江草 乗の言いたい放題
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2017年03月31日(金) 関西電力というクソ企業        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 大津地裁で出た高浜原発の運転差し止めという判決は、高裁では予想通りひっくり返された。裁判官は国策に逆らうような判決を出せば出世の道が閉ざされ、逆に国策を後押しすれば出世できる。こんな恥ずかしい人事が行われているのが日本の現実である。日本がいつまで経っても真の民主主義が根付かず、正義が実行されないのはこんな現実が存在するからである。国民の世論を無視した原発政策なんて、裁判所がしっかりしていればいつでも打ち砕けるのだ。裁判所の連中がみんな腰抜けだからこのようなことになるのである。

 もしも将来大きな原発事故が起きれば、今回の再稼働を認めた判決を下した裁判官を含めて、関係者は全員私財を没収して賠償にあててもらい、ついでに責任を取って死刑にしてもらいたい。いざというときに腹を切るのが上にいるものの使命である。東京電力の勝俣会長が腹を切ってお詫びすれば多くの避難者が納得したのである。賠償交渉を難しくしている理由は、東電の幹部が誰も責任を取らずに高給をもらってどんどん隠居していくからである。

 関西電力はなんと、今回の再稼働GOを受けて、ほんのわずかだが電力料金を値下げするらしい。上げるときは豪快に上げるが、下げるときは雀の涙である。そしてなんと配当を復活するらしい。関西電力の株主なんてどうせ金持ちばかりだから、結局は庶民から搾り取った電気代を金持ちの間で山分けしてるだけのことである。全くもってクソ企業以外の何ものでもない。

 オレは原発事故の後の電力各社の不誠実な対応ぶりを見てさっさとすべての電力株を売却してしまったが、もしも「原発反対」を声高に主張する電力会社が存在すればその株主になろうと本気で考えている。

 さて、再稼働とセットになった電気代の値下げに関してテレビでは街の声を取材していたが、ほとんどが値下げを好意的に受け止めるものばかりだった。この愚民どもはおそらく「原発反対する連中のせいで高い電気代を払わされ迷惑した」くらいにしか思っていないのだろう。それが政府の「洗脳作戦」であることもわからずにだ。もしもオレがインタビューを受けていれば「値下げなんかしなくてもいいから、すべての原発を即座に廃止してくれ」と答えただろう。そんな場面は編集でカットされるに決まってるのだが。

 もしも電気を作り出す手段として原子力以外の方法が全く存在しないのならば、危険であっても原発を稼働されるしか方法はない。しかし、電気なんていくらでも作り出す手段はあるし、自然エネルギーの利用もまだほとんど進んでいない。海流とか潮汐とか、大きな規模の自然エネルギーはほとんど手つかずで残っている。よく原発推進派の馬鹿が、「原発に反対するのなら電気を使うな!」などとほざいてるが、オレは逆にその馬鹿に対して「そんなに原発が安全と思うなら、福島原発の廃炉作業に参加してこい」と言いたい。一度事故を起こせばこんなことになるんだということを理解せず、そればかりか「今度はもう事故は起きない」と楽観的に考えてるアホが政治家にも官僚にもたくさんいるということがオレは信じられないのである。

 どうして海外旅行するときに旅行保険に入るのか。海外で病気になる可能性がゼロとは言えないからである。どうして大学受験するときに本命以外の大学も受験するのか。必ず本命の大学に合格できるとは限らないからである。人は常にリスクをコントロールしながら生活している。この世のさまざまな減少の中で唯一コントロールできないリスクが自然現象である。噴火や大地震、津波といったリスクは一度起きてしまえば人類の文明を破壊し尽くすことができるパワーを秘めている。日本中に多くの原発を存在させているということは、そうした大災害の時に日本列島と全国民が運命を共にして滅びるということなのだ。噴火や災害で滅びることは仕方がないにしても、原発のせいで滅びるというのはあまりにも愚かしいじゃないか。それだけは阻止したいのである。

 いや、滅びるのが日本国民だけならまだいい。地球規模の環境汚染となればその被害は全世界に及ぶのである。その時にどうやって世界に申し開きするのか。もっとも日本列島が消滅して政府も何もかもなくなれば申し開きなんてしようがないのだが。

 関西電力はきっと「再稼働のおかげで電力料金を値下げできました」と顧客に洗脳キャンペーンを展開するのだろう。そうして多くの馬鹿国民はその洗脳にまんまとだまされるのだろう。オレは絶対にだまされない自信があるが、残念ながら世間には馬鹿の方が多いのである。

 電力自由化の中で使う電力会社を変更できるようになった。オレは今、関西電力から大阪ガスに乗り換えようと画策してるのだが、インターネットのプロバイダーとしてeoメガファイバーという関西電力の光ファイバーを利用してるのだ。もしも関西電力をやめればなんらかの不利益が生じるのではないかということを危惧している。さて、どうなるだろうか。


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2017年03月28日(火) この世に安全な冬山登山などない        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 栃木県の高体連が実施した冬山登山の訓練で雪崩が発生し、8名の犠牲者が出た。オレは2000年3月5日に起きた、文部科学省の登山講習会で発生した大日岳での遭難事故を思い出していた。尾根筋にできた雪庇の上で休憩を取っていたところ、突然その雪庇が崩落して雪崩となって巻き込まれた人の中で2名が犠牲となった遭難事故である。

 この世に100%安全な冬山などない。雪が積もっていれば雪崩の危険性はいつもある。目の前の雪の壁は崩れないかも知れないし崩れるかも知れない。それは全く予見できない。南極の大きな氷河が崩落する瞬間が誰にもわからないように。 

