2021年02月28日(日) |
こんな自殺はやめろ |
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2月26日午前8時頃、JR東海道線元町駅を通過する姫路行きの新快速電車にホームの男性が飛び込んだ。この男性はフロントガラスをぶち抜いて車内の乗客を巻き添えにして死亡したのである。その場に居合わせた人はこの事故に遭遇してどれほど恐怖を感じただろうか。
鉄道自殺は鉄道会社にとっても乗客にとって本当に迷惑である。どうすればこのような行為を無くせるのだろうか。究極の解消法は、病院に自殺外来を設置して、希望者がいつでも苦痛なく眠るように死ねるようにすればいいと思うのだが、そんなものを設置した病院は社会からものすごいバッシングを受けるだろう。この世には安心して痛みを感じないで死ねる方法というのが不足しているのである。だから鉄道自殺のように瞬間的におそらくものすごく大きな苦痛の発生する方法を選ぶのである。
どうすれば鉄道への飛び込み自殺を無くせるのか。これは日本の社会が本気で取り組まなければならないテーマだと思うのだ。駅のホームに「飛び込み自殺禁止」と表示すべきだろうか。逆にその表示そのものが自殺を誘発すると言われそうである。
ホームドアをすべての駅に設置できればかなり鉄道自殺は減らせるのだろうか。しかし柵を乗り越えて線路に飛び込むこともできる。背の高さを越えるような高い柵にすれば飛び越えられないし、線路にものを落下させるようなトラブルもなくなるだろう。物理的に飛び込みを不可能にする仕組みというのは確実に自殺を防げる。そのために払うコストは膨大だが。
関西では京阪電車のように扉の数の違う車両がたくさん走ってるような私鉄もある。この場合、ホームドアに対応するのはかなり困難だろう。複数の車両に対応したホームドアシステムは作れないこともないと思うが、日本ですでに運用されているそうした仕組みはあるのだろうか。
そもそも鉄道自殺者の動機には何が多いのだろうか。鉄道自殺した人の理由を調べ、統計的なデータを出し、また飛び込みが発生する時間や場所を調べることで「自殺を減らす努力」ということができないのだろうか。ゼニが理由の自殺なら、ゼニさえあれば防げるのである。借金や生活苦で自殺する人を減らすためには、そういう原因を無くせばいい。コロナ禍で女性の自殺者が増えている理由が収入の減少や失業ならば、それを解消するための取り組みがあれば自殺者を減らせることになる。
鉄道自殺によって鉄道会社は巨額の損害を受ける。それはどのように賠償する仕組みになってるのだろうか。突然自殺者の損害賠償を求められる家族にとっても大変なのである。それで家族まで死にたくなったらどうするのか。
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卒業シーズンである。コロナ禍の中で卒業式を中止する学校もあるようだが、工夫して挙行する学校が普通である。卒業式と言えばやはり記念品として配られるまんじゅうがお約束だ。
この卒業式に配られる紅白のまんじゅうは「上用饅頭」と呼ばれるものの一種であり、婚礼や入学式などによく使われる。昔は砂糖や小豆は高価だったので、「上用」と呼ぶようになったそうである。また、このまんじゅうの起源については、室町時代に禅宗の茶菓子として用いるためにもとは肉入りだった饅頭を小豆入りにしたのが始まりであるとも言われている。肉まんやあんまんの仲間だったということである。
「上用(じょうよう)」ではなく「薯蕷(じょうよ)饅頭」と呼ばれ、大和芋・山芋を使ったものを指すという分類もあるようだが、今は基本的に贈答用の餡入りの饅頭のことを「上用饅頭」と呼びならわしてるようである。
オレは甘いものが基本的に好きなのだが、もちろんこの「上用饅頭」」というのも好きである。学校に勤務していると毎年の卒業式のたびに教員もこの饅頭がもらえるので幸せな気分になる。
しかし不思議なのはその予算はいったいどこから出てるのかということである。オレが働くような私立学校ならそれなりに卒業式関係の予算が確保されてるのかも知れないが、公立の学校はどんどん経費が削られている。大阪府の学校なんて維新の会のせいで悲惨なものである。あの橋下徹が大阪府知事になって「公務員は恵まれすぎだ」と攻撃して票を集めたせいで、どんどん待遇は悪くなり、予算は削減されてるのである。もしかしたら上用饅頭にもその影響が出てるかも知れないのだ。紅白の饅頭ではなく、一つの饅頭に紅白の皮があるというハイブリッド饅頭になってるかも知れないのだ。実際のところはどうなのだろうか。
京都大学の卒業式の時にももちろん上用饅頭がもらえた。それは京都らしく北野天満宮のところにある老松という老舗の和菓子店のものだった。オレは卒業式を終えてその紅白の饅頭と羊羹の詰め合わせを家に持ち帰った。
ところがその饅頭はいつのまにか家人に喰われてしまっていたのだ。オレが気づいた時は箱はもう空っぽだったのである。オレの父親は「やっぱり京大のまんじゅうはうまい」と平然と言い放っていたのである。なんということだ。オレの人生の最大の悔いというのは、この饅頭を食えなかった悲しみである。どんなにおいしい饅頭だったのか。それを確かめるすべはもう二度とないのである。もう一度京都大学に入学して4年間の学業を終えないと、卒業式に出ることは叶わないし、饅頭を食うこともできない。
この世にはさまざまな手に入れにくい美味しいものが存在するが、その多くは長時間並ぶかゼニを出せばなんとかなるのである。もっとも得難いものの一つが、京大の卒業式で配られる老松の紅白上用饅頭であるとオレは思っている。卒業から40年以上たった今、京大の卒業式で配られる饅頭はどうなってるのだろうか。
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2021年02月23日(火) |
『鬼滅の刃』をやっと観た |
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録画しておいた『鬼滅の刃』をやっと観た。最初からである。竈門炭治郎が家族を鬼に殺され妹を鬼にされてしまう。その復讐と、鬼にされてしまった妹を人間に戻すという目的のために炭治郎は長く厳しい修行を続け、ついには岩を斬れるくらいの力を身に着けることになる。
