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■ まがにゃん感想つづき。
侑子さんとの会話を読んでて、どうにもファイさんに違和感があって、敬語だからかな?と最初は思いましたが、もうひとつ。 語尾のばしてないんだ・・・!あの口調も仮面のひとつ、だったのかな。やっぱり。
「小狼君達に甘いですね」 確かに侑子さんは意外と甘い、というか本当は基本的に優しいんですよね。対価をもらってるとはいえ皆の願いを叶えて、でもその対価も「願いに見合う」というだけで別に侑子さん自身が欲しいものや必要なものとは限らないわけで。じゃあ侑子さんの願いは誰が叶えてくれるんだろうー・・・と時々思ってしまいます。 そして侑子さんが甘いのは小狼君達だけじゃなく、ファイさんに対してもですよ。むしろファイに対して一番甘い気がしないでもない。 今回もわざわざモコナ眠らせてるし。 それはやっぱり、たぶん「強大な魔力を持つがゆえの苦しみ」が二人に共通してるからでしょうね・・・。 でもだからこそ、侑子さんはわかって、変わってほしいんでしょうね、ファイに。
そして他の誰のことでもなく、「黒鋼とは・・・」と訊く侑子さん。 「・・・それが貴方の答えなの」は、私もまったく同じ気持ちでした。 それが答えなの?って。何を懸けても、何を捨ててでも、自分を救おうとした黒鋼に対するそれが貴方の答えなんですか、と。拒絶することが。
「楽しくて 自分で引いた線を通り越してるのに気付かなかった」
・・・・泣くかと思った、コンビニで。 だってこのファイさんの台詞も表情もすごい切ないんだもん・・・。
やっぱり、楽しかったんだ!いいじゃない、楽しかったんなら、それで!!
「許せば・・・また近づくことになる」 だから近づいてほしいんだよ、私は〜(じたばた)!
これ以上近づいちゃいけないから、許しちゃだめって自分に言い聞かせてるってことは、ホントはとっくに許してて、そしてホントは近づきたいってことでしょう…!!!
そしてこんなときに出たよ、出ちゃったよ・・・おそらく1巻以来、ファイさんの口から「アシュラ王」の名前が。 ああ、やっぱりまだファイさんはアシュラ王のこと好きなのかなー(うー)。 嫌いだから逃げてるわけじゃないとはわかってましたけど、まだそんなにもアシュラ王に心が囚われてるんだ・・・と黒ファイの私にとっては、実はここが一番ショックでした。そしてどうしても思い出す、16巻のアシュファイカラー…。 私やっぱりアシュファイはだめみたい。というかアシュラ王→ファイは別にいいけど、その逆はだめです。 ファイさんが好きなのは家族(黒鋼、小狼、サクラ、モコナ、チィちゃん)だけでいい。 吸血鬼〜ってなったときに、「黒鋼にとっての知世姫」の存在を気にした私でしたが、本当に心配すべきはそっちじゃなかった。 「ファイにとってのアシュラ王」のが気にするべきでしたね><! だってアシュラ王の言葉を嘘にしないために、黒鋼を拒絶するってことは ファイさんのなかで、いまだにアシュラ王>黒鋼ってことでしょう…。 だー、もう何でもいいからさっさと追っかけて来い!アシュラ王!!いつまで寝てんだよ、お前!(って実はもう起きてたりしてー?って気もちょっとするけど)。 本当はもうちょっと黒ファイがくっついてから追っかけて来てほしかったけど、どうにもこうにもあなたと再び会わない限り、ファイさんが前に進めなさそうなので。 いや、その前に黒鋼がめげずにがんばることも期待してますが! もうホントがんばれ、黒鋼!!! 押してダメなら引いてみよう〜とよく言うけど、ファイさんはたぶん引いたらそのまま寂しさを隠して、ちょうどいいやとばかりに遠ざかっていくだけだと思うので(その様がものすっごい簡単に想像できるよ・・・)、 押して押して押すしかないよ!
でも侑子さんとの会話だからこそ、アシュラ王の名前を出したんだとは思いますが、これ黒鋼が聴いてなくてよかったよね。本当に。 だってさー・・・どう考えてもショックだろう。 今、ここにいるのは自分で、これまで二人の間にいろんなことがあったのに、過去の男の存在と言葉ゆえにそれを全てなかったことにして、今更 拒絶されるって。 もし私が黒鋼だったら、ちょっとしばらく立ち直れないんじゃないか?ってくらい大ショックだよ。 でも先にも書いたように、黒鋼にへたれてる暇なんてないんですけどね。 がんばれ、負けるな、黒わんこ!!
自分がそばにいることで誰も不幸にしたくない、というファイですが。 たとえば誰かに、「お前と一緒にいて、たとえ他人から見たら「不幸」と思われるような事になっても、俺にとってはお前が隣にいない方が、それだけでよっぽど不幸だ」とか 「お前がいなかったら、その時点でもう、俺はしあわせなんかにゃなれねぇ。」とかそういうようなことを言われたら、どうするんでしょうね。 (誰かにとか書きながら、口調が思いっきり黒鋼なのはいうまでもなく私の願望ですが。笑) あとは侑子さんも言ってますが、 ファイさんの傍にいて、ファイさんのことを好きになった人たちにとっては、ファイ自身がしあわせじゃないと、本当にしあわせにはなれないんだよ・・・? 仮に、もしあそこでファイさんが命を失くして、それで前の小狼くんが戻ってきて、羽根や飛王の問題も全部解決して、みんなそれぞれの世界に帰ったとしても。 それで、みんなが本当の意味でしあわせになれるとでも? 元に戻った小狼くんが、サクラちゃんが、ファイさんのことを忘れて、以前のように笑えるとでも? 日本国に帰った黒たんが、ファイさんのことを忘れて、旅に出る前と同じように過ごせるとでも? そんなふうに思ってるんだとしたら、ファイさんは大ばか者ですよ。 もー、ホントにね、実は私けっこう怒ってるんだから、ファイに。 いつまでわかってて、気付かない振りするつもりなの!
サクラちゃんが外にいるって聞いただけで、そんな表情するくせに。 もう諦めなさい。無理だから、これまでの時間をなかったことにするなんて。大切だと思う気持ちを失くすことも、相手に失くさせることも。 そんなことは誰にもできない。
しかし、ここのファイさんの表情、やっぱりあなたおかーさんなんじゃん!と思いました。 なんかあとで黒鋼&本体小狼くんに怒りそうだな・・・とすら(笑)。
フ「サクラちゃん一人で行かせるなんて、君たち二人揃って何やってんの?!信じられないよ!」 黒「・・・姫が自分で言い出したんだ。言い出したら、聞かねぇの、お前も知ってんだろう?」 小「(こくこく)」 フ「そんなのわかってるよ!でもホントに女のコ1人で行かせてどーするのさ?こんな危ない世界なのに! ・・・だいたい、水の対価は黒たんが払うんじゃなかったの?」 黒「俺はお前が・・・(心配で)!!」 (って、今こいつ呼び名・・・?!) (しまった、黒たんって言っちゃった・・・!!)
なーんてね、あるわけないですけどね。ありえないのは、こうして書いてる私が一番わかってるよ・・・(涙)。
さて、そのサクラちゃんですが(足や手からの血が痛々しいよー。><)、なんとか無事に何かを発見したようで。 来週には帰ってくるかな?
2006年09月28日(木)
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