30代に向かうにつれ体力の衰えを感じてくる。 それって俺だけではないよね?ね?!
駅の階段を登るだけで脈拍がどっと上がる。 20代後半ではもちろん自分はまだ若いのだ という気持ちがあるから、 到底この衰えを受け入れることはできない。 新たにジョギングや水泳などの運動を始める人は 20代後半から30代前半に多いそうだ。 ガキの頃は体育の時間が週2、3回あったよね。 その頃はそんなの屁ぐらいにも思わなかったのだけれど、 この年になると、週2、3回の運動の重要性が 身にしみてわかるよなあ。
25歳を過ぎた頃だったか、俺も体力の衰えを感じ始めた。 気がついた頃には、階段を登ってもすぐに息が上がるし、 セックスしてても体を支える腕がプルプルしてくるしで、 ホトホト情けない状態になっていた。 こんな状態ではセックス中にチンポが萎えてしまうのも ムリは無いのだ。
暇を見つけてプールで泳ぎたいと思ったりもしたけれど、 近くに手頃なプールもないし、 わざわざジムに入会して結局3日坊主になっても嫌だしと思い なかなか重い腰をあげられないでいた。 そもそも忙しくて運動する暇もなかったし。
しかし忙しい暇がないと言っていてはいつになっても 運動なんぞ始められないし、体力は衰える一方である。 時間はつくるものである! トレーニングの時間を意識的に生活に組み入れなければいけないのだ! 体力がなければ仕事にも影響が出るし。
ちょうど東京に引っ越してきて近くにプールがあったので 週2、3回のペースで通うことに決めた。 水泳は初めてだし、どうしたものかと思ったが、 気楽に自己流で始めることにした。
少し泳いでみたら、25メートル泳ぐのもすんげぇ苦しい。 有酸素運動をすることを目標にしていたので、 とにかく、ゆっくりでいいから長く泳げるようになりたいと思った。 しかもクロールでかっこ良く!である。 うーん、そのためにはどうするか...
まず最初に思ったのは、 例えばジョギングならゆっくり走りさえすれば 体力が続く限りいくらでも走れる気がするのに、 水泳でなぜそれが出来ないのだろう、ってこと。 ジョギングでいつまでも走れるのと同じ意味で いつまでも泳げるようになりたいと思った。
そのためには、 まず浮くことができること、 そして息継ぎが自在にできること、 この2点が大切だろうと見当をつけ 始めの1週間くらいはほぼ毎日通ってこの2点だけを練習した。 両手両足を伸ばして重心を胸の方にもってくると 自然と体は水に浮く。 さらにバランスをうまくとって 自由に息継ぎができるようになれば、 あとは水をかきさえすればとりあえず前には進むので 体力の続く限り泳げるだろうという寸法である。
初めのころはプールに行っても、 ただプカプカ浮いて息継ぎ、プカプカ浮いて息継ぎ、の繰り返し。 端から見たらなんとも間抜けであるが、我慢なのであった。
これをマスターすると、水泳を始めてから2週間ほどで クロールもどきで1キロ以上泳げるようになった。 フォームは改良の余地ありだろうが、 とにかくこれで有酸素運動はできるのだ。 今では、充実したセックスを目指して 週2、3回ペースで泳いでおります。
今日はクリスマスイブ。 こんなしょーもない日記を書いていて良いのでしょうか。 良いのです。 業の肯定。これがこの日記のテーマですから。
さてさて、日本は射精産業が発達していてホント助かります。 これがなかったら俺なんかどうしようかと思うね。 外国人が日本に来るとセックス関係の店が あまりにおおっぴらに日常生活と隣合わせにあるから びっくりするらしい。
しかし数ある風俗でも、吉原ってところは やっぱり歴史が違うわけで、俺なんか、そこにも惹かれてしまう。 なんせ吉原の前身が出来たのが1600年初めくらいだから、 アメリカ建国(独立宣言)なんかより全然前なわけですよ。 何もアメリカを持ち出すこともないのだけれど、 やっぱり一国の歴史より古いってのはすごいなあと単純に思うね。
