妄想誘発剤

2009年09月26日(土) なんとも無邪気な嘘


罪がないことを
わかってて
やっているのね

無邪気な嘘

罪に問われないことをわかってて



2009年09月25日(金) 私もこれまではあの中にいたのね




こんなことで
不安定になることないのに



2009年09月24日(木) 降っても晴れてもまた明日




降っても晴れてもまた明日

泣いても笑ってもまた明日


たった24時間でどうやってリセットしよう



2009年09月23日(水) 本当のことなら誰も言わない






みんな口を閉ざして誰も言わない

言わなければ

変わらないことを信じてる



2009年09月22日(火) その笑顔だけでずっと渡っていくの?





強い気持ちで
笑顔パンチ

パンチ
パンチ

負けないわよ
いつだって



2009年09月21日(月) こんな時言葉が見つからなくてごめんね






いいことがあったときも
こんなときも

気持ちをすっと沿わせていたいけど



2009年09月20日(日) きっといつもなら泣いていた





きっといつもなら泣いてた

ありがと

パンダ目にもならなくてすんだ



2009年09月19日(土) 本当は優しくしたかったんだけど




本当は優しくしたかったんだけど

ごめんね

みんながいたから

素直な言葉も選べずに

本当は笑っていたかったんだけど



2009年09月18日(金) 心が動くことも少なくなった






この心が何に慣れてしまったのか

それだけが理由ではないけれど



2009年09月17日(木) 思えばたいして長くもない時間



思えばたいして長くもない時間


あれから10年?
20年?

そのうちのたったあれっぽっちの時間


同じ言葉ばかり繰り返して

キミを想う



2009年09月16日(水) なかったことにしようとしているの?






そしらぬ素振り
しらんかお

合わない視線

言葉もない
キスもない



2009年09月15日(火) それはどんな種類の気持ちだったのか







それは
どんな種類の気持ちだったのか

今となっては知る術もなく

その方がよかったのだと

思えるだけまだマシ




2009年09月14日(月) 言葉で伝えたいものが確かにあったはず




けれど
目が合ったら


目が合ったら
それきりはずせなくなった


愛も恋もいらないと
そんなつかみどころのないものを
信じたりしないと
言葉でぶつけるはずだったのに




2009年09月13日(日) 自分に甘くていーじゃん






おやつ食べても

いねむりしても

運動サボっても

いーじゃん


今だけちょっと見逃しておくれよ



2009年09月12日(土) その時にはきっといいことあるよ








あのこと全部
笑って話せるくらいなんだから

いまだって全部なんとかなるよ

その時にはきっといいことあるよ



2009年09月11日(金) 見えなくなるまで手を振った



見えなくなるまで手を振った


さよなら
さよなら
さよなら


散り散りになっていくことに

今は胸を張ろう




2009年09月10日(木) 気が遠くなるくらい時間がたったらまたね







ひどい言葉を言ったり
ひとりきりで震えて泣いたり
背中を向けたまま振り向けなかったり

そんなことを全部忘れて

いいことだけ思い出せるようになったら


そうしたらまた会ってね


気が遠くなるくらい時間がたったら


また会おう


きみはずっときみのままでいていいから




2009年09月09日(水) もうちょっとがんばったら次はごほうび






がんばれ

がんばれ

あとちょっと


きっとイイコトが待ってる

はず



2009年09月08日(火) 何を伝えたかったんだろう





開きかけたくちびる

きみは何かを言いかけた

確かに

でも流れていった窓のむこう

何を伝えたかったの

別れの間際に



2009年09月07日(月) 見えないままでいさせてほしかった







本当のことなど
見たくなかった



いまさらおそいけど



2009年09月06日(日) 流れていくのは何?







流れていくのは自分

流れていくのは時間

流れていくのは何?

どこへ行くのか知らないのがいい



2009年09月05日(土) 本当は一番好きと言いたかった




本当は
一番好きと言いたかった

本当は
もうずっと
一番好きだったから


もう「その時」が過ぎてしまったのに
残された後悔だけが
消えなくて



2009年09月04日(金) ゆっくり気付かないほどゆっくり堕ちていた





いつのまに
足元をすくわれたの

危機感もなかった
ひどい結末


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茜 幸美 [HOMEPAGE]

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