江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。
2011年01月31日(月) |
コースター転落死、アルバイトに責任はあるか? |
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東京ドームシティでコースターから落下した男性が死亡するという痛ましい事故が起きた。せっかく遊びに来たのにこんな事故で犠牲になるなんて当の男性は思いも寄らなかっただろう。ただ、今回の事故で係員だったアルバイト従業員の女性やドームシティ側を責める動きがあるようだが、それは違うと思うのである。コースターの写真を見たが、かなり窮屈な構造になっていて、体重の重い巨漢の男性が乗車した場合、お腹がつかえて安全バーが固定できないように見えた。それでも無理に腹に食い込ませるようにぐいぐいと押さえつけて固定することも可能だが、そんなことをすれば乗客は激しく抗議するだろう。そこで危険だから乗るなと乗車拒否できるだろうか。恥をかかされたと怒り狂う乗客も出るだろう。
コースター転落事故:34歳男性が死亡…安全バー不完全? 30日午後0時40分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」の小型コースター「スピニングコースター舞姫」から、同羽村市の会社員、倉野内史明(ふみあき)さん(34)が転落し、病院に運ばれたが死亡した。警視庁捜査1課と富坂署は、乗客の下半身を固定する安全バーが掛かっていなかった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。 捜査1課や運営する「東京ドーム」社によると、コースターは2人ずつが背中合わせで座る4人乗り。全長約300メートルのコースを、高さ約10メートルに上がったうえで時々水平方向に回転しながら下りる。カーブが連続し、最高時速は約40キロという。 倉野内さんは知人の男女3人と乗り、左前の席に座った。発車約30秒後、コース真ん中付近のU字形の左カーブで、強い遠心力を受けて外側に投げ出され約8メートル下の地面に転落したらしい。 安全バーは乗客が手前に引き、体格に応じて適切な部分で固定。運転中は解除できない。しかし、固定されなくても、係員がボタンを押すと発車する。倉野内さんは体重100キロ以上で、安全バーが固定されなかった可能性もあるという。 現場には、いずれも20代女性の契約社員とアルバイトの計2人がいた。アルバイトが固定状況を確認し、安全バーが掛からない人は乗車を拒否する手順だったといい、捜査1課が経緯を調べている。【山本太一、内橋寿明、喜浦遊】
今回、「業務上過失致死」でアルバイトの女性が取り調べを受けているわけだが、事故は彼女のせいではないとオレは思っている。今回の事故はきちっと完全乗車拒否を指示しなかったドームシティの社長の責任であり、身長制限を課すだけではなくて入り口に体重計を設置して、体重が基準値を超えたもの、つまり腹囲が大きすぎて安全バーで固定不可能な可能性のある人は乗れないように搭乗前にブザーが鳴るなどの仕組みが必要だったのだ。ブザーが鳴って乗車不可を知らせるならば従業員の負担も軽かったはずである。エレベーターが体重オーバーで乗れないときにブザーが鳴るように、超過体重の人が乗る前に警告されることで、いちいち口頭で危険を告げる必要はなかったのだから。
コース上をただ慣性走行するだけではなくてコースター自体が回転する構造の場合、乗員の体重によってはかなりの横Gがかかるのかも知れない。安全バーの固定が不十分な状態でその強烈な横Gが加われば、乗員は振り落とされるかも知れない。そもそもこのような遊具はダミー人形を乗せて走行試験しているのだろうか。
オレは遊園地が好きだし、ジェットコースターが好きだ。奈良ドリームランドの閉園を悲しんだ一人である。この事故の原因が遊具自体にあるのではなくて、適切に乗客を選ばなかった運営側のミスであり、社員教育やアルバイト教育を徹底することで二度とこのような悲しい事故が起きないようにできるとオレは思うのだ。だからどうか東京ドームシティ側は、事故の原因が遊具というハードウェアの欠陥ではなくて、適切な乗客を選ぶ注意を怠ったという運営上のトラブルとしてとらえ、きちっと遺族にお詫びをして欲しいのである。体重が極端に重い人は乗れない遊具があるということをちゃんと説明して、もしも遊園地で遊びたいのならば適切な体重にしろということを明記すべきだ。その上で二度とこのような事故が起きないように新たな運営マニュアルと作成すべきで、それができて初めて遊園地は運営再開してもかまわないと思うのである。二度と事故を起こさないという誓いを込めて。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月30日(日) |
金丸七郎先生の思い出 |
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オレは高校生の時に、金丸七郎先生から音楽を習った。オレが出会った多くの教師たちの中でも金丸先生のことはやはり強烈に覚えている。その金丸先生と卒業以来久々に逢うことができたのである。生野高校同窓会の公開講座で「あの懐かしい授業をもう一度」という企画があり、そこに金丸七郎先生がおいでになるということを知ってオレは迷わず駆けつけたのだ。
オレが高校に入学したとき、芸術は選択制になっていて「音楽」「美術」「書道」「工芸」のいずれか一つを生徒は選ぶという仕組みだった。オレが音楽を選んだのは何も音楽が好きだったからではなく、美術や工芸や書道ならきっと「宿題」というか「課題制作」があるが、音楽の場合は歌えばそれでオシマイで宿題などはないだろうという消極的な理由だったのである。しかし、音楽の授業は本当にすばらしかった。オレは「疲れるほど歌う」ということがどういうことかを生まれて初めて理解した。金丸先生は関西二期会のオペラ歌手でもあったのだが、歌うことへのこだわりは本当に強かった。声が出ていない時は何度も何度もやりなおしさせられた。その時と同じく発声練習からはじまり、授業で歌ったなつかしい歌を次々と歌い、金丸先生の面白いトークがあり、独唱があるという昔と変わらぬ授業だったのである。
オレは高校1年の時のクラス担任が金丸先生だった。音楽の先生のクラスということでクラス全員が芸術は音楽選択だった。その中で見込みのある者は音楽部へと勧誘されたが、さほど歌がうまくない私には当然声が掛からなかった。かわいい女子がたくさんいる音楽部に勧誘される男子が羨ましかったものである。また年に何度か関西二期会の公演があったのだが、そこに金丸先生が出演するのでクラスの生徒たちはほとんどみんな観に行ったのである。金丸先生は生徒たちにとても慕われ、特に女子の人気を集める存在だった。
高校に入学したばかりのオレは、小説ばかり読んでいてろくに勉強しなかったために成績がクラスの最下位近かった。母親と一緒にクラス担任の金丸先生からお説教を受けたこともあった。もっともオレの低空飛行は一年間続くのであったが。
授業中に金丸先生はインド日本人学校での話をされたことがある。インド人と同じように手で食べる時を再現したそのしぐさが面白かったことを思い出す。また歌唱のテストは一人ずつ前に出てきて歌うのだが、緊張してオレはいつもちゃんと歌えなかった。おかげでオレはみんなから「音痴」と思われていて、合唱コンクールの時は譜面めくりをさせられたことを思い出す。上手な生徒が歌った後には金丸先生の「ブラボー」という賛辞が出たのである。
金丸先生の音楽の授業では、イタリア語やドイツ語の歌を歌うこともあった。教科書に載っている歌はほとんどやらなかった。合唱コンクールの課題曲は「水のいのち」という合唱組曲の中の「川」という歌だった。(→クリックすると聴けます)
どんな懐かしい記憶も時間が経てばいつしか忘却の彼方に去ってしまう。しかし、その中でも音楽の授業の記憶はいつまでも色あせないで鮮明に蘇るのだ。今も元気で歌う金丸先生のお姿を拝見すると、30年以上も前の高校生の頃のことが思い出されてなつかしくて涙が出そうになるのだ。ありがとう金丸先生、オレはあなたというすばらしい先生に音楽を習うことができたのが大きな誇りなのだ。「オレの音楽の師匠は金丸七郎先生だ」といつも胸を張って自慢したいのだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月29日(土) |
政治に「疎い」総理大臣がいることの悲劇 |
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以前に菅直人首相の「仮免許」発言が話題になったことがある。まだまだ見習いのような状態で首相を務めていることを自ら告白した事件だった。そのときに多くの国民が失望かつあきれたわけだが、その首相が政治そのものに関して「疎い」のならばどうだろうか。日本経済をどう立て直すのか。どうやって日本政府はこの財政赤字を克服するのか。常にそうしたことを考えるのが首相の役割だと思うのである。
財政再建の目処が全く立たないということで日本国債の格付けが格下げになったことは、少なくとも民主党政権が全く評価されていないことの表れである。国家そのものの信頼性が格下げになったのである。そうした事態に対して無関心でいた人間に果たして総理大臣として国政を担う資格があるだろうか。オレはそう憂慮するのだ。
「格付け疎い」の菅首相、質問事前に想定せず 菅首相が日本国債の格付け引き下げに関して「そういうことに疎い」と発言したことを受け、民主党で首相への情報伝達のあり方を問題視する声が出ている。 首相の発言は、27日夜に首相官邸で記者団の取材に応じた際に出た。首相は28日、記者団に、「本会議にいたので、その情報は聞いていないという意味だ」と釈明したが、取材は首相が衆院本会議を終えてから約35分後だった。 首相は取材を受ける直前、福山哲郎官房副長官らと打ち合わせをしたが、参加者によると、格付けは話題に出なかったという。党内では、「これだけ重要なテーマなのに、質問が出ることを想定しなかった首相周辺が問題だ」という声が上がっている。安住淳国会対策委員長は首相周辺に対し、取材に応じる前には首相に必要な情報を伝えるよう注文を付けた。(2011年1月28日20時57分 読売新聞)
「取材に応じる前には必要な情報を伝える」というのはどういうことなんだろうか。想定問答集のようなものを渡しておいて、それに従って答えさせるということならなんて情けないのだろうかと思うのだ。総理大臣は自分で考えなくてもいいのか。頭の中味がカラッポの人間でも、周囲が支えてくれるということなのか。そんな人間が首相の座にしがみついているということにオレは絶望するのだ。どうして早く辞めないのかと。
軍隊上層部に軍事に疎い人間が居たらどうだろうか。野球に疎い人がプロ野球チームの監督をつとめられるだろうか。受験に疎い人が進学校の教師を務められるだろうか。「疎い」というコトバは同時に「その業務にふさわしくない」という意味だとオレは考える。そう思えば今回の発言は自ら首相の資格がないことを宣言したようなものだとオレは思うのだ。
失政のために多くの失業者が生まれた。大学生の就職難という状況が発生した。生活保護受給者が増加の一途をたどっている。年間の自殺者が3万人を超えた。これらの危機的状況を変えることができるのは「政治」だけなのだ。政治というのは命に関わる問題なのである。それなのに「政治に疎い」人が仮免許気分で政治に関わろうとしている。今も多くの人が苦しんでいるのに何の手も打てない。日本はもう終わったと世界が見放すのも遠くないのかも知れない。政治が何の対策も打てないままに日本中の土地が中国資本に買われ、国民が気がついたときにはすでに日本は完全に中国の支配下になっているのではないか。オレは10年後、20年後の日本を思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月28日(金) |
犯罪者は警官に射殺されても文句は言えないぜ |
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オレは車上荒らしに遭ってクルマのガラスをぶち割られて中を荒らされたことがある。オレに損害を与えたその犯人のことを恨んでいる。だからそいつがどんな目にあってもかわいそうだとは思わない。逃げる途中で車にはねられて死んでも「ざまあみろ!」と思うだけである。車上荒らしするような人間はクソだから、別に死んでも殺されても文句は言えないし、そんな犯罪をする以上それだけのことは覚悟しろというのがオレの持論である。だからたとえば車上荒らしが見つかったので逃げようとしているヤツをクルマで追いかけてはねたとしても無罪にして欲しいし、捕まえようとして後ろから槍投げ用のやりを投げたら背中に刺さって死んでもやはり無罪にしてやって欲しいのである。もしも日本が拳銃の所持が許された国家で、オレが自分のクルマのガラスをぶち割ったヤツを目撃した時に、オレは逃げるそのクソ野郎を決して撃たないという自信はない。
警戒中の警官が車上荒らしを発見してパトカーで追跡したところ、そいつらがクルマを体当たりさせてきて逃亡しようとした。これはものすごく悪質である。容疑者たちのクルマを停止させるために発砲したのは正当な行為であると思うし、その弾がたとえ容疑者たちに命中して死亡したとしてもオレは全く同情しない。動いているクルマの乗員を狙うのに「致命傷に至らない箇所に正確に命中させる」だけの射撃技術がふだん撃ち慣れていない警官にあるとは思えないからだ。車上荒らしの連中がもしも逮捕されてもせいぜい懲役数年という軽い罰にしかならないわけだし、3食保証された刑務所での快適な生活が待っている。だから弾が当たって痛い思いをさせられる方がよほど重い罰だと思うのである。その弾が当たり所が悪くて死亡したとして、どこがおかしいのか。犯罪者のくせに文句を言うなよとオレは思うのだ。どうして日本には声高に加害者の権利をこうして主張する馬鹿がいるのか。
追跡中に発砲の2警官、殺人罪でも審理 奈良地裁付審判 (1/2ページ)2011年1月24日15時0分 奈良県大和郡山市で2003年9月、車上狙い(窃盗)容疑で追跡中の逃走車両に警察官が発砲し、助手席にいた高壮日(こう・そうじつ)さん(当時28)ら2人が死傷した事件で、奈良地裁(橋本一=はじめ=裁判長)で行われている付審判(ふしんぱん)の公判前整理手続きで、特別公務員暴行陵虐致死や同致傷の罪に問われている警察官2人について、新たに殺人罪でも審理することが決まった。警察官が職務中に行った発砲について、殺意の有無が問われることになった。 変更決定は20日付。殺人罪を問われるのは、奈良県警の東(ひがし)芳弘巡査部長(34)=当時の肩書は巡査長=と、萩原基文(もとふみ)警部補(34)=当時、巡査部長。萩原警部補は当初、特別公務員暴行陵虐致傷の罪に問われることになっていたが、東巡査部長の共犯として同致死罪に変更された。このため、東巡査部長とともに裁判員裁判の対象となった。 付審判は、公務員の職権乱用に関する告訴・告発を検察官が不起訴にした場合、告訴人らの求めに応じて裁判所が独自の判断で開く刑事裁判。最高裁によると、過去60年間の付審判決定のうち、警察官が特別公務員暴行陵虐致死傷罪に問われたケースは12件あるが、殺人罪が追加されたケースはなかったとしている。 奈良地裁の付審判決定の決定文(10年4月14日付)によると、03年9月10日夕、警察車両2台が逃走中の高さんらの乗用車を交差点で挟んだが、乗用車が前後に動いて警察車両への衝突を繰り返したため、警察官1人が発砲を命じ、取り囲んだ3人が計8発を発砲。助手席側から発砲した東巡査部長と萩原警部補の銃弾各1発が、高さんの首と後頭部にそれぞれ当たり、10月5日に死亡した。運転席側から発砲した別の警察官の1発は、運転席の男性(当時は26歳)の頭に当たった。 付審判決定の際、奈良地裁の一谷好文裁判長は、東巡査部長と萩原警部補が助手席側の至近距離から発射した2発について、高さんにまで危害を加えるべきではないのに、命中することを認識しつつ撃ったと指摘。「車両後部の窓ガラス越しに運転席の男の腕や肩を狙うこともできた」などとし、付審判決定をした。 付審判では、裁判所が指定した弁護士が検察官役となって、有罪を立証する。地裁によると、指定弁護士4人が昨年11月、殺人罪の追加について地裁に申し立てた。 この事件で、高さんは窃盗などの容疑で書類送検され、被疑者死亡で不起訴処分となった。男性は奈良地裁で窃盗罪などで懲役6年の判決を受け、すでに刑期を終えた。 高さんの遺族は、東巡査部長ら2人を含む警察官4人を殺人と特別公務員暴行陵虐致死容疑で告訴したが、奈良地検は06年1月、「発砲行為は車両を停止させる目的で正当な職務行為」として不起訴処分(罪とならず)とした。 一方、高さんの遺族が県や警察官4人を相手に約1億1770万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、奈良地裁は10年1月、「発砲はやむを得なかった」として請求を棄却したが、警察官の「未必的な殺意」について認定した。(大島良太) ◇ 〈奈良県大和郡山市の警官発砲事件〉 2003年9月10日夕、車上狙い事件を捜査中の警察官が捜査中、高壮日さん(当時28)らが乗った車が突然逃走したため、警察車両で追跡。取り囲んだ警察車両に車が衝突するなどしたことから、警察官らは計8発を発射した。2発が助手席にいた高さんに、1発が運転席の男性に当たり、高さんは10月5日に死亡。高さんは窃盗などの容疑で書類送検され、被疑者死亡で不起訴処分となった。男性は奈良地裁で窃盗罪などで懲役6年の判決を受け、すでに刑期を終えた。
