江草 乗の言いたい放題
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2013年11月26日(火) 言いたい放題日記終了のお知らせ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 5年前にオレは「2008年11月03日(月) WEB日記を書き続けるということ 」という題名の日記を書いた。

 それから5年、いつのまにか読者の数もその頃の半分以下に減った。WEB日記というスタイルがもはや過去のものになってしまった。ネット上にあるテキストはどんどん短い言葉の断片となり、オレと同じWEB日記というスタイルのものもめっきりと減ってしまった。

 アクセス数が減った理由ははっきりしている。オレの書いている文章の質が落ちたからである。書いているオレが一番それをよくわかってるのだ。オレは「毎日更新」というスタイルにこだわるあまり、ネタのない日も無理矢理に書いてきた。そんなことをして一定の質を保てるわけがないのである。

 オレが最初にWEB上に発表したテキストは 「100万回生きたねこ・試論」である。そのテキストを書いたのはもう20年以上も前のことである。ニフティーサーブのパソコン通信上にある掲示板「スピリットのコーナー」にUPしたのである。オレはその掲示板に次々とテキストを書いた。北欧・東欧旅行記の 「白夜特急編」、そして俵万智さんの本の解説として書いた 「チョコレート革命・試論」である。そういったまじめなテキストを書く一方でオレは 「変態古典授業」というかなりアダルトで過激なテキストも書いた。さまざまなスタイルのものを書いてみたかったからである。その頃のオレには書きたいことはいっぱいあった。オレはそのほとばしる執筆意欲をただパソコン上にぶつければよかったのである。

 それらのテキストを読み返して思うのは、今よりもずっと面白いということである。オレはもう峠をすぎてへろへろ球しか投げられない暗黒時代の阪神の中継ぎ投手のようになってしまったのである。

 いつからオレは書けなくなったのだろう。書いていることが楽しくなくなって、それが「毎日の更新」というノルマをただ果たすだけの行為になってしまったのだろう。質の悪いテキストを量産することがかえって読者を失望させ、二度と来ない人を増やすだけにしかならないということにどうして気づかなかったのだろう。

 2005年から書かれた Chikirinの日記というブログがある。このブログを読んでオレが感じたことは、自分が書くことによってどういう存在を目指したかったのかという具体的な姿がそこに存在したということだった。そして、今のままのスタイルで質の悪いテキストを書き続けることはますますその目標から遠ざかるということもよくわかったのである。

 オレはよりよく書くために、書くものを選ばないといけないし、「書きたい」というパワーが貯まるまで待たないといけない。惰性やノルマで書くことはもっとも自己の理想から遠ざかることなのだ。このテーマで書きたいというものが出てくるまで、オレは書いてはならなかったのだ。

 毎日更新し続けたということは、オレの日記の大きな特徴だったかも知れないが、そのために「面白い文章を書く」「意味のあることを書く」という部分が失われれば本末転倒である。それはもはや連載末期の全然面白くないけどお情けで掲載されている漫画みたいなものである。そんなものは商業誌ではすぐに切られてしまうだろう。

 オレにはまだ書きたいことがある。それはこの「言いたい放題日記」の中で実現できるものではない。それに、この日記のスタイルで表現することには限界がある。しかももう今この場を読んでくれている人々はさほど多くない。一日のアクセス数は約2000である。それも決して少ない数字ではない。しかし、オレの目指していたのはそのレベルではない。

 
 日記才人という場でアクセスランキング1位になったり、もう失われた「テキスト庵」という場で多くの方に読まれていたことで自分が大きく勘違いしているうちに、他の書き手さんたちはもうとっくに自分よりも先の世界に行ってしまっていた。オレはいつまでも成長しなかった、いやむしろ自分は退化していたのだ。そのことをオレはつくづくと知らされたのである。

 11年にわたって書きためたこの「言いたい放題日記」には多くの記事がある。それらの記事はこの 日記目次から読むことができるし、一時期過去の日記の中の自分で選んだものを分類して 暴言日記コレクションという形でまとめていたが、その作業も中断したままである。日記目次には検索窓があるので、そこである特定のキーワードが過去日記の中にあるかどうかを調べることができる。たとえばその検索窓に 「京都大学」と入れて検索してみれば、オレが過去に京都大学について触れた記事が出てくる。だからたとえこの日記が終了してもしばらくは過去のテキストを読んでひまつぶしすることが可能である。

 オレはこの「言いたい放題日記」をやめるわけではない。いつかオレはこの場に戻ってくるだろう。それは明日かも知れないし、一ヶ月後かも知れないし、5年後かも知れない。そのときにこの日記が書かれてる「エンピツ」というサービスがもうなくなってるかも知れない。(実はオレはエンピツの終身会員である)


 もうひとつのブログである 江草乗の写真日記の方はときどき思いついたら更新してるだろう。
 今日の日記の最初に、投票ボタン→投票ありがとうございます。を「鎮魂の鐘」と書いたのはそういう意味である。

 とにかく今日、オレはこの日記の「毎日更新」というスタイルを捨てることを宣言する。タイトルには「言いたい放題日記終了」と書いたが、本当に辞めるわけではない。オレが宣言することは「毎日更新」というスタイルをやめることであり、これが「日記」ではなくなるということなのだ。だからタイトルはかなりの誤解を招く表現なのである。


 次に更新するのはいつになるのか未定である。とりあえず長年のご愛読ありがとうございました。オレにはまだ目指してる夢がある。こんなオッサンになってしまってもちゃんと生きてるうちにやり遂げたいと思ってることがいくつもある。それは、自分の父がもうかなりヤバくなったからこそ思うことでもあるのだ。

 もしも本日の日記へリンクをしてくださる場合、そのリンクは、日記トップページのURLではなくて

http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20131126にお願いします。  m(_ _)m



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2013年11月25日(月) 楽天が優勝して良かった!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 今シーズンのプロ野球は楽天が優勝して本当に良かった。もしも他の球団が優勝したらこんな感動は生まれただろうか。


 読売新聞の記事を引用しよう。

楽天優勝パレード、仙台21万人「おめでとう」
 初の日本一に輝いたプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードが24日、地元の仙台市で行われた。
 星野仙一監督(66)や田中将大投手(25)らが、沿道に詰めかけた約21万4000人(楽天イーグルス優勝パレード実行委員会発表)の歓呼に応えた。
 球団幹部と、一・二軍の全選手約100人は、オープンカーとオープンバスに分乗し、同市青葉区の約1・5キロ・メートルを約40分かけてパレード。星野監督は「(きょうの晴天は)まさしく日本一晴れ。1年間戦ってきたかいがあった。後押ししてくれた東北の皆さんに感謝します」、田中投手も「優勝した喜びをみんなと分かち合い、こうした形で報告できて良かった」とそれぞれ話した。
(2013年11月24日21時33分 読売新聞)


 この記事によれば、21万人もの人々が沿道を埋め尽くしたということである。どれだけ仙台の人々がこの優勝を喜んだのかがわかる。オレも日本シリーズでは楽天を応援していた一人(もちろんアンチ巨人だからなんだが)ではあるが、もしも対戦相手が阪神タイガースであったとしても素直に楽天の優勝を祝福しただろう。

 プロ野球の球団にとって、地域に愛されるというのはもっと大切な要素である。西鉄ライオンズの身売りを悲しんだ九州のライオンズファンの中には、今も西武ライオンズを応援する方がいて、ソフトバンクホークスのファンのことを「裏切り者」ととらえるという。それもなんだかわかるような気もするのである。あくまで愛したのはライオンズであって、九州の球団ではないということだ。

 楽天が東北の球団となり、同時に東北のファンをつかんだという意味で今回の優勝は大きな出来事である。あの暗黒時代を経験した阪神タイガースが、2003年の優勝後ににわか阪神ファンが増加したということがあったが、楽天のファンも今回の優勝でかなり増えたはずだ。ただ、常勝軍団を作ればそのファンがそのまま定着してくれる。

 ただ、三木谷さんはこの優勝をどのように受け止めているのか。それがオレは気になるのである。ファンを獲得するためにはやはり強い球団でなければならない。万年最下位のチームでは応援するファンも応援の甲斐がない。強くなったからこそファンも増えたのではないか。そしてこの熱狂を一過性のもので終わらせないためには今後も常勝チームを築いていかないといけないのである。それはとても困難なことだ。2003年、2005年路リーグ優勝したのにその後見事に崩壊していった阪神タイガースを見ればその困難さはよくわかる。

 来季以降の楽天の戦いぶりを期待しつつ、オレは来季は阪神タイガースが優勝して御堂筋でパレードすることを願っているのである。それは12球団の中でもっとも実現可能性の薄いことかも知れないが。



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2013年11月24日(日) 貧困の中で大人になること        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 朝日新聞記者の中塚久美子さんが「貧困の中でおとなになる」という本を書いておられる。日本の将来を考えたとき、格差社会がどんどん進行して階層の二極分化が進んでいるということと、そのしわよせが子どもに向かってるという現実を我々は受け止めないといけない。勉強できないことは本人の責任ではない。そもそもまともな教育力を持たない親の子がどうして小中学校での学びについていけるだろうか。
 昭和11年生まれのオレの母は、鹿児島県の坊津で育った。幼い頃に「勉強だけは貧乏も金持ちも関係ない」と母(私からみると祖母)から言われたという。そう、昔はたしかにそうだったかも知れない。しかし、今ははっきりと違いがある。小さい頃から親の貧困のために満足な学習環境がない子どもたちが大量に発生してきているのだ。

 小学校の教員は多忙である。そこで割り算のできない子がいたり、満足に漢字が書けない子がいてもなかなかその原因を家庭環境にまで求めて解決することができない。また過程に問題があるとわかっても、その家が母子家庭で母親に精神疾患があったり、あるいは母親のもとに同居している継父が「しつけ」と称する虐待や暴行を繰り返してると知ったとして、どのような対応が可能だろうか。犯罪として立件されるものは全体から見ればほんのわずかである。

 小学校、中学校で満足に勉強できなかった結果、高校に進学しようとするとどうなるのか。そこには偏差値による輪切りが待っている。私立高校を併願で受験してもそこに進学するだけのお金はない。また貧困家庭への就学援助金は小学校・中学校が対象である。そうなると入学試験の偏差値の低い高校や、定時制高校への進学ということになる。実は定時制高校への進学者は最近増加しているのである。

 入学試験の偏差値の低い高校では中退率が高い。卒業しないで中退してしまう生徒の率は、偏差値上位の高校では1%もいないが、最下層の高校では3割近いところもある。そしてそうした学校の特徴は、入学してくる生徒の家庭の貧困率の高さである。親に定職がないとか、親が生活保護受給者で働いていないとか、親がワーキングプアであるとか、そうした子ども本人の努力ではどうにもならない状況が存在するのである。

 そこで学校にいったい何ができるだろうか。そもそも高校段階で失われてきた小中学校の分の学力を身につけさせることにどういう意味があるだろうか。もちろんその学力がないままに社会に放り出され、仕事についてもすぐに辞めてしまうということを考えれば小中学校程度の学力は絶対に必要だ。しかし、高校でそれをするのではなくて、もっと早くに対策がたてられるべきではないのか。貧困の中で育った子どもが高校で小中学校の復習をしたり、その学力でも入れるFランクの私立大学に、奨学金という借金を背負わされて入学し、就職にちっとも役立たずに社会に放り出されることが果たして正しいのか。

 オレはかつてこの日記で、Fランク私大が貧困層にとっては搾取の装置になってるということを書いた。学力が低い生徒まで利子付きの奨学金はカバーしているわけだが、その奨学金という名の数百万の借金を抱えたまま大学を卒業し、非正規雇用でしか就職できない者たちの多くが、貧困家庭の出身者であるという現実をどのように受け止めるべきなのか。こんな状況を放置していて日本はどうなるのかとオレは警鐘を鳴らしてるのだ。

 巷には現業部門の就業者が足りないという状況がある。オレの家の近くには山崎パンの大きな工場があり、我が家に入るチラシにもそこで「従業員募集・正社員登用制度あり」という記事が掲載されている。東日本大震災の復興が進まない原因の一つには土木や建設関係の労働者が減少していて極端な人手不足になってることがあげられる。しかし、Fランクとはいえ大学進学して奨学金を背負った人たちはそうした現業部門の仕事や肉体労働などは考えもしないだろう。

 大学・短大への進学率が5割を超えてしまったために、小中学校の学習も満足に理解しない人たちが大学へ進学し、そして勘違いしたまま就職活動しているという現実がそこに存在しているのである。もしも大学進学せずに高卒で働く場がちゃんと用意されていれば借金を背負うこともなかったのである。すべての問題の解決は親の貧困対策であり、小中学校の子どもに満足な学びの場を用意することなのだ。

 どんな親の子に生まれてくるかを子どもは選べない。親が貧困であったからといって子どもの学びの機会が奪われていいはずがない。オレはそれを強く思う。そして親の貧困ゆえに学べない子どもたちを救済する仕組みが存在して欲しいと思うのである。東京都は生活保護の家庭に塾代をサポートしているという。それもオレはどうかと思うのだ。小学校の校区よりももっと小さな地域ごとに子どもの学びや遊びをサポートできる無償の場が存在し、そこにボランティアの元教員や引退世代の大人たちが集まって子どもたちの世話をして、いっしょに親たちの自立や就職のお手伝いまでできるようなことはできないのかと。

 かつてイギリスでは「ゆりかごから墓場まで」という高福祉政策が伝統的にとられてきた。ところがサッチャー首相の登場によって社会には規制緩和の嵐が吹き荒れ、多くの貧困層が生み出されてしまった。これは日本で今非正規雇用が拡大し、景気が良くなっても労働者の総賃金が減少しているという状況と酷似している。

 2010年、イギリスでは「子どもの貧困撲滅法」が成立した。その結果どの政権も子どもを取り巻く貧困問題と向き合うこととなった。貧困地区には「子どもセンター」が設置され、そこでは子育てのなんたるかも知らない親を一人前の親にするためのサポート体制が充実してるという。日本とは失業率も比較にならないほど高いイギリスでは貧困問題も日本以上である。しかし日本もいずれ確実に同じ状況に陥るだろう。だからこそこの問題には向き合わないといけないのである。

 貧困の中で育つ子どもの中には優れた素質を秘めた子どももたくさんいるだろう。そうした子どもがやる気を失い、不登校になったり自傷行為に走ったりすることを我々は阻止しないといけない。子どもたちを貧困から守るということは、同時にその親たちの生活も支えると言うことであり、今最も求められる貧困対策なのである。

 我が国の将来を考えたとき、数兆円のゼニをばらまく「国土強靱化政策」などよりもはるかに大切なのが子どもの教育である。そこにゼニを回してみようという発想は残念ながら今の既存の政治家にはない。橋下大阪市長などいかに教育関係にかかるゼニを減らすことしか考えていない。教育を立て直すことが地域を立て直し、将来の日本を元気にすることであるということがちっともわかってないのである。



