだろう?」と嘆き、何度も首を捻っていた。彼の嘆きは、試合に「自分が参加できない」嘆きである。ふと周囲を見るとそんなグローブを持った観客がうじゃうじゃ。皆、見ているだけでは飽き足らず自分が参加したいのだ。
人はどのようなときに達成感を感じるのか、知人と議論した。彼は自分がシニアマラソンに出たときに達成感を感じたと言い、そのときの様子を語った。当初は練習がきつくて『なんでこんなこと始めたんだ?』と後悔ばかりだったという。そして完走したときに「あ〜できた〜、終わった〜」という安堵感・開放感を味わった。これが達成感の正体。そう考えると達成感は後悔の先にあると言えるだろう。
北京に行ったとき、安そうな服を着ていた人を多数見た。彼らもやがては良い服や機能性に優れた服を着るようになるだろう。さらにデザイン性の高い服を着るようにもなるだろう。そしてその先にあるのは…何も着飾らない質素な格好か。今年1月に行った亀の井別荘は「静かな時間」を提供する旅館だった。そしてそれが心地よかった。人間の欲は究極は「無欲」に辿り着くのかもしれない。
昨日の支店長も自分の意識の低さを反省したことがある。それは某社の職場で財形のチラシを配ったときのこと。自分は「財形の募集が始まります。労金を宜しくお願いします」。一方労組の委員長は「労金の財形募集が始まります。宜しくお願いします」と言って配ったのだ。支店長は労金を「One Of Them」と思い、委員長は「Only One」と思っている。この意識の違いに愕然としたのだ。
組合の委員長を伴ってきた多重債務者から相談を受けた労働金庫の某支店。相談者に対し次長は「うちでご融資できるかどうかわかりませんが、とりあえずお話をお伺いさせていただきます…」これを聞いた支店長は慌てて言い直した。「是非、お話をお聞かせください。万が一うちでご融資できない場合でも、解決の糸口が見つかるまで一緒に考えさせていただきます」。そこにこそ福祉金融機関の精神がある。
製造業などでは現場から何件カイゼン提案が出されたか…が問われる。が、その提案に対し改善が実施されないと、「なんだ、出しても無駄か…」と思われて次から提案が出なくなる…という悪循環を招く。よって、提案件数でなく「設計変更実施率」という指標が重要になる。あるメーカーではこの設変実施率の目標を90%に定め、改善専任スタッフの設置と、部門毎の責任者が集う会議を毎週定例的に実施した。すると設変実施率は88%を実現、毎月出される提案件数も飛躍的に増えた。
「酒井さん、日記がもう何日も止まってるんだけど…」と、中部マーケティング協会の研究会で私に声を掛けてきた人がいる。鮮魚卸と回転寿司チェーンの中部魚錠の伊藤社長だ。まさか私のブログを楽しみにしていてくれたとは感激だ。社長の寿司店は創作寿司が多いことで有名。「サーモン温玉炙り」「ホタテカルパッチョ」「焼いて味噌!」「エビカツベーコンロール」など。創作意欲が旺盛な人は日々の知的好奇心も旺盛なのだ。
I社長の一番の理想は「家族から大きい会社だね、と言われるより良い会社と言わたい」。そのために「50歳の社員には年収1,000万円払えるようにしたい」。ものすごく定着率の高い会社にしたいなどを理想に掲げる。半年で辞めようとした社員には「そんなに簡単にめげていいの?」「そんなに軟弱なの?」と声を掛け、改心させることもしばしば。こんな理想を掲げる経営者は何人いるだろう。
昨日のI社長は、社員のため新たに退職金制度を導入した。その名も「ぼけっと退職金」。この退職金、意外と安い金額に設定してある。そして社員に見せたときに「このままボケッーとしているとなあ…お前の退職金、これだけや。どうや、もっともらいたないか?」と尋ねる。誰もが「はい」と答える。そこですかさず「そうやろ、だったらもっと働け!」。退職金をテコにするとは凄い動機付け方だ。
