2011年06月20日(月) |
『中学野球小僧テクニカル・ピッチング編』発売! |
日刊スポーツに、ヤクルト舘山のコメントが出ていた。 雨に強い舘山。それに関する本人の言葉だ。 「もともと両足を着いてから投げるタイプだから、自分は影響が少ないんじゃないでしょうか」
非常に興味深い言葉。 中学生を見ていて思うが、両足で投げているように見えるピッチャーはコントロールがいい。片足で投げているように見えるピッチャーはコントロールが不安定。 結局、軸足がどこまで着いているかどうか、になるのかな。
記事を読みながら、こんな話も思いだした。
以前、元日本ハムの今関勝さん(現・楽天ジュニアコーチ)に、「ピッチャーのどこを見ていますか?」と聞いたとき、こんな表現をしていた。 「並進運動が終わってから、回旋運動が起きているかどうか。多くのピッチャーが、並進運動が終わる前に、回旋運動が起きている。これが開きが早いフォーム」
たしか、しらかし台中の猿橋善宏先生も同じようなことを言っていた。
いつも思うのは、こういった知識や理論が、自分の中学時代にあれば…。中学生からやり直したい。
そんな後悔がないように、中学球児、指導者のために、 『中学野球小僧テクニカル・ピッチング編』が発売されました! 昨年発売になった『バッティング編』が予想以上に好評→増刷。めでたく、ピッチング編の発売となりました。このピッチング編が好評なら、次は『守備編』→『戦術編』と続くかもしれません。ぜひ、みなさんよろしくお願いします。故・中上雅文先生(高砂市立松陽中)の記事も再録しています。
2011年06月19日(日) |
全日本少年出場チーム(1)東海大翔洋中、高知中など代表権 |
8月に行われる全日本少年軟式野球大会の出場チームが、各地で決まっています。
★神奈川 オール小田原ベースボールクラブ ★横浜市 関東学院中 ★東海 静岡・東海大翔洋中 ★近畿 大阪・門真ビックドリームス/滋賀・竜王ジャガーズ ★四国 高知・高知中 ★沖縄 南風原中
他地区の情報お持ちの方、ぜひ教えてください!
先週、観戦した東海大会は予想通りのレベルの高さでした。 とくに、三重・海星中vs愛知・東山クラブの戦いは、全日本の決勝でもおかしくない熱戦。屈指の攻撃力をほこる東山クラブに、守備力の高い海星中。四日市交歓会で海星中の守備を見ていて、「よっぽどのことがなければ、守備は崩れない。ロースコアになれば海星中が有利」と思っていました。その予想通りの展開となり、海星中が1−0で勝利。
海星中の先発は、昨夏の全中でも投げたエース右腕ではなく、技巧派右腕。チェンジアップ(?)と緩いカーブを巧みにつかい、ストレートを速く見せていました。ブンブン振ってくる東山クラブを手玉に。この先発起用が当たった感じです。
5回か6回にこんなプレーがありました。 2アウト一塁からエンドランをしかけた東山クラブ。ボールは右バッターの外へワンバウンド。バッターは空振り、キャッチャーはそのワンバウンドを逆シングルで捕り、そのままノーステップで二塁へ。体勢が悪かったため、ややショート寄りのワンバウンドに。今度は、ショートが逆シングルで捕球してタッチ。間一髪、アウト! 逆シングル捕球、2連発。どちらも、バウンドが上がってくる位置にグラブを置き、捕球するまで目を付けていた見事なプレーでした。
勝利した海星中ですが、続く代表決定戦で東海大翔洋中に特別延長戦のすえに惜敗。 試合後、かなり悔しそうな湯浅和也監督。この悔しさが、チームをさらに強くするはず。
東山クラブのエースは、今年見た右ピッチャーの中では、もっとも速かったかもしれません。130キロ台後半が出ているとのウワサ。秋に延期になった春季全日本にも出場してきます。優勝候補に挙がるでしょう!
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