二台のパトカーで挟まれた容疑者が、あきらめればいいのにクルマをぶち当てて来るのである。そんな連中を射殺するのは別にかまわないとオレは思うのだ。どうせ裁判になっても軽い罰しか与えられない司法制度の欠陥を補うためにも、凶悪犯はその場で警官が処刑してよしという風潮を広めて欲しいのである。仮に警官の側に「こんなむちゃくちゃなことをする奴等は射殺してしまえ」という意志があったとしても、その殺意は正当なものであり、社会通念上容認すべきものであるとオレは思うのだ。
クルマで逃走中の窃盗犯や薬物犯が歩行者をはねたり、他のクルマにぶち当てて犠牲者を出すという事件も頻発している。そのときに一部の馬鹿マスコミは「追跡方法に問題があった」などとコメントすることがある。あほか!悪いのは追いかけるパトカーではなくて逃げているヤツなのだ。他の人に被害を出す前に制止できなかったことをもっとも悔しく思っているのもその場で追跡した警官なのだ。じゃんじゃん発砲して容疑者を射殺してよいということになれば犯罪そのものの減少に役立つとオレは思うのである。
「盗っ人猛々しい」という言葉があるが、この事件で射殺された男の家族が損害賠償を訴え出ている。そんな訴えをして恥ずかしくないのか。こんな訴えを却下するのは当然だが、裁判官がそこで「未必的な殺意」なんて余計なことを付け加えるから「殺人罪」なんて話になるのである。凶悪犯に対して警官が殺意を覚えるのはオレは正当なことだと思うし、そこで殺意を感じないような人間には正義を行使して欲しくない。「こんな悪人はこの場で処刑してやるのが市民の生命や財産を守ることだ」と思って欲しいのである。20キロもの距離を信号無視しながら逃走して、その途中で他の車などに衝突しながら暴走し、取り囲んだパトカーに対して前進・後進を繰り返して、警察官をひき殺そうとしていたこの男たちを射殺しない方が間違ってるとオレは思うのだ。助手席にいて射殺されたこの高壮日さんの親が「我が子は何もしていないのに警官に殺された」と主張するならば、「いやいや十分に殺されるようなことしてまっせ」とオレは答えたいのである。こんな親はたとえ我が子が逃走中に人をはねて死なせても「パトカーが追跡するから悪い」と言うのだろう。ふざけるなと言いたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月27日(木) |
老人がぼったくられる世の中になるのだ! |
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60歳になると映画が安くなる。大阪市バスも敬老乗車証で無料になる。社会の様々な施設でシニア割引がある。こうして社会は老人を優遇しているわけだが、その必要はあるのだろうか。自分が実際に掛けた金額の何倍のもゼニを年金として受け取ることができる今の老人世代が、さらに金銭的に優遇されているのはおかしいのじゃないだろうか。オレはそういう疑問を持つのである。そして実際に老人に対する優遇措置を廃止する企業も現れた。毎日新聞の記事を引用しよう。
全日空:「シニア65割引」を廃止 3月搭乗分で 全日本空輸は26日、国内線を利用する65歳以上向けに、搭乗日の前日まで割引運賃で一部座席を予約できる「シニア65割引」を3月3日搭乗分で廃止すると発表した。 ほかの割引運賃の「スーパー旅割」や「旅割」などに顧客がシフトしたため。利用する当日に空席があれば使える「シニア空割」は継続する。 日本航空も、65歳以上を対象にした同様の割引運賃「シルバー割引」を3月搭乗分で廃止することを既に決めている。
航空業界でもシニア割引を廃止するという流れが発生していたのである。このようなことは今後どんどん増えるだろう。
人口の中で老人の比率がこれからもどんどん増えるわけで、その部分での割引を続けていると、もうかるチャンスを失ってしまう可能性も増える。だから廃止してしまうのである。考えたら老人を優遇するメリットなどもうほとんどないのかも知れない。
ファミリーレストランがお子様向けメニューを安く提供するのは、それによって子どもを連れた大人の客が増えるというメリットがあるからだ。それでは老人向けメニューを充実させればどうなるか。店内が暇つぶしのじいさんばあさんに占領されて、若い客からは敬遠されるようになるだろう。完全に老人にターゲットをしぼったような店が登場すれば別だが、今のところそういう話は聞かない。
パチンコ屋やゲームセンターも高齢者の割合が増えているのだという。支給された年金がそうして娯楽産業に吸い上げられるとますます日本の景気が悪くなりそうだ。暴力団に流れたり北朝鮮に送金されたりするゼニは景気浮揚につながらないからである。
どうしてシニアではなくて若者割引がなかったのか。収入が少なくて生活に困っている若者からじゃんじゃん搾取する一方で、老人を優遇している今の社会構造はオレには納得できないのだ。若者にもっと割引をしてやるべきだ。医療費は高齢者ほど高く、若者は今の半分くらいにするとかである。老い先短い高齢者よりも、これからの時間がたっぷりある若者をこそ優遇すべきだ。
80歳の老人を延命させて100歳まで長生きさせることと、20歳の若者の自殺を防ぐこととどちらが大切だろうか。就職難で自殺する学生もいる一方で、年金もらいすぎ世代は人生を謳歌しているのである。どうすればそのゼニを若者に移転させることができるのか。
もう高齢者割引はいらない。オレもいずれ高齢者だがしっかりとゼニは払いたい。高齢者割引ではなく、高齢者ぼったくりシステムを社会は構築しないといけないのである。振り込み詐欺の連中が非合法なやり方で老人のゼニを詐取して暴力団に所得移転させる事件が後を絶たないのだが、合法的に老人の金融資産を巻き上げる方法がないものかとオレは思案しているのだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月26日(水) |
お金を払って逃亡した謎の泥棒 |
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強盗に入られたときに、襲われた側としてはとにかく無事にその場を切り抜けたいわけで、「お金はみんな差し上げますから命だけは・・・」というのはよくある展開である。そしてスンナリお金が手にはいるならば手荒なことをしないで立ち去るというのも強盗犯のお約束である。しかし、強盗に入った側が押し入った家の家人にお金を払って逃げるという珍事が発生した。毎日新聞の記事を引用しよう。
住宅侵入:「金やるから見逃して」現金渡し男逃げる 兵庫 25日午後0時5分ごろ、兵庫県川西市小戸3の民家に男が侵入し、1階居間で住人の男性(36)と鉢合わせした。もみ合いになったが、男は「お金やるから見逃してくれや」と言い、すきを見て逃走。数分後、近くの路上で男性が男を見つけ、「お金払う言うたやないか」と迫ると、男は自分の財布から9万円を渡して逃げた。 男性は、もみ合った際、左わき腹に軽いけが。県警川西署は、男が窃盗目的で侵入したとみて、強盗致傷事件として捜査している。 川西署によると、男は60歳くらいで身長約170センチ。男性は、男から手渡された現金を川西署に提出した。署は証拠品として保管するが、検挙されなかった場合は男性に返されるという。【後藤豪】
強盗してお金を手に入れたかったのに、逆に9万円支払うことになったというなんとも哀れな泥棒である。なんだかオレは同情してしまうのである。しかしこの被害にあった側の男性の「お金払う言うたやないか」と迫るくだりは、どっちが襲ってる方でどっちが襲われた方なのか、関係が逆転してるのである。
通常の強盗犯や殺人犯というのは自暴自棄になっていて、逮捕されることで自分が社会的から完全に排除されてしまうということを懸念することもなく犯罪に走るわけだが、この男の場合は「絶対に捕まりたくない」→「金を払ってでも見逃して欲しい」という発想になったのではないだろうか。これはオレの単なる憶測なんだが、この男は教師とか公務員とか、決して泥棒であることが許されない職業であるような気がするのである。もっともどの職業でも泥棒であることは許されるはずもなく、この世で泥棒であってもOKな職業はヤクザくらいだろうか。もっとも泥棒をシノギにするヤクザというのはかなり落ちこぼれの方だろう。
なんだか間抜けなこの強盗犯にオレは同情してしまうのだ。もしかしたらこの被害者のはずの男性は屈強な感じで、強盗犯はビビってしまって、なんとか穏便に済ませてもらいたいと思ったのかも知れない。なんとも哀れな話である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月25日(火) |
おまえらやかましいんじゃ!ボケ |
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騒音の激しい所では落ち着いて生活できない。米軍機の爆音の激しいところでは日常生活に支障を来すのは当然である。特に学校は困るだろう。たとえば英語の試験でリスニングの問題を課そうとしていても、ちょうどそのタイミングで飛行機の爆音が入ればもうダメである。オレは授業中に爆音で中断されるような学校では教えたくない。落ち着いた静かな環境の中でしか授業はできない。
だから沖縄の嘉手納基地の周辺住民が、騒音被害を訴えて提訴するのはよくわかる。しかしその訴える相手は国ではなくて日本にいる米軍じゃないのかとオレは思うのだ。米軍に対して訴訟を起こし、日本国内だから日本の裁判所でその決着がつき、その司法判断に従えということにはならないのだろうかとオレは思うのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
嘉手納周辺住民2万2千人、国を提訴へ 騒音訴訟で最大 2011年1月25日3時1分 沖縄本島中部の米空軍嘉手納基地周辺の住民約2万2千人が3月28日にも、日本政府を相手取り、早朝夜間の飛行差し止めや騒音被害に対する損害賠償を求める訴訟を那覇地裁沖縄支部に起こす。軍用機の騒音をめぐる訴訟の原告団としては、過去最大の厚木基地(神奈川県)の第4次訴訟(約7千人)を大きく上回る規模になる。 嘉手納基地の「爆音訴訟」は1982年に第1次、00年に第2次が提起され、いずれも国に損害賠償の支払いを命じる一方、飛行差し止めは認めない判決が出されている。2万人の訴額は数百億円超となる見込みで、訴えがこれまでの判決並みに認められれば空前の賠償額となることが予想される。 今回の原告は、同種の訴訟で賠償が認められる流れにある「うるささ指数(W値)」75以上の基地周辺の住民で、沖縄市、うるま市、北谷町、嘉手納町、読谷村の計約2万2040人。第2次(5540人)の4倍に膨れ上がる見通しだ。 訴えの内容は従来とほぼ同じで、午後7時から午前7時の飛行差し止めと騒音被害に対する損害賠償など。米軍普天間飛行場の周辺住民が起こした訴訟の控訴審で、福岡高裁那覇支部が昨年7月、慰謝料の基準額をこれまでの騒音訴訟の2倍に引き上げる判決を出したことを踏まえ、今回は請求額を増額する方針だ。一部の原告は、米国政府を相手取った訴訟を同時に起こすことを検討している。 嘉手納の第1次訴訟では98年、867人に総額13億7300万円の損害賠償を支払うよう国に命じた判決が確定。第2次でも09年、福岡高裁那覇支部で5519人に同56億2700万円を支払うよう命じる判決が出され、上告した一部原告を除いて確定している。 1次訴訟から弁護団長を務めてきた池宮城紀夫弁護士(71)は「原告2万人は予想をはるかに超えた。司法は政府の責任や怠慢を糾弾してきたが、現実の騒音は悪化し、住民のいらだちは募る一方だ。政権が変わっても『沖縄に基地を押しつけておけ』という発想に固執する政府への怒りも蓄積され、訴訟に結集した」と話している。(木村司)
国内に米軍基地が存在することを容認しているのは政府だから、その基地が与える被害に関しては国に賠償席金があるという論理は筋が通っている。また、土地の余っているアメリカならば、基地の周辺に住宅密集地があるなどという状況にはならないだろう。オレが腹立たしいことは、その騒音が迷惑であることを重々承知の上で「でも日本人ふぜいが文句を言うなよ」と傲慢に構えているアメリカ政府の態度であり、それに対して文句を言えない日本政府の弱腰ぶりなのである。
アメリカ側から見れば、住民が反対運動してもぜにをばらまいて買収したり首謀者を謀殺して口封じなどしてよろしくやってくれよというのが本音だろう。しかし、日本側の関係者にも沖縄県の側にもそういうことの黒幕になれるような人間がもはやいなくなってしまっているのである。だからこういう形で訴訟が起きるのである。ただ今回は金額がでかい。
オレの提案なんだが、その騒音の迷惑地域に関してはすべて国が買い上げて、そして「無料で住める地域」として貧困者に開放すればどうだろうか。つまり「この地域は騒音が酷くて最悪の住環境ですが、住むのはタダです」というふうにしてしまうのである。無料公共住宅を建設して、そこに家賃のかからないところに住むのを希望するモノ好きな人とかを集めてくるのである。名称も「騒音甘受特区」ということにしてしまうのだ。さまざまな特権を付与する代わりに、騒音被害は甘受せよということにしてしまうのだ。
ただ、学校はどうしようもない。そんな地域でも学校を建設する必要があるからだ。この際、騒音を防ぐために学校はみんな地底に建設すればどうだろうか。地下30mくらいのところに作れば騒音とは無縁になるだろう。その上にふつうの住宅を造ってしまったらいいのである。モグラ学校で行けばいいのだ。
大阪では伊丹空港の近くの騒音が酷い地域にも新しく建て売り住宅が造られている。どうしてそんなところの家を買う人がいるのかオレには想像できないのだが、通勤至便な土地でも騒音があるということで安いらしい。そういうわけで買う人がいるということだ。沖縄も基地を存続させる以上、思い切って周辺土地の買い上げとかを考えるべきじゃないか。もっとも基地をどこかの離島に持って行くのがベストなんだがなあ。下地島という絶好の場所があるのにどうしてそこに基地施設全面移転という案を出さないのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月24日(月) |
大雪に関して今思うこと |
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地球は温暖化しているはずなのに、今年は異常な寒波が押し寄せて記録的な大雪を降らせている。偏西風が少し南に蛇行している関係で、寒気がその分だけ南に流れ込んでいるのが原因だという。確かに寒い。しかしそれは「暖かい冬」に身体が慣れてしまっているからで、冬はやっぱりこれくらい寒いのが本来の姿だと思うのである。子どもの頃は大阪でもよく雪が積もった。今は雪が積もるのは数年に一度あるかないかである。今年も雪が舞うことはあったが、大阪では積もるところまでには降っていない。
ただ、東北や山陰の雪はかなりひどい状況である。大雪でスリップした車のために福島県で国道49号線が不通になって、大量の車が雪の中で長時間立ち往生するという出来事があった。、また鳥取県でも国道9号線で同様のことが起きた。このような場面で地元の政治家はどういう動きだったのだろうか。テレビに出て発言した人がいたのかどうかオレにはわからないのだが、あの場面は政治家が売名行為をするのに絶好のチャンスだったのではないかと思うのである。
もしもそこにスコップ一本をかついで「微力ながら雪かきを支援します!」と宣言して現地に赴き、自衛隊の方と一緒に雪かき作業に参加する議員がいれば、その行動は必ずテレビで紹介されたと思うのである。たとえそれがただのパフォーマンスであったとしても、具体的な行動を起こせる政治家としてかなり国民の人気は上がっただろう。
オレがなぜそんなことを思ったかというと、田中康夫が政治家としてデビューする一つのきっかけが、阪神大震災の時の支援活動だったのではないかと思うからだ。彼は原付バイクに支援物資を積んで配布して回った。彼が震災直後の混乱の中で具体的な行動を起こしたことと、県庁まで徒歩で登庁することも被害状況を自分の目で確かめることもせずに悠然とお迎えのクルマが来るのを待っていたお気楽なクソ野郎、貝原兵庫県知事とを比較したときにどちらが民衆のために具体的行動を起こせる人に映ったかは一目瞭然である。
真新しい作業服を着て現地に「被害状況視察」のために大勢のお供を引き連れてやってきて、適当な挨拶をしたらすぐに帰ってしまうような政治家を我々はこれまでずっと見てきた。オレが「スコップ1本」と書いたのは、今回のような大雪の場合に必要なのは何よりもそうした実際の行動だと思ったからである。道路建設利権に対してはあれほどの執着を見せるのに、それと関係の深い今回のような交通災害でなぜ議員たちは存在をアピールしなかったのかと不思議に思ったのだ。
政争に明け暮れて、次の選挙のことしか考えていない今の政治家に多くを期待しても無駄だ。しかし、次の選挙を考えるならなおのこと、その大雪を自分の売名のために利用する輩が居てもおかしくなかったはずだ、もしもオレが福島や鳥取選出の国会議員だったとしたら、こうした地元の一大事には何よりも優先して駆けつけただろうと思うのである。実際の所、センセイたちの行動はどうだったのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月23日(日) |