「貧困の中でおとなになる」




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2013年11月23日(土) 猪瀬知事の5000万円        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは猪瀬知事がうらやましい。5000万円を無利子、無担保で融資してくれる人がいるからだ。それは猪瀬知事の人徳であり、なかなか一般人はこういうわけにはいかない。オレはこうして暴言日記を書いているが、読者の中に「ご意見に賛同しましたので政治活動に自由にお使いください」とポンと大金を差し出してくれるような奇特な方はもちろんいない。せいぜい日記に貼り付けたリンク経由で楽天市場で買い物してくださるくらいである。もちろんそれもオレにとってはとってもありがたいことなんだが、猪瀬知事の5000万円と比べればやはり大きな開きがある。

 猪瀬知事に5000万円出すことで、徳田毅議員は何を企んでいたのだろうか。少なくともこのゼニが、表に出せないなんらかの密約に絡むものであり、あわてて返却したことから考えて正当なものではないということは明らかである。

 読売新聞の記事を引用しよう。

猪瀬知事苦しい弁明、巨額借入「意識弱かった」
 「すぐに返すつもりだった」。猪瀬直樹・東京都知事(67)は22日、定例記者会見で医療法人グループ「徳洲会」から受けた5000万円の資金提供について苦しい弁明を繰り返した。
 巨額の借入金は無担保、無利息で、借用書を書いただけ。会見ではいつも強気な知事も、この日は防戦一方。圧倒的な支持を集めて当選した人気知事に持ち上がった徳洲会との不透明な関係に、都庁内からは戸惑いの声が上がった。
 ◆自覚なかった
 「徳田毅議員です」。記者会見では、5000万円を誰から受け取ったのかについて、繰り返し質問を受けた。猪瀬知事は当初、「直接ご本人にお確かめください」などとかわしていたが、何度も問い詰められると、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)から衆院議員会館で直接受け取ったことを認めた。
 猪瀬知事によると、昨年11月29日の知事選告示前に5000万円を直接現金で受け取り、帯封が付いたままの状態で妻名義の貸金庫に預けた。返却したのは今年9月。借りた時と同じ、帯封が付いたままの状態だったという。
 猪瀬知事は、知事選の資産報告書にこの5000万円を記載しておらず、22日に報告書を訂正。資産報告書に記載しない行為は都条例違反にあたるが、「(借りた)当時はまだ知事ではなく、現在ほど自覚がなかった」と言葉を濁し、「政治家として意識が弱かった」と反省の言葉も漏らした。
 資金提供の見返りに、徳洲会側に便宜を図ったのではという質問も相次いだが、猪瀬知事は「100%ない」と言い切った。しかし、なぜ資金を借りたかについて追及されると、「申し出を断れば、失礼だろうと思った」と歯切れの悪い説明に終始。返却が遅れたことについても「早く返そうと思っていたが、五輪の招致活動が……」などと釈明した。
 記者会見は1時間10分に及んだ。質問に対して、いつもは即答する猪瀬知事も、この日は慎重に言葉を選びながら返答することが多く、強気な姿勢は影を潜めた。
(2013年11月22日22時53分 読売新聞)


 苦しい言い逃れだが、おそらく徳洲会のことが問題にならなかったらそのままフトコロに入れて知らんぷりだったのだろう。そんなこと誰もがわかっている。政治家というお仕事はこういう意味不明なゼニがもらえる職業であり、そのゼニを断ることが失礼に当たる世界なのだ。

 そのゼニが問題になったときの言いわけもまた共通である。

「もらったままの状態で金庫に入れた」
「返したから問題ない」


 いや、そういうものじゃない。もらった時点でアウトなのだ。

 西鉄ライオンズのエースだった池永正明投手は、八百長を持ちかけられて一方的にゼニを押しつけられ、プロ野球界を永久追放されてしまう。オレはこの事件自体、どこかの球団の陰謀のような気がしてならない。追放された選手の所属球団を見てそう思うのである。ただ言えるのは、ゼニをもらってしまった時点でアウトである。暴力団関係者などから資金提供を受けたとウワサされたのにその後も野球を続けられたのは桑田真澄くらいじゃないのか。

 猪瀬知事はこの5000万円受領だけで辞職に至ってもおかしくないとオレは思っている。東京都知事という利権の元締めに供与された現金がなんらかの意味があることはいうまでもなく、それが存在したというだけで都民に対して申し開きのできない罪である。もしもこの受領を認めるならば、政治家の賄賂の問題は今後すべてスルーしなければならなくなる。そんなことが認められるわけがないだろう。

 我々は政治というモノは汚いものだと誰もが思っている。しかし、それは「たぶん裏でゼニが動いてるだろう」「たぶん何か秘密があるんだろう」程度のものであり、その多くは在任中にはバレないで終わる。ではバレなかったからOKなのか。そういう問題ではないだろう。

 誰もがやってる行為であってもバレたらその時点で責任を取らないといけないのだ。クルマを運転していて速度違反があったのをパトカーに捕捉されれば反則金や罰金を払わないといけない。オレはふだんの運転で制限速度を守るように走ってるつもりだが、もしもパトカーや白バイに速度超過を指摘されればそれが誤認でない限りあきらめて赤や青の切符をもらうだろう。

 徳田毅議員から5000万円もらっていたことが明るみに出れば知事を辞めないといけない。それが世の中のルールである。田中角栄が総理大臣を辞めた金額が5億円であり、猪瀬知事が5000万円受領発覚と引き換えに都知事を辞任すると考えれば妥当な金額かと思うのである。

 猪瀬知事、あんたは東京五輪誘致を成功させた。それで十分じゃないか。あとのことは誰かに託せばいい。バレてしまったものは仕方がない。もうあきらめるしかないじゃないか。往生際を悪くして印象を悪くするよりも、ここはいさぎよく勇退して有終の美を飾ればいい。都知事のイスなんて誰かにくれてやれよ。オレはそう思うのである。いずれまた参議院議員にでもしてもらえるじゃないか。

 在任中に食肉業界のドンとつながり、さらにシャープから賄賂をもらって便宜をはかったあのオバハンも今や自民党の参議院議員である。オレがこの日記でその悪を追求してもマスコミは全く動かなかったのである。彼女の悪事を書いてるのはネット上にある記事だけだ。

 正義とは何か。悪とは何か。そんな理想を追求したところでしょせん日本のマスコミは政治権力を恐れて当たり障りのないことしか書かないし、正義なんてネット上の理想でしかない。もしかしたらオレにだって何らかの圧力があって日記を閉鎖させられるかも知れない。今は中国からやってくるウイルス入りのメール攻撃くらいだが、いつかもっと恐ろしい攻撃があるかも知れない。オレのクルマに爆弾が仕掛けられてふっとばされるかも知れない。そんな重要人物と思われればそれはそれで名誉なことだが。

 ただオレはまだ自分の理想をあきらめていないからこうして日記を書いているのだし、自分の書くことで何かを伝えることができると信じている往生際の悪い人間なんだが。


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2013年11月22日(金) 中国の警察では拷問が行われています        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 日本では犯罪者の人権がとても保証されている。殺人事件の容疑者であっても丁重に扱われるし、無差別殺人を行った外道だからと取り調べの刑事にぶん殴られるわけでもない。たまに恫喝したり机を叩いたりする取り調べもあるそうだが、それらは「違法な」取り調べとされ、そうやって作成された供述調書は無効となったりするのである。きわめて犯罪者の人権が守られていてうんざりするほどなのが日本である。

 それと大きく異なるのが中国の状況だ。中国では犯罪者には人権などない。ひとたび疑いを掛けられたらもうおしまいである。拷問によってやってないことまで自白させられ、刑務所にぶち込まれるのだ。ところが党幹部の子弟などが逮捕されてもお目こぼしがあったり裁判に圧力がかけられたりして罰が軽くなるのである。賄賂も横行しているしむちゃくちゃな状況が今も改善されてないわけだが、それを中国政府も認めているという記事があった。産経新聞から引用しよう。

日常的な拷問認める 中国、冤罪防止の意見書
2013.11.21 19:44 [中国]
 中国の最高人民法院(最高裁)は21日、冤罪を防ぐための「意見書」を発表、取り調べ段階などでの拷問を禁止したほか、裁判所に世論や当局の圧力を理由に判決を曲げないよう指導した。中国では警察などによる拷問や虐待が日常的に行われており、意見書はこうした司法手続きをめぐる不正を公式に認めた形だ。
 警察、検察、裁判所の司法機関内の癒着に加え、司法機関と行政機関の癒着も深刻で、多くの冤罪を生む原因となっている。意見書は、共産党が12日に閉幕した第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で打ち出した司法改革方針に基づいて出された。
 意見書は「自供至上主義」をやめ、証拠に基づいて司法手続きを進めるよう要求し、拷問や虐待によって自供を引き出すことを禁じた。裁判所が警察や検察と協力して判決を決めることも禁止するとした。(共同)


 警察・検察・裁判所という司法機関が癒着しているだけではなく、司法機関と行政機関までもが癒着していればもうやりたい放題である。先に結論が用意されていて、それに合わせて警察・検察・裁判所が結託して党幹部の子弟の犯罪は見逃したり、金持ちが賄賂を払って替え玉の人間に懲役刑を受けさせたりするという日本では考えられないことが可能になるのである。

 日本の場合は犯罪者の人権が守られすぎて外道でも軽い罰しか与えられないことが問題になるのだが、中国の場合はそもそも公正な裁判が行われないことが問題であるわけでどちらの方が好ましいのかはオレにはなんともいえない。オレのような暴言を吐いていれば中国では政治犯として逮捕されて拷問で殺されたり、強制労働させられて収容所で殺されるわけだが、幸い日本では何を書いてもそれでいきなり逮捕されるということはない。そういう意味ではオレは日本人に生まれてきて良かったと考えるべきなのかも知れない。もっとももしも中国に生まれていれば今のように自由に物事を考えることはできなかっただろう。教育が偏向しているからだ。

 文化大革命の時に多くの人々が茶番劇のような人民裁判によってその地位を追われ、迫害された。中国では裁判というのは常に誰かを陥れるための道具に過ぎない。日本のような犯罪者の権利を守るための裁判なんてものも間違ってるが、中国の裁判はとにかくひどすぎる。だから人々は常にずるく立ち回ろうとするのである。無実の者が裁判に掛けられたとき、日本では「オレはやってないのだから有罪になどならない」という信念を持って法廷に立ち、そこで真実が明らかになるはずなんだが、中国では「これはオレを有罪にするために手続きだ」と覚悟して法廷に立つことになる。被告の考えてることは日本と中国では全く違うのだ。

 どうすれば中国の人々を救うことができるのか。それはこの事実を世界の人々が共有することである。そしてスペインのように裁判を起こして為政者の罪を問うことである。スペインではチベット難民が江沢民ら中国共産党幹部の大虐殺の罪を告発している。「おまえらのやってることは世界が許さない!」という価値観を世界の国々が共有することでしかあの国の暴走は抑えられないのだ。


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2013年11月21日(木) オレは秘密保護法案には反対だ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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「何が秘密なのか?それは秘密だ。」
「だったらそんなルールどうやって守ればいいんですか?」
「秘密の範囲はオレが決める!」
「つまり、後から私を罪に問いたいときに自由に決められるというわけですね」
(そういうことだと国民にバレたら困るじゃないか!)




 自民党にみんなの党や維新の会が野合して、なし崩し的に「特定秘密保護法案」が可決されようとしている。オレはこの法案には反対だ。そもそもなんでこんな法律を作る必要があるのか。それが守るべき機密か、どうでもいいことか、国民にバラすべき正義なのか、それぞれ国家公務員の良識に基づいて判断されるべきものをどうして法律で規定するのか。これは自分たちの仲間内の犯罪を告発しようとする公務員に対して足かせをかけてるような気がしてならないのである。

 もしもある公務員が週刊誌に自分たちのやってる組織の犯罪を暴露したとしよう。国民を裏切ってることに対して義憤に耐えかねて行った行動である。これは「正義の行動」として賞賛されるべきことだが、しかしこの法案が成立すれば「特定秘密保護法違反」ということでこの公務員は逮捕されてしまうのだ。

 国家の秘密とはいったい何なのか。その範囲がきわめてあいまいなままでこのような法律を作ってしまうということは、きわめて恣意的に運用される可能性が高いと言うことである。せっかく危険運転致死傷罪を設置したのに、飲酒運転や無免許運転でも「危険運転ではない」という珍妙な法解釈がまかりとおって骨抜きにされてしまったように、今回の法律も同様に恣意的な運用がされることをオレは危惧している。それが日本の裁判所のお約束だからだ。

 外交、防衛上の秘密というものはあるだろう。しかしそれは外交官や自衛官が自らの良識で判断するものであり、首相が決めるものではない。その現場にいない首相にはいちいち細かい判断は無理だ。だからその範囲を首相に決めさせるのはおかしいのである。

 このような法案が、運用上のルールをあいまいにしたままで成立するとどんなことが起きるのか。それは官僚どもがいかに自分たちに都合が良く、国民には不利なようにこれらのルールを運用するかという知恵が発揮されてしまうということなのだ。そうしたことにかけて日本の官僚というのは天才的な能力を発揮する。それはこれまでの歴史が如実に証明しているではないか。

 だからオレはこんな法案には断固反対するのである。オレの心の中の良識の部分が「待った」をかけるのだ。断じてこんな法案を通過させるべきではないし、このルールを設けることで国家が何を企んでるのか、国民は疑ってかからないといけないのである。決して自民党や政府首脳、官僚の連中は国民の利益などは考えてない。考えてるのは自分たちの私利私欲や組織の利益だけである。彼らには「公益」なんてものは存在しないのである。そのことを我々は忘れてはならない。

 オレのような一介の罵倒コラムニストがここでどんなに吠えたところで国会の流れは変わらないし、なし崩しに野合したみんなの党や維新の会の連中は自民党に取り込まれていく。大政翼賛会のような今の政治状況の中で、国民の真の声は踏みにじられてしまうのである。

 国家の命運を危うくし、日本の将来を誤らせる可能性のあるこのような法案を断じて国民は認めてはならない。しかし反対してるのが共産党以外では社民党や民主党という今や泡沫勢力に成り下がった党しかないというのも悲しい事実なのだ。


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2013年11月20日(水) 草刈りしてると小石が飛びますよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは草刈り機を操作したことがないので、その作業をしているときに地面の小石をはね飛ばすと言うことがどんなことなのか具体的にわからないのである。そのはね飛ばされた小石が、自動車のガラスをぶち割るくらいの破壊力があるなんて想像もつかなかったのである。それはこの作業をした公務員も同じだったのだろうか。