そもそも古事記では 日本はセックスで出来たっていうことになっている。 高校生の頃は、古事記なんて「日本最古の歴史書は?」 という問いに対する答え程度の存在でしかなかったけれど、 最近ちょっと読んでみたら実は結構おもしろい。
イザナミノミコトとイザナギノミコトがセックスして 日本が出来たことになってるんだけど、 その時のやりとりが傑作で、現代語に訳すと、
イザナミ 「私の体はすっかり出来上がったのですけれど 一ヶ所足りない部分があるの。」 イザナギ 「僕の体もすっかり出来上がったのけれど、 一ヶ所余ってるところがあるんだ。 これを君の足りないところに差し込んでみて、 国をつくろうと思うんだけど、どうだい?」 イザナミ 「それはいいですね。」
だって。のんきなもんです。で、「まぐわう」のだ。 「まぐわう」って古い言葉なんだねぇ。 もちろん、セックスの産物として国ができるっていうのは 神話として自然な発想だけど、そののんきさがね、 ズッコケですよ。
こんなんで日本ができたことになってるわけで、 風俗産業が発達しても不思議はねえよなあ って思うのは俺だけか。
皆さん、スクワットオナニーって知ってます? 知ってるわけないですよね。俺が考えたんだから。 どんなものかと言うと、まあ、名前そのまんまで、 スクワットしながらオナニーするんです。 スクワットは知ってますよね。足を肩幅程度に開いて 立ったり、しゃがんだりの繰り返しです。 いかにもモモの筋肉が鍛えられそうやな〜っていうアレです。 スクワットオナニーではそのとき手はチンポ。 スクワットの上下運動とともに手でコキコキします。
そもそもなんでこんなもん考えたのかと言いますと、 俺なんか恥ずかしながらセックス中ポコチンが萎える ことが多いのですが、はたしてそれは体力がないからなのか 精力がないからなのか、どっちなのだろう? と疑問を持ったからなのです。 いっしょうけんめい腰を振ると、それだけ全身に血液を めぐらせて酸素を供給しなくてはいけないわけで、 その分ちんぽにまわす血液の余裕がなくなるのかなあ、と。 体力があればチンポにまわす血の量に余裕ができるのでは、 と思ったわけです。
で、さっそく実験です。 エロビデオを流しながらスクワットです。 手を使わずエロビデオでポコチンを立たせてから、 まずはポコチンをいじらずにスクワット開始。 すると初めの2、30回はビンビンにいきり立っていた息子も 50回を越えたあたりからしだいに元気がなくなり、 80回を過ぎたあたりではもうグロッキー状態。 やはり単純に体力が無いってのが原因だったようだ。
次の日、今度は手の刺激を加えてスクワットオナニーをしてみた。 先ほど言ったようにスクワットしながらポコチンをこすってみる。 すると今度はさすがにちんぽがすぐに萎えることは無かったが、 それでもやはり、足に限界が近付くと 手コキしていても萎えてしまうのだ。 体力と精力は密接に関係していることが証明されたわけである。
それ以来俺はスクワットオナニーを日課とした。 スクワットオナニーをすれば体力と精力をどちらとも 鍛えられると睨んだのだ。 しかも、全身に血液が十分にまわり、かつ、 少々過呼吸ぎみの状態でオーガズムに達すると むちゃくちゃ気持ち良いことを発見してしまった。 セックスでも数回経験ある感覚だったが、 なんか、もう、全身でイクという感じで、 イッた後、手が痺れるような感じがする。 分かるかな? 心臓が弱っていると冗談抜きで逝ってしまうかもしれん と思わせるくらいの刺激である。
しかし、このスクワットオナニー、 遅漏の俺には辛いんだよねぇ。 なんせいくまでスクワットし続けると、 3、400回くらいになっちまうからな。 20分くらいかかっちまうし。汗だくよ。 それで最近はやってないのです。
やっぱり実践で鍛えるのが一番だよね!
