江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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2014年08月27日(水) |
代々木ゼミの栄光と没落 |
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かつて、代々木ゼミは予備校界のトップを走っていた。それはまぎれもない事実である。かつて3大予備校と呼ばれた「河合塾」「駿台」「代ゼミ」の中で、代ゼミがとったのは徹底した大衆化と拡大戦略だったのである。18歳人口がピークだった頃は浪人生も全国で30万人以上存在した。そんな中での拡大戦略は理にかなっていたのだ。
オレが受験生だった頃、大阪でもっとも定評があったのはYMCA予備校だった。同じクラスの生徒で京大や阪大に落ちた者たちはみんなYMCAに行った。当時、西城秀樹が「ヤングマン」を歌い、その中で「YMCA」と叫ぶ部分があるので、YMCA生たちは「ぼくたちの歌ができた」と言って喜んでいたのである。それ以外にも大阪には「大阪予備校」「大阪北予備校」「エール予備校」「天王寺予備校」「夕陽丘予備校」といった老舗の予備校があって、受験生を分け合っていた。京都には京大に強い「近畿予備校」や同志社に強い「関西文理学院」という予備校があった。
そこに3大予備校が進出してきた。それぞれのイメージをたとえるとこうである。国にたとえると、駿台は中国、河合塾はソ連、代ゼミはアメリカである。百貨店にたとえれば駿台は三越、河合塾は西武、代ゼミはダイエーと言われた。またそれぞれの予備校の長所や特徴として、生徒の駿台(駿台は賢い受験生が集まる)、机の河合(河合塾の机は一個一個独立していて自分のスペースが広い)、講師の代ゼミ(代ゼミの講師は人気講師が多い)ということが言われた。
3大予備校との戦いに敗れ、大阪に元々あった中小の予備校は廃業や大幅縮小を余儀なくされた。これもある意味歴史の必然だったのかも知れない。 郊外に巨大なイオンモールができて、駅前商店街がシャッター通りになってしまうことと同じである。日本全国で起きている現象の一つだ。
その3大予備校の中で、さらに進行する少子高齢化を生き残れるのはどこか。もちろん浪人生が減少すれば現役生を取り込んでいけばいい。また、すぐれたテキストや模擬試験、そしてデータの活用、IT化などさまざまな戦略があるだろう。駿台はベネッセと提携した。その結果、進研模試受験生という日本最大規模の受験生集団を顧客にすることが可能となった。河合塾はすぐれたテキストを作った。河合塾の作ったテキスト類はオレも参考にしている。代ゼミが遅れたのはそういう部分だった。個性的な講師の人気に頼るという戦略は、駿台と河合が高校と連携し、受験現場の教員に対して研究会を実施したりするという地道な戦略の前に結果的に敗れ去ったのである。そして、代ゼミのコンセプトをぱくって東進ハイスクールが有名人気講師を集めるという戦略をとったことにより、代ゼミの独自性も失われてしまった。
現場の教員もまた、3大予備校の中でどこの模試が役立つのか。どこの予想問題が実際に的中するのか。そういうことを詳細に検討する中で河合や駿台を選ぶことになり、3大予備校の中で代ゼミが負け組となったことは、ここ10年くらいの必然的な流れとなっていたのである。もちろん競争がある以上勝者も敗者もある。それは仕方のないことである。オレは駿台、河合、代ゼミそれぞれの実施する入試問題の研究会などに出席したが、やはり駿台や河合塾の方が役に立ったのである。
代ゼミは全国にある校舎の7割閉鎖し、来春に大幅なリストラを行うこととなった。17都道府県で展開する29の校舎のうち7割にあたる約20校舎を来春にも閉鎖する方針を固めたのである。閉鎖する校舎では来春以降の生徒を募集しないという。
3大予備校各校の集計によれば、2013年度の東大合格者数は、代ゼミの369人に対し、駿台予備学校は1257人、河合塾は1101人である。この数字をみればもはや代ゼミが負け組となったことははっきりしている。しかし、まだこれだけの力が残っていたのかとオレは驚くのだ。今春オレが担任して卒業させた生徒たちの中で浪人を選んだ者はほとんどが駿台か河合を選び、代ゼミが皆無だったことを思えば。
大学入試は今後どうなっていくのだろうか。大幅な制度変更があれば困るのは現場の教員である。センター試験の廃止とか、さまざまな変更が今後行われるということだが、現場の声は一つだ。「このまま変えないでくれ!」である。制度が変わったことによってこれまでの蓄積は無駄になり、新たなノウハウを必要とし、受験生に求められる努力の方向も変わる。そんなことをしても結果的によく勉強した生徒が勝つのは変わりないし、大学に入ってくる集団の中味も同じだろう。余計な変更などしなくてもいいのである。