雪の中をラッセルして進む訓練というのは、オレがまだ公立高校で教員だった頃に山岳部の顧問として経験した。見渡す限り雪雪雪の真っ白な世界である。今ならGPSなどという便利なモノがあるが30年以上前の当時はそんなものはない。ベテランの顧問の先生の後を歩きながら、「どうして道がわかるのだろうか」と不思議に思ったことを思い出す。今回訓練中だった高校生たちは、視界の乏しい吹雪の中を歩いていて、いつのまにかスキー場の敷地からはずれて山側に入り込んでいたという。そこに過失があったのかなかったのかはわからない。

 コースをはずれても必ず雪崩が起きるわけではない。今回は運悪く雪崩が発生する時間に歩いてしまって遭難事故につながったわけだが、それが1時間後ならばすでに雪崩が起きた後だったことになる。だから不幸な事故だったと言うしかない。かつて山岳部顧問として生徒を引率して登山したことのあるオレは、指導者たちの責任を問う気にはなれない。遭難したいと思って引率している人など誰もいないと思うからだ。

 人の行動には間違いが起きる可能性がある。今回の訓練がもっと下の方で行われていたら、つまりスキー場のゲレンデ中央部なら雪崩が発生した山の斜面から離れていたら安全だったかも知れない。しかし過去にはスキー場で起きた雪崩事故で死者が出たこともある。「ここなら安全だろう」というのは単なる憶測でしかない。

 ただ、「雪崩注意報」が出ていたということをどうして今回の指導者たちは無視したのだろうか。オレが一番引っかかるのはそこである。どうして「勇気ある撤退」という判断ができなかったのかということだ。前も見えないような吹雪の中でどうして訓練を決行したのだろうか。そこに「これくらいで中止したらカッコ悪い」などという前近代的な体育会的な論理が働いていなかっただろうか。

 今回の栃木県の遭難事故が、未来ある若い高校生たちの命が失われる不幸な結果となったことはまことに残念と言うしかない。遺族の方々の悲しみはどれだけ大きいかとオレはやりきれない気持ちになる。悪天候の中で強行された訓練ということを考えれば高体連の側の過失責任というものが問われても仕方がないし、むしろその責任は問われるべきだろうとオレは思うのである。これだけの事故が「過失はなかった」という決着ではとうてい納得できない。2000年3月5日の大日岳の遭難事故の時も、文部科学省が「過失はなかった」という報告したために遺族が納得できずに賠償を求める民事訴訟を提起したのである。

 栃木県教委は今回の遭難事故を受けて高校生の部活動での冬山登山を禁止するという。その決定自体は正しいと思うし、禁止しているのに活動すれば今度はその学校が責任を問われることとなる。

 冬山登山は常に危険と背中合わせである。お正月に悪天候になれば必ず多くの遭難事故が発生する。そんなことは毎年のことなんだが、だからといって「冬山登山」そのものが法律で禁止されることはない。富士山は冬季は一般の登山者は入れないことになってるが、外国人は平気で登っている。もちろん天候が急変すれば遭難の可能性は高い。夏山でさえも、登山道には手すりなどないからちょっと足を踏み外したり滑ったりするだけで転落して死ぬこともある。

オレは亡くなった若者たちのために祈りたい。君たちがかなえたかった夢とはいったい何なのか。そんなことを思って教壇に立っている。かつて山で命を落とした教え子たちの無念を思いながら。


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2017年03月26日(日) タワーマンションは最後はどうなるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 新しいモノを建設することよりも、古いインフラをいつまでもメンテナンスして維持していくことの方がこれからの日本では大切だとオレは思っている。東海道新幹線という日本でもっとも大切な交通インフラは、永久に使い続けられるものなのだろうか。鉄筋コンクリートの橋脚の耐久性は無限ではないだろう。

 オレが住んでいる家はオレが中学3年の時に両親が建てたから、いろんなところでもう痛みが出てきてしまっている。でも贅沢な注文建築で建てられているからきっとそこいらの建て売り住宅よりは耐久性はすぐれているはずである。夏は暑いし冬は寒い典型的な古家なんだが、きちっと断熱材を入れて大幅リフォームすれば快適になるだろう。もっともオレが生きてる間にそんなことをすることは考えてない。それ以前に駅から遠くにあるこの家は不便でしkぁたがない。買い物も遠いし、クルマがないと生活できないようなところに建てられたこの家ははっきり言って失敗だとオレは思っている。我が家の息子二人は家を出てしまうから、オレが死んだ後はこの家は廃墟となるか人手に渡るだろう。

 時間の経過によってさまざまなものの事情が変化していく。50年もの定期借地権を設定した土地が取引されているが、50年後には関係者がみんな死んでるわけでそうなるとどのように決着を付けるのだろうか。

 大阪市内にはどんどんタワーマンションが建つ。建てるならいましかないという感じでじゃんじゃん建設され、そして飛ぶように売れていく。もしもそのタワーマンションに欠陥があればどうするのだろうか。建て直すといっても、その業者が倒産したらどうしようもないだろう。報道されているのはほんのわずかであり、実際には数多く起きている欠陥マンションの問題は、マスコミに華麗にスルーされている。貴重な広告主様の機嫌をそこねるわけにもいかないし、そもそも訴訟を起こすことが他の住民の反発を招くのである。雨漏りに困って訴えようとしても、他の住民が「余計な裁判を起こされるとマンションの価値が下がるから迷惑なんですけど」と妨害される。実際に住んでる人たちの不満の声はなかなか公開されることはない。そして管理組合がいつまでもきちっと機能していけるかどうかはわからない。

 居住者の中に大勢の「価値観を共有できない迷惑な連中」が入ってきたらもうオシマイだ。まっとうな居住者はさっさと転売して出て行く。トラブルに関わるよりもさっさと別の新築の所に行けばいいと思うからである。

