(仮)日記
何かしらの感想と更新履歴。



2009年01月01日(木) カンボジア・シェムリアップ三人旅2






12月31日(水)
最終日。
レストランに行ってみたら、人でいっぱいでした。年末も年末、年越しをカンボジアでという方々でいっぱいだったんでしょうねえ。
まだ食べていないパンを選び、グレープフルーツもどきを堪能。ホテルの朝食によく出るかりかりベーコンが大好きです。
これが見納めとばかりに今日からマ王!を見、待ち合わせの時間。
三日目は他のツアーの方々と合流し、今まで一緒だった方々とはお別れ。更にガイドのナムさんとも離れ、新たなガイド、ヤラットさん。時間になっても現れないガイドに痺れを切らし、周囲をうろうろしているあの男がそうなんじゃないの?なんで声かけないのと愚痴っていればその通り。段取り悪いガイドさんです。しかも説明が長くて、関係ない話も入れて、ナムさんほど日本語がうまくないので聞きにくくて、しかも撮影スポットに立ってくれる。邪魔です。
朝からバンテアイ・スレイという遺跡に向かいました。バスで一時間はかかります。街から外れて田舎へ田舎へと進みます。道が悪いのでバスも揺れるし、ヤラットさんは話し続けるし時々こっち見てくるし、相手するの面倒臭いしで疲れました。
バンテアイ・スレイは、東洋のモナリザと呼ばれる女神の彫刻で有名。ガイドブックを見る限りでは大きい彫刻っぽいんですが、現物は小さい。しかも、保存の為にロープが張り巡らされていて近寄れないから写真も小さい。ズームにしても画像が荒れる。
けれど、彫刻は素晴らしかったですね。保存状態が大変良くて、こんな手を伸ばせばすぐ触れられるような状態で大丈夫なんだろうかと思わないでもない。遺跡に足をかけ、登り、座り、寄りかかりますよ。
ハヌマーンの像と彫刻、阿修羅とシヴァ神とその奥方の彫刻、ナーガやら獅子やら。

そのまま、もう遺跡はいい疲れたゆっくりしたいとバンテアイ・スレイには行かなかった同じツアーのおじさま三人組をホテルまで拾いに行き、シェムリアップでいちばんの高級ホテル、ラッフルズ・グランド・ホテルにて昼食代わりにアフタヌーン・ティーを楽しむ。
おじさま三人組とは二日間同じ道程で、顔見知りで、馴染みだったので、朝から知らないツアーの人々と一緒だった私たちはちょっと嬉しかったんです。
7人ずつで分かれてテーブルについてくれと言われ、私たち三人とおじさま三人、それとひとりで参加の男の人と同じテーブルに着席。
高級ホテルでのアフタヌーンティーなので、てっきり西洋風なのだと信じ込んでいたら、クメール版もありますと言われ。
私たち三人とおじさんひとりが西洋風、おじさま三人組は朝から飲んだくれ、昼も食べてきたからおまえら食えと、クメール版で注文。
ラッフルズのトイレを借りると、石鹸がアロマオイル風の匂い。手拭タオルまで設置。さすが高級ホテル。私たちの泊まったホテルも高級ホテルなんだけど、格が違います。
西洋版のアフタヌーンティーの料理といえど、作っているのはきっとカンボジア人。材料もカンボジア産。おいしいけれど、やっぱりどこか違う気がする。
サンドイッチの具はクメールっぽいしね!
下段サンドウィッチ、中段スコーンとマフィン、上段チーズスフレ、チョコレート、チョコレートケーキ、ドラゴンフルーツのタルト(笑)味の薄いドラゴンフルーツです。
クメール版は、下段焼き鳥と餃子っぽいものとどう見てもエビの天ぷら、中段緑色の何かでココナッツ巻きにどう見てもかまぼこな菱形のもっちりした何かと寒天っぽいもの、上段ドラゴンフルーツ、パイナップル、パパイヤ。
写真をお見せできないのが残念です。
焼き鳥はもしや鳥ではなくてカエルか何かなのじゃないかと疑惑が発生。結局鳥っぽいですが。
おじさま三人組はビールで乾杯、この人たち三日間飲みっぱなし。一日目の昼にはビール、夜には24ドルのチリ産ワイン飲んでた。アンコール・ビールを一口飲ませてもらったけど、麒麟より飲みやすいような気がする。多分。黒ビールだけど。
ひとりで参加のおじさんはカメラが趣味で各国をめぐっていらっさる模様。20カ国くらい旅行したと聞いてちょっと羨ましい。お勧めを聞いたら、トルコだと言われた。行ってみたいトルコ!いつか行きたいトルコ!