いきなり家族全員を殺されるという場面は決してフィクションだけの話ではない。現代においてもアフガニスタンでは米軍の無人機の誤爆で殺された市民がいるし、内戦下の国では武装勢力によって理不尽に家族の命が奪われるということが起きている。ISやボコハラムはその活動を停止したわけではない。その時に当事者はどんな気持ちになるのか。そうした想像力を働かせてこの作品を理解すべきであるとオレは思っている。
この作品には「主人公の成長」「悲しい生い立ち」「強大な敵」「すばらしい仲間の存在」といった少年漫画にとっての魅力的な要素が揃っているうえにストーリーの面白さという部分、コミカルな部分も伴っているわけで、オレは改めて人気を得るのも当然であるという結論に達したわけである。
録画を視ていて感じたことは、けっこう難しい言い回しが自然に使われているということだった。それは主人公や登場人物のセリフである。たとえばこのフレーズだ。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな」
オレのようにふだんよく本を読んでる人間には「セイサツヨダツ」=「生殺与奪」と瞬時に脳内変換できるし意味も分かるわけだが、多くの子どもやふだん本を読まない大人にとってはこの語句の意味は理解不能だったかも知れない。
今、コロナ禍による緊急事態宣言下という状況にあって、収入を失った多くの人々が生活に困窮している。果たして生活の困窮や失業が原因なのかどうかはわからないが、実際に自殺者が増加している現象がある。新型コロナによる死亡者は高齢者が多いが、自殺者は若者が多いという。非正規雇用という不安定な生き方を選んでしまった場合、その生殺与奪の権を握ってるのは誰か。雇用主や派遣会社でありそのような雇用政策を決めている国の側である。
竈門炭治郎が剣士として生き抜くためには、誰にも殺されないほどに強くなるしかない。物語中の「鬼が人間を食うために殺す」世界では、鬼に殺されないように強くならなければならない。それが「生殺与奪の権を他人に握らせない」である。もっとも鬼は人間ではないので「他人」ではなく「鬼」と言うべきなのだが。
この人気アニメは世界に輸出されているという。どうせならその中にもっと政治的なメッセージをさりげなく込めてくれればと思うのである。特定の民族や宗教の弾圧、そして虐げられた弱者の反撃、そして為政者の腐敗といった問題を。
映画館でまだ上映されている「無限列車編」もいずれ観に行こうと思ったのである。別にハマったわけではないが、実際に面白いことは確かだからである。
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2021年02月21日(日) |
改めて辺野古埋め立てを問う |
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政府が沖縄に建設中の辺野古の軍港なのだが、海底の軟弱地盤を改良するために大量の土砂を海中投入することになり、その土砂の採取先が沖縄南部の糸満市などの沖縄戦の際に激戦地だった土地から運び出すことになっているそうである。山を一つ買って、それを土砂採取用に提供すれば莫大なゼニが手に入るわけである。もちろんその業者からは自民党政治家への闇献金も行われるだろうとオレは憶測するのである。
基地建設は何も防衛上の問題などで必要だから行われるのではなく、一部の政治家と土建業者の金儲けのために行われる。大きな環境破壊を伴うこのような工事を知るたびにオレはいつも思うのだ。「ゼニはやるから余計なことするな!」と判断する賢明な政治家は一人も居ないのかと。
辺野古軍港に付随する滑走路は長さが足りない。普天間基地で運用している部隊をそこに移転させたとしても不都合が生じるわけで、米軍はもしかしたら普天間の返還を拒否するかも知れない。そういった問題をすべてスルー「基地建設ありき」で進められてるのが今の自民党政治なのである。
土砂採取予定地になってる山にはまだ調査されていないガマ(洞窟)が存在すると言われている。沖縄戦の時に住民や日本兵が隠れたガマにはたくさんの遺骨が未収集で残っている。それが重機で粉砕され、遺骨交じりの土砂が辺野古の米軍基地の埋め立てに使われるのである。戦争の犠牲者に対してここまでひどい扱いをするのが政府のやり方であり、しかもその目的はただの金儲けなのである。このようなことは断じて阻止しないといけない。亡くなった方々に対して本当に申し訳ないのである。オレは居たたまれない気分になるのだ。
日本政府がこのような大規模な環境破壊を堂々としてることが果たして国益に叶うだろうか。世界の国々が足並みをそろえて自動車の電動化を進めようとしていて、排出ガスの二酸化炭素をなくそうとしているのに日本だけは大規模な環境破壊を積極的に行っている。その矛盾を突かれたときにどう説明するのか。
辺野古軍港は対中国戦を想定しているから必要なのである。日本はこれをどうして外交カードに使わないのか。辺野古軍港建設を止めるということと、尖閣の領海侵犯を止めさせるということで中国側と対話できないのか。オレはそれを不思議に思うのである。
外交というのは駆け引きの世界であり、基本は騙しあいである。習近平が世界征服の野心を持ってることは明らかなわけだが、それを上手にかわすためには高度な外交戦術が必要になってくるのだ。
アメリカは海兵隊の最精鋭部隊を沖縄からグアムに転出させた。沖縄の基地が中国の第一撃で壊滅した時に反撃する部隊が必要だ。それをグアムに置くというのは戦略的に正しいとオレは感じている。攻撃を受ければ真っ先に破壊されるような場所に莫大なゼニをかけて基地をわざわざ建設することの無意味さ、そしてその工事がただの利権目的だということを考えたとき、この無意味な事業を即座に停止することがオレは政治家の決断だと思うのである。それを実現する方法は政権交代しかない。