 50年後、タワーマンションはいったいどうなるのだろうか。もちろん50年先にオレは生きていないわけでその行く末を見届けることはできない。しかし、オレの地元にある築40年とかの古いマンションがすでに廃墟になっているのを観ると、そういう状況というのはいずれ日本中を覆い尽くすに決まってるのである。

 日本はこれからどんどん人口減少していく。無住の地が増えれば、いずれ家や土地はタダになるだろうし、持っていれば固定資産税という税金を払わないといけないという点で「負の財産」となってしまうだろう。家なんか持たなくても、そこら中に空き家が存在して管理されていなくて、勝手に居住してそのまま居座ってしまう人が増えてくるだろう。

 誰のモノかわからない家や土地、相続対象者がすべて死んでしまっている不動産がこれから増えていくわけだ。そうしたものを国の財産としてどんどん吸収し、再利用できる仕組みを今のうちに作っておかないといけない。

 タワーマンションの問題を一挙に解決する方法がある。それはその所有権を「建物の価値が消滅した時に自動的に消滅します」と規定すればいいのである。50年後には消えてなくなりますよと宣言するのだ。その上で、その消滅の日まで使う権利として分譲販売するのである。土地は最後は誰のモノでもなく国に返されることにすればいい。そうすれば再開発がやりやすい。50年後に爆破解体して、新たに建て直して売り出せばいいのである。

 バブルの頃に大量に建設されたリゾートマンションは、一時期は大幅に値下がりしてタダ同然になっていた。それが最近は見直されているのである。タダ同然になったから今度はそのタダ同然の住居を老人が「終の棲家」として購入するケースが増えているのだ。100万円以下で買える物件も多く、都会で家賃を払い続けるよりも安いし、何よりもう都会に住む必要などない。

 地下鉄御堂筋線の中津駅の駅前にあった東洋ホテルの跡地に50階建てのタワーマンションが建設されている。オレはその新聞広告を見ながら、50年後はここはいったいどうなるのだろうかと思ったのである。自分が死んだ後なんてどうでもいいことなのかも知れないが。未来の日本が廃墟になっている姿を見ないで死ねるのはある意味幸せかも知れない。


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2017年03月24日(金) 日本政府は南スーダンの人を見捨てました        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 「ホテルルワンダ」という映画がある。かつてルワンダで起きた大虐殺の事実について描かれた作品である。その映画の中でPKO部隊が撤収する場面が出てくる。そこで起きている虐殺事件に対して世界は無関心で、誰も危険に直面している人たちを救ってくれなかったことが冷ややかに描かれる。それと同じことが今南スーダンで起きていて、政府軍兵士や反政府勢力のゲリラによる民衆への略奪、強姦、虐殺が日常的に発生しているのに世界はそれに対して有効な手を下さず、国会では「自衛隊員の血を流すな」という自国中心主義の論理が展開されている。いつから日本人は「義」の心を忘れてしまったのだろうか。

 ゼニのためでもなく、名誉のためでもなく、ただ「正義」のためにそこで起きている虐殺を阻止するという大義で自衛隊は活動できないのか。オレはそんなことを思うのである。防衛大臣は堂々とそれを語って欲しかったのである。「戦闘地域ではありません」という建前論に終始しているこの論戦にオレはあきれていた。

 第二次大戦が終わった後も、世界では虐殺の歴史が延々と続いた。チベットでは中国の人民解放軍の侵略によって数百万の人が殺された。チェチェン紛争ではロシア軍が住民を大量に虐殺した。ユーゴ内戦では「民族浄化」と呼ばれる組織的なレイプが行われた。歴史はいつまでも同じことを繰り返ししているのだ。その愚かな歴史を二度と繰り返さないというのが日本国憲法の精神であり、日本という国が世界の中で果たす役割ではないのかとオレは思うのである。

 世界中の国が南スーダンの民衆を見捨てて撤退しても、自衛隊は部隊を増強してその土地に治安を取り戻すべく活動すべきではなかったのか。日本から大量の兵員を送り込んで
我々は正義の軍隊である」と世界にアピールすべきではなかったのか。「ルワンダのような悲劇を繰り返してはならないのです。どうして世界はこの土地にいる人を見捨てるのですか?」と訴えるべきだったのだ。

「こんな危険なところでは隊員の安全が守れないから活動できない」

 それが真に正しい判断なのか。いつから日本人は武士道精神を失ってしまったのか。どうしてこんな情けない卑怯な国に成り下がってしまったのか。オレは悲しく思うのである。オレが防衛大臣だったなら、今こそ日本が平和を愛する国家であることを世界にアピールするチャンスだと主張するだろう。そして大幅に部隊を増強して、数万の兵力で南スーダン全土に治安を取り戻すことを目標にするだろう。必要ならば政府軍や反政府ゲリラとの戦闘も辞さず、ならず者どもを一掃してそこに真の平和を確立するために尽力させるだろう。もちろん指揮官として現地に乗り込んで。

 もちろんそうなると「海外派兵ハンタイ」とかデモを行う馬鹿サヨクの連中が国会前に集まるだろろうし、自衛隊員の中にも任務を拒否する者も出てくるだろう。しかし、「正義を貫く」というのは正しいことであるとオレは思っている。

 紛争地域での治安というのは「圧倒的な武力」なしには成立しない。「派兵しました」という単なるアリバイ作りのために派兵してるような現状では世界に対して何のアピールもしていないのと同じことである。

 アメリカが世界の警察の看板を下ろしてしまい。中国やロシアが帝国主義国家として復活した今、世界「正義の軍隊」として戦えるだけの戦力を持てる国は日本以外にどこがあるだろうか。

 日本の誇るハイテク技術で自衛隊の戦力を高め、「正義の軍隊」として紛争地域に派遣することで国際貢献することが、日本の国際的な地位を高めるとともに真の平和国家として世界に貢献できることであるとオレは信じている。それが今はただの夢物語にすぎないとしても。

