加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
| 2015年02月28日(土) |
若返りの果実の真価に迫る �� |
「米国のブラウンウィック研究所の分析によると、アサイベリーはブルーベリーの約4.6倍量のアントシアニンが含まれていたのです」(岩附先生)眼精疲労に陥らず、老化に伴う白内障や緑内障などの改善例も多く報告されている総。その一部を紹介しておこう。
�’鯑眈磧⇔估眈磧�飛蚊症…続出のトラブルを改善
水晶体が灰白色や茶褐色に濁って、物がかすんだりぼやけて見える白内障は老眼と並んで誰にでも起こりうる眼の老化現象である。他にも光がまぶしく感じる症状に煩わされる。島津初枝さん(80歳)はこの白内障を手術で治療した。「7年前に両目を手術して一時はよくなったけど、その後がいけませんでした」(島津さん)左目が緑内障になりかけた末に、とうとう物が二重に見えるようになってしまったそう。日本画の模写が趣味という島津さんにとって、これだけでも大打撃。さらにこれに追い打ちをかけるように飛蚊症も出てしまった。
「絶えず視野に黒い虫がつきまとうようになりました。お医者さんには高齢だからと温存療法を勧められ、諦めるしかありませんでした」しかい諦めきれない島津さんは、自力で治すしかないとアサイベリーに頼った。これが思わぬ効果を挙げた。「飲んでいるうちに、増え続けていた視野の黒い虫が少しづつ消えていったのです」そして飲み始めて2ヶ月経ったとき、昨日まで二重に見えていたものがピタッと合わさった。「本当に嬉しくて、思わずお赤飯を炊いて祝ってしまいました」
その後順調に目のトラブルは回復し、現在では以前と変わりなく日本画の模写もできるようになった。没頭して気がつくと5時間も集中してしまうそうだが、目のかすみや充血にわずらわされることもないそうだ。
視野が狭まる緑内障の危機からの脱出
健康診断でもおなじみの眼圧測定。眼内液の圧力が高くなると視野が狭まり、悪化すると緑内障に発展して失明の危険性もある。40歳以上に多く見られるトラブルだ。鹿児島県の島津さん(45歳)は一昨年の6月、夜に車を運転していて突然目の異変を感じた。「カーブから出てきた対向車のヘッドライトに目がくらみ、危うく事故を起こすところでした」(島津さん)幸い急ブレーキを踏んで事故は回避できたが、カーテンが閉じかけるように視野が狭まり、翌日病院へと駆け込んだ。「眼圧が異常に高く、緑内障に進行する恐れがあると言われました」
島袋さんの叔父さんが同じように緑内障を患って苦労していたのを間近で見ていたのでゾッとした。それにも増して狭まった視野は仕事にも支障をきたす死活問題。病院での治療とは別に、アサイベリーを飲み始めたのは一日でも早く治したい一心からだった。「飲み始めてから間もなくのことでした。半分閉めていたカーテンをパッ―と全開にしたように、朝起きたら視野が開けていたのです」病院に駆け込んだ1カ月後の7月の検査では、高かった眼圧が正常値に。夜間の運転でもヘッドライトに目がくらむことがなくなった。「それどころか老眼もよくなって、40歳から使っていた老眼鏡も不要になったのです」まさに目の若返りを体験した島津さんは今もアサイベリーを飲み続けているという。
涙があふれ出て止まらなかった流涙症
渡辺静子さん(63歳)は、10年近く目のトラブルに泣かされてきた。「本当に泣かされてきたんです。というのも、私は小さなドールハウスをつくるのが趣味でしてね、ピンセットを使って細かい作業をするんですが、目をこらしてやっていると涙が溢れて止まらなくなっていたんですよ」(渡辺さん)流涙症は、鼻に流れるべき涙が目がら溢れだす病気。これを患った人の多くが一日中水の中にいるようだと嘆く。
「もうドールハウス作りどころか、外に出てもハンカチが手放せなくて恥ずかしいやら情けないやら。それでストレスが溜まって首の後ろが腫れ上がってしまったんです」医者からは我慢するしかないと言われて長年耐えていたが、アサイベリーを知って一縷の望みを託した。「もちろんそれまでいろいろなサプリを試したけれど、どれも効果がなくてね。でもこれはいけるんじゃないかと予感がしたんです」
その予感は当たっていた。「不思議でした。飲んだ瞬間に爽快感があって、飲み続けているうちに視界がくっきりとしてきたのです」予感が確信に変わり、さらに飲み続けているうちに、いつの間にか涙が溢れなくなっていた。「首の後ろの晴れも退きました。今ではドールハウス造りも再開しています。朝から晩までやっても目には何ともありません」最近ではお肌もみずみずしくなって、周りからも驚かれるほどだという。若返りの果実、アサイベリーの面目躍如である。
スタッフR美やH子、そして体験を語ってくれた人たちが愛飲しているのは、「アサイベリーアイ」というサプリメントで、大都0120-778-738(8〜21時、年中無休)から通信販売されているもの。ソフトカプセルの中には、主成分となるアサイベリーの他にルティン、DHA、EPA、ビタミンAといった目のトラブル改善の有用成分がぎっしりと詰め込まれている。「老いには逆らえない」とはいえ、鍛錬やケアによって驚くほど若々しい肉体の持ち主は多く存在する。目も然り。こればかりは鍛えようがないと諦める前に、アサイベリーの不思議な力をぜひとも試していただきたい。