草刈り機で小石飛び、車15台損傷…市が賠償
 岩手県奥州市前沢総合支所の男性職員が10月に同市前沢区で草刈りをした際、草刈り機の回転式の刃で小石が飛び、隣接する工場駐車場にあった乗用車15台の後部ガラスを割ったり、車体を傷つけたりしたことが分かった。
 市が19日の市議会全員協議会で報告した。市は、約220万円と見込まれる修理代を賠償する。
 市教委によると、職員は10月17日午前11時過ぎ、同市前沢区の工業団地用地で、11月4日に行われるマラソン大会の臨時駐車場を整えるため1人で草刈りをした。昼食休憩後、現場に戻った際、工場の社員から「車に傷が付いている」と指摘されたという。職員は草刈り機の音で事故に気づかなかったという。草刈りをした場所から、損傷した車までの距離は5〜15メートルだった。
 全員協議会では、市議から「石を飛ばす音は大きく、気づかないはずがない」「改めて本人から事情を聞くべきだ」と批判が相次いだ。市側は「悪意があったわけでない」として、職員の処分は行わない考え。小沢昌記市長は「15台を一度に傷つけたと聞き、がくぜんとした。不注意というのでは済まされない。再発防止を徹底する」と述べた。


 15台を一時に傷つけたということなんだが、いくら草刈り機の音が大きくても、どうして石が飛んで車の窓ガラスが割れたことに気づかなかったのか。5〜15メートルの至近距離ならば、割れてるところも見えるじゃないかと思うのである。そんなことにも気づかずに作業していたのなら、あまりにもこの職員はぼんやりしすぎである。きっと自分の足の指が吹っ飛んでも気づかないくらいにのんびりぼんやりしていたのじゃないかとさえ思えるのである。

 また、この草刈り機の刃にうっかり触れれば怪我をするというのは誰が考えてもわかることで、そんな危険な作業に「一人で」従事していたのだとしたらそれもまた考えモノである。このような作業は必ず複数人であたって万一の事故に備えるべきであり、その対策を怠ったという意味では市には責任があるだろう。

 地方公務員の起こした行為に関しては、その公務員の所属する地方自治体が賠償しないといけない。これは大きな原則である。だから公立学校の教員が起こした不祥事の場合はその自治体が賠償することになる。大津市のいじめで自殺した中学生の場合ももしも学校側の重大な過失が認定されれば、大津市が賠償するということになるわけだ。

記事の中にあった「再発防止を徹底する」という部分だが、そもそもそこまで注意力の足りない職員は普通はいないだろう。この職員に何か致命的な問題があるわけで、その解明こそが先決だと思うのである。彼が日頃通常の業務も遂行できないような問題職員で、懲罰的な理由で「草刈り」をさせられていて、その業務をさせられることの腹いせに小石をわざとはね飛ばして車を傷つけた・・・などというストーリーをオレはついつい憶測してしまうのだ。

 もっともそれはオレのうがった想像であり、そのような不祥事ではないことが望ましいのは言うまでもないことだが。そのあたりのことは実際に草刈り機を操作したことのある方に小石がどの程度飛ぶのかをぜひご教示願いたいのである。


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2013年11月19日(火) この詐欺サイトにだまされるな        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 「ロト6の当たり番号教えます」などという常識で考えてもあるわけがない詐欺に引っかかって何千万も取られる馬鹿がいる。オレはそういう犯罪を仕掛ける側が検挙されるのは当然だと思うが、ひっかかる側にも多大な落ち度があると思うのである。たとえばお金を地面に植えれば、そこから「カネの生える木」が育つなんて誰も笑って取り合わないだろう。しかしロト6の詐欺はそのレベルの馬鹿がひっかかるものだとオレは思うのだ。

 オレのところにもロト6詐欺の勧誘メールがきた。どうやらその犯罪者どもはこのサイトを運営しているらしい。

ロト・マイスター

 このサイトに行くと無料会員募集となっていて、その無料会員に登録するためには電話番号が必須になっている。一度顧客の電話番号を入手すればしつこく電話攻勢で勧誘してきて、そして情報料を振り込むという方向に誘導するんだろう。オレはしつこい電話の時点でうっとおしいのでこの詐欺集団と遊ぶ気はないが、暇な人は勧誘されるフリをしてこいつらの犯罪の証拠をつかむのも面白いと思うのである。

 不労所得を手に入れるにはどうしたらいいのか。これは誰もが考えることだ。残念ながら株にも為替取引にも債券にもすべてリスクが存在する。日本国債でさえもノーリスクであるとは言えない。つまり、不労所得を得ようと思えば、財産を失うことも覚悟でチャレンジすることになる。そして多くの人はそうしたまっとうな金融商品で不労所得を狙うのだ。

 ロト6で2000万円だまし取られた人も、配当利回り4%の株を買えば年間80万円の不労所得を手に入れることができたのである。しかも株の場合はいつでも換金できるのだ。どうしてそんな確実安全な投資を選ばずに、わけのわからない詐欺に引っかかってしまうのかオレはあきれるのだ。こういう詐欺にひっかかるのは自己責任の部分が大きいと。

 金儲けには常に苦労が伴うし、必ずうまくいくというものでもない。そこを勘違いしてはいけないのである。パチンコで家が建つとか勘違いしてる馬鹿は死んだ方がいいし、競馬で大富豪になれると思ってる輩も同様だ。もしもそれが可能であったとしても、そのためには常人には考えられないような努力をしてそれを可能にしたわけで、安易に他人がマネできる方法じゃないのである。

 うまい話が存在したとして、どうしてそれを見ず知らずの他人にわざわざ電話で教えてくれるのか。そう考えた時点ですべてが詐欺であるということがわかるだろう。

 くれぐれも大事なゼニは無駄遣いせずに老後や孫のためにとっておいてもらいたいのである。もしも余ってるのならオレに寄付してくれる方がよほど世の中のためになるのである。


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2013年11月18日(月) ビットコインは大がかりな詐欺である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ビットコインという仮想通貨がネット上に存在し、価格がどんどん上昇しているらしい。この仮想通貨は埋蔵量があらかじめ決められていて、自分のパソコンに専用ソフトウェアを導入して採掘するという方法で手に入られるのだが、かなりのハイスペックで専用マシンを使わないともはやその採掘には参加できない状態だという。そして麻薬取引やマネーロンダリングに使われるということもあって、どんどん価値が上昇しているらしい。

 この仮想通貨の特徴は、政治によってその価値が左右されないということである。ドルも円もユーロも、その国の政治的状況によって価値が変動する。つまり「リスク」が存在するわけだ。しかし、ビットコインはバックとする政府がない。背後に政治的な介在がないのだ。そういう意味では理想的な仮想通貨でありWEBマネーであるともいえる。

 なぜ今その価値が上昇しているのか。

 ウィキペデアではこのように説明されている。

Bitcoin(ビットコイン)は2009年に作られた電子マネーである。中本哲史(サトシ・ナカモト)という正体不明の人物による論文に基づいている[1]。
Bitcoinは極めて低いコストでの決済(およびマイクロペイメント)を権力機関や発行者無しで平均10分程度の待機によって可能にする。ノードから別のノードへの貨幣の移動は電子署名された取引で行われ、P2Pネットワーク内の全てのノードにブロードキャストされる。初期の通貨流通や、二重支払いの検知のためproof of workシステムが用いられている。


 さて、その価値が急上昇している原因は、中国にこのビットコインの取引所が作られ、大量のチャイナマネーが流れ込んでいるからだ。中国人が投機の対象としてこのビットコインの価格をつり上げているのである。値上がりするから買う。買ったらまた値上がりする。その繰り返してビットコインの市場価格は上昇してきたのだ。もちろんリアルマネーとの交換相場は流動的であり、どの国の政府機関ともつながっていないということは、価値が暴落した時にはなんの後ろだてもないということなのだ。

 日本にもこのビットコインの取引所が開設され、マネーゲームに参加する者が増えてるという。しかし、果たしてその価値がいつまでも上がり続けるものだろうか。

 こんなことを書くと「まだまだ上がるのに余計なことを言わないで!」と文句を言われそうだが、そもそもオレはこのWEB仮想マネーがもたらす将来の危機を、常識的なオレの判断で予想しているのだ。

 流れ込んだチャイナマネーが、中国経済のバブル崩壊で一気にしぼんだときにこのビットコイン相場は終了する。そのときにどれほど多くの被害者が出ていることだろうか。もっとも自己責任でこのマネーゲームに参加した以上、被害者とも言えないのである。投資は常に自己責任だ。オレは目に見えないものにためらいもなく大金を投じることのできる人たちが信じられないのである。


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2013年11月17日(日) 子守してくれるアプリがあるのか!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 スマホにはさまざまなアプリがあって、スマホを使える方は日々それで楽しんでおられることは周囲のスマホ使いを見ていればわかる。しかし、子守までスマホでできてしまうなんてオレは知らなかったのだ。読売新聞の記事を引用しよう。

スマホ子守やめて…アプリ頼み「触れ合い減る」
「スマホに子守をさせないで!」。日本小児科医会(松平隆光会長)は、乳幼児の心身の発達への影響が心配されるとして、来月から、スマートフォンの利用を控えるよう保護者に対し啓発活動を行う。
 スマホの普及に伴い、絵本やパズルなど乳幼児向けのアプリも増えている。中には100万回以上ダウンロードされている人気アプリもある。スマホを子供に渡して、こうしたアプリで遊ばせたり、アニメの動画を見せたりして、放っておくケースもあるという。
 東京都内の1歳児の母親(32)は、「子供が外出先でぐずると、つい渡してしまう」と打ち明ける。
 今月1日には乳幼児向けアプリを企画・販売する企業が、乳幼児のスマホ利用のガイドラインを独自に作成した。「親子で会話をしながら一緒に利用しましょう」「創造的な活動になるよう工夫しましょう」など5項目で、ホームページで公表している。
 ただ、日本小児科医会の内海裕美常任理事は「乳幼児期は脳や体が発達する大切な時期。子供がぐずるとスマホを与えて静かにさせる親がよくいるが、乳幼児にスマホを見せていては、親が子供の反応を見ながらあやす心の交流が減ってしまう」と指摘する。また、画面をなぞるだけの仮想体験を重ねることが、手の機能や五感を育むことに影響を与えかねないと心配する。
(2013年11月16日 読売新聞)


 脳や身体が発達する重要な時期に、直接親があやすのではなくてスマホと遊んだ子どもはどんなふうになるのか。そのあたりはまだよくわかっていないわけでなんとも言えないのである。忙しい親がぐずつく子どもをおとなしくさせるのに安易な方法に頼ってしまうのもよくわかる。だっこしてもどうしても泣き止まない場合もあるだろうし、そんな時にスマホで遊ばせればすぐに落ち着くのならば、きっとその方法に頼る親もいるだろう。

 小さい子どもの相手をすることは大変なことである。しかも時間がかかる。教師というのは生徒の年齢が下がるほど大変なんだとオレは思うのである。大学教授が一番楽で、高校、中学、小学校、幼稚園とどんどん仕事が大変になり、保育所や託児所がもっとも苦労が多いのではないかと思うのだ。
 そんな大変な「子育て」という役割をどのように工夫するか。IT機器が何らかのよい効果をもたらすのならばそれは大いに活かされるべきであるし、研究の余地は大きいと言える。

 子どもの頃のオレはよく家で一人遊びしていたなあと思う。まだ幼稚園くらいの頃だ。仕事から両親が帰るのが遅くて、本を読んだり、粘土でいろんなものを作ったり、とにかく一人で遊ぶ時間が長かった。もしもスマホみたいなものがあればきっと熱中していただろうと思うのである。当時はまだファミコンなどなかった。ゲーム機があればやはり熱中していただろう。本を読む習慣は他にすることがなかったから身についたとも言えるのだ。だったら子どものスマホ遊びもなんらかの学習にうまくつながれば・・・と願うのである。

 スマホで子守をしてくれるアプリ「乳母(めのと」とかが発売され、それが母親以上に子どもをうまく育てることができるということになればなんだか面白いような気もするのである。


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2013年11月16日(土) ナイジェリア人から預かったスーツケース        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 アフリカでは「ナイジェリア人の男は全員泥棒」「ナイジェリア人を見れば犯罪者と思え」などという極端な話がまことしやかに語られ、まっとうな生活を送るナイジェリアの方にとって迷惑至極なことだが、実際にナイジェリア人が麻薬犯罪に関わっていることは多いわけで、ナイジェリア人が「荷物を預かってくれ」などと言えば絶対に拒否しないといけない。それが海外旅行のお約束である。

 この市会議員はそもそも何のために中国旅行していたのだろうか。貿易会社を経営していたのなら海外事情についても詳しいはずで、中国が麻薬犯罪に対して厳しく取り締まり処罰してることも知っていたはずである。だからどうも腑に落ちないのである。

 日本の麻薬取り締まりは甘い。だまされて運び屋にされた馬鹿も、「中味がそんなものとは知らなかった」と主張すれば無罪になることさえあるのが日本の裁判の現実だ。若く美しい女子大生が「全然知らなかったんです」と嘘泣きの涙で訴えれば許されるのである。オレはそんなものは全員死刑でいいと思ってる。少なくともそうやって国内に運び込まれている麻薬や覚醒剤が大量に存在することは事実であり、検挙されてるのはほんの一部に過ぎない。

 毎日新聞の記事を引用しよう。

愛知・稲沢市議拘束:「ナイジェリア人から預かった」
毎日新聞 2013年11月16日 02時20分(最終更新 11月16日 02時42分)
 愛知県稲沢市の桜木琢磨市議(70)が中国で覚醒剤を所持していた容疑で拘束された事件で、市や市議会は15日、情報収集に追われた。議会関係者によると、桜木市議が中国当局に対して容疑を否認し、「ナイジェリア人から預かった」と説明するスーツケースの中から違法薬物が見つかったとの情報が外務省から入ったという。ただ、真偽を確認する手段は現時点ではほとんどなく、市や議会は対応に苦慮している。
 市議会事務局によると、議員が海外渡航する際、休会中は行き先を議会側に連絡する義務はないが、ほとんどの議員は休会中でも口頭や文書で渡航先を知らせていく。加島和典議会事務局長によると「桜木議員については何の連絡もなかった」という。
 市議は本会議や委員会の欠席が続いても、月額48万円の議員報酬は満額支払われる。一方、月2万円の政務調査費は実費精算のため、議員活動停止が続く現状では支給されなくなるという。
 議会は、強制力のない辞職勧告決議や強制的に失職させる除名も可能。しかし15日に開いた会派代表者会議では「情報が乏しい」などを理由に議論はなかった。議会側が必要と判断すれば政治倫理審査会で協議することになるが、「情報が全くない中では判断できない」との声もある。
 愛知県選管によると、公職選挙法では禁錮以上の刑が確定した場合は公民権停止となり、議員の身分を失うと規定している。ただ、海外での事例について県選管は「条文上に明確な規定はない」として、総務省に確認する方針。
 桜木市議の支持者の間には動揺が広がった。2011年9月の市議選で桜木議員に投票した30代の主婦は「そんなことをするとは思えない」と困惑。50代の男性は「ボランティアや草刈りなどに積極的に参加する人だった。10日に神事について話し合う予定だったが連絡がつかず、みんなで心配していた」という。【渡辺隆文、駒木智一】
 ◇「麻薬の密輸は死刑もあり得る重罪」
 日本と中国の司法制度では容疑者の勾留期間などが大きく異なる。
 日本では、捜査当局が逮捕してから48時間以内に検察庁へ身柄を送り、最大20日間の勾留期間を経て起訴、不起訴など刑事処分を決める。