輸入雑貨業のI社長が昼食用の社員食堂を作った。場所は1Fに同社が経営するスパゲティ店が入っているビルの2F。シェフは同レストランのコックだ。料金は無料。I社長曰く「皆、昼飯といいながらコンビニ弁当食べている。あんなのカラダにいいわけない。だったら、上手いもの、栄養のあるもの食べてもらおうとはじめたんだ」。味もよく、社員には大好評だという。こんな暖かい話、久しぶりに聞いた。
管材問屋の社長と話す。近年の管工事はハウスメーカーは図面を引き、材料も全部決めてしまい、現場にはその必要分だけが配送されるという。そのため、現場の人は決めたられ方法でしか工事ができす、創意工夫の余地がなくなり、職人は単なる作業員となってしまう。このことをメーカーは「日本語の分からない人でも工事できるような工事こそが理想」と意に介さず。こうして職人の時代は終わるのだ。
美濃加茂市の外国人の割合は10%を超えている…そんな統計を見て驚いた。これは全国でも断トツだが、県別で見ると、2位〜5位まで愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県が占めている(2%台)。また、愛知県や静岡県はブラジル人が多く、岐阜県は中国人が多いなどの産業に応じた特性が見られる。増加の要因は、外国人研修制度の利用。安価な上に事前の教育をしっかりこなしてくれるので助かっているのだ。
演説下手な中小企業社長を助ける採用業者がある。�螢ぅ鵐謄襯廛譽垢澄�
大手の体力勝負に対し、中小企業は別の戦法で勝負が必要。そんな中、私のクライアントK社長は160人の小体ながら名大卒まで採用する腕の持ち主。その秘訣は「会社の夢を語ること」そして「その夢に、学生の夢を巻き込むこと」だ。
「200人も採用したのに誰も褒めてくれない…」と嘆くのは、某大手企業の人事担当役員。高求人倍率が続く名古屋では、新卒の採用は北海道から九州まで、人事部総出で行脚する。求人票を郵送しても掲示板に張り出されるだけだが、行くと「折角来て頂いたから、生徒に声を掛けてみます」という先生が多いからだ。足で稼ぐ人員を集め。この功績は商品開発や営業部門同様に讃えられてもいいだろう。
ある就職紹介会社のブログを見ていたら、「名古屋支社開設につき、インターン募集」と書いてあり驚いた。アルバイト募集ではなく「インターン募集」という点に、その会社でできる仕事が比較的長期で、単純作業でなくクリエイティブな面があり、うまくいけばそのまま採用…というメッセージ性を感じた。これは学生に魅力的だろう。インターンは採用難時代に有効な企業と学生の出会い方だ。
名古屋地区の求人倍率が2.0を超えて3年余。大手の近頃の求職の方法は、まず露出量を増やし、自社のHPに来てもらう。次にHPで、会社を魅力的に見せる情報を公開。先輩社員の1日をドキュメンタリーしたり、Q&A形式にしたり、本社近くでお勧めのランチ紹介など血の通った作りにする。そして会社説明会は、クラブを借り切ったり、参加しやすい仕組みにし最後にシビアな選考をする流れ。これが大手の常道手段。少なくとも専任の採用担当が3人は必要で、とても中小には真似できない。
子供を連れてキッザニアに行く。1業種たった30分だが、5時間でいろんあ職業体験ができる施設。長男は、建設現場・コンサルタント・印刷屋・ロッククライマー・オートバックスを経験した。長女は、ソフトクリーム屋・ブティックデザイナー・パン職人を経験した。いうなればインターン体験だが、職業の面白さが少しでも分かるのならとても有益な施設。混雑が玉に瑕だが、子供は満足そうだった。
デニーズが140店舗閉鎖するという。さもありなん。ここ数年、積極的な気持ちでファミレスに行ったことなどなかった。総合店はどの業種でも専門店化するか、ディスカウント化するかに分かれるが、みんなで「すき家」「牛角」「花まるうどん」「回転寿司」に行く時代にファミレスの使命は終わりつつある。惣菜買って家で食べる、居酒屋でも食事ができる…そんなスタイルに米国流は追いやられたのだ。