『女性自身』12.30
| 2015年02月27日(金) |
若返りの果実の真価に迫る �� |
目とカラダをよみがえらせる若返りの果実の真価に迫る
目の回復とともに消え去った頭痛と倦怠感
眼科で処方された目薬をさしても改善せず、夕方以降は仕事もできないほどの眼精疲労に悩まされていたR実が次に頼ったのがサプリメント。疲れ目に良いとされるブルーベリーのサプリをはじめ、ドラッグストアーやネットで買い求め次から次へと試した「ブルーベリーなんかも最初は効いたものの、飲み続けているうちに体が慣れちゃったのか効果が薄れてきちゃって。でもついに見つけたんです。最高の特効薬を」
それが「若返りの果実」という噂を持つアサイベリー。アサイベリーについては抗加齢医学の権威と死世界的に有名な、アメリカのニコラス・ベリコン医学博士も、老化を防ぐスーパーフードのトップに挙げ、若返りの果実のお墨付きを与えているそう。
アサイベリーが若返りの果実といわれる理由
なんとも不思議な果実だが、その理由は科学的に解明されている。アサイベリーについて詳しく知る農学博士の岩月礼人先生にその理由を解説していただこう。「アサイベリーはブラジルのアマゾンに自生する植物で、全身の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用が特出して高いことが判っています。(岩瀬先生)全身の細胞は酸素に触れることによって老化する。アサイベリーは酸化を止める成分、ポリフェノールが特出して高いことがわかっています」(岩瀬先生)
全身の細胞は酸素に触れることで老化する。アサイベリーは老化を止める成分ポリフェノールが100グラム中に約4.5グラムも含まれており、これは同じようにポリフェノールが高いとされるココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍の量。酸化を抑えられた細胞はどんどん分裂して新しい細胞を生み出す。肌が若々しく甦るのだが、若肌が甦るというのは全身の細胞もまた若々しくなっている何よりの証拠なのだ。
加えてアサイベリーにはレバーの3倍の鉄分や、食物繊維やカルシウムなどのミネラルも驚くほど豊富に含まれている。これにより筋肉や骨などが丈夫に再生され、倦怠感も振り払われる。では目の疲れが消えたのはどうしてなのだろうか。これにもワケがあった。「アサイベリーに含まれる成分アントシアニンには、視覚を敏感にするロドプシンという色素体の働きを活性化する色素体の働きを活性化する作用があります。(岩瀬先生)
目の奥にある網膜で映像をとらえると、ロドプシンが瞬時に変化して視神経を通じて、画像を脳に伝える仕組みになっている。目が疲れてきたり、老化するとこのロドプシンの働きも鈍くなり、目がかすんだり細かい文字がぼやけてしまう。逆にロドプシンの働きを活性化すれば、正確な画像を素早く認識することができるそう。アサイベリーのアントシアニンはこの役割を果たしてくれるのだ。
『女性自身』12.30
子供のうち、一人は助けてやる。さあ、どちらにする?
アウシュビッツの強制収容所の前で、酔っぱらったナチス親衛隊の軍医臥が殺すか、助けるかの「選別」を行なっている。幼い息子と娘の二人の手を引いた母親のソフィーに向かって軍医が言った。「子供のうち一人は残してよろしい」「えっ?」とソフィー。「子供のうち一人は残してよろしい」と軍医は繰り返した。「もう一人は行かなきゃならん。どちらを残す?」ソフィーの思考過程がしぼみ、停止した。脚がヘナヘナと崩れるのを感じた。「選べません!あたし、選べません!」ソフィーは泣き叫び始めた。
軍医は「黙れ!」とめいれいする。「さあ、さっさと選択しろ。ちきしょうめ、しないんなら二人とのあっちにやるぞ。急ぐんだ!」か細い娘エヴァの泣き声を聞いたソフィーは叫んだ。「この子をとって!あたしの女の子を連れて行って!」娘は、死を待つ人々の方へ連れて行かれた。その子は、絶えずふりかえり続けた。
アメリカの作家W・スタイロンの小説『ソフィーの選択』(大浦暁生訳、新潮社)の中の、このような衝撃的な場面を引用して、『責任と虚構』(小坂敏晶著、東京大学出版会)という著作の第二章「死刑と責任転嫁」はこう語る。この状況でソフィーに与えられたのは二つの可能性しかない。どちらかの子を犠牲にして、一人を救う道か、選択自体を拒否して、子供が二人ともガス室で殺されるかだ。
ソフィーは選択をし、一人を救った。、娘の死の責任を自ら背負ってしまった母は、一生、凄まじい良心の呵責にさいなまされる。ところが我々の社会の死刑制度には、「ソフィー」は存在しない。死を与える直接の責任の所在が分かりにくい、という巧妙な「分業」で成立しているのである。もちろん、執行する現場の人々は、凄まじい精神的負担を強いているのだけれど。
複雑深遠な小説と小坂井さんの重大な問題提起に、お詫びしながら僕は勝手に「責任:」と「責任転嫁」の問題を、戦争、テロなどにまで広げて愚考するのだ。「国のため」とか「神のため」というのも広い意味では責任転嫁ではないか。同法二人の死もまた、テロと戦う、という大義名分に責任転嫁した政治・外交の犠牲なのだ。
人生のことば
『週刊現代』2.28
