みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2008年04月29日(火) 松戸国際―川崎北

 本日は松戸国際高校のグラウンドへ。松戸国際vs川崎北の練習試合を見に行ってきました。

 両チームの対決は、中学軟式野球好きのワタクシとしては、外せない一戦です。松戸国際の石井忠道先生は、常盤平中、松戸六中で全中出場。川崎北の佐相先生は大沢中で全日本、東林中で2度の全中出場を果たしています。中学の指導者時代から、親交が深く、毎年のように練習試合をされていました。公式戦では関東大会と春のKボールの決勝で対戦。佐相先生の2勝0敗です。

 いまは、ともに高校野球の監督。石井先生は市立船橋を経て、昨年度から松戸国際へ。新チームは部員10名足らずでしたが、この春、大量28名の新入部員が入部。石井先生を慕って、松戸国際を選んだ選手が多いようです。

 試合は2試合+1年生試合が行われ、川崎北の2勝1敗。レギュラー同士の第1試合は川崎北が20点ゲームの圧勝。
「ここから、スタート。相手から何を感じるか。それを大事にしろ」と石井先生。スタメン9人中5人が1年生でした。
 3年前、佐相先生が川崎北に赴任したとき、市立船橋と練習試合をしています。そのときは、20点こそ取られませんでしたが、大量失点で川崎北が大敗。「川崎北もそこから始まったんだから」と、選手に語りかけていました。

 大勝の川崎北。相手ピッチャーのレベルもありますが、クリーンヒットを打ちまくっていました。
 春の大会に比べると、スタメンが変わっています。向上戦後、「選手を入れ替える。新しい血を入れる」と宣言したとおり、クリーンアップに1年生を起用。先週の安田学園戦(3戦全勝)からデビューし、タイムリー2本。この日も快音を響かせていました。そのほか、レギュラーが代わったポジションも。夏まで熾烈な戦いが続きます。

 松戸国際は、楽しみな1年生が多いです。とくに2戦目に投げた先発右腕。130キロをマークしていました。市川西中の軟式出身とのことですが、硬式を握ってまだ数週間。これからが楽しみです。
 
 おそらく、このカードは来年も組まれると思います。そのとき、今日の得点差がどうなるか。石井先生のチーム作りに注目です。
 



2008年04月27日(日) 全中出場枠、来年から24に!

 本日発売の『ヒットエンドラン』(ベースボールマガジン社)にビックニュースが載っています。来年の沖縄全中から、出場枠が24チームになることが決定。これまでの16チームから、8チーム増えることになります。
 ここ数年、「今年こそ増える」という話を聞いていましたが、実現にいたらず。ようやく、来年実現することになりました。

 24代表の内訳は
北海道 1
東北  3
関東  4
東海  3
北信越 2
近畿  3
中国  2
四国  2
九州  3
開催地 1

 そして、大会日程も変更。
これまで初日に開会式だけを行っていましたが、開会式+1回戦を開催。
2日目に2回戦、3日目に準々決勝+準決勝、最終日に決勝となるようです。

 24チームも見られると思うと、今から楽しみです!
(でも、3球場使うので、全部見ることは不可能ですが…)


 なお…。
 先月号から、「中学日本一監督に聞く」という連載を担当しています。全中・全日本を制した監督さんに、当時のお話を伺う企画で、第1回は元明徳義塾中の狭間義徳監督(現・明石商)、そして今回の第2回は元三ヶ日中(静岡)の立川久二さんに取材をしてきました。
 三ヶ日中は全中第1回の優勝チームです。

 今回の取材で一番驚いたのが、いまや当たり前になっている「三塁エンドラン」を開発したのが立川さんだったということです。同時期に、天竜中を率いていた土屋雅英さんも使っていたとか。1979年頃の話です。
 もし、「もっと早く、この先生が使っていた!」という情報をお持ちの方がいましたら、教えてください。「三塁エンドランは誰が始めたのか?」という旅に出たいと思います(笑)。

 ちなみに当時の静岡県は9イニング制。全国では静岡と愛媛だけが、9イニング制だったそうです。中学生に9イニング…面白いですが、きついですね。

 次号は、相浦中(長崎)で日本一を果たした左海道久さんが登場予定です!