2002年12月21日(土) |
おなにぃ考 〜ソープなしで済ませられるか?〜 |
俺はソープランドに何を求めているのか? 性欲の解放、それがまず第一であることは間違いない。 しばらく腰を振らないと気が狂いそうになる。 気の済むまで腰を振りたくなる。 排泄だけなら手でシコシコ処理すれば済みそうだが、 それだけではダメなのだ。 すると、そんなに腰振りたけりゃ オナニーのとき腰を振ればいいやないか ということになるわな。
そこでさっそくオナホールを 買ってきて腰振りオナニーを実践してみた。 オナホールってのはゴム製の疑似まんこね。 渋谷羽賀書店で「天使の誘惑」2800円を購入。 部屋に帰って、手頃な大きさのダンボールを見つけ、 そこに穴をあけてオナホールを装着する。 これで簡易ダッチワイフの完成である。 下半身だけのダッチワイフってのも売ってるのだけれど、 こっちの方が安上がりでしょ。
変な炎症をおこしたら嫌だから 一応コンドームをつける。 オナホールって香料が塗り込んであって、 ゴムと香料が混ざったような変な匂いがするから 生で突っ込むのはチョットためらわれる。 それとも俺が買ったやつだけかな? それに何回も使うとなると、 雑菌の心配とかもあるしさ。
後はローションをぬりたくって挿入するのみ。 これで好きなだけ腰が振れます。 エロビデオを見ながら振るべし!振るべし!
俺はイクのが遅いので、 オナホールを付けたダンボールを相手に 20分以上腰を振ることになる。 しだいに息もあがってくるし、汗も吹き出てくる。 決して人には見せられない間抜けな姿であるが、 これは腰振りオナニーで満足できるか否かの実験なのである。 自分の体をよりよく知りたいという純粋な 欲求に突き動かされてのことなのである。 決して性欲の奴隷だからではないので 誤解しないでいただきたい。 第一、性欲の奴隷だっていいじゃないか! ほっといてくれよ!
しばらく腰を振ってたら、 ぶちりとゴムが切れてしまった。 どうもオナホールの素材とコンドームとでは 摩擦が大きくてダメらしい。
しかし! ゴムが破れて生挿入状態になったら ムチャクチャ気持ちいいではないですか! ぬるぬるして、適度に締まって、 ムチャクチャ気持ちいいの。 しばらく腰振ってイッてしまったよ...
遅漏ぎみの俺も手で強くシコシコすると 比較的早くイッてしまうのだけれど、 その強い刺激に慣れてしまうと 本番でなかなかイキにくくなってしまう。 その点、オナホールは手コキよりも本番の感覚に近くて良いのだが、 いかんせんゴムとの相性が良くないため 生挿入の形になってしまう。 これはこれで、生本番でしかイケなくなってしまう恐れがあって 困ったものなのだ。 それに、普通のオナニーの何倍も時間をとってしまうので 忙しい現代人には向かないってのもある。
そんなワケで、 腰振りオナニーはしばらく続けてはみたものの 結局やめてしまった。 従って腰振りオナニーのみで満足できるか否かの 答えはまだ出ていないのだ。 しかしソープに行く回数は確実に減りそうな気がするな...