「不眠の問題は自律神経と深くかかわっています。自律神経とは代謝や消化、活動と休息の切り替えなどを無意識にコントロールする神経。この自律神経が乱れることで不眠が生じてしまうのです。特に現代社会では、ストレスや食生活の変化など、普段の日常生活の中にも自律神経を乱す要因が多く潜んでいます。上原さんの場合、最愛のご主人との死別が精神的負担となり、自律神経を大きく乱した結果、眠れなくなってしまったと考えられます」
田口先生によれば、乱れた自律神経さえ正常に戻れば、ぐっすり眠ることができるのだが、自律神経は無意識のうちに働いており自分ではコントロールできない。そのため、不眠を克服するのは非常にに難しいのだという。
『女性自身』2.22
〈あらすじ〉
1944年8月25日深夜、ナチス・ドイツ占領下のパリ。敗戦間近のドイツ軍・コルテッツ将軍は、ヒトラー総統から、橋やオペラ座などを爆破してパリを破壊し尽くす「パリ壊滅作戦」の指令を受けていた。そこに中立国のスェーデン総領事ノルドリンクが現れる。作戦を阻止するために、ノルドリンクは名誉ある降伏の提案や感情の揺さぶり、家族の安全の保障など、さまざまなカードを使って説得を試みる。最初は頑なだった将軍だが、徐々に人間として葛藤し始める。88分。
シネマチャート
『週刊文春』3.12
| 2015年02月19日(木) |
がんにはアーモンド �� |
がんの特効薬の発見者
私は1987年頃、元毎日新聞の経済記者・小泉氏の著作になる「第三の制がん剤・ペンズアルデヒド」(かや書房)という書物を読み、そこで初めて東風睦之(こちむつゆき)博士の業績を知りました。東風博士は、1985年5月米国国立スローンケタリングがん研究所の機関誌に制がん剤に関する論文を発表されました。その論文の骨子は次の通りです。
東風博士は、イチジク抽出液からハツカネズミの復水がんの移植阻害に有効な成分を分離し、これをベンズアルデヒドと固定しました。この物質は揮発性の有機溶媒なので、ブドウ糖と化合させて水溶性としたのち、末期ガン患者65名を対象として、がん治療効果を調べました。その結果、55%とという高い有効率を得たのです。副作用も皆無でした。これは明らかに、画期的な世紀の大発見です。有効率が55%というのは、特効薬としては低過ぎると思われる方もおられるかもしれませんが、対象が末期がん患者であることを考慮すれば、55%といえども素晴らしい成果とみなせるのです。
このように、がん治療上の大発見が、米国国立スローンケタリングがん研究所の機関誌という、国際的に権威ある学術誌に掲載されたのですから、数多くの追治験が実施され、報告されるのが当然です。ところがなぜか皆無なのです。実はこの事実の裏側には、複雑な医学会の「事情」が潜んでいたのです。私自身も、肺がん完治の一例を「がん特効薬候補者・パラヒドロキシン」と題した英論文にまとめ、フィラデルフィアのペンシルベニア大学医学部教授が編集長を務める学術誌に投稿したのですが、そのとき明確な理由も示されずに「受理できない」という決定が送られてきました。メールで苦情を述べると、編集長から質問が一つだけあるとのこと。そこで、その質問にも丁寧に応答しましたが、それ以後何ひとつ連絡がありませんでした。要するに、この「特効薬」の論文は、受理されないのです。その後、現在に至るまで、追治験の報告は国内的にも国際的にも一切ないと断言できます。
特効薬の中味と信頼性
前記、がん治療に有効なゼンズアルデヒドは、少量ではあるものの、生アーモンドに含まれています。毎日30個から50個のアーモンドを食べれば初期のがんは治ります。ちなみに、三共製薬のビオタミンと東和薬品のビオトーワはどちらも同じ構造式のビタミンB1誘導体ですが、分子構造中にベンゾイル基を含んでいて内服すると消化液で加水分解を受け、ベンゾイル基が遊離して吸収され、制がん作用を発揮します。これはどのがんにも有効です。効きにくいがん種というものはありません。
『がんの特効薬は発見済みだ』 岡崎公彦
| 2015年02月18日(水) |
がんにはアーモンド �� |
がんの特効薬は発見済みだ
ケイシーの概念では、ガンは老廃物が蓄積することによる副次的な産物です。彼は肉腫や黒色腫に対して、体内を浄化する特別の食べ物を奨めました。ケイシーは、ある患者に次のように命じました。「当分の間スイカ、ニンジン、ダイコンを常食として、毎日のように食べなさい」彼は、その理由を説明しました。「スイカは肝臓や腎臓の働きを活発にし、ニンジンやダイコンは血液を浄化する。特に、オオバコのお茶やこう薬を一緒に用いるとよい」このお茶や膏薬は、どちらもオオバコの生の方の柔らかい葉から作ります。膏薬は感染してただれてきたイボやあざを治し、お茶は内部から浄化します。
また、「1オンスの予防は、明らかに1ポンド(16オンス)の治療と同じ価値がある」として「アーモンド」を利用しました。「ある種のビタミンは、アーモンドのような、ある種のナッツ類から摂取することができ、それが病気の予防として役立つ」彼はもっと明確に述べたときもありました。「毎日一粒のアーモンドを食べ、それを続けたら、あなたの肉体に腫瘍やそれに類似した症状ができることは決してないだろう」アーモンドはケーシーが繰り返し言及するテーマでした。