代ゼミをリストラされた講師や職員たちはどこに行くのだろうか。受験産業は今人が余っている。その一方で労働条件はどんどん悪くなり、私立や公立の小、中、高校は非正規雇用が増えてブラック企業化しているのである。橋下市長のせいで大阪府、大阪市の教員の給与は大幅カットされ、その一方で労働内容は強化された。耐えきれなくなって退職する教員も増えた。
教育とは未来の日本を支えるもっとも大切な仕組みである。人を育てることが国家の根本であり、そこからさまざまな産業が発展していくのである。一予備校のこうした大規模リストラが、日本の教育産業というものにどのような影響を与えるのか。オレは少し悲観的な気分にとらわれてしまうのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月25日(月) |
日本は紛争地の難民を受け入れよ! |
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ロシアは堂々とウクライナ侵略を開始した。中国とロシアという二大覇権国家に共通するのは「武力によって領土拡大するのはOK」という帝国主義的な価値観である。第二次大戦が終わってそうした価値観は完全に否定されたはずなのにこのようなことになった理由として、オレは中国のチベット侵略とかロシアの北方領土不法占拠、韓国の竹島占領とかを放置した結果だと考えている。
アメリカは「イスラム国」への空爆を行ってるが、それによって犠牲になるのはイスラム国のテロリストだけではない。一般市民も巻き込まれて死ぬかも知れない。力による解決は結局は多くの犠牲を出すだけである。安倍晋三が「集団的自衛権」を行使するということは、そうした力による解決に手を貸すだけで、真の平和実現にはほど遠い。平和国家日本の取るべき道とは何か、オレはそれをここで主張したい。
日本は世界一安全で平和な国家だ。犯罪も少ないし、住民のモラルも高い。だからこそこの主張が可能になるのだ。「戦争がいやな人たちは日本に逃げてきてください」という形で、難民を受け入れるのである。
ガザ地区のパレスチナ人、ウクライナ東部のウクライナ人、クリミヤ半島で迫害されているタタール人、新疆ウイグル自治区のウイグル人、そうした人々に「戦争のない日本で静かに暮らしましょう」と提案するのだ。「困ってる人を助ける」ことこそが「武士道」であり、「義」の精神ではないのか。
かつて杉原千畝はリトアニアに逃れてきたユダヤ人に対して、政府の方針に逆らって人道的な配慮からビザを発行した。ドイツでユダヤ人が迫害されていたことは世界に知られていたのに、多くの国がその事実を黙殺し、中にはナチス支配下のフランスのように協力してユダヤ人狩りをする政府もあった。杉原千畝の行動はまさに「武士道精神」である。今日本は世界に対してその「武士道精神」を発揮する時ではないのか。アメリカの子分となって集団的自衛権に参画するなんてくだらないことよりも、もっと大きなことができるはずだ。
少子高齢化対策として、安倍首相は外国人単純労働者を大量に受け入れることを考えているようだがとんでもないことである。そんなことをすれば大量の中国人が日本に押し寄せて、いつのまにか日本は中国人に支配されてしまう。一つの国から大量に移民を受け入れることは絶対に避けないといけない。その国の移民だけでかたまって大勢力となってしまうからだ。
そうではない形、つまりパレスチナ人を1万、ウクライナ人を1万、クルド人を1万というふうに、いろんな民族を少しずつ受け入れていくのだ。そして日本の社会に溶け込んでもらうのである。
日本というのは宗教に対して寛容な国家である。日本には八百万の神が存在する。そこにイスラム教を信仰する人々が加わったところでなんら問題はないのである。大都市にはもっとモスクを建てればいい。そうしてイスラム圏の人々とも共生を図るのだ。
難民の中で農業をしたい人には、耕作放棄地になっている山村を斡旋すればいい。放置すればどうせ多くの山村は無人になって滅びていくのである。北海道の下川町みたいに山を林業資源の宝庫と見なして町を活性化できるようなモデルはごくまれであり、ほとんどの田舎の山村はこのまま無人となって廃村化していく。今すでに高齢者しかいないような地区は、その高齢者が死ねばもう無人になるしかないのだ。まだ住民がいるうちに難民を受け入れていくことで村を救うことができるのである。