 本人がいくら無実を主張しても、所持している荷物の中から覚醒剤が見つかれば事情はどうであっても有罪となるのが中国のルールである。異国の地でナイジェリア人と知り合いになり、「私たちは疑われやすいのでこの荷物はあんたの荷物ということにしてもらいたい」と言われれば、お人好しの市会議員ならば二つ返事でOKするかも知れない。

 仮にそういう事情であったとしても、日本なら無罪なんだが中国では死刑だ。そしてオレは中国の刑罰の方が妥当だと考える。もしも摘発されなかったとしたらどうなるか。大量の覚醒剤が持ち込まれてしまうのである。泣いて訴える女子大生を無罪にするからいくらでも新たに運び屋になる馬鹿が登場するのである。「泣いても死刑」「中味を知らなくても死刑」というルールこそが必要なのだ。

 大量の覚醒剤を体内に飲み込んで密輸しようとして空港で見つかった馬鹿でも「中味が覚醒剤とは知らなかった」と日本では堂々と主張する。場合によっては許されてしまうという日本の取り締まりの甘さを知ってるからだ。芸能人が覚醒剤の常習者でも、永久追放ではなくて数年経てばまたテレビに復帰できるのである。

 京都の安井金比羅宮に行けば、大量の縁切り祈願の絵馬がある。その中には「彼氏が覚醒剤をやめてくれますように」「夫が覚醒剤と縁が切れますように」という絵馬もある。その時に夫や彼氏を裏切って通報すればいいのだが、それができない女性も多いのだ。覚醒剤を使ってる時点でもう人間としてはアウトだと思うのだが、そんな馬鹿と関わってしまった女性は必死で馬鹿を守ろうとするのである。馬鹿のせいで自分の人生も終わってしまってることに気づかないのだ。そういうクズ野郎からは全力で逃げないとダメなのである。

 振り込み詐欺に引っかかる人に対してオレが思うのは「どうしてそんなのにだまされるんだろう」ということである。ロト6の当たり番号を教えますというガセネタに数千万円つぎ込むのもオレから考えれば馬鹿すぎるとしか思えない。みんなもっと賢くならないとダメだ。賢くなれば政治家の嘘やデタラメも見抜くことができるし、新聞記事も裏読みすることができる。政府にとっていちばん都合が悪いのは、国民に対して嘘がつけなくなるということである。


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2013年11月15日(金) セメント樽の中の手紙        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」という有名なプロレタリア文学の作品がある。中学校の教科書に載っていたりする。その中にこんな一節がある。セメント樽の中に小さな木箱が入っていて、その中から手紙が出てくるのである。

 ――私はNセメント会社の、セメント袋を縫う女工です。私の恋人は破砕器(クラッシャー)へ石を入れることを仕事にしていました。そして十月の七日の朝、大きな石を入れる時に、その石と一緒に、クラッシャーの中へはまりました。
 仲間の人たちは、助け出そうとしましたけれど、水の中へ溺れるように、石の下へ私の恋人は沈んで行きました。そして、石と恋人の体とは砕け合って、赤い細い石になって、ベルトの上へ落ちました。ベルトは粉砕筒へ入って行きました。そこで鋼鉄の弾丸と一緒になって、こまかく細く、はげしい音に呪いの声を叫びながら、砕かれました。そうして焼かれて、立派にセメントとなりました。
 骨も、肉も、魂も、粉々になりました。私の恋人の一切はセメントになってしまいました。残ったものはこの仕事着のボロばかりです。私は恋人を入れる袋を縫っています。
 私の恋人はセメントになりました。私はその次の日、この手紙を書いて此樽の中へ、そうと仕舞い込みました。
 あなたは労働者ですか、あなたが労働者だったら、私を可哀相かわいそうだと思って、お返事下さい。
 此樽の中のセメントは何に使われましたでしょうか、私はそれが知りとう御座います。
 私の恋人は幾樽のセメントになったでしょうか、そしてどんなに方々へ使われるのでしょうか。あなたは左官屋さんですか、それとも建築屋さんですか。
 私は私の恋人が、劇場の廊下になったり、大きな邸宅の塀になったりするのを見るに忍びません。ですけれどそれをどうして私に止めることができましょう! あなたが、若し労働者だったら、此セメントを、そんな処に使わないで下さい。


 それは自分の恋人が死んでセメントになったことを訴えるせつない手紙だった。オレがこの小説のことを思い出したのは、次の記事を読んだからである。

ハロウィン商品に、中国「労働矯正施設」からのSOS
The Huffington Post | 執筆者: Meredith Bennett-Smith
投稿日: 2013年11月13日 15時56分 JST

アメリカのオレゴン州に住む母親のジュリー・キースさんは2012年10月、近所のスーパー「Kmart」で買ったハロウィンの飾り付けの箱を開けた。中身は安っぽいデザインの飾り付けだったが、その中国製の飾り付けのすき間に手紙が押し込まれているのをキースさんは見つけた。その内容は、キースさんが29ドルで買った「血まみれの墓石」を模した飾り付けよりも、はるかに心をかき乱されるものだった。
「お客様へ。もしこの製品を買われたなら、どうかこの手紙を世界人権機関にお送りください。中国共産党政府の迫害を受けている数千人の人々があなたに感謝し、あなたのことを一生忘れないでしょう」
罫線入りの紙に片言の英語で書かれたこの手紙は、助けを求める悲痛な嘆願で、中国北東部にある強制労働収容所内からこっそり送られたものだった。
キースさんはこの手紙をFacebookで公開し、地元新聞が取り上げるなどして話題になった。そして1年以上経った今、この手紙を書いた本人だと言う男性の匿名インタビューを、CNNが掲載した。
Zhangという苗字で呼ばれるこの47歳の男性は、2008年に開催された北京五輪の数カ月前、中国が活動を禁止している気功集団「法輪功」のメンバーとして警察に拘束され、禁錮2年半の判決を受けた。そして、遼寧省の省都、瀋陽市ちかくにある馬三家労働教養所(Masanjia Labor Camp)に収容されたという。
Zhang氏は、2年間半にのぼる服役中に、SOSの手紙を20通書いた。同氏は、書いた手紙を英語のラベルが貼られた商品の箱の中にしのばせたが、これは、その商品が海外の店舗で売られることを期待してのことだったという。
「手紙のいくつかが海外で発見されることを期待していたが、そのうちあきらめて、手紙のことは忘れてしまっていた」と、Zhang氏は『ニューヨーク・タイムズ』紙に語っている。
Zhang氏は、知り合いになった人に頼んで、ボールペンを入手したという。また、守衛が見ていない間に、収容者を再教育するための帳面のページを破って便箋代わりにした。
「私は、ベッドサイドテーブルのすき間にボールペンを隠した。手紙を書く時間が取れたのは、他の囚人がみな寝静まった夜遅くだけだった」とZhang氏はCNNに語っている。「収容所の照明はいつも点灯しており、すべての部屋に当番の守衛がいてわれわれを見張っていた」
オレゴン州のテレビ局KATUが、Kmartの親会社であるSears Holdings社に取材したところ、以下の書面が寄せられたという。
問題のハロウィン用飾り付けを製造している工場に対して最近行った監査では、労働収容所が製造の下請けを行っていたという証拠は見つからなかったが、われわれは引き続き調査を行っている。
「わたしは、商品のラベルをよく見て、必要のないものは買わないようになった。特に中国製造の品物については」と、キースさんは語っている。
労働教養は、中国の各地方政府の労働教養管理委員会が、「社会秩序を乱した」といった理由で、裁判抜きで人民を勾留・強制労働させることができる制度。中国司法省によると、2012年末現在、全国351の労働教養施設に約5万人が収容されている。米国政府と中国政府はともに、「労働改造製品」を米国へ輸出することは違法としている(1994年に共同声明を公布)が、実際には国際市場に出回っているのが現状となっている。
[MEREDITH BENNETT-SMITH(English) 日本語版:佐藤卓、合原弘子/ガリレオ]


 中国では今もひどい人権侵害が続いているのだ。この事実を我々は世界で共有し、そして中国政府に改善を求めないといけない。中国共産党の一党独裁支配を崩壊させ、中国に真の民主主義をもたらさないといけないのである。この軍事独裁国家が壊滅すればアメリカもロシアも軍事費にゼニを使う必要がなくなるのだ。

 この手紙に関してなぜオバマ大統領も安倍晋三総理も触れないのか。この手紙の内容を引用して世界に訴え、中国の人権侵害を食い止めようとは思わないのか。それとも「人権」というものは自国民さえ守られているならば他の国はどうでもいいのか。

 どうか、この事実を多くの人々が共有し、情報操作されている中国の民衆にも理解させたいのである。彼らが共産党一党独裁を排除し、真の民主主義国家となれるときに、日本とのわだかまりも溶けるだろう。反日を政治宣伝として使う必要がなくなるからである。


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2013年11月14日(木) 共産党一党支配は崩せるか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 中国には真の民主主義などない。共産党一党独裁の体制下では「民主主義」なんて望むべくもなく、その結果として賄賂が横行し地方の党幹部が腐敗して今の状況が存在するわけだが、こんな動きを知ってオレは驚いている。こんな活動して無事で済むわけがないだろう。軟禁されて発言を封じられるに決まってるじゃないか。読売新聞の記事を引用しよう。

中国ネットに「新党」一党独裁批判…薄氏支持者
 【北京=竹内誠一郎】中国のインターネット上で、「中国至憲党」と名乗る“新党”の設立が発表され、話題を呼んでいる。
 収賄罪などで無期懲役が確定した元重慶市党委書記の薄煕来ボーシーライ受刑者の支持者らが結成したとみられ、当局はネット上の関連情報を削除するなど神経をとがらせている。
 「中国至憲党」の発起人は、薄受刑者の支持を訴えてきた北京在住の女性。ネット上で、共産党の一党独裁体制を批判する趣旨で、憲法を根本的な行動規範にすると宣言。薄受刑者が格差是正を掲げた「共同富裕」政策の支持を掲げ、薄氏を「終身党主席」とし、党規約に盛り込むとした。
(2013年11月13日07時45分 読売新聞)


中国には「ネット上の関連情報を削除する」ことができる技術が存在する。ネット上の自由な言論を封じてしまえるのだ。オレにはこの「削除」というものがどんなことなのかイメージが湧いてこない。たとえば2ちゃんねるのような巨大掲示板が存在して、その中に当局にとって不利なことが書き込まれていた場合勝手に削除してしまえるということなのだろうか。削除可能なのはその掲示板の管理者だけじゃないのか。

 中国共産党の悪口を書けばその記事は削除される・・・ということならオレの日記などはもちろんん削除対象なんだが、今のところオレはそんな目に遭ったことはない。ウイルス入りの大量スパムメールというサイバーテロを受けたことはあるが、もちろんウイルス対策してるので被害はない。

 もしも共産党一党支配が崩れたとしたら、あの国は存続できるのだろうか。いっそのこと小国に分裂して軍事力を維持できないほどに弱体化してくれよと思うのである。周辺国にとって脅威なのは中国の拡大政策とそれを可能にする軍事力である。それさえ排除できれば中国はあってもなくてもいい存在である。

薄煕来を中国の民衆はどんな存在としてとらえてるのだろうか。言論の自由のない中国でその支持を叫ぶことは勇気のいる行為である。生命の危険が伴うからだ。「政治犯」として拘束され拷問死するということが起きても全然おかしくないのが今の中国である。

 この「中国至憲党」が弾圧されずに生き延びることは困難だと思うが、何らかの影響力を市民に与えることができれば面白いのである。オレは日記の上から支援したいと思うのである。おっと、こういうことを書くとまたサイバーテロをくらいそうだ。それにしてもなんでオレの日記が攻撃対象なんだろうか。


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2013年11月13日(水) 奈良市役所には税金泥棒がいます        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 奈良にいるのは鹿だと思っていたが、奈良市役所にはとんでもない連中がいる。有名なのはやはりあの白いポルシェの男だろう。5年9ヶ月のうち8日間しか出勤しなかったのに給与が満額支給されていたというアレである。怒った市民の手で公開処刑されても文句は言えないレベルの超弩級の税金泥棒である。病気休暇というデタラメの報告をしていながら、実は他の仕事をしていたうえに、何台も高級外車を所有していたというクソ野郎である。

 その馬鹿が辞めさせられて少しはマシになったのかと思うとまたこんなクソ野郎がいた。市の職員でありながら。市営住宅の家賃を滞納していたどうしようもない男で。しかもそいつは「滞納整理課」の課長だったのである。まるで悪い冗談のような人事である。奈良市役所は本当に人材がないんだろう。こんなヤツでもクビにできないのだからなあ。読売新聞の記事を引用しよう。

家賃248万円滞納、奈良市職員を強制立ち退き
 奈良地裁は12日、奈良市営住宅の家賃を長期滞納し、住宅の明け渡しを命じた判決が確定した後も入居を続けていた同市職員(55)に対し、立ち退きの強制執行に踏み切った。
 市によると、職員は滞納整理課の係長などをしていた2006年9月〜11年12月に家賃計約248万円を滞納、督促にも応じなかったため、市は賃貸契約を解除し、12年2月に地裁に明け渡しなどを求めて提訴した。職員は同年4月に全額を支払い、「契約解除は無効」と主張したが、今年6月、最高裁で住宅明け渡しなどを命じる判決が確定。その後も入居を続けたため、市は9月、地裁に強制執行を申し立てていた。
 仲川元庸市長は「反社会的で市の信頼を失墜させる行為。懲戒処分を含めて検討したい」と述べた。
(2013年11月12日18時49分 読売新聞)


 5年間も家賃を滞納していたということだが、市の職員ならばまともな給料をもらっているはずで、わずか4万ほどの家賃が払えないはずはない。裁判を起こされてからあわてて滞納分を全額払って「契約解除は無効!」と主張するあたり、どうしようもない男だとオレには思えるのだ。もちろんこのクソ野郎はまた滞納生活に戻るつもりだったのだろう。こんなクソ野郎は留守中に鍵を取り替えて入れなくして、ゼニを払うまで自宅から閉め出せないものかと思うのだ。

 記事には名前が出ていないが、奈良市民はそのクソ野郎が誰なのか知る権利はあると思う。自分たちの納めた税金がまっとうに使われてるのかを知るのは市民の権利であり、市営住宅の家賃を踏み倒すというのは市に納めるべき税金を払ってないのと同じレベルの行動である。この税金泥棒、巨大な顔写真を市役所の前に掲示してさらしものした上で、来庁する市民の前で土下座でもさせるべきだ。もちろんクビにしてその後の話だが。