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2017年03月21日(火) ブラック保育園の経営者を逮捕しろよ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 世間はブラックが大流行だ。ブラック企業にブラックバイト、ブラック小学校にブラック幼稚園や保育園まであるのである。兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」はひどいブラック保育園であったことが暴露されて話題になっている。給食の量を減らし、人件費を切り詰めて遅刻や欠勤から罰金を取り立て、無給で働かせたりしていたと言うからあまりにもひどい。またこのような施設にも巨額の補助金が支給されているということも全くもって許せない。経営者を逮捕して刑務所にぶち込むべき案件であるとオレは思うのである。

 働くためには幼児を預けるしかないという親は弱い立場にある。保育園がひどいところであっても、そこに預けるしかないという状況があり、子どもが人質に取られてる以上告発することもできない。今回抜き打ちで検査してはじめてそのひどい実態が暴露されたわけだが、このようなブラック保育園は全国に数多くあるとオレは思っている。こういう施設は経営者の財産や特権を没収して、まっとうな経営者に委ねるしかないのではないか。志のない人間が学校や保育所の経営を金儲けで考えるとこんなことになってしまうのである。そんなふうにならないようなチェック機能と仕組みを構築することが必要ではないか。常に待機児童が存在して、園児を奪い合うという競争原理が働かないことが、このような悪質な施設が存在することの根本的な原因である。

 神戸新聞の記事を引用しよう。

兵庫・姫路のこども園 保育士欠勤や遅刻で罰金、無給勤務
神戸新聞NEXT 3/21(火) 7:30配信
 不適切な保育実態が明らかになった兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」が、保育士と不当な雇用契約を結んでいたことが20日、市などへの取材で分かった。給付金を受けるため市に提出した雇用契約書とは別に、欠勤や遅刻をすれば罰金や無給勤務を科す“裏契約”を交わしていた。市は労働基準法違反などの疑いもあるとみている。
 同園はこども園の認定を受けた2015年度以降、運営のため、年間約5千万円の公費を受給。保育士の人件費も含まれている。
 市などによると、同園はこども園への移行に伴い、市に雇用期間や賃金を記した契約書を提出。一方で一部の保育士と内容の違う契約書を交わしていた。
 “裏契約書”には、欠勤や遅刻、早退をした月は給与から1万円減額すると記載。無断欠勤すれば無給のボランティア勤務7日間、30分以上の遅刻なら2日間などとした。保護者を待たせた場合は「10日間のボランティア勤務、お客さま宅に謝罪」ともあった。
 また、祝日などで保育士の休日数が園の規定よりも多い月は、日数に応じて給与がカットされていたという。
 裏契約書は16年度になくなったが、その後も雇用状況は変わらなかったという。
 同園の保育士は「1日働いても無給で理不尽に感じたが、園の方針で従うしかなかった」と証言した。
 同園を巡っては、兵庫県と市の特別監査で、保育士数を実際よりも多く報告して給付金を水増し請求するなどの不正行為が判明した。県は近く、こども園の認定を取り消す方針。(金 旻革、木村信行)


 認定を取り消せばそれでいいのか。詐欺罪で告発して経営者を逮捕して、不当労働契約や園児に対する虐待といった罪でも告発すべきである。最低でも10年くらいは刑務所にぶちこんで、これまでに支給した分の返還と相殺する形で財産をすべて没収すべき事案だろう。「取り消す方針」なんて寝ぼけたこと言わずに即座に経営者を逮捕拘禁すべきじゃないのか。今頃はせっせと証拠隠滅してるに決まってるじゃないか。

森友学園の経営者である籠池夫妻のハチャメチャぶりが世間では話題になっているが、あそこまでぶっとんでなくても、かなりあくどい連中が預かってる子どもを虐待したりしている園はあるだろう。ところがそうした連中の既得権益がしっかりと守られてるというのもまた事実なのである。オレのようなまっとうな人間を経営者に据えてゼニの流れを管理させれば問題は一切発生しないわけだが、実際はがめつく私腹を肥やす連中が「私立保育所経営」というおいしい利権を手放さでいるのである。

 夢を抱いて保育士になった人たちがその夢とやる気を搾取され、ストレスを子どもに向けて発散するようになったらこの国はもうオシマイだ。将来の不登校やニート予備軍は幼稚園・保育所時代に作られると言われる。教育資源もゼニも本当に使わないといけないのは幼児教育であるという大切なことが、わが国の政治を動かしてる連中には全く見えてないのである。実に嘆かわしいことである。


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2017年03月15日(水) 誰が松井山手で儲けるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 たぶんオレが生きてる間には完成しないだろう北陸新幹線の、京都から大阪へのルートについて、最短距離で結ぶ北回りルートではなくて南回りルートが選択されるらしい。淀川を渡る大きな橋を作るのか、それとも地下に線路を通すのかはわからないが、とにかく南ルートという政治的な決着が為なされた。そしてなんと片町線(学研都市線)と接続する駅が松井山手に作られるらしい。イナカモンドリーム炸裂である。

 たぶん政治家の関係者やその縁者がすでに松井山手周辺の不動産を買い占めていたりするのだろう。そこに新幹線の新駅を作ることで莫大な値上がり益を手にすることができるのだ。なんて楽な投資方法だろうか。

 この数年で松井山手駅周辺で不動産を取得した連中の身辺を洗ってみればカラクリははっきりする。またそこに大手の不動産業者が絡んでいれば、当然そいつらは政治献金の形で見返りを支払っているだろう。オレはすべてを憶測で語っているが、これまでの新幹線利権は常にそのような形で発生してきた。滋賀県で栗東駅を作るという形でぼろ儲けしようとした国松知事の陰謀が、県知事選で素人の嘉田由起子候補にまさかの敗北を喫してイナカモンドリームが吹っ飛ぶという痛快事も過去には起きているが、普通は政治家の土地転がしビジネスが成功するのである。

