加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
◆生命の起源について 深海の熱水噴出孔で太陽エネルギーにほとんど頼らない独自の生態系が見つかったことは大きな驚きでしたが、もう一つ別の意味でも注目されました。それは地球上の最初の生命が熱水噴出口のような熱水のあるところで誕生したのではないかという可能性です。熱水をとって調べてみると、高温環境が好きなバクテリアである「高熱性細菌」が発見されました。
地球上のさまざまなバクテリアの遺伝子を調べてみると、古いタイプのバクテリアはどれも好熱性細菌です。また他の研究では、熱水環境を模した還元的な実験装置の中で、無機物から生物の材料であるアミノ酸が合成できたという報告もされています。最近では、海底下の地殻内からも好熱性細菌がたくさん見つかり「地下生命圏」と呼ばれ、生命誕生の謎に何か手がかりを与えてくれるのではないかと期待されています。
◆宇宙にロマンの翼を羽ばたかせ 考えてみれば、「太陽の光や酸素がない高温環境の中で最初の生命が生まれたかもしれない」という仮説はすごいことです。なぜなら、このような生物が生きられる条件は、地球上では限られていても、広い宇宙に目を向ければ簡単に見つかりそうだからです。例えば、木星にはたくさんの衛星がありますが、(イオ、エウロパ、ガメニデ、カリストの四個)その中のエウロパの表面は氷で覆われていますが、その下には生命があると考えられています。
水があれば太陽光線が届かなくても生命が存在しているかもしれません。また、イオには地球以外の太陽系内の天体の中で唯一、現在でも活発な活動をしている火山がありますから、もし熱水が噴出しているような海があれば生命が存在しているかもしれません。地球の深海底で生きる微生物は、地球外生命の可能性までも暗示しているのです。
『深海の不思議』 高澤 美奈子
●秘書逮捕″子飼い″議員参考人聴取に麻生首相は「高笑い」の裏で… 瀕死の小沢一郎が狙う”抱きつき心中”の「標的」
悲願の政権奪取が近いと思われた民主党の小沢一郎代表(66)が、奈落の底に落ちかけている。準大手ゼネコン西松建設の違法献金問題に絡み小沢一郎氏の第一秘書・大久保隆規容疑者(47)が3月3日に逮捕されたが、3月10には元小沢氏秘書の“子飼い“代議士の事情聴取も行われることが判明したのだ。
「大久保秘書の逮捕容疑である政治資金規正法違反は、本来なら形式反で収支報告書を修正すれば済む問題です。それでも地検が逮捕に踏み切ったのは、別に狙いがあるからだと思います。おそらく検察は、『あっせん利得処罰法』での摘発を目指しているのではないでしょうか」(警察OBの平沢勝栄代議士)
西松建設はトンネル団体を通じ、与野党を問わず政治家に金をばら撒いていたが、金額だけを見れば小沢氏が圧倒的でここ10年ほどの間で約3億円に達していた。「斡旋利得罪は、政治家やその秘書が工事受注など口利きを行い、代わりに利益を得たという証拠が揃えば成立する。
大久保容疑者については、東北地方の工事を仕切るかわりに、西松サイドに対して献金の要請をしていた疑いが浮上しており、これが事実なら大久保容疑者は再逮捕の可能性もある。こうした状況を見て傍目にも「浮かれまくっている」のが、麻生太郎首相(66)だ。
小沢氏の疑惑が浮上し、かといって自分の支持率が上がったわけでもないのに、まさに笑いが止まらない様子。3月10日の衆議院本会議でもやはり西松から献金を受けていたはずの森喜朗元首相らと、なにやらゲラゲラ大騒ぎ。ついこの間まで「激ヤセした」「頭髪が危ない」などといわれていた人物とは思えない。
「実は大久保氏の逮捕前日、検事総長の樋渡利秋氏が、麻生首相のもとに『小沢氏の捜査をします』と事前報告に行ったという情報が出ています。確かに3月2日の午後6時過ぎ、首相は普段あまり寄らない永田町付近の個人事務所に、『書類整理』と称して約6分間立ち寄っています。その場で、首相は選挙妨害にならないか懸念する検事総長に対し、『当分選挙はないから』と、GOサインを出したというのです」(自民党代議士)
真相はどうであれ、検察の捜査が進めば進むほど麻生首相は有利になるわけで、「これで任期いっぱい(今年9月)まで解散が延ばせる」と有頂天なのである。ところが―。″一寸先は闇″と言われるのが永田町だ。疑惑の炎は麻生首相の閣内にまで飛び火した。二階俊博経済産業省(70)の第一秘書が、東京地検の事情聴取を受けたのだ。
「二階氏は地元・和歌山の事務所が西松の営業所と同じビルに入っているなど、30年来の付き合いがあるといわれています。表向き、西松建設には04〜06年にパーティー券838万円を買ってもらっただけになっていますが、西松建設側が捜査当局に対し、『二階氏にはそれ以上のカネを払っている』という供述をしているとの情報もあります。(全国紙社会部記者)
