江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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2009年03月31日(火) |
ブログで暴言を書くということ |
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21世紀枠で春の選抜高校野球に出場した宮城県の利府高校の選手が、自分の携帯ブログで対戦相手の掛川西の選手のことを「変な顔のやつばっか・笑」「昭和くさい」などと貶していたことが問題になってる。暴言の中味だが、変な顔というのはまだわかるとして、「昭和くさい」とはどういう意味だろうか。昭和生まれのオッサンみたいな顔をしてるという意味なんだろうか。オレも昭和生まれなんだが、平成のへなちょこ野郎よりも昭和生まれの方がかっこいいのである。まあそんなことはおいといて、日頃ブログで暴言ばかり書いているオレにとって、今回の事件はなかなか興味深いできごとであった。それで今日はブログの暴言はどこまで許されるのかという問題に関して述べてみたい。以下の記事はスポーツナビからの引用である。
センバツ球児、ネットで相手侮辱=利府高、高野連が厳重注意 選抜高校野球大会に出場している利府高校(宮城県利府町、菊地茂樹校長)の部員が、自身のインターネットのブログに1回戦で対戦した掛川西高校(静岡)をばかにする書き込みをし、読んだ人から苦情が寄せられていたことが30日分かった。利府高は29日に日本高校野球連盟に事情を説明。日本高野連は厳重注意処分とした。31日の準々決勝、早稲田実業高校(東京)戦には予定通り出場する。 菊地校長によると、部員同士の対話を目的としたブログに23日、部員1人が掛川西高について「変な顔のやつばっか、笑 昭和くさい」などと書いた。部員は2日後に削除したが、1回戦のあった27日に苦情が来たという。利府高はブログを閉鎖し、掛川西高側に謝罪した。 利府高は昨秋の地方大会の成績や文武両道などの要素を評価され、21世紀枠で選ばれて甲子園初出場を果たした。
もしも利府高校の選手の暴言がベンチ内で発せられたものだったらどうだろう。 「カントク、むこうの選手の顔、ちっともイケてないですね!」などと話して、それを聞いたカントクが「ばかもん、顔じゃなくて野球で勝て!」と一喝してから笑い飛ばしてそれで終了だっただろう。その程度の一瞬のやりとりで終わってしまうようなことであっても、それが公開の場でブログという形で文字に残ってしまった以上、書かれた内容が一人歩きすることは仕方がない。それはブログというものの性質を理解していなかった愚かさゆえの過ちである。利府高校の選手は今回の事件のことに関して深く反省し、掛川西の選手にきちっと心からお詫びすべきだろう。
インターネットが世界に開かれている以上、オレの暴言日記の読者は世界中にいる。よく中国やアメリカの悪口を書くので中国やアメリカからのアクセスも多い。中国から送られてくる謎のウイルス付きメールも無数にある。
ただ、暴言を書くときにオレが心がけていることは、特定の犯罪者やゲス野郎を罵倒する時以外は、できるだけ個人を罵倒しないということである。相手を特定せずに対象を曖昧にしてしまうのだ。たとえばここで「男はみんな変態だ!」と書いても、日本中の男がオレに向かって「オレは変態じゃないぞ、暴言を取り消せ!」と抗議してくることはまずない。ところがここで「東京都葛飾区に住む男は変態だ」などと書いてしまうと、葛飾区長から直々の抗議文が届くかも知れない。それは根拠のない誹謗中傷になってしまうから出ある。
今回の事件、書き手が利府高校の野球部員であることがもしもわからなかったとすれば、つまりただの高校球児の匿名ブログならばさして問題になることもなかっただろう。特定されたことが何よりも大きいのである。特定されたからこそ、そこに書かれたプロフィールに「趣味:AV鑑賞とたまに飲酒」などとあることが大問題なのである。誰のものであるか特定さえされなかったらそれこそ「趣味:覚せい剤の注射」と書いてあっても高野連はどうしようもなかったのである。
オレはここでかなり過激な暴言ブログを書いている。いちおうオレは江草乗という筆名で書いているわけだが、オレのスタンスはあくまで反権力、反アメリカ、反中国、反悪しき平等思想、反自民党政権、反イナカモンドリームである。罵倒する相手がそうした巨大なものである場合は、その内容がかなり過激であっても許されるとオレは考えている。オレがここでアメリカの悪口を書いたから突如NYダウが暴落するとかドルが下がるとかいうことはありえないわけである。書いたところでたいした影響力がないことは空しいことかも知れないが、だからこそ安心して書けるのである。
あと、オレが自分に禁じてるのが、誰かのブログの内容を話題にして「こんなアホなことを書いてるヤツがいる」という類のものである。オレの内容を勝手にぱくってる盗作ブログを罵倒したことはあるが、オレと違った意見を述べているブログがあっても意見は人それぞれだから全く気にしない。そんなことにいちいち腹を立てても仕方がないのである。中にはオレの日記の内容を引用して「こんなアホもいる!」と書いてる方もいるが、オレはわざとアホなことを書いてるのである。世の中には洒落の通じないバカもいるのだなとオレは脱力しつつ読むだけである。
オレの日記に付けているメールフォームには毎日のように感想や抗議のメールが来る。その比率は感想や激励が7に対して抗議が3くらいである。内容から考えてもっと抗議が多くても不思議ではないのだが。できるだけ返信するようにしているがメアドが間違っていて戻ってくるものもあるし、中には chinko@manko.comなどとありえないようなふざけたメアドを書いてあるのもあって返信しようがない。 「氏ね」などの一言メールも多い。 「おまえのような教師が日本をダメにしてるのだ!」と書かれたこともあるが、オレがそんなに影響力のある教師であるのならそれは一種の褒め言葉だろうと感謝して受け取ることにしている。
暴言というのはひとつの言語遊戯であるとオレは思う。いかに読み手をうならせ、インパクトがあるコトバを対象にぶつけることができるかどうか、それが暴言の神髄である。昔オレがパソコン通信というムラ社会で遊んでいた頃、オレはよく罵倒相手に対して「おまえのようなクソ野郎は100回死にやがれ!」と罵倒した。もちろん人は1回しか死ねないわけでそんなことは現実には不可能なのだが、そのニフティサーブというムラ社会の中では、「100回死ね」というのが江草乗の決めゼリフとして認知されていたのでさして問題視されることはなかった。それは力道山の空手チョップやジャイアント馬場の16文キックみたいなものだったのである。公開の場で書いている今なら、同様の発言は「死ねとはなんという暴言だ!」と問題視されるだろう。だからオレはこの「死ね」という罵倒文句は死刑になるのがふさわしい悪党にしか使わないし、よほどのことがない限り使わないでおこうとふだんは封印してるのである。
オレは今書いている暴言をもっと磨いてその技を高めて、いつか暴言の世界の頂点を極めたいと大それたことを思っている。「こいつ、なんてむちゃことを言うんだ!」と読者があきれながらも共感してくれる、そんな愛のある暴言を目指したいのである。それは限りなく困難なことかも知れない。かつてニフティサーブの掲示板で多くの罵倒合戦を戦い抜いて罵倒王の称号を得たオレが、日々日記を更新しつつ胸に秘めているのはそんなふざけたことなのである。そういうわけで読者のみなさん、今日もこのくだらない文章を読んでくださってありがとうございます。m(_ _)m
そんなオレの確信犯的な暴言に比べれば、今回問題にされてる利府高校の暴言は本当につまらない情けない低レベルである。おそらく書いていた選手は、仲間内の交換日記程度の感覚だったんだろう。外部の者が見ていることなどちっとも考えなかったのだろう。それは暴言の内容云々の問題ではなくて、インターネットや携帯電話を通じたコミュニケーションについての教育に不備があっただけのことである。便所の落書きのような内容を、便所ではない公開のところに書いてしまったという愚かさである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月30日(月) |
高速道路1000円の効果はいかに? |
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3月28日にスタートした高速道路の1000円乗り放題だが、GWほどの大混雑にもならずに落ち着いたスタートだった。しかし、来週は京都でそろそろ桜が満開になりそうで観光客がどっと繰り出すような気もする。それがこれからしばらくは毎週やってくるわけだし、それこそGWになれば北から南まで縦横無尽に走り回れるわけで大量のマイカーによる旅行者が発生しそうである。もちろんこれが「京都議定書なんかくそくらえ」というひどい政策であることは百も承知で、しょせんは 景気対策>環境保護 ということなのである。
もしも同様の政策を昨年の今頃やっていたとしても、ガソリンがとてつもなく高かった時には意味がなかったわけで、今みたいにレギュラーガソリンがリッター100円くらいで入れられる安値水準だからこそ「高速道路でどこまでも行ける」というのが値打ちがあるのである。もしも自分が大学生くらいの時にこんな政策が実行されていれば、それこそ旅行しまくっただろうなと思うのである。金曜日の朝くらいに家を出て、その日の0時を過ぎるくらいに青森に到着するとかいうふうに、制度をフルに活用しただろう。
「内需拡大」が景気対策に有効なのはわかるが、その前提として「これまで使わなかったゼニを使ってもらう」ということにならないと意味がない。つまり、この「1000円乗り放題」は、旅行する気などなかった人に旅行させないと意味がないのである。もともと出かけるつもりでいた人が「安くついてラッキー」ということでは全く意味がないのだ。そのことをよく考えて、実施効果を検証しないといけないのである。
投資家のオレはこういう時はどの業界に波及効果があるかということを考える。高速代が安くなって走行距離が伸びればガソリンの消費量が増えるだろう。ということで新日本石油や東燃ゼネラルのような石油元売り各社の業績が向上するだろう。またクルマが売れなくて苦しむ自動車メーカーにとってもかなりの追い風になるだろう。しかしJR各社は旅行者をクルマに奪われるのじゃないだろうか。12000円で乗り放題という割引切符の販売で取り戻したいようだが、そんな安すぎる切符を出したらますます売り上げが落ち込むだけである。
大都市圏からクルマで週末に行くのに手頃な距離の温泉などの観光地はかなり賑わってるのではないだろうか。大阪から讃岐うどんを食いに行くとか、モテない男女が縁結びの祈願に出雲大社に行くとかである。鳴門の渦潮観光船が予約でいっぱいになってるなどの新聞記事を見ると、そのくらいの距離が手頃なんだなと思う。さすがにいくら1000円でも鹿児島まで走るのは遠すぎる。
また、高速道路を途中で降りたらもう一度1000円払うことになるので、降りないでSAで飲食するということになり売店やレストランがかなり混み合ってるのだという。高速のSAと言えば高くてあんまりおいしくないというのが相場だったが、どの程度それは改善されてるだろうか。いろいろと工夫したご当地メニューが登場してるようでちょっと期待してしまうのである。
オレの妹の嫁ぎ先のクルマが日産エルグランドだった。それを今年の2月に買い替えた時に、オレは「娘たちも大きくなって家族でディズニーランドなんてこともこれからはなさそうだからもっと小さいのでもいいんじゃないか?」と勧めたのだが結局またエルグランドになった。しかし、高速道路を快適に長距離走るという目的から考えればエルグランドのようなクルマはぴったりなのである。馬鹿でかいクルマには批判的なオレも、その快適さはやはり認めざるを得ない。
いつもは週末にかなり混雑している北花田のイオンモールも、この週末はそんなに混んでいなかった。遠くに出かける人たちが増えてその結果空いていたのだとすれば、政策の効果が出ているということである。
高速代は確かに安くなった。しかし、遊びに行けばもっとゼニをつかうことになる。家族5人でレストランに入ればやはり5000円くらいは払うことになるだろうし、お土産を買えばすぐに2000円、3000円は使うことになるだろう。大阪からクルマで少し足を伸ばせば、松江や宍道湖にも行けるし、岡山にも広島にも行ける。北陸に行くのもすぐだ。同様に田舎から都会にも簡単に来られるわけで、岡山や広島の人が、「京都で花見をしたい」と今度の週末に押し寄せて大混乱が起きるかも知れない。そうしてみんなが余分なゼニを使いまくることを政府が狙っていたのならば、これまで国民から馬鹿にされ続けていた麻生太郎の唯一の業績になるかも知れない。この政策の効果をオレはしばらく見守っていたいと思っている。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月29日(日) |
映画『ワルキューレ』を観て感じたこと |
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第二次大戦末期のドイツで実際に起きた「ヒトラー暗殺未遂事件」について描いた映画『ワルキューレ』を観てきた。暗殺未遂事件そのものは世界史の中の一事実としてしか理解していなかったが、映画を観てさまざまな当事者たちの想いが伝わってきた。
ヒトラーが連合軍によるベルリン占領の時に自決したことは多くの人が知ってる。そのときに死んだと言うことは、暗殺計画は失敗に終わったということである。つまり、この映画の結末というのは別に観なくても観客はみんなわかってるのである。それでもオレがこの映画にぐいぐいと引き込まれたのは、自分たちの計画をなんとしても成功させなくてはという実行者たちの熱い想いが伝わってきたからではないだろうか。
もしも日本で同様のことを起こそうとしていたらどうだっただろうか。昭和天皇を拉致してしてクーデターを起こし、軍の実権を握って停戦に持ち込む和平交渉を行うような動きがあれば歴史はどのように変わっていただろうか。天皇に停戦命令の詔勅を書かせ、それを使って軍を動かし、連合軍と和平交渉に持ち込むことができていれば・・・ということをオレは思うのである。マリアナ沖海戦に敗れ、サイパンやグアムが陥落した時点で日本本土が空襲圏内になってしまった。その時点で停戦して和平交渉を進めていれば、沖縄戦の悲劇も東京大空襲も、原爆投下も起きなかったと思うのである。
戦争の終結を遅らせることで多くの犠牲者が出ることとなった。いや、8月15日に終戦を迎えたことで救われたという見方もあるかも知れない。あの時本土決戦や一億玉砕を叫んだ軍人たちがいたこともまた事実なのだ。
連合軍のノルマンジー上陸作戦で決定的なダメージを受けたドイツ軍はすでに敗色濃厚だった。戦争を一日も早く終結させることで犠牲を少なくしたいと願う者たちがドイツ軍の内部にいたとしても不思議ではない。一人でも多く、戦場で失われる部下の命を救いたい・・・トム・クルーズが演じるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐もその一人だった。軍内部の人間であるからこそ、彼は多くの事実を知る立場にあった。ヒトラーという狂気を取り除かない限り、この大戦を終結させる手段はないということを理解していたのである。
周到に準備された暗殺計画はなぜ失敗したのか。どんなに完璧な計画であっても、それが成就するかを最後に決定するのは、人智を越えたところにある何かなのかも知れない。穴だらけの計画でも成功するときもあるし、完璧なシナリオだったはずがあり得ないような手違いによって破綻することもある。
オレは帰宅してからネットで「ヒトラー暗殺未遂事件」に関して調べてみた。そこで驚いたことは、事実に基づいた映画だけあって本人たちに似た俳優が起用されていたということである。ヒトラーは誰が観てもヒトラーだし、宣伝相のゲッペルスもそうだった。トム・クルーズがクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐本人に似ていないことを除けば、フロム大将は実物と同じく海坊主みたいなオッサンだったわけで、映画を観る前にもう一度確認しておくべきだったと改めて思ったのである。そのあたり、全然本人と似ていないアイドルタレントを起用していても平気な日本映画とは大違いである。