 新幹線がここに停車することでどんな経済効果が発生するだろうか。京都駅の乗り換えがどんな形になるのかがわからない以上なんとも言えないし、北陸新幹線の京都駅がとんでもなく乗り換えにくい場所にできれば、東京から来た人が「のぞみ」から乗り換えて松井山手に行くということも起きないわけである。だから後は京都駅の問題である。

 北陸新幹線に関してはオレは「小浜ルート」には反対だ。オレが提唱するプランというのはあくまで「湖西線ルート」である。今のJR湖西線は全線高架で、将来の北陸新幹線のことを考えて建設されたはずである。そこにたまたま在来線が走ってるわけだが、この線路を広軌化して、そこに新幹線と在来線を走らせれば済むだけのことである。全駅にホームドアを設置すれば通過時の危険もないだろう。そうすれば小浜ルートよりも距離も短いし、京都駅の問題も解決する。新線建設部分は敦賀から近江塩津と、山科から新しいトンネルをぶち抜いて京都駅に結ぶだけのことである。総工費もかなり安くなるだろう。

 なぜそういう発想がないのか。それは北陸新幹線というのがきわめて政治的な意図で建設されているからである。小浜に無理矢理持ってくるのはひとえに「原発利権」の存在があるからだ。原発銀座に住む福井県の人たちがもしも「原発反対」という主張になってしまえば国は困ったことになる。もしも日本海で巨大地震が起きて大津波が来れば、若狭湾にある原発はすべて壊滅し、放射性物質は琵琶湖に降り注いで関西の水道水はほとんど使用不能になるだろうし、名古屋や東海圏にも放射性物質が降り注ぐ。その巨大地震は千年年後かも知れないし,明日かも知れない。

 近畿圏に住む我々がこうして暮らしていけるのは運良く巨大地震に遭遇していないからというだけである。福島第一原発周辺に住んでいた人たちは東日本大震災の時にその土地を奪われ、二度と故郷には帰れない。福井県嶺南地方の人たちが、「ふるさとが大事だから原発なんかいらない!」という主張をし始めたら国はまことに困るわけで、だからこそそうした声をだまらせるために北陸新幹線小浜ルートが必要なのである。こんな明白な事実について週刊誌もマスコミも全く報道せず、それを堂々と言えるのはオレのような罵倒コラムニストか山本太郎くらいである。

 北陸新幹線、そしてJR東海を将来に倒産させるための引き金となるだろう中央リニア新幹線という二つの政治路線は、日本が今直面している少子高齢化という問題に目をつぶり、大きな負の遺産でしかない巨大インフラを未来の若者に押しつける。負の遺産が残したその巨額の借金は、少子高齢化の日本に大きくのしかかってくるのである。


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2017年03月13日(月) 居眠り運転に過失はありませんか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 居眠り運転で人をはねて死なせれば自動車運転過失致死罪である。それでは睡眠導入剤を飲んで運転した結果、居眠りをしてしまって人をはねれば、それは「危険運転罪」である。そんな単純な論理をぶちこわして、睡眠導入剤を飲んでるのになんと普通に運転して事故を起こすよりも軽い「無罪」判決がくだされたのである。大阪地裁のトンデモ判決にオレはあきれてしまうのである。
 時事通信の記事を引用しよう。

児童ら6人負傷事故は無罪=危険運転罪、成立せず―大阪地裁
時事通信 3/13(月) 11:18配信
 大阪府豊中市で2015年、登校中の小学生らの列に車で突っ込むなどして6人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)罪などに問われた中村恵美被告(51)の判決が13日、大阪地裁であった。
 田村政喜裁判長は危険運転罪は成立しないとして、事故については無罪を言い渡した。
 中村被告は母親に対する傷害罪にも問われており、同罪に関して罰金30万円とされた。検察側は懲役4年6月を求刑していた。
 中村被告は、睡眠導入剤を飲んだ影響で正常な運転が困難な状態に陥ったのに運転を続け、15年5月20日朝、豊中市で登校中の小学生の列に突っ込むなどして、男児ら6人に重軽傷を負わせたとして、危険運転罪に問われていた。
 田村裁判長は、事故を起こす前に蛇行運転や信号無視などの異常な運転はなかったと指摘。「睡眠導入剤の影響で普段より注意力が減退していたとは言えない」と判断し、危険運転罪の成立を認めなかった。 


 事故を起こす前に異常な運転はなかったという。誰だってそうだ。交通事故を起こす直前までは普通に運転してるのである。そんなこともわからないこの田村政喜というボンクラ裁判官は、事故現場まで100人くらい人をはねながら運転しないと「異常な運転」とは思えないようである。こういう馬鹿が裁判官をしているから大阪地裁はトンデモ判決が多いのである。

 この裁判は「どうしてもこの女を無罪にしたい」という結果が先に存在し、そのための理由を後から付けてるような気がしてならない。

 飲酒運転や麻薬・覚醒剤運転、危険ドラッグ運転などで人をはねた場合の罰を通常よりも重くするために「危険運転致死傷罪」というものが新設されたのだ。その要件は実に簡単である。事故の時に飲酒や覚醒剤、危険ドラッグなどの使用があれば問答無用で「危険運転」とみなすということではないのか。どうして法曹関係者は「飲酒でもその直前までは正常な運転ができていた」などと屁理屈をこねるのか。せっかく作った法律を骨抜きにしているのは市民感覚の欠如した司法関係者である。こういう馬鹿どもの裁判を正すために導入されたのが「裁判員裁判」ではないのか。そこで出たまっとうな判決を高裁の馬鹿どもがどうしてひっくり返すのか。オレには全く納得できないのである。