でも、まあ多分それだけでは完全に満足は出来んでしょうな。 ソープに行く理由は性欲の解放だけではないからね。 理由は人それぞれだと思うけど、 俺自身を顧みると、「男」であることを確認したい、 ということではないかな。 まだ女を喜ばせることが出来る、まだ続けて発射できるんだ、 という自信が欲しいというか。 根底にあるのはそういうことであるような気がするよ。 癒されたい、単純に楽しみたいってのもあるのだけれど、 根底はやっぱりそれだよね。 まだまだ自分を追求していかねばならない、 そうしみじみ思うのであります。
夜9時をすぎたころの新宿公園。 そこには沢山のホモさんたちが集まる。 噂には聞いたことがあった。でも本当なのか? 好奇心が新宿二丁目に向かわせた。
新宿駅につくと、まず歌舞伎町を歩いてみた。 ネオンがけたたましい。 ホストクラブやら、ヘルスやら、飲食店やら、 すべてが混在している。 呼び込みもすごい。 まったくわけのわからない町である。
呼び込み(というかポン引き?)のあんちゃんに捕まってみた。 写真数枚をトランプのように開いて持って見せながら、 「この子、今たまたまキャンセル出て空いてるんだけど、どう? 火、金しか出ない子で、なかなか入れないよ!うちのNo1だから。 30分、5000円で大丈夫!」 などと言う。 週2の出勤でNo1のわけねぇだろと思ったが、写真は確かにかわいい。 しかし、うさんくさい。 ついていく気は始めからなかったので適当に断った。
しばらくぷらぷら歩いた後、目的の新宿公園に向かったが 途中、方向が分からなくなってしまった。 交番前に警官が立っているのを見つけ、 やっぱり性癖疑われるよなあと多少躊躇したけれど、 迷うよりましと思って道を聞いた。
新宿公園についたのは夜の9時半頃だったか。 噂は本当であった。 20人近くいたように思う。 公園のベンチに座ってちょっと観察してみたが、 誰も話しかけては来なかった。 もっとも話し掛けられたら困るけど。 「君達つきあってどれくらいになの?」 とオッサンが少年2人に話しかけている声が聞こえてきた。 ああ、やっぱりここに来ている人たちは本物なんだ。 おれがノンケで興味本位で来ているのがバレたら どうなるんだろうかと怖くなった。
あまり長居してはいけない。 本物なのはよくわかった。さっさと帰ろうと思い、 新宿公園から歌舞伎町方向へと歩きだした。 通りの両脇でホモさん達が数人で集まって話している。
程なくして、店の明かりが目に入った。 もしやと思い、思い切って入ってみると、 やはりホモさんグッズの店だった。 ローションやへんな興奮剤かなにかも売ってたけれど、 一番面積を占めてたのはビデオ。 「男しぐれ」というタイトルが目に入ったので 手に取ってパッケージの表紙を見てみると、 ふんどし姿のオッサンが後ろ姿で仁王立ちしていた。 こえぇ。
その時、女の人が店に入ってきて、 「すみません。この辺に花屋さんありませんか?」 と店員に尋ねる声が聞こえた。 近くに遅くまでやっている花屋があるのか、 お店の人は、ああ、といった感じで親切に教えてあげていた。 良かった。怖い人ではなさそうだ。
ホモに偏見持つなって思うかも知れんし、 別に俺も偏見など持っていないつもりだったが、 実際ホモに囲まれたら、正直こえぇ。 ホモにかぎらず、自分の常識とは違う空間に 投げ込まれたら、こえぇよ、誰だって。 少なくとも慣れるまではね。 しかし、思い返すに、最も恐れていたのは 自分のなかにホモ性があることに気づかされてしまうこと だったかもしれない...
ずいぶん前のことになるけど、 興味本位でネカマをやったことがある。 ネカマってのは、説明不要とは思うけど、 ネットオカマですか、まあ女になりすまして メール交換相手をさがしたり、チャットしたりする輩のことです。
あんまりマジになって女の子のふりをするのもなんなので、 スケベな男(もちろん俺も正真正銘のスケベ男でありますが) をからかってやろうと、普通なら明らかにおかしい と思うであろう掲示をメルトモ募集の掲示版に書き込んでみた。
「主婦です。顔は自信ないですが、胸は大きい方だと思います。 旦那には胸が大きい女の典型的な顔していると言われます。 この前バイト先の男の子とエッチしたんだけど、 ちょっと満足できなかったかな。誰かメールで相手してください。」
ってなかんじ。
胸が大きい女の典型的な顔ってどんなんじゃいって思うけど、 まあ、胸のでかいタレントの顔を思い浮かべてくれてもいいし、 周りにいる胸はでかいけど顔がいまいちなんだよなあって人を 思い浮かべてくれてもよいし、想像にまかせるってことで。
すると、来るわ来るわ、1日で100通以上のメールが来ましたよ。 携帯が今ほど普及していなかった頃だからこの数は結構すごいのです。 しかも皆さん昼間っからエロアクセル全開で来るんですわ。 仕事中やろ. . . 中には「書き込み楽しませてもらいましたよ」ってな感じで シャレと分かってメールしてくる人もいたことはいたけれど、 書き込みを真に受けて送ってくる人が多いこと。 もっとも本当は疑っているけど、もし本物の書き込みだったら もったいないと思ってるのかもしれんけど。
「私はもう何人ものメルトモと会ってエッチしてるから大丈夫、安心して。」 とかなんとかいって電話番号をいきなり送りつけてくる人もいるかと思えば、 エロの伝道師と名乗って、妄想を長々と書き綴って送ってくるオヤジもいた。 「ここがいいのか?もうこんなに濡らして」 などと長々書いた挙げ句、続きが読みたかったら返事くれとか言っとる。 みんなタガがはずれたようにエロ全開のメールを送ってきたよ...