白山命水を飲んで脂肪肝を防げ! |
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オレは以前に「脂肪肝」と診断されたことがある。一年後に無事にその状態を脱したのだが、もしもどんどん状態が悪化すればどうしようかと恐れたものである。もっとも普通の食生活を送っていたら自然に治ったので何も体質改善のための苦労はしてないのだが。ただ、もしも安価なサプリでその脂肪肝の状態を改善できるならば迷わず買ったと思うのである。
だからこういう報道で白山命水 (←クリックすれば購入画面になります)が紹介されているのを見ると、必ず購入しただろうと思うのである。以下、読売新聞の記事を引用しよう。
倉吉の地下水飲むと脂肪肝抑制…メカニズム? 鳥取県倉吉市蔵内の地下約250メートルからくみ上げられる天然水(商品名・白山命水)に、マウスの実験で、飲用すると脂肪肝になりにくい効果が確認できたとして、鳥取大学医学部の汐田剛史教授(遺伝子医療学)が日本成人病(生活習慣病)学会で発表した。 汐田教授の研究グループは、白山命水を与えるマウスと水道水を与えるマウス7匹ずつに、ココアバターなど脂肪分の多い餌を12週間にわたって食べさせ、それぞれの肝細胞を比較した。白山命水を飲んでいたマウスの肝細胞は、脂肪肝の指標となる中性脂肪やコレステロール値の上昇が水道水を飲んだマウスの約2分の1に抑えられた。 メカニズムは不明だが、汐田教授によると白山命水は抗酸化力が強いといい「脂肪がたまることによる肝機能の低下が、抗酸化力の何らかの作用で抑制された可能性がある。仕組みを解明し、人の肝臓にも効果があるかを確かめたい」と話している。 (2011年1月22日23時22分 読売新聞)
うーん、発表者は鳥取大学医学部の教授か。地元のためにわざわざこういう研究をしてあげて商品の販売促進に一役買ったということなのか。
今回の実験はマウス7匹で行われたという。本当にその白山命水に脂肪肝予防の効果があるのかどうかは、ぜひとも人体実験をして確かめて欲しいのである。こういうことこそ、テレビ局の企画で実現させて欲しいものだ。一般公募で集められた男女10人ずつに脂肪分の多い食事を大量にさせて、片方には普通の水を片方には白山命水を飲ませて、その結果どうなったのかという実験を行うのである。そこで効果が立証できたならオレは認めたいのである。
しかし、そういう企画は実現しないだろう。なぜならもしも「効果がない」ということになれば商品が全く売れなくなるからだ。ここで必要なのは「マウスに効果があった」という一度の実験、それもマウス7匹というわずかな数で確認できた事実だけなのだ。もっとも何らかのイカサマをそこに介在させるのならば話は別だが。
日本中に地元産の銘水を販売する業者が存在する、競争はとても激しいのである。その競争に打ち勝つためにはただの水になんらかの付加価値を付ける必要がある。だからみんな必死で研究したり実験したりしてるはずだ。おそらく今回の白山命水の報道を見て、自分たちの製造販売する水に同様の効果があるかどうかを実験しようと思った業者もあるだろう。
おいしい水は日本が世界に輸出できる戦略商品である。今中国の資本が日本の水源林を買い占めようとしているのはその事実に注目しているからだ。政府はそうした動きを阻止するとともに、世界に対して日本の水のすばらしさをアピールすべきである。20世紀は石油が戦略商品であったが、21世紀には絶対に世界で水が不足するはずだ。オレは水ビジネスで日本が多くの利益を生み出すことを期待するのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月22日(土) |
日本はドロボー天国ですわ |
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治安がよい日本では、白昼堂々と衆人環視の中で盗んでいくようなドロボーの方がかえって捕まりにくいのだろうか。ベトナム人窃盗団が逮捕されたが、100件以上の盗みを繰り返した末の検挙だった。
ベトナム人窃盗団が全国行脚、100件超 「日本製は質よく売れた」 2011.1.22 01:03 九州から東北まで窃盗行脚していたベトナム人窃盗グループの男2人を栃木県警が逮捕していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、自供した犯行のうち100件以上の裏付け捜査を終えた。犯行は、商品を大量に買い物かごに入れ、駐車場に止めた車で逃走するという大胆な手口で、被害総額は2千万円相当に上る。 県警は昨年、栃木県日光市のドラッグストアから17万円相当の化粧品を盗んだとして、ベトナム国籍で住居不定の男(34)=窃盗罪で起訴済み=と共犯の男を逮捕。自供した犯行約200件の捜査など、事件の全容解明を進めてきた。 捜査関係者によると、2人は福岡県から入国し、平成21年春ごろから同県を皮切りに窃盗を繰り返しながら日本列島を徐々に北上。逮捕直前は群馬県を拠点に、栃木、茨城両県の北関東だけでなく、宮城県など東北地方にも足を延ばしていた。逃走が容易な高速道路や幹線道路沿いのドラッグストアを狙い、1年余りで200件近い盗みを働いたという。 犯行は、客を装って入店して買い物かごに化粧品などを大量にほうり込み、そのまま店外に出て車に積み込む大胆さ。1回で10万円以上に相当する商品を盗むこともあった。2人は「日本製の化粧品は質がいいので高く売れた」などと供述。盗んだ商品は日本国内にいる別のベトナム人買い取り業者に転売したという。
買い物かごいっぱいに商品を入れてそのまま逃亡という単純な手口で、どうしてこんなに犯行を重ねることができたのか。防犯ビデオに映った犯人たちの映像から同一犯ということはすぐにわかったはずである。すぐに検挙できなかったというのは日本の警察の捜査能力の低さを物語ってるのであり、犯人グループはそれに味をしめてさらに犯行を重ねたのだ。
このような悪質な窃盗犯に対しては、終身刑を適用してもかまわないとオレは思ってる。しかし、日本の法律ではこのような盗みにはそんな重い罰が与えられることはない。被害金額も賠償されることもない。そして、盗品とわかっていながら転売した連中にもたいした罰はない。つまり、日本ではこのような窃盗犯というのは十分に引き合うビジネスなのだ。だから中国やアジアの諸国からどんどん日本に犯罪目的の入国者がやってくるのである。
外国人に関しては入国時に指紋を登録させ、日本のどこかでその指紋に該当する犯罪者が確認されれば、空港で出国できないようにして逃亡を防ぐなどのことは十分可能なはずだ。
治安の良さ、犯罪の少なさというのは日本が世界に誇れる長所である。それを維持するためにはこうした窃盗犯をすぐ検挙して、犯罪目的の入国者を厳重に取り締まることが大切である。逃げるヤツは後ろから撃って射殺してもお咎め無しくらいの強い態度で向き合って欲しいのである。盗みくらいで射殺なんてひどいと主張するお人好しの馬鹿も出るだろう。しかし、盗みを見逃したらそれが強盗や殺人にエスカレートするに決まってるのだ。市民社会の秩序を守るためにこういうドロボーどもは撲滅して欲しいのである。あと、そういうドロボーを検挙するのに協力した善良な市民をきちっと顕彰する仕組みを作ってもらいたいのである。逃げるときに多くの目撃者が出ているはずだからだ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月21日(金) |
覚醒剤やめますか? それとも飢え死にしますか? |
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オレは1月20日付毎日新聞の、ある記事の見出しを見て驚いた。そこにはこのような文字があったのだ。
「あいりん地区 昨年の薬物事件容疑者 3割が生活保護受給」
あいりん地区と呼ばれる大阪市西成区の一帯では生活保護受給者は特権階級である。彼らは支給されたゼニをすぐに酒やバクチに使う。だからヤミ賭博場や居酒屋は保護費が支給される月末から月初にかけてが稼ぎ時なのである。彼らの中には酒が主食の者もいるだろう。そういう連中は本来食費にあたる部分が酒代に消えてしまうわけだ。ホームレスの無料収容施設から多くの者が逃亡したり脱走したりしたのはそこが禁酒だったからという理由もある。しかし、そのゼニを覚醒剤などの薬物に使うのはどうか。
この件に関して、支給を決定する大阪市は、薬物で逮捕されたことを「ただちに支給を停止する要件にはあたらない」と回答している。オレはそれをきいてあきれてしまった。おまえら職員はあほか。ただでさえ支給額を減らそうとして不正受給の根絶に躍起になってるんだろう。だったらなぜそういう事例を「支給停止」の理由にしないのか。
おまえら市の職員の甘さが、彼らに「覚醒剤を買うためのゼニ」を与え続けていることがわからないのか。彼らが覚醒剤中毒になってる理由は、大阪市が甘い審査で生活保護を受給させて、生活費ではなくて覚醒剤の購入費補助を行ってるからではないのか。
生活保護費を含めて、西成区に投入される福祉関係のゼニの総額は500億円を超えるのだ。それだけの巨額のゼニが投入されても、そのほとんどはこうして消えてしまうのである。暴力団にとってそこで売れる覚醒剤は重要な資金源である。つまり、大阪市は暴力団の資金援助を公費で行ってるようなものである。
もちろん、こうした構造を断ち切るのは困難なことだろう、大阪市の職員にも警察にも暴力団とつながりを持つ者は多い。日本で唯一、一見さんが路上で覚醒剤を購入できるのがこのあいりん地区である。オレがクルマでそこを通過すると、道ばたにはたくさんの売人が立っていて、指でサインを送ってくる。うっかり目が合うと大変なのでオレはいつも真正面だけを向いてクルマを走らせる。そこは日本一危険な場所だからだ。ヤクザと目が合ったというだけで因縁を付けられてクルマを破壊されて身ぐるみ奪われるかも知れない。
ゼニがあるから覚醒剤を買うのだ。だったらゼニを与えなかったらいい。簡単なことである。現在の現金支給の生活保護制度を根本的に変えないと今の構造は変わらない。そのゼニの多くが覚醒剤やパチンコ代に浪費されているという仕組みは変わらないのである。アメリカでも貧者の救済はミールクーポンの支給であって現金のバラマキではない。日本のこうした制度は依存して立ち直らない弱者を再生産しているだけなのだ。
必要な最低限の物品だけを支給し、その物品を転売することを厳しく取り締まらないとだめである。だからオレは生活保護受給者を収容する施設を公的機関が設置するのがいいと思うのである。今の貧困ビジネスの食い物にされている人たちを救済して、もっとよりよい環境で暮らせるようにすればいいだけである。
食べるため、生きるための最低限のゼニを覚醒剤に使うと言うことは、自分が死んでもいいという選択をしたということである。そういう方をわざわざ救済する必要はない。食べるモノではなくて覚醒剤を購入したということは、薬物の快楽の中での飢え死を選んだという選択であり、それを尊重してやってどんどん死なせてやればいい。それは一種の積極的安楽死である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月20日(木) |
「人体標本」は果たして「遺体」なのか? |
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「人体の不思議展」というヤツにかなり以前に出かけたことがあった。会場はかなり混雑していて、大勢の来場者があった。その展示に関して疑問を抱く人が少しずつ増えてきて、その展示された「人体標本」は「遺体」ではないのかということでついに警察の捜査が入ることとなった。産経新聞の記事を引用しよう。
人体展の標本は「遺体」 厚労省見解、京都府警捜査へ 2011.1.19 02:00 京都市で開催中の「人体の不思議展」で展示されている標本について、厚生労働省が「標本は遺体」との見解を示していることが18日、産経新聞の取材で分かった。標本が遺体の場合、特定場所以外での保管には自治体の許可が必要になるが、主催者側は届け出をしていなかった。遺体の取り扱いに関する死体解剖保存法に抵触する可能性があり、京都府警も違法性の有無について捜査する方針を固めた。 一方、標本が中国から日本に持ち込まれた経緯に不透明な部分があるなどとして、京都府保険医協会などが昨年12月、民間団体などで構成する同展実行委員会を京都府警に刑事告発。主催者側や施設利用を許可した京都市に対し、開催中止を求める動きもある。 同展をめぐっては、中国で「プラストミック」と呼ばれる技術で特殊加工された人体標本を展示物として扱うか、遺体として扱うかで見解があいまいだったが、この問題で同省が一定の基準を示したのは初めて。今後、人の死の尊厳をめぐり議論を呼びそうだ。 プラストミックは、死亡した人の身体の組織に含まれる水分や脂質をシリコン、ポリエステル樹脂に置き換え、半永久的に保存する技術。主催者側によると、標本はいずれも生前の意思に基づき、中国・大連の研究施設から賃借しているという。 プラストミック標本についてはこれまで、同省も明確な見解を示していなかったが、同省医政局の担当者は取材に対し「特殊加工されたとはいえ、基本的には遺体にあたる」と説明。自治体の許可なく遺体の保存を禁じた同法に抵触する可能性については「保存行為かどうかの法令解釈は難しく、最終的には司法判断になる」と指摘した。 主催者側は「正規の手続きに基づく、展示用のプラスチック解剖標本であり、遺体とは考えていない。学術的に配慮している」と説明。展示会場の京都市勧業館(みやこめっせ)を運営する京都産業振興センターも「標本は展示物と認識している。過去にも全国各地で開催された実績があり、特に問題はない」としている。 死体解剖保存法では、死体標本を保存できる場を大学医学部か医科大、特定の病院と限定し、それ以外の場所での保存は届け出を義務づけている。
この記事の中にあるように「過去に開催された実績」があるのに、主催者が「なんでいまさら問題にするのか?」と主張しているのである。この問題をどう扱ったらいいのか、オレも悩んでしまうのだ。
子どもがあの展示を見て、純粋に学術的な興味から人体に興味を持つようになって、基礎医学の研究者になっていくということがあるかも知れない。しかし、人体標本にだけ興味を持って、標本目的の殺人者になるなんてことが絶対にないとも言えない。その展示からどんなメッセージを受け取るかは千差万別なのだ。
ただ、あの標本にされた人体が、もしも自分の近親者だったらどうだろうかと考える。そこには死者への尊厳など欠片もなく、臓器の一部を輪切りにされたりして陳列されるのだ。もしも自分の家族がそんな標本にされたならば不愉快だろう。そして自分が死後このような標本にされることをオレは決して望まない。だってオレの肉体は貧弱だし・・・
人体標本にされた人たちは、どういう経緯でそうなったのだろうか。生前に同意がなされていたのか。あるいは家族が大金を受け取って遺体を提供したのか。もっと想像したくないことだが、標本にするために誘拐や殺害などということはなかったのか。もしもそうした犯罪の結果としてあの展示があるのならば、決してその開催は許されず、関係者は全員司直の手に委ねられなければならない。
自分が初めてあの展示を見たときは、その標本の由来など考えたこともなかった。しかし改めてどうやって作られたのかを考えたときに、その生産国があの人権軽視国家で、誘拐や殺人が日常の中国であることを考えたとき、オレはこの標本の背後にある何か恐ろしいものを感じたのである。
全く別の素材で見本としての人体標本を作るのならかまわないと思う。たとえば日本の高度な技術で作られた食品の見本のようなものである。ああいった形の見本の展示ならばなんら問題はない。しかし、遺体を原材料として作った標本(だからこそ標本であり、模型ではないのだが)が、どのような形で製作されたのかに関しては、少なくとも主催者側はきちっと明らかにする義務があるだろう。
必要なさまざまな年齢や体型の遺体を入手するためにどんな方法が用いられたのか。あるいは死刑囚の遺体を用いているのか。そうした経緯は今後明らかになるかも知れない。オレは最初にその展示を見たときに、そうした疑問をなぜ感じなかったのかと自身の鈍感さを恥ずかしく思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月19日(水) |
新幹線のデッキで真っ裸になった男 |
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どうでもいいことだが、オレは「真っ裸」と「素っ裸」の違いがよくわからない。辞書で調べても両者の違いは判然としないのである。「真っ裸」で街中を歩くのは犯罪だが、「素っ裸」で街の中を歩くのは爽快なような気もするのである。「真っ裸」は恥ずかしいモノであり、「素っ裸」は人間が本来の自然に立ち返った姿のような気がするのだ。全くなんの根拠もないのだが。
かく言うオレはよく自分が真っ裸になって困っている夢を見る。それはコンビニのトイレであったり、スーパー銭湯だったりするのだが、とにかく手元に服がなくて途方に暮れている状況なのだ。もちろん夢だからなんでもないわけだが、その「服がない」時の絶望感というのはたまらないものである。だから、もしも真っ裸で困ってる人に街で出会ったらすぐにユニクロに飛んでいって何か服を買ってきて助けてあげようと思うのである。
