++るうの独り言++
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2004年11月19日(金) |
己の欲せざる処を・・・ |
<原潜領海侵犯>「日本は騒ぎすぎ」中国青年報 [ 11月18日 21時24分 ] 毎日新聞社 【北京・大谷麻由美】中国共産主義青年団の機関紙「中国青年報」は18日、中国海軍の原子力潜水艦による日本領海侵犯事件について「日本は原潜の領海侵犯のことについてまだ騒いでいる」と批判的な意見を伝えた。
よーし! 「靖国参拝? 中国はまだ騒いでる」 「教科書問題? 中国はまだ騒いでる」 この言葉でみんな返してやろう。はっはっは。
まあ、中国のこの態度はいいとしよう。
腹立つのは 日本人の中に「たしかに騒ぎ過ぎだ」と同調する人間がいることだ。 「じぶんちの庭先を通過するくらいいいじゃない。悪さするわけじゃないのだから」 という論法である。
よーし! みなさーん、この方の家の敷地に黙って侵入しても騒がれないそうですよー。 侵入する「くらい」ならかまわないそうですよー。 どんどん通過して自分専用の通勤近道にしたり 通りすがりに家の様子のぞいたりしましょう〜! んで、既成事実をつくって、「ここは私の通路だから勝手に封鎖したり、あなただけの都合で改築したりしないでください」と主張しましょう〜!
・・・こういう単純な理論がわからないほど 日本人はおひとよしなのかな。平和でいいなあ。なんだかなー。
◆昔の今日の記事
あのモハマド君の目の治療に関わった橋田夫妻。
私がすごい、と思ったのは 残された妻が夫の名誉とプライドをとことん守り、夫の生き方自体を『是』と認めさせたことである。 橋田カメラマンのイラクでの行動が客観的に是か非かなどと言う問題をどこかにすっとばしてしまった。 余計な他人のねたみそねみといった雑音をことごとくはねのけてしまった。 世間の批判もそして賞賛すらシャットダウンだった。 何も利用しなかったし、誰にも夫の死を利用させなかった。
見事、の一言である。 これが『夫婦愛』だろうな、と思った。 いろいろなことを『守る』ということはこういうことだろうな、と思った。
・・・そう。 己の利益のために利用したがるハイエナのような連中はたくさんいるんだ。 批判派にも賞賛派にも。
見た? この記事? (えんげひかさんとこで教えてもらって読みにいったんだけど)
<イラク邦人殺害>各地で香田さん追悼集会 自宅はひっそり イラクで武装勢力の人質になり、殺害された福岡県直方市出身の香田証生(しょうせい)さん(24)の遺体が確認されてから一夜明けた1日、各地で追悼集会が開かれ、香田さんの冥福を祈った。また、香田さん方は、前日と同様に、静まり返ったままだった。 福岡市中央区の警固公園では、国際交流団体「ピースボート」(東京都)主催の集会が開かれ、スタッフや公園に居合わせた若者ら約60人が、ろうそくを手に、黙とうをささげた。 ピースボート共同代表の上野祥法さん(24)は「同じ年齢の人間として、好奇心を信じて旅に出たことには共感できる」と述べ「イラク入りは安易」とする批判から香田さんを擁護した。さらに、イラク特別措置法の期限である12月14日に、自衛隊を即時撤退させることを宣言するよう、小泉首相に求める声明を読み上げた。 大分市の街頭では、市民団体「ピースウォークinおおいた」が集会。参加者20人は両手にろうそくを持ち、香田さんの死を悼んだ。
人の死すら己の団体の宣伝活動(これがプロパガンダっていうんでしょうか?)の道具 とするいやらしさ。 もしかしたら彼が生還しなくて都合がよかったんでは? などと恐ろしいことも考えてしまう。 「好奇心を信じて旅に出たことには共感できる」などという言葉がよくでてくるものだ! もしかして、人質事件を生み出してるのは、自衛隊じゃなくてこういう団体の言動そのものなんじゃないか?
と。 以下のようなニュースを目にする。
「募金に利用しないで」 香田証生さんの家族 イラク日本人殺害事件で犠牲となった福岡県直方市の香田証生さん(24)の家族は2日、直方市を通じ、事件を政治活動に利用したり、募金活動などを行わないでほしいとの意向を明らかにした。 香田さんの家族が同市に託したメッセージは「証生は何のグループにも属さず、政治活動も行っておりません」とした上で「事件を受けていろいろな活動が行われていますが、募金カンパ等の資金集めにはこの事件を利用しないでください。純粋に平和を願う活動のみを行われることを願います」としている。 家族は、集会などでの写真の利用もやめてほしいとの意向という。
今、橋田氏の妻同様、家族は愛する息子を守ろうとしている。息子は彼を愛して育てた家族のものだ、と主張している。 私は、日本人として大人として彼の行動を批判するが 母親として家族の思いを理解し大いに賛同する。
この人間として根本的な情愛に気遣いができないのなら、『平和』団体などと名乗る資格は絶対に無い。
◆昔の今日の記事
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