2008年04月26日(土) 軟式出身投手が活躍すると甲子園?(桐光学園)

 保土ヶ谷球場で行われた春の神奈川大会4回戦を観戦。

桐光 00000304|7 
慶応 00000000|0

 思わぬ大差がつきました。
 桐光はエース番号をつけた鈴木健太郎(3年)が7回参考ながらも、公式戦初完投初完封です。圧巻の2安打ピッチ。
 テイクバックで背中の後ろまで、腕が入り込むのが特徴の右腕で、今日のストレートの最速はおそらく132キロ(133?)←ネット裏の偵察隊のスピードガンをチラ見 
変化球はスライダー、カーブ、シンカー。特によかったのは、左の外に逃げるシンカー。これで左打者を封じていました。カウントを取りたいとき、スライダーを右打者の内角から曲げてくる芸当も披露。無駄なフォアボールもあり、課題も多いですが、上々の出来といっていいでしょう。

〜〜〜〜

 試合後、控え室から出てきた鈴木。着ていたチームTシャツの左袖には、「秘密兵器」と書かれていました。
「丸山さんにもらったんです。試合の日はこれを着る。自分も秘密兵器なんで」
 丸山さんとは、昨夏、チームを夏の甲子園に導いた丸山達也(立大1年)のこと。よ〜く、面倒を見てもらっていたようです。鈴木は、昨秋の背番号11。県内ではほぼ無名の存在。この春、最大の秘密兵器と言ってもいいかもしれません。
 
 中学時代は、もっともっと無名でした。横浜市立あざみ野中の軟式野球部出身です。最後の夏は市大会の3回戦敗退。どの高校からも声がかからず、一般受験で桐光学園に入学しました。理由は、「中3のときに桐光が甲子園に出て、かっこよかったので」。主要5教科の成績はオール5。かなりの頭脳の持ち主です。

 ただ、桐光はシニアやボーイズの全日本代表クラスが集まる強豪。まずは、野球部に入れるのかどうかが不安だったそうです。「入学説明会のときに、一般でも野球部に入れると知って、頑張ってみようと。でも、どこまでやれるのか、ついていけるのか、不安でした」。入部当初は力の差に愕然とするも、毎日の練習を必死にこなし、2年の冬を越えて、急成長。エースの座を勝ち取りました。

「目標の投手は?」と聞くと、「丸山さんや石渡さん(2005年に甲子園出場)。二人とも、軟式出身の先輩。励みになっています」
 そして、こうも続けました。
「桐光が甲子園に行くときは、軟式のピッチャーが活躍しているジンクスがある。今年は自分の番にしたい」
 2002年の清原尚志(相模原市立東林中)、05年の石渡(川崎市立川中島中)、昨夏の丸山(大和市立つきみの中)。不思議と、甲子園に出たときは軟式出身のピッチャーが活躍しています。

 この4月、相模原市立内出中から沼田という好投手が入部しました。昨夏の県大会優勝投手です。沼田の名前を出すと、「同じ軟式出身なんで、頑張ってほしい」とエールを送る鈴木。
 着実に引き継がれる、桐光・軟式好投手の歴史。「今年は自分の番!」と話す鈴木に注目です。

〜〜〜〜

 敗れた慶応。
 試合後の上田監督は、「センバツショックがまだ残ってるなぁ。センバツのあと、こんな試合ばっかだよ…」。
 二本柱の一人である田村と、4番の鈴木が故障で欠場とはいえ、秋の強さが影を潜めています。
 
 ポイントは0−0で迎えた6回の守りだったと思います。
 2アウト一塁でバッターは3番筒井。初球、一塁ランナーの大石が二盗を決め、2アウト二塁。ここで、慶応ベンチは敬遠策をとり、4番秋山勝負に出ました。正直、「まだ、6回。はやいんじゃないか」と思いましたが、何となくその意図も分かりました。

 それまでの2打席、秋山に対する攻めがほぼ同じ。初回の初球の入りで、キャッチャーが中腰で構えた姿を見て、「相当なデータを取っている」と感じました。だから、秋山を抑える自信があったのでしょう。
 しかし、この6回は2−3からフォアボール。上田監督は、一つのボールにこだわりすぎたキャッチャーに苦言を呈していました。

 そのあと、満塁から、5番奥野が初球スライダーを左中間へ二塁打。スライダーに張っていたとしか思えない振り方でした。これで、桐光3−0。この日の慶応打線の振りからみて、ここで勝負ありでした。