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2021年02月18日(木) |
鼻炎薬A(宣伝ではなく) |
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花粉症の季節である。オレはこの時期重度の花粉症にいつも苦しめられている。とめどもなく流れる鼻水、頭痛、目のかゆみなどである。甜茶の飴を舐めたり、さまざまな鼻炎薬を試したりしていたが、最近のお気に入りはクニヒロ・鼻炎薬Aである。
このジェネリック医薬品である鼻炎薬Aは、近所のスギ薬局で898円(税別)で販売されている。オレはいつもそれを購入していた。ところが何気なく楽天市場を検索すると、なんと一箱(48錠入り)が383円(税込)で売られてることがわかったのである。安いのである。どうしてオレは今まで高いものを買わされていたのか。
それでスギ薬局には悪いがこれからは安い通販で買うことにした。まとめ買いすれば送料も安くなる。オレは383円×3にメール便の送料250円を足した金額の1399円を確認して「購入する」をポチった。楽天ポイントもついでに貯まるのである。一箱当たりの単価は1399÷3=466.3円ということになる。一方スギ薬局で買う場合は898円×1.1(消費税)=988円ということになる。一箱当たり522円も安く買えるのである。半値以下である。
この鼻炎薬Aだが、オレは定められた使い方を全く守っていない。2錠ずつ1日3回というのが定められた容量用法だが、そんなに過剰に飲まなくても効くのである。体重の軽いオレは朝食後に1錠飲むだけだ。それで夕方までなんとか症状を抑えることができるのである。十分である。
飲む量を減らしたことには別の理由もある。この鼻炎薬Aは眠くなるのである。2錠飲んでしまうと眠くて仕事にならない。1錠でも軽い眠気は襲ってくるがまだ意志の力で耐えられる。2錠だと運転中に気を失うかも知れないので絶対に飲めない。そういうわけでオレは通常の服薬量の1/6程度で使っているのである。一日三回定められた容量を飲んでしまったら一日中眠くて仕事にならない。そんな副作用の強さなのだ。
この薬にたどり着くまでにはいろいろあった。かかりつけ医に花粉症を訴えたところ出してくれた「眠くならない鼻炎薬」は確かに眠くはならなかったが、効くこともなかった。効かない薬には全く意味がない。それなら「多少眠くはなるがよく効く鼻炎薬」の方が価値がある。かなり眠くなるがよく効く鼻炎薬であったクニヒロの「鼻炎薬A」は、服用量を減らすことで「そこそこ効くが少ししか眠くならない」というちょうどいい薬になったのである。
しかし、このように薬に定められた容量用法を勝手に変えてしまうことはどうなんだろうか。それは薬事法違反とかに問われないのだろうか。ヤクザ医師、いや薬剤師でもないオレが勝手に「こういう飲み方があります」と宣伝すればそれは法律上問題があるのではないか。そのあたり薬剤師さんの意見が聞きたいのである。
毎年春先になるとオレは花粉症で苦しみ、その対策にたくさんお金を使ってきた。しかし、今はこのクニヒロ鼻炎薬Aだけで済ませられる。
この鼻炎薬Aをスギ薬局で購入する時、なんか紙に記入させられたということがあった。乱用防止ということらしい。一種の麻薬みたいなものである。そうなるとオレもこの麻薬に支配された肉体になってしまったのだろうか。花粉症に今悩んでる方の中には、オレと同じようにこの薬に救われる方もいるかも知れないのである。一度試してみればどうだろうか。
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2021年02月17日(水) |
なぜ髪を染めるのか? |
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大阪府立懐風館高校で教員から茶色の地毛を黒く染めるように指導され登校拒否になったと生徒が学校側を訴えていた裁判で、大阪地裁は「教師たちは女性の髪を直接見て、地毛が黒色だと認識して指導していたため、違法性があったとはいえない」と認定し、損害賠償の請求を一部棄却した。ただ名簿から削除したことに関しては違法性を認め、33万円の支払いを命じた。訴えた生徒側にとって実質敗訴となる判決が下ったのである。
オレはこの裁判に関して多くの疑問がある。そもそも事実はどこにあるのかということである。先生方は髪の根元が黒いことを見て「地毛は黒」と判断したのだという。しかしそれは証言による証拠であり、生徒側が子どもの頃の写真などを提示して「ほら、茶髪でしょ」と証拠を出せばたちまち覆るものである。また小学校や中学校の同級生の証言があれば、それも裁判の重要な証拠であったはずだ。そういう証言は出てこなかったのだろうか。もしもそうした証言が出せないのならば、地毛が茶色というのは虚偽だったということになる。今回の判決は「地毛が黒」という事実認定のもとにくだったものである。
そして地毛が黒なのに「染毛禁止」という校則に従わず、学校側の指導に反抗して不登校になったということならば、それはもう生徒の我儘としか言えない。しかし、真実はどこにあるのだろうか。クラスの生徒が証言したり、その生徒指導に対しておかしいと感じる良識派の教員がいたりということをオレは想像するのだがそういう流れでもない。
公立高校の教員は公務員としての身分を守られてるから、内部告発者として学校側の問題を裁判の時に告発したからと言ってクビにされるわけでもない。だから原告側はそういう協力者を先生の中から探すこともできたはずである。
もしもこの裁判が「地毛は本当は黒」なのに校則問題をネタにしようとして人権派の弁護士が仕組んだイカサマだったならば、本当にクズなのはその弁護士たちである。オレはそういう連中が一番嫌いだ。
あとは個人的なことだがオレは染毛が嫌いだ。黒髪の美少女が好きなのである。もしも源氏物語に登場する姫君が茶髪とかなら変だろう。茶髪でかわいいと思ったのは元AKBの板野友美くらいである。だから若い女性がオシャレにしてるつもりで髪を染めてるのを見ると残念に思うし、若い男が茶髪にするのは軽薄さを感じる。偏差値の低い大学ほど喫煙率と茶髪率が高いということもよく言われる。浪人生が茶髪にしてピアスの穴をあけてるのを見ると「こいつはもう終わったな」と思う。まあそれらはすべてオレの主観的な価値観であり、昭和のオッサンの典型的な考え方であるけれども。