 公務員の不祥事でいつも感じることは、明らかに問題があるような人間であっても、「公務員である」という地位が守られていてなかなかクビにできないということである。納税者の立場から言えばどうしてそんな状況が改善できないのかということと、いったい採用はどういう仕組みなんだということを感じるのだ。採用時にそうした問題のある人間を排除できないのならば、懲戒免職にする明確なルールを決めて運用すべきである。

 痴漢で逮捕されても、一般企業ならクビにされるのに公務員ならば停職で済むことも多いわけで、とにかく天国のようにぬるい世界だとオレは思ってしまうのである。


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2013年11月12日(火) 三陸海岸に巨大防潮堤は不要である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 東日本大震災で破壊された防潮堤を再建する工事が計画され、すでに始まってるものもあるという。総額1兆円近いゼニがこの「防潮堤」という、大きな津波が来ればひとたまりもない意味のないものに費やされようとしてるのだ。しかし、真に人々を救ったのは防潮堤ではなくて「津波に対する理解」「適切な避難」ではなかったか。

 釜石市の学校では津波に対する防災教育が徹底していて、地震直後に中学校の生徒が隣接する小学校の児童を連れて高台に避難した。校庭で50分間津波が来るのをぼんやり待っていた大川小学校の悲劇と比較すればいかに「防災教育」が大切かよくわかる。もしも大川小学校に一人でもまともに防災教育を学び、実践できる教師がいれば、あの津波で犠牲になった児童も教師も誰も死なずに済んだだのである。

 地震発生から津波が来るまでには避難できるだけの時間がある。必要なのは住民が15分程度で安全な高台に避難することであり、そこまで逃げられる道路の整備や避難ルートの確保ではないのか。

 背後にすぐ山が迫ってるような地形ならば、その山の上に避難所に転用できる公民館や学校を建設し、そこまでの徒歩での避難ルートを整備すればいい。山が遠かったら、住民が協力し合って車で避難することができるように連絡網を整備し、非常時には誰が運転して逃げるかを決めればいい。高台に向かってまっすぐ伸びる「避難幹線農道」を建設すればいのである。

 総額1兆円の巨大な防潮堤ができあがったとしても、たかだか9m程度の中途半端な高さの防潮堤では東日本大震災級の巨大な津波は防げない。福島原発を津波から守るためにはそれこそ高さ30mくらいの巨大城壁クラスの防潮堤を建設すべきだっただろうし、原発を100%安全なものにしたかったら東京電力はそこにゼニを使うべきだった。原発が避難できない以上そこに防潮堤を建設するのは正当な理由があった。

 しかし、住民は自分の足で逃げることができる。それだけのゼニがあるのなら、海をさえぎってみえなくするだけの無粋な防潮堤ではなくて、もっと生活を豊かにするために使ってもらいたい。役に立たない中途半端なモノに大金を投じるのではなくて、それだけのゼニがあればもっと生きた形で使えばいいのだ。この防潮堤建設は実は土建屋にゼニをばらまくための方便であり、住民本位の行政などではないことは明らかである。

 真に守るべきものとは何か。海辺にある住宅や施設が津波で被害を受けないように防潮堤で囲えばいいのか。費用対効果はどうなるのか。10億円程度の資産価値があるモノを守るために建設する防潮堤が20億円かかるのならば、防潮堤なんか作らずにその20億円の半分を復興費用に充ててプールしておけばいいのである。必ず巨大津波はやってくる。防潮堤を作らずに使わずに済んだゼニを基金として保有し、その運用益でさまざまな意味のある防災施設を作ればいいのだ。人の命を守ることを基本とし、東日本大震災と同様の悲劇が二度と起きないように工夫する必要があるのだ。

 福島原発で復興のための工事に従事する作業員の日当をピンハネし、除染事業でボロ儲けしているゼネコンは、今度は巨大防潮堤建設で莫大な利益を得ようとして自民党に働きかけている。連中から見れば東日本大震災の被災地域は「ゼニのなる木」なのだ。その野望は断じて阻止しないといけない。この壮大な無駄遣いを許してはならないのだ。現代の万里の長城とも言える万里の防潮堤で海を全く見えなくすることを住民は望んでいるだろうか。


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2013年11月11日(月) ズルい店は退場してください        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 食品偽装が全国で問題にされ、次々と高級レストランやホテルが謝罪している。そういうごまかしをしてぼったくり価格でボロもうけしていた時点でもうそういう店の命運は尽きたというべきだろう。そんな店は全部つぶれてもいい。少なくともオレはつぶれても平気である。

 価格の偽装もどうように恥ずかしい行為である。楽天市場は楽天イーグルスの優勝セールで星野監督の背番号にちなんだ77%引きセールを開催中だが、どうやらそのセールに便乗した卑怯な店があったようである。読売新聞の記事を引用しよう。

楽天の店舗、「大幅割引」装う…元値高く設定 
 プロ野球・楽天の日本シリーズ優勝を受けて、楽天が運営する通販サイト「楽天市場」で行われた「日本一大セール」で、複数の店舗が、通常価格を高く設定し、大幅な割引を偽装していたことがわかった。
 消費者庁によると、景品表示法が禁じている不当表示の恐れがあるという。
 セールは3日から7日未明の間に実施。星野仙一監督の背番号「77」にちなみ、77%引きの商品などが目玉だった。楽天は4日、ネット上で利用者から「元値が高すぎる」などの指摘があるのを受け、調査を始めた。
 楽天によると、指摘を受けた業者は「77%引き」をうたっていた。このうち島根県の業者は、するめいか10枚の通常価格を1万7310円と表示し、3980円で販売。北海道の業者は、10個入りのシュークリームの通常価格を1万2000円としたうえで、2600円で売っていた。楽天はこれらの店舗を、一時的に閉店させているという。
(2013年11月7日15時10分 読売新聞)



楽天Vセール割引率偽装、20店1000商品か
 楽天は7日、インターネット通販の「楽天市場」で3日から7日未明まで行われたセールで、複数の店舗が大幅な割引を偽装していた問題で、約20店舗が約1000商品で、不適切な価格を表示していた可能性があることを明らかにした。
 楽天の高橋理人常務が7日、決算発表の記者会見で明らかにした。楽天は問題が発覚した4日から、セール直前に商品の元値を偽っていないか調査している。
 セールでは、プロ野球・楽天が日本シリーズで優勝したことを記念して、星野仙一監督の背番号「77」にちなんだ77%引きの商品などを目玉に打ち出した。利用者からの指摘で、10個入りのシュークリームの通常価格を1万2000円としたうえで、実際には2600円で販売していたケースなどが判明した。
(2013年11月8日07時21分 読売新聞)



 「一時閉店」とは実に軽い処分である。楽天市場はそうした店との契約の解除と、評判を落としたことへの迷惑料として罰金でも支払わせるべきだろう。少なくともせっかくの優勝セールにケチがついたことは間違いない。買った客は「だまされた!」ということで詐欺罪で被害届を出すか、あるいは本当に77%引きで売らせて、差額を店が客に返すということにすればどうか。

 値引き前に値札を高いモノに一時的につけかえて、まるで値引き幅が大きいかのように装う行為に対して何らかの罰則があったはずである。そういう卑怯なことをする店はすべて店名と代表者名を公表して、二度と卑怯な商売ができないようにさらし者にしてもらいたいのである。そういう反則は断じて許せないのである。

 楽天の三木谷社長は今回の件、どんなふうに決着をつけるのだろうか。楽天市場は拡大して日本最大の通販サイトとなった。後は参加してる店の中で詐欺商法を行う店や、偽ブランド品を売る店などを摘発して排除し、質を高めていくということが大切になる。どんなペナルティを科し、どうやって加盟店のモラルを向上させるのか。オレは今後の成り行きが気になるのである。


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2013年11月10日(日) 受験生、あきらめの法則        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 センター試験ももうすぐだ。もちろんオレが勤務する高校の生徒たちもラストスパートという感じで必死で勉強しているわけだが、その中にほんの少数「もう合格をあきらめた」という感じの生徒もいる。今日はそんな生徒の見分け方を説明しよう。

 合格可能性が高い生徒の中には基本的に「オレはもう安心だ」と勉強を休んだりやめてしまう受験生はいない。それはなぜかというと、そういうレベルの受験生というのは70%なら80%に、80%なら90%に・・・というふうに最後まで必死に勉強して限りなく100%に近い勝利をものにしようとするからである。

 ところが逆に合格可能性がほとんどゼロのような受験生の中には、「どうせ落ちるのに勉強するだけ時間の無駄」という考えから学習時間が減少する、あるいはゼロになる者が出てくるのである。この「時間の無駄」という考えに支配されればもうそいつはダメだ。受験生としては終わったと言うしかない。

 時間を掛けたから必ず成績がアップするかというとそうでもないし、特にある程度やってる者ほど伸び悩むのである。センター試験の得点率50%しかない者がそれを60%台にするのはたやすいが、80%とれてる者が同じようにさらに10%伸ばすのは至難である。上に行けば行くほど「1点を争う勝負」になるのだが、そういう厳しさを理解しない馬鹿な文部科学大臣が100点きざみの幅でざっくりと分けようなどと考えてるようである。

 オレには馬鹿の考えは理解できない。馬鹿ほど「もしかしたら偶然選んだ答えがことごとくヒットして夢のような高得点がとれるのじゃないか」と受験を宝くじのように誤解している。ところが現実にはそういう馬鹿はかなり多いのである。どうせ落ちるけど東京大学は受けよう!などという「記念受験」組もかなり存在する。いやいや、そういうのは時間の無駄である。

 たとえ現役合格は無理だと思っても、そこであきらめてしまうと一浪での合格もできなくなるのである。勝利の女神は最後まであきらめずに必死に取り組んだ受験生にだけほほえんでくれるのだ。だからオレは言いたいのである。全力を尽くせということを。大学生になれなくても、せめて「見込みのある浪人生」にならないといけないのだ。

 かつて公立高校に勤務してた頃には大勢の記念受験組がいた。「なんで絶対無理なのに受けるんだ!」「だって、予備校で阪大落ちたから来たというとカッコいいじゃないですか」そのカッコつけたヤツは2浪の末にいわゆるFランク私大に進学していった。勉強しない者ほどカッコを気にするのである。受験勉強というのが泥臭い地道な努力を必要とする行為であることを理解できていないのである。

 大学受験とはふだんの高校の勉強の延長線上にある。高校一年の1学期の中間試験からすでに戦いは始まってるのである。その時に勉強しなかった借金は必ず返済しないといけないのだ。それは2ヶ月ほどで簡単に取り戻せるような甘いモノではない。「これまで全然やってないけど、がんばったら阪大くらい入れますか!」などとほざく無礼者は阪大の受験生に土下座すべきである。全然やってこなかった時点ですでにおまえはアウトだ。予備校で2年くらいかけて借金返済して来いと言いたいのである。

 「まだ2ヶ月あるし、今覚えても忘れそうなので・・・」いやいや、おまえは永久に覚えられないって。

 真面目な受験生は今は誰でも「時間がない!」と切実に思ってるはずだ。こんな大事な時期にのんびりとテレビでアニメを見たり、友人とおしゃべりやカラオケを何時間もしているヤツは「すでにあきらめた受験生」なのである。それが就職を左右し、人生を大きく決定する大事な関門であるということに全然気づいていないのである。


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2013年11月09日(土) 落書きをする馬鹿をどうすればいいのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 交通量の少ない道路の側壁とか、つぶれて久しい店のシャッターにセンスのない落書きをする馬鹿がいる。その落書きの図柄は驚くほど似ていて、ようするにその馬鹿たちにはそういう絵が好まれてるというのがよくわかるのだが、どうも彼らはその下手くそないたずら書きを世間に誇示したいようである。それが地下鉄車両への落書きというこのような迷惑行動につながってるのだ。産経新聞の記事を引用しよう。

消去に1回70万円も 電車落書きに頭抱えるJR西、大阪市交通局 2013.11.8 11:15 westセレクト]
 大阪市内で今年5月以降、電車への落書きが計5件相次いでいる。JR西日本と市営地下鉄の車両保管施設が狙われており、同一犯による夜間の犯行とみられる。JRなどは巡回を強化したり、防護フェンスに有刺鉄線を取り付けたり対策を講じているものの効果はなく、電車に自由にいたずらされる状況を危惧する声も。府警は対策の強化を要請しているが、抜本策は見えていない。
 5件目の落書きは今月2日、鶴見区浜の市交通局鶴見検車場で見つかった。午前6時20分ごろ、車両に幅約5・6メートル、高さ約1・5メートルにわたり、水色などで「SohaR」「2013」などとスプレー塗料で書かれているのを職員が発見、府警鶴見署に通報した。
 5〜10月には、市交通局森之宮検車場(城東区)と西側に隣接するJR西日本吹田総合車両所森ノ宮支所でもアルファベットなどの落書きが計4件発生。いずれの落書きにもメッセージ性は見受けられないが、特徴が似ていることから、府警は同一犯とみて器物損壊容疑で捜査している。
 鶴見検車場で見つかった落書きは、市交通局職員6人が薬剤を使い、約2時間かけて消した。費用は材料費や人件費など毎回約40〜70万円。車両のやりくりに支障が出る可能性があり、市交通局の担当者は「自己表現なのだと思うが、いい迷惑だ」と憤る。
こうした状況を受け、JR西と市交通局は終業後の巡回を増やしたり、防護フェンスに有刺鉄線を付けるなど対策を強化しているが、犯人は敷地内に忍び込んでは数時間かけて落書きするという犯行を繰り返している。
 地下にある鶴見検車場は外部から目につきにくい一方、森之宮検車場と同支所周辺には誰でも近づける。人通りもほとんどなく、夜間はほぼ真っ暗。同検車場は有刺鉄線を張った高さ約2・5メートルのフェンスで四方を囲むが、同支所には有刺鉄線のない低い塀もある。照明の当たらない敷地内部にいったん入ると、人影を見つけることすら困難になるという。
 城東署幹部は「警察官も限られた人数でパトロールしており、JR西と交通局の対策が不可欠。有効なのは防犯カメラで、犯人の姿が映れば捜査の有力な手がかりになる」と話す。しかし、防犯カメラは1台で約30万円近くかかるといい、広大な敷地をくまなく監視するには数十台必要になり、多額な費用がかかる。
 市交通局は「まずはいかに入られないようにするかが重要。防犯カメラも増やすが、有刺鉄線の高さを上げたり、フェンスを丈夫なものにしたい」、JR西は「事件後に防犯カメラを増設した。警備員の巡回を増やすなど最大限の対策をする」としている。
公共交通の安全に詳しい関西大の安部誠治教授(公益事業論)は「電車は乗客の命を預かる公共物なのに、施設内に自由に侵入できるのは問題だ。最悪の場合、車両にいたずらされ、事故につながりかねない」と指摘している。