実は比較実験として、もう一つ別の名前で
「友達がここで彼氏見つけたって言ってたから、書き込んじゃいました! メルトモ募集でーす。初めてだからよろしくね。」
ってこんな感じの書き込みもしておいた。
すると、「こんなところで彼氏見つかんの?」と鋭いつっこみのメールが来て、 しまった、やりすぎたかって思ったけれど、 こちらにも沢山(2、30通だったかな?)のメールが来た。 こっちは皆さん羊の皮かぶってましたねえ。
傑作なのは、どっちにもメールを送ってきた人が結構いて、 一方ではエロ全開のメールを送っているくせに、 こっちではいやに紳士的なメールを送ってくるんだよな。 「こんな普通の感覚をもった女の子が僕の理想です。」 なんつってる裏で 「何カップ?」 とか聞いてんだからなあ。 ばれてんぞ!
いやあ、逆の立場だったら俺もぜったいやってるよなあ、 と自分の姿を見ているようでイヤになったよ... ネットにはいろんな輩がいるから、ホント油断なりません ってな話しですわ。
2002年12月16日(月) |
おもひでのメルトモ 〜風俗へのいざない〜 |
ソープ遊びを始めたきっかけはメール交換していた女の人の一言だった。 そうだな、名前は「なっかん」さんにしよう。 当時、なっかんさんは29歳で子持ちの人妻だった。 学生だった俺よりももちろん年上で、 私みたいなオバサンなんかでいいの? などと言っていたが、とても楽しくメールのやりとりをさせてもらった。
その頃は「メル友」という言葉があらわれるかあらわれないか といったたころで、なっかんさんとはメル友募集掲示板で知り合った。 彼女は女性限定で募集の掲示を出していたのだけれど、 そんなことはお構いなしにメールを出してみると、 ほどなくして返事がきた。
「いままで男の人からたくさんメールが来ました。 女性限定って言っているのに! 気持ち悪くなりましたよ、ハイ。 でもなぜか返事かいてます。云々」 ちょっとしたきまぐれで返事をくれたようだった。
なっかんさんは、旦那さんまでに10人以上の男とつき合ったことのある 経験豊富な人で、エッチ系の話しも出来る人だった、 というよりむしろ大好きであった。
当時、俺はつきあっていた彼女とのセックスがうまくいっていなかった。 あるとき彼女が膣に炎症をおこし医者にかかってからというもの、 セックスを痛がるようになってしまったのだ。 ゆっくりセックスを再開しても、 セックスに慣れてきたころに生理になる。 しかも彼女の生理は10日以上続くので、また生理が終る頃には 振り出しに戻ってしまって、膣の開きが悪くなる。 挿入してもすぐに擦れて痛がるのだ。 そんな悪循環が長く長く1年くらい続いて、 しだいに俺は我慢がきかなくなってしまった。 セックスがうまくいかないと、もういい!と怒るようになり、 こうなると彼女の方もセックスが嫌になってくるし、 最悪の状態であった。
こう言うと、おまえがもっと優しくしてやるべきだと言われそうだが、 俺だって優しくしていたつもりなんですよ。 「つもり」じゃダメだってことは分かるけど なにせ俺の彼女はコンタクトを自分で入れられないほど超のつくビビリで、 彼女がコンタクトにしたいと言うので コンタクト屋に一緒についていった時なんざ、 ビビってコンタクトを試着できないんもんだから 待合室で2時間も待たされたことがあるくらいなのです。 だから、ちょっと痛いだけでダメなのだ。 しかし久しぶりにエッチすればちょっとはキツイわな。 その程度でも彼女は抵抗感じるみたいなので 俺もついついしびれをきらせてしまったのです。