政治家が公表しているパーティー券以外に金を受け取っていた場合、「所得税法違反」や「贈収賄」容疑に発展しかねない。国会で二階氏ははしゃぐ麻生首相の近くで暗い表情を浮かべていた。これは何を意味するのだろうか。そしてこの西松事件「二階ルート」捜査の進展次第で、今劣勢に追い込まれている小沢氏が一か八かの逆襲を図る、との見方が政界では出ている。
「民主党内では、小沢氏本人が逮捕されない限りは代表辞任の声も突っぱね、次期衆院選に向け、こんな“公約“をブチ上げるべしとの声が出ています。まず小沢氏自ら、『企業献金の全面禁止』を訴える。そして、これまで不自然だと指摘されてきた、所有する十数カ所のマンションをすべて売り払い、福祉のための基金を作るか慈善団体に全額寄付する。これで小沢氏は完全に”クリーン“になりますから、反攻に転じて選挙に勝利できるはずです」(民主党代議士の一人)
さらに、国会では二階氏の疑惑と漆間巌官房副長官の“失言“問題を徹底追及するという。麻生首相には参院で問責決議案を出す。それでも首相が政権に固執するならその時、自らの代表辞任と引き換えに二階氏と漆間氏の首も取る。中川昭一前財務相に続き、二人も閣僚級の辞任が続けば、麻生首相も何らかのケジメをつけざるを得ない。つまり、「解散・総選挙」をタテに、捨て身で、“抱きつき心中“を麻生政権に仕掛ける戦法だ。
「もともと小沢氏は首相になりたい人ではありません。自民党を打ち破って、政権交代するというのが最終目的です。自分が代表を続投する場合と辞任する場合、どちらが総選挙で勝てる可能性が高いのか、それだけを考えているはずです」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)果たして、生き残るのはどちらなのか。
フライデー 2009.3.27
アレキサンダー大王の家庭教師だったアリストテレスは「ギリシャ文明こそが世界で最も優れた文明だ」と大王に説いていた。古代ギリシャには中華思想のようなものがあったのだろう。ギリシャ人は異民族をバルバロイ(野蛮人)と呼び、自分たちを神話の中の英雄ヘレンの子孫、ヘレネスだと称していた。
中国人も周辺の民族を夷荻と蔑み、漢民族が神話上の皇帝、黄帝の末裔であると誇っている。ギリシャ哲学においては「徳」こそが神話上の皇帝、黄帝の末裔であると誇っている。ギリシャ哲学においては「徳」こそが至上のイデアであるとされ、中国人も人間と動物の違いは「徳」の有無だと考え非常に重視した。
やはりギリシャと中国はよく似ている。古代ギリシャ文明を極東まで伝えた者がいたのではないか?そしてそれはおそらく中央アジアで活躍していた遊牧騎馬民族のスキタイ人であったのだろう。
スキタイ人が貿易を通じて中国にギリシャ文明を伝えた。日本神話も明らかにギリシャ神話の影響を受けているが、これは文字をもたないスキタイ人が口伝で東アジアにまでギリシャ神話を伝えたからだとされている。
岩 明均の「ヒストリエ」によるとすきたい人は「勇猛で誇り高く残忍」な民族だった。このスキタイ人の残忍さが同じ遊牧騎馬民族のモンゴル人に受け継がれて、後のモンゴル皇帝や日本の「騎馬民族征服説」にもダイナミックに関係してくるわけだ。西洋と東洋を結んだスキタイ人の歴史は、案外日本とも関係の深いものなのです。
「落札した金額を払うことはできない」3月2日、北京から突如飛び出した“支払い拒否“宣言が波紋を広げている。発言主は中国文化省の民間組織「海外流出文化財救出基金」の顧問を務めるツアイミンチャオ氏。彼は2月25日にパリのオークションで競売にかけられたネズミ(子)とウサギ(卯)の頭をかたどった銅像2体を3100万ユーロ(約39億円)で競り落としたばかりだった。
●競売を阻止するための非常手段だった
もっとも落札者本人が支払い拒否という行為に出たのはそれなりのワケがあった。問題の銅像は第二次アヘン戦争とも言われる1860年のアロー戦争時に中国(当時清国)から英仏連合軍によって略奪されたものだったのだ。ベルサイユ宮殿にあった十二支干支噴水は時計になっており、二時間ごとにその時刻に当たる干支か水が噴水し、正午にはすべての干支から噴水するという精巧なものだったといわれている。落札されたネズミとウサギは、まさにこの噴水の十二支像なのである。
それから約150年。二対の銅像は、世界的ファッションデザイナーであるイヴ・サンローラン氏のコレクションとなっていたが、08年6月、サンローラン氏が亡くなったために、遺品として競売にかけられることになったのだった。中国外務省は自国からの略奪品をオークションに出すことを非難。2月19日にはフランス側に無償による返還を訴えて、競売中止の仮処分訴訟を起こしていたが、パリの裁判所は「出品を認める」とする判決を下していた。
