みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2010年11月29日(月) 指導者講習会で話してきましたin苫小牧


 週末は北海道へ。
 井内宏磨先生(苫小牧東中)主催の指導者講習会で、講師を務めてきました。井内先生は2003年の北海道全中で、白老中を率いてベスト8に進んだ指導者です。この北海道全中が生まれて初めて見た全中だけに、思い入れがあります。このときは、中学野球で1冊の本ができるなんて思ってもいませんでした…。

 この講習会は今年で7回目を迎えます。
 過去に板倉茂樹先生(栃木南中)、大川和正先生(桐蔭学園中)、小野寺信介先生(修徳学園中)ら、素晴らしい指導者が講師を務めてきました。昨年は山口永介先生(南勢中)でした。
 じつは…、井内先生からは毎年、「どなたかいい指導者はいますか?」と、講師の相談を受けていました。
 それが、自分が話をする側になるとは…!

 今回の講師は、私とBBAの梅原伸宏さんの2人。梅原さんは講演だけでなく、翌日の日曜日は実技指導も行いました。

 レジュメを用意して、何とか1時間半、予定の時間を話し終えることができました。早口になってしまうのが、反省点…。いつになったら、分かりやすく話せるようになるのか。経験を積むしかないんでしょうかね。
 
 指導者+生徒で、およそ150名の方が参加していました。みなさん、聴く姿勢が素晴らしい。特に子どもたちが、メモを取りながら、真剣に聞いてくれて、嬉しかったです。終わったあとも、「質問なんですけど」とわざわざ聞きにきてくれた選手もいて、その真剣さに心打たれました。

 夜は苫小牧で1次会→2次会→ラーメン(笑)。ホテルに戻ったのは1時頃でした。
 途中、元駒大苫小牧の香田誉士史先生から、「おれの第二の故郷で、何してるんだ!」と電話が。すいません!!

 翌日は、北海道栄の室内練習場で、梅原さんによる実技講習。ここに来るのは2度目ですが、全国有数の広さを誇ります。
 ここでも、選手の聴く姿勢に驚かされました。中でも、吉川英昭先生が指導する江別一中の態度が素晴らしかったです。吉川先生は、大阪・桜宮高校の出身。大学が北海道だったこともあり、北海道で先生になりました。
 
 ほかにも、若くて熱意ある先生が多く、たくさんのエネルギーをもらうことができました。感謝。

 実技講習のあとは、北海道栄の練習を見学。渡辺伸一監督とも久々にお会いしました。相変わらずの関西ノリ。渡辺監督は、報徳学園のOBです。来年度、大阪の軟式クラブから選手が来るとか。

 2日間、白老中の太田秀蔵先生、厚真中の児島芳之先生はじめ、苫小牧の先生方には本当にお世話になりました。どうもありがとうございました!
 



2010年11月24日(水) 学生コーチからキャプテンに! 亜大・高西恵司


 本日は、亜細亜大学へ。
 
 取材相手は「高西恵司」。
 この名前で、ピンと来たら、かなりマニアック!

 この秋まで、亜大の学生コーチ兼一塁コーチャーでした。その一塁コーチャーでの動きが素晴らしく、一目ぼれ。「コーチャーの極意を教えてください!」と、中学野球小僧で取材に行ってきました。次号(12月10日発売)の特集テーマが「足」なのです。

 高西くん、じつはすごい人なんです。

 広陵出身で、高校3年夏には野村(明大)や土生(早大)と、甲子園準優勝に輝いています。といっても、選手ではなく、マネージャー。甲子園では記録員としてベンチに入っていました。

 1年冬からマネージャーとなり、チーム、そして中井監督を支え続けてきました。3年春センバツでは、「高西をベンチに入れてやってほしい」と、同級生が中井監督に直訴。本来は制服を着て記録員でベンチに入るところですが、背番号18でベンチ入り。コーチャーボックスに立ち、仲間と一緒に戦っていました。

 大学は「日本一のところでやりたい!」と亜細亜へ。制服組のマネージャーで入部した予定が、合流初日に生田監督から「明日からユニホームを着て、ノックを打て」と指令。翌日から、学生コーチになりました。
 そして、2年秋には、当時のコーチが急遽、チームを辞めたことで、三塁コーチャーが不在に。学生コーチだった高西が、三塁コーチャーを務めることに。「えづいてしまって、声を出せなかった…」。ど緊張のデビュー戦だったそうです。

 3年春秋は一塁コーチャー。
 一塁コーチャーは、「仕事が少なそう」と思われがちですが、高西を見ていると、やることがいっぱい! その仕事内容、やりがいを中学生に伝えてもらいたく、今回の取材となったわけです。

 で!
 何と、この新チームから、キャプテンに指名されたそうです。
 高校でマネージャー、大学では学生コーチ。選手として試合に出たことがない高西が、キャプテンに。これって、とんでもないことですよね。

 話しをするとわかりますが、素晴らしい人間性の持ち主で、たった1回会っただけですが、応援したくなる学生です。

 そんな高西が考えるコーチャーとは…?
『中学野球小僧』をぜひ、ごらんください。



2010年11月21日(日) 町田工業って知っていますか?

 知る人ぞ知る『Timely』。
 高校球児向けのフリーマガジンです。市販されていないので一般的な認知度はゼロに近いですが、知り合いの中学指導者からは「どうやったら読めるの?」と、問い合わせが殺到(?)しています。
 
 創刊号から関わらせてもらっていますが、昨年は1年間、川崎北の連載を担当しました。今年新たな連載は、東京・町田工業。その存在を知っていたら、かなりの高校野球通です!

