加藤のメモ的日記
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2017年02月26日(日) 金正恩はもう死んでいる ��

耳たぶの形が違う

安倍首相は、2月13日夜に帰国すると早速、関係各部署に「金正恩ダミー説」に関する極秘調査を命じたのだった。翌14日夜には、「マレーシアの空港で金正男が暗殺された」というビッグニュースが飛び込んできた。以後、首相官邸は、そちらのフォローに忙殺された。「金正男の暗殺は、2月16日の故・金正日総書記生誕75周年に向けた金正恩委員長へのい”プレゼント”として、朝鮮人民軍偵察総局が企画・実行した犯行であると推定されます。韓国に亡命していた金正男の従兄弟・李韓永(イハンニョン)が1997年に殺害されたのも2月15日でした」安倍首相のもとには、そのような情報が上がった。

実際、北朝鮮は2月15日に平壌体育館で、「金正日総書記生誕75周年慶祝中央報告大会」を開催。2月に89歳を迎えた金永南最高人民会議常任に院長(序列2位)が「継承問題を完全に解決したのは、千年、万年の未来と共に末永く輝く最も尊い業績である」と宣言した。

いくら北朝鮮国内で情報統制が敷かれているとはいえ、前日夜のニュースは、口コミで平壌の幹部たちにも伝わっているはずである。そのため、平壌体育館に勢ぞろいした幹部たちには、「継承問題を完全に解決した」という発言が、異母兄の暗殺となって捉えられたことだろう。当の金正恩委員長は。檀上中央に鎮座し硬い表情を崩さないまま、金永南常任委員会の演説をじっと聞いていた。

その表情に見覚えがあると思ったら、2013年12月17日に開催した金正日総書記3回忌の記念式典の時に見せた様子とそっくりだった。その5日前の12日に、叔父である父金正日総書記の妹の夫にあたるチャンソンテク党行政部長を処刑したばかりの金正恩委員長は、終始硬い表情を崩さず、スピーチもなかった。金委員長は、75周年の報告大会を終えた夜、2月16日午前0時に、党や軍の最高幹部たちを引き連れて、金日成総書記生誕75周年の一連のイベントは終了したが、それから数日のうちに、安倍首相官邸に、先の「トランプ発言」を裏付けるような情報が続々と寄せられた。

例えば、アメリカやロシア、韓国などの諜報機関も、「金正恩ダミー説」の各種証拠を握っているといったものだ。中でも、最も有力だったのは、安倍首相に上げられた次の報告だった。「2月15日と16日に朝鮮中央テレビが報じた金正恩委員長の映像を、以前のものと比較してみたところ、耳たぶの形が違うのです。また歯形も異なっているように見受けられます。安倍首相は半信半疑のまま、そうした報告を聞いた。確かに、左ページの2枚の写真を見比べてほしい。右側は2010年10月26日に朝鮮中央通信が配信した写真である。

その約1ヵ月前の9月30日、当時26歳の金正恩委員長は、初めて朝鮮中央テレビに登場した。続いて10月9日朝鮮労働党創建65周年の中央報告大会に、父・金正日総書記と並んで登場し、マスゲームを鑑賞した。翌10日には金日成広場で、父親とともに軍事パレードを閲兵。以後、翌年末に金正日総書記が突然死するまで、金総書記の視察に、計134回も同行したのである。そんな初期のデビュー当時の写真が右側だ。それに対し、左側の写真は、今年2月21日に朝鮮中央通信が配信した最新のものだ。黄海南道三泉にあるナマズ工場を視察した時のスナップだという。デビュー当時の写真を見ると、耳たぶの先が頬にくっついていたが、最近の写真を見ると離れているのだという。さらに笑った時の歯形も、7年前と異なっているというのだ。

金正恩委員長は日常のストレスによる暴飲暴食がたたって、体重が7年前の約80キロから130キログラムに急増したと韓国の国家情報院は推定している。そのせいで、糖尿を患っているとも推定している。ダミーを置いて静養しているとかもう死んでいるとかという説は、そういうところから来ている。


『週刊現代』3.11


2017年02月25日(土) 金正恩はもう死んでいる ��

金正男暗殺事件が世界を震撼させているが、「もう一つの重大情報」に、安倍首相官邸は大揺れとなった。それは、トランプ大統領からもたらされた「金正恩影武者説「。仰天のミステリーを追う。