そんな悩みをなっかんさんにも相談してみた。 なっかんさんは、自分は一回クンニでイッちゃったあと挿入されると 最高にいいんだと言っていたけど、 それは私だけかも知れないとも言っていたし、 実際 俺の彼女は一度イクとくすぐったくなるようだった。 なっかんさんはいろいろとアドバイスしてくれたが、 最後に、プロの人に教えてもらったら? などと言った。 それまで風俗なんて頭の片隅にもなかった。 風俗って彼女のいない男か、女房に飽きたおっさん が行くところじゃないの? と思っていたし。 しかし、なっかんさんの一言が俺を変えてしまった。 俺は単なるスケベで風俗に行くんじゃない!彼女のためだ! という大義名分が出来てしまったからタチが悪い。
なっかんさんは胸が小さくて旦那に申し訳なく思ってしまうので、 旦那が風俗に行って楽しんできてもいいと思っているとも言っていた。 自分の旦那や彼氏が風俗に行ってもやむなしと思う女の人がいるとは まったくびっくりした。
結局このメール交換は旦那さんにバレてしまって 10往復くらいした所で終ってしまったのだけれど、 楽しかったなあ。ありがとう。 彼女とのやりとりを保存したハードディスクはクラッシュしてしまって、 内容はもう残っていないけど、 俺の記憶の中にしっかりと残っています。 風俗の世界にいざなってくれたのはあなたですよ! 元気でやっていることを祈ります。
二日続けてのソープ体験から、実はもう一つ重要なこと、 とってもとっても重要なことを学んだ。 それは、「勘違いしちゃだめだよ!!」ってこと。 この話はあまりに恥ずかしくて思い出すのも赤面ものだけど、 自戒のために書くぞ!
「わたし濡れにくいんやんかぁ、でも今日はすごく濡れちゃった。」 「いままででいちばん気持ち良かった。」 「好きだからしてあげたくなっちゃう。」 「私本名ゆみか言うねんか」 これ全部 個室で言われた事なのだけれど、全部真に受けてしまった。 あー恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。 どっかに穴ない? まあ若かったしな。笑ってください。
最後のセリフはメールアドレスを聞いたときに女の子が言った言葉。 「メールアドレス思い出せるかなあ... あ、ちょっとまって、思い出せるかも知れない。 私、本名ゆみか言うねんか...」と続いた。 結局プロバイダの名前とアカウントのyumikaまでは 思い出してくれたけど、正確なドメイン名までは思い出せなかった。 俺のメールアドレスを教えて、きっと連絡ちょうだいねってことで別れた。
しかし数日たっても連絡こない... インターネットで検索して、教えてくれたプロバイダの ドメイン名、サーバ名を調べて、 そのプロバイダの全てのメールサーバのyumikaさんに 手当り次第メールを送ってしまった。 もちろん、簡単に事情を添えてね。 あーしかしバカなことしたもんだ。 しかし、待つこと1週間、返事が来たんですよ。 「お返事遅れてごめんなさい。お仕事がんばってくださいね。」 ってな感じの短い返事だったけれど。
それに返事を書いたけど、また返事がこなかった。 しばらくして、もう一通送ってみると、それに返事がきた。 「前のメールは他の友達と間違って送ってしまいました。 謝らなければと思っていましたが、ごめんなさい。」 だって。ハハ。 他と間違いようの無い内容だったぜ!どう考えても!!名前も書いてたし!!! ショックだったー、馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ。 たぶん、本人に届いていたんだと思うんだけどなあ。 Fromヘッダに書いてあった名前は「ゆみか」じゃなかったから 「ゆみか」ってのはたぶん本名じゃあないんだろうね。 別にそんなことは良いのよ。 その断り方がショックだった。 やっぱりお客とはお客さんとしてつきあおうってハッキリいったら言いのに!