 裁判官の中には岡口基一さんのように正常な市民感覚を持ち、まっとうなことをツイッターでつぶやいておられる方もいる。変なのは白ブリーフ一丁のプロフィール写真だけで他はしごくまっとうな方である。オレが唯一尊敬する裁判官である。こんなまともな裁判官が一人でも増えて欲しい。三権分立の精神を理解し、警察のでっち上げや不当な取り調べを見抜き、常に正義を実現する役目を果たしてもらいたいと思うのである。

 交通事故で過失がないのは。歩行者が自殺目的で飛び出してきたりしてきた場合だけである。歩行者が信号無視で横断歩道を渡る時でさえ、信号無視の可能性を予見して運転しないといけないのである。オレは通勤時にいつも交差点では速度を落とす。何度も信号無視の馬鹿が目の前に飛び出してくることに遭遇しているからである。

 居眠り運転に過失がないとして「無罪」を言い渡した田村政喜よ、あなたのその判決こそが大きな過失なのである。そんなことがわからないから裁判官は世間知らずだと言われるのである。


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2017年03月11日(土) 何のためにこの世に産まれたのか        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 16歳の白鳥真由さんが日常的に暴行を受け続け、殺されてしまった痛ましい事件の全貌がわかってきた。家庭の事情で中学の時から児童自立支援施設に入所して暮らしていた彼女にとって、出会い系サイトで知り合ったこの男性が唯一の心の支えだったという。どうして日常的に暴力をふるうこんなクズ男と関わってしまったのだろうか。出会い系サイトなんかじゃなくて、もっと普通の出会いを選べなかったのか。そうすれば殺されることもなかっただろうにとオレは思うのである。河北新報の記事を引用する。

<栗原女性遺体>繰り返し暴行 逃げ出せず
河北新報 3/11(土) 9:53配信
 仙台市出身の白鳥真由さん=当時(16)=が暴行され死亡し、遺体が宮城県栗原市内に遺棄された事件で、10日の仙台地裁判決は、無職佐藤亮被告(31)=栗原市出身=の「殺してしまった」とする捜査段階の供述の信用性をほぼ全面的に認め、懲役9年(求刑懲役10年)を言い渡した。判決からは、日常的に暴行を繰り返す被告から逃げ出せない白鳥さんの姿も浮き彫りになった。
 判決によると、被告は2014年9月ごろ、白鳥さんと交際を始め、その頃から暴行が始まった。同年10〜11月、白鳥さんは、中退した高校の担任らに「被告から木刀のようなもので殴られ、携帯も折られた」などと相談していた。
 暴行のパターンは、被告が白鳥さんの浮気を疑い、怒りを募らせ、暴力を振るうという繰り返しだった。判決は「今回の事件の暴行は、これまで繰り返された暴力の延長線上にある。日常的に暴力を繰り返す中、暴力への抵抗感が少なくなっていた」と批判した。
 暴力に苦しむ一方、白鳥さんは周囲に「好きだから別れられない」とも打ち明けていた。中学時代、家庭の事情で仙台市内の児童自立支援施設で生活していた。頼れる大人が限られる中、高校進学後、出会い系サイトで知り合った被告への依存度を高めていったとみられる。
 証人として出廷した同施設の元職員は「白鳥さんは、暴力を受け、離れ、元のさやに戻り、再び暴力を受けるドメスティックバイオレンス(DV)サイクルの中にいた。サイクルに一度入ると抜け出すのに数年かかる。何とかしたかった」と法廷で肩を落とした。


 交際してる相手が「DV野郎」であることがわかったらとにかく逃げるしかない。絶対にその性格は治らない。「DV野郎」には自分がそういう外道であるという自覚は全くない。たとえ殺してしまっても「オレの言うとおりにしなかったおまえが悪い」と基本的には思ってるのである。

殴る→優しくする→殴る→優しくする

 これを繰り返し続けることで支配を強めて行くのだ。こんなに殴るのは私のことを愛してくれているからだ。殴られた後には優しくしてくれる。だから私が耐えればいい・・・と思って逃げ出さずにいるのである。愛されることを知らずに育った不幸な身の上の女性ほど、こういう状況に陥りやすい。その男の強い支配欲や嫉妬を「愛情」であると勘違いするのである。そうして徐々に心が崩壊していく。

 仮に逃げ出しても、DV男がストーカーになっていつまでもつきまとい最後は殺されるという事件も多数発生している。男の側には自分が加害行為をしているという自覚がほとんどないことが多い。それもDVの特徴である。残念ながらDV野郎から逃れる方法は一つしかない。それは自分が格闘技などを修行して圧倒的に強くなって、攻撃を受けたときに逆に相手を半殺しの状態に痛めつけ「次は殺すぞ」と脅し、逆ストーカーとなって恐怖を与えるという方法である。もちろんこれは現実的ではない。

 ヤクザとか格闘家のようなもっと強い男と交際するようになって、DV野郎をぶちのめしてもらうという方法もあるが、なかなかそういう男が都合良く彼氏になってくれるとも限らないし、そういう方々はDV傾向が強いということも事実である。

「好きだから別れられない・・・・」

 虐待を受けながらも、真由さんはそのクズ男を愛していたのである。孤独な彼女の魂は他に愛する対象を持たなかったのである。なんと悲しいことだろうか。この世に生を受けながら、誰かに真に愛され、守られることがないままに殺されていった彼女の不幸は、どうすれば救えたのだろうか。まわりの人間には何ができたのだろうか。