「あれは影武者だ」

金正男暗殺事件は、発生から約2週間を経て、国際問題の様相を呈してきた。2月22日に会見した、マレーシア警察庁のカリド長官は、北朝鮮による国家ぐるみの犯罪であることを示唆した。北朝鮮国籍の容疑者4人がすでに北朝鮮に帰国したばかりか、マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官と高麗航空のスタッフも関与していた疑いがあるとして、北朝鮮政府に身柄の引き渡しを求めたのだ。

これに対して翌23日には、これまで沈黙していた朝鮮中央通信が反撃に出た。〈外交旅券を持つわが国民が心臓マヒで死亡したとマレーシア外務省や病院側が我が国に伝えてきたのに、マレーシア警察は客観さと公平さを欠き、我々に嫌疑をかけている〉在マレーシアの北朝鮮大使館の外交官たちも連日、取り囲んだ各国メディアに怒りをぶちまけたり、声明を発表したりしている。はては「南朝鮮(韓国)当局が事件を以前から予見し、脚本まで作っていた」として、韓国による陰謀説まで展開した。

こうした罵倒合戦により、マレーシアと北朝鮮は、今や断交寸前の状態だ。そればかりか、この事件を巡ってアメリカや中国など大国も巻き込んだ国際諜報戦に発展している。それは日本政府も、例外ではない。話は、2月10日から12日までワシントン及びフロリダで行われた、安倍首相とトランプ大統領の公式・非公式の日米首脳会談に遡る。

両首脳はアメリカ時間11日夜10時40分、北朝鮮か中距離弾道ミサイルを発射したことを受けて、緊急の共同記者会見を行なったが、北朝鮮に関しては多くの話をした。そうした会話の中で、トランプ大統領の口からm安倍首相が思いもよらない発言が飛び出したのだった。「北朝鮮の若い独裁者〈金正恩委員長〉は、ひょっとしたらもう死んでいるのではないか?そうでなかったら、病魔に冒されて伏しているのではないか?つまり、いま表に出てきている男は、本物ではなくて、ダミー(影武者)だということだ」

後ろに控える通訳が、トランプ大統領の発言を訳して聞かせると、安倍首相は驚愕してしまった。「金正恩がすでに死んでいるのだと?本当にそんな情報がもたらされているのか。とにかくその件については、帰国後に我が国としても全力を挙げて調べる」安倍首相としては、そうフォローするのが精一杯だった。


2017年02月15日(水) 無葬社会

彷徨う遺体 変わる仏教

ゆうパックでお骨を送り、お坊さんを買う。「埋葬されない死者」が急増している。

戦後長く年間死亡者数は70万人〜80万人規模であったが、進む高齢化で今や130万人台に突入し、2030年には160万人台に突入し、2030年には160万人台にまで到達すると推計されている。多死社会がどういう問題をもたらすのかを、死と葬の変化を中心に丹念な取材をもとに活写した問題作。

著者はs気に『寺院消滅』で、都市化により過疎化した地方社会の中で進行する、寺院が荒廃し消滅していく姿を、具体的事例を取材して問題提起し、強烈なインパクトを与えた。その続編とも言うべき本書では、多死社会を先取りする大都市の死の現実と仏教寺院の抱える問題を描く。

「無葬社会」とは著者による造語である。しかし、看取る人がない単独死、葬儀をせず火葬だけで済まされる直葬、墓地への埋葬に立ち会うことなく、ゆうパックで遺骨を墓地に送る送骨などの遺骨処分が増加する傾向にあるから違和感がない。著者によれば「無葬社会」とは、死者が埋葬されず供養されない事例が増える社会のことなのだ。

地方から都市への墓の引っ越し(改葬)が持つ問題、アマゾンへの「お坊さん便」の出品からうかがえる、宗教意識が低下した都市住民と財政的に逼迫した地方僧侶の利害の一致のありさまは、記者であり僧籍も持つ著者の問題意識がよく現れ、重層的に描かれている。単独世帯が増加し、増える「おひとりさまの死」のリスクの著述もリアル。

墓の変化においては、改葬の受け皿となり、大都市に進出する寺院による大規模納骨堂ビジネスが描かれる。戦後、家制度は法的根拠を失ったが、墓の習慣においては生きてきた。それも家族の変化により崩れ出していることは著者の描くとおりである。だが、現実は著者が描く先を走っている。著者は、多死時代の無葬社会は不可避かもしれないが、「亡き人を供養したいという根源的なこころ」を信頼し、そのためには仏教の再生が鍵となることを力説している。



『無葬社会』鵜飼秀徳(うかいひでのり)雑誌『SOPGI』元編集長


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