そして最初の問いに戻るのである。「なぜ染めるのか」結局これは本人の希望というよりは、「みんなやってるから」「流行ってるから」という主体性のなさみたいなこともあるのかも知れない。そして中学生や高校生が「染めたい」という時、それはたいていの場合は「オレは今後の人生をDQNで行きたい」というDQN宣言の意味があるから気を付けないといけない。オレは髪を金色にした息子を見て涙が出たのである。
←1位を目指しています。
2021年02月16日(火) |
ああ青春の支笏湖YH |
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オレがまだ大学生の頃、夏の北海道はYH(ユースホステル)に泊まって貧乏旅行する若者であふれていた。北海道にはたくさんの魅力的なYHがあり、若者は観光地よりもYHの魅力を求めて旅をしたのである。
北海道3大キ〇ガイユースと呼ばれたYHがあった。1980年当時のオレの記憶ではそれは野中温泉YH、稚内YH、えりも岬YHであり、他にも積丹かもいYHや岩尾別YHを挙げる人もいた。また礼文島にある桃岩荘YHは他のYHとは比較にならないほど狂ってるのでそこは別格扱いだったとオレは記憶している。
試しにネットで検索すると、キチ〇イという言葉がつかえなくなったせいで後に北海道3大馬鹿ユースと呼ばれるようになったようで、その3つとして挙げられてるのは桃岩荘、岩尾別、えりも岬の3つだった。〇チガイユースというのはミーティングと称する夜のレクレーションの時間に変な踊りをさせたり罰ゲームがあったりするという意味で、その面白さを求めて若者はそこに長期滞在したりしたのである。
ところが北海道のYHの中にはそうした狂った方向ではなくて、正統派のYHももちろん存在した。おいしい食事と楽しいレクレーションタイムで盛り上がるTHE青春という雰囲気のYHである。その代表が支笏湖YHである。
大学2回生の夏、自転車で北海道を旅していたオレは狂ったように北海道のYHを泊まり歩いていた。礼文島では桃岩荘に連泊して愛とロマンの8時間コースを歩いたし、知床半島や摩周湖まで足を伸ばした。そしてえりも岬YHにももちろん泊まった。そこでオレは他の旅人から「支笏湖YHは天国だ」という話を聞いたのである。それは
夕食はジンギスカン
ミーティングはフォークダンス
というものだった。これは何が何でも行くしかない。しかし、えりも岬から支笏湖までは200キロ近くある。サイドバッグ2個とフロントバッグに荷物を積んだ状態でその距離を走るのはかなり無理がある。しかしオレは無謀にもそれに挑んだのである。ジンギスカンとフォークダンス、食欲と性欲の二つを同時に満たせるこの目的のためにオレは必死で走ったのだ。
日高本線をゆっくり走るディーゼルカーと抜きつ抜かれつを繰り返してオレは海岸線の道路を爆走して無事に200キロを走り切って支笏湖YHには夕方16:30くらいにたどり着けたのである。
さて、夕食のジンギスカンだが鍋を置いたテーブルを数人で囲んで座る席になる。その時のメンバー選びが重要だ。できるだけ女性の多いテーブルにつかないと悲惨なことになる。男ばかりで肉を奪い合うような悲劇は避けないといけない。オレは自分以外のメンバーがすべて女性という卑怯なテーブルをゲットして肉を食って食って食いまくった。幸いそのテーブルの女性たちはみなさんおしとやかな大和なでしこで、もえあずとかギャル曽根のような方はいなかったので、オレは存分に肉が食えたのである。
そしてミーティングが始まった。フォークダンスである。その夜は幸いなことに宿泊者の過半が女性だったので男同士で手をつなぐという悲劇もなく楽しく踊ることができた。宿泊者の男女比は日によって違うので、男ばかりだと大変な悲劇が起きることになる。そこでもオレはなかなかついていたのである。大勢のきれいなお姉さんたちの手を握ることができたのである。もうフォークダンス最高である。
ここで軟弱な人間ならそのまま支笏湖YHに何日も連泊して怠惰になってしまうところだが、ストイックに自転車で走りまくることを目的としていたオレは気持ちを切り替えて翌日は積丹かもいYHに向かって無事に旅立ったのである。
オレにとって青春の思い出だったその支笏湖YHがなんと3月末に閉館することになったという。あれから40年近い日々が経過して、まだ存続していたということも驚きなのだが、酒も飲めないし、男女別々のユースホステルという宿泊形態が敬遠されるようになり、かつては日本中にあったYHが激減してしまった。わずかな生き残りのYHも昨年からのコロナで閉鎖や廃業に追い込まれたりしていたのだが、ついに日本ユースホステル協会直営の第一号として誕生した支笏湖YHが廃業して姿を消すのである。
若い頃に支笏湖YHに泊まってジンギスカンを食べ、フォークダンスを楽しんだ方は大勢いるだろう。その思い出の場所が消え去るのである。宿泊者が年々減少していったのは世の流れで仕方のないことだが、ピーク時の1973年には年間宿泊者が2万1000人もいたと新聞記事で知ってオレは驚いたのである。
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2021年02月14日(日) |
地震はいつでも来る |
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オレはクルマで海の近くを走る時はいつも思う。「今、津波が来たら死ぬかな」と。地震は時間や場所を選んでくれないし、予測もできないわけである。地中深く走るリニア新幹線が走行中に巨大地震が起きればそのまま車両は南アルプスの地中深く埋もれてしまうのである。そこにマグマが押し寄せて高温の中で溶けて死ぬなんてことは想像したくないが可能性としてないとはいえない。日本に住むというのはそういうことである。
