2004年04月23日(金)
だけどそれを言葉にして君に伝える事はできないんだ。さてどうしてでしょう。

前略


少なからずあなたの事を考えてしまうので
私の想いは本当にほんとうだったんだと
いま気付く事になるのです

だけどそれはずっと前からわかっていたことで

私は今もやっぱりあなたがだいすきで


同じ町の中でいつかばったり会えないかななんて
妙な期待をしてしまう私が
どこか古い気分になってしまっていることも

やはりずっと前からわかっていたことで



すきなのです

ひとめあなたに会いたいのです


だけどそのあと私が何をしたいのか
それはよくわかっていなかったりするんだ




草々



2004年04月18日(日)
悪いことじゃない。いいことだとも、言えないけれど。...じゃあそれは何?


前略


君の写真は一体どこに仕舞ったのかな なんて
棚の中を一人であさる僕は
確かに身も心も古くなった気分だったのです

僕の思い過ごしかもしれない というのは
間違いでも無く それといって正解でもなく

何故かというと

そのときの君の気持ちなんて
誰も知るよしがないからであって。


あのとき君は何を云おうとしたのでしょう

また僕の期待を無駄に昂ぶらせるんだね


君はあのとき何を思っていたのでしょう
君はあのとき僕をどう感じていたのでしょう

君はあのとき誰を想っていたのでしょう?



知るよしがないのです
僕にも。



草々



2004年04月17日(土)
君と一緒にいたことにどんな悪い事があっただろうか。大好きだった君。君。


前略


ただ写真だけがそこに残っていて

それは埃すらかぶっていたし
色褪せてもいたけれどね


思い出が残ったんだよ


いい思い出か、それとも悪い思い出か、なんて
問われる事があるのならば

私は素直に答えるでしょう






あの頃があまりにも幸せすぎて
私は言葉に詰まるのです

君はいま何をしているんだろう



草々



2004年04月14日(水)
小さい傷など有り得ないんです。僕の傷はどれもが確かに大きなものだったのです。


前略


世界の大きさの所為で

僕は自分を慰めたりはしません



そのとき僕らは 確かに傷を負っていたね

忘れることを躊躇う必要だってないんだから


あのときそんな僕がいたということを
あのときそんな君がいたということを
あのときそんな僕たちがいたということを




草々



2004年04月08日(木)
あした僕は何をしているだろう。そして一週間後。そして一ヵ月後はどうしてる?


前略


不安ばかりが募るからね

明日という限りない未知の世界が
こわくもおそろしくもあるんだよ。


なんて余裕の無い余暇の過ごし方だろうなんて

ほんのすこし一人ごちてみたりもね



ただ明日という限りない未知の世界が


こわくもね
おそろしくもね




「平気だよ」なんて 強がる言葉が
必要になっちゃった。




草々


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鳥海

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