オレが映画の魅力をはかる時に使う一つの物差しが「時間が気になったかどうか」である。映画を観ながらふと「あと何分くらいだろう?」と時計を気にするとすれば、それはその映画がつまらないからあと何時間耐えればいいのかを確認することに他ならない。しかしオレはエンドロールが流れた時にはじめて「えっ、もう終わるのか」と驚いたのである。始まってから2時間という時間が経ったこともすっかり忘れていたのである。
ベルリンにある旧国内予備軍司令部の中庭の壁には、事件の関係者の追悼碑文がある。そこにはこのように記される。
1944年7月20日に ドイツのために ここに死す
ルートヴィヒ・ベック上級大将 フリードリヒ・オルブリヒト歩兵大将 クラウス・グラーフ・シェンク・フォン・シュタウフェンベルク大佐 アルブレヒト・リッター・メルツ・ヴォン・クヴィルンハイム大佐 ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉
あなた達は恥辱に甘んじなかった あなた達は抵抗した あなた達は送った 改心の偉大で目覚めた合図を 自由と正義と名誉のために あなた達の熱い命を犠牲にして
関連図書: ドキュメントヒトラー暗殺計画 ヒトラー暗殺計画 (中公新書 (744)) ヒトラー暗殺計画 (徳間文庫) ヒトラーを狙った男たち―ヒトラー暗殺計画・42件 通達、総統は死んだ―ヒトラー暗殺計画 (1979年)
P.S.こちらにはぴよさんによる『ワルキューレ』の感想があります。興味のある方はぜひごらんになってください。
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2009年03月28日(土) |
美女と結婚した男の方が浮気をする法則 |
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今日の日記は18禁、R指定である。お子様はここから先を読んではいけない。
藤原紀香と陣内智則が離婚した。この一件に関して世間では「あんな美女と結婚してるのに浮気をする陣内が悪い!」という見方が多いようである。男の浮気やDVが離婚の原因であり、紀香は被害者であるということにするならば芸能界での活動にも支障がないし自分のイメージが傷つくこともないということだ。しかし、オレはいろいろと余計なことを考えてしまうのである。それは浮気相手(及川奈央という話だが・・・)の側からのとらえ方である。
二人の結婚に関してはいろんなウワサがあるのだが、オレがもっとも笑ったのは「紀香が部屋に鍵を掛けていて中に入れてもらえず、セックスができない!」という話であった。せっかく結婚したのにそうやって拒否されるのならば、なんだか陣内智則がかわいそうなのである。健康な男性がそのような状況に追い込まれれば、オナニーをするか浮気をするか夢精をするかのいずれかの状況が起きるような気がするのだ。藤原紀香のような美女と結婚したのに、毎晩オナニーをするオッサンというのもなんだか哀れである。もちろん世の中には自慰道を究めることを人生の目的にしていて、結婚していても自慰を欠かさず行ってる人もいるかも知れないが、陣内智則がそういう求道者であるかどうかはわからない。ただ、そこで彼が夢精でも自慰でもなく「浮気」という選択をしたとすれ、まあそういうこともあるかなと思ってしまうのである。
ここに美女と結婚したはずなのにその性欲をもてあます暴走野郎がいる。そういう男に近づいてくる女性というのはどんなことを考えてるのだろうか。「この人にはものすごく美人の奥さんがいる。それでも私と浮気をしたということは、私の魅力はその奥さんよりも上なんだわ!」などという形で自尊心を満足させる女もいるのではないだろうか。そしてきっとベッドの上でこんなことを言うのである。
「奥さんと私と、どっちがいい女?ちゃんと答えてね」
それに対して、ふつうの男はこう答えるだろう。
「おまえの方が女房よりもずっといい女だぜ!」
かくして浮気相手の女性は自尊心を満足させ、男性は自己の性欲を満足させるのである。いくら藤原紀香が聖女であっても、男は性女の方が好きなのかも知れない。そしてオレは別のことも考える。つまり、妻が美女であればあるほど、それを知る浮気相手は男を寝盗ったときに「わたしの方が奥さんよりも上よ!」と思うのではないだろうか。(この上というのは女としてのレベルが上という意味であって、Hの時に上になるという意味ではないことを断っておく)
そのようなことを浮気相手の女性が考えるとするならば、美女を妻にする男性の方が浮気のチャンスが増えると言うことになる。つまり、醜女(ぶす)と結婚している男性が浮気相手に向かって「女房よりもおまえの方がいい女だよ」とささやいてもそんなことは至極当たり前のことであり、そんなことを言われても全然嬉しくないばかりか、あんな女と比較されたのかとかえって傷ついてしまうのである。 「きみはサルよりも賢いね」とほめられるのが侮辱であるのと同じことである。しかしこれが藤原紀香を妻とする男性が「女房よりもおまえの方がいい女だよ」と言うと全然意味が違うのである。ものすごく価値ある褒め言葉なのである。そう言われてたいていの女性は悪い気はしないだろう。中には「あんなブスと比べないでよ!」と傲慢にも答える叶姉妹みたいなのもいるかも知れないがそれはまあ論外だ。
男性の妻が美女であればあるほど、その美女から奪い取ったという征服欲を浮気相手の女性は感じるのである。 「勝った!」と思うのである。醜女(ぶす)と結婚している男性にはそういう価値は存在しないのだ。美女と結婚してる男性の方がモテるのはそういう理由からである。モテない独身男性にしてみれば、美女と結婚してる男性よりもフリーの自分を選んでくれと思うだろう。しかし、モテない独身男性など女性から見ればなんの価値もない石ころみたいなものなののである。そういう男に寄ってくるのは、最初から競争をあきらめた安全志向の女たちなのである。そういう女というのは腐女子であったり、酒乱であったり、醜女(ぶす)である可能性が高いのである。これはオレの全くの偏見なんだが、そもそもこの日記自体が暴言日記なのでここでは偏見いっぱいに書いているのである。
かくして美女を妻にした男性ほどますますモテるというモテ度格差拡大現象が発生するのだ。富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなるのである。それが世の中の法則なのである。金持ちがどんどんさらに金持ちになり、貧乏人がますます貧乏人になるように、放置すれば富は偏在する。その自然の摂理を人工的に操作しようとしても無理なことなのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月27日(金) |
泥酔者は乗車拒否しましょう! |
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ブログランキングの投票いつもありがとうございます。クリックすれば今のランキングが何位かを確認できます。読者獲得のためにご協力をお願いします。私の日記よりも100倍面白い 侮ログをご存じでなかったらぜひ合わせてお読みください。
酔っぱらいを乗せるタクシーの運転手は大変である。行き先を言えないくらいにぐでんぐでんに酔っぱらってる馬鹿もいるし、車内にゲロを吐いて汚す馬鹿もいる。ゲロを吐かれればもうその車両は使えない。そういうわけでものすごく迷惑なのである。しかし、酔っぱらいだからと乗車拒否するわけにもいかないのである。そういうわけでオレはタクシーの運転手のみなさまには本当に同情する。そんな大変なお仕事なのにクルマが増えすぎたせいで賃金水準が低いという。タクシーの運転手が失業者の受け皿になっている側面もある。くだらない景気対策する前に、そこに補助金を出して増えすぎたタクシー運転手がみんな満足に食えるようにすべきだとオレは思ってるぜ。それこそ昔の農地解放みたいにタクシー会社を解体してみんな個人タクシーにして、利益を中間搾取されずにみんな運転手が受け取れるようになればかなりタクシードライバー一人当たりの収入は増えるだろう。
そのタクシーが客を降ろす場合、どんな行き先であっても告げられた場所にお客をお連れしないといけないわけで、それがタクシー強盗に絶好の場所であったとしても、「そんなところに行きたくありません」とは言えないわけで、結果的に殺されてしまったりするのである。なんと理不尽なことだろうか。山の中であっても客が「ここで降ろせ!」と言えば降ろすしかないのである。それが客商売の宿命である。制服の女子高生がどう考えても援助交際相手と思われるオッサンと乗ってきて、ホテル街で「降ろせ!」と言ったとしても、そこで「お客さん、悪いけど警察に行かせてもらいます」とは言えずにホテル街で客を降ろさないといけないのである。そこで下手に正義感を働かせてはまずいのである。
愛媛県で起きたこんな事件の判決が出た。
泥酔学生下車し凍死、タクシーに賠償命令 松山地裁 2009年3月25日22時41分 松山市の山中で07年、愛媛大学医学部の男子学生(当時23)が凍死したのは個人タクシーの運転手(64)が泥酔した学生を現場付近に降車させたためだとして、遺族が慰謝料など5千万円を求めた訴訟の判決が24日、松山地裁であった。武田義徳裁判官は「最寄りの警察署などに降車させるべきだった」として安全配慮義務違反を認め、約4100万円の支払いを命じた。 判決によると、学生は07年12月21日夜、松山市内で友人らと酒を飲み、22日未明、帰宅するため1人でタクシーに乗った。運転手は松山市玉谷町の国道で降車させ、学生は約200メートル歩いたところで石手川の河原に転落して凍死した。降車場所は学生の自宅から約4キロ離れた山中だった。 裁判で運転手側は、降車時の状況について「学生が停車を指示し、『間違いないのか』という問いに対して『ここでいいです』と答えた。酔っているようには感じなかった」と主張した。しかし、判決は、学生の飲酒量やタクシー内でのやりとりなどから「学生は泥酔しており、運転手も認識していた」と認定。こうした主張を退けた。 そのうえで「運転手は現場付近の地理に詳しく、泥酔した学生を降車させれば、転落や凍死の危険性があることは明らかだった」と指摘した。
「こんな場所で降りるなんて・・・」と思ったとしても、そこで「降ろせ」と酔っぱらいが言い出したら降ろすしかない。もしも降ろさなかったら客が暴れたりするだろう。客の支持に従わずに勝手な行き先で降ろすわけにはいかないのである。少なくともゼニを払って降りた以上、その学生はそこで降りることに同意していたはずである。言われるままに降ろして、その後で学生が勝手に転落して死んだのである。どうしてそんなことにタクシーの運転手が責任を持たないといけないのか。ひどすぎるじゃないか。
酔っぱらいが乗車した場合、タクシーの運転手は客を安全な場所に運ぶ義務があるのか。だったら自宅ではなくて最寄りの警察署にみんな運んだらいいのか。愛媛県ならばこの糞判決を出した愛媛地裁か、武田義徳裁判官の家まで運んでやればいいのか。「降りた後で勝手に死なれたら困りますので、後はお願いします!」という理由がちゃんとあるからなあ。
自分で限度を超えて酒を飲み、その結果死ぬことになったとしても自己責任である。ましてこの学生は医学部の学生であり、その時の自己の泥酔状態の危険度について認識できているはずである。もしもわからずに飲んでるとしたら愛媛大学の医学部のレベルは相当低いと言うことになる。
事件当時のタクシー車内のやりとりに関してだが、この学生は運転手に対してろくに自宅の住所を説明できずに、ただ「まっすぐ」と言うだけだったという。そんな酔っぱらいを乗せた運転手の困惑ぶりは容易に想像できる。どこに連れて行けばいいのかもわからない困ったチャンの客が、「ここで降ろせ!」と言い出したら運転手は「ラッキー、さっさと降りてくれよこの酔っぱらいめ。」と思っても全然おかしくないし、そう思うことは正当な感情である。
この愛媛地裁の不当な判決は「タクシー運転手は降りた後の客の行動にまで責任を持たないといけない!」という理不尽なことをタクシー運転手やタクシー会社に要求するものである。こんなめちゃくちゃな判決を出す武田義徳裁判官のような常識知らずの馬鹿が大阪地裁以外の地方裁判所にもいたということにオレは大いに驚いている。馬鹿判決は大阪地裁の専売特許だと思っていたからだ。
せっかく医学部に進んだ息子が酔っぱらって崖から落ちて死んだ・・・そのことを信じたくないご両親の気持ちをオレはわからないわけではない。しかし、その責任をタクシーの運転手に負わせるのはあまりにも行き過ぎではないか。この世にはどうしようもない不幸な出来事というものがある。綿菓子の割り箸がのどに刺さって、それが脳を損傷するとか、公園の植え込みの枝が頭に突き刺さるとか、そうした事故は誰のせいでもなく不幸な偶然なのである。それを医師のせいにしたり公園管理者のせいにして賠償金を取ろうとする行為に対してオレはいつもやりきれない思いを抱くだけだ。あんたたちはそうやって誰かのせいにすることで自分の心の中のやりきれなさを解消してるだけだと。しかし、そうやって訴えられた相手に本当に罪があるのかと。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月26日(木) |
ゲームは脳細胞を破壊します! |
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ゲームをやりすぎると「ゲーム脳」というのになってしまうらしい。そのゲーム脳になってしまった廃人は、現実とゲームの境目がなくなってしまうのだろうか。どんな時にものべつまくなしにゲームをしてるのである。まあ偏差値の低い学生ばかりが通ってる大学では、講義なんか誰も聴かずにみんな携帯でメールを打ってるかPSPやDSで遊んでるという状態だそうだが。そうやってのべつまくなしにゲームをしてるヤツはどんなに周囲に迷惑であろうとやっぱりゲームをしてしまうのである。ひどい馬鹿がいたのでその記事を貼り付けよう。毎日新聞からの引用である。
傷害:ゲーム注意され逆上、女性殴る 21歳男逮捕 埼玉 電車内で携帯ゲーム機で遊んでいるのを注意され女性客を殴ったとして、埼玉県警蕨署は25日、同県戸田市美女木、会社員、安藤隼容疑者(21)を傷害容疑で現行犯逮捕した。安藤容疑者は「注意されて頭にきた。3、4発殴った」と供述しているという。 逮捕容疑は、25日午前8時ごろ、JR埼京線戸田−戸田公園駅間を走行中の上り普通電車(10両編成)内で、東京都国分寺市の会社員女性(50)に注意されて逆上、顔を拳で殴ったとしている。また、周囲の乗客に取り押さえられ、戸田公園駅で降ろされたが、駅事務所でも女性に殴りかかり、あごの骨を折る1カ月の重傷を負わせたという。 同署によると、電車内は通勤ラッシュで混雑しており、安藤容疑者は女性の背後に立っていた。ゲーム機を操作する安藤容疑者の腕やゲーム機が女性の背中や髪に当たり、女性が振り返ると「何なんだ」などと怒り出したという。【小泉大士】毎日新聞 2009年3月25日 21時38分
午前8時というから通勤ラッシュの時間帯である。そんな混雑した車内でゲームをするということは他の乗客におそらく迷惑がかかるだろう。ゲーム機を誰かの背中に押しつけ、そこで遊んでいたのなら台にされた方は不愉快だろう。「こんな混雑したところで迷惑です!」と注意されなくても、普通の人間ならそんなことはしない。しかし、ゲームに脳細胞が破壊されてゲーム脳になってしまった基地害なら別である。
この安藤隼という男は「注意されて頭にきた!」という理由で人を殴るのである。その注意が正当なものであってもおかまいなしなのだ。これほど危険で救いようのない馬鹿がこの世に存在するのである。自分が迷惑行為をしているという自覚が全くないのだ。
さて、この馬鹿の罪状は「傷害罪」になるわけだが、反省して賠償などをきちっと行えば実刑ではなくて執行猶予になる可能性が高い。ただ、こんな幼稚な男には実刑判決を喰らわせてきちっと反省させるべきではないのかとオレは思うのである。そうでないとオレはとうてい納得できないのだ。この男に与える罰は、一定期間ゲームのない世界に放り込むことではないのか。刑務所で服役させればそれは実現するのだが、執行猶予にするということはゲームをする時間を保証するのと同じである。
パチンコ依存症も、ネットゲーム依存症も、考えたらこの危険な男と同類なのかも知れない。通常の判断力のある人間ならば、娯楽をほどほどに止めておけるわけで、ゲームをしなくても我慢できるのである。しかし、限度を超えてしまった馬鹿は、自分がゲームをするという時間を他人にじゃまされたくなくて、このような破壊的行動に出てしまうのである。