アメリカはベトナム戦争時にラオスの山岳地帯に住む少数民族をゲリラ兵として利用したが、戦争が終わってからは彼らに対してろくな補償をしなかった。そのために少数民族の多くが報復に遭って殺されたりした。イラクでフセインを追い出した結果、イラクの政治が未だに混乱し続けてることからもわかるように、アメリカは破壊だけして後始末しない国なのである。日本がアメリカの占領下から立ち直ったのは日本国民に復興への強い意志が存在したからである。アメリカに破壊された国の中で日本のような例は本当にレアケースなのだ。自力で復興する意志を失った国民は援助だけで食べていく無気力な状況に陥っていく。そこに大量の武器が存在すれば、治安は悪化し、街には強盗団が闊歩し、もはや平穏な市民生活は二度と戻らないのである。日本が「集団的自衛権」という概念でアメリカの軍事行動に協力するということは、そうした破壊に手を貸すだけである。
日本が世界に平和国家を標榜するためにやれることは一つ。それは日本が非戦国家であることをアピールし、戦争で犠牲になった多くの人々を受け入れることを表明することしかない。アメリカ、ロシア、中国という世界のならず者どもの後始末を、平和国家である日本が一手に引き受けることを高らかに宣言するのだ。一国平和主義を世界に向けてアピールするのである。日米安保条約みたいなイカサマによって国を守ることはできない。真に日本を守れるもののは世界に向けて発信する「義」の精神である。日本に向けてケンカを売るということは、世界中から「不義」と見られるということなのだ。
戦争がないだけではなく、犯罪の少なさや人々のモラルの高さも日本が世界にアピールできることである。多くの難民を受け入れるにあたってぜひとも実施してもらいたいことは、入国時の指紋やDNA情報の登録である。そしてこの登録作業は日本国民に対しても同時に行うのだ。国民総登録制を同時に完了してしまうのである。すべての国民はDNA情報、指紋情報を含めた個人情報を登録し、そのデータが入ったIDカードを所持する。IDカードにはキャッシュカードやクレジットカードの機能も与えた万能カードとして使用できるようにし、ただ本人以外は100%使えないようにPW以外の認証手段を付与するのだ。
全国民がDNA情報まで登録されているので、犯罪を行えばたちどころに誰が容疑者かはわかるようになる。性犯罪の場合は特に顕著である。窃盗事件でもなんでも、現場の遺留物からすぐに犯人にたどりつけるようになるのだ。日本国民から「犯罪を行ってもバレない権利」を完全に剥奪して、日本では犯罪をしても逃げることが不可能であるということを世界に宣伝するのである。
こんなことを主張すれば、指紋登録やDNA登録に対して馬鹿サヨクの人権屋の連中とか福島瑞穂が文句を付けるだろう。しかし、この仕組みが実は弱者を守るために機能するということを連中はわかってないのである。
納税者もきっちりと管理されるので、脱税もできないし隠し口座や偽名口座も摘発される。年金の掛け金を払ってない人もちゃんとIDカードに履歴が残る。学歴も職歴も結婚歴も含めた形で個人情報を一括管理するのである。それは「国家による管理」というよりは、「国家による国民の保護」なのだ。すべての国民が幸福な生活を送るためには、国家の管理から漏れ落ちた人があってはならない。就学年齢になっても存在が確認できず、実は殺されていたという子どもたちが次々と発見されたが、国家がきちっと出生後のことを追跡調査できなかった背景には「個人情報の保護」と言いつつ、管理・登録するという業務をサボっているという実態がある。そもそも通常の市民には保護しないといけないような個人情報はあまりないのである。むしろオープンにするべきなのだ。
日本は世界に向けて自国が平和国家であることを発信せよ。そのために最も効果があるのはこの難民受け入れである。アメリカやロシア、中国という覇権国家の尻ぬぐいを淡々と行うことで、日本の国際社会での立ち位置をはっきりさせるべきである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月20日(水) |
ある日のマクドナルド |
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オレはちょっと用事があって出かけた帰り道、冷房がよく効いたところで落ち着いてパソコンを使いたいと思っていた。そういうときにオレはよくファミレスに入る。「ガスト」とかでデザートを食べつつドリンクバーを頼めば安上がりだからだ。しかし、最近の「ガスト」はあまり冷房ががんがん効いてないなあ。もしかしたら27度とかにしろという上からの指示でもあったのだろうかと思いつつ、オレは道路沿いに「マクド」を発見したのでそこに入ることにした。「マクド」というのは関西風の呼び名で、全国的には「マック」である。、いわゆるマクドナルドのことだ。
オレが入ったのは外環藤井寺店というマクドであった。落ち着いてパソコンを触ろうと思って二階席に上がったのだが、そこではテーブルを占領してめいめいがスマホをいじってる4人組の女子中学生らしき一団と、宿題をしている中学生女子2人組、勉強をしているオッサン、ママ友3人組がいた。オレは女子中学生の喧噪には興味がないので奥の方で静かにパソコンに触りたいと思ったが、奥の方の席は、7〜8人のガキ、いやおそらくは幼稚園児かもっと下くらいの幼児が遊び場にしていた。そいつらに奥の席を占領されていたのでオレはやむなく引き返し、女子中学生の喧噪を目の前にしたテーブル席にパソコンを置いたのである。