ある人が、落花生のマッサージを再び続けるかどうかを尋ねたとき、ケーシーは次のように言いました。「それ以上に良いものはない。それは肉体にエネルギーを補給する。ちょうど一日に2〜3粒のアーモンドを食べる人が、ガンについてまったく心配する必要がないのと同じように、落花生油のマッサージを毎週する人は、関節炎のことをまったく心配する必要がない」ケーシーの診断した内容は、当時医学的にはまだ確立していないことが多かったので、ケイシーに対して懐疑的な医師もいました。しかしながらガンと診断された多くの患者が、医師から彼のところに送り込まれ、救済されていったのです。
人類は真理を求めて努力し、長い年月をかけて今日の文化・文明を築いてきました。現代社会にあっても、その姿勢は変わらないと誰しも信じています。しかし、現代の社会を支配している「見えざるマインド」は、正義に基づいた純粋で崇高なものではありません。そういった意味で、現代社会は極端に病んでいるのです。
権力を持った人ほど、お金や利権や名声を求めて蠢いています。一度得た利権、あるいは快適な境遇を確保すること以上に価値のあるものは、彼らには存在しないのでしょう。真理も正義も及ばないのです。「この冷徹な事実を認めない限り、あなたの命も安全ではありません。本来なら助かる命が、いつ何時奪われたり、短くさせられてしまったりするかもしれない危険にさらされるのです。
人命を助けるべき医学の名のもとに、それを施す医師の多くは、悪意からではなく与えられた知識と経験に基づき、真面目に処置、処方しています。醜い真相を知らないからです。そして、患者の多くはガンにかかったら、切除手術か抗ガン剤投与しか方法がない」と信じ切っています。そのおかげで、関係機関及び関係者は収入が保証され、生活が成り立っています。製薬会社は抗がん剤で潤っています。
ある抗がん剤が、がん治療に有効かどうかは問題ではありません。他に手立てはないと信じる患者は効こうが効かなかろうが文句なしに医師の指示に従って、抗がん剤投与を受けるからです。最近になってようやく、抗がん剤投与に疑問を示す患者も増えつつありますが、一時は製薬会社にとって抗がん剤はドル箱でした。日本だけでも医療費は年間30兆円を超えています。年々増加していく個人負担の「健康保険費」は、いつかは破綻を迎えるでしょう。
保険料や医療費に苦しみながら、一方では何の疑問も抱かず医師に言われるままに「誓約書」を書いて体を傷害する処置をしてもらっているのが現状です。他人事ではありません。それは、「がん」だと宣告された患者の大半がたどる道なのです。自分が救われたいばかりに、医者の医療を信じ込み命を捨てる。このような現状を医学界の内側から見てきた私が、このまま黙って「あの世」へ旅立てない理由がおわかりいただけたでしょうか。本書を書いたからといって、私自身の利益につながるものは何もありませんし、今更名誉のためでもありません。人類の一員として、あまりにも嘆かわしいからです。医学の道に志した私の「良心」が許さないからです。
『がんの特効薬は発見済みだ』 岡崎公彦
| 2015年02月16日(月) |
エニグマと天才数学者の秘密 |
〈あらすじ〉
第二次世界大戦時、英国の諜報機関はドイツ軍の暗号(エニグマ)を解読するために、6人の精鋭による極秘チームを結成する数学者のアラン・チューニングや、地道に暗号文を分析するメンバーを横目に、暗号解析マシンの制作に没頭し孤立する。新メンバーのジョーンが不器用なアランの良き理解者となったことで、チームは一丸となりエニグマの解読に成功した。しかし、ドイツ軍にそのことが知られたら暗号の設定を変えられ、苦労が水の泡になってしまう。
アランとMI6は人々の命を救うために、極秘の作戦を遂行する。また、アランには誰にも言えないもう一つの秘密があった。115分。
『週刊文春』3.12
衆議院で3分の2を握り、憲法改正を狙う安倍政権。本当の決戦は参院選だ。
やはり、公示後数日を経ずして。選挙は終わっていた。新聞各紙が報じたように、「自公圧勝」は変わらなかった。しかしどこかに、ひっかるものがある。自公(与党)圧勝というのだから、両党とも最低二ケタの議席を増やしたのかと思いたくなる。しかし、実際は一議席も増えていない。自民党に至っては、解散時より議席が減っている。その分公明党が増えて、実質はゼロ成長なのである。
一方、「民主伸びず」と言うが、実は逆風の中では11も増やしている。橋本代表が「負けた負けた」と言っている維新の党も、一つしか減らしていず、現状維持が正しい表現だろう。社民党も同様だ。惨敗したのは次世代の党だけが正しいと思う。「次世代」という党名をつけながら、党首の平沼氏が75歳。最高顧問の石原慎太郎氏が82歳では「旧世代の党」のミスプリントではないかと思われてしまう。公示前から惨敗は既成事実のようだった。
ボクはこのコラムで、日本のマスコミに対して、苦言を呈し続けて来た。とくに僕が住んでいるアングロサクソン系の国々であるカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのそれと比べると、国を代表する言論の府としての矜持に欠ける。国民目線で報道するというより、いわゆる「永田町目線」になり下がっている。実際議席を減らしている自民党が「なぜ圧勝なの?」と子供に聞かれたら、親は何と答えたらよいのか。安倍総裁が目標を過半数のような低いところに置いたから、それを超えた結果を”大勝”としたのか?それならば例えば海江田代表が、目標は62議席と現状維持を口にしていたら、「民主大勝」になるのか。全く不合理な話である。こんな新聞しかないから、日本の民主主義は、いつまでたっても未成熟なのである。