中国側からのこうした非難に対し、サンローラン氏のパートナーで銅像の所有者であるピエール・ベルジュ氏は、「チベットに自由を与え、ダライ・ラマ14世を彼らの領土に帰すなら、返却する」と発言。両者の溝が埋まらないまま迎えたオークションだった。落札したツアイ氏は、「競売を阻止するための非常手段だった」とハナからカネを払う気はなかったことを明かしている。
騒ぎの大きさに困惑気味のベルジュ氏は「銅像はこれからも手元に置く」とし、「今後は二度とオークションには出品しない」とする声明を発表。結局、十二支像は中国には戻ってはいない。
●戦争の歴史は、美術品略奪の歴史
総合美術研究所所長で美術評論家の瀬木慎一氏は、今回のように略奪された美術品をめぐる国家間の駆け引きは、決して珍しいことではないと指摘する。「人々は戦争のたびに美術品の略奪を繰り返してきました。戦争の歴史はそのまま美術品略奪の歴史でもあります。第二次大戦中のナチスによる美術品略奪は有名ですが、傀儡政権下のフランスでもユダヤ人からの財産没収という名目で、多くの美術品が略奪されました。さらにソ連軍によって大量の美術品を奪われています」
例えば、トルコのトロイア遺跡から出土した「プリアモスの宝」と呼ばれる8000点もの宝飾品についてはロシア、ドイツ、トルコの3カ国が所有権を主張している。「プリアモスの宝」については、遺跡のあったトルコも所有権を主張しており、三つどもえ状態のままロシアが所有しているのが現状だ。
このように、略奪美術品の返還要求には本来の所有権はいったい誰なのかという問題がいつもついて回る。「ミロのヴィーナス」にしても1820年に発見したギリシャの農民がフランスに格安で売却した歴史がある。正当な譲渡とは必ずしも言えないのだ。
日本にも宮内庁が所有する「朝鮮王室儀軌」について韓国からの返還要求を受けている。これは、朝鮮王朝の祭礼や行事の作法などが記されている儀典書で、1929年に朝鮮総督府から宮内省(現・宮内庁)に移されたものだ。これに対し日本政府は「国際法上の決着はついている」という立場から返還には応じていない。
1965年に日韓両政府の間で文化財・文化協力協定が結ばれており、このとき韓国に由来する国有文化財約1300点を引き渡しているため、すでに国際法上の決着はついているというわけだ。
「朝鮮王室儀軌」については現在も日韓双方の意見の一致を見ていないが、今後こうした返還要求が個人所有の美術品に及ぶ可能性がある。前出の瀬木氏が言う。「中国や韓国の美術品を所有している人は、民間レベルでも日本国内にかなりいます。今後も世界中で今回のオークション騒動のように、美術品の返還を求められる可能性は充分あります」実際、ここに挙げた以外にも世界中で美術品の返還要求は起きている。
判決によると、闇サイトで知り合った3被告は07年8月、名古屋市の会社員磯谷利恵さん(当時31才)を車で連れ去り、現金約6万2千円やキャッシュカードなどを奪ったうえ、頭部をハンマーで多数回殴打。首をロープで絞めるなどして窒息死させ、岐阜県瑞浪市の山林に捨てた。
近藤宏子名古屋地裁裁判長は、インターネットで知り合った犯罪集団による極めて悪質性の高い犯行と談じたうえで、「この種の犯罪は凶悪化、巧妙化しやすく危険だ。社会の安全にとって重大な脅威というほかなく、厳罰をもって臨む必要性がまことに高い」として、2被告を死刑とした理由を述べた。
さらに、互いの素性を知らない3被告が、悪知恵を出し合って利用しあったと指摘。「一人では行い得ない凶悪な犯行が可能になる犯罪の危険性が現実化した」と述べた。判決は、計画の立案や殺害の場面での3被告の行為を検討し、果たした役割や刑事責任に違いはないと判断した。
川岸被告を無期懲役と減刑した理由については、「川岸被告の自首が2被告の逮捕に果たした役割はまことに大きく、その後に起こりえた犯罪を阻止した」と評価した。計画性については、3被告が凶器を準備し、通行中の女性を物色して金を奪い、殺害するという犯罪計画を立てていたと指摘した。3被告の弁護側は即日控訴した。
朝日新聞 3月19日
今までは二人殺して死刑だった。一人殺しても懲役10年という判決がほとんどだった。だからヤクザ同士で相手の組長を殺しても10年刑務所に入っていれば、ハクを付けてシャバに帰ることができた。今回の判決は一人殺して犯人が二人死刑になった。被害者は女性で裁判長も女性である。今まで女性が被害を受けても裁判長が男の場合、女性にとっては納得いかない判決が多いという指摘があった。例えば婦女暴行で女性が受けた心の傷は男には計り知れないほど深いといわれる。その傷の深さに対して量刑は軽いといわれていた。二審、三審で男の裁判長がどう判決を下すか気になる。アメリカでは婦女暴行を犯した犯人は間違いなく電気椅子に送られるという。
中国とギリシャ。この遠く離れた二つの文明には以外にも古くから交流があった。ギリシャの商人が使用していたアバクス(abax)という石でできた計算機が中国そろばんの原型になっているし、古代ギリシャの土・火・空・水の四つの元素が愛と憎の作用によって結合して万物が構成されているとした四元素説が、中国で「金属」の要素を付け足されて五行になり、「愛憎」の作用を「陰陽」に置き換えられ陰陽五行説として普及した。