巨大な地殻変動がいつ起きるのか。大きな地震や噴火がいつ発生するのか。阿蘇山がカルデラ爆発したような巨大噴火が起きれば九州の住民はほとんど助からないかも知れない。もちろんその確率は限りなく小さいわけだがゼロではない。今、地球温暖化を食い止めようと人類は必死であがいているが、その程度では済まないような環境変化が起きるかもしれないのだ。
小惑星レベルの巨大隕石が衝突すれば地球上の建築物はほとんどが瓦礫になってしまうかも知れない。そうなると人類滅亡ということだって起きるかもしれないのだ。核兵器が誤作動で飛び交うようになればもう手が付けられないし、世界中の原発がすべて地震によって破壊され、メルトダウンすればやはり人類はもはや生存できないだろう。文明崩壊後に生き延びた人たちがいたとしても、そこは「北斗の拳」で描かれるような世界になるような気がする。
地震はいつでも起きる。阪神大震災は未明に発生したが、新幹線の高架は崩落したし、阪急伊丹駅は完全に崩れ落ちた。乗客を乗せた新幹線の高架が崩落して時速200キロで脱線したらどうなるのか。ラッシュアワーで大勢の人が行き交う駅ビルが倒壊したらどうなるのか。発生時間が2時間あとだったら阪神大震災の死者数は何倍にもなっていたかも知れないのである。
いずれ必ず起きる南海トラフ地震の津波は西日本の太平洋岸の地域を広く襲うことになる。高知県や和歌山県では避難施設が建設されたりしているが、それが間に合うのかどうかはわからない。オレがこの記事を書いているその瞬間に地震がやってくるのかも知れないのだ。
もしも東京五輪の開催中に首都圏直下型地震が起きればどうなるか。世界からやってきたトップアスリートたちの中に犠牲者が出るかも知れない。競技施設の耐震性はどれだけ確保されてるのだろうか。埋立地にある選手村は地盤の液状化現象が起きる可能性が高い。日本という地震大国で大会を開催する以上、その危険はゼロには決してならないのである。
今回東北地方で起きた地震は東日本大震災の余震だという。10年経ってもまだ余震が起きるというのが日本なのである。我々はいつ大地震が起きて人が住めなくなるかも知れない日本列島という危険な土地で暮らしている民族なのだ。その宿命をどのように受け止めればいいのか。とりあえず原発はやめた方がいいじゃないかと思うのである。日本の原発はすべて耐震性が足りない欠陥原発である。
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2021年02月12日(金) |
近畿大学はすごい |
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コロナ禍とは無関係に今年も近畿大学は大量の受験生を集めた。近畿大学の受験生は今は必ずWEB出願しないといけないわけだが、その出願時に面白いオプションがある。それは追加でゼニを払うと、高得点の方を倍にして配点変更してくれるというオプションなのである。実際の受験料が3万5000円でも、追加オプションは志願者はほぼ全員利用するので結果として受験料を値上げしたのと同じ効果があるのだ。追加オプションを+1万円とすれば労せずして受験者数×1万円の利益を得られることとなる。
これを具体的に説明してみよう。近畿大学の文系学部は3教科で300点満点なんだが、英語100点、国語100点、社会100点のその配点を、社会だけ200点満点にして合計400点満点にしえもらえるのである。自分が受けた科目の中でたまたまもっとも高得点だった科目を自動的に2倍にしてくれるわけで合格可能性は高まることになる。そういう卑怯なオプションなのである。
受験生の人数には限りがある。どうやって売り上げを増やすかということを考えた場合、受験生を増やすよりも簡単なのは一人の受験生を何度も受験させて何回も受験料を払わせるという方法である。まず秋のうちに公募制推薦で受験させる。この公募制推薦はかなりの狭き門である。すんなりと合格できるのは関学や同志社レベルの学生であり、近畿大学が第一志望の受験生はこの公募制推薦で合格することはほとんどない。また、本命が同志社や関学の場合は合格しても入学しないわけで、入学定員のほとんどを残したままで近畿大学は1月下旬からの一般入試を迎えることができるのである。
近畿大学は商売がうまい。関関同立のすべてが理系の受験生に理科2科目をまだ課していた頃、近畿大学は理科1科目で受験することができた。物理だけ、化学だけというふうに得意科目1科目で勝負で来たのである。科目が少ないと志願者を増やすことができる。科目が少なかったらその少ない科目で絶対に失敗できない。そういうわけで受験生にとっては決して有利なことではないのに、受験生というのは基本的に馬鹿の方が圧倒的に多いので、科目数が少ないことは歓迎されたのである。関関同立の中で最初に理科1科目に踏み切ったのは立命館大学であり、結果として立命館は受験生を増やすことに成功した。以後、他の大学もどんどん追随したのである。
受験に必要な教科科目数を減らすことで受験生を増やそうとする大学というのは、能力の高い学生を集めることよりも、金儲けの方に興味がある大学である。日本中の国立大学の中で理系でも二次試験で国語の問題を課しているのは東大と京大、そして名古屋大の理学部・農学部だけである。それ以外の大学は理系に国語が不要と切り捨てたのである。
入試科目を減らして受験しやすくすれば不勉強な受験生が増える。これは普遍的な真理である。誰もが受験には必須と思っている英語を入学試験に課さない大学も現実には存在するのだ。たとえば國學院大学の文学部日本文学科では国語(現代文)と国語(古典)の2科目で受験できるのである。國學院大學は他の学科でも英語と国語を選択可能にしていたりする。このような入試科目にした場合、ものすごく国語が優秀な受験生が集まるかと言うと全然そんなことはなく、とてつもなく英語ができない受験生が押し寄せるというのが世の常である。ものすごく国語の成績が優秀な生徒は一般的に英語や社会もそこそこできるので國學院大學にはほとんど来ないのである。