 オレはこの記事を読んで唖然としたのだが、なんと地下鉄の車両基地は夜間は全く無人になり、しかもきちっとした監視もされてないということである。数時間かかる落書きをされていたということだからいかに警備が甘いかがわかる。もしも時限装置付きの爆発物を仕掛けられたらどうするのか。無差別テロなんてたまに刃物持って暴れるヤツがいる程度で、いかに日本が平和であるかということだが、これではあまりにも無防備すぎるのである。

 防犯カメラを設置するのに一台30万ということだが、これはあまりにもぼったくり価格である。そんなことよりも侵入者があればセンサーが感知して知らせてくれるようにすればいい。異常があれば警備員がそこに急行すればいいのである。セコムに加入すればいいじゃないかとオレは単純に思ってしまうのだ。なんでそんな最低限の警備費をケチるのか。

 人間が来ればセンサーが感知して点灯するLEDライトなんて、500円くらいで販売されている。そんなのを設置するだけで侵入者はビビって逃げるだろう。全体を見渡せる位置にWEBカメラを設置し、感知式のLEDライトをわからない場所に30個くらいつければ侵入者は避けることは不可能だ。その程度の安上がりな方法で侵入者対策はできてしまうのである。なんでそんなことを思いつかないのかとオレは大阪市交通局の無策ぶりにあきれるのである。あんたたちの組織にはちょっとでも頭の回るヤツはいないのか。

 セキュリティを強化する方法は他にもいくらでもある。コンビニなんかに設置されてる24時間撮影しながら監視するような防犯カメラは始終人が通過する場所だから意味があるのであり、ほぼ無人の施設監視用にゼニをかけて設置する方がばかげてるのである。費用対効果ということから勉強しなおせよ。

 さて、馬鹿を検挙する方法だがこういうやり方もある。こういう連中は脱法ハーブやドラッグをやっていたり、大麻をやっていたりという可能性が高い。きっとアメリカ村あたりで「地下鉄に落書きしてやったよ」と自慢話してる馬鹿がどこかにいるはずである。情報提供求むという告知と、報奨金50万円でも提示してやればすぐに情報は集まるだろう。どうせそんな連中はドラッグ買うゼニ欲しさにひったくりや万引きなど日常的にやってる奴らだから、仲間を裏切って50万もらおうとするヤツはすぐに出てくる。女の取り合いとかでわざと仲間を陥れようとするヤツもいるだろう。だから犯人情報はすぐに寄せられるだろう。ただガセネタもきっとまじるだろうから検証は欠かせないわけだが。

 それにしてもこの落書き野郎どもは情けない馬鹿たちである。おまえらが国会議事堂とか山口組本部とかに落書きしに行くのならまだその命知らずの勇気を称えてやりたいが、無人の地下鉄車両基地に忍び込んで下手くそないたずら書きで車両を汚してなんて迷惑なんだ。もしも逮捕できれば、落書き消しにかかった費用は必ずこの連中から払わせるべきだ。ゼニがないなら刑務所に何年でもぶちこんでやれよと思うのである。


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2013年11月08日(金) 法科大学院は不要でした!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 司法試験制度の改革を掲げて日本の多くの大学に設置された法科大学院、どうやら不要だったようである。それは法科大学院卒業者の司法試験合格率の低さからもわかるのだが、そもそも旧来の司法試験制度をわざわざいじる必要があったのかとオレは思うのである。そして裁判官の中に非常識な馬鹿が大勢いることで裁判員制度を導入して、その裁判員たちが「あまりに残虐だから死刑」と判決を下したのに、「一人しか殺してない!」と無期懲役に減刑する常識のない裁判官がいるわけで、そういう馬鹿裁判官やクソ裁判官を排除することが目的だったのなら、法科大学院の設置では解決しない。裁判官の弾劾制度やクソ裁判官が軽い罰を与えたために出所したヤツに殺された場合は裁判官に仇討ちできる仕組みを導入すればいいのである。死刑にしなかったらこいつはやばい!と思えば裁判官は仇討ちを恐れてどんどん死刑にするだろう。それでいいのである。強姦殺人や強盗殺人をするヤツは即座に死刑にしてしまえば刑務所の経費削減にも成る。ストーカー殺人ももちろん死刑だ。池永チャールストーマスが死刑相当なのは言うまでもない。

 法科大学院に行かなくても司法試験を受けられるのならば、そもそもなんのために法科大学院を設置したのか。その「予備試験」の合格者の方がレベルが高いのは自明のことだが、これほどまでに差があるのかと思うと制度はもはや破綻してるとしか思えないのである。読売新聞の記事を引用しよう。

司法試験「抜け道」鮮明に…予備試験で合格者増
 法務省は7日、法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる「予備試験」の今年の合格者が351人だったと発表した。
 昨年の219人を大幅に上回り、同試験が初めて実施された2011年から2年連続で増加した。
 発表では、合格者のうち法科大学院生は164人(昨年61人)、現役大学生は107人(同69人)で、現役学生が8割近くを占めた。同試験は経済的理由などから法科大学院に通えない人を想定して導入されたが、現役学生が法科大学院での勉強を省略するための「抜け道」となっている実態が改めて浮かび上がった。
 受験者数は9224人(同7183人)で、これも2年連続で増加。合格率は3・81%(同3・05%)だった。合格者の最年少は21歳、最年長は60歳で、平均年齢は27・66歳。合格者は来年から司法試験を受験できる。
 今年の司法試験での予備試験組の合格率(約72%)は、法科大学院修了者(約26%)に比べて格段に高く、政府は9月に設置した「法曹養成制度改革推進会議」で法科大学院の統廃合や予備試験について検討することにしている。
(2013年11月8日07時48分 読売新聞)


 法科大学院修了者よりも予備試験組の方がはるかに司法試験合格率が高いということは、法科大学院での教育よりも、予備試験に合格するための試験勉強の方が意義があったということである。もっとも法科大学院の中にはかなりレベルの低い学生を入学させてるところもあるわけで、その結果としての26%だからこれを志の高い「予備試験組」と比べるのはあまり意味がない。法科大学院に入ればなんとかなると思って、Fランク大学がオマケのように設置した崩壊大学院・・・・じゃなかった法科大学院に入って遊びほうけていた馬鹿が試験を受けて合格率を下げてるケースもあるわけで、そんなことを思えばやはり仕組みに無理があったということだ。

 じゃあどうすればいいのか。まずレベルの低い法科大学院の切り捨て!である。合格者を1人でも出せたところはとりあえず存続させるとして、それ以外の法科大学院の全廃によって定員を減らすことだ。しかしこの考えは法科大学院という制度を維持することが前提である。もう一つの方法は、法科大学院を出たけど司法試験に合格できない人の受け皿作りである。そちらがちゃんと機能すれば、法科大学院の新たな存在意義が生まれるからである。地方公務員になれるようにするとかいうふうに就職面がカバーされれば入学者も増加するだろう。

 法科大学院を崩壊させたのは何が問題だったのか。そもそも司法関係者の人口を増やす必要があったのか。日本はアメリカのような訴訟万能社会じゃないし、マクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷したと法外な金額を要求するババアが裁判で勝つアメリカのような馬鹿社会でもないのである。人々がまっとうな常識を持って暮らしてるから裁判の必要がないのが日本社会の良さであり、増えすぎた司法人口を食わせるために訴訟社会にしようとするならそれは本末転倒である。あほか!としか思えないのである。

 法科大学院制度はこの結果を受けてどう変わるのだろうか。オレの教え子の中にも法科大学院で学ぶ者たちがいる。今後この仕組みがどうなっていくのかオレはとても気になるのだ。


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2013年11月07日(木) 百貨店商法の終焉について        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 日本中で行われていたことがあきらかになった「食品偽装」は、結局のところ消費者をだましてゼニもうけをしようとする悪意のもとに行われていたということは衆目の一致するところである。どんなに言い訳をし、謝罪したところで「だまして安いモノを高く売りつけていて儲けていた」という事実は変わらない。そしてその悪巧みが「大手百貨店」や「有名レストラン」のブランドを使って行われていたということがまぎれもない事実なのである。とりあえずズルをやってきた店はすべて「ズルの店」のマークでも店頭に表示してお詫びの意志を示すべきだろう。だましていたことは事実なのであり、過去に起きたことはいまさらどうやってももとには戻せない。

 高級おせちとかもこれまでずっと、実は安い材料を使ってぼったくりを繰り返してきたわけである。わざわざ高価なホテルのおせちを注文しても実は激マズだったという話をよく聞くが、それもこういう理由ならばと納得できる。きっと中味の品質をかなり落としていたのだろう。

 読売新聞の記事を引用しよう。

虚偽表示で異例の通達…年末商戦へ焦る百貨店
 高島屋に続き、三越伊勢丹や小田急百貨店、そごう・西武でも店舗内のレストランで表示と異なる食材が使われたことが発覚した。
 食材の虚偽表示は外食チェーンなど他業界に波及する懸念もある。
 年末から年明けにかけての商戦に与える影響を懸念する声も出ている。
 虚偽表示は、三越伊勢丹の百貨店を含む9施設で52品目、そごう・西武の百貨店7か所で13品目に上った。原材料の産地を変更しながら、メニューの表示を据え置くなど管理の甘さを浮き彫りにした。6日に記者会見した三越伊勢丹ホールディングスの赤松憲常務は「原材料の管理ルールが不十分で、点検する社員の意識も低かった」と陳謝した。
 百貨店業界では、高島屋での虚偽表示の発覚を受けて5日、業界団体が加盟店に食品表示の調査を行うよう異例の通達を出した。多くの百貨店ではメニューが正しく記載されているか確認する作業を急いでいる。
 百貨店や商業施設のレストランの多くは業務委託を受けたり、テナントとして入居したりしている外食専門業者が運営する。高島屋や三越、小田急百貨店で形を整えた加工肉をステーキとして提供していたレストラン運営会社は、読売新聞の取材に「同じ肉を使っており『加工した』との認識はなかった」という。
 百貨店側の危機感は強まっている。歳暮やおせちなど年末商戦の需要期を控え、「損なわれた信頼の回復が急務」(大手百貨店幹部)と焦りを隠さない。
(2013年11月7日09時16分 読売新聞)


 「損なわれた信頼の回復」と書かれても、なんだか空々しく感じてしまうのだ。おまえら百貨店の商売というのがもともとそういうものじゃないか。同じ服をアウトレットで買えば安いのに定価販売して暴利をむさぼることと同じであって、「大手百貨店」というブランドに付加価値を与えて、そこに「ぼろもうけ」をしたいと思ってる連中が群がって高いモノを買わせて詐欺商法をやっていたにすぎないのである。

 オレはそもそも百貨店でモノを買わない。百貨店を使うのは無料駐車場として利用するときだけだ。2時間の駐車券が欲しいのでその駐車券をもらえるだけの百貨店共通商品券を買う。その商品券は次は図書券になる。最後はその図書券で本を買えばいいわけで、駐車券の発行金額が3000円ならば、3000円現金→3000円商品券→3000円図書カード→3000円分の本という方法で3回車をタダで停めることができる。だからオレは今回の騒動の被害者ではないのだが、ただ傍観者として感じるのは「セコいことしてるんだな」という率直な思いである。

 高級レストランで飲食すれば安くはない。デパ地下の食品もオレの近所のスーパーよりももちろん高い。しかしその中味にどれほどの違いがあるのだろうか。使ってる素材はどっちも同じで、味も似たようなものだったとしたら、ぼったくられるだけ損ということであり、最初から安い方で買えばいいということになる。イオンモールの総菜などは夜8時すぎに行くとかなり値引き販売してるが、それで十分ということになるのだ。もしかしたら産地偽装のデパ地下の総菜よりも、イオンモールの値引き後の総菜の方がおいしいかも知れない。安くておいしいのならそれで十分である。

 これから先、百貨店や高級レストランはどうするのだろう。その利益の源はこういう卑怯なやり方で原材料費を安くすることではなかったのか。その卑怯なビジネスモデルが崩壊して、高級品には本当に高級な素材を使わなければならなくなったとき、レストランというのはかなり割に合わない商売になるかも知れない。従来の利益を守ろうとすれば値上げしなければならなくなるかも知れない。それを我々消費者は受け入れるのだろうか。そんなことをオレは思うのである。

 本物のステーキと、加工されて作られた偽物のステーキを食べ比べればちゃんと違いがわかるのだろうか。本物以上においしく加工された肉にはどんな価値を与えればいいのだろうか。そのあたりもこれからきちっとルール化して欲しいのである。要するに、事実をきちっと知らせて欲しいということである。我々は安心して食べたいのである。アレルギーの可能性のあるものを添加した肉を説明なしに提供していたレストランは、その結果アレルギーで発作を起こして苦しんだ人にどうやってお詫びできるのだろうか。


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2013年11月06日(水) ヤマト運輸はなぜ劣化したのか        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ヤマト運輸がクール便を常温で仕分けしていたことが報道されている。これではなんのためのクール便なのかわからないのだが、そうした作業はもはや常態化していたらしい。創業時のかつての志はどこかに行ってしまい、今やただの手抜き集団になりはててしまったのか。

 私の同僚が陶器をきちっと「壊れ物」と指定してヤマト運輸で送ったのに、届いた中味はすべて割れていたので抗議したという話を聞いた。「最近のヤマト運輸、本当にダメですよ!」と彼は憤っていたのだが、どうやらたるんでるのはクール便のことに限らず全般に渡ってのことだったようである。

 日本が世界に誇る「おもてなし」の精神は本当に健在だろうか。次々と明るみに出る食品偽装のことを思うと、高級ホテルもレストランもあてにならない。金儲けのためになりふり構わず偽装に走ってるのである。そんなやり方で世界に「おもてなし」を自慢できるのか。このままだと自慢できるのは「ごまかし」「なりすまし」の技術になってしまうのである。

 かつて日本のサービスの長所は過剰なまでの品質の良さではなかったのか。「安い料金で運んでるのにこんなに速くて安全」というのがヤマト運輸の売りだったはずだ。ところが実際は扱いもいいかげんでしかも輸送中の破損事故も多い。いつからそんなに劣化してしまったのだろうか。これはヤマト運輸一社だけの問題だろうか。食品偽装のように他社もいっせいに「うちもそうでした」とお詫び合戦になるんじゃないか。

駐車違反の取り締まりが厳しくなったとき、オレは「どうして商品配送中の車に駐車違反を適用するのか?」と不思議に思ったのである。そんなときこそ政治献金でも積んで「駐禁取り締まりの例外措置」の中に配達中の宅急便・宅配便の輸送車を入れてもらえば済むことだったのである。

しかしヤマト運輸は自転車で引っ張るリヤカーみたいなやつや、人力で押す手押し車みたいなのを活用することで「駐禁逃れ」「エコ」と一石二鳥の改革を成し遂げた。その時点ではオレはヤマト運輸を高く評価していたのである。しかし、今回のクール便の手抜き作業はどういうことか。冷えたままで運ばないといけない荷物が常温にまで上昇しているということは食品が腐敗したりする可能性も生まれるわけだ。もちろんそれによって食中毒が起きればすべてヤマト運輸が賠償してくれるのだろう。だからクール便で送られてきたものから異臭がしていても食べた方が得である。もしも被害が出てもすべてヤマト運輸の責任だからである。