ギリシャの四元素が説が当時の最先端の”科学”であるのに対し、陰陽五行説はオリジナルより非科学的な、オカルティックな要素が強い。つまり四元素説の劣化コピーにすぎない。これはおそらく四元素説が中国に伝わる過程で光と闇、善と悪の二元論の宗教であるゾロアスター教(拝火教)の教義が混ざってしまったためだと思われる。中国には迫害を受けたゾロアスター教徒が多数亡命していた。
日本神話がギリシャ神話の影響を受けていることからも分かるように、ギリシャ文明はアジア全域に古くから伝わっていた。世界帝国を築き上げたアレキサンダー大王の時代にギリシャ文字などがアジアでも通用したのだろうか。漢数字にもギリシャ数字からの影響がうかがえる。
ギリシャ数字
いま、戦後50周年の節目に当たり、我々が銘記すべきことは来し方ろ訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し多大の損害と苦痛を与えました。私は未来に過ち無からしめんとする故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の廃絶を目指し、核不核散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対する償いとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。「杖たるは信に如くは莫(な)し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。
村山内閣総理大臣談話 平成7年
2009年03月15日(日) |
映画 ポチの告白(2) |
○週刊プレイボーイ ☆映画監督 高橋玄 ◇ジャーナリスト 寺澤有 ◎作家 宮崎 学
◇覚せい剤の横流し疑惑については僕も経験があります。九州のある警察本部が大量の覚せい剤密売事件を摘発したことがあります。新聞にもデカデカと載りましたが、僕のところにその密輸の当事者と名乗る人間から電話がかかってきたんです。「新聞に載った覚せい剤の押収量と俺が実際密輸した量が違う。押収した覚せい剤の一部を警察が途中で”抜いているはずだ」と。電話の内容の真偽のほどはわかりませんが、警視庁の薬物担当の警察官からも「実際に抜いている」という話を聞いたことがあります。それを横流しして自分たちの”小遣い”にするほか、残しておいて次の事件に使うこともあるそうです。家宅捜査してもブツがでなかった場合、以前に押収した覚せい剤を使って事件をデッチ上げるんです。一回で二つの事件を検挙できますから、一粒で二度おいしい(笑)
◎まさにグリコだな(笑)。実際、僕の知り合いのヤクザが覚せい剤事件をでっち上げられたことがある。そのヤクザが財布を落として交番に届け出て、それを拾ってくれた人間が現れた。で、財布を拾ったその人は数日後に所轄所から呼び出しを受けて「財布にはこれが入っていましたね」と覚せい剤を見せられた。その人は「そんなものは入っていませんでした」と否定したんですが、結局、そのヤクザは覚せい剤取締法違反でパクられ、最高裁まで争ったけど、有罪になった。でも、そもそも財布に覚せい剤が入っているかどうかヤクザ本人が一番よく知っているわけで、そんな財布を落として交番に届け出るアホはいないよね。押収した覚せい剤の一部はこんな使われ方をしている可能性もあるわけですよ。
…有名人宅を勝手に訪問しても、許されると勘違いする交番警察官…
☆警察官の職務質問の問題がありますよ。本来、法律では誰に対しても職質できるわけではなく、犯罪に関係しているなどと疑われる”合理的な”理由がないとできない規定になっています。でも実際にそれを守っている警察官なんてほとんどいないのではないか。
◎被疑者の取調べでも同じですね。法律を守っているとはとても思えない例がいくつもある。ある警察本部では。留置場に入れられているヤクザを「運動に行こう」という理由で署内の道場に連れ出す。そこでバンバン投げてね。留置場に帰るとき、そいつは両脇を抱えられないと歩けないありさまだったという。そういうことが連日続くと、いくらヤクザでも警察の都合のいい供述をしてしまいますよ。 取調べでボコボコにされることは日常茶飯事で、ヤクザの世界ではその警察本部にパクられることだけは避けたいといわれている。パクられたのが警視庁だったら「そりゃよかった。警視庁は天国だもんな」といわれているぐらいですからね(苦笑)そもそも、警察に逮捕されると48時間は留置されることになるから、この間に警察はいろいろとできてしまうわけですよ
○日本の警察組織はなぜこんなに腐敗してしまったんでしょうか?