安倍は経済をエサに、本当は憲法改正し、日本を戦争のできる国にしたいのである。池上はハッキリ「これで憲法改正を推し進めるのですね」と迫った。そして「そういうことです」と安倍に言わせた。それにしても安倍のハシャギぶり、高飛車ぶりは異常だ。
日本テレビのキャスター、村尾氏がアベノミクスを自画時関する安倍に、「そういう抽象的な表現でなく、数字で語ってほしい」と言った時など、明らかに色をなしていた。「あなたのように批判ばかりしているだけでは変わらないのだ」と本性を現わして言ったものだ。村尾は冷静に「これではこの道しかない」と言われても、安心して眠れない」と切り返した。
しかし状況を考えれば、あれ以上の準備を求めるのは酷だ。いずれは野党再編になるのだろうが、もし民主党がその中心になるのであれば現代民主主義政治に欠かせない「センターレフト」の線を守れる党にならなければなるまい。「自共対決」を謳った共産党の大躍進がハッキリ物語っている。次世代の党や渡辺好実の惨敗が、国民の声をこよなく物語っている。自民党の補完勢力なんていらないのだ。リベラルで働く人の味方である民主党になれば、国民は再び支持してくれる。本当の決戦は1年半後の参院選なのだから。
大橋巨泉
『週刊現代』1.3
マージャンは人生の縮図ですよ
”しらけ世代”が世に蔓延り(はびこり)はじめ、個人主義・ノンポリ的な楽曲が注目されるなか、井上揚水もまた若者から多くの支持を集めていた。用水は当初「アンドレ・カンドレ」という名で活動していたがまるで注目されず、1972年に現在の名前に改めて再デビューしたという過去を持つ。再デビューに至るまでの雌伏の時、揚水が何をしていたかというと、ただひたすら麻雀。実は揚水は、こう語るほどの麻雀好きなのだ。
麻雀を通じて揚水は文化人を交流を持つようになる。中でも 『麻雀放浪記』の作家・阿佐田氏との出会いは揚水独特の世界観に大きな影響を与えた。麻雀がなければ今の揚水はなかったのかと思うと、なかなか興味深い。
『週刊現代』1.3
安倍政権が狙う集団的自衛権行使のための解釈改憲。その問題点とは何か?
Q どこが問題なのか? A 集団的自衛権という言葉がまず要注意です。自衛という言葉で普通に思 い浮かべるのは、他国からの武力攻撃に対し、自国を守ることである。 これは個別的自衛権と呼ばれている。しかし、集団的自衛権というの は、実際は「自衛」ではない。自分の国が攻撃されていなくても、他国 の戦争に参加する、海外で武力行使するというのが集団的自衛権であ る。想定されるのは、日本が攻撃されなくても、日米安保条約を結ぶ米 国の海外の戦争に自衛隊が参戦する、ということである。
国連憲章51条はこの2種の自衛権を認めているが、それぞれ内容は全く違 う。集団的自衛権は米国などが主張したものである。今、日本国民にと って最大の問題は、集団的自衛権と憲法との関係である。歴代政権は、 海外での武力行使に道を開く集団的自衛権行使は憲法9条に違反してい る、と一貫して答弁してきた。
Q いままでの憲法解釈というのはどういうもの? A 9条があるので行使できない。憲法9条は「国権の発動たる戦争と、武力 による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、 、永久にこれを放棄する」(第一項)「前項の目的を達するため、陸 海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認めな い。(第2項)としている。 この憲法の下では外部からの武力攻撃で「国民の生命、身体が危険に さらされるような場合」のみ、「必要最小限度の範囲で実力行使」を認 められる―。これが歴代内閣の憲法解釈だった。安倍首相が内閣の憲法 解釈を担当する内閣法制局長官にすえた小松一郎氏もこう答弁している 「集団的自衛権を行使するということは、わが国ではなく、他国に加え られた武力攻撃を、武力を行使して阻止することを内容とするものであ り、憲法上許されない。以上が従来の政府見解である。
実際、政府は2003〜2009年に自衛隊をイラクに派遣した際も武力行使は できなかった。イラク特措法では「武力による威嚇または、武力の行使 に当たるものであってはならない」(同法2条)とし、派遣場所も「戦闘 行為が行なわれていない」地域が条件。2001年にインド洋に派遣した際 も小泉純一郎首相は「NATO(北大西洋条約機構)は、集団的自衛権の行 使として「アメリカと一緒に武力行使することを辞さないと言ってい る」が、「日本は武力行使はしないし、戦闘行為にも参加しない」と答 弁していた。
Q 国を守るために必要なのか? A 過去の集団的自衛権行使の実態を見れば真相がわかる。集団的自衛権 は、米国や旧ソ連などの大国がそれぞれの軍事同盟国を動員し、他国へ の軍事介入や侵略をする口実に使われてきた。例えば、米国のベトナム 戦争、旧ソ連のチェコスロバキアやアフガニスタンへの侵攻などであ る。そもそも国連憲章は、各国の勝手な武力行使を禁止し、紛争を平和 的手段で解決することを義務付けている。イラクやアフガニスタンに対 する米軍やnato軍の戦争も結局は破綻し、撤退を余儀なくされている。 いまは米軍も軍事一辺倒の対応を変化させている。憲法9条を持つ日本 は軍事対応の強化ではなく、紛争を平和的に解決する積極的役割を果た すことこそ、国際的に期待されているのである。