ただ、この真っ裸で新幹線のデッキに居たという男を助けようという気持ちにはならない。その全裸の理由が全くの自業自得だからである。朝日新聞の全裸記事を引用しよう。
新幹線乗り間違え立腹→車内で全裸 容疑の男逮捕 盛岡 2011年1月19日1時15分 JR盛岡駅停車中の東北新幹線の車内で裸になったとして、岩手県警は18日、自称山形県在住の無職の男(32)を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕し、発表した。 発表によると、男は同日午前9時50分ごろ、JR盛岡駅のホームに停車中の新青森発東京行き「はやて18号」のデッキ内で服を脱いで全裸になった疑いが持たれている。 鉄道警察隊、盛岡西署などの調べに対し、男は「郡山(福島県)から山形に行きたかったが、乗り間違えて盛岡にきた。自分のふがいなさに腹が立ってやった」と供述しているという。当時、飲酒はしておらず、脱いだ服はホームに投げ捨てていたという。
もしもこの男がホームで全裸になったらかなり寒かっただろう。暖かい車内で全裸になるあたり、まだ良識が残っている。しかし、デッキで全裸になっていったい何をしたかったのだろうか。もしもオレが新幹線の車内を移動していて、デッキで全裸男に遭遇したらなんと言うだろうか。「オッサン、その粗末なものさっさとしまえよ!」とでも告げるだろう。しかし、女性の乗客ならどうだろう。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」と嬌声をあげて両手で顔を覆って、その指の隙間から全裸男を見るに違いないと思うのである。男はそんな場面に遭遇したかったのかも知れない。しかしそういう馬鹿がいれば通報するというのも市民の常識であり、かくして現行犯逮捕されるに至ったわけである。
「郡山(福島県)から山形に行きたかったが、乗り間違えて盛岡にきた。自分のふがいなさに腹が立ってやった」
それが全裸の理由というのはオレには全く納得できないのだが、最近はこういう思考回路の馬鹿が増えているのだろうか。もしもこういう手合いが増殖するならば今後はもっと街に全裸男が増えるだろう。
「大学受験に失敗したから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」 「彼女にふられたから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」 「野球の試合で打てなかったから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」
というふうに、一種の流行となって街に全裸男が次々と出現するかも知れないのだ。そういう風潮が起きてもオレは全然嬉しくないのである。どちらかというとオレは全裸男よりも全裸女の方が好きである。自分のふがいなさに腹が立って突然全裸になる若い美女の出現を切に期待するものである。そして、その全裸女性が途方に暮れていたならば、オレはユニクロで服を買ってきてあげるだろう。警察に通報するなんて無粋なことはしないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月18日(火) |
中国の日本国土侵略はもう始まってるぜ |
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景気が悪くて財政難の地方都市にどんどん中国資本が進出しているらしい。オレが危惧していたことがすでに具体化しているのである。政府が何もしないで放置していると、きっと日本各地に小さな中国人村が出現し、ものすごい勢いで拡大していくだろう。誰でも土地を自由に買えるわけで何の規制もない以上、こうした動きを阻止できないのである。産経新聞の記事を引用しよう。
木更津に「中華街?」中国の土地買収深刻 ニッポンの無警戒さ浮き彫り配信元:産経新聞 2011/01/16 21:48更新 全国各地で中国系資本など外資による土地買収が深刻な状態になっている。水源地や森林だけでなく、中国資本は企業を買収して「中華街」のような街を作ったり、中国領事館が市中心部の広大な土地を買収しようとしたケースもある。背景には、経済成長著しい中国に期待する地方の疲弊があるが、中国の席巻によって危惧される景観や治安といった面への警戒感は伝わってこない。 千葉県木更津市の中心街に6年前、中華街を思わせる巨大な「中華門」がそびえ立った。地元住民からは「中華街を作るのか」といった声が聞かれた。 「中華門」の所有者は、中国資本に買収された老舗ホテル。このホテルには中国人向けの送迎バスが発着し、旧正月となる2月の予約も既に埋まっているという。 木更津市は平成16年、水越勇雄市長自らが訪中し、観光PRの「トップセールス」を行った。「手をこまねいていてはいけないと考えた」と水越市長。これを契機に中国からの進出が加速した。 同市の中国人宿泊客は右肩上がりに増加。ホテルを対象に、中国人宿泊客を取り込むための勉強会も行われている。 ■2つの「中国問題」 新潟市でも、総領事館の移転問題と中華街構想という2つの「中国問題」が持ち上がっている。 新潟市の中国領事館は新潟市が県と連携し、昨年6月に誘致した。当初、総領事館は市中心部のオフィスビル。しかし、わずか2カ月後の8月に、中国側は移転先として、市立小学校跡地約1万5千平方メートルの売却を市に打診してきた。 市側は地元への十分な説明がないまま、予定地の測量に着手。住民感情が悪化した上、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件なども発生し、住民の反発が高まった。 10月に総領事館は突然、別のビルに移転。11月中旬、市は中国側に「住民の理解なしに売却はできない」と伝え、跡地の売却話は凍結したままだ。 名古屋市でも中国総領事館が中心部の国有地の購入を計画。周辺住民の反対でストップするなど、同種の“事件”が起きている。 ■「池袋化」の懸念 「新潟にチャイナタウンを作ってはどうか」 新潟市の中華街構想は、昨年7月、総領事館の開設を記念した地元メディアによる王華総領事と泉田裕彦新潟県知事らの対談の席上、王総領事から持ちかけられた。 泉田知事は「世界に誇れる中華街があれば新潟の宝物が増える。魅力的な構想だ」と前向きに回答した。 現在、衰退著しい中心商店街が誘致に名乗りを上げているが、「新潟が(中国人が大量に流入した)東京・池袋のようになる恐れがある」(住民)と、地元には景観や治安上の懸念がくすぶっている。 今や地方都市は中心市街地や商店街が“シャッター通り”と化し、経済の疲弊は深刻だ。中国の浸透の背景には、衰退する地方が中国の進出に飛びつく構図が垣間見える。木更津市の水越市長は「中国人観光客は驚くほどお金を落としてくれる。不安は感じていない」と話す。 ただ、景観や治安の面から無警戒な進出を危惧する声もある。任期中の平成18年に仙台市内で進んでいた「中華街構想」を撤退させた当時の市長、梅原克彦氏は「地方の首長や議員の問題意識の欠如は深刻な問題だ。市民にとって本当に大切なのは街の安全や景観。目先の利益に目がくらんでいる」と警告する。
中国政府の狙いははっきりしているのだ。日本の地方都市に中華街を建設し、大量の中国人移民をそこに流入させ、そこに日本の警察権力が介入できないような地域を作ろうとしているのである。中国領事館がその先導役となっているのである。このような動きに対してもっと我々は監視を強めないとだめだ。
景気が悪くて地価が低迷している今は、日本の土地買収を進めている中国資本にとってはかなり有利な局面である。日本人と違って高価でも気前よく払ってくれる中国人の富豪に土地を売りたい人もこれからもっと増えるだろう。それがどんなことを将来もたらすかなんて何も考えていないのだから。
我々日本人はウソをつくのはいけないことだと思ってるし、裏切りなんかは恥ずべきことだと感じている。しかし、そうした価値観は本当に世界標準だろうか。少なくとも中国には別の価値観が存在していて、中国の人々はその別の価値観に支配されてると思った方がいい。どうして中国政府は平気でウソをつくのか。それは「ウソは恥ずかしい」という価値観がもともと中国には存在しないからである。あれはウソではなくて、自分たちの主張を相手に認めさせるための謀略なのであり、中国人的にはOKなのだ。
これから日本国内の中国人比率はどんどん上昇するだろう。当然彼らは日本の学校に子弟を通わせることになる。そこで中国系の子どもたちに日本の価値観を教えることができたならば、彼らが信義にあつく、武士道を理解する人間として成長していけるならば何も心配はない。しかし、残念ながら日本の学校には子どもたちに伝えるそうした思想の柱が存在しない。「カネさえもうかればいい!」という拝金主義が支配している今の世の中で、どうやって日本の中国化を阻止できるのだろうか。オレは絶望的な気持ちになるのだっ。た。伊達直人はランドセルを贈ったが、菅直人は中国相手にランド・セールス中である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月17日(月) |
震災の記憶を永遠に忘れるな |
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16年前の今日、1月17日に阪神大震災が起きた。オレは激しい揺れで目覚めたあの朝のことを一生忘れないだろう。わずか1分間ほどの揺れは永遠にも近い時間に感じられ、このまま家が崩れて押しつぶされることを覚悟したのだから。オレと妻が寝ている部屋の隣の部屋では8月に生まれたばかりの長男がベビーベッドで寝ていた。母が飛び起きて長男を抱きかかえていた。「あんたら何ぼーっとしてるの?」と母に罵倒されたことを思い出す。本当ならすぐにオレが我が子の安否を気遣わないといけないのに、母の方が早かったからだ。
あれから16年経った。今の小学生、中学生にはもう震災の記憶はない。彼らは震災について両親や祖父母から聞いて理解するだけである。そのときにどれだけ悲惨な被害が出て、どれだけ貴重な人命が失われたのかを彼らにどうやって伝えればいいのか。
あの震災の朝、オレはいつものように出勤した。クルマを走らせながらラジオを点けると、かなり被害が出ているということが報道されていた。勤務先の学校に着いたが。来ていない教員も多かった。鉄道もかなり不通になっているようだった。クルマ通勤の教員は来ていたが、神戸方面の方は誰も来ていなかった。授業のはじまる時間になったが、臨時休校となって生徒たちは帰っていた。テレビをつけると、神戸の街が燃えていた。あちこちで火事になっていたのだ。そして、阪神高速の高架が倒れて破壊されていたことも知った。山陽新幹線の高架橋も崩れていた。
震災の起きた時間は早朝のまだ暗いうちだった。もしもあと2時間後にあの地震が起きていれば、ラッシュアワーの人たちを直撃しただろう。走ってる新幹線が脱線すればどれだけ多くの死者が出ただろうか。
学校が再開したのはたしか3日後だったと思う。神戸の街は完全に壊滅したのに、すぐ隣の大阪では被害が少なかったせいで何一つ変わらない日常が戻ってきた。幸いなことにオレが勤務する学園の生徒は全員無事だった。神戸方面からも多くの生徒が来ていることを思えばそれは僥倖だった。もちろん家に被害を受けた生徒は多かったのだが。
阪神間の鉄道も道路も不通になった。長い距離を延々と歩いて電車の動いてる駅まで来てから通勤する人もいた。福知山線、大阪から姫路に出るのに、加古川、福知山線と大回りで移動することになった人もいた。電車が復旧する春までその状況は続いたのである。
震災で被害を受けた多くの住民を救うために、多くのボランティアの市民が活躍した。自衛隊も災害救援のために働いた。スイスからの救助犬よりも遅く村山首相もやってきたがそんな役立たずの老人は何にもできなかった。エロ文を垂れ流すだけの作家だった田中康夫は原付バイクで救援物資を配り歩いた。その多くはスポンサーからの提供品だったのだが。その活動を機に彼は政治活動へと傾斜し、後に長野県知事になり、今は国会議員となっているのである。迎えのクルマをのんびり待っていた貝原兵庫県知事と比べればその行動力の差は歴然としている。
地震国の日本では今後も阪神大震災クラスの大きな自然災害は必ず起きるだろう。そのときにどうすればいいのか。どんな救援が可能なのか。我々は多くの方々の貴い犠牲の中でそのことを確かに学んできた。
神戸ルミナリエの来場者は徐々に減りつつある。多くの人々の記憶から「阪神大震災」は消えていこうとしている。しかし、あの朝多くの命が瞬時に奪われたことを我々は永久に忘れてはならない。崩れてきた家に押しつぶされ、挟まれて身動きできなくなった親を必死で助けようとした子に向かって、迫り来る火の中で「おまえだけでも逃げろ」と叫んだ親がいたことを忘れてはならない。
阪神大震災の犬(←震災が変えたのは人間の運命だけではなかったことを知って下さい。) 2010年01月17日(日) あれから15年〜私たちの生活を返してください 神戸震災日記 (新潮文庫) ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月16日(日) |
どうせならセンター試験を義務化しようじゃないか |
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大学生の質の低下が甚だしいと言われる。18歳人口はどんどん減るのに大学の定員は増加するのだから当然だ。そして私立大学も利用しているということでセンター試験の受験者は過去最高なのだという。55万人もの受験生が受けるセンター試験、いっそのことすべての大学受験生に義務化すればどうか。基準点を設けて、その点数以下は大学生になれないことにしてしまえばいいのである。センター試験で6割以下は大学に入る資格なしとかいうふうに。
もしもセンター試験を「大学入学資格試験」にしてしまえば、全然勉強しなかった受験生でもじゃんじゃん入れる「Fランク大学」はなくなることになる。それは社会にとってもいいことである。
なぜ大学生の就職内定率が下がったのか。それは大学生の質が落ちたことがもっとも大きいだろう。社会が必要とする大卒者が年間20万人として、大学卒業生が30万人いるなら10万人は余って当然だ。その10万人をちゃんと就職させるのはなかなか大変なのである。大学の4年間で勤労精神は失われ、ニート予備軍となったその集団を面倒見てくれる場所がどこにあるのか。
それにしても寒い中でセンター試験の受験は大変である。朝日新聞の記事を引用しよう。
センター試験に55万人 初日終了、リスニング不具合も 2011年1月15日23時30分 大学入試センター試験が15日、全国706会場で始まった。志願者数は前年度より5616人多い55万8984人。2日間の日程で、初日は公民、地理歴史、国語と、英語のリスニングを含む外国語の試験を終えた。16日は理科と数学が予定されており、各地で雪や厳しい寒さに見舞われるなか、本格的な受験シーズンに突入した。 6回目となる英語のリスニングは、志願者の91.9%にあたる51万3576人が受験した。今回から初めて、昨年度の試験で使ったICプレーヤーを、修理、点検して再利用した。全国97会場で105人がプレーヤーの不具合を申し出るなどして試験を中断し、このうち97人が、中断したところから試験をやり直す「再開テスト」を受けた。ほかの8人は辞退した。再開テストの受験者は昨年度の220人から半減した。 15日は朝から、東北新幹線が一時運転を見合わせるトラブルがあり、大学入試センターによるとこの影響で、東北学院大や宇都宮大など6大学で、計9人が試験開始に間に合わなかった。うち8人は最大1時間、開始を遅らせて別室で試験を受けたほか、もう1人は追試験を受ける予定。ほかに東海道線でも遅れがあり、静岡県で2人が試験開始を20分遅らせて受けた。 試験を利用するのは665大学(うち私立大504)、163短大で、前年度から17校増えて過去最多。利用校の増加に伴い、志願者数も増える傾向にある。志願者の内訳は、高校などの現役生が44万2421人、既卒者が11万211人、その他が6352人。今春の高校などの卒業予定者のうち41.5%が志願しており、この割合は過去最高を更新した。平均点の中間発表は19日、得点調整の有無の発表は21日の予定。
同じモノサシで計られ、偏差値ランキングの中に組み込まれることを望まない大学も多いはずだ。しかしこれだけの数が集まっているのである。55万もいる受験生の中で、たぶん全然勉強などしなかったヤツが15%くらいはまじってるだろう。まともな受験生なんてほんの一握りなのである。その「全然勉強しなかったヤツ」を大学に入れていったいどうするのか。だからオレはセンター試験を「大学受験資格認定試験」にしてしまって。飛び級で中学生が受けることも可能にしてやればいいと思うのである。
最初からヘタレ受験生しか集められない大学はオレのプランが実行されることを深く恐れるはずだ、大学存続の危機になるからだ。危機にさらしてやればいいのである。受験生の来ないところはどんどんお取りつぶしでいいじゃないか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月15日(土) |
ニセ障害者は死刑にしてくれ |