奥の席を占領して大騒ぎして遊んでいるガキどもは、どうやらそのママ友3人組の連れてきた子どもたちのようである。店内を走り回るし、大声で絶叫するし、突然とっくみあいのプロレスまがいのことをするし、椅子の背もたれの上に立ち上がるし、とにかくやかましいのである。まさに無法地帯である。
オレは教師という仕事をしているせいでよく「子どもが好きなんですね」と訊かれることがあるが、はっきり言って子ども、特に幼児は苦手である。そういう年齢のガキどもが甲高い声で絶叫している場で過ごしたくないのである。しかしここはマクドだ。マクドにレストランの落ち着きを求めるのはムリである。そこに来ているのは子どもにろくなしつけもできない困ったチャンの親や、自分が食べたあとのテーブルを片付けもせずに帰ってしまう女子中学生グループなのである。案の定、目の前の女子中学生たちはテーブルの上をそのままにして帰ってしまった。ついさっきまではスマホでお互いの写真を撮りあって遊んでいたのに、気がついたらもういない。しかしテーブルの上はそのままだ。なんて横着なんだろうか。もしも帰る瞬間を見ていたら、オレは「ちゃんと片付けろ!」と注意しただろう。しかしオレがパソコンで他のことに集中しているうちにそいつらは帰ってしまっていたのである。
そのうち、またガキどもが大暴れを開始した。テーブルの間を走り回るし、プロレスごっこみたいに暴れるし、おそらくは2歳くらいかと思われる子どもは絶叫するし、ここは保育所かよと思われる状況である。オレははっきり言いたいのだが、マクドは保育所じゃない!マクド外環藤井寺店を保育所代わりにしている馬鹿親は、他の客にどれだけ迷惑をかけているかということに気づいてもらいたいのである。
落ち着いて原稿も書けないし。勉強もできないのであきらめてオレは店を出ることにした。そうして駐車場に停めた車に戻って、そこから携帯でニュースを読んだりメールを打ったりしてると、さきほどのママ友グループも店を出てきた。おっと、もう少し待てば静かになったのか・・・と思ったが後の祭りである。
人数が多いので、そのママ友グループは徒歩で帰るのだろうかと思ったら駐車場に来た。オレは隣に駐めてあるノアにあの集団が乗るのだろうと思ったのだが、なんとその子どもを含めて10人以上の集団は、ヴィッツくらいの小さな車に全員が乗り込んだのである。ギネスに挑戦である。どう考えても積載量オーバー、道路交通法違反である。ただ傍若無人なだけではなくて、世の中のルールそのものを守る気が無いのである。いやはやなんという連中だろうかとオレはあきれたのである。
ただ今回オレが目撃したことはやっぱり記録しておくべきかと思ってこうして日記の記事にしているのである。店も日時も特定されているので、おそらくこの記事に書かれた人たちがこの日記を読んだら自分たちのことだとわかるだろう。そこでまっとうな神経がほんの少しでも残っていれば赤面し、自らの厚顔無恥な行動を恥じて反省するだろう。しかし本当にどうしようもない人たちならば、「こんなこと書きやがって名誉毀損だ」と大騒ぎするのである。
そのどうしようもない人たちは、今日もマクド外環藤井寺店にやってくるかも知れないし、そこは今日も食べた後を片付けない馬鹿女子中学生がたまり場にしているかも知れないのである。オレが座った席は冷気が直撃するとても快適な席だったのだが、やってくる客のレベルの低さを思うと、オレはそこには二度と行きたくないと思ったのであった。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月18日(月) |
人はなぜ貧乏になるのか? |
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なぜ貧乏な人はますます貧乏になり、金持ちはますます金持ちになるのだろうか。このような謎は簡単に解き明かすことができる。たとえば厚生労働省の喫煙に関しての調査結果を見てみるとよくわかる。収入が少ない人ほど喫煙率が上がるのだ。特に女性の場合は極端である。貧乏な女ほどタバコを吸ってるのである。当然のことだが、生活保護を受給している世帯の喫煙率は平均よりもはるかに高い。そのあたり、オレは何とも言えない不思議な気分になるのである。年収200万円以下の人々は、年収600万円以上の人たちよりも喫煙率が25%も高い。どうして貧しいのにタバコを吸うのか。その答えは簡単である。馬鹿だからやめられないのだ。