このゲームやりすぎ男、どの程度脳が破壊されてるのかを検証するための研究材料にされてしまえと、オレはかなり不謹慎なことを思ったのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月25日(水) |
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去年の夏までは空前の売り手市場だった就職戦線が垂直落下してがらりと変わってしまい、企業は内定取り消しを出すところも続出して景気が一気に悪化してなかなか希望通りの就職ができないという状況になってしまった。しかし、その状況をたちまち自社の戦略に取り入れるのはさすがソフトバンクである。就職希望の学生に契約を取らせる、つまり「うちに就職したかったら客を連れて来い!」という脅迫(?)まがいのやり方を仕掛けてきたのである。アサヒコムの記事を引用しよう。
ソフトバンク、就活学生に拡販させる 実績は採用基準に 2009年3月24日 ソフトバンクグループの携帯電話会社など3社が、10年春の採用活動で、応募した学生らに携帯電話の販売をさせて、実績を判断基準にする枠を設けていたことが分かった。入社希望者を実質的に営業活動に使う行為だとして、同社や厚生労働省に学生らから批判が寄せられており、同省も調査を始めた。 ソフトバンクによると、筆記試験や面接で判断する「一般コース」に加え、販売活動を判断基準とする「特別採用コース」として枠を設け、応募した学生ら全員に今月17日に伝えた。 同コースの希望者は、知人にソフトバンクモバイルの携帯電話などを販売し、売り方の工夫などをまとめたリポートを提出。特設サイトを通して購入してもらうことで、ソフトバンク側は紹介者を把握し、採用判断の基準にする。他社から番号持ち運び制を使って同社に移った契約も実績とするという。対象は、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムの入社希望者。 ソフトバンクは「筆記や面接では分かりづらい営業力をアピールしたい学生を採用するため」(広報)と説明する。学生からの批判の声に対し、「現段階では変更する予定はない」としている。 厚生労働省若年者雇用対策室は「これまでこうした例は聞いたことがない。学生から相談があり、法的に問題があるかどうかを含めて事実関係を確認している」という。 春の商戦は1年で最も多く携帯電話が売れる時期で、ソフトバンクモバイルは米アップルの携帯電話「iPhone」を0円にするキャンペーンなどを展開して契約獲得を図っている。同社は、契約増加数で2月まで22カ月連続して首位をとっており、こうした契約獲得競争も背景にあるとみられる。
販売実績のリポートが採用判断の基準となるということで、就職を希望する学生は家族に声を掛けて「就職のためだから頼む!」とでも懇願して他社のケータイからソフトバンクに変更させるのだろうか。なんだか生命保険の外交員が自分の身内をみんな保険に加入させてるのと同じような気がする。
そして頼まれた家族の方もそういう理由なら断れないのである。ソフトバンクの契約増加数が22ヶ月連続1位だった背景には、こんな卑怯な顧客獲得戦略が存在したのである。いやはや、なんと巧妙な作戦だろうか。お見事と言うしかないのである。
ソフトバンクの孫社長はかつて「日本のケータイを安くする」と宣言したが、携帯電話の通話料が下がらない原因の一つが、自分が契約してるものと違う携帯電話会社の端末に掛けたときに徴収される接続料が各社まちまちで、中でもソフトバンクの徴収する接続料が高いせいだということを聞いたことがある。実際に接続料として他社から受け取る金額がソフトバンクは他社よりもかなり多いらしい。理論的には同じくらいの金額にならないといけないのにそこが不思議である。ソフトバンクユーザーは自分から掛けるよりも掛かってくる方が好きだから・・・ということはないと思うので、この差は接続料の違いから発生してるものと思われる。
低料金のプランで客を集めるというのは正当な企業努力として認めよう。しかし、この「就職をエサにした契約」はどう考えてもアンフェアである。そんなことを就職の条件にしてるのは行き過ぎではないのか。そして、まだ就職もしていないの学生を実質ただ働きで契約を取ってこさせるという卑怯な戦略はいったい誰の指示なのか。オレはあのハゲた男を思い浮かべたのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月24日(火) |
希望通り死なせてやってください |
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駅のホームで列車が入ってくる直前に線路に突き落とされたら、普通は助からないだろう。しかし、誰かを意図的に突き落とすことはさほど困難なことではない。我々の社会は「まさかそんなことをする基地害はいないだろう」という信頼の原則の下に成り立っているわけで、もしもそういうことが頻発するならおちおち電車にも乗れないのである。
東京駅のホームで面識のない女性をホームに突き落としたのは、知的障害を持つ24歳の男性だった。
殺人未遂:東京駅ホームで女性突き落とす 容疑の男逮捕 2009年3月23日 22時26分 更新:3月24日 0時55分 23日午後8時10分ごろ、東京都千代田区丸の内1のJR東京駅・中央線1番ホームで、男が電車を待っていた小平市の女性(60)を後ろから突き飛ばした。女性は約1.4メートル下の線路に転落し、入ってきた青梅発東京行き上り快速電車(10両編成)と接触した。女性は自力でホームに上がり病院に搬送されたが、額に10針縫うけが。意識はあるという。 警視庁丸の内署によると、男は大阪府富田林市若松町3、自称無職、太田周作容疑者(24)で、逃げようとしたところを署員らに取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。「死にたくて、死刑になりたかった」と供述しているという。太田容疑者と女性に面識はなかった。 JR東日本などによると、電車は停車する直前で、速度は時速30キロ未満だったという。突き落とされた場所は、通常の停止位置の約50メートル手前だった。太田容疑者には知的障害があり、障害者手帳を持っていた。 1番線ホームにいたキオスクの女性従業員は「キャーとかワーという叫び声がしたので、そちらを見ると、乗客が一斉に電車から離れた。『突き落としたみたいだ』という声も聞こえた」と話した。 この事件で、中央線(快速)は上下25本に最大45分の遅れが出て、約3万人に影響した。【神澤龍二、杉本修作】
このような事件を起こした場合、未遂に終わったとしてもそれは単なる結果であって、十分に殺意があり、しかもそれは「不特定多数に対する殺意」というもっとも危険なモノである。オレはいつも思うのだが、こういう市民に対するテロを起こす者は、無条件に死刑にすべきだと思う。場合によってはその場で処刑、つまり警官による射殺などの方法で刑を執行すべきだと思うのだ。
今回の容疑者には知的障害があり、障害者手帳も所持していたということで情状酌量の余地があると考える方もいるかも知れないが、オレはそうしたことは免罪の条件にはならないと思っている。いくら知的障害があったとしても、自力で東京駅まで来れたということは通常の判断能力は保持してるわけで、その行為が許されない悪であることも十分に認識してるはずだ。だからこそ「死刑になりたかった」と思ったわけである。その願望をかなえてやるべきではないのか。
ここで知的障害を理由に刑を軽くしたりすれば、それは新たな差別につながるのである。障害のあるなしに関わらず、同じ一個の人間として法の裁きを受けさせることが、犯罪者の人権を守るということである。そこで変に区別することはよくないとオレは思っているのだ。
それにしても人騒がせな男である。死にたいのならば自分一人で死ねばいいわけだし、迷惑にならないように鉄道自殺以外の方法を選んでくれればいいのである。24歳になるまで彼はどのような人生を歩んできたのだろうか。そして24歳の彼が「無職」であるということは、障害故に職業に就くこともできず、自己の人生の目的を見いだせなかったということになるのだろうか。それでもオレはこの事件を「社会」のせいであるとは思わない。同じ境遇の誰もがそうした事件を起こすわけでもない。ただ、その攻撃性がなぜ生じたのかの検証は必要だと思うが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月23日(月) |
阿久根市民は正義を選ばなかった・・・・ |
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脱ダム宣言を行い、長野県から日本の地方自治を変えようとした田中康夫長野県知事は、イナカモンドリームの甘い汁を吸いたいクソどもが牛耳る田舎の選挙スタイルに敗北して知事の椅子を失った。田中知事が凍結させたダム計画は次々と復活し、そこに意味もなく税金が投入され、西松建設などの政治献金をばらまいた企業がその工事を受注した。
市の職員の高額すぎる退職金や給与水準を暴露し、不信任決議を受けた阿久根市の竹原信一市長が市議会を解散したことで行われた阿久根市議選挙で、反市長派はかろうじて市長不信任案の可決に必要な11議席を確保した。市長派の新人は5人当選したが、目標の7議席には及ばなかったのである。
【ブログ市長】反市長派勝利で失職の危機2009.3.22 23:26 自身のブログで物議を醸し、不信任決議を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が議会を解散したことに伴う、出直し市議選(定数16)が22日、投開票された。竹原市政の是非をめぐり、市長派と反市長派による激しい選挙戦が展開されたが、開票の結果、反市長派の当選者数が大勢を占めた。改選後の議会で再び市長不信任案が提出、可決されると、竹原市長は失職することになる。 市議選には前職11人、新人12人の計23人が立候補。市長派が7人、反市長派が16人とされる。開票の結果、市長派の当選者数は5人にとどまり、市議の不人気投票など竹原市長の“ブログ攻撃”は有権者には響かなかったようだ。投票率は前回に比べ4・61ポイント高い78・32%だった。 地方自治法では議会改選後に市長不信任案が再び提出され、議員の3分の2以上が出席し過半数が賛成して可決すれば、市長は失職する。11人の反市長派が不信任案に賛成すると、竹原市長は失職し、50日以内に出直し市長選が実施される。
オレはこの選挙の結果に大いに失望した。阿久根市民はカスの方が多数派であるということがよくわかったのである。YOUTUBEにあったテレビの映像からは、政務調査費の領収書をごまかしたり、そのゼニでパックツアーの温泉旅行に出かけていたおばはん議員など、阿久根市の腐敗議員どもがさらし者にされていた。さすがにあの連中は落選したようだが。
ただ、得票数の上位5名はすべて市長支持派だったことを思えば、上手に票を配分できればもっと多くの当選者を出せたのかも知れない。そのあたりは戦術的な敗北だったのかも知れないが、結果として確定した議席数を受け止めるしかない。
さて、これで出直し市長選挙が実施される公算が高まった。反市長派はおそらく自分たちの言いなりとなって、竹原市長以前のような議会と市職員のなれ合いの市政を容認する市長を擁立するだろう。
政治の世界では「正しいことをやればきっと民衆は理解してくれる」という期待はしない方がいいのかも知れない。その改革が正しい方向へ進むものであったとしても、投票してくれるはずの民衆の方は実はゼニをばらまいてくれる金権議員の方が大好きなのである。だから常に正義はこうして敗れ去るのである。
人口2万5000ほどの阿久根市の市職員は約250人、つまり市民の1%が市の職員と言うことなのだが、その家族や関係者まですべて含めればおそらく3割くらいは市の職員の身内ということになるのかも知れない。その給与が大幅に削減され、市会議員の報酬も減らされるならばそれは自分たちの不利益だと考えた田舎者も多かったのかも知れない。
腐敗した地方議会というものをぶっつぶして地方自治の世界に新しい風を吹かせてくれることをオレは竹原市長に期待したが、阿久根市民はその夢を理解しなかったのである。オレは今回の選挙の結果に深く絶望した。ただそれだけである。選挙なんて手段では何も変えられないのか。もしもそうであるとしてもそれ以外の変革の手段を持てない我々は、どうやって正義を訴えればよいのか。なんともやりきれない気分になるのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月22日(日) |
阪神なんば線は使えない! |
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3月20日に阪神なんば線が開業した。これで奈良から三宮まで76分でつながるというわけだが、かなりの問題点を残したままでの開業である。これからいったいどうするのだろうかとオレは思ってるのだ。そもそも阪神になんばに乗り入れる意味があるのか。梅田の阪神百貨店に行っていた客が、なんばのなんばパークスや高島屋にとられたら全く意味がないじゃないか。
阪神と近鉄で車両が違うための混乱も起きている。車両の長さも違うし、扉の数も違う。そうなると乗車位置が違うためにラッシュ時などホームのどこで待てばいいのか困るのである。また阪神は6両編成だが、近鉄には8両や10両がある。そのために尼崎で余分な車両を切り離さないといけないのである。そのために時間が掛かってしまう。1分を争う通勤時にこの時間が余分にかかるのは致命的である。
せっかく長距離を直通させるのに、直通車両が通勤用のロングシートのものしかないということであれば絶望的だ。そんなのに立って乗車して76分も耐えられないのである。どうして京阪電車の特急みたいに快適な車両をこの機会に登場させて直通運転させないのか。そうした準備ができないまま、そしてホームの長さという簡単にはいじれない部分を放置したままの見切り発車がこの開業なのだ。首都圏の通勤ラッシュに耐えているマゾ集団の方々と違って、関西人は「長距離通勤は座っていくもの!」と基本的に考えている。だから阪神電車の姫路から梅田までの特急や、京阪、阪急の特急には快適なクロスシートの車両が使われているのである。立ったまま長距離を移動するのは要領の悪い一部の乗客だけであり、通勤慣れしてる方々はちゃんと早めの時間に並んで席を確保してるのである。JRの場合でも新快速では座れないからと快速に乗る方々もかなり存在する。そんな関西の通勤事情の中で、阪神なんば線の直通運転は全く意味がないのだ。ほとんどの乗客がスルーで乗車せずに降りてしまうのならば、なんばで折り返し運転させればいいのである。そうすれば無理に阪神が近鉄の車両に合わせる必要もなかっただろう。
もちろん奈良の阪神ファンにとっては朗報である。甲子園まで乗り換えなしで直通できるのだ。そして阪神が勝った時はそのまま奈良まで車内でどんちゃん騒ぎできるのである。野球に興味のない方々には実に迷惑な話である。
また、長距離を立ったまま通学することが平気な中学生高校生にとっては便利かも知れない。兵庫県から奈良の名門、東大寺学園に通いやすくなるし。奈良県からも灘高校や甲陽学院という進学校に通いやすくなる。もっともそういうスーパー進学校に入れるのはごく一部の秀才だけなのであまり一般市民には関係のないことなんだが。
オレは今後阪神なんば線を利用することはあるだろうか? 神戸のルミナリエを見に行くとしたらJRで西九条まで行ってそこで阪神に乗り換えるよりも、野田阪神のジャスコにクルマを置いてそこから阪神で行くことになるだろう。別に阪神なんば線に乗る必要などないのである。なんばから阪神電車に乗り継ぐのが目的ならば、地下鉄千日前線が野田阪神まで行ってるからそこで乗り換えればいいわけである。もっともこの阪神なんば線の開業を予定していたのなら地下鉄千日前線なんか最初から不要だったわけだ。これでますます地下鉄の乗客は減ってしまうだろう。
JRおおさか東線、京阪中之島線、阪神なんば線と大阪では立て続けに新線が開業している。それらの路線、果たして開業する必要があったのかどうかと疑問に思うものが多いのだ。他のルートでも行けるのにどうしてこんなところにわざわざ開業するのだろうかと思ったり、こんなところに作っても客が乗らないだろうと感じたりする線ばかりである。下手すると赤字をいっぱい発生させてお荷物になるかも知れない。