「夏に向けて、大手術が必要」と上田監督。新しい血を入れて、刺激を与えることが予想されます。



2008年04月23日(水) 上一色中へ

 本日は江戸川区立上一色学校(東京)に行ってきました。バッティングの取材です。
 上一色中の監督さんは、西尾弘幸先生。前任の江戸川区立小松川第三中で関東大会出場の実績を持っています。
10年以上勤務していた小松川三中から上一色中へ移り、この4月で3年目。徐々にチーム力が上がってきています。昨秋は東京都大会ベスト8入り。バッティングが自慢のチームで、夏は間違いなく優勝候補に挙がるでしょう。

 素晴らしい練習をしていました。
選手が自主的に動き、選手間で叱咤激励の声が飛び交い、西尾先生はどこにいるのか分からない…(笑)。というのは冗談ですが、「最近、怒らないようにしたんです」という言葉のとおり、昔の西尾先生とは(?)違いました。

 選手同士の言葉がけが面白いです。
「やるかやらんか、どっちなんだよ!」とパートナーに檄を入れたり、どの選手も非常によくしゃべります。自分のことをよく表現できていました。

 面白かったことが一つ。
 チームの野球ノートを見ていると、「今日は取材が来るので、質問されたときにオドオドしないよう、しっかり答えられるように準備しておきます」と書いた2年生くんがいました。
 そこまで書いてくれていたら、話を聞きましょう!
 早速、「バッティングはどんなところに気をつけている?」「先生に教えてもらって、ためになったことは?」など質問すると、しっかりと答えてくれました。ありがとうございます!

 また、ちょっとした有名人ですが、上一色中には「ちびまるこちゃん」や「バッテリー」に出演したタレントくんもいます。この子が、素晴らしいキャラクターなんです。すべての動き、言葉に心が入っていて、何かの役を演じているように見えたほど。役者魂を感じます(いまは野球一本で頑張っているんですが)。
 何でしょうか、自己表現能力がほかの選手とは明らかに違うんです。いつも大勢の大人がいる中で演技をしているためでしょうか。違ったオーラが出ている! 

 彼を見ていると、演技の練習を野球に取り入れたらどうだろう、と思いました。自己表現能力が間違いなく身につくように思います。



2008年04月17日(木) 『Baseball Times』


 すでに読んだ方、書店で見かけた方がいると思いますが、3月26日に『Baseball Times(ベースボール・タイムズ)』という週刊誌が創刊されました。毎週水曜日発売で、今週号(22日発売)で5号目になります。
http://www.baseballtimes.jp/

 名前のとおり、野球の雑誌、主にプロ野球を取り上げています。この出版不況の中、野球の週刊誌を出してしまう勇気と心意気が素晴らしい!
 ペラペラと中身を見ると分かりますが、かなりマニアックです。データスタジアム社の協力のもと、最新のデータをフル活用。「数字」にこだわっています。
正直言って、生半可な気持ちでは読めません(笑)。でも、野球好きの人にとっては、かなり楽しめる雑誌だと思います。

値段は320円。雑誌自体が薄いので、「高い!」という読者の声もあるようですが…。個人的には、字が小さいのがちょっと気になります。。。

 というわけで、少し関わっているところもあるので、宣伝&紹介でした!



2008年04月08日(火) じゃがポックル

 本日は朝から札幌へ。日本ハムファイターズの若手投手の取材です。
 が! 関東地方は朝から暴風雨。「台風じゃないから、飛行機は飛ぶだろう」と思っていたのですが、考えが甘かった。
 予約していた便は欠航になり、さらに次の便は2時間遅れで出発。新千歳空港に着いたのは、16時前でした。取材は当初、札幌ドームで13時スタートの予定でしたが、当然間に合わず…。「練習後にお願いします」と交渉するも、難しいとのこと。結局、この日の取材は流れてしまいました!

 一体、何をしに札幌へ?!

 とまぁ、せっかくきたのだからと、札幌ドームでナイターを観戦。日本ハムvs楽天。生まれて初めての札幌ドームです。いやいや、でかすぎます。きれいすぎます。ですが、なぜか分かりませんが、頭が痛くなりました…(東京ドームもそうですが、ドームで見ていると、頭が痛くなる率が高い)。
「稲葉ジャンプ」を生で見られて感動!