 おもてなしの心を忘れたサービス業に明日はない。食品偽装によって失われた信用はもう二度と取り戻せないだろう。世界中から「日本のレストランはあてにならない」と罵倒されるのは必定である。ヤマト運輸もきっと「ヤマトのクール便はちっともクールじゃないぜ。むしろホットだぜ」と陰口をたたかれるのだろう。このような実態が長らく放置されていたということは、内部チェック機構が存在しないか、あっても働かないかのいずれかである。
 昔、「プロジェクトX」という番組で取り上げられていたヤマト運輸の涙ぐましい奮闘をオレは覚えている。そのときの志をすっかり忘れた今の社員たちには、仕事というのは誠実に対処するものではなくてゼニのために一定時間だけを働くものと変化したのだろう。


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2013年11月05日(火) 大阪市大と大阪府大の統合は白紙撤回せよ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 大阪市立大学は歴史と伝統のある大学である。戦前から存在した「旧三商大」と言われる大学の一つで、一橋大学や神戸大学と並び称された大学なのである。これらの大学の前身機関は、それぞれ高等商業学校から大学令による大学へと昇格した東京商科大学(旧東京高等商業学校))、神戸商業大学(旧神戸高等商業学校)、大阪商科大学(旧大阪市立高等商業学校)である。なお、旧学制においては、商大(商科大学、商業大学)と呼ばれるものは以上の三校しか存在しなかった為、実質的には旧制商大といえば、旧三商大と同義となる。戦前に日本にあった商業大学はこの3校だけだったのである。

 一方大阪府立大学は戦後に設立された新制大学である。歴史の古さも全く違うし、その設立の経緯も大阪市立大学とは無関係である。大阪女子大学、大阪府立看護大学、大阪社会事業短期大学などを吸収して拡大していって今の形態となった。この2校の歴史はこれまで一度も交わったことはない。

 橋下大阪市長は、大阪都構想の中で府と市をひとつにすることの象徴的な意味を「大阪市大」「大阪府大」の統合に持たせようとしている。「大阪に公立の大学は2つもいらない」と声高に主張し、統合して経費節減というリストラ効果を生み出そうとしているのである。ただ単にゼニの問題だけで統合を推進しようとしてるのだ。もちろんキャンパス統合などということは現実問題として不可能である。分散したキャンパスのままで一つの大学と言うことにされてしまうのだ。それぞれの大学の卒業生、特に戦前からの伝統校である大阪市立大学のOBたちはこの動きに対して激しく拒否反応をしているはずである。

 オレは学校というのはひとつの文化であると思っている。教員と学生が一緒になって作り上げた文化が「校風」と呼ばれるのである。その大学の「自治」を権力が押しつぶすことなどあってはならない。学問の自由を守ることはもっとも大切な大学の機能である。

 学長選挙を大学が行うことに対して、橋下大阪市長は「学長は任命制に」と主張している。「学長を選挙で選ぶなんておかしい」というのが橋下市長の考えだが、だからこそ大学の自治は守られるのではないか。もしも学長が市長に任命されるのならば、市長の言いなりの行動しかできない傀儡学長になってしまう。あんたはどこまで大阪を自由に支配したいのか。

 橋下市長の教育政策は他にも問題が多い。たとえば来春から大阪府立高校の学区制が廃止されて、どこからでも北野高校を受験できるようになるわけだが、そんなことをすれば大阪の府立高校は北野高校を頂点とするピラミッドの序列に組み込まれ、2番手以下の高校のレベルは極端に下がってしまうだろう。トップ校以外のすべての学校を負け組にしてしまうのがこの学区制廃止によってもたらされるものなのだ。

 学校とは変わらないからこそいいのである。もちろん最新の学問研究の成果はどんどん取り入れるべきだ。しかし基本的に学校とは変わってはならないのである。オレは大阪府立生野高校を卒業した。オレは今でも生野高校の校歌「登高賦」を歌詞カードを見ないで歌える。そこで出会ったすばらしい恩師たちがいたからこそ今の自分があると言える。しかし大阪府の教育行政はそうした伝統校の教員をどんどん転勤させ、10年たてば教員が全員入れ替わるというとんでもないことをやってしまった。それぞれの学校を代表する名物教師たちによって支えられてきた歴史や伝統をぶちこわしたのだ。

 高校教師になったばかりの頃、オレはいつか母校の生野高校の教壇に立ち、そこで愛校心あふれる生徒たちを育てたいと思っていた。母校の歴史と伝統を担う教師の一人となれることを夢見たのだ。しかし、10年で教員が全部入れ替えられてしまうならば伝統校の文化は破壊される。(もっともその中でも桜宮高校の体罰教師はずっと居続けたために校長以上の権力者になれたわけだが・・・)

 かつて大阪府には9つの学区があり、それぞれの地域の居住者は基本的にそれぞれの学区のトップの高校を目指すこととなった。目指すべき山が9つ存在したのである。そのどの山からも東大や京大を目指すことができたのだ。しかし、北野を頂点とする大きな一つのピラミッドにするならば、東大や京大に入れるほどの学力のある生徒はすべて北野高校に集中することとなる。橋下市長の推進しようとしているのはそういう流れだ。優秀な生徒が入学しなければ他の学校はどんどんレベルが下がってしまう。それが橋下市長流の「競争原理の導入」なのである。

 大阪市大と大阪府大、二つの異なった個性のある大学が存在することで、受験生にはどちらを受けるかという選択肢が生まれた。それを統合してしまえば、それぞれの過去の歴史とのつながりが破壊されてしまうのである。大阪外国語大学が大阪大学に吸収されて外国語学部となり、少人数教育の良さが失われマイナーな言語を担当する非常勤講師たちが大勢解雇された。もと大阪外大の卒業生たちは母校がなくなるという寂しさを味わったわけだが、大阪大学の外国語学部にされたことで何か大きなメリットがあったのか。

 大学統合にメリットがあるとするなら、それはただ単にゼニだけの問題だ。だが失われるモノはゼニでは買えない価値だ。この世のものをすべてゼニに換算しようとする人間はグローバル化を無条件に受け入れ、TPPを肯定し、1円でも安いことは善だと考える。しかし、世の中にはゼニでは動かない人間もいれば、高くても好きな店で買うというへそまがりもいるのである。人間はただの労働資源でもなければ、ゼニで支配できる道具でもない。ちゃんと心を持って自分の意志で行動する存在である。そのハートの部分を踏みにじって平気なヤツにオレは教育行政を任せるわけにはいかない。

 堺市長選挙の敗北で大阪都構想は事実上不可能となったのではないか。その看板を下ろせば維新は滅びてしまうかも知れないが、滅びるのならついでにこの大学統合も話も白紙撤回してから滅びてほしいのである。


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2013年11月04日(月) 暴力団と取引するとダメですか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 日本には「暴力団」というふうに警察に指定されている団体が存在する。反社会的活動を行うことでその集団は利益を上げている。飲食店からのみかじめ料の徴収やノミ行為、高利のヤミ金融、そして売春組織や覚醒剤販売の元締めである。それらの行為はすべて日本の法律に違反しているわけで、だったら即座に暴力団の構成員を全員検挙して解散させればいいと思うのだが、なぜか暴力団の存在を警察は黙認しているのである。きっと警察と暴力団には何らかのつながりがあって、時折ある取り締まりもおたがいに八百長感覚でやってるのじゃないかという気がするのである。

 みずほ銀行がオリコを通じて暴力団に資金を融資していた。もしかしたらその資金は間接的に覚醒剤を仕入れたりすることに使われたのかも知れない。もしもみずほ銀行の幹部がそのことを知っていて融資を行っていたのならば、覚醒剤取締法でみずほ銀行の幹部も検挙されるべきである。資金援助という形で覚醒剤の取引を幇助しているわけで、責任を取らせて頭取を懲役刑で刑務所にぶちこんでやればいいとオレは思うのだ。それくらいやれば銀行はビビって暴力団への融資をやめるだろう。バレてもたいしたペナルティがないから銀行はルール違反をするのである。ルール違反があれば頭取が必ず実刑になるということにすればいいのである。

 ただ、暴力団との商取引が禁止という範囲はいったいどこまで適用されるのだろうか。そのあたり、オレはいささかの疑問を感じるのだ。たとえば暴力団の事務所にピザ屋がピザを届けるのはどうなのか。それもいちおう商取引の範疇に入る。暴力団の事務所前に呼び出されたタクシーが横付けして組長を送迎する。それもまた商取引だし、この2者の場合、明らかに相手が暴力団とわかっているわけで、「暴力団組員とは知りませんでした」という言い訳は通用しないのである。しかし、ピザの配達まで規制するという話は聞いたことがない。

 結婚式の予約が入っても、それが暴力団組長の息子や娘であるということがわかってホテルが予約を断り、それに怒った暴力団が訴訟を起こしたということも以前にあったような気がする。いくら暴力団組員といえども、結婚式の披露宴をさせてくれないというのはどうなのか。しかし、その会場に大量の組員がそれなりのスタイルで集まったとしたらホテルは異様な雰囲気になるだろう。つまり、断る側にもそれなりの正当性があるわけだ。他のお客さんに恐怖感を与えるから・・・などとホテル側は説明するだろう。

 組事務所とわかって内装工事やリフォームを請け負う業者はどうなのか。窓を防弾使用にしてくれとか、拷問や監禁用の地下室を作れとかいうことなら必ずそこがどういう場所かわかるわけだ。

 高校や大学の場合、受験生が暴力団関係者とわかっても入学を拒否するわけにはいかないだろう。入学してから毎朝護衛の組員がまわりを固めていたり、校門まで黒塗りのベンツで送迎ということがあっても、だからと言って入学を拒否することにはならないし、そんな理由で入学を認めなかったら逆に訴えられる。教育を受ける権利というのはヤクザであっても全く平等であり、差別する方が間違ってるのである。

 暴力団構成員が、準構成員やその家族も含めれば10万人近く日本にいるわけで、我々は日常的に接触の可能性があるわけだ。一切関係をもたないで暮らすことは不可能なわけで、なんらかの形で関わり合って生きていくことになるのである。親族をたどった場合、自分の遠縁で暴力団関係者がいるという可能性は決してないとは言えないのである。

 北九州市のように街ぐるみで暴力団を排除しようとした結果、市民に対してのテロが続出した。情報が筒抜けだったことを思えば警察の中にも暴力団内通者がいたのかも知れない。過剰な反応をすれば過剰な結果が起きる。だからといって街ぐるみで暴力団との共生をはかるなんてことはできない。それこそ世間の非難を浴びるだろう。そこが暴力団の街であることはもはやどうしようもないのだ。だって日本の法律が存在を認めているからである。本当に市民社会から暴力団の存在を排除するならば、まず法律でその存在を非合法化すべきである。しかしそんな動きは全くない。

 きっと政治家も芸能人も企業も大金持ちも警察も、なんらかの形で暴力団の存在を必要としてるのだろう。そうでないと欲しいときに覚醒剤や麻薬を手に入れられなくなるし、邪魔者を巧妙に消すこともできなくなる。裏社会とのつながりが実は必要なのだ。だからいつまでたっても暴力団は存在し続けるし、そこに資金を融資する金融機関も存在するのである。みずほ銀行の場合もきっとたまたま見つかっただけである。いや、みずほの場合は頭取派を一掃するための内部抗争の道具としてリークされただけなんだろう。銀行にもやはり暴力団は必要とされていたのである。


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2013年11月03日(日) 人物本位なんてふざけるなよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 なぜ共通一次やセンター試験が導入されたのか。難問奇問が続出するようになった入試を改めて、高校で学ぶ基礎学力を問う内容に近づけるためである。もちろんその後で高校のレベルがどんどん下がって、基礎学力を問うはずの問題なのに難しくなってしまったということが起きてしまったが、それでも今のセンター試験が「基礎学力」を問う内容であることはゆるぎもしない。医学部を目指そうとという受験生がそんな易しい試験で9割くらい取るのは当たり前だし、その試験で6割くらいしかできない受験生は基本的に努力が足りず基礎学力が低いということである。なんでこんなこともわかってないのかという凡ミスを数多くしているはずだ。

 成績上位の層にとっての1点の差は、下位層にとっての10点、20点の差と同じである。だからできる生徒にとっては「1点を争う」入試になることは当然の結果であり、その1点を軽視することなど決してできないのである。だからオレは「マークミスがないようによく見直せ」と言う。受験番号を書き忘れてる答案がセンター試験全体の0.1%くらいあるという。その結果不合格になるとしても、そういう不注意な者は別に救済する必要はない。大事なときに必ず凡ミスをするということがその受験生の持って生まれた宿命ならばそれもまた受け入れるしかない。

 「人物重視の入試」というが、その人物を判断する基準は何か。Aという人とBという人を比較して人物で優劣を付けるなんてことが果たして可能なのか。もしもその二人が美人とブスなら、美人の方が人物として評価が高くなるかも知れない。人物重視というのは実はそういうことなのである。学力重視と比べていかに不公平なことだろうか。

 オレは生徒に向かって言う。「受験は平等だ。イケメンもブサメンも関係ない。努力して高得点を取ったものが勝つ。しかし恋愛は不平等だ。イケメンや金持ちは最初から優位に立っている。」学力重視の今の試験制度こそもっとも公平なのである。カネを掛けて塾に行かせても100%できるようになるかというとそうではない。本人の努力なしには結果は出ない。努力しない者にはどんなすぐれた家庭教師も予備校も効果をもたらすことはできない。

 人物重視の試験でいったい何をみるのか。ボランティア活動なんて、入試のために利用しようと思ってはじめる時点でクソである。そんなものに何の価値もない。それが無償の行為であるからこそ価値があって意義があるのであり、ボランティアしたから入試で評価しろなんてことになればそれこそ本末転倒である。