阪神なんば線にチャンスがあるとしたら、長距離の特急を走らせて新たな需要を作り出すことだろうか。たとえば姫路から伊勢志摩への直通の特急を走らせるとか、名古屋神戸間に低料金の特急を走らせて新幹線の客を奪う(無理だと思うけど)という戦略である。まあいずれにしても、76分もかかる路線に転換型クロスシートの車両がないというだけでかなりオレは興味を失ってるのである。この状況は改善されるのだろうか? ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月21日(土) |
だまされた振りして詐欺師を捕まえよう |
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定額給付金の支給が開始される。そして当然予想されたことだが、その支給をうまく利用した詐欺事件が起きた。この種の事件は発生が予想されていたのである。どうしてもっと周知徹底して防げなかったのか。もらう側のお年寄りに「これは詐欺かも?」という意識がなかったのかと残念に思うのである。産経新聞の記事を引用しよう。
全国初、定額給付金詐欺 大阪・堺で80代女性が被害 2009.3.19 15:51 このニュースのトピックス:詐欺・出資法違反 19日午前9時ごろ、堺市内の80歳代の女性宅に、市役所の職員を装った男が訪れ、「5万円もらえれば、すぐに(定額)給付金の手続きができます」と偽り、女性から現金5万円をだまし取った。 男は「10分ほどで戻る」と言い残して逃走。大阪府警捜査2課は詐欺容疑で捜査を始めた。 警察庁によると、定額給付金の手続きを装った詐欺事件は全国で初めてという。 女性は男が10分以上戻らなかったため、市役所に電話で問い合わせ、被害が発覚した。堺市では4月1日から給付金の申請を受け付けを始め、65歳以上には1人につき2万円が支給される。
たった2万円の支給に対して、手数料が5万円もかかるだろうか? こんなありえない詐欺に引っかかってしまった被害者に対してオレはあまり同情したくない。いくらなんでもあまりにも思慮がなさ過ぎると思うのである。どうしてそのゼニを先に渡すのか。
オレは最初、給付金の金額がたった2万円ということから、被害が出てもこの金額程度だからたいしたことないと思っていた。2万円なら詐欺師にもたいした利益にはならず、さして詐欺のうまみもないと思ったのである。しかし、どうもそうではなさそうだ。給付金よりもはるかに大きな金額を詐取できたのである。つまり、給付金をもらっても被害を取り戻せないということなのだ。もちろん数十万円をだまし取る振り込み詐欺にくらべれば成果は少ない。ただ不労所得であることに変わりはない。
おそらくこの犯人は同様の電話を他にもかけまくってるはずである。その多くはそれを詐欺と思って無視したので被害に遭わなかったのだろう。そこで俺は提案したいのだ。気が付いた人たちは、自分が詐欺に遭わないだけではなくて今後の被害を食い止めるために一芝居打ってほしいと。
詐欺師からの電話があればすぐに警察に通報して「いまからその詐欺師がわが家に来ます」という形で伝えて犯人を誘い出して捜査協力して欲しいのである。そして張り込んだ警察官がその詐欺師を逮捕するという方法をとればいいのだ。
犯罪を撲滅するためには取り締まる側が積極的にならないといけない。ひったくりを防止するためにはひったくられそうな女性や老人のコスプレで警官が駅周辺などを徘徊して、ひったくり犯人どもを誘い出すべきだ。警官が、いかにも大金が入ってそうなバッグを危なかっしく運んでるように振る舞う老人に扮してひったくりされるのを待つ。獲物発見とばかりにやってきたひったくり犯人がそのバッグを奪うと、遠隔操作でバッグが火を噴いたり爆発したりして犯人どもが壊滅するという仕組みはどうか。悪人が火傷をしようと命を落とそうと自業自得じゃないかとオレは思うのである。
振り込み詐欺を防ぐためにだまされたふりをして・・・ということをオレは以前にここで書いた。どうやらその作戦は全国に広がってるらしい。そうやって犯人グループがどんどん捕まれば、犯人たちも「本当に相手はだまされてるのか?」と疑心暗鬼になって行動を起こしにくくなるだろう。そうなると被害は激減するはずである。
振り込み詐欺の電話をかけても成功率はかなり低いという。100回掛けてそのうち1回でだませれば十分な利益があがるわけで、99回は失敗してるということなら、その99回の「詐欺と気づいた側」が積極的に誘い出し作戦を展開すればいいのだ。気づく人の方が圧倒的に多いのである。だったらその気づいた人たちが「誘い出し作戦」に一歩踏み出せばこの犯罪を確実に撲滅できるはずである。
振り込み詐欺は巧妙に組織され、元締め、実行役、出し子などが分業するシステムになってるという。そして末端の出し子は捕まっても、上の元締めまで捜査はなかなか及ばないので ある。だまされ作戦の次は警官がこっそりと出し子に応募して、そして組織との接点を作り出すという潜入捜査を行うべきだ。被害金回収のための口座を連中に売って、それを使った金額を全額回収するという方法もある。偽名口座を買う人間なんてどうせろくなヤツじゃない。だったら引っかけるために通帳とカードを売ってやればいいのである。
卑怯な犯罪者どもを撲滅するためにはあらゆる手段を講じるべきであり、そのためにはおとり捜査であろうとどんどんやるべきであるというのがオレの考えである。それが市民の生活を守ると言うことなのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月20日(金) |
イチローを先発メンバーから外せ! |
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韓国に負けて敗者復活戦に回った日本は、岩隈の好投でキューバを下して準決勝進出を決めた。朝早い試合でも視聴率が23%もあったように国民の誰もがWBCの行方に注目している。その中でもやはり鍵を握るのはイチローである。今大会でイチローはろくに働いていない。負けてる試合はたいていイチローが足を引っ張っている。なんで使い続けるのか。負けたら終わりの時もあるトーナメント戦で、調子の悪い選手を出し続ける余裕などないはずである。早くイチローを外してくれ。
マリナーズがなぜ優勝できないのか。それはイチローがいるからである。イチローにとって大事なのは自分が何本のヒットを打つかと言うことであり、チームが勝つかどうかということはさして重要ではない。だからマリナーズは弱いのである。イチローがまだ在籍していた頃のオリックスが日本シリーズに出たとき、イチローのバットは古田の頭脳によってみごとに封じられたということがあった。大試合で力が出せず、どうでもいい試合で個人記録のためのヒットを稼ぐ・・・それがイチローという打者の真実である。今回のWBCを見ていてオレはそういうことを感じているのだ。そして思うのである。なんでこんな大事な試合にイチローを使い続けるのかと。あんな情けないバッティングをしている選手を見て、原監督はなんとも思わないのか。野村克也が監督ならきっとスタメンを外しただろう。
どうして村田のような不確実な打者の打順をもっと下げないのだろうか。なぜ一番を青木にしないのだろうか。城島や福留の打順がなんでこんなに下位なんだろうか。そんなことをオレは思うのである。そして、原辰徳には監督のセンスがないと思うのだ。原采配で勝った試合など一度もないじゃないか。勝ったのは常に個々の選手のがんばりの結果であり、敗戦は常に采配が悪かったからである。オレにはそんなふうにしか思えないのである。韓国に0−1で負けた二度目の試合の時にオレは思ったのである。どうして1点を争うゲームなのにどうしてみんなホームランばかり狙ってるのかと。村田も、小笠原も、自分の一発で追いつこうとしてるようにしか思えなかった。どうしてがむしゃらに出塁してノーヒットでも1点を取ろうとするせこい野球ができなかったのか。世界一の投手陣を擁してるのだから、最少得点で勝てるのである。だったらどんなにせこくてもまず1点取りに行くべきだろう。オレはそんなことをあの試合を見ながら思ったのである。
もちろん、オレがこの日記を書いている時点で大会の行方はわからないし、今日の4度目の韓国戦で日本がすばらしい勝利を収めて勢いづき、そのまま決勝戦でも韓国を破り、イチローが大活躍する・・・なんてことが絶対にないとは言えないのだが。
イチローがどんなにすばらしい選手であったかはいちいちここで書くまでもないだろう。しかし、どんな名選手もいつかは老いる。もうイチローも35歳である。天才と呼ばれる人ほどその輝いてる時間は短いのである。年齢に連れて走力も衰えるだろうし、動体視力も衰えてくるだろう。以前ならバットの芯でとらえることができた打球も当たり損ねになってしまうかも知れない。しかし、それはスポーツ選手の宿命なのだ。だからそれをイチローは恥じることはないのである。「ぼくよりも青木くんの方が一番にふさわしい」と思えばそう言えばいいし、その断を下さないといけないのが原監督なのである。ところがそれをしないでイチローと心中するのかという起用の仕方である。オレはあきれてしまうのである。だから巨人は2008年の日本シリーズで負けたのである。すべて采配が悪いのである。
勝つためには何が必要なのか。原監督にはそのことにどうか気づいてもらいたい。そしてイチローを早くベンチに下げて楽にさせてやれよと思うのである。
追記: 韓国との4度目の試合、勝つには勝ったがイチローはまたも打てなかった。好機にはことごとく凡退だ。勝負が決まってから最後に打ったのはどうでもいい。2−1でリードしていて追加点を入れる絶好のチャンスである無死1,2累で、通常なら送りバント、悪くても進塁打を打たないといけない場面なのにセフティバントを試みて失敗してファール、結局センターフライに終わったわけである。勝つには勝ったがこんなことばかりしてるクソイチローはもう出すな。荷物まとめてシアトルに帰りやがれ。
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2009年03月19日(木) |
小沢一郎は最後の賭けに出たのか? |
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政治資金規正法違反の疑いから発展して、その秘書が談合の元締めだったという疑惑で叩かれている民主党の小沢代表が、なんと「企業献金全面禁止」という政策を示した。 「そんなこと、よりによっておまえが言うなよ!」と思ってしまうのであるが、もしも本気なら並々ならぬ今度の選挙にかける意気込みが感じられる。さて、この一手を自民党はどうやって受けるのか。
そもそも小沢一郎という男は、自民党の金権政治の本流にもっとも近いところにいたのではないか。古くは大野伴睦、そして田中角栄、金丸信といった金権政治家の系譜に連なるのが小沢一郎だとオレは認識していたし、岩手が小沢王国となっていて公共工事を受注しようと思ったら献金しないといけないことなんて誰にでもわかる常識だと思っていた。そしてそうした仕組みの構築は自民党、民主党を問わず共産党以外の議員はみんなやってることだとオレは勝手に思っていたのである。
なぜ田中角栄は政権の座を追われたのか。それは田中角栄の必要とするゼニが多すぎたからだとオレは思っている。政治献金のコストが比較的安くて済む三木武夫や福田赳夫が総理だった方が都合がいいという財界の都合だったのだろう。田中には5億円必要でも福田なら2000万円で済むとか、そんな裏事情があったんだろうとオレは憶測している。そうしたゼニのかかる政治家の一人が小沢一郎だったのではないか。そのゼニを捻出するために小沢一郎は、胆沢ダムという無意味な公共工事に2000億円以上の税金を支出させ(当然のことだがその一部が政治献金の形で還流しているのだろう)た。オレがもっとも嫌うイナカモンドリームの典型である。
さて、そのまぎれもない金権政治家の小沢一郎が「企業献金禁止」を打ち出した。おそらくこれを旗印に戦えば民主党は圧勝できるだろうし、今回の疑惑に対する答えともなる。それを狙ってこういう考えを示したのだろう。自民党の議員たちはみんな困っているのである。彼らの生命線である企業献金を断たれたらどうなるのか。しかも選挙に負けて議席を減らしたら今度は政党助成金も減ってしまうのである。
今回の小沢一郎の発言に対して山崎拓は「政官業癒着の象徴みたいな方が言ったって始まらない」と皮肉ったそうである。しかし、オレは逆に「政官業癒着の象徴」である小沢一郎だからこそ意味があると思っているのだ。もともとまじめな人間が「今日からまじめになります」と言っても誰も驚かないし大して意味のないことである。しかし、悪事の限りを尽くしたヤクザが「これからはカタギになってまじめに働きます!」と言い出せば回りはびっくりするだろうし、かなりインパクトがあるだろう。だから今回の発言に関しての山崎拓の受け止め方は間違いである。事態の重大さをしっかりと受け止めて自民党は選挙戦を戦わないといけないのである。
企業献金を廃止してしまっても、巨額の政党助成金をみんなで山分けすればいいのである。歳費に匹敵するくらいもらえるそのゼニを使いまくればいいわけだ。使途をごまかすなんてお手の物だろう。そして本当に企業献金が禁止になるわけでもないだろう。きっと形を変えて菓子折の中に入った札束とかは永遠に残るだろう。オモテに証拠を残さずにやりとりされるようになるからある意味もっとたちがわるいのかも知れない。
2007年の政治資金収支報告書によれば、自民党本部・支部を合わせた献金総額は約224億円あって、そのうち企業・団体献金は41%の約93億円を占めるという。この収入が失われるとかなりのダメージである。自分たちもまた政治献金という収入を失うことを覚悟して、小沢一郎はここで自民党に攻撃を仕掛けてきたのである。これでひるんだ自民党が小沢一郎秘書の捜査に対して手を緩め、その結果小沢一郎がこの発言を取り消すか後退させるという形で両者が手打ちするということもありそうだ。
解散するかしないかに関わらず、今年中に衆議院の任期が切れるから選挙は間違いなくあるのだ。高速道路無料とかむちゃくちゃな公約を出してくる小沢一郎のこの「政治献金禁止」がどのくらいの破壊力があるのか、オレは選挙が楽しみである。そして民主党が勝利して公約通りに政治献金を撲滅してくれることを期待する。たぶん政権の座に就けば豹変してそんなことなかったふりをするのかも知れないが、それでもオレは一応期待しているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月18日(水) |
採用しないと爆破するぞ! |
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世の中にはむちゃくちゃな人がいるものである。片想いの相手に向かって「オレと結婚してくれなかったらおまえを殺してオレも死ぬ!」という馬鹿の愛情を信じてうっかり結婚すれば、ひどいDV亭主になったり浮気をしたりする。そういうのは「愛情」とは言わずにただの「わがまま」というのである。「○○してくれなかったら・・・・」と親を困らせたようなクソガキはろくな大人にならない。そういうむちゃくちゃな人の起こした事件が新聞に出ていたので、さっそく毎日新聞からその記事を引用したのである。
威力業務妨害:ネットに「採用しないと爆破」22歳女逮捕 就職したい一心でインターネット掲示板に自分の名を挙げて「採用しないと(会社を)爆破する」と書き込んだとして、埼玉県警大宮署は17日、同県上尾市小敷谷、無職、八須里美容疑者(22)を威力業務妨害容疑で逮捕した。 逮捕容疑は、2月12日午後8時50分ごろ、携帯電話から掲示板サイト「2ちゃんねる」に、名の1文字を「●」に替えて「今日、面接を受けに来た八●里美を落としたらNTTソルコビルを爆破します」と書き込み、NTTグループの人材派遣会社「エヌ・ティ・ティ・ソルコ首都圏北支店」(さいたま市大宮区桜木町4)の支店長(59)の業務を妨害したとしている。 同署によると、八須容疑者は2年前に専門学校を卒業後、デパート店員などをしていたが、昨年2月から無職だった。就職活動がうまくいっていなかったという。アルバイトの採用試験だったが、「どうしても採用してもらいたかった」と供述しているとしている。書き込みは試験当日で、書き込みが見つかる前に不採用が決まっていたという。【小泉大士】