 この虐待事件の加害者である佐藤亮被告には、求刑の懲役10年に対して、おなじみの一割引判決が与えられ9年といいう判決になった。9年の刑期を終えて40歳になって出てきた彼は、また次の獲物の女性を出会い系サイトで手に入れるのだろう。そういう人間は反省などするわけがない。自分のことを悪いとは全く思っていないからだ。オレが裁判官なら迷わず死刑判決を下すだろう。この世からDVの悲劇をなくすためには「DVで殺してしまったら死刑、ケガをさせれば必ず実刑」という厳罰化しかない。その加害行為が重大な犯罪であるという共通認識を社会が持つしかないのである。


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2017年03月08日(水) いま、ヤクザが学校を狙っている        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 少子高齢化によって18歳人口が減少し、多くの大学や専門学校が受験生を確保できずに倒産している。そして今、そうした学校法人がヤクザの新たなターゲットになってきているのだ。学校関係者はそうした狡猾なヤクザの知恵の前にはどうしようもないのである。先生方の中に覚醒剤や大麻で逮捕される人が少しずつ増えているのもそのことと無関係ではない。ヤクザは我々の実生活の中にしっかりと入り込んでいるからだ。あなたがパチンコ屋でふと隣り合った人が実はクスリの売人であるということが現実問題となってくるのである。

 なぜヤクザは学校を狙うのか。そこには必ず不動産がくっついてるからである。学校法人は土地建物を自前で所有しないといけない。借地ではだめなのである。森友学園の小学校建設予定地もゼニはまだ払えてないのだがなぜか購入したということになっている。その不動産を売り飛ばすことがヤクザの目的だ。すでに学校の土地を売り飛ばされてしまったところもある。たとえば大阪府東大阪市の樟蔭東中学・高校が生徒減少のために経営難に陥った時、2億円の融資とともに理事として乗り込んできた小山昭夫はその後樟蔭東学園の経営権を掌握し、学校の運動場を22億円で売却してしまった。この出来事はその後さまざまな学校で「学校の乗っ取り方」として真似られることになるのである。

 経営不振に陥った企業に「運転資金を融資する」と声を掛けてくる連中が善意の人たちであることは100%ない。わずかなゼニでその会社を乗っ取って巨利を得ることが最終目的である。ところがだまされる人があまりにも多いのである。そして最後は自殺したり生命保険に無理矢理に加入させられて殺されるという結末を迎える。そうしたことはバブル崩壊後の日本で数多く発生した。不景気の中では企業乗っ取りがヤクザの一つのシノギだったわけである。ところが最悪期を脱して景気が落ち着いてくるとそうした会社が減った。そこでヤクザが次のターゲットにしてきたのが学校である。今回の森友学園の事件の背後には政治家だけではなくヤクザが関わっているとオレは推測している。籠池泰典を裏で操ったヤクザがいるかも知れないのだ。

 私立大学や高校が生徒減少で経営難に陥った時、その危機を打開する方法を現場の教員たちが思いつかないのが普通である。彼らの多くは「学校経営」という点に関してはプロではない。アイデアを持っているわけでもない。授業をしたり担任としてクラス運営をする能力はあっても、経営者としてゼニを動かす能力があるわけではない。そこに怪しげなコンサルタントが入り込み、そのアドバイスに従わせて意味不明な巨額のゼニを無駄遣いさせ、最終的には倒産やむなしという状況に追い込むのである。

 もしもその学校が駅前とか、都心部という一等地にあった場合、乗っ取りに成功したヤクザには数十億というゼニが入ってくるのだ。それが大きなビジネスチャンスとして認識されてることはあきらかである。ところが文部科学省も都道府県の教育委員会もこうした実態に関する危機感は全くない。現場の教員が乗っ取りの危機を訴えても何も動いてくれない。ヤクザ相手に一般市民は抵抗する術がないのである。兵庫県警とか大阪府警はヤクザのお友達だし、そもそも法律に抵触しないように連中は巧妙に罠を仕掛けてくるのでどうしようもないのである。その流れに抵抗する心ある教員にはさまざまなパワハラが行われ、心を病んで退職したり自殺したり、他の学校に転勤していく。やる気のない教員だけが残り、最後は廃校ということになる。かくして歴史や伝統のある学校がヤクザの手に落ちてしまうのである。

 学校にはさまざまな補助金が流れ込む。しかし、そのゼニが本当に生徒や教員のために使われてるとは限らない。たとえば校舎の建設費の中で実際にかかったゼニと手抜き工事で浮いたゼニの差額はどこに行くのか。

この危機の中でも自前の経営努力で危機を乗り切っている私立大学や高校もある。生き残る学校とそうでない学校の差はいったいどこにあるのか。これはうまくいった学校から学ぶしかないのだが、すぐに見分けられるポイントが一つある。卒業生に愛されてるかどうかである。卒業生がそこで過ごした日々をなつかしみ、卒業してOBになってからも来校したくなるような学校は危機を乗り切れるが、その学校での日々が本人にとってのただの黒歴史であり、二度と思い出したくないと思われるような学校は遠からずつぶれるということである。これだけははっきりしているとオレは言いたい。


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2017年03月04日(土) 世界で話題のアッキード事件        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 今年は山本太郎が国会で発言した「アッキード事件」が流行語大賞に選ばれるのだろうか。昨年の「日本死ね」もなかなかのインパクトがあったが、今年の「アッキード事件」にはもう笑うしかないのである。

 国有地の8億円値引きが、近畿財務局の一職員の責任でできるわけがないし、その詳しいやりとりも廃棄されてるという。つまり「知られてはならない何か」がそこに存在したからであり、おそらく政治家の口利きなしにこのようなことは起きないだろう。関与したのはいったい誰なのか。そして首相夫人の安倍昭恵さんは「私人」でありながら国の税金で秘書を5人もつけてもらっていて、休日もその秘書を奴隷のように私用に働かせていることも明らかになった。どこの世界に公務員を5人個人の私用で使える「私人」が存在するのだろうか。