パチンコを趣味としている人の割合も同様だ。金持ちはパチンコみたいな馬鹿なギャンブルはしない。ところが貧乏人ほど趣味はパチンコという人たちが多い。パチンコ屋には貧乏人があふれている。貧乏人の持つそのわずかなゼニをパチンコ屋はしっかりと搾取しているのである。
偏差値の低い、いわゆるFランク大学と呼ばれる大学に来ている学生は、偏差値の高い大学に来ている学生と比較して家庭の平均収入が低い。そういう大学はあまり就職に役立たないわけで、卒業しても非正規雇用にしかつけないことも多い。つまり、わざわざゼニを使って進学しても、モトがとれないのである。教育収支はマイナスになってしまうわけでその結果ますます貧乏になる。八百屋の息子だったオレが京都大学に入学してびっくりしたことは、まわりにはオレのような貧乏人の子弟など誰もいなかったことである。みんな医師や大学教授の子であったり社長の息子だったり国会議員の息子だったり高校教師の子だったりした。少なくとも世間の平均よりもはるかに裕福な家の子ばっかりだったのである。がんばって勉強すれば、貧乏人の子でもブルジョワの世界に仲間入りできる。それはおそらく今でも変わっていないだろう。ただ、貧乏人の子は勉強する環境を手に入れにくいという事実は存在するのだが。
だから、金持ちになる方法というのははっきりしているのだ。タバコなんか吸わなかったらいいんだし、パチンコ屋なんかに行く馬鹿にはならなければいい。そして中学高校ではさぼらずにちゃんと勉強してまともな大学に行けばいい。みんながあこがれるような大学に入ればいい。誰だって必死で努力すればそれは可能である。それだけでかなり貧乏になる可能性は減少するのである。まわりにいるのは金持ちの子弟ばかりになるのだ。その時点で金持ち階級の仲間入りだ。回りと同じように振る舞って就職するか起業すればいいのだ。
ところが実際は多くの馬鹿は努力なんかしないし、ゲームばっかりしてますます脳細胞が破壊されてしまうし、勉強中もスマホが手放せない。パチンコしなくなったと思ったらスマホの課金ゲームなんかしている。結局馬鹿をそのままにして、さらに磨きを掛けた馬鹿として育っていくのである。大学も自分と同じ馬鹿の集まりのようなところに入ってしまうのである。広い講義室を埋め尽くすのはもくもくとスマホで遊ぶ群衆である。教授の講義なんかただのBGMである。
美女に生まれてきたら金持ちになれるのか。女優になって稼ぐという方法もあれば、その容姿で金持ちを射止めるという方法もあるだろう。しかし、女優になるにしても金持ちを射止めるにしても、そのためにはまず勉強することだ。美女でしかも東大や京大に入ればそれだけで芸能人になれるということは今のテレビのバラエティ番組やクイズ番組を見ていればすぐにわかるだろうし、仮に芸能人になれなくても東大や京大に来ている金持ちの子弟とカップルになったり結婚したりする可能性は高いのである。少なくとも男に利用されて捨てられる可能性は激減する。
ところがせっかくの美貌があっても馬鹿のままでいれば、馬鹿な男しか寄ってこないしそういうだめんずにひっかかって借金を背負わされたり、風俗店に売り飛ばされたりする。いくら美女に生まれてきても頭が悪かったら、その美貌はただの商品として値踏みされることが多いのだ。自分を正当に評価してもらうためには、賢くならないといけないのである。別に学歴をつけなくても、少なくとも周囲の馬鹿男を見定める程度には賢くなれるはずだ。だって、一緒にいても馬鹿とは話が合わないじゃないか。そこで共通の話題を見つけられるのはおたがいが教養があって本を読んでいて賢いからである。賢くなれば、馬鹿な男と一緒にいることは苦痛になる。
馬鹿な男と馬鹿な女がカップルになるのはそれは必然だ。そういう連中はそういう連中同士でひっつけばいいのである。そして泥沼の貧乏に陥ってもそれもまた自己責任である。ただ、危険ドラッグにはまったりして人に迷惑をかけることだけはやめてもらいたいのである。
人が貧乏になるのは運命でも宿命でもない。必然である。そのような人生をわざわざ選択しているから貧乏になるのだ。人は選んで貧乏になっているのである。「金持ちになりたい!」と口にしつつ、人生の大きな別れ道で貧乏への選択肢ばかり選んでいるのだ。馬鹿がより馬鹿になってどうするんだ。オレにはどうしてわざわざ貧乏になる必然を選ぶのかがわからないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月13日(水) |
万引き犯をさらし者にするのはOKか? |
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古物商の「まんだらけ」が、高額の商品を万引きした男に対して「商品を返さなければ顔写真を公開する」と警告している。「きちんと返しに来れば公開はしない」とするその期限が8月12日24時ということでまもなく(オレがこの日記を書きはじめたのは12日22時すぎである)タイムリミットである。