 という自分も、まったく知りませんでした…。
 親しい監督さんに、「どこかお勧めの高校ありますか?」と教えてもらったのが町田工でした。
 監督が熱い! 田北和暁監督、いわゆる「松坂世代」のひとりで、今年で30歳になります。兵庫・小野高校から東京学芸大に進み、大学ではキャプテン。ベストナイン、首位打者を獲得したこともあります。

 初任は都立昭和。現在日大二を率いる田中吉樹監督とともに戦い、都大会ベスト4の実績を持っています。田中監督が日大二に代わってからも、都立昭和の伝統を引き継ぎ、夏ベスト8など、コンスタントに上位に進んでいました。2006年には斎藤がいた早実と2対3の接戦を演じ、冷や汗をかかせました。

 2008年春から町田工業へ。過去にベスト16以上が一度もない学校です。お世辞にも強いとはいえません。田北監督が来てからもここ3年間の勝利は3勝。昨秋はブロック大会で、3対20のスコアで早実に敗れています。
 今年春は部員7名しかおらず、ハンドボール部から助っ人2人を借りて、大会に出ていました。

 新チームの部員は9名。11月に一人増えて、部員10名。多いときで70人以上の部員がいた昭和とは、対照的なチームです。
 それでも、当然、田北監督の情熱は変わらず!
「倒すべき相手!」と、学校からおよそ3キロ離れた日大三までランニングをする、「三高ランニング」というメニューも取り入れました。

 どうしても、取材となると、雑誌に載る=大会で活躍したことが前提になるので、強豪が増えてきます。町田工のような学校をじっくり取材するのは、じつは初めて。そういう意味でも、ぼく自身、とても勉強になっています。

http://www.timely-baseball.com/
 ↑
一応、バックナンバーも発売しています。



2010年11月17日(水) 『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)発売!!

 11月10日に、BBAの梅原伸宏さんの著書、『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)が発売になりました。
 わたしは、構成を担当しています。

 ぜひ、ご購入を!
http://www.bba.co.jp/index.html
 購入したことをBBAにお知らせすると、さまざまな特典もあります。ホームページを覗いてみてください。

 かなり、マニアックな本に仕上がっています。
 これを読めば、いま使っているグラブが、より使いやすくなるのは間違いありません。
 お勧めは、親指かけの結び方です。わたしも、やるまでは「面倒くさいなぁ」と正直思っていたのですが、梅原さんにレクチャーいただきながらやってみると、意外に簡単! 誰でもできます。親指かけを結びなおすだけで、グラブの使いやすさが変わることに驚くと思います。

 阪神タイガース編成部の福田功さんと梅原さんとの対談もお勧め。
「正しい捕球」を、分かりやすく教えてくれました。
 
 以下が、コンテンツです。

【序章】 あなたのグラブはOK? NG?
  自分のグラブを診断してみよう

【第1章】 グラブを解体してみよう
  写真で解説 解体の手順
  グラブの中をのぞいてみよう
 「補修」でグラブが生まれ変わる
  キャッチャーミットの構造を知ろう

【はじめに】 グラブドクター・梅原伸宏からのメッセージ

【第2章】 手の構造を知ろう
  インタビュー 大阪市立大・高松聖仁講師
   捕球のカギは「位置覚」と「対立運動」

●グラブに名前をつけよう
  グラブ・ノート
●野球指導の現場から
  慶応湘南藤沢中・森裕樹先生
 「手入れのことを伝え始めてから、グラブを大切にするようになりました」
●BBAトレーニンググラブを体感してほしい!

【第3章】 今あるグラブを使いやすくする!
  親指かけの結び方
  親指かけの簡単な結び方
  ロングタイプの親指かけを結ぶ
  親指芯止めを締める
  アゴ・土手なか・土手上を締める
  ベルトの締め方を工夫する
  逆とじをやってみよう
 「W逆とじ」に挑戦してみよう
  指先レースを締めてみよう
  グリスを入れてみよう
  グラブに型をつけよう

【第4章】 正しい手入れを学ぼう
  手入れがグラブの運命を変える
  グラブを傷める4つの要因
  日常の手入れ方法【雨編】
  日常の手入れ方法【汗編】
  日常の手入れ方法【汚れ・油編】
  グラブの正しい置き方
  雨の日はどうする?
  グラブの保管方法
  プロが伝える「正しい手入れ法」

  インタビュー
  ホワイトプロダクト 渡邊義紀代表取締役・谷俊一営業部次長

●グラブの選び方

【第5章】 捕球動作を学ぼう
  素手捕球の大切さ
  素手捕球のメニュー

  インタビュー
  一流選手を指導してきた 福田功の捕球哲学

●野球指導の現場から
  名古屋市立桜山中・中島佳宏先生
 「トレーニンググラブを使うだけで動きが変わってくる」
  スパイクの正しい手入れ・履き方を知っていますか?

【終章】 夢をかなえる授業
  インタビュー
  エス・エス・アイ 久家邦彦取締役部長
   目標を持つことの本当の意味

  インタビュー
  ヴォルテックス 望月俊孝代表
   成功した自分をイメージできる写真を「宝地図」に貼ろう!

   あとがき〜野球を愛するみなさんへ





 




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