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映画『ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]』の中で、車いすに乗る少女(池脇千鶴)は彼氏(妻夫木聡)をめぐって、恋のライバルである女性(上野樹里)に「だったらあんたも足切ったら」と言う。障害者を単なる弱者として描くのではなくて、ちゃんと恋愛も自己主張もする存在として描いたこの作品はなかなか優れた作品だったとオレは思うのである。
本当に自分が障害者になってその福祉上の特権(?)を享受したいのならば不便だけど障害者になればいい。歩けないふりをするのじゃなくて、本当に足を切断すればいい。それならオレは抗議する気はない。オレが許せないのは健常者でありながら障害者に支給される手当などを不正に受け取るために障害者のふりをする人間だ。和歌山のヒ素カレー事件の容疑者である林真須美の夫も、歩けるのに障害者と偽って保険金を受け取っていた。そのウソの診断を出させて詐欺に協力させた医師には多額の謝礼を払っていたのだ。
元北海道の職員で、介護費用を数千万円詐取していたクソ野郎が摘発された。今すぐだまし取ったゼニを全額耳をそろえて返すならば懲役刑で勘弁してやってもいいが、返せないならこのクソは死刑にしてもいいとオレは思うのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
障害者装い介護費用詐取した疑い 元北海道職員らを逮捕 2011年1月13日23時54分 身体障害者を装って介護費用などを不正受給した疑いが強まったとして、北海道警は13日、札幌市手稲区の元道職員小杉田光雄容疑者(75)と、同市手稲区の介護福祉士佐藤美佐子容疑者(57)の2人を詐欺容疑で逮捕した、と発表した。 道警などによると、小杉田容疑者は実際は歩いたり、車を運転したりできるのに、「ほぼ寝たきり」として市から要介護4の介護認定を受け、介護費用などを市から不正受給した疑いがある。佐藤容疑者は市の担当者に小杉田容疑者が「歩けない」などとうその説明をして、介護費用を請求していた疑いが持たれている。道警は、2人が2006〜07年に介護給付費三百数十万円をだまし取った疑いがあるとみている。 小杉田容疑者は道を退職後、身体障害者の介護施設を設立。佐藤容疑者はこの施設に勤務していた。札幌市の調査で08年8月、小杉田容疑者が車を運転し、買い物袋を抱えて歩く姿が確認され、市は介護認定などを取り消した。市によると、08年までの5年間で約4千万円を不正受給したとみられ、このうち訪問介護給付費約700万円について「不正が濃厚」として09年2月に詐欺容疑で刑事告訴していた。 小杉田容疑者は朝日新聞の取材に対し、「まったく歩けないわけではないが、障害がないという根拠はどこにあるのか。市が自ら要介護と認定しておきながら、覆すのは不当だ」などと容疑を否定している。
この小杉田容疑者は自ら介護施設を経営してるということである。もしかしたらその施設の入所者に同様の「ニセ障害者」がいて、介護給付費の水増し請求や不正請求が行われているのかも知れない。その可能性はきわめて濃厚だ。この元道職員のジジイは、自分の巧妙な金儲けの手段として介護施設を設立し、それを最大限に活かしたのである。全くもって許せないヤツである。
こいつの言い訳もまたお役所的で面白い。自分が「寝たきり」と主張して要介護認定してもらったくせに「まったく歩けないわけではないが、障害がないという根拠はどこにあるのか」と開き直っているのである。そして「市が自ら要介護と認定しておきながら、覆すのは不当だ」と、あくまで自分の詐欺にひっかかった市が悪いのだと言うのだ。その場で巨大な押し切りでも持ってきて「じゃあ認定通りにしますんで」と両足をすっぱり切ってやればいいじゃないか。障害者になりたいヤツはならせてやればいいのである。誰がそうなることをわざわざ望むだろうか。要介護認定であることを金づるとして利用しようとしたヤツには厳罰を与えて欲しい。
おそらく日本中にこのような「ニセ要介護者」「ニセ障害者」がいるはずだ。いますぐに厳重な調査を行い、不正受給者からは全額返還させ、詐欺に協力した者は刑務所にぶち込み、協力した施設は閉鎖させるという形で対処してもらいたいのである。
それにしてもお上の「要介護認定」というのは本当に面接とか調査してるのだろうか。医師の診断書一枚あればそれでフリーパスなんじゃないだろうか。症状が回復して歩けるようになってもゼニをもらえる側はわざわざ報告なんかしないだろうし、きっともらい放題なんだろう。全くもって許せないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月14日(金) |
おまえらそのゼニはどこに隠したんた? |
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伊達直人を名乗って善行をする人たちが居る一方で、金融商品の販売と偽ってお年寄りのゼニを詐取するクソ野郎たちが居る。こんなクソみたいな連中は死刑相当だとオレは思うのである。それにしてもこの手の事件はどうしてなくならないのか。どうしてそんな大金をだまし取られてしまうのか。読売新聞の記事を引用しよう。
架空の金融商品、90億円被害か…8人逮捕 年利10%もの高配当を高齢者らに持ちかけ、ウソの金融商品を売りつけていたとして、警視庁は13日、有価証券売買会社「ベストパートナー」(本社・東京都港区)会長の神崎勝容疑者(65)や同社幹部ら男女計8人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。 被害は全国に及んでおり、同庁は神崎容疑者らが高齢者ら約970人から計約90億円を集めたとみて解明を進めている。 同庁幹部によると、神崎容疑者らは2008年2〜8月、元本保証で年利4〜10%の高配当をうたったウソの金融商品を販売し、小平市の無職男性(81)ら9人から計2300万円をだましとった疑い。神崎容疑者は「詐欺はやっていない」と容疑を否認しているという。 神崎容疑者らは04年4月頃から、「分散投資してリスクを回避する。元本は完全に保証する」などと電話や戸別訪問で勧誘していた。だが、実際には資金運用はほとんど行っていなかった。同社を巡っては、元本が戻らない顧客らからの被害相談が相次ぎ、同庁は昨年1月、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで同社本社などを捜索していた。 同社に約1000万円を投資した都内の70歳代の女性は読売新聞の取材に、「老後の大切な資金だった。金融恐慌の影響で配当が遅れていると聞いていた。これから先、どうやって生きていけばいいの」と肩を落として話した。(2011年1月13日22時59分 読売新聞)
この詐欺師どもは2004年4月頃から活動していたと記事にはある。なぜ事件になるまでに6年も掛かったのか。しかも警視庁の捜索理由は詐欺ではなくて「無登録営業」である。投資会社がきちっと資金を運用しているかどうかなんて、立ち入り調査したらすぐにわかるはずだ。オレはそんなに長期間放置して被害を拡大させた警察の甘さに対して驚くのである。
年利10%で元本保証の金融商品などありえない。それはオレのような投資家には常識である。もしもオレが顧客の資金を預かって運用するとしても、絶対に「元本保証」はできない。ある程度のリスクを覚悟した上でないとハイパフォーマンスは実現不可能だ。
今回の事件の悪質さは、被害者たちが投資に関する知識をあまり持たない老人が多かった点に尽きる。神崎容疑者らは最初からその大切な資産を詐取する目的で近づいたのである。老後の生活のために貴重な資産を奪われて生きる気力を奪われた被害者たちのことを思えば、この詐欺師たちは全員死刑にしてもよいとオレは思うのだ。日本の法律では詐欺師を死刑にすることはできない。しかし、行為の悪質さを思えば十分に死刑相当だとオレは思うのである。
死刑を回避する唯一の方法として、ゼニをどこかでかき集めてきて被害金額を100%賠償できた場合とすればいい。もしも自分たちの与えた被害を償ってすべてのゼニを返せるならば死刑にするのは許してやると決めれば、もしかしたら被害金額を弁償してくれるかも知れないじゃないか。
この犯人どもが奪ったゼニをすべて使ってしまったとは思えない。何らかの 形で巧妙に隠しているはずだ。それをしっかりと暴いて、少しでも被害者たちにゼニが戻ればいいとオレは思うのである。 「詐欺はやっていない」と答えた容疑者たちはいったい何をやってるつもりだったのだろうか。オレはそれも訊きたいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月13日(木) |
小さな善意の積み重ねこそが世界を変えてゆく |
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ペイ・フォワード [DVD]という映画をご存じだろうか? 物語はある中学校でのできごとから始まる。11歳の少年トレバーは、社会科の授業中に担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。トレバーの思いついたアイデアは「ペイ・フォワード」他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、別の3人の相手へと贈っていく・・・というものだった。やがて、その小さな善意の運動は街中に広まっていく。そして傷ついた大人たちの心を癒していくのである。 善意の輪がどんどん広がっていけば、世界中が平和になるというその発想は実にすばらしい。それに近いことが今、日本で起きている。タイガーマスク現象と呼べばいいのだろうか。「伊達直人」を名乗った匿名の寄付者からはじまった運動が、今日本中で多くの善意につながったのである。
タイガー現象:人情列島…全都道府県で確認、299件 漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人などを名乗る人物からの贈り物は12日も全国的な広がりを見せ、全都道府県で確認された。毎日新聞の集計では、昨年末以来、少なくとも計299件(12日午後2時現在)に達した。贈り物もさまざまな文具や食べ物など多様化し、小中学生が贈り主になるケースも出てきた。 贈り物はここ数日で多様化。プリンター5台が松山市の児童相談所に届いたほか、東京都町田市役所には、伊達直人を名乗る人物から現金2万円と、1万900円分の当たり宝くじが封書で届いた。 贈り主も伊達直人のほかに、「遅れてきたサンタクロース」「桃太郎」「星飛雄馬」「せんとくんの友人」などを名乗るケースも出ている。 高知市の児童養護施設「愛仁園」には12日、米15キロ、ニンジン10本、ジャガイモ26個などの食品が届いた。手紙には「そだちざかりのこどものために食べ物を少しでもどうぞ」とあり、田上庄吉園長は「善意の人に見守られている、一人じゃないんだという気持ちを子どもたちに伝えたい」と話した。
最初に「伊達直人」を名乗った人は、まさかその無償の行為がこんな連鎖を生むとは思ってもみなかっただろう。しかし、そのニュースに多くの方が心を動かしたということもまた事実なのである。また、児童養護施設で暮らしている子どもたちの生活に多くの方が関心を持ってくれたこともまた事実なのだ。
世の中を変えるのはどんな力なのか。それは決して政治家のくだらないパフォーマンスや無意味にばらまいたゼニによるものではない。一つ一つは小さいが、確実に人の心に伝わるこうした善意の積み重ねこそが確実に世の中を変えていくのだとオレは思っている。それに気がついたなら、どうかこの日記を読んだ一人一人の方も自分にできる善行を何か考えて欲しいのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月12日(水) |
謎のめまいがオレを襲うのだ |
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そいつは突然オレの平穏をかき乱した。横になってうたた寝しているときに突然やってきたのだ。オレは最初「あれ、地震かな?」と思った。しかし、揺れていたのはオレの頭の中だけだったのである。ぐるぐる回った後で頭の中がフラフラする、そんな感覚に突如襲われたのである。
「これは絶対変だ!」
オレは自分の肉体に起きたこの変調を恐れた。もしかしたら重大な病気かも知れない。オレは試しに片足立ちしてみた。するとフラフラしてちゃんと立てないのだ。もしかしたら平衡感覚が麻痺してしまったのじゃないだろうか。今もしも平均台の上を歩けと言われたら絶対に転落するよなと思いつつ、オレは片足立ちをあきらめたのである。
平衡感覚の異常ということは、小脳や脳幹に出血したりしている可能性がある。一晩寝たら治っているだろうと思いながら眠ったのだが、オレは「ちゃんと朝目覚めるのだろうか・・・」という不安を隠せなかったのだ。
翌日は休日だったが、学校に仕事を持ち込んで机に向かっていた。しかしどうもそのめまいが気になって、ついにオレは医師をしている友人にメールを送ってみた。すると彼はたまたま当直をしていて、その病院でMRIを撮ってもらうことになった。クルマで40分ほどかけてその病院に移動した。休日と言うことで病院は閑散としていて、オレは急患扱いで診てもらったのである。MRIを撮るのは久しぶりだったが、やかましいものだということをすっかり忘れていた。その騒音の中に30分くらいいたのである。
撮影した写真を見せてもらったが、特に異常はないという説明を受けた。ただ、こういう検査は定期的に受けておくべきだなとオレは改めて思ったのである。頭は商売道具だけに大切にしないといけない。
検査の結果が異常なしということで、オレはとりあえずこのめまいが即座に生命に関わるような危険なモノではないと知って安堵したのだが、それでも100%安心しているわけではない。相変わらず片足で立つとふらつく。靴下をはくときに片足立ちの状態になるが、そのときにちょっとよろよろするのである。どうも勝手が違うのだ。
ただ、「めまい」っていったいどんな症状だろう。そもそもオレの感じているのを本当に「めまい」と呼んでもいいのだろうか。本物のめまいに日々苦しむ人から見れば「おまえなんか日常生活も支障ないし、クルマの運転もできてるじゃないか!どこがめまいなんだ。どうせただの寝不足なんだろ」と言われそうである。
決してオレは「健康体」とは呼べない。一年間に二度も十二指腸潰瘍で入院したり、全身のかゆみに悩まされて薬が欠かせないわけで、そんなことに比べればこの「めまい」なんてたいしたことではないのだろう。しかし、それまでに起きなかった症状だけにどうも気になるのである。
そういうわけで、オレはこの謎のめまいのことを気にしつつ新学期を迎えたのである。もうすぐ入学試験である。早くこのめまいを解消しないといけない。職員室の机の上には生徒が提出した冬休みの宿題が山積みされている。その山を居ているとめまいしそうである。おっと、これは実際の症状ではなくて比喩表現である。念のために付け加えておく。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月11日(火) |
中学生少女、盗んだ四駆で暴走だぜ! |
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「盗んだバイクで走り出す」のは尾崎豊の「15の夜」の歌詞にあるが、「盗んだヨンクで走り出した」14歳少女がいたのである。広島県での事件だ。この暴走四駆は次々と衝突を繰り返して最後に追突して止まり、駆けつけた警官に緊急逮捕されたのである。不幸中の幸いはこの暴走行為でけが人や死者が出なかったことである。読売新聞の記事を引用しよう。
中学生、盗んだ四駆で暴走し5台衝突…広島 10日午後2時50分頃、広島市中区三川町で巡回中のパトカーが盗難車の四輪駆動車を発見し、追跡した。 盗難車は信号無視や道路の逆走を繰り返し、パトカーなど計4台に衝突。約10分後、数百メートル離れた同区内の国道54号交差点で、右折待ちの軽乗用車に追突して止まった。盗難車には中学生の男女5人が乗っており、広島県警広島東署は14歳の男女3人を窃盗容疑で緊急逮捕、13歳の2人を補導した。けが人はなかった。 捜査関係者によると、盗難車は14歳の少女が運転しており、同県府中町で8日、盗まれていた。 軽乗用車には市内の成人式に参加した新成人が乗っており、男性(20)は「まさか中学生が運転していたとは」と驚いていた。 現場は、平和記念公園に近く、周囲はオフィスビルが立ち並んだ中心部。複数のパトカーが緊急走行し、一時騒然とした。(2011年1月10日21時40分 読売新聞)
今回、事件を起こしたメンバーの名前も顔も明らかにされていないのだが、オレはこういう連中に対して「少年法の精神」を適用して匿名にする必要は全くないと思うのである。いや、もっと厳しいことを考えるのだ。暴走行為を行ってる時点で、その四駆ごと破壊して暴走車の乗員が全員死亡してもかまわないと思っている。この暴走というのは市民に対するテロ行為なのである。今回巻き込まれて死傷者が出なかったのはたまたま運が良かったからであり、その暴走が一つ間違えば大量殺人につながっていたことは間違いない。
暴走車が逃げている途中に事故を起こしたときに必ず「追跡は適正であった」などと警察からのコメントが必ずある。しかし、そもそも暴走車を追跡できるのならば、後ろからロケット砲で車ごと破壊するとか拳銃でタイヤを打ち抜いて停止させるとかして、一刻も早くその暴走を阻止すべきだとオレは思うのである。もっとも防がないといけないことは、その暴走車によって無関係な人が巻き込まれて犠牲になることであり、その犠牲を未然に防ぐためには暴走行為を行ってる外道どもが犠牲になってもかまわないというのがオレの主張だ。