◎そもそも、日本の警察なんて裏金や天下りのことしか考えていない。国民の安全、安心のために働いているなんてことはなくて、自分たちの安全、安心のためにだけ働いているわけ。しかも寺澤君や僕なんかを除くと、警察問題を扱うメディアやジャーナリストはほとんどいなかった、警察の記者クラブの人間も本当は知っているのに書かない。例えば、警視庁トップまで登りつめ、現在、政府の要職に就いている人物がそこまで出世したのは、愛知県警本部長時代に裏金問題を見事にもみ消した”功績”が一因とされている。本来、メディアはそういうことを書いて国民に知らせないといけないのに書かないでしょ?そういうメディアの状況が一つあるんだと思います。
☆日本の警察は戦前の憲兵みたいな精神構造をずっと継承してきたんだと思いますね。絶対的な権力を持ち、一切の批判を許さない。一方国民の側にも警察に逆らってはいけないんだと言う意識が条件反射的に植えつけられている。それともうひとつ、僕は警察の問題を考えるときは、裁判官や検察官まで含めた司法の問題として考えるべきだと思っているんです。実はこの映画もそこが大きなテーマなんです。裁判長が警察に脅されて警察に有利なように裁判を進めて、真相が表に出ないようにする。庶民感情とすれば信じたくないかもしれないけど、そうとしか思えない現実があるんです。
◎それに、裁判所が警察犯罪に対して甘すぎるよね。99年、神奈川県警で一連の不祥事事件が発覚したとき、警察官の覚せい剤使用事件を隠匿したとして、元本部長や幹部警察官が証拠隠滅などの罪で有罪になりましたが、いずれも執行猶予がついた。一般国民であればこの容疑で執行猶予がつくこと事態、ありえない。つまり、警察官の犯罪に対する量刑は”5割安”そして、ヤクザの犯罪に対しては逆に”5割り増し”(苦笑)これがこの国の司法の実態なんだと思いますね。
○その実態はぜひ映画を見て、ということで、現場でマジメに頑張っている多数の警察官にも怒りを共有してほしいですね。
週刊プレイボーイ 2月20号
とうとう検察が小沢一郎に手を伸ばしたね。遅すぎるくらいだ。小沢は“国策捜査”だとか言っているけど、仮にも民主党の代表、次の選挙で政権交代すれば総理にもなろうかとする政治家の公設第一秘書ですよ。検察だった、そうおいそれとは手を出しませんよ。
それに小沢は全力をあげて検察と戦うといっているけど、これまで国策捜査と言って検察に対抗して、勝った政治家はいません。村上正邦元労相しかり、鈴木宗雄衆議院議員しかり、結局は有罪になっていますよ。
今回の件は西松建設に端を発して、この件では小沢の秘書は間違いなく有罪になるとニラんでいるんだけど、僕が注目しているのは検察が陸山会に入ったということ。陸山会は名前からしてわかるように小沢が田中角栄元首相の越山会にならってつくった政治団体。小沢は集金システムを角栄に学んでいるんだよ。
新生党をつくった時に立花隆さんが、小沢の手法は田中そっくり、何が新生党だ、チャンチャラおかしい、と書いたけど、その時から同じことをやり続けて来た。これまでにも陸山会についても疑惑はたくさん出ている。例えば世田谷の自宅隣の10億円の土地。そこは秘書の住宅を建てて使っているというけど、何で秘書がそんな高級住宅に住まなきゃいけないのか。
例えば赤坂周辺に持っている十いくつもの豪華マンションの部屋。これも小沢は秘書を住まわせたり、面倒を見てる留学生を住まわせたりしていると言っているが、何で留学生が赤坂の高級マンションなんだい。その他、実はこの方が重要なんだけど、小沢の二つの政治団体が20億円近い金を貯め込んでいる。しかも、そのうち約6億円は政党助成金だという。新生党、新進党、自由党とずーっと貯め込んで来たらしい。しかし、政党が解散したら、助成金は返却することに法律で決まっている。どうなっているのか。
