妄想誘発剤

2003年03月31日(月) たとえばそれが嘘だったとしたら


わかっていたよ
嘘なんでしょう

知っているから
知らないふりをするね

いつだって優しいと思いこんで
あなたのやることは残酷で

嘘だと知っている
嘘だと知っている

そう言い聞かせて何度も布石


でも
たとえばそれこそが嘘だったとしたら



2003年03月28日(金) 許されるならあなたを殺してしまいたい

永遠に
わたしだけのものになるのなら



2003年03月23日(日) 終わらせる方法があるというならどうか教えて

どうしたらいいの
どうしたらいいの

自分で消すことすらできない
このままじゃ離れるしかないの

もう
どうしたらいいの

誰か教えて
終わらせる方法があるというなら
どうか教えて



2003年03月20日(木) これはまだ恋ではない

これはまだ恋ではない

自分に言い聞かせた

恋ではないの

だから

こんな時に泣いたりしなくていいのよ



2003年03月18日(火) 地獄に落ちる一歩手前

それでも好きなんだもの
地獄だってどこだって
落ちればいい
落ちたって好きなんだもの



2003年03月17日(月) 私だけのものになればいいのに

「あなたが例えば死んだら……」
なんて、妄想禁猟区?

血の一滴まで
あたしのものにしてしまいたいのに



2003年03月15日(土) すごいトリップ!



いい味

おいしい

デリシャス

きみを食べよう



2003年03月14日(金) もっと深い気持ちがある

この言葉がすべてと思わないでね
氷山の一角
もっと深い気持ちがある

必ずある



2003年03月13日(木) それはなんて心強いことでしょう

それはなんて心強いことでしょう

少なくとも
この広い世界にたった一人は
私を認めてくれている
みつめてくれている



2003年03月12日(水) 身の程知らずな無頓着

気付かないにも程があるわよ

身の程知らずな無頓着

あなたの勝手で計らないで



2003年03月11日(火) ともだちなんてズルイ




「ともだち」なんて言葉に逃げないで

わたしの恋を殺さないで



2003年03月10日(月) きみがきこえる

風が吹いて
足元にころがるいろんなものを
ふんわりとまきあげた

メロディはその風に乗って
きみをはこぶ

きみはどこにでもいて
どこにもいない

ぼくが背中をむけたその後ろで
いつも微笑んでいるね

ねぇ このまちに
きみはきみを残してそしていなくなった

けれど風は
きみの香りをたずさえてまだ今も吹き抜けるよ

ぼくの耳元で
きみがきこえる



2003年03月08日(土) その恋がメロディーになる

いつも何気なくききながしていた曲が
ある日突然胸に響く
まるではじめて耳にしたみたいに
コトバが意味を持ち始める

この恋のメロディー



2003年03月07日(金) たまに追い着けないことがあるからいいんじゃない

いつもいつもうまくいくわけないじゃん
それじゃつまらない
うまくいかないことがあるから
がんばったりしちゃうんじゃん
たまに追い着けないことがあるから
いいんじゃないの?!



2003年03月05日(水) ひとりきりでいたらすごく楽なのに

何もしたくない時には、
そのままごろりと寝転がって
ただ時間をやりすごす
ひとりきりでいるのは
とてもらくちん

歩きたい時に歩いて
見たいものを見て
やめる時には自分の意思でやめる
ひとりきりでいるのは
とてもらくちん

けれど
どうしても誰かと共有せずにはいられない



2003年03月04日(火) それだけじゃいやよ

だーりん それだけじゃいやよ

もっとあたしを

めろめろにさせて



2003年03月03日(月) これが恋ではないならば私は恋など知らなくていい

これが恋ではないならば
私は恋など知らなくていい

このままずっと
この気持ちだけとつきあっていく
それでいい

ねぇ あなた



2003年03月02日(日) つまずいたらそこで得したと思おう

何も考えないでへらへらしてるわけじゃないさ
悔しいから笑ってるだけ
負けを認めるなんて
最後の最後までとっておこうぜ
たかがつまずいただけ
ここで掴んだもので
ひとつ学んでやろうじゃん



2003年03月01日(土) こんなサヨナラもある

今日はね、卒業式だって
もう何年も前の今日
それまで一度もやったことのないことをしでかして
ヘンなともだち
あの日はちっとも哀しくなくて
わーんわーんと泣いてくれた人をなだめたね

あのカセットテープは
いまもまだあるよ


 < 過去  INDEX  未来 >


茜 幸美 [HOMEPAGE]

My追加