その後俺は東京に行くことになって京都から離れたのだけど、 雄琴ソープの総合サイトを時々チェックしていた。 東京に来て数カ月のある日、 そこの掲示版でその子が辞めたことを知った。 他に移籍したようでもなかった。 彼女が雄琴にいたのは、わずか 3、4カ月だったってことになる。
「どうしてこの仕事を始めることにしたの?」と聞いたら、 「男の人の遊びに興味があったし、時間の短いヘルスなんかだと お客さんのことよく知ることできないから...」 ってなふうに答えていたけど、まあそんな動機でソープ 始めるなんてちょっと考えにくいよな。 まあいろんな人がいるから分からんけど。 でも、結局半年もいなかったってことは、 それほど切実な事情があったわけでは無かったってことか。 はたまたソープではどうしても体が持たなかったのか。 今となっては知るよしもない。
彼女に入った時には既に東京行きが決まっていたから、 もうおそらく会えないかもとは思っていたけど、 2回目は楽しく終えることができたのもあって、 また京都に来た時に会いに来れたらいいかなとも思っていた。
「わたしのこと忘れないでね。」 「なかなか割り切れるもんでもないんだよ。」 「おっぱい東京に持っていく? 私を連れていってくれる?ってことだけどさ。」 などなど彼女の発言を思い出すけど、 俺は彼女の記憶のどこかにいるのだろうか。
個室での女の子との出会いは一期一会ではかないものである。 お金を払い、その分のサービスを受ける。 それ以上でもそれ以下でもない。 遊びが終れば日常に戻ってまた仕事に集中する。 勘違いして入れ込むのは言語道断である。 執着するのは愚かである。 良かったらまたお金を払って遊びに行けばいい。 そのために優しくもし、楽しく会話もしてくれるのだから。 遊びにいけばまた楽しい時間が過ごせる。 それでいいのだし、そうあらねばならない。 しかし女の子もいつまでも仕事を続けているわけではない。 遊びに行こうと思っているうちに辞めてしまうなことはいくらでもある。 そんなときは寂しいが、それはまたそれでいいじゃない。 女の子がどこがで元気にやっていることを願って また良い遊びをすればいいじゃない。
過去を振り替えって自戒の念を強めるのでした。
さてさて、俺のソープ初体験は後悔の嵐に終ったわけだけど、 まだその続きがあるのだ。
ソープからの帰り、鴨川のほとりを歩きながら 俺は後悔と虚しさとで胸を痛めていた。 この気持ちを誰かに伝えたい吐き出したい という強烈な衝動に駆られたのを覚えている。 以前、村上龍がどこかで、 小説とは言葉を失わせるような圧倒的なものに対し その翻訳を試みることなんだ、 ってなことを書いていたのを思い出した。 俺にとって初ソープ体験は、言葉を失わせるくらい 衝撃だったのだ。
ともかく俺は反省した。 やはりもっと愛撫するべきだったのだ。 受け身じゃダメだ!攻めなくては!