昨年2月から無職だったこの八須容疑者はいったいどうやって生活していたのだろうか。オレはそれがとっても不思議なのである。もっとも実家で親に寄生していればいちおう食べてはいけるのだが。それでも1年以上も無職って続けているとしたら家族はかなり迷惑である。もしかしたらそうした家族の冷たい視線をいつも浴びていたのかも知れない。
さて、その採用試験だが「採用しなかったら爆破します」などというふざけたことを匿名掲示板に平気で書いてしまえる上に、それがどんな犯罪であるかをわかっていない時点でもう完全アウトである。そんなお子ちゃまにまともな企業は給料を払えない。就職活動がうまくいかなかったことも当然かも知れない。企業の採用担当者もそのキャラを見抜いていたからこそどこも採用してくれなかったとも考えられるのだ。
ちゃんと専門学校を出て、デパート店員として就職したのなら正社員だったのかも知れない。どういういきさつでそれを辞めてしまったのかわからないのだが、専門学校がちゃんとお世話してくれた就職先を一年ももたずに辞めたということからかなり周囲には迷惑が掛かっているはずである。就職の窓口となった専門学校の方も企業に対して申し訳ないわけで面目丸つぶれだろう。簡単に仕事を辞めるヤツというのは基本的に無責任である。
「採用しないと爆破する」という嫌がらせの書き込みを行ったこの女、自分自身が実は「爆弾」みたいなものであるということに気づいてなかったのだろうか。そんな危険なモノが入ってくるのをできうる限り排除するのが会社の防衛策である。 ←クリックすると、いま何位かがわかります! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月17日(火) |
スピード違反許可証を発行せよ! |
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あの007は殺人許可証を持っていたのだったっけ? 警察官が捜査のために、あるいは犯人検挙のために行うのならば、スピード違反も犯人の射殺もOKだとオレは思うのである。では医師が急患の患者のもとに向かうときはどうなのか。そんな時であってもちゃんと違反は検挙されると知ってオレは驚いたのである。そんなふうに杓子定規にあてはめていいのか。患者の命を救うことと、スピード違反を検挙すること、二つの価値を比べた場合患者の命を救うことの方がはるかに重いことではないかとオレは思うのである。そんなこともわかってないのが宮城県警である。読売新聞の記事を引用しよう。
スピード違反は急患でやむを得ず、医師が軽減措置求め提訴 急患のために病院へ向かう途中、スピード違反をしたが、警察庁通達の軽減措置を受けられず免許を取り消されたとして、東北大病院の男性医師が県を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を、仙台地裁に起こした。 警察庁の通達では、急患往診や傷病人搬送などやむを得ない事情があった場合、免許取り消し期間が1年から180日の免許停止に軽減されるとあり、医師は通達の適用を求めている。 訴えでは、男性医師は2008年9月24日夕、担当する入院患者の病状が悪化し、応援に来ていた別の病院から戻る途中、仙台市青葉区で、制限速度40キロ・メートルを上回る96キロ・メートルで乗用車を運転。交通取り締まりを受け、累積が計15点となり、1年間の免許取り消し処分になった。 医師は、通達の適用される事案で、1年間の免許取り消し処分は違法とし、応援診療も事実上出来なくなったとしている。 宮城県警訟務室は「コメントは差し控えたい」としている。 (2009年3月17日00時37分 読売新聞)
「急患往診や傷病人搬送などやむを得ない事情があった場合、免許取り消し期間が1年から180日の免許停止に軽減される」というのはオレには納得できないのである。そうしたやむを得ない場合は、違反であっても杓子定規に検挙する必要はないだろう。「軽減」みたいな中途半端なものではなくて「検挙しない」でいいのじゃないか。
もしもこの医師がその措置を不服として罰金の支払いを拒否し、裁判になった場合、そして担当してる入院患者の家族が事情を法廷で訴えた場合、まともな裁判官ならば「不起訴処分」という可能性もあるのではないか。
オレは警察が何に重きを置き何を軽視するのか、それがよくわからない。CANONの会長の御手洗富士夫の家の前には交番があって、警察官が24時間態勢で警備しているという。近隣には治安の悪い地域もあってひったくりなどが多発しているのにそっちの交番は無人のことが多く、その分の人員はこの自分を特権階級と勘違いしたオッサンを守るために使われている。オレがクルマで時々通過する天王寺区の四天王寺東側の通りでは駐車違反のクルマを巧妙に盾にして速度違反の取り締まりを行っている。どうせ突き当たりのT字路でどんなクルマも速度を落とさないといけないのだが、その直前、つまりブレーキを踏む寸前で哀れなドライバーを引っかけるためだけに取り締まりをやってるのである。オレはそんな取り締まりをクソだと思ってる。こんな警察だから治安がますます悪くなるのである。
ただでさえ救急医療の現場では医師が不足しているのだ。休みの時であっても患者の様態が急変したり急患があったらいつ呼び出されるかわからず、医師はのんびりできないのである。せっかくのデートの最中に突如呼び出されることもあるかも知れない。そのために彼女と気まずくなったとしても誰もその損失補填をしてくれないのである。それはあまりにもひどいとオレは思うのだ。
そこでオレが提案するのが「スピード違反許可証」の発行である。救急医療に従事する医師が緊急の用務でクルマで移動する際は制限速度を守らなくてもよいという許可証を与えるのである。
せっかくの許可証だ。いくら速度制限がなくなってもスピードのでないクルマなら意味がない。いつでも患者のもとに急行できるように許可証を与えられた医師にはフェラーリやポルシェに乗ることを勧める。いざというときは200キロ以上の速度ですっ飛ばせばいいのである。もちろんそのクルマは恋人とのデートにも役立つだろう。業務に必要だからということで購入費は控除の対象にしてやればいい。高収入の医師は節税のためにスーパーカーを買うことになるだろう。中にはこのスピード違反許可証を悪用する医師も出るかも知れない。しかし、どんなルールを作ってもズルをするヤツはいる。そのデメリットよりも、急患の患者が救われて救急医療を志す医師が増えるという大きなメリットを優先すべきである。
かっこよくスーパーカーを乗り回し、クルマのフロントガラスには「スピード違反許可証」が貼ってあるお医者さんはみんなのあこがれとなり、努力して救急医を目指す人が増えることにつながるかも知れない。
それにしても宮城県警の連中は融通の利かない馬鹿ばかりである。オレが医師の立場ならば、自分を検挙したクソ警官が急患で運ばれてもそのまま放置するかも知れないなあ。「これでおあいこだぜ!」おっと、そんなケツの穴の小さい人間ならダメだなあ。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月16日(月) |
9歳の少女を妊娠させた外道は死刑だ |
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カトリックの教えでは妊娠中絶を認めていない。これはアメリカではかなり重要なことであり、大統領選挙のたびに大統領候補が妊娠中絶を認めるのかそれとも禁止したいのかということが話題にされ、それはカトリック票の行方を決めるという。クリスマスにはケーキを買いながら天満宮にお参りして葬式には坊主がやってくるというなんでもありの日本人にはそうしたキリスト教精神はおそらく理解不可能ではないかと思うのである。
同じくカトリックの信者の多いブラジルで、義父に強姦されて9歳の少女が妊娠するという事件があった。以下、その事件に関してキリスト教インターネット新聞である CHRISTIAN TODAYの記事から引用しよう。
強姦で妊娠の9歳少女中絶関係者「破門」に非難集中 2009年03月13日 ブラジル北東部のペルナンブーコ州で、強姦により妊娠した9歳の少女に中絶処置を施したことが教会法違反にあたるとして、処置に携わった関係者を破門した大司教への非難が高まっている。サンパウロ新聞が伝えた。 同紙によると、少女は同居している23歳の継父に強姦されて双子を妊娠。継父は、少女への3年間にわたる性的虐待に加え、身体に障害を持つ14歳の少女の姉にも性的虐待を加えた容疑ですでに逮捕されている。 妊娠15週目で腹痛を訴える少女を母親が病院に連れて行き、発覚。低年齢の出産には危険が伴うこともあり母親と医師らの判断で中絶手術を行った。 破門を言い渡したレシフェ・オリンダ教区のジョゼー・カルドーゾ・ソブリーニョ大司教は、破門はしかるべき処分と話しているという。 今回の破門に対し、国内の女性保護団体などは厳しく反発している。
ブラジルではこの23歳の鬼畜野郎にどんな罰が与えられるのだろうか。こういう人間の性癖は絶対に直らない。だから去勢するか死刑にするかどちらかしかないとオレは思うのである。有期の懲役刑にした場合、刑期を終えて出てくれば必ず同じような事件を起こすと思うからだ。こんな人間には人権など不要である。こんな外道のために犠牲になってしまう人を出さないことが一番大切だからだ。
だから上記記事の「破門」にはかなりオレは納得いかなかったのである。少女の命を救うためにやむを得ない措置であり、その行為は他の中絶とは違った観点でとらえられるべきだろう。レイプされるという被害に遭った結果、望ましくない妊娠をした女性が妊娠中絶する権利が認められないというのはなんとひどい社会ではないかとオレは思うのだ。「破門はしかるべき処分」と大司教は話してるそうだが、一般の信者も同様に「しかるべき処分」と感じるだろうか。この場合は「やむを得ない措置」であると感じる人の方が多いのではないだろうか。今回のことが特殊なケースであるということを考慮に入れずに杓子定規に「中絶はダメだ」と破門するというのはあまりにもひどいと思うのである。
「破門」されなければならないのはこの「義父」の方だろう。そっちに対して大司教はどんなコメントをしているのか。記事の中では明らかになっていないわけだが。
ただ、オレは妊娠中絶には基本的に反対だ。レイプ以外の形で妊娠した場合は必ず産むべきだと思っている。妊娠を望まないのならばちゃんと避妊すべきである。もしかしたら妊娠するかも知れない行為を行っているのならば、その結果として妊娠することもまた可能性として受け止め、そのときにどうするのかということまで考えて行動すべきである。どうせ中絶したらいいと考えて安易に避妊なしの性行為を繰り返し、性感染症をまき散らしてる連中が大勢いることを思うと、カトリックの教えに従って「中絶反対」を叫ぶ人たちを心情的には擁護したくなるのである。
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2009年03月15日(日) |
PB(プライベートブランド)商品で自滅するイオン |
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オレは帰宅時に途中でよく北花田のイオンモールに寄り道して、そこに入ってるジャスコで、PB(プライベートブランド)であるトップバリュのカップやきそばやカップラーメン、カップうどんを買う。たったの88円である。値段を考えるとまあまあの味である。このトップバリューのカップ麺があるおかげで、100円以上で売られているカップ麺には見向きもしないのである。ただ、この値段で販売されていて、いったいどれほどの利益が上がるのかと不思議に思うのだ。いまどき一食が88円なんて、どう考えても安すぎるだろう。これでは適正価格から下げすぎである。
このトップバリュの商品はどれもかなり安いのだが、それでもまだ下げたりないと思ってるのか、イオンは今年の2月24日にさらに値下げすることを発表した。約5000品目のPB商品のうち、1700品目を8月末までに1〜3割値下げするのだという。メーカー品よりもかなり割安に買えるPB商品を増やすことで、客寄せにしたいと目論んでいるようである。オレはそれを聞いて、イオングループの株はまだまだ値下がりすると予測したのである。一年間で半値以下に暴落した株価だが、適正価格よりもさらに安売りしたところで今よりも客を増やせるとは思えないのである。オレのような安物単品買いの客が増えるだけであり、そんな客は利益には貢献しない。こういう商品を増やすことは売上高のさらなる減少につながる一方で、客数はさほど伸びないだろう。
どんな商品にも適正価格というものがある。生産者に十分な利益をもたらし、その上で流通過程で関わる方々にも一定の利益をもたらすことができるだけの売るときの値段が必要なのだ。その適正価格を大幅に割り込むような安い商品を販売する場合、誰にそのしわ寄せが行くのか。もしもこんな安値で販売しても十分に利益が出るのならば、おそらく仕入れ値はとてつもない安値に設定されているわけで、この値下げによってダメージを受けるのはイオン本体ではなくてPB商品を納入させられている製造業者である。利益なんかほとんど出ないのに、工場の稼働率を上げるためだけに作らされてるのかも知れない。
ジャスコのPBには 「トップバリュ」よりももっと安い「ベストプライス」というものがある。なんとそのカップ麺はトップバリュの88円よりもさらに安い68円なのだという。そんなに安くしなくてもいい。そこまで値下げしていったいどうするんだ。やりすぎじゃないか。
オレはイオングループのような小売業大手が、価格競争で集客する必要はないと思うのだ。多少高くても適正な利潤を守るべきであり、それが大手の系列に属さない弱小小売店を守ることにつながると思うのである。少子化で人口が減っていき、景気も悪い今、それぞれの小売店は「いかにして売り上げ高を回復させるか」という難問に挑んでいるのである。そんなとき、明らかに客単価を下げさせる原因となる商品群は削った方がいいのではないだろうか。イオングループの全体の売上高が落ち込んでも、利益だけはきっちりと出るような体質を作っていかないといけないのだ。
PB商品を販売することでイオングループにはどんな利益がもたらされるのだろうか。もしもPB商品でなかったらもっと高い値段がついているものを、安く生産させて買い叩く行為によって仕入れ先はどんどん体力を失っていくだろう。そうなるとこれまで維持してきた品質を落とさざるを得なくなるのだ かつて小売業の雄であったダイエーが没落して敵の軍門に降った(イオングループの支配下に墜ちた)ように、オレはイオングループの将来をかなり心配しているのだ。このまま行けば第二のダイエーとなるしかないのではないかと。
イオングループが郊外に開店した大規模店の中には、すでにテナントが虫食い状態になっているものもある。少子高齢化でその傾向はこれからもっと加速するだろう。失業者がじわじわと増加して国民は購買力を失っている。その結果ますます安いPB商品が売れるのである。PB商品を増やし、さらに値下げを行えばもう過去の利益水準には永遠に戻れないだろう。そう予想したオレはイオン株の空売り準備を整えるのである。さて、夏までに景気は回復してイオングループは復活できるのだろうか? ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月14日(土) |
オレは鉄道ファンなんか大嫌いだ! |
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オレは夜行列車が好きだ。学生時代のオレの旅には夜行列車がつきものだった。九州に行くときは周遊券を買って、夜行の急行「阿蘇」「くにさき」「雲仙」「西海」などを利用した。寝台料金の必要なブルートレインではなくて、周遊券でそのまま乗れる夜行急行を使っていたのである。豪華で快適なブルートレインは貧乏旅行者のオレにとってあこがれだったのだ。学生時代にたった一度、下関まで特急「彗星」に乗ったことがある。それは下関→京都間の約600キロを自転車(ロードレーサー)で何時間で走りきれるかという耐久ランを試した時に、しっかりと眠るために乗ったときである。それはオレにとってかなりの贅沢だった。
