2009年10月31日(土) |
ふたりを隔てた窓はうすぐもり |
ふたりを隔てた窓はうすぐもり
見えない
見えないままだからいい
きっときみはそこにいる
2009年10月30日(金) |
何かあるたびに空を仰いでは |
何かあるたびに空を仰いでは
あなたに言葉を送っている
きっと見つめているんでしょう
そのためにそこへ行ったのでしょう
距離はこんなに遠いからさ
せめて空からなら届くだろうと
風に星に雪にひかりに
あなたはいつもそこにいる
2009年10月29日(木) |
また今年もやってくるあの日 |
毎年毎年あきもせず
覚えているのは
きっとわたしだけ
2009年10月28日(水) |
干からびた笑顔でひた隠し |
なんとかふりしぼった 干からびた笑顔でひた隠し
この顔が崩れないうちに
さようなら
2009年10月27日(火) |
きみたち、本当にそれでいいのかね? |
きみたち 本当にそれでいいのかね?
本当に後悔はないかね?
確認の時間は一瞬だがね
2009年10月26日(月) |
もっともっと中毒だったあのころ |
もっともっと溺れていたの あのころの歌 あの季節のメロディー
だから今も後遺症
耳にすれば胸が苦しい
2009年10月25日(日) |
なんともいえない後味 |
自分が吐いた言葉だけれど
なんともいえない後味
2009年10月24日(土) |
意味を追ってばかりで忘れてた |
意味を追ってばかりで忘れてた
ひとりの時に あなたのことばを何度も味わって あれこれと考えて 考え疲れて眠ってしまって 朝を迎えてそのままに
思えばただ 会いに行けばよかった
2009年10月23日(金) |
見えなくてもいいなら見ない |
見ないですむならそのままで
いっそそのままでいさせて
あなたのことを遠くで聞いても
直接見に行ったりしない
そのまま凍らせて
2009年10月22日(木) |
本当はすごく大切なはずなのに |
どうしてあのままにしたんだろう
本当はすごく大切なはずなのに
私が知りたい
私の罪を
2009年10月21日(水) |
なんでもないよとはぐらかす |
なんでもないよとはぐらかす
大切な言葉を口にできない
伝えなかったくせに
最後まで伝えなかったくせに
2009年10月20日(火) |
どうにもならない一言 |
一度空気を震わせて あなたの耳に届いてしまった言葉は
もうどうしたって 取り消せない
2009年10月19日(月) |
通り過ぎていったことを振り返ってばかり |
あれもこれも 過去の出来事
だって これからのことはただの妄想
思い浮かべるのは 過去のこと
過去をキレイにしながら整理するばかり
2009年10月18日(日) |
楽しい日をたまに積み重ねて |
毎日大笑いしてるわけじゃないけど たまにやってくる楽しい日
たまにはヘコんだり 泣いたり 落ち込んだり
夢であってほしいことも そりゃあるけれど
たまにはやってくる楽しい日
もっと もっと もっと
もっとってどのくらい
これ以上前向いたって
足を動かさなきゃ意味がない
2009年10月16日(金) |
届く人にはちゃんと届いているんだね |
届いてほしいと思えば
いつも叶わない
いや違うかな
叶った事もあったけど
叶わなかったことばかり覚えてる
いつか忘れたころに返事がくるから
思い出しにくいだけのこと
2009年10月15日(木) |
ただページを開きさえすればいい |
あの日付をただたどればいいね
ただページをめくればいいね
たったそれだけで
ちゃんと戻れるね
2009年10月14日(水) |
仕方がないってわかってるけど |
仕方がないってわかってるけど
わかってるけど言わずにいられない
でしょう
もう失ってしまった それを否応なしに確認する
2009年10月07日(水) |
後ろ髪をひいているのは自分 |
むりやり 思い出して ひたっているの
ベイビー 哀しいのかい?
今は泣いてもいいんだよ
なーんて ひたるなら肩まで
喉まで
いいえ 呼吸も無理なところまで
2009年10月06日(火) |
関係のないことと割り切ってしまえれば |
あなたにまつわる いろんな出来事も 関係のないこと
あたしにはひとつも 関わりのないこと
どんなに想っても 交わらないこと
2009年10月05日(月) |
もう少しだけ遠くてもよかった |
もう少しだけ遠くてもよかった
この距離
もう少しだけ遠かったら
もっと楽しめた
この苦しみも先延ばしだった
2009年10月04日(日) |
すぐではないけれどいつか |
すぐではないけれど いつか
いつか また会えたら
その時にはちゃんと話せるように
そういう準備を今からこころがける
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