ゼニを払えば入学試験の配点を自分有利に変えてくれるという仕組みで近畿大学は見事に成功した。近大と言えば「マグロ」が有名だが、そんなものは近畿大学の活動の一つに過ぎない。かつては関関同立よりも格下の産近甲龍(京都産業大、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)の一つとしてとらえられていたが、今はその中から一校だけ頭一つ抜け出した感じである。このみごとな戦略を立てているのはいったい誰だろうか。
←1位を目指しています。
2021年02月08日(月) |
中抜きを許すな! |
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日本の主産業は中抜きである。国がなんらかの業務を民間業者に委託する場合、実際の業務を行う会社と、受注した会社が違う場合が多い。新型コロナ関連で国が支給した持続化給付金事業の手数料が巨額であることが問題になったが、そうして「手数料」が表に出てくるのはまだマシな方である。多くはその中抜きの実態は明らかにされていないのである。ちなみに巨額の手数料を取りながら実態は実にお粗末で、WEB上で書面でしか審査されないために多くの詐欺師が国からゼニをだまし取るのに成功したことは広く知られている。
たとえば労働者の賃金を中抜きするのがシノギとなってるパソナは昨年度利益を8倍に伸ばした。大手ゼネコンは福島原発事故の除染事業を受注してそれを下請けに丸投げした結果として巨額の利益を手にしている。このような仕組みは日本の構造的欠陥であり、中抜きというのは広く日本に定着した習慣なのである。
維新の会のようにすべてを金儲けの観点で語るような連中が行政にかかわると、そこは中抜き業者の暗躍する世界となる。図書館行政に食い込んでぼろもうけすることを狙ってるTUTAYAは門真市の図書館を50億で受注したらしい。門真市長は維新の会に所属してるが、TUTAYAの図書館が日本中でさまざまな問題を引き起こし、廃棄予定の古本を公費で買わせるという錬金術がバレて問題視されてるのに、あえてその会社に図書館をやらせるなんてまともな人間には考えられないことである。
欠陥ぶりが話題になってるコロナ接触者報告アプリのCOCOAだが、発注した金額は3億なのに、なんと開発者には1600万円でその仕事が回ってきたらしい。間でいろんな連中が仕事もせずに中抜きして儲けてるのである。
公共事業の中抜きはもしも行政側の担当者がきちんと中味をチェックすれば摘発できるはずである。悪質なそうした業者は入札停止処分にすればいいわけだが、残念なことにそういう業者に限って公務員や首長と癒着していたり、談合を仕切っていたりするわけだ。たまに事件化されて報道されることもあるがおそらくそれは氷山の一角だろう。日本の主産業が「中抜き」なんだからそれはもうどうしようもないのである。
官僚が天下りのために作った外郭団体の多くは中抜きがその業務である。そういう組織をみんなぶっつぶせばかなり中抜きは減らせるだろう。日本にはそうした中抜きをシノギにしてる連中がどれだけいるのだろうか。原発の除染作業員の日給が10分の1になることを考えると、中抜きによって奪われている税金は国家の歳出の1/3くらいあるのかも知れない。それを減らすことができるならば、国家の財政は劇的に好転するだろう。国が教育や社会福祉にかかわる予算をどんどん削りたいのは、そこが中抜きしにくい部門だからである。
←1位を目指しています。
2021年02月07日(日) |
ハメこまれた人たち(ゲームストップ) |
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機関投資家やヘッジファンドにとって、零細個人投資家というのは養分みたいなものである。オレがこのブログの「ハメこまれた人たち」シリーズでたびたび描いてきたのもそういう哀れな個人投資家の投資行動についてである。しかし、個人投資家が束になってそうした巨大な存在に立ち向かおうとしたとき、うまく団結すれば成功することもあるのである。もちろんしょせん個人の集合体だから利益確定に走る個人が出ればたちまち戦線は瓦解する。そうした出来事がつい最近も起きていたのである。
アメリカに「ゲームストップ」というゲーム小売りのチェーンがあった。小型株は価格を動かしやすいのでしばしばヘッジファンドが株価を操縦して利益を出そうとする。個人投資家がSNSを通じてこの株に買いを入れた結果として株価は暴騰した。年末に17ドルだった株価は1月に入ると急騰することとなった。
そこに目を付けた空売り専門のヘッジファンドが次々と参戦した。実体のない相場に対してヘッジファンドが売りを仕掛けるのはお約束である。日本でもよくあることだし、そもそも最初の急騰劇の時点から仕込みである場合が多い。日本でもかつて「ガンホー」の株価が急騰するということがあったが、ガンホーの社長が孫正義の弟だったことを知った時にすべてが出来レースだったことをオレは理解した。
さて、せっかく買った株が巨額の空売りを仕掛けられて値下がりした。普通ならここで個人投資家たちは損切りして撤退するのがお約束である。しかし、多くの個人投資家たちはそこでSNSを使って広く連携して、さらに買いまくって株価を吊り上げ、ついにはヘッジファンドが損切りして撤退に追い込まれるという逆襲をしたのである。ゲームストップ株は一時345ドルに達し、1月29日の終値は325ドルだった。実に年末から20倍以上の値上がりを見せたのである。
日本から米国株に投資している多くの投資家もこの値動きに目を付けて参戦していたということは、SBI証券の米国株の買い付けランキング上位にゲームストップ株が入っていたことからわかる。
そのまま個人投資家の勝利になるかと思ったが、2月に入ると全く予想外の動きが起きる。それが証券会社各社による取引制限である。これは日本と同じ構図なのだが、SNSでつながって相場を操縦する個人投資家を警戒した証券会社と機関投資家の談合の結果だとオレは思っている。ゲームストップ株はたちまち暴落した。2月2日にゲームストップ株は前日比で60%安に近い90ドルにまで暴落してしまったのである。高値でつかんだ個人投資家は多額の含み損を抱えることとなってしまった。
