2004年07月31日(土) |
探していることに夢中になりすぎた |
その宝物をずっと探していた 探して 探し続けて
そのうちに時間がたちすぎて もうどんな宝物だったのか わからなくなってしまったの
2004年07月30日(金) |
あなたの声で否定してほしい |
こんなことになるくらいなら せめてあなたの声で否定してほしかった
嘘は嘘のまま あの日に置き去り
2004年07月29日(木) |
「もしかしたら」という重たい期待 |
もしかしたらという期待はとても重い
それを抱き続けることはとてもしんどい
だからもしかしたらなんて考えない方がいい
考えない方がいい
考えない方がいいなんてことは誰もが知ってるけどね
2004年07月28日(水) |
あなたを連れ去った夏がまたくる |
夏がくるたびに思い出すことがあると あなたは言っていた 夏がくるたびにその話をしていた
思い出に更に時間が降り注ぎ 夏があなたを連れ去った
2004年07月27日(火) |
さいごのひとしずくを舌にのせて |
さいごのひとしずくを舌にのせて
……キス
2004年07月26日(月) |
むしろばかみたいと言われたい |
そうよ そうなのよ むしろばかみたいとののしって 指差して笑ってよ
あたしその方がどれだけせいせいするかわかりゃしない
2004年07月25日(日) |
あなたのせいで泣いたことなどない |
あなたのせいではないわ どんな涙も あなたのせいだなんて思ったことはないわ
あなたのために流したいくつもの涙
2004年07月24日(土) |
これ以上ないくらいに非建設的 |
ああして こうなって そうしたらこうなって そうなるとあれもこうで でもってイロイロ全部がこんなふうになる
という妄想な日々
2004年07月23日(金) |
見つけてほしいなりのアピール |
それはさりげなく
けれど確実に
あなたの視界に入れて
くるりと背中を向ける
見つけてほしいなりのアピール
2004年07月22日(木) |
このまんま何事もなかったように通り過ぎることだってできるけど |
なかったことにしてもいいんだ この恋は
今ならまだ それくらいのことはできるから
2004年07月21日(水) |
打ち明けてしまったらどうなるのだろう |
このまんまでいいのとずっと言い続けてきたけれど その裏側に必ずいつもあった思い
たとえば 打ち明けてしまったらどうなるのだろう
たとえばあなたが この気持ちを知ってしまったら
2004年07月20日(火) |
こんなにちっぽけなことでもやきもちやきやき |
かわいいねなんて言って 笑ってやって こんなにちっぽけなことでも やきもち
やきやき
2004年07月19日(月) |
ちっともわかってないのはある種の病気 |
その鈍感っぷりには 脱帽だ 敗北だ 白旗振っちゃう
頼むから 気づいてよ
2004年07月17日(土) |
せめて2人の時だけは |
せめて2人の時だけは そっと寄り添っていましょうよ いつもはそんな雰囲気に縁遠くても 誰もいない夜くらい 何も話さずそばにいて 2人だけの時間を味わいましょう
2004年07月16日(金) |
さすがにそれでは納得できない |
思わず立ち上がった さすがにそんな陳腐なセリフだけでは 納得できない
このまま終わらせるなんてこと あなたはできるというの
2004年07月15日(木) |
うってかわった静けさは、嵐の前だから? |
はしゃぎすぎた夏の後姿は とても静か でもそれは嵐の前だから
台風は確実に近づいてくる
夏と秋の中間で どうしようもないくらいにちゅうぶらりん
2004年07月14日(水) |
いずれわかることだったとしてもウソは哀しくて |
哀しいのはだまされたことではなく
そんなうそをついてもかまわない相手に
なりさがってしまったこと
2004年07月13日(火) |
「あれから」っていつから? |
あれからぼくたちも変わったねー!!!!!
って、オイ あれからっていつから いつからどれくらい変わったってんだい どのものさしで計ればいいんだい それがわかったからってどうなるってんだい
2004年07月12日(月) |
たまには期待を裏切ってみる |
たまにはきみの期待を裏切ってみる こんなところで微笑まない そしてこんなところで意地を張らない
2004年07月11日(日) |
眠ってしまえば楽なのに |
明日の朝のことを思う
それからあなたのことも思う
いろいろと思う
思うことあって
夜はいつもの長さじゃものたりない
2004年07月10日(土) |
忘れたころを見計らって来てね |
忘れたころを見計らって来てね
あたしには そんな突然が とてつもないしあわせなプレゼントになるから
2004年07月09日(金) |
アラームみたいなメールマガジン |
夕方18時の定期便
あなたの携帯電話へ届く
あたしの胸から思いあまってこぼれた言葉
2004年07月08日(木) |
本当はこっそり見ていたんでしょう? |
あなたの勘のよさは天下一品
というか あたしがわかりやすいだけ?!
それはそれでもいいのだけど
的確な突っ込みで ふたりだけの笑いを生みましょう
先細りで色が見えない 消え行くなつの花火のように
あとには煙だけが残るみたい
2004年07月06日(火) |
本当は急げば間に合ったかもしれない |
本当は急げば間に合ったかもしれない
でもそんなことは関係ない
間に合わないと決めたのは
あたしだからね
2004年07月05日(月) |
今日はこれでやめにしよう |
これ以上はむりだとわかれば
潔く先延ばしにしよう
2004年07月04日(日) |
意味がないと言ってしまうのは簡単 |
意味がないと言ってしまうのは簡単
笑ってしまうのは簡単
意味のあることだけを選び出すことなんて できないくせに
その事実に どんな意味があるのかだって 知らないくせに
2004年07月03日(土) |
埋もれたのは真実か虚偽か |
埋もれたのは真実か虚偽か
よく似ているから 見分けがつかない
2004年07月02日(金) |
6月の31日に幻を見る |
31日の幻ではなく
カレンダーに息をひそめている 31日へ幻を見に行く
日付と日付の割れ目に落ちる
2004年07月01日(木) |
こんな風を待っていたわけじゃない |
こんなふうになることをのぞんでいたわけじゃない
めざしていたわけじゃない
こんな風を待っていたわけじゃない
なのにどうして
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