シネマ日記
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2004年01月17日(土) 二重スパイ

ハン・ソッキュ主演の韓国映画。
80年代、ベルリンでの諜報活動中に南へ亡命しようとする北朝鮮スパイ・ビョンホ。
命からがら逃げ込み、また彼の身柄を”自由の国”として引き取ったはずの韓国側もまた、
容赦ない拷問を加え、北側の多くの情報を得ようとする。
この拷問シーンが目を覆いたくなるように過激で、かと思うと、すぐ今度は
熱烈歓迎〜風な、紹介シーンになり、まるでハワイのようなレイをかけられたビョンホが
韓国への忠誠を誓い、国旗を振りの万歳・・・。
それからしばらくの間は、スパイ養成の現場で、北側の情報にもちろん詳しい彼が
射撃などの指導を教官として行なったりするわけだが、
数年後、上層部の厚い信頼を得るようになった彼に、初めて北側からの指令が届く。
そう、彼の亡命は偽装で、韓国で革命を起こすための北のスパイだった。
ラジオ番組に暗号が隠されていて、彼は、同じく北側のスパイであるそのDJユン・スミと接触。
使命により恋人同士として出会い、行動を密にしていくわけだったが・・・。
命がけでの任務を迷いもなく成し遂げようとする男と
祖国も知らず生まれながらのスパイとして育てられたものの、
北も南も捨て、別の場所で自由に生きることを夢見る女には違いもあった〜。
やがて、二人とも素性もバレ、北からも南からも追われることに。
脱出逃走先(途中、日本は長崎を経由していく話になってたねぇ、
日本にもその接触係が・・)のリオデジャネイロで新しい生活を送り始めた二人だったが・・・。
ハン・ソッキュ作品のなかでは、興行的にあまりふるわなかったらしいが、
なかなかどうして、この重厚さ、熱演ぶりは、あいかわらず凄いものがあった。
同じ民族間なのに、探り合う諜報活動、冷酷なまでの拷問、容赦ない殺人。
フィクションではあっても、その背景には、いまだ過酷な南北の分断がある〜。
そんななかで、唯一(?)癒し系の登場人物、韓国でのビョンホを慕う同僚役に
「冬のソナタ」のヨングクの人が居たっ!
逃走にあたって、ビョンホにしっかり利用されはするのだが、
彼と洗車したり食事したり初めてのバッティングセンターを体験したりする時のビョンホは、楽しそうだった。きっと本当に一緒に野球観戦したかっただろうねぇ。


2004年01月14日(水) 春の日は過ぎゆく

WOWOWにて鑑賞。
実は別のビデオでも観ようかとTVを付けたらちょうど始まっての数分後(^^;
もともといつか観たかった作品だったのでかまわず見入っちゃいました(爆)
(なので、オープニング部分は見逃しましたが・・)

韓国・香港・日本の合作となってるみたいだけど、
日本って部分は、エンディングの曲をかのユーミンが作曲してるってことですかしらね?(^^;

ラジオ局の仕事で音響技師のサンウとその局のプロデューサー兼DJなウンスが知り合う。
ウンスのほうが少し年上で、しかも彼女には離婚経験も。
サンウのほうは、素朴でいかにも純情で一途〜な感じのする青年で、
最初はなかなか熱々だった二人の関係も時とともに変化がおとずれ、
ウンスに別に恋人が現れ、一方的に別れを告げられるサンウ。
でも、なかなか彼女のことをふっ切れず、未練たっぷりにあとを追ったり
少々ストーカーチックなことも・・。