日本でもかつてライブドア株が株式分割をしつつ急騰して話題になったことがあった。しかし、堀江社長が粉飾決算の疑いで取り調べを受けた段階でマネックス証券の松本大は突如ライブドア関連銘柄の信用取引における掛け目をゼロにするという一方的な通告を行い、結果としてライブドア株の暴落を引き起こした。相場を終わらせたのが証券会社側の一方的なルール変更だったという点で両者の構造はよく似ている。証券会社が個人投資家をただの「相場の養分」程度にしか思わず、常に強者の利益を優先する構図は日本もアメリカも全く変わらない。
証券会社は大口の投資家には損失補填するが、個人投資家はゴミ扱いである。オレはそういう構造にいつも腹を立ててきた。圧倒的な情報量を持つ強者の前では個人投資家は最初から勝ち目がない。だからSNSで団結して戦おうとしたのである。それをルール変更でぶっ壊したのがアメリカの証券会社連合なのだ。
今、日本の大手証券会社には巨額の手数料が転がり込んでいる。それは日銀がせっせとETFを購入しているからである。コロナ禍とも景気とも無関係に証券会社はボロ儲けしているのだが、その理由を「リモートワークが増えて在宅で取引する人が増えたから」などとごまかしている。本当は日銀と証券会社がつるんでいるからである。おそらく証券会社からかなりの政治献金が政界に渡っているのだろう。
官製相場はいつかは終わる。それは大勢の個人投資家が完全にハメこまれた時である。それはいますぐやってくるのか、3年後か5年後かはわからない。ただ必ずその時が来ることは間違いない。オレはその終わりのタイミングをつかんだら全力で空売りして人生最後の大勝負を仕掛けようと思っている。超豪華老人ホームに入ってもおつりがくるような財産を築くことができるだろうし、そのゼニを慈善事業に使うのも悪くない。オレが恐れるのは、このようなヤバい記事を書く危険人物としてオレが官邸の命を受けたヤクザに消されることだけである。
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2021年02月05日(金) |
先生、オシッコ! |
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10年間勤務した公立高校から男子校に移籍して最初に驚いたことは、授業中にトイレに行くことを告げる生徒が存在することだった。トイレは休み時間に済ませるものであるという当然のことが、男子校ではなぜか徹底されてなかったのである。これは日本中の男子校に存在する普遍的な現象である。教室に女子がいると恥ずかしさやテレがあるから言えないことが、男子校なら言えてしまうのである。では女子校はどうなのか。それは女子校に通った方から教えてもらいたいのである、
共学校と男子校を比較した場合、男子校は精神年齢の発達が遅れるということが言われる。それは中学から男子校で学ぶ生徒よりも3年間公立中学にいて、高校受験を経て入学してくる生徒の方が大人であることからも明らかだ。中学生、高校生にもなってトイレトレーングができていないという点で明らかに幼さが残っているのである。
幼さということはさまざまな行動面にも現れる。もちろん受験勉強するという上で男女別学というのは恋愛に余計なエネルギーを使わなくてもいいわけで環境としては優れている。しかし、社会性やマナーを身につける上では共学の方が上である。
授業中にトイレに行くことは我慢したほうがいいのかしないほうがいいのか。年を取ってトイレが近くなったオレは映画館では上映前に必ずトイレに行く。途中でトイレに行きたくなってしまうといい場面を見逃すかも知れない。だからそんなことがないように途中でトイレに行くのである。しかし上映時間の終わりの方になると尿意が発生し、必死で我慢して終わればトイレに直行するということもある。3時間の映画なら途中にトイレ休憩が欲しいのである。
授業中にトイレに行こうとする生徒の中にたまにいるのは、きわめて幼稚なタイプである。休み時間はまず遊ぶことしか考えてなくて、ぎりぎりまで遊んでそしてチャイムが鳴って教室に戻ってきて、そのまま授業が始まりトイレに行ってないので「先生トイレ!」と手をあげるのだ。こういう生徒ははっきり言ってものすごく困る迷惑な生徒である。もちろん人権派の方々は「トイレに行くのは基本的人権だ! 侵害するな」と主張するだろう。しかし問題は「休み時間のうちにトイレに行っておく」という基本的なマナーが身に付いていないことなのである。ペットの犬でも散歩のときに「今のうちにオシッコしておかないと」とわきまえて行動できるのである。散歩のときにめいっぱいはしゃいで、帰宅してからリビングにオシッコするような馬鹿犬がどれだけいるのかわからないが、少なくとも休み時間にトイレに行くことを優先できてない生徒はペットの犬に負けているのである。
このようなトイレの習慣についてあれこれと考えると果てしなく話が続くのである。オレは女性をクルマに乗せてエスコートする時に「トイレに行きたくなったら遠慮なく言ってね。恥ずかしいことじゃないのだから」と先に言う。今はコンビニとかいろんなところにトイレがあるのでどこでも停まって用を足せるからだ。
ただ、オシッコと違って突然やってくるものがある。それは柔らかいウ〇コである。これが腹痛と共に突然襲来すると一刻を争う危険事態なのである。授業中であってもどんな時であっても最優先である。そういうときはオレも「一刻も早く行け!」「GO GO GO!」と叫ぶだろう。もしも間に合わなくて大爆発した場合、本当に悲惨なことになるからである。保育所や幼稚園では時にそういう大爆発があるという。現場の方々の苦労は大変なものであると想像できる。おそらく老人施設でもそうしたことは起きているのだろう。せめてその苦労を味わう方々にはちゃんと待遇面でカバーしてあげて欲しいのである。
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2021年02月03日(水) |
台湾に学ぶコロナ対策 |