というような小沢一郎に関する数々の疑問が、今後捜査で少しずつ明らかになってくることを期待するね。それにしても、小沢について今まで何も書かなかった新聞の拳返しには恐れ入る。
九州スポーツ 3月10日号
先日、町を歩いていたら20代の男性が汚れた服で膝の破れたジーンズをはき、両手に全財産を入れたバッグを抱えて歩いている姿を見た。髪の毛はぼうぼうで横目で僕をチラッと見て通り過ぎた。ニュースによると福岡県のホームレスは前年より155人増の約1.200人いるということだ。福岡市は980人。政令指定都市では最多らしい。福岡市の生活保護課の人間は人間の血が通っているのだろうか。北九州市では去年、生活保護を打ち切られた男性が「おにぎりが食べたい」と言って亡くなった。
しかし実際はもっと多いのではないかと思う。車の中で寝泊りしている人達もいる。「健康と生活を守る会」という全国組織がある。共産党の組織ということだ。生活に困窮した時、最後の砦として生活保護がある。しかし、一人で生活保護を申請してもまず相手にしてもらえない。働けるはずと追い返されるという。セーフティーネットとして機能しない。そこで健康と生活を守る会の人と一緒に区役所に行くとわりとすんなり認可されるそうだ。区役所のこのダブルスタンダードぶりはどういうことだろう。
その「健康と生活を守る会」のホームページを読んでいたら、次の文章があった。「「春よ来い!なんでも連帯広場」主催の「炊き出し、労働、生活相談会」のチラシを見てきた松本豊さん(仮名・61歳)は、昨年5月にリストラで仕事がなくなり、家賃が払えず、10月から路上生活を余儀なくされました。炊き出しや衣類をもらい、帰ろうとしたところ「労働相談」の張り紙を見て「仕事を見つけたい」と飛び込みました。
同会の大本義雄事務局長は、「まず生活保護を受けて、住む場所を見つけましょう」とアドバイス。翌日一緒に福祉事務所に行き、保護申請をしました。住居を確保すると同時に、パートですが仕事も見つかりました。松本さんは「新しい布団でよう寝られますわ。あの時相談していなかったら、まだホームレスをしていた」と感謝していた。」
生活保護は住居がないと支給されない。ホームレスには支給されない。そこである土木関係の会社では、寮に住む作業員約30人は怪我か病気で働けず、生活保護をもらっているそうである。会社は個人の保護費から寮の家賃を徴収するという驚くべき手口で稼いでいる。仮に寮の家賃を40000円として30人なら120万円。この金額がその会社に毎月入る。ちょっとしたアパート経営である。またある会社の寮は三食付で一日3000円ということだ。すると一ヶ月約9万円。また寝泊りだけで月45000円という会社の寮もある。しかしそこは布団がないらしい。45000円もあれば福岡では3DKが借りられる。
2009年03月10日(火) |
コーヒー フリーターの社会保険 |
ガンや糖尿病など、様々な病気への効用が発表されているコーヒーについて、今度は認知症の予防にも効果がありそうだと、フィンランドの研究者が発表した。「アルツハイマー病」誌1月号に掲載された論文だ。
ロイター電によると、フィンランド・クオピオ大学のマリヨ・エスケリネン博士らは、フィンランド人の男女約1400人を20年にわたって追跡調査した。この結果、中年期に1日3〜5杯のコーヒーを飲んでいた人は、飲んでいない人に比べアルツハイマー病を含む認知症のリスクが65%も低くなるということが明らかになった。
疫学調査のため、何が原因なのかは不明だが、可能性としてカフェインやその他の抗酸化物質やその他の抗酸化物質の影響が考えられるという。また一つの可能性として、認知症の原因になる糖尿病(2型)リスクをコーヒーが軽減するためともいわれる。
……………………
定職に就いていないフリーターの社会保険はどうなっているか?