結局オレは600キロを約23時間で走りきった。長距離の耐久ランを得意としたオレがチャレンジした最長にして最高の記録である。それ以外にオレは諏訪→京都の330キロをサイドバック2個のキャンピング仕様のランドナーで17時間で走ったこともあるし、北海道旅行中に襟裳岬から支笏湖までの200キロを10時間弱で走ったこともある。周遊券を使って夜行列車で移動し、現地では自転車で走り回ることで旅のバリエーションは広がった。そんな貧乏旅行者のオレには高嶺の花だったブルートレインというものに、いつかオレは乗りまくりたいと思っていたのである。
しかし、オレがその余裕を手に入れた時、ブルートレインはどんどんJRのダイヤから消え去ってしまっていたのである。なぜ消えてしまったのか。客が少なかったからである。その最大の原因は「料金の高さ」にあったとオレは思っている。わざわブルートレインに乗らなくても早起きして新幹線に乗っていく方が安くなるのなら、みんな新幹線に乗るだろう。安さだけを求めるなら夜行の高速バスに乗るだろう。そういうわけで競争相手が増えたのに、JRは料金を大幅値下げすることなく高級感を売り物にガラガラのブルートレインを走らせ続けたのである。もうからない列車を廃止するのは当たり前のことである。長い歴史を持つ最後のブルートレインがダイヤから消えることとなり、東京駅ホームに大勢の鉄道ファンが集まったというニュースを見て、オレはただ一言「あほか!」と思ったのである。そんなセレモニーなんか不要だと。
さよなら「富士・はやぶさ」 東京駅ホームに3千人 2009年3月13日19時4分 14日のダイヤ改定で廃止される寝台特急「富士・はやぶさ」(東京―大分・熊本、定員320人)の最終列車が13日午後6時すぎ、JR東京駅を出発した。同駅発の最後のブルートレインを見ようと、ホームには約3千人のファンが集まった。青い客車がゆっくり動き出すと、「ありがとう」「さよなら」と歓声が上がり、ホームは拍手に包まれた。 富士、はやぶさとも昭和30年代から運行を始め、東京と九州を結ぶ寝台特急として高度経済成長期を支えた。ただ、最近は乗車率が4割に落ち込んでいた。東京駅発着のブルトレは消滅し、残るのは「北斗星」(上野―札幌)など4列車のみとなる。 ホームにいた品川区の田中立夫さん(71)は「経済性優先の社会の中で、ブルートレインに乗るのんびりとした旅は魅力的だった。廃止はもったいない」と話した。
なぜ廃止されたのか?利用者が減って採算がとれないからである。もしも連日の満席ならば絶対に廃止などしないだろう。ふだんは見向きもしなかったくせに、いざ廃止となるとこうやって集まってくる薄情な鉄道ファンというものがオレは大嫌いだ。そんなに好きならなぜもっと乗ってやらなかったのか。富士ファンクラブでも結成して、会員は年間にかならず5回乗らなければならないとか決めて、会員数をどんどん増やしていけばいつも満席にすることだって可能だったはずだ。そういう努力もしないで「廃止はもったいない」と言う。もしもオレがJRの社長なら「ふだん乗らないくせにこんなときにだけ集まってくるんですよこの連中は。サイテーですね」という暴言を吐いただろう。
最後のブルートレインを見に来るのではなく、現役で走ってるときになぜ乗りに来なかったのか。見るだけならタダだ。いくら観客がいてもJRは少しももうからない。もしかしたら入場券を買ってくれて120円×人数分の利益は得られるかも知れないが、そんなものは寝台券の売り上げにくらべればわずかである。
地方のローカル線についてもオレは同じことを思うのである。廃止反対などとほざくヤツに限ってふだんはクルマばかり使っていたりするのだ。全く困った連中である。自分が乗らないことも乗客減少の一因になってるということに気づきもしないで、自分勝手に「廃止するな!」などと主張するのである。そんなに大切ならみんなで乗りまくれ。用がなくてもどんどん乗れ。近隣住民にノルマを課してみんなで乗ることで「こんなに利用されてるので廃止しないでください」と訴えればいいじゃないか。空気を運んでももうからないからこそ廃止されるのである。鉄道が営利事業である以上、採算の取れない路線が廃止されるのはある意味必然である。それが採算を度外視した公益事業だから赤字でも存続させろということならば、地方自治体がゼニを出して維持させるしかないだろう。しかし、誰も乗らない路線を税金で維持することの意味があるのかとオレは思うのだ。鉄道は使ってナンボである。
ブルートレインもどんどんなくなり、食堂車もなくなった。昔は長距離を走る特急列車には食堂車があった。大阪から青森行きの特急「白鳥」とか、札幌から函館に行く「おおぞら」とかには食堂車が連結されていた。そこで喰うカレーとかスパゲティはオレにとってことのほか贅沢なごちそうだったのである。乗車時間が長いと腹も減る。確かに駅弁を食えばそれでいいのだが、食堂車を使ったあの贅沢をオレは忘れられないのである。あんな旅をもう一度したいと思ってももうできないのである。そういえば昔、新幹線にもビュフェという軽食を提供する車両が連結されていたが、ああいうものはもう復活しないのだろうか。ゆっくりと食事を楽しみながら旅をするなんてことを今の時代は求めていないのかも知れないが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月13日(金) |
書評『猫を抱いて象と泳ぐ』〜小川洋子 |
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きっこさんの日記からのリンク経由でおいでになった方は、ぜひ3月11日のカーネルサンダースに関する日記をごらんになってください。 江草乗について知りたい方は「うれひの年譜」をごらんになってください。
小川洋子の作品には「イタい」人が登場する。『博士の愛した数式』の博士がまさにそうである。今回紹介する作品『猫を抱いて象と泳ぐ 』の主人公もある意味とっても「イタい」人である。しかし、そうした「イタい」人をこよなく愛するオレだからこそ、彼女の書く作品にいつも癒されるのかも知れない。 「博士の愛した数式」「ミーナの行進」同様にこの作品は「読み終えてしまうのが惜しい」のでゆっくりと読みたいという気持ちと、面白いのでついつい引き込まれてどんどん読んでしまうという興味の間で翻弄されたのであった。
冒頭に登場する百貨店の屋上の場面、子象の時に連れてこられてそのまま百貨店の屋上から降りられなくなってしまい、37年間そのまま屋上で生涯を終えたインディラの物語は、この作品の重要な伏線となっている。その意味は最後まで読んだときにわかるようになっているのだ。
オレはチェスをしない。将棋は得意だが、チェスは駒の動かし方を知ってるくらいである。そういうわけでこの作品に登場する棋譜の意味は正直よくわからなかった。美しい棋譜を残すことの意味もオレにはわからない。ただ、チェスを通じて対戦相手と対話するというのはわかるような気がする。この作品の主人公である、リトル・アリョーヒンと呼ばれた少年にとってはあの白黒の升目がそのまま世界そのものだったのだ。
チェスのことをほとんど知らないオレは、アリョーヒンとはいったい何者なのかを知るためにウィキペディアで検索してみて、盤上の詩人と呼ばれた伝説のチェスプレーヤーであったことを確認した。
すぐれた小説は常に読者をよい意味で裏切る。次はこんなふうになるのではないかという予測を無意味にするからだ、なぜこの作品はこんな題名なのか。その理由はかなり最後に近づいてからやっとわかるようにできている。最初オレはこの小説を、とてつもなくチェスが強い少年の成長の物語であると思っていた。天才チェス少年が強敵を次々と打ち倒して、最後には世界チャンピオンになる・・・という物語だと思って読み進めていったのだが、そんなありふれた安っぽいストーリーじゃない。もっと奇想天外で、荒唐無稽な物語なのである。その意外性がまたこの作品の魅力なのかも知れない。
「博士の愛した数式」の中で数式や証明の美しさを語ったように、ここでは棋譜の美しさが語られる。もしも自分がチェスに詳しく、そこに書かれている棋譜を盤面に再現しつつ読むことができたならば、もっとこの面白さは増しただろう。そのことを読み終えてからとても残念に思うのである。
少年には恋人のように心を通わせられる相手が登場する。しかし、本当に心が通い合っていたのか、それが世間で言うところの「恋愛」という感情だったかというと少し違うような気がする。しかし、その彼女との交流は作品の重要な柱となっているのである。
読み終えた後でオレは、猛然と誰かとチェスをしたくなってしまった。おそらく多くの読者がそんな気持ちになったことだろう。
お勧め小川洋子の本 博士の愛した数式 (新潮文庫) 完璧な病室 (中公文庫) 犬のしっぽを撫でながら (集英社文庫) 凍りついた香り (幻冬舎文庫) ミーナの行進 ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) アンジェリーナ―佐野元春と10の短編 (角川文庫) ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月12日(木) |
自転車の正しい乗り方教えます。 |
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大人になっても自転車に乗れない方というのがたまにいる。普通は子どもの頃に自転車に乗れるようになるものだが、たまたまそんな必要がなかったとか、親が乗れなかったとかなどの理由で乗れない方というのがいるものである。その場合どうやって練習すればいいのか。公園で練習していてもけっこう人目があって恥ずかしいし、何よりその練習に付き合ってくれる相手を見つけられるとは限らない。恋人や配偶者がそのお世話をしてくれるようなラッキーな展開になればいいが、そういう相手がいなかったらどうにもならない。 そんな恵まれない方のために、なんと無料で自転車の乗り方を教えてくれる施設が大阪府堺市にあるのだ。堺市の大仙公園にあるサイクルセンター・自転車博物館である。
前日までに予約すれば、9:20〜16:00とみっちり6時間以上掛けて教えてくれるのである。なんとありがたい施設だろうか。サイクルセンターには自転車の普及という崇高な目的があるために無料なのである。
このサイクルセンター、入館料がわずか300円なのだが3月31日までの企画でレース用の自転車の展示が行われている。ツール・ド・フランスやジロ・ディ・イタリーに優勝したマシンとその優勝者に与えられるジャージが飾られていたり、中野浩一選手が世界選手権で使用したマシンが展示されている。自転車好きの方にはけっこう楽しめる施設である。見学者用の駐車場もあって(といっても停められるのは数台だが)クルマで訪れることもできるのである。
この自転車乗り方教室は5歳以上なら誰でも参加できるのである。忙しいお父さんが我が子の自転車に乗る練習の相手をしなくても、ここで指導してもらえばちゃんと自転車に乗れるようになって帰ってくるのである。なんと便利な施設だろうか。そこで「そういう場面こそ親子のふれあいが大切だ!」と語る方もいるかも知れないが、すべての父親が自転車乗りの達人であるとは限らないわけで、中には下手な方もいそうである。また子どもと接すること自体が苦手な父親もいるだろう。そういう方たちにとってこの自転車乗り方教室というのはとても好都合である。
5歳以上ということは80歳や90歳も含まれる。どうして年齢制限の上限を設けなかったのだろうか。そんな年齢の方が突如「自転車に乗りたい」と言い出してもかえって危ないだけのような気がするのである。飲み込みの早い子どもと違って、老人の場合たった6時間で乗れるようになるとは思われない。そういう応募者はないのだろうかとオレは不思議に思うのである。大人になってから実は「自転車に乗れない」と答えることが恥ずかしいと思うのならば、こういう施設を利用するのも一案である。それにしてもこの無料自転車教室、シマノが出資する財団法人が提供しているそうだが、こういう社会貢献をする企業には無条件に好感を抱いてしまうのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月11日(水) |
史上最強のガイジン選手、バース! |
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阪神の優勝を4度見た者は死ぬという都市伝説がある。20年に一度くらいしか優勝しないこのチームの優勝を4度も見るということはそれだけで60年経ってるわけで、次はないと言われても仕方がない。オレは物心ついてからすでに優勝を3度経験しているから、おそらく死ぬまでにあと1回くらいしか優勝を見ることはできないのじゃないかと思うのである。
1985年の阪神は本当に強かった。真弓、バース、掛布、岡田がホームランを打ちまくり、勝負強い佐野、バントの名手の平田が脇役として活躍した。中でも2年連続3冠王のバースの働きは際だっていた。阪神ファンはみんなバースが好きだった。バースの前にバースなく、バースの後にバースなしである。阪神の獲得するガイジン選手は基本的にみんなハズレだ。バース以外のガイジン選手でそこそこ活躍してくれたのは初登板の江川からホームランをかっ飛ばしたラインバックと、92年の優勝争いを盛り上げたオマリーくらいだろうか。それ以外の多くのガイジンはほとんどが何の為に来たのかわからないような連中ばかりだった。3試合ほど出ただけで神のお告げで帰ってしまったグリーンウェルとか、野村監督にいつも揶揄されていたブロワーズとか、なんでこんなのを獲得したのかフロントの考えが全くわからなかったぜ。
そのバースが1988年のシーズン途中で突然に解雇され、阪神タイガースが万年最下位に低迷するようになったとき、誰かがその低迷を「カーネルサンダースの呪い」と呼ぶようになった。なぜそう呼ばれたのか。その由来がこの水中から発見されたカーネルサンダース像である。アサヒコムの記事を引用しよう。
あの!? カーネル・サンダース像見つかる 道頓堀川 2009年3月10日21時3分 85年10月に阪神タイガースがセ・リーグで優勝した際、大阪・道頓堀に集まったファンに道頓堀川(幅約25メートル)に投げ込まれ、行方不明となっていたケンタッキーフライドチキンの「カーネル・サンダース」像とみられる人形が10日午後4時ごろ、大阪市中央区の同川で見つかった。 市の遊歩道整備で川中に爆発物がないか調査していたダイバーが、南側の護岸から約5メートル、水深2メートルの川底でヘドロに埋まっている上半身を見つけ引き揚げた。日本ケンタッキー・フライド・チキン広報室によると、外形や発見地点、ほかに行方不明の像がないことから、投げ込まれたものに間違いないという。 大阪市は同社に返還する予定。下半身は見つかっておらず、11日以降の作業で捜すとしている。 阪神が21年ぶりにリーグ優勝した85年10月16日、大阪の街は沸いた。その年、三冠王に輝いたランディ・バース選手がサンダース像に似ていたことから、ファンが当時の道頓堀店の店頭に置いてあった強化プラスチック製の像を胴上げし、「六甲おろし」の大合唱と共に道頓堀川に投げ込んだ。以降、阪神は長期間の低迷が続き、ファンの間では「カーネル・サンダースの呪い」とも言われた。03年と05年にリーグ優勝したが、23年間、日本一にはなっていない。
バースがホームラン54本を打ち、あと1本で王貞治の記録に並ぶとなった時、最後の2試合の対戦相手は奇しくも巨人だった。結局ほとんどの打席が敬遠の四球となり(当時巨人軍の投手だったカムストックの著書には、バースにストライクを一球投げるごとに罰金100万円が科せられたとある)シーズン本塁打の日本記録更新はならなかった。報知新聞には王貞治がしらじらしく「自分は敬遠を指示しなかった」というコメントが掲載されている。オレが王貞治という男を大嫌いなのはそういう理由である。実に卑怯なオッサンである。
バースが1986年に記録したシーズン打率.389は今も日本記録であり、あのイチローでさえもこれを破ることはできなかった。またその年、7試合連続本塁打で王貞治と並ぶ日本タイ記録を達成しているが、この時の対戦相手は江川卓である。オレが巨人の選手の中で唯一、江川卓に敬意を払うのは、このときに真っ向勝負してくれたからである。
阪神ファンはバースのその神がかり的な活躍に対して「神様、仏様、バース様」と呼び、また彼の姿にメジャーリーグ最高の強打者ベイブルースを重ね合わせて「大阪ベイブルース」と呼んだ。上田正樹はそれを歌にした。 「悲しい色やね」という名曲である。オレがカラオケで得意にしている曲でもある。(悲しい色やねの音声はこちら)
ホーミーてぇ 大阪ベイブルース (ホームラン見せてよ、大阪ベイブルース!)