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もう台湾では、フードコートの大きなテーブルで大人数がマスクなしで会食や歓談できるようになっているらしい。仕事で台湾に住む友人からそう教えられた。コロナ対策を完璧に行ったおかげで経済へのダメージが最小限で済んだ台湾では2020年度の経済成長率が先進国の中で唯一プラスとなっているのだ。
台湾のコロナ対策には学ぶべきところがかなりある。たとえば2週間ホテルなどでの隔離に協力してくれた濃厚接触者たちは出るときに日本円にして6万円相当の協力金が支給される。ホテルの収入を保証するために感染者や濃厚接触者を自宅で隔離し、残りの家族がホテルに滞在するという逆パターンもあり、もちろん国からその宿泊費は補填される。
3倍券というものが発行され、それを手に入れると購入金額の3倍分の買い物ができるようになるということで消費喚起に役立ってるという。日本のGo toと違って小売業すべてに対して支援が行き届くということなのだ。
有能な政治指導者がいればここまでのことができるのである。日本との決定的な違いはここである。日本の場合は首相も無能ならワクチン担当相もデジタル担当相もとにかく無能である。そのうえ無責任だ。「私に責任がある」と発言はするが、一度も責任を取ったことがない。都道府県それぞれの知事は「やってる感」しか出さないし、テレビに出てできもしないことを放言することが仕事だと勘違いしてる吉村とかいう馬鹿もいる。
死者が大勢出ているというニュースをへらへら笑いながら語る神奈川県の黒岩知事のようなクソ野郎もいる。こいつらにとっては人がいくら死のうが他人事なのである。今困ってる人や苦しんでる人の心に寄り添えないような腐った政治家は全員退場してもらいたい。
仕事がなくなって家や収入を失いホームレスに陥る人がいる。今月の家賃を払うあてのない方がいる。支援はそうしたところまではほとんど届かない。さまざまな支援策は用意されてはいるが、どこに行けばそれが申し込めるのか手続きが周知されていない。かくして絶望した人の中には自殺という選択肢を取る人もいる。じわじわと女性の自殺者が増加していることは何を物語っているのか。そのことで政治家はなんとも思わないのか。己の凡庸さゆえに多くの人の命を奪ってることに対して、菅義偉は何も感じないのか。
コロナ対策に成功した国のやり方を日本は積極的に吸収するべきだ。そして台湾からの支援を受けるために政治家は頭を下げるべきである。おそらく中国に遠慮して何もできないのだろう。目の前に成功モデルがありながらそこから何も学べないのが今の日本なのである。
その台湾を武力侵攻で占領しようと宣言している国家に対して日本の政治家は何も発言しない。日本には「武士道」の心があったのではないか。どうしてこのような価値観を我々の国の政治家は持たないのか、オレはそれが残念でならないのである。
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2021年02月01日(月) |
維新のピンハネについて |
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大阪府ではホテルなどで隔離されているコロナ陽性者の食事が最悪である。管理栄養士がついていたら絶対に出さないようなひどい献立である。
朝 パン、ソーセージ、ジュース
昼 牛丼
夜 唐揚げ弁当
という状況で、一食あたり300円もしないような低レベルのものが提供されているのである。こんなものではますます健康が悪化するだろう。
ところが実は予算は十分にあるのだ。国からは一食あたり1500円、一日4500円という予算が割り当てられていて潤沢に使えるので他府県は本当に豪華である。地域のお店を応援するという理由で豪華なお弁当が提供されたりしている。貧弱なのは大阪だけである。どうしてそんなことになるのか。
これはオレの憶測なんだが、おそらくその差額は大阪府にピンハネされているのである。事実を明らかにするために吉村知事に誰か議会で代表質問してもらいたいのである。府議会でこの謎をぜひとも追及してほしいのだ。ゼニの流れがどうなってるのか、業者に払ったゼニがいくらで、実際にかかった経費がいくらだったのかなどをちゃんと検証してもらいたいのである。
自宅放置者、いや自宅療養者に配られた食料もひどかった。大量の「どん兵衛」などのカップ麺が無造作にゴミ袋のような大きなポリ袋に詰められていた。オレのような老人にとって「毎食どん兵衛」というのはつらい。これも他の都道府県で配られてるよなものと比べては格段にレベルが低いのである。なんでこんなことになるのか。どんな低予算でごまかそうとしてるのか。
オレはかなりのゼニを居住する市や大阪府に納めている。しかし、大阪の行政サービスは日本で最低レベルなのである。オレはもう子どもが成人しているが、教育関係の予算もどんどん削られるばかり、幼稚園や保育所は統合で減らされる一方だ。公教育をボロボロにしておいて、その一方で塾に通うためのゼニを支援するとか本末転倒である。学校でちゃんと勉強しない子たちに塾代を補助したらますます学校の勉強を軽視するだけだ。どうしてそのゼニは公教育のために使わないのか。
公立病院をつぶし、公立の幼稚園保育所をつぶし、公立高校を減らし・・・という維新の会の「公を軽視する」姿勢は大阪の価値をどんどん毀損していく。じゃあそうやって仕事を丸投げした「私」の方はどうなのかというと、今回のようなピンハネ弁当や配食を行うのである。お役所の窓口はパソナ派遣に占められ、その派遣ががんばって生活保護を1件減らすごとに報奨金6万円がパソナに支払われるのである。
維新政治というのはピンハネ政治である。維新に群がった企業がおこぼれをもらえるので支持しているのである。隔離者の食事を提供している業者はどれだけ中抜きして儲かっただろうか。もちろんそこから維新の議員などにキックバックされるのだろう。もちろんすべてオレの憶測なんだが、そうでないなら消えたゼニについてきちんと吉村知事は説明すべきである。
オレは大阪から維新の会を追い出したい。こいつらには消えてほしい。ピンハネ政治は絶対に許したくない。
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