警視庁中野署は「捜査に支障が出る」という理由から公開を取りやめるように申し入れしたそうだが、今回の「万引き犯をさらし者にする」という手法は、警察の存在意義を根底から揺るがせる問題であるだけに警視庁も黙ってはいられないというところだろうか。これまでは警察の捜査にゆだねていた万引き犯への処罰を、商店側が独自に行う、つまり「私刑」を行うことを認めるかどうかという大きな問題が背後に存在するからである。
万引き犯は許しがたいとオレは思うし、犯罪者に人権などなくてもいいと思う。実際に車を壊されてカバンを盗まれたことがあるオレとしては、車上荒らしはその場で射殺してもらいたいし万引き犯などみんな店の前に全裸で24時間手足を縛ってさらし者にしてやれなどと過激なことをオレはふだん考えているので、今回の「まんだらけ」の処置はかなり寛大に思えるのである。盗んだ馬鹿もちゃんと返しに行って、そして心からその愚行を詫びればいいのだ。そのチャンスをわざわざ与えてもらえたのに返さないなら本当に馬鹿すぎるぜ。
さて、0時をすぎオレは公開を期待したのだが結局「まんだらけ」は万引き犯の写真公開を中止した。クソみたいな人権派弁護士の連中が、その盗人を擁護して「名誉毀損」だとか騒ぎ立てることを思うと反吐が出そうなんだが、警察の要請に応じて公開を中止した「まんだらけ」側はこのようなコメントを出している。
●警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます 今回は予想外に多くの方たちの応援メールやお電話を頂き感謝しております。 それだけ多くの一般市民の皆様が法制度や司法・警察の現状にやりきれない思いをお持ちだということも事実として多々あるのだと思います。 しかしまんだらけの基本的な方針としては、あくまでも法令遵守を基本とした上で警察の捜査に協力する立場をとらせて頂くことと、 窃盗した商品を本人の良心にもとづきあくまでも自主的に返還してほしかったことを願っておりましたが、 期日である12日 (火) の夜になりますと、報道陣の方々が店舗のあるビルの入り口付近や店舗周りに集まって来られていて、とても犯人が入って来られる状況にはなかったということがありました。 実はその直前に犯人の身内 (女性です) と思わしき方より「8時 (20時) までに返せばいいのだろうか」という内容の電話があり、 期待して待っていたのですが、どうも無理なようでした。 今後は証拠も十分あるので、警察の方々のお力を信じてお任せしてまいります。 重ねて今回応援して下さった多くの方々にお礼を申し上げます。 本当に有難うございました。
多少乱暴な手段を取らないと世の中のことは何も変わらない。今回、どのような圧力がかかったのかはわからないが、オレはこの方針転換をとても残念に思ったのである。できることなら万引きを遊び感覚で行うクソどもに対して、「まんだらけ」が正義の鉄槌を下してもらいたかったのだ。オレが以前にこの日記で書いたことがあるように、万引きはすべて実刑を基本、たとえ少年であっても刑務所に入れるか、あるいは親が罰金50万円を支払ったら釈放するというくらいに厳罰にしてもらいたかったのだ。
ある書店が万引き犯の少年を追いかけて、その少年が逃走中に電車にはねられて死ぬという事件があった。世間の批判を受けてその書店は閉店を余儀なくされた。なぜ「正義」を訴えた方が不利益を被るのか。その少年が死んだことは自業自得ではないのか。その書店主を「人殺し」と罵ったクソ野郎は、おそらく自身も万引きを生業とする人間のクズなんだろう。
日本は犯罪に対する刑罰が軽く、被害者の人権よりも加害者の人権が擁護される間違った国である。そうした風潮を変えるためにも今回の「まんだらけ騒動」は、容疑者をさらし者にすることで一つの方向性を示してもらいたかったのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月08日(金) |
ロシア経済制裁で誰が得をするのか? |
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ウクライナがロシアに占領されようとそんなことはどうでもいい。おそらく多くのアメリカ人はそのように考えているだろう。EU諸国だって同様である。もともとウクライナなんてソ連の一部だったわけで、今起きている内戦もそういう意味では身内のケンカに過ぎないという見方をしている者が多いのじゃないか。
それでもアメリカやEU諸国がロシアを非難するのは、ただ単に「武力で他国を侵略するのはよくない」という建前をアピールしたいからである。実際はさまざまな利害が絡むわけだが、表面上は「和が国は平和を望んでいる」と国民の前に表明したいだけだ。「オレは戦争が大好きだ」なんて、政治家は思っていても決して口にはしない。しかし高価な武器を輸入し、軍備を増強して戦争への準備は余念なく進めている。政治とはそういうものである。安倍晋三だって戦争したいわけじゃない。彼なりの価値観で自衛隊に戦争体験をさせる方がいいと思ってるのだろう。