『赤旗』2014 3.30
| 2015年02月10日(火) |
70過ぎたら死ぬのが楽しみ �� |
現役時代の関係を捨てたから
70歳までの人生で完全燃焼し、その後はあえてそれまでの付き合いを断ち切って、人生をすっきりさせてみた、と語る人もいる。外務省国際情報局長。駐イラン大使などを歴任し、防衛大学教授も務めた外交評論家の孫崎享氏(71歳)は、70歳という年齢を人生を一区切りする転換点と位置付けた。公職を辞して独立してからこそ、本当に自分の足で立って、それまでの常識にとらわれない活動ができると考えたのです。そのため私は、70歳を前にして、65歳までの外務省時代の人間関係をすべて断ち切りました。そうしたら、その後の人生がすごく気楽になった。
考えてもムダと知ったから
そもそも科学の目線で見れば、死はむやみに怖いものではない。放射線物理学者で立命館大学名誉教授の安斉郁郎氏(74歳)は、こんな意外な指摘をする。「私たち自身について考えてみると、60歳で定年になって、70歳にもなるとほとんどの人は収入を伴う労働から離れてしまう。趣味に生きようと思っても限度がある。病気にならないかなどと不安は尽きない。社会と遮断されてしまうのではないかと不安に感じる人も多いでしょう。しかし、こと死んだらどうなるかということについては、そう思い悩むことはないと考えています」それは一体どういうことなのか。
科学的に考えると、地球というのは一つの閉じた袋のようなものです。なかにある物質を構成する原子は、増えもしなければ減りもしない。例えばあなたの体の筋肉や皮膚を形作る分子の炭素は、かってミミズやタヌキや徳川将軍やナポレオンの体の一部だったものが、巡り巡って使いまわされているのです。俺が死んだら草葉の陰から見守るとか、人間はいろいろな言い方をしますが、科学的には人間も輪廻転生し、他の生物や環境の中で息づいている。体重70キログラムの人間が火葬場の排気塔から二酸化炭素になって出ていくと、地球上のどこの空気1㎥とっても約12万個、その人由来の炭素原子が入っている。これを計算してすっかり心が穏やかになった。
死を思い煩うのではなく、死を意識してやり残したことを終わらせる。木田氏の場合、70歳で生前葬を考えたことで背負ってきたにをおろすことができた。「生前葬は『厄落とし』みたいなものだという人もいますが、、70歳で厄を落として『死後のこと』を終えてみると、かえって気兼ねなく長生きできるようになった。友達がたくさんできてくれたのをこの目で見ると、やはり嬉しかったね。一旦死んだと考えたことで、大きなエネルギーをもらいましたよ」
死を見つめた経験、江戸の知恵、科学…。理由は様々だが、先達たちが一様に口にしたのは、「70歳からは死を思い悩まず、恐れず、好きなように生きること」のススメだった。一度きりの人生、最終盤は暗く悩ましいものなどと決めつけられてはつまらない。しがらみや世間への義理立てはもう返上して、明るく楽しくいきたいものだ。
『週刊現代』12.20
| 2015年02月08日(日) |
プーチンが北方領土を手放す |
「ならず者」プーチンが北方領土を手放す
大国ロシアに”激震”が走っている。原因は言わずと知れた昨今の原油安である。外務省ロシアン・スタール出身で、元駐ウズベキスタン大使の川東氏が解説する。「ロシアは資源輸出に依存し、その資金で耐久消費財を輸入し、最新兵器をつくってきました。それが原油安によって、致命傷を負わされたのです。これはもしかしたら、アメリカが政治的に仕掛けたのかもしれません」
2014年2月のウクライナ危機によって、米欧VSロシアという「新・冷戦」が勃発しているが、2015年には早くも決着がつきそうなのだ。「オバマ政権は原油安によってロシアを揺さぶることで、プーチン大統領が政権を失うことになっても構わないと結論づけたのです」(川東氏)ロシア情勢に詳しい軍事ジャーナリストの鍛冶氏は、2015年中のプーチン政権崩壊も考えられるという。
「まず、米欧の経済制裁に耐えきれなくなったプーチン政権が、ウクライナ問題で米欧に妥協を余儀なくされる。それによってプーチン政権の支持率が落ちて。大規模なデモが起こる。その後にロシア軍がクーデターを起こすというシナリオです。旧ソ連時代にクーデターが起こらなかったのは、ソ連共産党の政治将校がソ連軍を牽制していたからです。現在は政治将校はいないので、エネルギー利権を握っているプーチン派の旧KGBグループの発言力が弱まれば、クーデターの可能性が高まります。ロシアの有事は、いつも年末に起こるので、2015年の年末が危ない」
こうしたロシアの不穏な情勢は、北方領土問題を抱える日本にとって必ずしも悪いものではない。「プーチン大統領が窮余の一策として、北方領土の日本への『売却』を提案してくることが考えられます。日本にとっては、1991年にソ連が崩壊して以降、最大のチャンス到来です」(外務省欧州局関係者)これまでプーチン大統領に、つれなくされっぱなしだった安倍首相は、この千歳一隅のチャンスをものにできるだろうか。
『週刊現代』2.8
| 2015年02月03日(火) |
70過ぎたら死ぬのが楽しみ �� |