 朝日新聞の記事を引用しよう。

大学入試「人物本位の選抜に」 再生会議が提言2013年11月1日05時33分
 【村上宣雄】政府の教育再生実行会議(座長=鎌田薫・早稲田大学総長)は31日、大学入試改革に関する提言をまとめ、安倍晋三首相に提出した。大学入試センター試験を改編し、成績を点数でなく上位から下位まで何段階かにランク分けして表示。複数回実施も検討する。その上で、意欲や潜在能力がある学生を迎え入れるため、面接などによる人物本位の選抜に転換するよう大学側に求める内容だ。
センター試験「一発勝負」から転換 大学の負担は増大
■高校在学中に「達成度テスト」
 提言は、高校在学中に基本的な学力を測るテストを実施することも提示。これを「基礎」レベル、センター試験の改編版を「発展」レベルとし、合わせて「達成度テスト(仮称)」として一体運営するとしている。文部科学省は5〜6年後の実施を想定。今後、教育の専門家を集めた中央教育審議会(文科相の諮問機関)で具体的な制度設計を議論する。
 成績のランク表示は、テストを合否の決定的な材料とせず、各大学を受験するための「基礎資格試験」化するという考え方に立っている。
 提言は、「発展」テストに参加するかどうかは各大学の判断に委ねたが、個別に学力試験を実施する場合も「知識偏重にならないよう改善を図る」ことを求めている。面接などで丁寧な選抜を実施すれば人手やコストがかかるため、積極的な大学には国が財政支援することも明記している。
 テストの複数回化は多大な労力がかかるため、提言は「検討」という表現にとどめた。文科省は今後、複数回化の可能性を探るため、マークシート方式を維持しつつ、6教科29科目に広がっている現在の出題体制の縮小を検討するとみられる。提言は、将来の課題として、会場のパソコン上で問題を解く「CBT式」や、論理力や分析力をみる総合的な問題を導入する案も示した。
 高校在学中の「基礎」テストは、勉強離れの歯止め策の一つで、高校生が学習目標とし、指導効果を上げることを目指す。文科省は高1の必修内容を高2段階で実施することを念頭に置いている。参加は希望制で、在学中に再度受けることも可能とする方向だ。大学の一般入試の資料とはしないが、学力試験を課さないAO入試や推薦入試で、出願者の学力を把握する資料には使えるようにする。
 教育再生実行会議は今年1月に設置され、今回はいじめ対策や教育委員会改革などに次ぐ第4次の提言となる。この日は、続く第5次のテーマである「6・3・3・4」の学制のあり方についても議論に入った。


 センター試験を「一発勝負」ととらえてる時点でクソだな。あんな易しい試験はちゃんと勉強した者こそが当たり前のように高得点とれるわけで、一発勝負で馬鹿がたまたま高得点とれるような代物じゃない。9割とれたならそれは「馬鹿がたまたま」なんかじゃなくて、素質のある生徒がものすごく努力した結果なのである。それをなぜ評価しないのか。どうしてセンター試験の得点率全国1位の生徒氏名を発表して奨学金1000万円与えるなどの顕彰制度を与えないのかとオレは思うのである。

 偏差値50以下の高校では、高校と称しながら中味は中学レベルの勉強をしている。その現実を考えた場合、現行のセンター試験は難しいということになり、さらにレベルの低い試験を実施して「基礎」段階の試験にしたいみたいだが、それなら「中卒認定試験」でも実施すればいい。それに合格しない者は永遠に高校に入学できなくすればいい。そんなことを言い出すと、高校進学率が9割を超えてる現状とあまりにもかけ離れた主張ということになってしまうのである。

 高校生の学力低下という現実にただ迎合し、高校で中学の勉強をさせてることは間違ってるとオレは思っている。ある学校では難関大学受験のための勉強をさせているのに、ある学校では高校の英語の授業でbe動詞の使い方を教えているわけで、それはもはや高校と呼ぶに値しないのである。
 高校在学中の基礎テストなんてわざわざ新たに導入しなくても、ベネッセのような民間業者が「スタディサポート」という名称ですでに行ってる。そうした試験を追認すれば十分だろう。受験生は自分が取ったその点数を使用すればいいのである。

「知識偏重」のどこがいけないのか。推薦入試やAO入試を増やし、受験生の青田買いを奨励してきた結果、大学入試がどれほどおかしくなってしまったのか、教育再生実行会議のお偉方はわかってるのだろうか。むしろ推薦入試の全廃によって「受験は年が明けてから」としてくれた方が高校は高校3年の2学期の授業もきちんとできるのである。一部の生徒は早々と9月にはもう進学先が決まってるなんてことがどれほど現場をやりにくくさせてるのかわかってるのか。多くの受験生全入状態の大学にとって、今の入試の問題点はむしろ「知識軽視」なのだ。成績なんか無関係で来たものはみんな受け入れてるのである。それを見て一部の難関大学でもなりふり構わず学生集めに走ってるのである。会議の座長である鎌田薫さんよ、あなたも早稲田大学総長ならば学生を増やすことよりも慶応に勝つことを考えろよ。現行入試制度のメリットを早稲田大学が享受してるのに、それを台無しにするようなこんなお馬鹿な改革案を出したらだめだろう。いったい何をかんがえてるんだ。

 「意欲や潜在能力がある学生」ってどういうことだ。ろくに勉強もしないのに「ぼくはいつも120%の努力をします」と公言する馬鹿に「意欲」があるのか。何をモノサシにして「意欲」をはかるのか。そんなものは実際は計れないのである。意欲はあっても分数の計算もできない者と、意欲はたいしてないけど難関大学に入れるだけの学力がある者とを比較して前者を入学させればそれはむちゃくちゃだろう。意欲もまた「結果として学力をつけたかつけなかったか」でしか計れないのである。潜在能力なんて見えてないから「潜在」なのである。

 ああっ、いらいらするぜ。いっそのことオレをメンバーに入れてくれ。あんたたち現場を知らない連中のその勘違いをことごとく論破してやるぜ。オレとディベートして勝てるような猛者が教育再生実行会議の中にいるとは思えないのだが。


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2013年11月02日(土) 天皇陛下に直訴した男        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 山本太郎が園遊会の席上で天皇陛下に直訴状を渡したことが問題にされている。しかし、なぜそれがこれほどまでに世間の非難を受けるのか。それは山本太郎議員が世間から「変なことをする馬鹿」と思われ偏見で見られているせいなのか。田中正造が足尾鉱毒事件を天皇陛下に訴えたことは賞賛される行動であっても、山本太郎が福島原発の被害の惨状を訴えることは非難されるのか。オレは彼を擁護したくなるのだ。しかし、せっかくの訴えも侍従に取り上げられ、陛下の目には触れないかも知れない。恐れ多くもオレが天皇陛下の立場ならば、侍従の手からすぐにその手紙を受け取り、「必ず読むよ」と答えただろう。

 佐倉惣五郎は領主である堀田氏の苛政を訴え、将軍家綱に直訴した。その訴えは認められたが、惣五郎夫妻は磔刑となる一方、その息子も死罪となってしまった。死後、惣五郎の幽霊が堀田氏に祟るようになり、結果として堀田氏は改易となったという話である。このことから「直訴」=「死罪」というふうに結びつけられ、直訴というのは多くの人々の願いを叶えるために命を賭して行う英雄的行為であると一般に思われるようになったのだが、実際は死刑になると決まったものではなく、藩主が駕籠に乗って出かける時に手紙を手渡す「駕籠訴」という行為にはお作法がちゃんと決まっていたのである。その点から考えると、山本太郎氏の行為は直訴のお作法をわきまえていないという気がするのである。

 直訴のお作法はこうだ。訴人は紋付き羽織と袴で正装し、訴状は「上」と上書きした紙に包み、先を二つ割にした青竹の棒の先に挟んで持つ。天皇陛下に近づくと、斜め前方より訴状を捧げて接近する。すると侍従がこれを制止する。訴人は制止されても諦めず再度接近する。侍従はまたこれを制止する、それでも訴人が諦めずにみたび接近しようとする。そこで初めて侍従は『再々にわたるので仕方なく』として訴状を受け取るのである。そういう意味ではすぐに受け取った侍従も「直訴」の際のお作法がわかってないのである。

 読売新聞の記事を引用しよう。
 
陛下へ手紙渡した山本議員「騒ぎになるとは…」
 参院議院運営委員会は1日の理事会で、山本太郎参院議員(無所属、当選1回)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことについて、「極めて非常識な行為だ。天皇の政治利用の可能性もある」などの認識で大筋一致した。
 議運委は5日にも理事会で対応を協議する。
 岩城光英委員長(自民)は理事会終了後、山本氏から事情を聞いた。山本氏は「短時間でお伝えするのが難しいと思い、手紙にした。騒ぎになるとは思わなかった」などと釈明した。山本氏はこの後、記者団に「原発作業員の現状などを伝えたかった」と語った。
 山本氏に対し、閣僚などからも批判の声が出た。
 下村文部科学相は1日の閣議後の記者会見で「議員辞職ものだ。政治利用そのものだ」と非難した。谷垣法相も「天皇陛下を国政に引きずり込むようなことにもなりかねない」と懸念を示した。日本維新の会の橋下共同代表は同日、大阪市役所で記者団に対し「法律に書いてなくてもやっていけないことはわかる。陛下に手紙を渡すという振る舞いは、あってはならない」と語った。
(2013年11月1日21時35分 読売新聞)


 天皇を政治的に利用し続けてきたのが戦前の政治ならば、戦後は天皇を政治の場から切り離すという共通認識ができているということなんだろうか。だから山本太郎参院議員の行為は、天皇を政治的に利用しようとしたことが「ケシカラン」ということになるわけだ。しかし、天皇が何か発言したとして内閣がそれに従うのか。そもそも政治家の連中は天皇のご意向なんて全く聞く気はないじゃないか。天皇陛下に対して失礼なことをしてるのは山本太郎参院議員ではなくて、むしろ静かに手紙を読んで山本氏の訴えに耳を傾けたかったかも知れない陛下のお気持ちを全く確かめもせずに大騒ぎしてる政治家やマスコミじゃないのか。

 今回の事件について、やれ議員辞職だとか、資格停止だとか大騒ぎする連中がいるが、そういう奴らの方こそ天皇を政治利用して山本太郎参院議員を政治の世界から追い出そうとしてるのである。それはなぜか? 彼のような何をするかわからない議員がいれば他の議員は困るのである。国会議員は野党も与党もみんなお仲間みたいなもので、議場で国民向けの政治ごっこというパフォーマンスをして、行政の実務は官僚に丸投げし、働かずに報酬を得てる穀潰しどもである。その予定調和の世界の中で山本議員は異端者である。そういうはみ出し者がいることは他の議員にとって大きな脅威なのである。だからこういう機会にかこつけて排除したいのである。

 なぜ天皇陛下に直接福島原発の惨状を訴えることがいけないのか。天皇が現人神だからそんな恐れ多いことはしてはならないと戦前ならば言っただろう。しかし今はそうではない。昭和天皇は人間宣言をされた。そうして民の声に耳を傾けた。山本太郎議員から手紙を渡されたとき、天皇陛下はそれを不快に感じたのだろうか。山本太郎議員が必死の思いでしたためた訴えを、やはり天皇陛下も真摯に受け止めたかったのではないか。それを侍従が勝手に取り上げて目に触れさせないというのは何事か。陛下を「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の状態にしている状況の方が恐れ多くも陛下の御心に背いてるのではないのか。今回の事件、天皇陛下がどのように感じたのかがすべてである。勝手に他の政治家が発言することこそ恐れ多いことである。

 いろんな政治家が尻馬に乗って発言し、山本太郎参院議員の行動を非難している。だからこそオレはあえて山本議員の側に立って発言したい。「よくぞやった!」と賞賛してあげたい。そして覚悟を見せてもらいたい。どんな罰でも受ける、死んでも悔いはないと。その覚悟が本気であればきっと国民は理解するだろう。ただのパフォーマンスと考えていたのならば嘲笑する、それだけのことである。


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2013年11月01日(金) 相次ぐ食品偽装に思う        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 阪急阪神グループのホテルに端を発した食品偽装事件は、日本中のホテルやレストランに拡大している。ふだんB級グルメしか食べないオレにはほとんど関係のない話なんだが、ぜいたくなレストランを食べ歩くことを趣味とする人たちにとっては腹立たしいことだろう。ただ、味覚というのは主観的なものである。本当はまずいのに「高級品だからおいしい」と錯覚していた人たちのその弱みをついたのが今回の偽装だったような気がする。値段を高く、雰囲気を高級にすることで本来求められる「味」という要素をごまかしていた連中は多いはずだ。

 オレはホテルの宴会場での会食の時に何度か「なんでこの料理はこんなにまずいのだろう」という経験をしている。もちろんホテルの方はかなり高額な料金を設定しているわけで、それがまずいのだからそれこそ「カネ返せ!」というjひどいレベルなんだが、いちいちケチをつけるのも大人げないので「二度とそこを利用しない」という対応をするだけである。うまいまずいを判断するのは店のブランドや値段ではない。もちろん食べログに書かれた素人の無責任な批評でもない。常に自分の舌だけが価値判断の基準である。

 昔読んだ小説「美味礼賛」(海老沢泰久)の中で、本場のフランス料理を日本に指導に来たシェフが、フォン・ド・ボーを作るのに「ていねいに手を掛けて作る方法」「多少風味は劣るがコストを安くして作る方法」を説明する場面があった。料理の世界でコストを意識するということをそのときに初めて知ったのだが、どうすれば利益が出るのかという熾烈な競争の中で、ずるいことをやる現場の人たちが出てくることはある程度仕方がないのかも知れない。中には仕入れ代金をごまかして着服する連中もいるだろう。高級食材を仕入れたことにしながら実はB級品で、差額をフトコロに入れるような連中もいるだろう。ただ、現場にそうした不心得な者がいても、会社のトップにいる人はそれを監視して阻止する義務がある。阪急阪神グループの場合は会社のトップがそういう方針で客をだましていたわけだからもはやどうしようもない。一番上から腐っていたのである。(だから阪神百貨店のイカ焼きはあんなに劣化したのである。)ここで無くした信頼は永久に取り戻せないかも知れないのだ。

 日本の食文化である「和食」を世界無形文化遺産として登録を目指すという。それ自体はいいことなんだが、和食の要素の中にある素材を活かす部分が、このような産地偽装でかなり裏切られたという気がするのだ。九条ネギとふつうの青ネギ白ネギは違うわけで、それをごまかして高い値段をぼったくったホテルやレストランの責任は限りなく大きいのである。
 こうした一部の不心得者のためにもっとも被害を受けるのは、水を一杯800円にして客から食べてない分までゼニをぼったくるような詐欺レストランではない。そういう店には値段だけで味を決めるような馬鹿しか行かないから偽装されてても気づかないからである。本当によいものを提供しようと努力してきたまじめな店がもっともとばっちりを受けているのだ。食品全体の信頼を奪われてしまったまじめな店としては、あるいはその産地としては損害賠償の訴訟を起こしてもいいくらいである。

 今、相次いで過去に偽装していた罪を自首している連中に対してオレが思うのは「アホか!」という感想だけだ。今だったら大騒ぎの陰に隠れてごまかせると思ってるのか。自分たちの組織がクソだったということを白状して、それで「正直に発表した」と満足してる馬鹿はその業界から足を洗った方がいい。お詫びというのはゼニを返すことでもなく、発表して謝ることでもない。本当にうまいものを作ってそれを客に提供し、文句を言わせないことである。本当においしかったら客は文句など言わない。

 食べ物屋にとってできることは、時間はかかるかも知れないがこれから何十年もおいしいものを地道に提供し続けることしか答えはないのだ。その前につぶれてしまう店も多いのだが。

美味礼讃 (文春文庫)




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