次の日俺は再び雄琴にいた。 再挑戦である。 今回はマットはなしにして、 シャワーを浴びてすぐにベッドにしてもらった。 今度はゆっくりと俺の方から攻める。 とにかく、ゆっくりやさしく愛撫する。 すると女の子も感じてくれたし濡れてくれた。 それはサービスの中にも決してウソではないものを 感じさせるものだった。
それまで俺は、ソープで働く女性は みなセックスのプロだと思い込んでいた。 相手が何を望むのか敏感に察し、 客を甘えさせ楽しませ愛撫し興奮させ、 客からの愛撫を誘って自らを濡らし、 "本気"を感じさせるセックスをする。 真の本気ではもちろんないがしかしまったくの虚偽ではない、 そういう類の本気。 真実の部分を膨らませた本気。 客をうまく誘い、波長を合わせることでこの"本気" を造り出すことが出来るのがセックスのプロではないか。 俺はソープで働く女性はみなそうなのだと思い込んでいた。
が、しかし実際はそうではないようだ。 むしろ楽しく遊ぶには女の子にばかりいろんなものを求めてはダメで、 客もよい客でなくてはならない。 良い客とは自ら積極的に楽しもうとする客。 自分の欲求が分かっており、「足りる」ということを知っている客。 女の子と楽しむにはむしろこっちの方が大切なのだろう。 そんなことを学んだソープ初体験だった。
琵琶湖畔に雄琴というソープ街がありまして、 俺の風俗初体験はその街なのであります。 25、6の頃だったかな。 吉原と較べたらその規模は小さいのだけれど Uの字になった道の両脇にソープがずらりと並んでいる。
そもそものきっかけはインターネットの写真。 目だけ出す形で片手で顔を覆った写真だったけど、 その目がとても魅力的だったのだ。 その写真の下に「とっても美人」と一言。 肉屋なんかで「おいしいコロッケ」なんて書いて売っていると妙に 惹かれる俺としては、この一言も効いていたに違いない。 後にこんな一言は何の参考にもならないことを いくつも経験することになるんだけど... でも、この時は本当に美人だったよ。
そのお店は100分3万程度の店だったと思うけど、 今にして思えば、その値段にしてはかなり部屋は広く、 内装もしっかりしていた。 ソファもあったし、間に扉はないものの 風呂とベッドが別々の部屋になってたから。 帰りの車の中でボーイさん(と言っても40過ぎのおっさんだったけど)が 「この先、いろんな所で遊ぶことがあると思いますが、 うちの内装はワンランク上の店にも負けないくらいだと分かると思いますよ。」 って言っていたのを覚えている。 その時、そのボーイさん、 「初めてソープ行った時は世の中にこんな良いものがあるのかって思いましたよ」 って楽しそうに語ってたな。
で、俺の感想はというと丸っきり逆で、とても虚しかった。 二度と風俗など行かん! いや、風俗には行くかも知れんけど、ソープにはいかん!と思ったね。 もっとも、今はそんなことはなくて、実はソープ大好きなんだけど、 まあ、第一印象はそうだった。
原因は、俺の遊び方が下手だったってことと、 相手の女の子も素人新人の子で経験が浅かったってことじゃないかね。 俺の方は初めてなもんで、どうやって良いか分からない。 あ、言っとくけど、童貞だったわけじゃあないよ! どう遊んで良か分からなかったってことだよ!! 女の子の方もそんな俺をうまくリードできなかったんだな。
ショックだったのが、愛撫なしで、もちろん濡れてもいないであろう アソコにちんぽを突っ込もうとすること。 もちろんローションは仕込んでたんだろうけど。 おまけに挿入後、「おっきい」とか言うんだから いくらなんでも白々しくて気分も萎える。 それじゃ、ダメでしょ! デリケートなんですよ、俺は。 壷洗いって言い方があるけど、まさに壷でしょそれじゃ。 壷でいいんですよ。そんなことするならね。 で、気持ち良くない筈なのに「気持ち良い」って言うんだよ。 感じていないのが分かるのにこういわれると辛いよね。 相手の女の子はスタイル抜群で美人でやさしい子で、とても良い子だった。 それだけにかえって痛々しく思ったし、心が痛んだ。
おれは反省した。後悔した。 ゆっくり優しく愛撫しなくては濡れてこないのが普通だよね。 女の子に安心感がなければダメだよね。 そういうの一切なかったから。 そんな状態でプレーするってのは俺は出来ないなあ。 そんなん全然平気って人もいるだろうけど、少なくとも、俺はダメだ。 いきなりのマットプレーってのは今もダメだし、 ベッドでも愛撫不十分のまま女の子に乗っかられると萎えてしまう。 もちろん、金銭の授受があって始めて成立する関係だし、 恋人のようなセックスはもちろん望むべくもないけど、 理想はそれかな。求め合うというか。 穴を借りるだけのセックスはしたくないよね。
こんな虚しさだけが残った風俗初体験だったのにどうしてソープ好きに なってしまったのか. . .
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