2007年03月31日(土) |
最初から消える予定のものなんてひとつもないのに |
そうだね
いなくなることを想定して
生まれてきたわけではないわ
2007年03月30日(金) |
それがおんなであるということ |
つっぱっても 息巻いても
指先も足先もすぐに冷えるし スカートはかわいいし お化粧品は見てると楽しい
2007年03月29日(木) |
もしもというしあわせなたとえ話 |
もしも
もしも
もしも
というしあわせなたとえ話
妄想と呼ばないで
くちびると指先の温度差にどきりとする
ふんわりと舞い降りた春の笑顔
2007年03月26日(月) |
何も変わらないと信じたいだけ |
少しだけ離れても 遠く離れたとしても
かわらないつながりがちゃんとあるといい
あの 無言のまま何かへの挑戦かのごとく過ごした日々だって
今にしてみれば このための実験みたいなものでしょう
2007年03月25日(日) |
がっかりしててもいいよ |
がっかりしててもいいよ
難しいってわかってるけど
ちゃんと見返すからね
2007年03月24日(土) |
こんなふうに想うことになるなんてちっとも予想してなかった |
ちっとも予想してなかった 本当にちっとも
先のことを考えてなかったのに 予期しない波がやってきて あたしはそれに乗ったんだ もうちょっと慎重になればよかったか って今さらです
今のいとおしい時間がこんなふうに流れていくことを ちっとも予想してなかった
2007年03月23日(金) |
未熟なままのポケット |
本当はからっぽなんだ 四次元になんてつながっていなくて 穴もあいてないのに何かを落としたりする
未熟なてのひらを 未熟なポケットにつっこんで 未熟な足取り
まだ今の自分はこんなサイズ
2007年03月16日(金) |
ささやかな妄想でしめくくらせて |
ベッドにもぐりこんで 瞳をとじてから眠りに落ちるまでのたった数秒
疲れているから本当に数秒よ
夢の入口みたいにいろいろなできごとからふくらんだ妄想
それだけで口元ゆるんでまた明日をがんばるからね
2007年03月15日(木) |
新しくするのは自分だ |
なんでもかんでも とにかく 自分からはじまる
2007年03月14日(水) |
透明な気持ちに夜をつめこむ |
まっさらなところに
夜をつめこんで
真昼の海を泳ぐ
凛とした静けさをいつも胸に抱く
2007年03月13日(火) |
楽しい気持ちを閉じ込めておこう |
楽しい気持ちを閉じ込めておこう
ずっとここにとじこめておこう 腐らないようにして 時々ながめて 楽しい気持ちを思いだす あの時の楽しい気持ちは こんなだったんだと 手触りを確かめて、いとおしく触れて、そしてまた閉じ込める
思い出したいことだけ思い出せばいい
2007年03月12日(月) |
特別な未来があると信じる? |
いい度胸で
どのくらいの勢いで
何をバックヤードにして
それを信じる?
2007年03月11日(日) |
こぼれていったのは溢れたものばかり |
わざとにひっくりかえして 失くしたものなどないわ
こぼれてながれていったのは
ただ気持ちから言葉が溢れてしまったから
2007年03月10日(土) |
大切なことほど忘れてしまいそうになる |
だってずっと大切に 色あせないように 同じままでいたいのに
遠くなっていくことが怖いから それならいっそと思ってしまう
ここですっぱりなくなってしまうほうがいいような
いいわけないのに
2007年03月09日(金) |
いいえ、それが怖いだけ |
途切れてしまわないように あらゆる言葉でうめつくして 必死になんとかつなぎとめて
楽しいから 楽しいから 楽しいから それが楽しいから?
いいえ
ふと黙ってしまった瞬間に 何もないことに気付く
それが怖いだけ
2007年03月08日(木) |
何もなければ楽しい週末 |
何もない 何もない
じけんの起こらない週末
楽しい 楽しい
それっぽっちでいいの
2007年03月07日(水) |
アスファルトをなでて想う春 |
いい感じで顔を出してきたじゃないか
春
2007年03月06日(火) |
いつも同じようには流れていかないからね |
全く同じなんてことないからね
何もなかったような顔してやりすごさないで
ちゃんとひとつひとつにむきあって
言葉を探してね
あたしは何も言わないままいなくなることだってできるから
2007年03月05日(月) |
理解できないわけじゃない |
理解できないわけじゃない ただあのタイミングがまずかった
あなたのすべてについていけない そんな日もある そんな夜もある
くすぶった気持ちは まだ消えていない
燃えてもいないけど
2007年03月04日(日) |
ほんのちょっと振り返って待っていて |
早足でずんずん進みすぎないでね
2007年03月01日(木) |
さようならという響きに酔いしれる |
そこは妄想の入口
たぶんその哀しみには
甘ったるい不安がとけている
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