まぁ、最初に思ったことは、ウンスが青年より年上で、しかも離婚の経験もあり
その経験上、まだ若い熱い彼を多少重荷に思いながら、
自らサッサと別れることで、彼を思いやってのことなのかなぁ・・・っと思い、
なかば同棲(?)してるような彼の荷物を勝手にまとめて”出て行け”とばかりに
突き放してる様子にも、哀しみもあるかと思ったんだけど〜。
でも、思いっきり凹んだサンウのところに、まるで気まぐれのように何度も
現れるんだよね〜〜ウンス。
彼女とのことで思いっきり傷心サンウがカワイソウでカワイソウで・・・。
そりゃ、ウンス役のイ・ヨンエ嬢、たしかにシム・ウナや今どきはチェ・ジウあたりと同格な
清楚な美人には違いないんだけど〜。
これでウンスが実は不治の病におかされていて、自ら身を引いて・・・
などと言う韓国恋愛ドラマにありがちなシチュエーションでもあれば
また感想は違ってただろうけど・・・それは今回はありませんでした(爆)
サンウなユ・ジテ君だって、たしかに美形〜ってわけではないかもしれないけど、
韓国俳優ではトップレベルのハン・ソッキュを彷彿とするような味のある顔立ちだし長身だし、
何も、こんな身勝手な年上女性にそこまで振り回されなくても
じゅうぶんモテるはずだろう〜〜って感じで素敵なんだからねぇ(爆)
2度目に(図々しく?(爆))サンウのところに現れたウンスが
彼と腕を組もうとしたところを、黙ってサンウが拒絶したあたりは、
やっとこれでふっ切れたんだな〜〜っと安心したり。(^^;

なので、ウンスにあんまりイイ感情をもてなかったぶん、
年上の女性にイイようにもてあそばれて一途な若者が苦い失恋・・・って図に思えちゃったかも(^_^;)
実家では痴呆の進んだ徘徊する祖母を優しく気づかうサンウだったりしたから特にね〜。
その祖母は亡き夫との昔の記憶がそのままで
そして(たぶん若い頃の服を着て)家を出ていき亡くなるわけだけど、
彼は、そうゆう不変な愛を信じていたかったんだろうになぁ・・・っと、
やっぱり気の毒になりました。
ま、純情青年に、イイ経験を積ませてあげたってとこか?>ウンス(爆)
・・・ってちっともロマンチックな感想じゃないなぁ〜(^^;;;


2004年01月12日(月) ワイルド・スピードX2

”シネマ日記”もサボってないで、そろそろ書かなきゃねぇぇ・・・っと(^^;
さっそく本日のビデオ鑑賞ぶんを〜。

ポール・ウォーカー主演の「ワイルド・スピード」の続編。
・・・って、前作もそういえば、アップをサボったままかも (((((^^;)

前作で男同士の友情絡みもあってか最終的に容疑者を見逃してやってしまい
結局失職したブライアンが、また得意の運転技をかわれて任務に就くことに。
今回は、その任務の相棒として幼なじみのローマンにも協力を求める。
ともに任務成功によってはこれまでの罪状をチャラにしてくれる〜っと言う条件付きで。
ポール・ウォーカーは、相変わらず格好イイし(*^_^*)
そうだなぁ、もちろん好みもあるかも知れないけど
前回はヴィン・ディーゼルを共演させたことで、チョットそっちの印象が強力すぎて
ポール・ウォーカーの魅力が薄まっちゃった気味もあったので、
(しかも最後には、逃がしてやっちゃうしねぇ、イイんか〜〜それで・・・状態だったでしょう?(笑))
私は、この続編X2のほうが好きかも。
カーアクションシーンも、派手で楽しめたような気がするし。
そそ、ポール・ウォーカーが絡む女性も、前作よりは今回のほうが好み(爆)
そして、悪役カーターには、「ジャスティス」や「ティアーズ・オブ・ザ・サン」でも注目のコール・ハウザー。
ただ、この人も何気に好きなもんで(^^;、この思いっきりな冷酷悪役モードが
微妙に善人にしか見えなかったんだけどね・・・(笑)
最後に今度はちゃんと捕えられたものの、出てきて仕返ししてやる〜〜って
嘯いてたけど、プププ、次は善人モードで見たいっす(爆)


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