さて、ロシアは経済制裁の対抗措置として欧米農産品禁輸を決定した。食糧の多くを輸入に頼るロシアにとって、そんなことをして困るのは自国民だろうと思うのだが、昔やはりロシアが経済危機にあえいでいたときに「明日のパンもないのです」とぶくぶくと肥え太ったおばはんが語っていたことを思い出す。国民に与える情報が操作されている国では、先日のマレーシア航空機撃墜事件でさえも「ウクライナ国軍の仕業」という見解を多くのロシア国民が信じている。真実を伝えようとするメディアは弾圧されることを思えば、ロシアのマスコミが政府に都合良く国民へ情報発信するのは当然のことである。
今回の経済制裁だが、そもそも実効性があるのか。たとえば中国は今回の経済制裁合戦とは無関係である。ロシアがEU諸国からの輸入を差し止めても、それが中国経由の形になれば無制限に輸入できるのである。こんなものにはいくらでも抜け道があるのだ。もしかしたら漁夫の利を得るのは中国かも知れない。
シベリア上空を通過する民間機は高額の通行料を支払っている。もしもロシアがシベリア上空を飛行禁止にすればそのゼニが入ってこないわけで、ロシアにしてみればゼニは入ってくる方がいいに決まってる。ただ、「飛行禁止」というブラフは交渉の道具になる。そういうわけでまだ何らかの駆け引きは行われるだろう。民間機を平気で撃墜できる無神経な連中が相手である。もしも日本に対してプーチンが「シベリア上空を通過する日本の民間機を飛行禁止にするかも・・・」と脅してくれば、安倍晋三は譲歩せざるを得ないだろう。
ロシアのように情報操作がされていてマスコミが機能しない国では、政府が間違った方針を持っていても国民がそれを変えることができない。選挙をすればプーチンという独裁者を国民は圧倒的多数が支持するだろうし、クリミア半島の問題にしてもおそらく我々とは全く違った説明がロシア国民にされているのである。
世界はこのロシアという独裁国家とどう共存していけばいいのだろうか。冷戦構造が崩壊してアメリカの一人勝ちになるかと思いきや、アメリカの経済が弱くなってしまって軍事費にゼニを回せなくなったために中国・ロシアという二大軍事国家の台頭を招いてしまった。そしてアメリカは極東地域で優位を維持できなくなったので日本の自衛隊の戦力をあてにするようになり、安倍晋三に「集団的自衛権」という概念を持ち出させたのである。これは憲法解釈の問題などではなく、すべては大きな枠組みの中で動いているのだ。そのことを忘れてはならないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
2014年08月03日(日) |
WINDOWS8に触れてびっくりしました |
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オレは今日、はじめてWINDOWS8を操作した。ご近所の方が長年XPのパソコンを使用しておられたのだが、今度買い換えるということで、近所のアウトレット店でノートパソコンを購入され、その設定をオレに依頼されたのである。
さっそく梱包を解いて、パソコンをセットしてWINDOWS8を起動させて、いきなり従来のWINDOWSとは違った画面に面食らったのである。どこに何があるのか全くわからない。エクセルやワードなどのアプリケーションを起動させる方法がわからない。デスクトップには見知らぬアイコンが並び、コントロールパネルとかに行くにはどうやったらいいのか。さっぱりわからないのである。そしてもっと驚いたことは、終了のさせ方がわからないということである。電源を落とす方法がわからないのだ。
左下のスタートボタンにあたる位置にマウスカーソルを持って行けば、そこに「終了」というメニューがあって、簡単に終了できるとオレは思っていた。しかし、どこにもそういうメニューはないのだ。
それでネットで調べることにした。「WINDOWS8」「終了」で検索してみると、「チャームから終了させる方法」というのがあった。マウスカーソルを押しつけると右側に出現する黒いバーをチャームと呼ぶらしい。というわけで、マウスカーソルを画面右上(または右下)にしてチャームを出す → 一番下の[歯車]のアイコンをクリック → [シャットダウン]という手順で終われるようだ。
その「チャーム」だが、出すときのコツがなかなかつかめない。どのあたりにカーソルを持って行けば出るのか、なかなかうまくいかない。何度かしていてようやく私は出せるようになったが、パソコンの操作をそのご近所さんに代わって同様にしてもらうと、なかなかその「チャーム」が表示できないのである。なんなんだこれは!