一口にフリーターといっても働き方はさまざまで、社会保険の種類も違ってくる。短期や単発のアルバイトの人は国民健康保険の加入対象になる。一方、2ヶ月以上勤務していて、一ヶ月の所定労働日数がその事業所の一般社員のおおむね4分の3以上の場合は、社会保険の加入対象になる。
事業主は社会保険事務所で、その労働者の健康保険厚生年金加入の手続きをすることが義務付けられていますから、会社サイドに社会保険加入の話をしてください。手続き完了後は保険料が給料から天引きされるが、保険証が渡される。
九州スポーツ 2月25日
「アメリカでは政権が交代するとすべての省庁で課長以上の人材が一新されるため、最初の半年間は情報収集で手一杯。本格的に外交が機能するのは夏以降でしょう。」そう説明するのは、起訴休職外務事務官の佐藤優氏。新政権の外交政策を予測するにあたり、佐藤氏はまず共和党と民主党の違いを次のように語る。
「共和党は強硬路線のように見えて、その本質は『棲み分け』。つまり、自分の縄張り以外は放置というのが基本です。北朝鮮についてもそうでした。それに対し、民主党はすべて『原理原則』に基づいて動く。ところが、実はこれが場合によってはかなり面倒なことになります」やりたい放題の北朝鮮に対しても、原理原則に基づいて対応する。一見、正しい方針のように思えるが…。
「現在の北朝鮮は『東アジアのイスラエル』を目指しており、自国の利益を損なう相手には武力行使も辞さない立場です。今回、イスラエルのガザ侵攻を日本もアメリカも止めませんでしたね、じゃあウチもそうします、という論理。ところが、オバマ政権はそうした論理を理解せぬまま、『原理原則』に基づいて徹底的に圧力をかけることも考えられるでしょうね」(佐藤氏)そうなれば、拉致被害者の帰国など夢のまた夢。テポドンやノドンが飛んできてもおかしくない…。
一方、長年にわたりホワイトハウスを見続けてきた元時事通信社ワシントン支局長はこう見る。「アメリカの対北朝鮮外交の失敗は、94年、民主党・クリントン政権の米朝直接交渉による包括合意が発端。北朝鮮は、おばマシン政権に対しいても直接交渉を求め、米朝国交正常化の早期実現を図る公算が大きいと思います」もしそれが実現してしまえば、日本も北朝鮮との和解を強要されかねない。
また米中関係の強化もほぼ間違いない。米ドルが主体の外貨準備高も、財務省証券を含む米国債の保有高も、中国は日本を抜いて世界一。中国寄りといわれる民主党のオバマ政権はどんな動きを見せるのか?「今回の金融危機で、米ドルと強力にリンクしている人民元に〃穴〃が開いた。中国自身がその穴を埋められないならば、アメリカは日本に対して『おまえら、金があるなら穴を埋めろ』と言ってくるはずです。残念ながら、断るという選択肢は用意されないでしょう」(前出・佐藤氏)
まるでキャッシュディスペンサー…。どうやら、オバマ政権の対北・対中政策は日本のプラスになりそうもない。さらに、対日外交についても懸念は山積み。前出の小関氏はこう警告する。「二本で早期に総選挙が実施され、民主党が勝って政権交代が実現した場合、そのような対米政策をとるのか。日本国内で真剣な論議がほとんど行われていないことにワシントンは非常に困惑しています」
シーファー現駐米大使は、「小沢一郎が日米同盟を破棄して、民主党政権を誕生させようと思っているのなら、失望を禁じえない」と警告し、また、次の駐日大使に内定しているジョセフ・ナイ・ハーバード大学教授も日本の民主党政権が、日米地位協定の見直しを要求するなら、日米同盟に対する重大な変更要求とみなさざるをえない」と警戒感を表明している。
「一国を代表する大使が歯に衣着せぬ発言した事実を軽視するべきでない。現在の日米関係は、急激に険悪化する危険性をはらんでいます」(小関氏)日本国内では押せ押せ状態の小沢民主党が、日米関係にとっては゛アキレス腱゛になりかねない。
週刊現代 2月2日号
…………………
小沢一郎の師匠である田中角栄は、中東から直接石油を確保しようとして、石油メジャーを怒らせた。またアメリカを追い越して中国との国交正常化の道筋をつけたのでアメリカの逆鱗に触れ消された。虎の尾を踏んだわけである。総理大臣経験者がが逮捕されるという前代未聞の事件となった。日本ではアメリカに逆らう政治家は消される。
今回の小沢一郎の計理士が逮捕された事件は、小沢一郎は反米政権になるので、その前に潰しておけということだろう。小沢がクリントン女史の来訪に服従の姿勢を見せなかったことなど。予算や定額給付金の国会通過が確実になった日を狙い、一気に今回の捜査が仕掛けられたようである。
2009年03月05日(木) |
映画 ポチの告白(1) |
警察の内実をとことんリアルに描き出した映画『ポチの告白』。その内容の過激さ…というか、登場する警察官・警察組織のあまりの腐敗ぶりは、反警察マスコミの急先鋒・週プレさえも「マジ?」と目を疑うほど…。ということで、この映画の監督・高橋玄氏、原案に協力したジャーナリストの寺澤有氏、そして裁判官役で出演する宮崎氏に、いかにこの作品がリアルに実際の警察の姿を描いているか、赤裸々に解説してもらった。この映画は「警察は正義」という国民の常識にクサビを入れる映画である。 ○週刊プレイボーイ ☆映画監督 高橋玄 ◇ジャーナリスト 寺澤有 ◎作家 宮崎学
○この映画で描かれた警察犯罪にまつわるエピソードは、どこかで聞いたことのあるものばかりでした。でも、一般の市民常識からすると「日本の警察がこんなにヒドイわけないだろう」と思うんじゃないでしょうか。そこで、この映画がいかに“実話”に基づいているかを語っていただくために、今回の座談会を企画しました。そもそもこの映画をつくろうと思われたきっかけは何だったのですか?