 幼稚園や保育所の経営はもうかるらしい。私立の場合、現場で働く保育士や幼稚園教諭の給与は低く抑えられ、年齢が上がると肩たたきされて退職させられるからいつまでも若い低賃金のスタッフだけで運営できてコストがかからない。そして国からの補助金は手厚く入ってくる。オレの地元でもその経営者一族は政治家になっていたはずだ。どうして待機児童が減らないかというと、わざと待機児童が出るようにしているからである。保育所経営というのはひとつの既得権益であり、もしもそこを自由競争にしてどんどん参入できるようにしたら、これまで甘い汁を吸ってぼろ儲けしていた方々のうまみがなくなるから、政策的に「待機児童」は作られてきたことを忘れてはならない。

 首相夫人は私人か公人か? これはなかなかの難題である。ただ、安倍昭恵さんは常に「首相夫人」であることを売り物にしてさまざまな講演とか企画を行っているのであり、その意味では立派な公人と言えるだろう。森友学園も公人としての安倍昭恵さんに名誉校長になってもらい、安倍晋三小学校というネーミングにしたかったわけで、そこで「私人」を強調するのはお門違いのような気がする。

 江草乗は私人だから、無責任にここで「アッキード事件」と書いたりできるわけだが、もしも国会議員とかなら公人だから簡単には言えない。それを堂々と言ってしまえる山本太郎は度胸があると思うし、ああいう破天荒なオッサンもいてくれた方が国会は野次馬として面白い。

 さて、大手新聞社は絶対に今回の事件を「アッキード事件」とは呼ばないだろう。しかしすでに世界中ではもうそのネーミングでどんどん報道されているのである。国有地を実質タダで払い下げたという首相夫人を巡る一台疑獄なのだ。それなのに新聞社はどこもそうした扱いを一切していない。どこまでこの国のマスコミは腰抜けなんだよとオレはあきれるのである。

 鴻池議員が断った結果、代わりに賄賂を送られて口利きをしたのはいったい誰だったのか。誰かが介在したから大幅値引きが可能になり、国からの廃棄物撤去費用が支出されて実質ほぼ無料で払い下げが行われたわけで、そこまでの政治力を発揮できる大物とはいったい誰であったのかという疑惑の解明をオレは望んでいる。結局こういう「疑獄」は、ロッキード事件と同じく外圧によってしか真実は明らかにならないものなのだろうか。

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2017年03月01日(水) 森友学園から賄賂をもらったのは誰か?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 森友学園の籠池理事長から渡された賄賂の20万円を、鴻池議員が「無礼者!」と叩き返したことが報道された。基本的に政治家は口利きをしてゼニをもらうのが大切なシノギデある。それを「政治献金」という名称でまるで浄罪であるかのように世間を欺く。だからこのようなことは日常的に起きているわけで、たまたま鴻池議員は突き返したが、安倍昭恵や他の議員どもはこっそり受け取ってるかも知れない。妻が賄賂を受け取っていたとしてもそれが20万円程度のはした金なら夫にいちいち報告するまでもないだろうし、仮に追及を受けても政治家お得意の「知らなかった」「忘れました」が炸裂することだろう。

 「学校設置の許認可」という大事な局面で政治家の口利きが存在することは公然の事実だと思うし、文部科学省の役人の天下りを受け入れるのはそれを有利に取りはからってもらうためであり、裏でゼニが動いていても記録さえ残さなければ誰にもわからないわけである。もっともこのようなことが可能だったのは昔のことで、今は多くの情報がネット上に存在し、動画や写真を簡単に世間に公開できるわけで後ろめたい連中にとって「公開されたらヤバい爆弾」はいくらでもあるわけだ。そしてオレは今回の一連の報道をただの野次馬的な興味で眺めているのである。「許せない」という正義感を持っているわけでもない。ただ事件の全体像に興味があるだけのことだ。

 国から払い下げられた土地の敷地内に埋まっていた大量の産業廃棄物はどうなるのか。それも大いに気になるのである。埋め戻したことを「一時保管」というふうに業者は説明してるのだが、その経費はどこが負担してるのだろうか。そもそも学校法人としての塚本幼稚園は今回の件で園児がもう集まらなくなってつぶれることは間違いないわけで、そうなると工事費を払ってくれるあてもなくなる。分割払いで払う予定だった土地代金は踏み倒されることが確実なのである。

 巧みに政治家を動かしてゼニを引き出させ、小学校を開校させさえすればあとはそこに入ってくる生徒から集めたゼニで乗り切っていけると思ったのだろうか。残念ながらそこまで学校経営は甘くないし、優秀な人材はすでに財務基盤のしっかりした私学が確保した後である。そもそも4月開校に合わせて必要な教員スタッフは確保されていたのだろうか。まっとうな人材が開校できるかどうかもわからないところに来るわけがないのである。公立小学校を退職して「安倍晋三小学校」で働こうと思っていた人は、いきなり「無職」になってしまうのだ。それはどう補償されるのだろうか。もしかしたら新卒者でこの学校に就職が内定していた人もいるかも知れない。運が悪かったでは済ませられないのである。

 「教育勅語」を暗唱させるくらいなら、論語の一節や漢詩を暗唱させる方がいい。あるいは百人一首を覚えさせて欲しいと国語教員のオレは勝手に思うのだが、そういう幼稚園が仮にあったとしても決して「古典偏重教育」と非難されることはないだろうし、それが豊かな文学的素養につながることは間違いない。今年の国立大学前期試験で、大阪大学は百人一首の和歌をきちっと覚えていないと解けない問題を出題している。オレはそういう問題を出してくれた大阪大学に深く感謝しているのである。

 他に賄賂をもらった議員はいるのか。もしかして民進党の議員にも賄賂は渡されているのか。そんなことをオレは期待しつつ報道を楽しみにしている。下手なバラエティ番組よりもよほど面白いのである。


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