 翌日は昼から浜松で取材があったため、朝はやい便で羽田空港へ。
 お土産は定番の「白い恋人」。大好きなお菓子です。昨秋、旅行に行ったときは賞味期限切れの問題で売ってなかったんですよね。なので、今回は久々の購入。
 その後、時間つぶしのために、ふらりと別のお土産売り場に入ると、お店の奥のほうに「じゃがポックル」発見! 「うわ!」と心の中で叫んでしまいました(笑)。こんなところに売っているとは。

 じゃがポックルは、カルビーから発売されているお菓子。北海道限定発売で、入手困難だとか。その話を初めて聞いたのが、昨秋の旅行のとき。バスガイドさんから聞きました。そのときも、じゃがポックルを探したのですが、どこも売り切れ。今回、普通にお店に置いてあったのでびっくりです。
 しかも、奥のほうに隠されているかのように置いてあったのは気のせい?!「一人、3つまで」と書いてありました。あとで、知り合いに聞くと、朝早い時間だと、簡単に買えることがあるとか?!

 自宅に帰って、早速食べると、想像以上に美味い! 
 1つしか買ってこなかったことを後悔しました…。

 というわけで、取材はキャンセルになってしまいましたが、じゃがポックルに出会えた札幌遠征でした。




2008年04月07日(月) 鶴見大が関東学院大から勝ち点!

 久々に大学野球の話題。神奈川大学野球リーグが、のっけから大変なことになっています!

鶴見大 3−3 関東学院大
鶴見大 10−1 関東学院大
鶴見大 4−3 関東学院大
(10回逆転サヨナラ)

 4季連続でリーグ5位の鶴見大が、7連覇を狙う関東学院大から勝ち点を上げました。試合を見ていないので詳しいことは書けませんが、勝ち方を見ると、どっちがディフェンディングチャンピオンか分かりません。
 個人的な注目は、2回戦で1失点完投勝利を飾った、新1年生の川村直矢。成田高校(千葉)出身です。成田時代は、センター兼ピッチャーとして活躍していました。エース唐川(ロッテ)がいたため、なかなかマウンドに上がる機会はありませんでしたが、140キロを超すストレートが武器で、唐川がいなければ間違いなくエース。投手指導にうるさい(!)尾島監督も、「川村いいよ〜」と絶賛していました。

 大学進学に際して、いろいろなチームから声がかかったと思うのですが、選んだ先は鶴見大。正直、強豪とは呼べません。それでも鶴見大に進んだのは、「歯科医になりたいから」。かなり、びっくりな理由です! お父さんが歯科医だとか。
http://www.kubl.jp/list/tsurumi.html
 こちらに鶴見大の部員名簿が掲載されていますが、学部欄を見ると、川村だけ「歯」とあります。そうです、歯学部です。鶴見大には、珍しく(?)歯学部が併設されているのです。
 ちなみに、ワタクシ、数年前に鶴見大学歯学部付属病院で歯茎の手術を受けたことがあります。だから、何となく、鶴見大には愛着があります。手術のときは、ワタクシの周りに6人ぐらいの学生が集まり、口の中を勝手に覗いていました。実習か何かだと思いますが…、川村もいつかこの中の一人に?!

 鶴見大といえば、数週間前の報知新聞に、元駒大苫小牧の監督・香田さんが「鶴見大の監督に就任」という記事が掲載されていました。が、続報は何もなし。あれは一体何だったのでしょうか…。香田さんが鶴見大の監督に就任すると、かなり面白くなるんですけどね。
 いまの監督さんはどういう人かというと、川崎文嗣監督。ネットで検索すると、インプラントや歯周病の専門医のようです。さすが、鶴見大!

 逆に心配なのが関東学院大です。内田、大竹と、チームを引っ張ってきた4年生が卒業し、投手陣が手薄な印象が否めません。
 また、昨年12月には1年春からレギュラーを獲得していた選手(1年生)が、バッティング練習の投手を務めていた際、打球を側頭部に受けて急死するという悲しすぎる事件がありました。そのため、野球部はしばらく活動を自粛していたと聞きます。1月に関東学院大OBの原拓也(西武)の取材に行ったとき、「自主トレで大学に行ってるんですけど、いま、野球もラグビーも練習していなくて、大学が寂しいですよ…」と話していました。
 
名門がどう立て直してくるか…注目です。




2008年04月06日(日) 全日本情報(3)徳島は阿南中、愛媛は重信中

高知県を制した高知中の濱口先生から電話。「優勝しました」の電話かと思いきや、「関東に遠征に行きたいのですが」と。高知から関東って! かなり遠いですけど…熱い先生です。