ドル安局面が続いている。円高還元…などと多くの人は幻想を抱くが、円はユーロに対しては負け続けているため、輸入品は一向に安くならない。ブランド物も食品もいつしか欧州産がものすごく強くなっているのだ。おまけにこの程度の円高は、原材料高に対して焼け石に水。「円高なのに安くならない…」という期待裏切り感が消費者の購買意欲を減退させている。流通業界は淘汰が一層進むだろう。
電気スタンドを買いにニトリに行った。すると、そこには魅力的なオフィス机が魅力的な価格で並んでいた!ネットで探しても見つからなかったものがこんなにあったとは…。次いでトイザラスに寄ると、Amazonの中古で買った絵本が新品で、しかもAmazonより安い価格で売られていた!。ああ、ネット購入に頼りすぎた失敗。まだまだこの国では現場で歩いて見た方が、良いものに出会えるのだろう。
航空会社が燃料の高騰部分を消費者に負担させる燃油サーチャージ料制度。中国に行った3月は4,800円/片道。それが4月では6,500円/片道になった。往復で13,000円。4人で52,000円!。カナダへは片道20,000円だ。往復4万、4人で16万円!。円高も吹っ飛ぶこの価格に、海外旅行に行く気になれない。GWの旅行は国内・国際線とも前年比マイナスというが、燃油サーチャージが重くのしかかる。
いろんなことを教えて頂き、交渉代役も務めてくれたガイドさん。日本語はとても上手で、子供たちには中国式の頭脳派トランプも教えてくれた。しかし、日本に来たことはなく、1年間学校で学び後は日本の映画やアニメで学んだのだという。日本に来ないのは、渡航には100万円の保証金を積む必要があるからと言っていた。いつか日本に来て欲しい人だが、この一時でまだまだ管理の厳しい国だとわかる。
ガイドさんに教えてもらった挨拶で知る中国の発展史。60年代は「ご飯食べましたか?」70年代「結婚しましたか?」。80年代「旅行行きましたか?」。90年代「車買いましたか?」。そして今「愛人できましたか?」「マンション買いましたか?」だそう。よくできているので2010年代にはどうなるの?と聞くとガイドさん曰く「挨拶をしなくなる」。最近の日本人を観ていると確かにそんなオチもアリかも。
北京で食事をするたびにビールを飲んだ。出てきたビールはどれも「純」という名前。味は、その名の通り「麦芽から作った。何も足さない、何も引かない」という感じの、ピュアな印象。しかし、美味いかといえばそうではなく「工夫が足りない感じ」だ。無競争ゆえに成長が止まってしまったビールという印象。いつしか日本人は4社の競争=各社の創意工夫を楽しみ味わうようになっていたのだ。
天壇公園に行く。土曜日であり、公園内は市民で溢れていた。それぞれがサークルになり、体操する人、歌を歌う人、踊りを踊る人、将棋をする人…などに夢中だ。ガイドさんによると住宅街の胡同は狭いので、休みの日にはこうして公園に出てくるのだという。GAMEやスポーツ観戦など個人遊びがまだまだ少ないのだろう。40代以上の年配者たちは連帯の中に自己表現や癒し、興奮を求めていた。
中国でビデオ撮影用SDカードが足りなくなった。現地で買おうとしたが「ふっかけられるから」とガイドさんが代わりに交渉してくれた。4GBのものが最初350元。しかしガイドさんの交渉で150元まで下がった。それでOKして買ってみたが、今度はきちんと動かない。結局払い戻してもらう。こんな交渉、仮に中国語が話せても自分ではできない。交渉次第だと知る中国人ガイドさんに感謝。
万里の長城を観た。生憎の雪で歩けなかったが、これを作り上げた努力は凄まじい。しかし、断崖絶壁の尾根に作る必要が本当にあったのか甚だ疑問だ。匈奴の侵入阻止が狙いなら、崖や谷などの天然の要害はそのまま利用すればよく、そこに城塁を築く必要はないのでは…と思ったが、こんな考えの私が甘いのかしらん。それとも現場知らずの国王の指示によるものか。そういう謎も含めて長城も魅力だ。
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