ホテルに戻ってからは帰りのお迎えまで自由時間。
ホテルのドアマンに頼んでトゥクトゥクを用意してもらう。片道2ドル、一時間貸切で5ドル。じゃあということで往復を頼む。
このトゥクトゥク、楽しい!乗ってみたいなあとずっと思ってたから勇気を出して乗ってよかった!ちゃんとジャケットを着た安全ドライバーだったし(ホテルオススメだから当たり前)
道は悪いし、信号はないし、隣のバイクとすれすれなんだけど、埃が舞い上がってて目に痛いんだけど、すっごい揺れて掴まってないと飛ばされそうなんだけど。
オススメです、トゥクトゥク。是非乗ってみてほしい。
自由行動時間はオールド・マーケットに行き、カンボジアシルクスカーフを買い漁ってきました。親や友人への土産として大量に買ってきました。どれもちゃんとディスカウントで。値切らないとねえ。それと、怪しい柄のTシャツ。
マーケットのそばにある雑貨屋にも足を運び、もっと質の良いシルク雑貨を物色。石鹸とかお茶っ葉とかアロマオイルとか。シルクを小物入れに仕舞ってくれる嬉しいサービスもあり、紙袋も可愛い。
最後の目的地、カンボジアティータイムの二号店にてノム・トム・ムーンというカンボジアのお菓子を土産に購入。焼きたては熱々で香ばしくて美味しいですね。本当はHPからクーポンをプリントアウトしていたので、無料で送迎ありだし本店に行きたかったんだけども時間なし。それでも可愛いロゴのTシャツを購入。土産だらけで荷物を纏めきれるか心配になる。

ホテルに戻ると、チェックアウトまで残り30分。帰国用の服に着替え、荷物を詰める。毎度大量に土産を買い漁る仙名はトランクに入るわけがないので(しかもトランクは小さめ)別に持参してきたバッグに詰めるが、チャックが閉まらず。やっぱり無理だった…
お迎え時間は六時、チェックアウト後の一時間はホテルのギフトショップでポストカードを買い、ラウンジでグレープジュースを飲む(葡萄ジュースはここでしか見なかった。ポッカのオレンジジュースとかファンタとかはいろんなところにあったのに)

帰りのバスが一緒だった広島から参加夫妻に助けられ、空港にて搭乗手続きを済ませる。
液体は全てトランクに詰めたと思い込んでいた私は、係員のお姉さんに自信満々で「Nothing!」と言い、通り過ぎる。M嬢は呼び止められたが日本語が通じないので見逃してもらえた。N嬢の液体荷物はX線で引っ掛かり、虫除けスプレーを没収される。封を開けてもいない新品だったのに。
出国審査を通り抜け、免税店でバスソルトを買い、ああ疲れたとベンチに座って目薬をさそうとして気付いた。
私、手荷物に目薬入ってる…!(液体物を手荷物に入れるには透明なジップロックつき袋に入れて審査を受けなければならない)
衝撃でした(笑)
その後、別のポケットにポケムヒを入れていたことを思い出し、爆笑。ホーチミンでも、手荷物に歯磨き粉が入っていることに気付いて自分のうっかり加減に脱帽。連れを呆れさせる。
シェムリアップの空港内にフットスパ店があったので、時間潰しに30分20ドル。安いよねえ日本円で二千円かかってない(現在のレートね)

シェムリアップからベトナムはホーチミン空港まで一時間。
搭乗もすんなりと済ませ、予定時刻より20分も早く離陸。これっていいんですか?
行きも帰りもトランジットもベトナム航空。ここのパイロット、着陸時が強引(笑)着陸した瞬間、ゴゥンという弾みがでかい。旅行中はテンション低めのN嬢が、何故か機内ではテンションが上がる。しかも離陸と着陸時の揺れている時に非常に楽しそう。突然笑い出す。
そういう仙名も、高所恐怖症のわりに、離陸と着陸時の映像を見ているのは好きです。出来れば窓際の席で、離陸と着陸をじっくり眺めたいくらいなんですが今回は残念ながら真ん中の席。ちっ。

ホーチミン空港内でもスパへ行き、今度は肩と首と腕をマッサージしてもらう。サービスのしょうが湯は辛かった。
晩御飯に立ち寄った日本食レストランでは焼きうどんを選択。酸っぱい上に油っぽくて胃がもたれる。しょうゆラーメンは味が薄く、うどんは濃い。
ゲート付近のベンチにはひとりで3席も4席も陣取って寝転がる自己中な日本人観光客だらけに辟易し、悪態をつき、隣のゲートへ。

飛行時間5時間て短いですね。これまでイタリアとスペインに行きましたが、どちらも乗っている時間が長い。最長13時間半だっけ。お尻痛いんだよねー…
アジアって近い、しみじみ感じた飛行機の旅。



2009年1月1日
朝7時大阪着。
関空内でイタリアンレストランに入り、モーニングメニューの和食セットを頼む。店員のアントニオが運んできてくれました。なんかいろいろ間違ってる。
はるかとサンダーバードとローカル線、どれも寝倒し、最終的に口を開けて眠りこけていたところを、着いたよと連れに起こしてもらいました。恥。

今回はツアーだったし、大きな問題もなく、ていうか何事もなく平穏無事に出発して帰ってきました。いつもこんな旅ならいいのに。






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