あなたは何を怖がっているのか。皆さん、あの世でまた会いましょう。
70過ぎたら死ぬのが楽しみ
定年退職で仕事を離れ、子供も育って世間並みにやることはひと通り済んだ。なのに、死ぬのが不安で仕方がない。でも、少し考え方を変えるだけで人生は突然、グンと楽しくなる。
完全燃焼してきたから
「私が『あの世』というものに気付かされたのは、退職してからです。死ぬことは寂しくも、孤独でも何でもないんだな、と。今では是非、あの世とやらに行ってみたいなと思っているくらいですよ。死ぬということに対する考え方が変わって、むしろ楽しみになって来たんですね」元東京都監察医務院長で、これまで2万体以上の検視を行ない、ひたすら死を見つめてきた法医学者の上野正彦氏(85歳)はこう語る。
死ぬのが楽しみ―。そう聞いて「まさか」と奇異に感じる方もいるだろう。だが多くの人が70歳を超え、80〜90歳代まで生きるようになったいま、実は、「70歳を過ぎて死ぬのが楽しみになった」「歳を取ると、意外なことに死が恐ろしいものではなくなってきた」という人も増えてきた。普通なら「死ぬのが怖い」「健康でいられないのが怖い」という不安にかられ、思い悩むことに貴重な人生の時間を費やしてしまう私たち。「もう死ぬのが楽しみなくらいだ」と話す彼らのように自由になれたら、70歳を過ぎてからの人生をどれだけ楽しめるだろうか。
冒頭の上野氏の場合、死ぬのが楽しみと考えるきっかけは、ある新聞記者との会話だった。上野氏はこう話す。「現役の頃は、事件や事故で非業の死を遂げた悲惨なご遺体を検視していたから、死んだら人はナッシング(無)だと思っていたんです。仕事として次から次へと解剖しなければいけない時に、一つ一つの死にのめり込んでしまうと、とても次の仕事がこなせなかった。だから、死んだら何もないんだ。死は無情なんだと割り切るしかなかった。
ところが、退職した後である新聞記者から『先生ほど死者の人権を守ってきた人はいない。だから、先生があの世に行ったら、世話になった人達が花束を持って出迎えてくれるでしょうね』と言われたんです。そこで初めて、あの世というものを考えるようになりました。あの世に行って、そういう人たちとの再会を楽しめるなら、それもいいなと思うようになったんです」
上野氏は、過去の検視の現場を振り返ってみると、年齢を重ねてからの死は、若い人の死とは大きく異なっていたと感じるという。「実際に私が立ち会った現場を思い返してみると、年寄りの死んだ現場と、赤ちゃんや幼児が死んだ現場は全く違うんです。ご遺体自体も、残された人々の反応も高齢の人が亡くなった場合、どこかすっきりしているんです。よちよち歩きの子供が交通事故で亡くなった現場などに行くと、親は半狂乱で泣き叫び、嘆き悲しんでいる。一方、お年寄りの場合はご遺族も毛長寿を全うしたからと、割とさわやかなことが多い。
また、ご遺体の表情などもそうです。医学的に見ても、若い人が病気などで死ぬ場合には細胞自身が死に対して抵抗力を持っているいるから、苦しみながら死ぬことが多い。一方で長生きすると細胞が衰えているから、死ぬことに抵抗しない。高齢になるとポックリ逝って、比較的穏やかな表情で亡くなっているご遺体も多くなってくる」年齢を重ねて初めて迎えられる穏やかな死。70歳を過ぎてからの死を過剰に恐れる必要はない。死ぬ時は普通にいけばぽっくり死ねるはず。そう考えれば健康なうちから「死にたくない、死にたくない」と悩み怯えることもない。
『週刊現代』12.20 P185
| 2015年02月02日(月) |
株価2万円に備えよ �� |
すでに対策を取った人も
スプリングキャピタル代表の井上氏も「日経平均株価が2万円までいったら警戒すべき」という。「株価の収益率を占めるPERという指標があり、外国人投資家は世界各国のPERを比較し、どこが割安かを見て投資しています。PERの値が高くなると投資家にとっては割高感が増すのですが、日本株のPERは米国のそれを下回っています。ただし、現在の状況で日経平均株価が20000円になると、PERの数値が上がり現在の米国並み、あるいはそれ以上の水準になる可能性がある。現段階で日経平均株価が2万円に達したら、割高感から他の市場の株式に資金が移ると思われます」
米国の有力ヘッジファンドの一つであるサード・ポイントが、ソニー株を大量購入したことを明らかにしたのは昨年のこと。「物言う株主」として知られるだけに、ソニーに対してもエンターティメント事業の分離などを提案し、日本の電機業界を震撼させた。そんなサードポイントも、今秋までにひっそりとソニー株をすべて売却した。この1年間ほどで投資額の約20%ものリターンを稼ぎ出した投資だったという。サードポイントは、「その日」が来る前に、一抜けたで日本売りに走ったのではないか。市場からはそんな声も聞こえてくる。
売りが売りを呼ぶのが株式市場の掟。日本売りラッシュが始まれば日本市場は一気に崩落するだろう。「円が売られ、株が売られる『日本売り』が起こるわけです。そして景況感が改善されないままに、インフレが進む。その先にあるのは預金流出です。日本円で預金をしていても目減りするだけだと知った日本人が、海外の口座に資金を移し替えるブームが起きるのです。