 濱口先生から、愛媛の情報を教えてもらいました。
 愛媛は優勝が東温市立重信中、準優勝が宇和島市立城東中。2校が四国大会出場です。
 
 また、徳島の先生からの情報によると、徳島は優勝が阿南市立阿南中、準優勝が徳島市立南部中。徳島の場合は、春の県大会が2つあり、それぞれの優勝チームが四国大会に出場するそうです。そのため、まずは阿南中が四国大会の出場権獲得となります。
 なお、昨秋の徳島大会では、阿南市立阿南第二中が優勝、阿南市立阿南第一中が準優勝を遂げています。そして、この春は阿南中が優勝。阿南市勢、すごすぎます…。
 春の高校野球、徳島大会では富岡西高校が優勝しましたが、エースの河井投手は阿南第一中の卒業生。阿南市旋風吹き荒れる?!



2008年04月03日(木) 全日本情報(2)高知は高知中が優勝

 「高知県中学選抜野球大会」が3月25日から行われ、高知中が4対0で高知県立高知南中を下し、優勝を飾りました。決勝に進んだ、高知中と高知南中は全日本・四国大会出場が決定です。

 決勝戦は再試合に及ぶ大熱戦でした。3月31日の決勝では、両エースが好投を見せ、延長14回1対1の引き分け。14回!! 特別延長戦のルールはどうなっているのか…?! ぼくの地元・神奈川では考えられないことです。
 4月3日に改めて決勝が行われ、高知中が4対0で勝利。たぶん、久しぶりの四国大会だと思うのですが、「名門復活!」といったところでしょうか。
 濱口先生、おめでとうございます!

 高知中は、準決勝で昨秋四国大会の覇者・明徳義塾中を2対0で下しています。宿敵を破っての四国大会出場。うれしいでしょうね。高知中と試合をした先生に話を聞くと、ピッチャーを含め、個々の能力が高いもよう。四国大会でも期待が持てそうです。

 準優勝の高知南中は、全国的にも珍しい、公立の中高一貫校。学区制がないため、いい選手が結構集まっているそうです。昨秋の1年生大会も高知南中が優勝しています。
 チームはこの3月まで、高知県の前専門委員長・土居潮先生が率いていましたが、3月いっぱいで異動。でも、土居先生が作られたチームですからね。四国大会出場おめでとうございます。
 土居先生とは、よさこいリーグでお世話になっています。かなりのジェントルマンです(笑)。

 



2008年04月01日(火) 尼崎で野球談義

 本日は、甲子園球場でセンバツを観戦したあと、「甲子園口」に移動。
 尼崎市立立花中の山口和孝先生が食事会を開いてくださいました。甲子園に行くと、夜は一人寂しくホテルで…、ということが多かったのですが、取材を通じて、兵庫の熱い先生方と知り合うことができ、夜も充実(!)。

 食事会は山口先生のほか、昨秋県大会準優勝の伊丹市立北中の井上尚人先生、地元で熱いチームを作っている尼崎市立若草中の田辺亘先生、尼崎市立武庫中の松田賢先生という顔ぶれでした。田辺先生とは初対面でしたが、この日記を随分前から見てくれていたそうで、「最近、更新してませんねぇ」と一言。はい、更新します! 

 山口先生は天理〜日体大の出身。天理時代は、センバツで全国制覇を達成しているすごい人。野球理論もとんでもないです。たまにマニアックすぎて、ついていけないときがあります…。今日も「捕球するときの右手の位置がどこか」など、あらゆるテーマについて、熱く語っていました。
 結局、19時に始まり、終わったのは23時過ぎ。地下鉄の終電がなくなっていました…。お酒の弱い自分ですが、野球談義は楽しいですね。でも、あまりにたくさんのことを話しているので、「何の話をしていたっけ…」と忘れてしまうことも多い…。

 ところで、センバツにも出場していた天理。「天理OBで中学校の指導者」という方が、たくさんいるようです。奈良の先生によると、「奈良の中学野球部は天理OBか智弁OBがかなり多い」。昨秋は天理南中が優勝しましたが、監督さんは天理OB。ちなみに、ベスト4のうち3つが天理OBで、残り1つは智弁OBだったそうです。何だか、すごい世界。
 こういう流れがある限り、天理、智弁の強さは変わらないんでしょうね。そんなことを思いました。

 そういえば、伊丹北中の井上先生はぼくと同じ年でした。同年齢の先生と出会ったのは、星稜中の田中辰治先生以来かもしれません。頑張ってほしいです!
 最近、ちょっと焦るのは、自分よりも若い先生がたくさんいることですね…。


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