暴走行為の当事者というのは目立ちたいとか、おもしろがってとか、飲酒運転がばれたくないからとかそういう実に情けない理由で暴走しているのであり、そんな連中を擁護する必要は全くない。無法者に対しては厳罰あるのみである。市民社会の秩序や安寧を乱す奴等に対してなんの憐憫も不要だ。ただ処刑あるのみとオレは思うのである。
また、このような暴走車に対処するために警察車両にも体当たりなどに使えるような頑丈な車体のものを導入すべきという気もするのである。ただ、そういう車両は重量増の結果として最高速度が遅くなったり、加速性能が落ちることで追跡用には向かなくなるかも知れず、そうなるとやはり破壊兵器の搭載がいいかとオレは思うのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月10日(月) |
切符はこっちの自販機で買いましょう! |
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JRには昼特きっぷという回数券がある。1セット12枚で販売されているがもちろん普通の回数券のように1枚単位で使用可能である。使用できるのは平日10時〜17時と土・日・祝日及び年末年始(12/30〜1/3)である。途中下車や乗車区間変更は不可で有効期間は3カ月となっている。たとえば京都→大阪間の場合、普通運賃は540円なのだが、この昼特きっぷは12枚で3670円で売られている。一枚あたり306円だ。もしも3ヶ月以内に同じ目的地に6往復する予定があるのならぜひともこの昼特きっぷを使うべきだ。また人数が6人以上で往復する場合もこの昼特きっぷが便利なのである。
オレは年に何度か生徒を引率して滋賀県に出かけることがあるのだが、そのときに少しでも生徒の負担を軽くするためにこの昼特きっぷを利用している。ところが必要な数がきっちり12の倍数となるとは限らないわけで、必要な枚数だけ欲しいオレは金券ショップを利用する。そこでは一枚330〜360円くらいで売られているのだ。金券販売業者はこの昼特きっぷをJRの窓口で大量に購入して、それを転売するだけで利益を上げられるのだ。ただ、オレがその昼特きっぷをばら売りで入手したくても、たいていの金券ショップは休日や夜は閉まっているために手に入れるのがちょっと面倒なのであった。
昨年の夏、オレは東京に行くために梅田の金券ショップに出かけたのだが、ちょっと時間が遅かったせいか、もう店のシャッターは降りていた。しかし店の前には金券販売の自動販売機が設置されていて、そこで新幹線の回数券をそれも他の金券ショップよりもちょっと安く入手できてかなりラッキーだったのである。会社関係の方が多いのか、ちゃんと領収書も同封されていたのであった。
自販機で買える=24時間購入OK ということなのだが、この自販機が最近どんどんと京阪神のJR線の駅前に堂々と設置されている。最初にオレが目撃したのは膳所駅前だったが、その後阪和線の百舌鳥駅前にも置かれているのを発見した。朝日新聞にもその琴に関連する記事があった。
近距離きっぷもお得 駅前に自販機続々 大阪−神戸間 2011年1月9日 阪神間のJRの駅前に、近距離のきっぷを割安で買える自動販売機が続々と登場している。12枚で1組の「昼間特割きっぷ」に目を付けたチケット業者がマージンをとってバラ売りするようになった。中には、わずか4台で年間約2億円を売り上げる業者も。「できれば正規料金で……」とこぼすJR西日本だが、法的な問題はなく、駅前の「商売繁盛」になすすべがない。 兵庫県西宮市のJR甲子園口駅改札から20メートルほどのロータリー沿い。平日午後、「格安JR券」と大きく書かれた自販機の前に並んでいる人たちがいた。 西宮市の女性(55)が30並ぶボタンのうち「甲子園口⇔三ノ宮・元町 190円」を押した。駅の窓口で買うと1枚290円。100円安い。12枚1組の昼特きっぷなら1枚あたり約158円。それよりは高いが、親族の家から勤務先に行くのは月に2、3度。そんな時にこの自販機は魅力だ。女性は「駅員さんの目前で後ろめたい気はしますが……」と改札口に目をやった。 自販機でバラ売りしている昼特きっぷは、平日の日中と土日・祝日に使える回数券。3カ月の有効期間内に使い切らなければ、残った分だけ割安感がなくなる。自販機を設ける古物商「HKコーポレーション」(同県芦屋市)の小坂博美社長(59)はここに目をつけ、JRから買った昼特きっぷに約9%のマージン分を上乗せし、5年前からバラ売りを始めた。 甲子園口以外でも立花(同県尼崎市)、芦屋(同県芦屋市)、住吉(神戸市東灘区)に各1台を置き、午前6時〜午後9時半に売る。4台の2009年度の売り上げは約1億9800万円に上り、約1800万円のもうけがあるという。1台約800枚のきっぷを収容する自販機が品切れとならないよう、小坂社長と社員の2人で朝夕の2回、補充して回る。 「ジャパンギフトサービス」(高松市)が置く摂津本山駅(神戸市東灘区)と北新地駅(大阪市北区)の自販機も売れ行き好調。同社の上西頌二(しょうじ)常務(67)は「自販機に詳しい飲料業者と情報交換しながら設置を増やしたい」。自販機を開発・販売する「エヌ・ケー・ジャパン」(名古屋市)の中山隆弘代表取締役(36)によると、きっぷの自販機は8年前に製造を始め、関西方面に約120台出荷。今は全国から注文が相次いでいるという。 兵庫県警によると、こうした販売方法には法的問題はない。他人を介して入手した金券の販売は古物営業法に基づく営業許可があればできる。また、販売数が限られるチケットなどを公共の場所で販売すれば、県迷惑防止条例で禁ずるダフ屋行為に抵触するおそれがあるが、自ら買ったものを公共用地以外でバラ売りすることに規制はない。今ある自販機も私有地を借りて設置されている。 JR西日本広報部は「駅の窓口で正規料金のきっぷを買っているお客さんと不公平感があるため、あくまでもJRの窓口で所定の金額で購入することをお願いしたい」としている。(五十嵐聖士郎)
これまでは「わざわざ金券ショップに出向いて事前購入する」という手間が必要だったわけだが、駅前にこうして堂々と自販機が置かれていると、その手間が不要である。つまり、正規のきっぷを券売機で買う感覚で、割安きっぷがその場で買えるのだ。しかも安いのである。こういうのがあれば誰が正規料金など払うだろうか。オレなら迷わずにその金券ショップの自販機を使うだろう。
JR側の「あくまでもJRの窓口で所定の金額で購入することをお願いしたい」というくだりには笑ってしまったのである。だって、基本的に関西人はみんなケチだ。同じ駅まで行けるきっぷを一方は540円、もう一方は350円で売っていたとして。わざわざ高い方を買う人というのは「駅の外の自販機に安いきっぷがあるのを知らない」人だけである。不公平云々と言われても、だったら何が公平なのかと言いたいのである。情報を持つ人と持たない人がいて、持つ人が得をするのは至極当たり前の市場原理である。
ただ、心配なのはこのようなきっぷの自販機が窃盗犯に狙われないかということである。自販機の中には現金と、現金同等の価値があるきっぷが大量に眠っているわけだ。夜のうちに機械ごと強引に持ち去ってしまうような犯罪は起きないのだろうか。あのATMの機械さえも重機で破壊して持ち去るくらいである。こんな小さい自販機ならやすやすと持ち去っていくのではないかとオレは危惧するのだ。そのような悪質な事件が起きないことと、JRがこの状況に反発して何らかの規制を打ち出すことの両者をオレは恐れているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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菅直人は救いようがない馬鹿である |
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小沢一郎との対決姿勢を強め、起訴された場合は議員辞職せよとまで言い出した菅直人はいったい何をしたいのだろうか。小沢追放によって国民の支持を民主党に取り戻せると思ったらそれは大間違いである。今、国民の心が民主党からどんどん離れていってしまっているのは小沢一郎に代表される「政治とカネ」の問題のせいではなくて、菅直人首相や仙石官房長官の度重なる凡ミスに対して国民があきれはてた結果なのである。要するに自分たちのせいで民主党の人気が凋落したのだ。それなのに小沢一郎のせいにして「小沢追放」によって党勢浮揚を狙っているわけでどうしようもない馬鹿なのである。
なぜそんな勘違いに至ったのか。おそらく昨年の党代表選挙で菅直人はわずかの差で「小沢・鳩山連合」に勝利したことで、自分の方が小沢よりも人気があると錯覚したんじゃないか。あのときの選択肢は「善人だが無能(菅直人)」 「悪人だが有能 なように見える(小沢一郎)」 という究極の選択だったわけで。そのときに「善人だが無能」な方を選んでしまった結果もたらされた数々の失政を前にして、国民は改めて「悪人だが有能」の方を選んでいた方がもう少しマシだったかな?と思っているだけなのである。
菅直人は仮免許政治家だと自ら告白した。あの発言は彼の正直さを物語っている。どうすれば経済を立て直すことができるのか、どうすれば雇用を回復できるのか、彼は全くわかっていないのである。それで官僚たちに訊いたりするのだが、その当の官僚たちがここまで日本をダメにした戦犯たちであるということもわかっていない。
今、日本政府がすぐにしなければならないことは何か?それは尖閣諸島の実質的支配宣言である。「領土問題に関して、自民党のこれまでの政策はあまりにも近隣諸国に舐められたものだった。北方領土や竹島の二の舞になってはいけないのである。」と断固とした声明を出して自衛隊を進駐させることだ。中国の主張は「無人島の領海や排他的経済水域はは認めない」「どんな小さな岩礁でもそこに中国人が住んでいれば中国の領土である」である。だからもしも中国の漁船員が大挙して尖閣諸島に押しかけてそこに勝手に住み着いたらもう日本は手出しできなくなるのだ。それは今日起きるかも知れないことなのである。どうして今すぐに行動を起こさないのか。自衛隊が進駐し、そこに継続的に居住してはじめて「実効支配」と言えるのだ。しかし日本政府は石垣市の調査も拒んでいるという。そこに施政権が及ぶのならば、固定資産税の課税などのために調査するのは当然のことであり、石垣市にはそうする権利がある。それを認めないなんていうのはなんだか矛盾しないか。オレには政府の意図が全くわからないのである。
財政再建をどうやって行うのか。意味のないバラマキをやめればすぐに建て直せるぜ。子ども手当に農家への所得保障、民主党がアドバルーンを揚げたこれらの政策はたいした効果もないのに巨額の財源を必要とする。このままバラマキを続け、その財源を国債発行に求め続ければどんな未来が待ってるのかわかってるのか。ツケはそのまま次の政権に回すつもりなのか。
社会福祉の無駄を無くすことも必要だ。高すぎる生活保護費を減額して最低賃金よりも下にするか、あるいは今の制度を抜本的に改めて「現金支給」から「現物支給」にカジを切らないとだめである。西成区は人口の20%近くが生活保護受給者だが、彼らは実は地域住民の中では一種の特権階級であり、月末や月初は支給された保護費で酒を飲み暮らし、カネが残り少なくなればホームレス支援の炊き出しの列に並ぶのである。年間に500億円のゼニが西成区の生活保護受給者に投入され、そのゼニのかなりの部分が私設賭博場の掛け金となって暴力団の資金源となっているのだ。先日摘発された「ドーム」と呼ばれた私設賭博場の売り上げは一日あたり500万円だったという。これはオレの想像だが、おそらく支給された500億円の生活保護費のうち2割の100億円くらいがヤクザに流れていると考えられる。こんな無駄のために税金は浪費されているのである。カネを掛けて社会をますますだめにしているのが今の福祉政策の実態であり、民主党政権にはそれを改善する力は全くない。
国民が望んでいるのは「政争」ではなくて「安定」である。現状を打開する確かな方策である。それを何一つ持たない菅直人がいつまで首相の椅子にしがみつくつもりなのか。仮免許総理大臣のまま日本を破滅へと導くつもりなのか。本人はおそらく永久に気づかないのだろう。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月08日(土) |
家は建てないけど前受金だけはいただきます! |
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注文建築で家を建てようと思っていた人が施工業者を選ぶ場合、何を基準にすればいいのだろうか。そういう方面に知り合いがいればいいが、そうでない多くの場合は広告などを頼りに業者を選ぶと思われる。その業者が破綻寸前で資金繰りが苦しい会社かどうかを知る術はないのだ。2009年3月に倒産した注文住宅販売会社の「アーバンエステート」も破綻する数年前からすでに資金繰りがかなり悪くなっていた。
会社経営が困難になったとき経営陣はどうすればいいのか。建て直しのために工夫するのが普通だと思うのだが、アーバンエステートの場合はそうではなかったのだ。「ゼニを集めるだけ集めて工事はしない!」という意表をついた再建策(?)を思いついたのである。お客からできるだけ多くの「前受金」「先渡しの工事代金」を受け取りながら実際は何もしないか、あるいは申し訳程度に工事を開始するふりだけするというやり方でゼニをだまし取ったのである。毎日新聞から引用しよう。
アーバンエステート詐欺:27億円分、工事せず 前払い額の8割−−弁護団まとめ 注文住宅販売会社「アーバンエステート」(埼玉県川口市)の詐欺事件で、09年3月の破産申請時に住宅が完成していない493世帯が入金した前払い金総額約35億円のうち8割近い約27億円分は工事がされていなかったことが分かった。被害対策弁護団が6日、明らかにした。同県警もこうした実態を把握し、被害の全容解明を進めている。 弁護団がア社の資料を分析した。未完成世帯全体で、部分的にも進められた工事は23%分相当に過ぎない。さらに弁護団に加わった130世帯では、約85世帯は全く着工されていないか、基礎工事を終えていない段階だった。 入金時期は、未完成のうち191世帯が破産申請直前の08年12月〜09年3月。05〜07年に入金を済ませたにもかかわらず、数年間放置されていたケースも22件あった。 また、未完成の38%にあたる186世帯は、1000万円以上の前払い金をア社に入金していた。着工前の入金は通常1割程度とされるが、ア社は営業担当社員に「最低200万円」とノルマを指示し、割引オプションなどをうたうなどの手法で、顧客に高額な前払い金を要求していたとされる。 神奈川県在住の男性会社員(38)は08年夏に2200万円を前払いしたが、半年以上たった破産申請時も更地のままだった。「前払い金の5%分の無料オプション工事」という勧誘にひかれア社と契約、支払いをしたという。 会見した神田雅道弁護団長らは「遅くとも08年12月には破綻状況だったのに、前払い金を狙って客を集めていた」と、ア社の元会長の永井昭四郎容疑者(61)らを強く批判した。【飼手勇介】
破綻することがわかっていたのに客から受け取ったこの巨額のゼニはいったいどこに消えたのだろうか。債務の支払いだけに消えたとは思えないのである。もしかしたらどこかに隠し財産があって、そこに隠匿されているのかも知れない。
家を建てるために用意した資金をこの詐欺師どもにだまし取られた客の側は、このクソ会社を断じて許せないだろう。どうせ賠償されることもないだろうから少しでも客の損失を補填するためにアーバンエステート経営陣は全財産没収の上で死ぬまで刑務所にぶち込んでやれ。そのゼニを払うために客は何年かかって貯めたと思っているんだ。あまりのショックに死にたくなった方もいるはずだ。だが、こんなクソ野郎どものために死ぬ必要はない。隠し財産が暴露されて、少しでも多くのゼニが被害者のもとに戻ることをオレは願っているぜ。
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2011年01月07日(金) |
ありがとう、タイガーマスクさん |
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オレは「タイガーマスク」というアニメを再放送ではないやつで観ていた世代である。小学生の頃はプロレスごっこが盛んで、林間学校では技の掛け合いなんかをして遊んでいたのである。当時は確か金曜日の夜にプロレス中継があって、アントニオ猪木やジャイアント馬場の活躍にみんな熱狂したものだった。オレは吉村道明の繰り出す「回転エビ固め」のファンだったので、「好きなレスラーは?」と訊かれるといつも彼の名を答えたものである。
アニメの「タイガーマスク」の正体は、「ちびっこハウス」という孤児院を飛び出して悪役レスラー養成組織の「虎の穴」に入った「伊達直人」だった。「虎の穴」出身のレスラーは自分が稼いだファイトマネーを「虎の穴」に上納しないといけないわけだが、伊達直人は借金取りのヤクザに脅される「ちびっ子ハウス」の窮状を見て、自分が試合で稼いだゼニの中から支援することになり、その結果組織を裏切って追われることとなるのである。「裏切り者には死を」ということで次々と刺客が差し向けられるというストーリーだったとオレは記憶している。