その一方でオレは、パソコンに詳しい友人にメールで「終わり方わからん!」と聞いてみた。すると、[ALT]+[F4]キーを押してシャットダウンの画面を呼び出せばいいという返事が返ってきた。そこからシャットダウンやスリープ、再起動が選択可能だという。しかしなんてめんどうなのだろうか。実はそれを聞いて試してみたのだが、実はオレはその画面にたどり着けなかったのである。どういうことなのか全くわからないのだ。
もっと単純な方法はないのだろうか。オレはさらにいろいろと検索してみた。そしてついにたどり着いたのである。左下のスタートボタンを右クリックすると、メニューが出てくるのでそこでシャットダウンを選ぶというものである。そんなことオレは想像もつかなかったのである。
しかし、オレは思うのだ。いきなりここまで操作方法を変えてしまっていいのか。たとえば自動車の操作方法が急に変わって、「今回のモデルチェンジでアクセルペダルとブレーキペダルの位置が入れ替わっています」ということが起きたらどれほど混乱するだろうか。操作ミスによって死亡事故が多発するだろう。
確かにパソコンではいきなり人が死ぬというわけではない。しかし、従来と同じ操作ではないということは必ずミスにつながるわけだ。なんでここまで変えてしまう必要があるのか。どうしてこんなモデルチェンジをしないといけなかったのか。
最近のパソコンにはマニュアルが付属しない。またオレのように長年パソコンを触ってきた人間は、操作の仕方がわからないことなどないとたかをくくってるわけだ。しかし現実にはかなり面食らったし、「終了の仕方がわからない」という事態に遭遇して愕然としたのである。少なくともそんなふうに戸惑ったのはオレだけではない。ネット上で「WINDOWS8」「終了方法」で検索したときの記事の多さを見れば、同じようにとまどった人が多いことがわかる。
ネットへの接続環境を設定して、とりあえず今までのようにインターネットを利用できるようにTOPページをヤフーにして、それからプリンタドライバをインストールして、実際に印刷してみて確認し、その時にプリンタ脇に置かれていたのが純正品のインクだったので、その1/10の価格で買える互換インクがあることを教えて、なんとかその夜の作業をオレは終えたのである。
それにしてもどうしてこんなに変えてしまうのか。もしも全くの初心者が最初にこのWINDOWS8の操作を覚えれば、今度は古いXPパソコンなんかの操作はわからないということになる。学校現場で情報科などの授業でWINDOWSを教えるときに、常に最新のOSでやらないといけないわけで、数年ごとのマイナーチェンジのために教育現場は莫大な出費を強いられるわけだ。
パソコンソフトは毎年のようにマイナーチェンジを繰り返す。ところがオレは未だにかなり古いバージョンの「一太郎」や「筆まめ」を使い続けている。試験問題を作成するのに必要な機能は全体の機能のごく一部であり、その作業が十分にできれば新しいものにわざわざ変える必要はないからである。もちろんそんな客ばかりなら作ってる側は儲からないだろう。だからオレみたいに「長年愛用してくれる顧客」というのは製造元にとっては迷惑な存在なのである。そういう人間を大切にしようなどという意識がメーカー側に湧かないのも当然かも知れない。
はじめてWINDOWS8を使ってみた人は誰しも「終了の仕方がわからない」という局面に遭遇して愕然とするらしい。自動車の運転で、ある特定の操作がわからないということは普通は起きない。さまざまな操作系はたいていおきまりの位置についているからだ。オレが最近知らずに困ったのは代車で乗った日産キューブのスマートキーくらいで、それもちゃんと乗る前に親切に使い方を説明してもらえたのである。
XPのサポートは終わってしまったが、オレはXPというのはなかなかよくできた便利なOSだったと思うし、XPまでにしか対応していないアプリケーションを使ってるためにやむなくXPを使い続けている人たちの存在をどうか認めてもらいたいと思うのである。マイクソソフト・・・・じゃなかったマイクロソフトという会社は基本的に金儲けのことしか考えてない。オレは今WINDOWS7をとりあえずは使っているが、別にXPの時とやることが変わったわけではない。絶対にWINDOWS8は買いたくない!と思っても、店にはWINDOWS8のパソコンしか並んでないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館
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