こんなヘドロまみれのカーネルサンダース、返してもらってもどうしようもないだろう。ケンタッキーの側も大迷惑である。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月10日(火) |
生活保護という仕組みのどこに欠陥があるのか? |
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働かなくても十分なお金がもらえるならそれに越したことはない。もしも健康で働く能力もあるのに「気に入った仕事に就けない」という理由で無職を続ける人が生活保護を受けられるのならば、世の中の人々のどれだけの割合が「気に入った仕事」についてるのだろうかと思うのである。人はその仕事が好きであるかそうではないかに関わらず、生活するためにやむなく働いている。もしもオレの手元に死ぬまで生活できるような大金があればオレは明日からすぐにでも働くのを辞めるだろう。自分の持ってる時間と労力を提供して、生きていくために必要なゼニを手に入れる。それが世の中の仕組みである。
生活保護という仕組みにオレは理不尽なものをいつも感じている。なぜ生活保護の給付水準の方が老齢基礎年金よりも多いのか。きちっと年金を掛けた人がもらえる金額よりも、年金を掛けずに無年金になって生活できない人の方が多くの給付を受けられるのは間違っている。少なくとも高齢者の場合は、そうならないように若い頃から努力すべきではないのかと。人生に於いてもっとも大切なのは、自分をしっかりと守ってくれる家族との絆を築くことではないのかと思うのである。
これからどんどん高齢化社会になっていく日本にはおそらく大量の無年金の老人に全部生活保護を支給する余裕はないだろう。コストを下げるためには貧民キャンプみたいなものを設置して、そこに行けばとりあえずねぐらと食い物はあるから最低限の暮らしは保証される・・・という方法しかないと思うのである。
生活保護を「おかみが貧乏人に恵んでやるものだ」という発想でいる公務員はこんな犯罪を起こす。毎日新聞のWEBサイトから引用しよう。 広島市職員逮捕:生活保護打ち切り示唆、交際迫った疑い 生活保護打ち切りを示唆して女性に交際を迫ったとして、広島県警は9日、広島市中福祉事務所職員、垣野内紀之容疑者(42)=同市南区=を強要未遂容疑で逮捕した。容疑を認めているという。垣野内容疑者はケースワーカーとして昨年から被害者を担当していた。 容疑は、交際を断られた直後の昨年9月下旬ごろ、女性(30)宅の玄関ドアをたたいて「居留守を使うな」などと大声で叫び、「生活保護辞退届」と書かれた紙を郵便受けに投函(とうかん)するなどして生活保護打ち切りの恐怖を与え、交際を迫ったとしている。
生活保護受給者の相談に乗るケースワーカーが、その職務上知ることになった女性に交際を強要するということは、おそらく日本中でいくらでも起きているのだろう。すべてのケースワーカーが善意の人ではないわけで、中には悪質なヤツも必ず居るだろうし、それを一種の援助交際ととらえていて「生活保護認定してやるから交際しろ」なんてヤカラもきっといるはずだ。もちろんそれを利用して不正受給する者も出るだろうし、制度を悪用する者はいつの時代も必ずいる。
もしもオレがケースワーカーをしていれば、きっと不正受給の連中はどんどん摘発しただろうし、パチンコ屋で生活保護受給者を見つければどんどん打ち切りさせただろうし、不正受給のヤクザは詐欺罪で警察に訴えただろう。しかし、そうして職務に忠実になればおそらく家族がヤクザに刺されたり子どもが誘拐されたりということが起きるかも知れない。今の世の中で正義を貫くということは危険が伴うのである。適当に悪と距離を保ちつつ付き合った方が悩まずに生きていける。北海道の滝川市だったか、生活保護受給者がタクシー代で億単位のゼニを不正受給していた事件があったが、市の担当者はその金額が異常であることに気が付いていたはずだ。しかし、ヤクザと立ち向かうよりもそのまま放置するという方を選んだ。後任者に押しつければそれで済むことなんだからと。
今の仕組みのどこに欠陥があるのか、現場でその実務を担当していないオレにはわからない。しかし、せめて複数人でのチェック体制と聞き取り調査、受給したゼニが適正に支出されてるかどうかを判定するための家計簿の提出などでかなり不正は排除できると思うのである。
生活保護の受給資格を自分が左右できるかのように脅して交際を強要するなどという行為は言語道断だが、その程度の低レベルの職員がこの役割を任されているという実態にもまた問題があるのではないかと思うのである。どこにでもゲス野郎というのは存在する。その相手をするのはなかなか大変なのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月09日(月) |
高速道路が1000円になると・・・・ |
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地方の高速道路が週末1000円で乗り放題になるとどうなるのか。職場ではうどん好きの同僚が「1000円で香川に行ける!」と喜んでいた。本四架橋の料金がどうなるのかとか細かいことはまだ確認していないのだが、そうしたドライブは一気に増えるだろう。そしてせっかく高速代が下がったのにガソリン代がかかるのは馬鹿馬鹿しいということで低燃費のクルマがさらに売れるのかも知れない。また国内旅行という内需が生まれることによって景気にも影響するだろう。しかし、どの程度の混雑が発生することになり、どんな混乱が生じるのか。それはまだやってみないとわからないのである。ただ、料金が割引になるのは週末に出るかはいるかした場合であり、日付が変わる瞬間の前後で時間待ちのクルマが大量にどこかに滞留するという事態が発生するのは間違いない。その混乱は確実に起きるはずだ。金額が大きいだけに割引を利用しようとするクルマは莫大な数になるだろう。もしかしたら3月28日、日本中の高速道路が一斉にクルマで埋まるかも知れないのである。
もしかしたらとてつもない観光需要を喚起し、自動車かがガンガン売れ、日本中の温泉地が客で賑わい、地方の振興にも役立ち、内需が急激に拡大し・・・などというバラ色の施策効果を麻生首相は考えてるのだろうか?オレはそんなことは期待通りにはならないと思うのだが。
しかしこの割引、降りたらまた1000円払わないといけない。途中下車ができないのだ。そうなるとオレが想像するのは、SAにクルマを置いたままで外に出られる方法はないのかということだが、考えたら周回して帰れるようになってる場所はそれほど多くないわけで、帰るためには一度は高速道路から降りることになる。そうすると往復で2000円は最低限使うことになるわけだ。
この割引制度を利用すれば青森から鹿児島まで2500円で行けるという。途中に大阪周辺で大都市近郊区間を必ず通過しないといけないためにそこで1500円は掛かってしまうが、それ以外は1000円でOKなのだという。そのためにわざわざ青森から鹿児島まで走ることもないだろうが、それにしてもこんな割引制度の導入は「じゃんじゃんクルマを使ってCO2を排出してくれということであり、地球温暖化を促進することは間違いない。
民主党はさらにインパクトのある「高速無料化」で来るみたいだが、とりあえずそんなことをしたらどんな混乱が起きるかという実験を見てから公約にした方がいいだろう。オレはどうもこの割引は失敗しそうな気がしてならないのである。その時になってどんな混乱が起きるだろうかと、それだけが心配なのである。
もっともオレがふだん高速道路を利用するのは割引とは無縁なところである。そこではたいした混乱も起きないだろうと安心しているのだが、実際に混雑が引き起こされるところではどうなるのか。そして週末に高速道路が渋滞で完全マヒしだした時に、週末も客を定時に運ばないといけない高速バスなどはどう対処するのかということである。そんなもろもろの問題を抱えたまま、全く検証できないままに見切り発車するのだ。せめて日本のどこかで一度割引を実施してみてその影響を検証してからでもよかったと思うのだが、もはやその余裕もないのである。
もしもオレが大学生の時にこんな割引が実施されたら、喜んでクルマで旅行に出かけただろう。若者がクルマに魅力を感じなくなり、景気が悪いからとクルマを手放す人が増えている昨今、その流れを変えようとしてこうした政策が導入されるならそれもまた面白いのかも知れないが、とりあえずどんな混乱が起きるのか、オレは一人の野次馬として注目しているのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月08日(日) |
コアラのエサはなぜこんなに高いのか? |
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オレはコアラという動物に対して何の思い入れもない。この動物を「かわいい!」と思う人も大勢居るようだが別にオレはどうでもいい。そもそもオレは動物園という施設の存在に対して反対である。あんなところに動物を詰め込んで自由を奪って、それを見せ物にするなんて虐待以外の何ものでもないと思うからである。
その動物園がビジネスとして成立していて、所有する自治体に大きな利益をもたらすのならば「ゼニのためなら仕方がないか・・・」と思うが、実際は赤字を垂れ流しているだけである。そんなことなら廃止してしまえと思うのである。大阪市なんか事業が次々とコケて借金のカタマリなのに動物園を維持する余裕なんかなさそうに思えるのだ。もちろん子どもの頃に天王寺動物園に行ったことのあるオレは、子どもたちの情操教育に一定の役割を果たすことを認めてはいるが、それでも市の財政を考えるとやっぱり、かなり無理してるなあと思うのである。
その動物園の経費の中でも大きいのが動物のエサ代である。コアラのエサ代に関するこんな記事をアサヒコムで読んだ。
高い? コアラえさ代、年1500万円 天王寺動物園2009年3月8日0時32分 1頭あたり年間1500万円ナリ――。大阪市天王寺動物園のコアラのえさ代をめぐって議論が起きている。外部から「少し高いのではないか」と相次いで指摘され、動物園側は頭を悩ませている。財政難の波が、ユーカリしか食べない人気者にも押し寄せている。 「ユーカリの栽培委託費は、もう少しコストダウンを考えられないのか」 2月8日、個別事業について市の関与のあり方を議論する公開の場で、外部参加者が指摘した。これに対し、天王寺動物園の長瀬健二郎飼育課長は「全国7カ所で栽培しており、集約できない。輸送費がかさみ、コストダウンはなかなか難しい」と反論した。 07年度市決算の外部監査でも、市がユーカリの栽培管理を委託している財団法人「大阪市スポーツ・みどり振興協会」に対し、「市と一体となって費用削減に取り組む必要がある」の意見がついた。拘束力はないが、長瀬課長は「財政難なので指摘はよくわかる。何とか努力したいが台風が怖くて栽培地の数は減らせない」と話す。 同園は現在6頭のコアラを飼育。市はユーカリの栽培委託費として08年度予算で9200万円を計上し、09年度も同規模になる見込みだ。ほかの動物すべてのえさ代8600万円よりも高い。 国内に自生していないユーカリは暖かい地域でしか栽培できない。しかも、台風の影響や収穫時期を勘案すると、数カ所に分散して栽培せざるを得ない。同園も大阪府(和泉市、河南町)のほか、沖縄、鹿児島、岡山、和歌山、三重の各県で、民間の森林組合や農家などと栽培委託契約を結んでいる。 国内でコアラを飼っている9園のうち、沖縄、鹿児島以外の7園は、いずれも単純計算するとえさ代は1頭あたり1千万円を超える。ユーカリの主産地、鹿児島県で栽培歴22年の中野実さんは「遠くへ運ぶほど、費用はどうしても高くなる」。 11頭いる鹿児島市平川動物公園では県内5カ所でユーカリを育て、年間約1900万円だ。「1頭あたりのえさ代は他の動物と比べ一番高い」と担当者。沖縄こどもの国(沖縄市)は1頭約30万円だが、できるだけ公有地を無償で借り受け、職員自らが栽培、収穫、運搬することでコストを抑えている。 ただ、ユーカリなら何でもいいというわけでもない。コアラが食べるのは約50種類と言われる。コアラは生後約7カ月までは母の袋で育つが、その間の「離乳食」は母のフン。子は母が食べていたユーカリを主に食べるようになり、種類が違うと受け付けない。天王寺動物園でも十数種類を委託栽培している。 一方で運営する自治体の財政は年々、厳しくなるばかり。埼玉県こども動物自然公園ではコアラが食べ残したユーカリをキリンやヤギに食べさせ、節約を試みている。 コアラと財政難をどう考えるのか。人気動物投票で常にコアラがトップという名古屋市東山動植物園の橋川央・飼育研究主幹は「コアラを見たいと言う人がいる以上、ユーカリ確保にある程度のお金がかかるのは仕方ない。そこは運営する自治体などの考え方次第ではないか」と話す。(斎藤利江子)
コアラがユーカリの葉しか食べないことは知っていたが、たかが葉っぱだと思っていたらそうでもないのである。こんなに高いと知って驚いたのである。以下に日本中の動物園のコアラのエサ代の一覧表を示す。
さて、こうして並べてみると天王寺動物園の1頭あたり年間1500万円という金額は確かに高いが、もっと高いところもある。東京都の多摩動物公園では2300万円も掛かってるのだ。その一方で鹿児島県立平川動物公園は173万円、沖縄こどもの国は30万円と比較にならないほど安い。これはどういうことなんだろうか。オレにはユーカリ栽培農家がエサ代をぼったくっているように思えてならないのである。しかし、もしも農家に支払われてるエサ代がこれに比べて安いのならば、間に入ってる財団法人が中間搾取してエサ代をつり上げているということである。このあたりは調査してみると面白そうである。案外ニュースになったことで農家が「そんなにもらってないぞ!」と怒りだしたりして。財団法人が農家に丸投げしてるくせに、中間搾取はがっぽりという可能性も捨てきれないからだ。
ほとんど緑のない大阪は日本で一番暑い街である。8月の平均気温は鹿児島よりも高いのである。そんなに暑いのになぜユーカリを栽培できないのか。ちゃんと工夫すれば大阪でも栽培できるはずだ。大阪の農家に協力を頼んで、6000万円のエサ代をせめて半分の3000万円に抑えられるように工夫できないのかと思うのである。天王寺動物園の園内に植えたらどうなんだろうか。園内緑化の一環として中でエサになる植物を栽培するということである。
島根県にフォーゲルパークというフクロウをたくさん飼育している施設があって、そこでエサとして与えられてるのはヒヨコだった。オレは飼育係が隠しているエサの中味をこっそりとのぞき見して、血まみれのヒヨコがたくさん容器の中に入ってることに仰天したのである。こんな残酷なもの、とても子どもには見せられないと思った。ただ、肉食のフクロウのエサとしてヒヨコが活用可能ならば、卵を産まない雄のヒヨコはかなり安価に入手できるはずである。そのエサはなかなかの工夫だと思ったのである。
オーストラリアではコアラのエサ代として年間にどれくらいかかるのだろうか。もしも空輸するのならもっと高く付いてしまうのだろうか。日本中のコアラを飼う動物園が共同購入すれば輸送経費も抑えられるのではないだろうか。そんなことをオレは考えたのである。一種類のエサしか食べないこうした動物を動物園で飼育するときに、何か他のエサで代用することは不可能なのか。ドッグフードみたいに固形化した「コアラのエサ」というものを作れないのか。もしもそういうエサを開発できれば日本中のコアラを飼う動物園にとって莫大な経費節減になるわけである。
エサ代にこんな贅沢をしてるのは日本だけかも知れない。アメリカやヨーロッパの動物園がコアラを飼うときにどうしているのか。それも調べた上でもっとエサ代を安くする方法を考えるべきであるとオレは感じたのである。それにしてもあの珍獣が、そんなにゼニがかかる動物だったとは驚きである。
追記: 掲示板でエサ代の高さの理由についての指摘があった。委託先の団体の天下りの連中の人件費が高すぎるせいではないかということで、そのエサ栽培を委託されてるという財団法人「大阪市スポーツ・みどり振興協会」の事業会計報告書にリンクしておく。ここに大阪市の職員がどれだけ天下ってるのかはわからないが、表中の退職金引当金の金額の突出ぶりが気になるのである。役員報酬も過大である。そもそもこういう財団法人の役員にその報酬に見合っただけの仕事があるとは思えず、エサ代というのももしかしたら方を変えた公金の無駄遣いなのかも知れない。