まだ小学生だったオレが「伊達」という姓をちゃんと「だて」と読めたのもテレビでその「タイガーマスク」を観ていたからで、歴史の授業で「伊達政宗」が出てきたときもちゃんと「だてまさむね」と読めたのである。教養のない馬鹿はあの姓を「イタチ」と読んだりするらしい。なんとも失礼な話である。
その「タイガーマスク=伊達直人」が今、匿名の善意の方として活躍しているらしい。2010年の12月24日に群馬県の児童中央相談所に伊達直人を名乗る人からランドセルが10個寄贈されるというニュースがあった。それに感銘を受けた人が、「自分にも何かできるのではないか」と小田原児童相談所が入る小田原合同庁舎(小田原市荻窪)の正面玄関に、手紙とラッピングされたランドセル6個を置いてくださったのである。
このランドセルの寄贈者は不明だが、積み上げられた箱の上に「お年玉です 伊達直人」と書かれた紙が1枚貼り付けられていたのだ。寄贈された黒色と赤色各3個のランドセルは、管内の児童養護施設の新入生らに使ってもらう予定という。
この世間にはぼったくりのおせちでぼろ儲けをたくらむクソ野郎もいるが、名前も告げずにランドセルを贈ってくれる善意の方もいるのだ。だからまだまだ捨てたもんじゃないとオレは思いたいのである。
この「伊達直人運動」がどんどん広がりを見せて、善意の方の寄付が増えることをオレは願っている。児童虐待のニュースが新聞紙面でひっきりなしに報道される殺伐とした世の中を変えることができるのはこのような無償の行為ではないだろうか。まわりの大人たちがほんの少しの気配りを示すことができれば救われた大勢の子どもたちがいる。我々一人一人が善意の心を持って、自分には何ができるのかということを考えて欲しいのである。それオレの切なる願いである。
オレはこの日記で日々暴言を垂れ流している。それは多くの読者を不快にさせているかも知れない。しかし月に一度くらいはこんなニュースについて書きたいのである。できればもっともっとよいニュースについて紹介したいのである。しかし残念なことに世間にはクソ野郎やクソ政治家やクソニートが多すぎるのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月06日(木) |
おせちで一儲けを企んだ男 |
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食べ物屋というのはなかなか厳しい世界である。まずいものを出されて不愉快になった客は二度と来ないし、今はネットで悪評が一気に広まる。設備投資をして借金をして開店にこぎ着けたとしても、まずくて人気が出なかった店はたちまちつぶれる。そこで大切なのは「ちゃんとしたおいしいものをお客様に提供したい」という気持ちである。その気持ちが欠けた店がたちまちつぶれるのは自明の理である。
今ここに、おせち料理で荒稼ぎしようと企んだ水口憲治という男がいた。彼は「バードカフェ」という店を運営する外食文化研究所の代表取締役である。上手に安物の食材をバイトに詰めさせて、見本よりもちょっと量を減らしてごまかして、それでぼろ儲けをたくらんだことは間違いない。だってこんなことをツイッターでつぶやいているのである。
10500円のおせちを500個販売すれば、約500万円の売り上げということになる。定価21000円のおせちというのはそもそもどんなおせちだったのだろうか。彼は広告の写真でこのようなおせちを掲載していた。
しかし、実際に届いたのはこんなひどいものだった。
9つに仕切られているはずの中味は実は4つにしか区切られてない。そこに料理が申し訳程度に入ってるわけで中味はスカスカである。もしもオレが購入者なら「舐めとんかコラぁぁぁぁ!」と電話を掛けて社長を怒鳴りつけていただろう。中味が少ないだけではなくて。腐っていたり痛んでいるものもあったという。未確認情報だがクール便で送られるはずが普通便で届いたという話もある。しかも大晦日に届ける予定が間に合わなかったわけで、おせち料理無しでお正月を迎えた家も多かったのである。もっともこんなひどいモノが届けられてもかえって気分が悪いだけだが。
さて、飲食業に携わる人間ならば、大量のおせちを準備するのにどれだけの人手が必要であり、また「盛りつけ」というのがなかなかに技術を必要とする職人芸であることを知っているはずだ。そんなこともわからないで水口社長はこの企画を思いついたのだろうか。それとも注文する客を舐めていたのだろうか。
いずれにしてもこんなひどいものを送りつけていては会社の面目丸つぶれである。水口社長は全額返金(←そんなことは当然だが)の上、お詫びとして5000円のギフト券などを渡すと言っている。また社長を辞任するらしい。辞任は当然だろうし、こんな失敗をした人間はもうこの業界でやっていけないだろう。食べ物屋にとって一番大切な「信頼」を完全になくしたわけだから。
オレは学生時代に弁当屋でアルバイトしたことがある。スーパーで販売する寿司盛り合わせなどを流れ作業で深夜に完成させるという夜なべ仕事だった。髪の毛が入らないように頭にビニールの帽子をかぶらされた。「もしも食中毒を出せば会社が倒産します!」と衛生管理にやたらやかましかったことを思い出す。
水口憲治社長は「調理と詰め込みに予想以上の時間がかかり納品が遅れた」と釈明したそうだが、少なくとも彼が500個分のおせちに必要な食材がどれだけなのかということをきちっと計算していなかったことは写真のスカスカのおせちをみればよくわかる。また、9分割と4分割の仕切りは違うわけで、このオッサンが最初から手抜きおせちにしようと企んでいたことは100%間違いない。ただその品質が予想以上にひどいものだったので失敗しただけである。言い訳しても無駄である。そんな弁明をしてもよけいにさげすまれるだけということがわからなかったのだろうか。
対面の商売ならその場で反応が返ってくる。だからひどいものを出せば即座に客が不機嫌な様子を見せるだろう。しかし通販はその心配がない。多少粗末なものでも売りっぱなしで逃げることが可能である。客が怒らない程度にギリギリのラインをわきまえて手抜きすれば騒ぎにならなかったかも知れない。しかし、あまりにもその手抜きおせちは露骨だった。もはやそれは手抜きやごまかしの範囲を超えていた、詐欺としか言えないシロモノだったわけだ。
おせち料理の通販をしている業者はたくさんある。そのほとんどは良心的に見本通りのものを提供しているのだろう。しかし、一社がこんなひどいものを出したことで、他のまじめに作っていた業者までとんだとばっちりを被ったのである。おせち料理全体の占める通販の割合がどれだけなのかはわからないが、確実にその何%かは水口社長のせいで減るのである。それは確実だ。このゼニの亡者が同業者に与えた悪影響は計り知れない。
グルーポンという仕組みが日本でこれからどこまで受け入れられるのかわからない。大胆に割引されたはずの料理が、実は値引き後の販売価格でさえもぼったくりであると思わせるようなクソであった場合、そしてこんな事例が頻発した場合にこの仕組みは根底から崩壊する。その意味で水口憲治社長の責任はとても重いのである。彼はあまりにもおせち料理を舐めていた。高い値段でおせち料理を提供する老舗料亭や、百貨店におせちを納入している業者がどれだけきちっとその仕事をしているのかもしかしたら全然わかっていなかったのかも知れない。適当に仕入れた食材をバイトの若者に詰めさせればそれでOKと思っていたのかも知れない。
ただ、これはかなりうがった見方かも知れないが、今回の詐欺おせちを注文してしまった家はどこも「もう二度とこんなおせちは頼まないぞ! 来年からはちゃんと家で作るんだ」と思ったかも知れない。それによって日本の伝統が復活し、嫁姑が協力し合っておせちを完成させるとしたらそれはそれで喜ばしいことである。もしかしたら水口社長は自分が憎まれ役になることで、おせちをネットで注文する罰当たりな家庭に対して試練を与えてくれたのかも知れないのだ。もしもそうならオレは水口社長を少し見直したいのである。おそらくそんなことは100%ありえないと思うのだが。
最後に今回のお詫びについてだが、返金もお詫びの5000円も常識の範囲内である。もしも水口社長がこの業界でやり直したいと思うならば、今回迷惑をかけたのと同じ家庭に、来年は無料で最高のおせちを届けてみせればいいのである。そしておせちの上に「このおせちがまずかったらそのまま捨てて下さい」と書いておくのだ。それが本当に最高のおせちならば彼の店は信頼を取り戻せるだろう。もっともそんな立派なことができる男であるとも思えないのだが。
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2011年01月05日(水) |
20年後の日本はどうなるのか? |
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少子高齢化がこのまま進めば、50年後の日本の人口は8000万人くらいになってしまうと予想する人がいる。確かに今の出生率を考えればこれからものすごいペースで人口は減っていくだろうし、その結果右肩上がりの需要を前提に考えられていた日本社会の成長モデルはすべて否定されることとなり、どんどん小さくなるパイを奪い合うような感じで日本経済は縮小し続けるという予想も成り立つ。しかし、オレはそうはならないと思うのだ。おそらく日本の人口はそんなに減らないだろう。その代わりに起きるのは大量の移民の発生である。
日本にいる外国人の中で一番多いのはかつては在日韓国・朝鮮人だったが、70万人ほどいた彼らの人口を追い越して、今一番多いのは中国人である。すでに100万人近く居住しているのだ。この数は今後もさらに増えるのは確実だし、日本人と違って子どもの数も多い。中国ではなくて日本にいれば「一人っ子政策」の対象外である。いくらでも子どもを増やせるのだ。これはとても大きなことである。その結果、日中間のビジネスに関わる中国人はどんどん生活の拠点を日本に移しているのだ。
中国にはかつて「文化大革命」という暗黒時代があった。民主化要求がはねつけられ、一党独裁がこれからも続く中国社会に対して不安を感じている人たちの中には、日本に脱出してそこで安定した生活を求める者も多いのである。また生活保護の受給も簡単にできる。とにかく日本に来さえすれば、あとは偽装結婚などで足場を確保してそのまま居着いてしまうのである。後は親族をどんどん呼び寄せ、気がついたら一大コミュニティが形成されているというわけだ。
20年後には日本に居住する中国人は1000万人を超えているだろう。もうそうなると日本は中国の一つの省みたいな状況になってしまうに違いない。今の日本の法律では移民目的の偽装結婚を取り締まることはできない。とにかく日本国籍を手に入れてしまえばあとはもうやりたい放題である。
人口の一割以上を中国人をはじめとする外国人が占めるようになったときに日本社会はどう変貌するだろうか。古き良き日本文化はどんどん失われ、がさつで行儀の悪い人たちが街で傍若無人に振る舞い、おとなしい日本人は肩身の狭い思いをして暮らさないといけないような、そんな雰囲気になるに違いないとオレは思っている。
今、中国資本が日本の土地を買いあさっている。水源地になるような山林がどんどん買われているそうだ。土地の私有が認められていない中国では土地というのは国家からの借り物である。しかし日本ではゼニを出せば自分の土地が手にはいるのだ。日本人でなかったら日本の土地を買えないというルールはない。だから中国の資産家は日本の土地を買い占めるのである。もしも南西諸島のどこかの島の土地が完全に中国人に買収されて、突如その島が独立宣言したり、中国領土への編入を希望した場合、日本政府はどう対処するつもりなのだろうか。外国人の土地所有に関してなんの規制もない日本では、そのような事態の発生に対して全く準備されていないのである。だからオレの危惧することは必ず起きるとオレは思っている。尖閣どころかもっと日本本土に近い島が突如中国領と宣言されてしまうことだって考えられるのだ。民主党政権はその時にどうするつもりなのだろうか。おそらく何も考えていないだろう。
年々増大する医療費や社会福祉関連の予算、そしてかさむ生活保護費によって国家財政は今の倍以上の借金を20年後には抱えているだろう。国債の発行高が2000兆円なんてことになれば、国民の金融資産を超えてしまうわけで市中銀行にはそれを買うだけのキャッシュがないことになる。法律を改正して日銀が国債を無限に引き受けるという大技以外にその状況は支えられない。かくして円の流通量はどんどん拡大して相対的な価値が下がる。どうしようもない円安がやってくるのである。円安は輸出企業に追い風かも知れないが。20年後にはすでにほとんどの輸出企業は壊滅しているから、そのときに円安になってくれてもその恩恵を享受できる企業はもう生き残っていない。極端なドル安円高の結果多くの日本企業が倒産してしまい、日本経済が完全に崩壊してから為替は円安に向かうのだ。そのときの日本にいるのは多くの無気力なニート予備軍の若者たちと、生活力旺盛なアジアからの移民たちである。生き残った団塊の世代の人たちはそのときに何を思うだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月04日(火) |
高級車ほど簡単に盗めるのである! |
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高くてオレが買えないような一部の高級車には「イモビライザー」という盗難防止装置が装着されているらしい。このイモビライザー(Immobilizer)というは電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムの呼称である。これが装着されている場合は盗難は不可能ということで、もしも盗難にあっても保険会社は「盗難は不可能なんだからおまえは詐欺だろ!」という主張を展開してきて保険金を払ってくれないということがあったらしい。その盗難防止の切り札だったはずのイモビライザーのおかげで、簡単に車を盗めるということが今起きているらしい。朝日新聞の記事を引用しよう。
高級車盗、イモビカッター猛威 電子ロック破る器具流通 2011年1月3日23時14分 愛知県警が押収したイモビカッター
車の盗難を防ぐ切り札と言われてきた「イモビライザー」(電子式ロック装置)を装着した高級車が、次々に盗まれている。ロックを破ったのは「イモビカッター」と呼ばれる手のひらほどの器具。ネットなどを通じて売買されているが、カッターの所持や売買を直接取り締まる法律はない。捜査関係者は、自動車の新たな脅威になる可能性があると指摘している。 セルシオやクラウンなどトヨタのイモビライザー装着車ばかり36台(総額1億1千万円相当)を盗んだとして愛知県警が2010年、男4人を窃盗容疑で逮捕した。グループの関係先を捜索したところ、「イモビカッター」が見つかった。 カッターを車に接続すると、車載のコンピューターがあらかじめ犯人の用意した偽の鍵を、正規の鍵と誤認してエンジンがかかる。
「うわさを聞いてネットで探したら、2万6千円で買えた。一つで複数の車種を簡単に盗めた」。メンバーの一人は、県警の調べにそう供述した。販売店で故障箇所の点検や車の設定変更、合鍵の作製などに使われている機器のうち、合鍵の作製機能を何らかの方法で不正にコピーしたものだという。 県警は10年11月、このグループにネットオークションを通じてカッターを売ったとして、京都市の電子機器販売業の男性(60)宅を窃盗幇助(ほうじょ)の疑いで捜索。カッター2個を押収した。現在も捜査中だが、男性は調べに「1個約2千〜3千円で約300個仕入れて転売した」と供述したという。 警察庁がカッターの存在を初めて確認したのは10年2月。全国でカッターが使用された件数などは把握していないというが、捜査幹部は新たな手口による自動車盗の増加を懸念する。 従来のイモビライザー装着車の窃盗は、鍵を認識する車載コンピューターを、別の特殊な装置にそっくり取り換えてエンジンを作動させる方法が主流だった。これだとエンジンがかかるまでに5分ほどかかったが、カッターを使えば1〜2分程度で済んでしまう。 09年、鍵を車内に置いていなかったのに車を盗まれた事件は全国で1万8777件。この5年で半減したが、イモビライザー装着車の被害は1525件で逆に2割増えた。 自動車セキュリティーの外資系コンサルタント会社「SBDジャパン」(名古屋市)によると、カッターが流通し始めたのは中国とみられる。国土が広く自動車サービス網が不十分なため、遠隔地などの修理業者らにコンパクトな器具が求められたという。 イモビライザーは年々、システムが複雑になり、流通が確認されているカッターでは各メーカーの最新車種を盗むことはできないとされる。トヨタ広報部もカッター対策については「既に実施済み」としている。 だが、SBDジャパンの担当者は「いずれ最新車種に対応したイモビカッターが流通するだろう。メーカーと窃盗団のいたちごっこは続く」と話す。 警察庁は、業界団体を通じてメーカー各社にイモビライザーの高度化を要請。ネットオークション事業者には、カッターが出品された場合、サイトからの削除を要請しているが、オークションを通じた転売は続いているのが現状だ。 SBDジャパンは自衛策として、物理的にハンドルを固定する「ハンドルロック」やセンサー式警報装置をつけたり、街灯があって人目に付きやすい場所に駐車したりすること、車内に荷物を置かないことを挙げている。(角拓哉、八木拓郎、久保田一道) ◇ 〈イモビライザー〉 鍵に埋め込んだ電子チップのコードと、車両本体のコードが一致しないとエンジンが始動しない仕組みを用いた電子式ロック装置。100万超のコードがあり、自動車盗難の防止に最も効果があるとされる。1990年代後半に登場して以降、装着可能車種は高級車以外にも広がり、日本自動車工業会によると2009年は156車種だった。