☆最初はかっこいい刑事を主人公にしたフィクションのドラマを作ろうと思っていたんです。でも、原案に協力してもらった寺澤君の話を聞くと、本物の警察の姿をリアルに描くほうが圧倒的に面白いと感じた。それで事実だけで構成する映画を撮ってみようと思ったんです。
◇高橋君から警察の映画を撮りたいという話があったのは97年のことです。でも警察の腐敗をここまで描く映画は撮影や配給、そして出演してもらう役者さん探しなどでけっこう大変だろうなと思いました。
☆結局、撮影に入ったのは04年12月。それから4年も経ってやっと上映にこぎつけることができた。普通、映画の制作や上映にはタイミングが大事で配給会社の人も「制作されて4年もたつ映画はどの配給会社も相手にしないんですけどね」と言っていたくらい、でも逆に言うと、上映されることになったのは、4年前も今も警察がまったく変わっていないことの裏返しでもある。描いた内容がまったく古びていないんだから、結局、警察がよくなる時代なんてないってことでしょう(苦笑)。
◎特に、警察の記者クラブに入っているような大手メディアでは、警察問題を扱うことは“タブー“になっていて、国民は警察の真の姿を知らされてないですから、この映画が上映される意義は大きいですね。
○これまで出品した映画祭や試写会での観客の反応は?
☆上映後、「警察がそんなことをしないだろう」という怒りみたいなものをぶつけてくる観客はいました。彼らは警察という組織を信じたいんでしょう。「警察は正義」だとね。そういうお上のマインドコントロールやプロパガンダが効いているうちは、どんな本物の情報に接したとしても簡単には信じようとしない。よくテレビで「○○警察24時」という番組をやっていますが、制作側は自覚していないかもしれないけれど、視聴者に対する洗脳効果は充分にありますよね。だから、逆にこの映画がそういう一般市民の良識、常識のスキを突いているんだろうと思います。
○「日本の警察は世界一、優秀だ」という宣伝がいまだに効いているわけですね(笑)
◎「警察白書」を見ると、刑法犯の検挙率がずっと20%台だったのが平成17年までで、18年には30%台に回復した。警察はこれをもって「日本の治安はよくなった」なんて大騒ぎしているけど、冗談言ってもらっちゃ困る。検挙率が30%ということは残りの70%は容疑者が逮捕されていないってことでしょう?よくなったと喜んでいるのは警察ぐらいで、日本の治安はもはや相当悪いんですよ。
…押収したシャブを市場に”還流”させる警察の犯罪…
○映画では数々の警察の不祥事が描かれているわけですが、一番ショッキングなのは警察官の薬物汚染の実態だと思うんです。
☆東京のJR飯田橋近くにあった東京警察病院、今は中野区の警察学校跡地に移転しましたが、ここではシャブ中(覚せい剤中毒)で治療を受けている警察官も少なくないそうですよ。
◇警察の職場にシャブがある琴柱tくぁ位、珍しくもなんともないですからね。僕も関東近県のある病院長から「薬物中毒で運ばれる警察官が多い」という話を聞いたことがあります、しかも上司が連れ添って「この警察官は事情があって薬物中毒になってしまった。だから何とかリハビリしてくれ」と頼んでくるそうです。
☆そんな警察官が実弾の入った拳銃をぶら下げて町中を歩いているんだから、こんな物騒なことはないですよ。
○違法薬物を取り締まるはずの警察官が薬物中毒になるなんて、まるで”ミイラ取りがミイラになる”ようなものですね。
◎警察内部の薬物汚染は想像以上に進んでいると思う。まず、警察が押収した薬物の一部を闇市場に”還流”している可能性がある。普通警察が薬物を押収したとき、「押収目録」を作りますが、写真を撮るだけで必ずしも押収した量を厳密に測っているとは思えない。だから、横流ししようと思えばいくらでもできるわけです。僕は押収した覚せい剤を実際に横流しして刑務所に入った京都府警のこと警察官を取材したことがありますから、還流の割合はともかく、事実として還流があるのは間違いないね。そして教育用の”サンプル”として警察官に渡されているものがあるとも聞くし、薬物に溺れていく警察官がいても不思議じゃない。
週刊プレイボーイ
|