実は昨年、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙がこうした事態をすでに予測しており、日本人が預金の5%をシフトするだけで、『4000億ドル以上もの資金が流出する』と指摘しています。当然、当局は預金対策に踏み切る可能性があります。そうなってからでは遅い。だから知って人はすでに預金フライトを始めているのです」(前出・山田氏)これが市場関係者の警戒する「2万円後」の世界である。
それが本当に起きるかどうかはわからない。政府と日銀のなりふり構わぬ介入によって株価は20000円を超え、さらに上昇していくことも考えられるからだ。そんな時には、証券会社の営業マンが言う「日本株購入の大好機です!」との威勢のいい文句に心がなびくからかもしれない。ただし、忘れないでほしい。「アベノミクスの虚構が崩れる日はいつか必ず来る。その時の株価が高ければ高いほど、崩壊した時の奈落の底も深くなる」(前出・神谷氏)ということを。そうなったら最後、もう二度と株価を戻してくれる救世主は現れないことを。
『週刊現代』12.20
| 2015年02月01日(日) |
株価2万円に備えよ �� |
日本が貧乏になっていく
安倍政権が誕生してから2年。実はこの間、ドル建てで見た日本のGDPがやく1兆ドルも縮んだということはあまり知られていない。ドルベースで見た世界各国のGDP推移をみると、この20年ほどで米国は2倍以上。中国は10倍以上も成長している。しかし、「日本は20年前の水準を大きく超えない状態を続けてきた上、アベノミクスが始まったここ2年ほどさらに大きく縮んでいます。結果、今や日本のGDPは中国の半分にも及ばない水準にまで落ちた。つまり、アベノミクスは日本の経済成長には何の影響も与えず、実は日本経済はドルベースでは衰退を続けているだけなのです」(ジャーナリスト・山田氏)
このままいけば、日本がドイツに抜かれて政界第3位の経済大国の座を奪われる事態も考えられる。日本買いが起こらないのも当然である。在NY投資銀行家の神谷氏がいう。「最近、英紙『エコノミスト』2015年の一人当たりGDPの予想値を載せていましたが、それによれば日本の一人当たりGDPは約39000ドルでほとんどの欧米主要各国よりも下。アジア内でも5〜6番手でした。アベノミクスが始まって以来、4割円安となりました。これは国際基準で見れば、日本人が4割貧乏になったのと同義語です。さらにアベノミクスが円安をっ住めれば、日本人がどんどん貧乏になっていくだけです」
国が縮み、国民は貧しくなる。これが世界から見た日本のリアルな姿なのだ。しかし考えてみれば、それは多くの日本人の庶民感覚とも合致する見方ではないだろうか。
政府や大手メディアは株が上がった、企業は最高益ラッシュだと騒ぐが景気が良くなったと思っているのは一部の投資家と大企業だけ。日本人の7割が勤める中小企業は円安の影響でむしろ業績が悪化し、給料カットや倒産の憂き目あっている人も少なくない。安倍総理は「賃金は上がっている」などと叫ぶがそれも大企業だけの話で、何をバカなことを言っているんだというのが多くの日本人の実感だろう。
最近では、病院関係者から「来院者が減っている」との声が聞こえてくる。物価高で食料などの生活必需品は値上がりラッシュ。給料も減る中で、おカネがもったいないので病院にも行かないという選択肢を取る日本人が増えているのだ。過激な言い方をすれば、アベノミクスによる死者が出てもおかしくない窮状にまで追い込まれているのである。それでも株価は前述した通り、2万円を目指していく。今回の選挙で安倍政権が勝利することは間違いなく、株価が庶民の気持ちのバロメーターだと考えている安倍総理はなにがなんでも株高を維持する政策を打ってくると市場は見るからだ。
さらに来年には、いま進行中の原油安によって日銀がか掲げるインフレ目標が達成できない可能性が出てくるため、それを阻止すべく「黒田バズーカ」が再び発動される可能性が高い。日銀は「円役・物価高の追及の余念がない」(みずほ銀行・唐橋氏)というのがマーケットの共通見解であり、投資家たちは「今一度の追加緩和→円安」というシナリオに賭け、それが株高を導く流れを加速させた。
2万円へ向けて上昇する過程で、「年末にも今年儲かっていないヘッジファンドが利益確定のために、膨らませたポジションを一旦解消。円高株安に振れるシーンがあるかもしれないが、それは一時的なもの。その後は再び株高の流れに戻る」(前出・豊島氏)その一方で庶民の生活はまったく良くならない。むしろ円安進行で、より強烈な物価高に襲われる。そして「その日」は突然やって来る。
前出・田代氏が言う。「実態を伴わない安倍バブル相場を百戦錬磨の海外投資家たちが売り崩す。上げに上げておいた相場を今度は大暴落させ、空売りで巨額の利益を得ようとしてくるわけです。それは1989〜1990年にかけてのバブル相場崩壊時に投資家たちがやった手法そのものです。これがいつなのかを予測するのは難しいですが、私はドル建ての日経平均が155ドルに迫るあたりだと見ています日経平均が急伸した昨年末のドル建ての日経平均株価は155ドルでした。この高値を更新しっとき、海外勢は一斉に売りに回る。その時に1ドル=120円だと想定すると155ドルの日経平均株価は約18.600円。1ドル=130円であれば、日経平均株価は約2万円。このあたりが臨界点になるのではないか。
『週刊現代』12.20
|