イモビライザー破りのこの道具は中国製のようだ。修理業者のためのこの道具が大量に生産されて日本に流れてきて、そして犯罪組織に使われているのである。窃盗団は高級車に狙いを付けて盗み出すわけだ。1〜2分で盗めるということなので、うっかりコインパーキングなんかに駐めていると簡単に盗まれてしまうのである。
どうすればこのような盗難を防ぐことができるのか。自動車メーカーはシステムを複雑化して流通するイモビカッターに対応しているというがしょせんはいたちごっこである。やはり犯罪組織を徹底的に叩いて壊滅させるにはおとり捜査に尽きると思うのだ。わざと盗みやすい所にGPS発信器を装着した高級車を駐めておいて犯罪組織に盗ませ、その運ばれるルートを追跡して盗まれた車の保管場所を特定できれば組織を一網打尽にできるのではないか。それと同時に厳罰化である。末端の実行犯で懲役10年くらい、組織のボスは死刑にするくらいの厳罰でこのような事件には対処してもらいたいのである。
自動車産業は日本経済の根幹部分である。それを揺るがせるこのような犯罪に対して、自動車業界や警察は絶対に日本国内では発生させないという強い態度を表明することが必要だ。また、国内で自動車盗を100%阻止できるということになれば、それは他の犯罪防止にもつながるのである。多くの犯罪が盗難車によって起きていることを考えれば、遠隔操作で車を動かなくする装置や、突如大きな警報音が鳴り響いて異常を知らせる装置の装着も必要である。盗難時の走行中に「この車は今盗まれています!」と連呼するような装置を載せれば盗人はクルマを捨てて逃げるしかないのである。
あとはやはり駐車場そのもののセキュリティを高めるしかない。マンションなどの駐車場には必ず監視カメラを置いて不審者の出入りをチェックするとか、高級車を駐める場合は必ず機械式の立体駐車場に置いて、盗人がクルマに絶対に近づけないようにするとか、クルマの中に留守番の人を残しておくとかである。
日本が世界に誇れるのはやはり治安の良さである。ところが自動車盗が多発しているということになればその「治安の良さ」という長所がなくなってしまうことになる。治安がいいから人々は安心して暮らせるのだ。その長所を守るためにも、このような犯罪を根絶することが大事なのである。
盗んだクルマは海外に輸出される。日本で盗まれた高級車は中東やロシアで堂々と販売されているという。日本での窃盗団が、外国ではまっとうな自動車ディーラーのふりをしていることもある。相手国の警察と連携して、そうした組織を徹底的に壊滅させないとだめである。そのためにはまず供給源を絶つことだ。考えられるあらゆる方法を使ってとにかく自動車盗を撲滅しないといけないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月03日(月) |
今年も繰り返される餅の悲劇 |
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オレは毎年お正月になると餅の悲劇を訴えている。2009年01月02日(金) 「もちはこんにゃくゼリーの100倍危険である」で理不尽なこんにゃくゼリー攻撃を批判したわけだが、その後も餅による死者は後を絶たなかった。今年の正月も早くも全国各地で犠牲者が出ているのだ。どうしてこんなに危険な食品を野放しにしているのか。マンナンライフのこんにゃくゼリーを規制した理由は、野田聖子が地元業者のこんにゃくゼリーが売れるように便宜を図ったからだという説があるが、本当に規制すべき食品は実は餅であることにどうして気づかないのか。餅による事故を報道する記事を産経新聞から3本引用しよう。
餅詰まらせ都内で6人死亡、24人搬送 ほとんど60代以上 2011.1.2 22:40 東京都内で1日から2日にかけ、餅を喉に詰まらせて24人が病院に搬送され、うち70〜95歳の男女6人が死亡したことが2日、東京消防庁のまとめで分かった。 東京消防庁によると、6人は自宅で雑煮などを食べた際、喉に詰まらせ意識を失った。搬送されたのはほとんどが60代以上。「小さく切って食べ、慌てずによくかんでほしい。お年寄りや子どもがいる家では家族がそばにいて」と注意を呼び掛けている。
和歌山でも…雑煮の餅詰まらせ57歳男性死亡2011.1.1 18:47 1日午前11時35分ごろ、和歌山市紀三井寺の男性(57)宅で、「男性がもちをのどに詰まらせた」と家族から119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性はすでに心肺停止状態でまもなく死亡が確認された。 和歌山西署によると、男性は家族ともちの入った雑煮を食べていたという。
雑煮の餅を詰まらせ81歳男性死亡 埼玉・春日部市 2011.1.1 17:18 1日午前9時40分ごろ、埼玉県春日部市大枝、無職、谷口茂さん(81)が自宅で食事中に餅を喉に詰まらせ、妻(68)が119番した。駆け付けた救急隊員が餅を取り出して病院に運んだが、死亡が確認された。 春日部署によると、谷口さんは妻と長女(48)夫婦の4人で雑煮を食べていた。四つ目の餅を食べていて、喉に詰まらせた。
このように餅をのどに詰まらせて死亡するという事故が全国各地で相次いでいるのだ。これはもう食品テロと呼ぶしかないのである。もしも同様の事故がアメリカで発生すればどうなるだろうか。何しろアメリカはマクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷をしたからと数億円の賠償を請求される国である。日本から「サトウの切り餅」なんかが輸出されてそれを食べた高齢者がのどに詰まらせて死亡すればどれだけ高額の賠償を請求されるかわからない。もしも海外にこの危険な食品が輸出されているのならば今すぐに輸出を差し止めるべきだ。
どうしてもこの「餅」という危険な食品を販売したいのならば、商品のパッケージに大きく「食べ方を間違えると死にます!」と明記すべきだろう。その危険を常に意識して慎重に食べないといけないのである。
オレは餅が好きだ。しかし、命がけで食いたいとは思わないし、それによって多くの人が犠牲になっているという現状を考えたとき、危険食品として政府が餅を食べることを禁止したとしても「やむを得ない」と思っている。その時は潔く餅を食べることはあきらめるつもりだ。自分の「餅を食いたい」という単純な嗜好よりもやはり公共の福祉は優先されるべきである。だからもしも政府が「餅を食べることを禁止する」という通達を出せば黙ってそれに従おうと思っている。
どうすればこのような餅の悲劇を無くせるのだろうか。餅を食べるという習慣が日本人の生活と深く結びついている以上、このような悲劇はもしかしたら日本人の一つの宿命かも知れない。毎年多くの犠牲者が出るということはもはや逃れられない運命であり、我々日本人はその運命を甘受することしかできないのかも知れない。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月02日(日) |
映画「ノルウェイの森」私感 |
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元旦の夜、映画が1000円になるこの機会にMOVIX堺で映画「ノルウェイの森」を観た。21:10からという時間のせいか、観客は自分たち2人を含めて6人しかいなかった。そんなにも人気のない映画なのか、あるいはもう旬を過ぎているからか、ネット上での酷評を読んで見に行くのをみんなやめたせいなのか。原作の愛読者であるオレは、たとえ駄作であろうとなんであろうととにかく映画を観ておきたかったのだが。
この作品を監督したトラン・アン・ユン氏は、おそらく作品の本質を誤解していたか、あるいは映画化するにあたって全く別物にしたかったのかのいずれかだろう。それがオレの映画を見た後の感想である。原作の小説を読んだときに感じたなんともいえない喪失感は映画の中には微塵も存在しなかった。はっきり言おう。小説の方は「大きな喪失に耐えながら生きようとする人々の物語」だが、映画はのテーマは「セックスと恋愛感情の乖離」としかオレには感じられなかったのである。
オレは菊地凛子という女優が好きではない。2006年の「バベル」で彼女が女子高生役を演じたのは日本人が外国人から見て幼く見えるからというだけの理由であり、日本では年齢的にそういう配役は回ってこなかっただろう。その4年後だから20歳の役というのは無理がありすぎる。小説を読んだときのオレのイメージは、儚げで壊れそうな美少女だった。もちろんそういう透明感のある美少女は、セックスシーンのある「ノルウェイの森」に出せないのかも知れないが、それならあっさりと映像化をあきらめればよかったのである。
菊地凛子は確かに「心が徐々に壊れていくヒロイン」を好演した。そう、セリフ棒読みのミドリ役の水原希子(映画には初めて起用されたらしい)などとは格が違う。しかし、それは小説に描かれる直子の姿とは違うのである。
「愛する対象に自殺された深い悲しみ」を表現する方法として、トラン・アン・ユン監督が松山ケンイチに鼻水やよだれまじりで絶叫させることしか思い浮かばなかったのならばそれは日本人の心性を理解しなさすぎる。もっと静かに、しかしもっと深く傷ついたはずなのだ。どうしてもっと別の描き方をしなかったのか。
直子はなぜ死ななければならなかったのか。オレは小説を読んだときにずっとその意味を考え続けた。少なくともこの作品が映画化されるということは、その問いに対して何らかの答えを用意してくれるはずだとオレは思ったのである。しかし、どこにもオレの期待したような答えはなかった。もしも原作を読まずにこの映画を観た人ならば、直子の死の理由を「愛していない相手に身体が反応してしまったことへの自己嫌悪」としか受け取らないだろう。そんなふうに誤解されてしまうことがオレはたまらなく悔しいのである。
オレは村上春樹の作品が好きだ。しかし、あまりにも彼の本は売れすぎ、多くの人に読まれすぎてしまった。そのために多くの「すぐにブックオフに売り飛ばしてしまう」連中にまで本が買われることとなった。彼の作品はどれも宝物として繰り返し読まれるべきなのに、ろくに価値も理解しない連中に誤解されて読まれることとなった。その誤読者の一人がトラン・アン・ユン監督だったのである。
小説の中で大切なのは本筋だけではない。細部にもきちっとした意味があるし、脇役のような登場人物にもちゃんと果たすべき役割があってそこに描かれているのだ。それを大胆に切り捨てたときに、必然的な行為の必然性が失われてしまう。レイコさんと二人で直子のお葬式を行ったときに、すき焼きを食べたはずなのになぜあんなわびしい食事なんだ。そしてレイコさんが知ってる限りの曲をギターで弾き、最後にノルウェイの森を弾く。あの場面こそ、この物語の中でもっとも大切な場面ではなかったのか。そこをなぜすっ飛ばしてしまったのか。
映画「ノルウェイの森」は原作である小説の価値を100とすれば、せいぜい10程度のものでしかないようにオレには感じられた。しかし、決して駄作ではない。この一年間でオレが観た映画の中ではやはり上位にランクされるし、もう一度繰り返し観てみたいと思う作品であることはまぎれもない事実である。だからこそあえて言いたいのだ。もうこの作品を映画化するような無謀なことはやめてくれと。あの作品世界をもうこれ以上勝手に歪めないでくれと。それがオレの勝手な感想である。どうかみなさんも実際に映画館に足を運んで観てきて欲しい。オレは最初から最後まで画面から目が離せなかった。気がついたらエンドロールが流れていたぜ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2011年01月01日(土) |
人は何のために生きるのか |
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今年、オレは50歳になる。これは人生の中でものすごく大きな節目である。平均寿命くらい生きられるとしても、人生はあと1/3くらいしか残っていないのだ。ぼやぼやしているとすぐにくたばってあの世に逝ってしまうのだ。それも突然病気が見つかってたちまちに余命数ヶ月を宣告されて・・・ということもあるかも知れないのだ。人生は有限なのにぼやぼやしてはいられないのである。自分にはするべきことがまだまだたくさん・・・と考えてオレはふと立ち止まってしまう。オレにとって「するべきこと」とはそもそも何だったのだろうかと。
オレは教師という職業の中でいったい何ができたのだろうか。オレはこうして日記を書き続けることで何を伝えることができたのだろうか。日々投資活動に打ち込んで株を売ったり買ったりして、あるいは為替取引をしてわずかなゼニを稼いでそれがどういう意味を持つのだろうか。
32年前、オレは失恋して人生に絶望していた。自分は生涯「非モテ」の道を歩むのだと思っていた。文学部というヤクザな道に進んだのは自分がちゃんと就職して企業戦士として日本の経済発展に貢献している姿など想像もできなかったからだ。
就職活動は思うようにいかなかったが、教員採用試験には合格していたので大学を卒業した春から南河内の片田舎で高校教師となった。かつて自分が否定した「大学受験の手段としての勉強」を教える中で、さまざまなことを自分は考えた。その間に進学校と世間では呼ばれる私学に移籍するということもあったが、基本的に自分の目指すところは変わらなかった。一人一人の生徒が自分の夢を実現できるように支えようということである。残念なことに自分は「何もの」にもなれなかった。だが前途ある一人一人の生徒たちにはしっかりと「何か」になってもらいたいというのが私の描いた目標だったのだ。
オレの両親は露天商だったが、母はよく「安定した勤め人が羨ましい」と語っていた。不安定な収入の中で一家の生計を支えるのは大変だったからだ。だからオレが公務員という身分を得たときにとても喜んだのである。オレは4年間の大学生活の中で自分がアカデミックな研究者にはとうてい向かないことを悟り、就職して競争社会に身をゆだねようと思った。しかし、自分が働くことができたのは「学校」という特殊な世界だった。そこに存在したのは生徒との心温まる交流よりも、むしろ嫉妬や憎悪やどろどろとしたくだらない人間関係の軋轢だった。公務員の世界は能力や実績が正当に評価される世界ではなかった。それゆえオレはあえてその身分を捨てたのだ。
人生は巻き戻せない。もしも自分が大学の学部選びからやり直せるのならば文学部なんて退屈な世界ではなくて、経済学部や国際関係学部といった「今の社会と共にダイナミックに動いている学問」を選んだことだろう。しかし、そのときのオレは「金儲け」を卑しいことだと思い、ゼニを左右に動かすだけで増やす連中のことを自分の敵だと勘違いしていた。もしも今オレが現代に生きる20歳の若者ならば、就職するのではなくて起業する方を選んだだろう。
教師としてオレは多くの生徒の人生に触れてきた。オレが教えた多くの若者が社会へと旅立って行った。卒業してから何年も経ってから街で出会うこともあれば、新聞の紙面でその活躍を発見することもある。人がこの世に生まれてきて、ただ一度のかけがえのない人生を送るということがどれほど価値あることなのかをオレはその都度感じてきた。だからこそ殺人は許されざる犯罪なのだ。一瞬にして一個の存在の未来の可能性をすべて奪い取るという意味で。
そこで再びオレは考えるのである。ではいったいオレは何のためにここに存在するのかと。自分は何を求めているのかと。教師として自分は十分に生徒に貢献できているのか。自分よりももっとふさわしい人間がたくさんいるのに、自分が勝手にこの場所を占めているだけなのではないだろうか。あるいはこんなことも考える。自分が株式市場や為替相場で他のプレイヤーからもぎ取ってきたゼニは何のために必要なのかと。もちろん自分が稼ぐのは家族のため、妻や息子たちのためという理由は成り立つわけだが、果たしてそれだけだろうか。自分がこの世に存在するということは、もっと何か別の意味があるのではないか。自分は死ぬまでに何かすべきことがあるのじゃないかと。
50歳になっても相変わらずその疑問を日々感じながらオレは生きている。この日記を書きながらオレはいつも「自分のなすべきこと」とは何かを思い描いているのだ。社会をよりよくするために自分には何ができるのか。苦しんでいる生徒たちのために何ができるのか。家族の幸福のために何ができるのか。
おそらくオレはずっとその答えを追い求めながら死ぬまで突っ走るしかないのだろう。人生50年をオレはすでに生きてきた。残された時間の中でオレができることはそれほど多くない。しかしオレはこれまでと同じく「よりよく生きるために」努力し、より多くの時間を自分を必要とする人たちのために費やすだろう。その中でほんのちょっとだけ趣味や読書の中で「自分の幸福」を追求することも忘れないわけだが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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