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2009年03月07日(土) |
政治献金を全面禁止しろ |
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政治資金とは賄賂である。企業はそのゼニを出すことでなんらかの見返りが企業活動にもたらされるからそのゼニを払うのである。しかし、政治家の職業はゼニをもらって政策をねじ曲げることではない。だからオレは贈収賄というのは贈賄側はすべて無罪、収賄側はすべて極刑に処すべきだという考えを持っている。企業が投資に見合ったリターンを得ようとする行為自体は企業活動の一環だが、政治家が自分の権力を利用してゼニを得ることは国民に対する裏切りだと思うからだ。そんな者たちは死刑にしてくれ。もしもオレの提案道理になれば、金権政治家を次々と処刑台に送ることができるだろう。
賄賂を政治献金と言い換えることは、売春を援助交際と言い換えることと同じである。ごくつぶしをニートと呼ぶのと同じである。援助交際と呼んでも売春は売春だ。同様に政治献金も賄賂以外の何ものでもない。それを排除することは今の政治家にはできない。だからこそ罰を極端に重くして引き合わなくするしかないと思うのである。オレの提案する「贈賄は無罪・収賄は死刑」というルールになれば、贈った側はみんなすぐに口を割るだろう。だって無罪なんだから。しかしもらった方はそれこそ必死で否定するに違いない。その狼狽ぶりを想像すると笑えてしまうのである。
政治献金を規制するために、ゼニをふんだんに与えればそんなものを必要と しないだろうという「盗っ人に追いゼニ」的な間違った発想で決まった政党助成金がスタートしてからも政治献金を廃止するという動きはなかった。政権奪取を狙う民主党も巨額の政治献金を財界からもらっているので廃止ということは全く考えていないだろう。この問題に関してオレと意見が一致しそうなのは残念ながら日本共産党くらいである。今回の西松献金問題に関して、読売新聞の記事を引用しよう。
「西松」献金どこに返したら…ダミー団体解散で議員ら困惑 小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件を受け、準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)の二つのダミーの政治団体から献金やパーティー券代を受けていた国会議員などから、返金を検討する動きが相次いでいる。 しかし、問題の政治団体は、いずれも2006年に解散しており、議員らからは「どこに返せばいいのか」と戸惑う声も上がっている。 西松建設はダミーの政治団体「新政治問題研究会」(1995年設立)と「未来産業研究会」(98年設立)の名義で、国会議員や自民党の派閥、自治体の首長の政治団体などに事実上の企業献金をしていた。04〜06年に両団体から献金などを受けたのは国会議員19人と首長5人、派閥は5団体。 04〜06年に計838万円分のパーティー券を購入してもらった自民党二階派は今月5日、派閥の総会で返還を決めた。同派事務総長の泉信也・元国家公安委員長は総会後、記者団に「手続き的な瑕疵(かし)はないが、道義的観点から返還することに決めた」と理由を説明している。 06年に資金管理団体で16万円のパーティー券代を受けた古賀誠・自民党選対委員長の事務所は、読売新聞の取材に対し、西松建設と二つの政治団体の関係について「知らなかった」としながらも、「道義的責任を感じており、返金する方向で検討している」と説明した。政党支部で04年に200万円の献金を受けた渡辺秀央・改革クラブ代表の事務所も「弁護士などに相談して返金を検討している」とコメント。尾身幸次・元財務相の事務所も「原資にも問題があると判断したので、返却する」としている。 一方、04年に100万円分のパーティー券購入を受けた山本公一・衆院議員(自民)の秘書は、「返金することにしたが、どこに返還するか不明で悩ましい」と話した。 後援会がパーティー券の購入を受けていた石川嘉延・静岡県知事は「政治団体が解散し、連絡が取れないので、その住所地に配達証明郵便を送り、それでも所在が分からなければ、法務局に全額、供託する」という。阪口善雄・大阪府吹田市長も「供託も含めて検討している」と話している。 一方、資金管理団体が04〜05年に計140万円のパーティー券の購入を受けた川崎二郎・元厚労相は、「(返金する)相手がない。別口座に取ってあるけれど、返しようがないでしょう」と語った。 総務省政治資金課には、政治家側から数件、問い合わせが来ているというが、返金する先の政治団体がなくなったケースは恐らく前例がないという。担当者は「政治団体からもらった寄付を、西松建設に寄付するという形で政治資金収支報告書に記載するしかないのではないか」と話した。(2009年3月7日03時11分 読売新聞)
ゼネコンは技術の高さによって工事を受注すべきである。こんな卑怯な方法で仕事を取ろうとすべきではない。西松建設が90年代半ばに建設したある高校の校舎はひどい欠陥工事で、壁のあちこちに巨大なひび割れが発生してひどいものだった。オレはそれ以来この企業をろくでもないところだと認識していたのだが、今回の賄賂事件でその認識が正しかったことが証明されたのである。
小沢一郎氏は「やましいところはない」と主張し、今回の捜査を政治的な陰謀だと言ってるがそんなもの陰謀でも何でもなく、ただの贈収賄事件であり、小沢氏への献金額が突出して多かったのは、それだけ彼が岩手県に影響力があって受注実績を上げるために効果があったからだろう。ああやって真剣に否定されるとますます「こいつは怪しいなあ」と思うのである。もっとも小沢一郎という男が田中角栄の直系であり、金丸信や竹下登といったイナカモンドリームを巧妙に利用して地元に利益誘導をはかった連中の血をひいてることを思えば今回の秘書逮捕劇もスンナリ納得できるのである。それにしても自民党はこれでかなり解散総選挙しやすくなったはずだ。これを材料にしたら大敗だけは避けられるかも知れないからである。
さて、返金できなくなったこのゼニの行き先だがそんなもの西松に返さなくていい。国庫に入れればいいのだ。「政治献金」が真に国家のために企業が寄付する浄財ならば、そんなものは政治家個人や政党が受け取るべきではなくて国家が受け取るべきである。そして各企業はその寄付金の額を競うようにすべきなのだ。毎年各企業は支払った法人税と寄付金の額を公表し、国民はそれぞれの企業の国家に対する貢献度をはかればいいのである。それが企業の社会的評価につながるのだと思えば企業はその寄付金をじゃんじゃんするだろうし、いっそのこと寄付金の多い企業は入札時に優遇されるなどのルールも与えてもいい。それが特定の政党への献金だから問題なのであり、国家に献金するのなら広く認めてやってもいいじゃないか。
今回の「疑獄」と呼んでもよさそうな西松献金事件だが、これが新たな「日本売り」の材料となればまたまた「円安・株安」につながるのではないかとオレは恐れている。為替がかなり円安に動いてきたのに輸出株がちっとも上昇しないのである。それだけ日本企業は世界での評価を落としてるのであろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月06日(金) |
借りた本は返しましょう |
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図書館で借りた本を返さないのはなぜだろうか。返すのが面倒であるとか、無くしてしまったとか、いろんな理由が考えられる。しかし、継続的に使用するような本ならば購入して利用すべきであり、そういう本を借りてすませようとするとどういうことになるのか。福岡県立大学の図書館に関するニュースを毎日新聞から引用しよう。
福岡県立大:本返却しない学生の卒業証書保留 福岡県立大学(福岡県田川市)は、付属図書館の本を借りたまま返さずに卒業する学生に対し、卒業証書の授与を保留する強硬策を打ち出している。4日現在、卒業予定者21人が計51冊を返していないため、卒業式(17日)前日までの返却を求めている。不心得者に業を煮やした窮余の策だ。 06年春に大学が独立行政法人となった際、図書館の未返却図書が420冊に上ることが判明。翌春、28人が計58冊を返さずに卒業した。このため10月と1月を「延滞解消月間」として学生に文書や電話で督促している。 卒業証書授与を保留する方針を決めたのは08年3月。卒業自体は取り消されないが、心理的効果は大きいとみられ、その年の卒業生に未返却者はいなかった。 だが、今年も卒業シーズンを控えて返却延滞者が続出。2月末に1〜4年生55人が計119冊を借りっ放しにしていたため、卒業予定者や保護者に集中的に督促し、図書館入り口には返却呼びかけを掲示している。 未返却の本は、看護師や社会福祉士など国家試験の対策本から専門書や小説までさまざま。保護者からは「ペナルティーとして重過ぎる」との反応もあるというが、大学事務局は「図書館の本は重要な公有財産で、借りた本を返すのは社会人として守るべき基本的なルール。(授与保留は)最後の手段だが教育的配慮でもある。見直す考えはない」と話している。【林田雅浩】
少し前の日記でオレは授業料未納者に対して卒業証書を出さないことは当然だという見解を書いた。今回も同様で、この福岡県立大学の措置は正しいと思うのである。ルールを守らない無法に対して、「だったらこっちも」と応戦するのは大人げないことかも知れないが、学生に対して思い知らせてやる方法が他にはない。もっともいっそのこと罰金制度にして、一日延滞するごとに本の定価の1%のゼニを払わせるなんてのはどうかと思う。
図書館で本が無料で借りられることを我々は当たり前のことだと思っている。公立の図書館の多くは自分の読みたい本をリクエストすることができる。それで「失楽園」や「愛の流刑地」みたいに読者の劣情を刺激する猥褻な小説があったり、堺市の図書館のようにBL(ボーイズラブ、ようするにホモ)関係の図書が充実したりするのである。しかし、そういうマニアックな本は自分で購入すべきではないのかとオレは思うのだ。
富士見ロマン文庫やマドンナメイト文庫(ここにはあの伝説的官能小説作家、蘭光生の名作「生贄ロリータ (マドンナメイト)」などが収録されている)のような官能書籍専門のシリーズは変態さん個人が自分で身銭を切って買うべきだと思う。少なくとも税金で運営されている公立の図書館や学校の図書館に入れるべき本ではない。もしもそういう本がオレの居住する市の図書館にあればオレは怒るだろう。なぜそんな悪書を入れるのかと!税金でそういう本を購入することは、市会議員が公費の旅行で買春するようなものであると思うからだ。
図書館が購入する本の選定は慎重に行うべきであり、たとえリクエストがあったとしてもマルチ商法の勧誘本とか、怪しい新興宗教の関連本とかも置くべきではないとオレは思うのである。
上記記事の中の「図書館の本は重要な公有財産で、借りた本を返すのは社会人として守るべき基本的なルール」という当たり前のことが理解できていない馬鹿がこの世には大勢いる。そしてその馬鹿どもは本を返さないままに卒業していくという。オレはあきれかえるのである。そういう手合いもレンタルしたCDやDVDは返すだろう。それはゼニが発生するからである。だったら図書館の本も延滞時にゼニが発生するようにすればどうだろうか。借りるときに保証金を預かり、返却が期限内ならば100%返金し、期限を過ぎて1日ごとに本の価格の1%の延滞手数料が発生するというふうにしたらどうだろう。手続きは面倒かも知れないが、こんな仕組みを導入すれば本を返却しないような不届き者はいなくなるだろう。
そして本はやっぱり買うべきだ。図書館で読んだ本であってもそれが自分にとって大切な一冊だと思うならば著者に敬意を表して買うべきだろう。もっとも新刊で買わなくてもブックオフなどの新古書店に行けば安く購入できることもある。ベストセラーになったような本でも半年待てばかなり安くなってブックオフの店頭に並ぶ。105円で買えてしまったりするのである。だったら所有する方がいい。時間を気にせずにいつだって読めるからである。もっともオレの家は無数の本で埋まってしまいそうなんだが。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月05日(木) |
誰もが新幹線に乗りたいとは限らないぜ! |
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大阪から名古屋に行く場合、新幹線に乗れば1時間くらいかかるのだが、近鉄特急で行けば2時間かかる。所要時間が倍もかかるということで利用者がほとんどないのかと思えばそうでもなく、けっこう近鉄特急に乗る人は多い。それは新幹線の正規運賃が6380円かかるのに対して、近鉄特急は回数券を買えば3400円、正規運賃で4150円で行けるわけでかなり安くつくからである。1時間辛抱して差額が2000円以上あるということは、時給2000円で働いたことと同じであり、それなら安い方で行くという関西人が大勢居るのである。おそらく名古屋から大阪に来る人で近鉄特急を使う方も同様の感覚なのだろう。
そんなオレの想像は九州新幹線が部分開業した新八代―鹿児島中央も同様だったようである。新幹線開業時に熊本―鹿児島の高速バス「きりしま号」は運行を停止していたのだが、利用者の要望が多くて4月から復活することになったのである。以下、その記事をアサヒコムから引用したい。
熊本―鹿児島の高速バス復活 新幹線より遅いが安く 2009年3月4日19時24分 九州産交バス(熊本市)など3社が熊本―鹿児島の高速バス「きりしま号」を4月に復活させる。この路線は90年から運行していたが、04年3月の九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)の新八代―鹿児島中央が部分開業した前日に廃止されていた。 しかし九州産交のホームページなどに再開を望む声が多く寄せられ、昨年10月から1日3往復で試験運行したところ、1日平均約100人の利用があり、採算が見込めると判断した。 高速バスは熊本交通センターと鹿児島本港(高速船ターミナル)間を最短3時間25分で結び、片道3600円、往復6千円。JRは熊本―鹿児島中央を特急と九州新幹線の乗り継ぎで最短58分で着くが、片道5850円だ。九州産交は「新幹線にお客さんが流れると思っていたが、安さを求める人が予想以上に多かった」と話している。 4月からは九州産交と鹿児島市の南国交通、いわさきバスネットワークが共同で1日6往復運行する。座席は電話予約(096・354・4845)が必要。
この熊本―鹿児島というのは大阪―名古屋間と距離や時間の感覚がよく似ている。どっちも新幹線では1時間という距離である。熊本―鹿児島のJR在来線の方はどれくらい掛かるのだろうか?ヤフーの路線情報で検索すると、4180円と安いがその代わり4時間も掛かっている。快速しかなく、それも何度も乗り換えが必要である。これならバスの方が速い。そういうわけで高速バスが便利だったわけである。
ただ、新幹線ができる前のJR在来線にはもう少し速い列車が走っていたはずである。どうして新幹線ができたということで完全にそれを切り捨ててみんなに無理やりに新幹線を利用させようとするのか。在来線に直通の安い快速があればそっちに乗りたい客もいるじゃないか・・・と思うがそんなことをすれば新幹線の儲けが減ってしまうのである。JRとしては少しでも新幹線に客を乗せてゼニを稼ぎたいわけで、在来線に安い列車を走らせることは全く考えていないのだろう。大阪―名古屋間もそうである。もしもそこに新快速を走らせれば、ケチな関西人はきっとそれを利用する者がかなり発生するだろう。その結果新幹線の乗客が減少することになるのでそんなもの走らせないのである。
運賃が安いのなら多少遅くてもいいという客の存在をある程度想定して、在来線にも客を分散させることで混雑を緩和し、不採算の在来線にもある程度の客が来るようにするという発想はJRには全くない。それもそうでJR各社は新幹線でいかに稼ぎまくるかということを考えてるのであり、乗客の数に限りがある以上はその乗客から1円でも多くゼニをぼったくりたいわけで、ライバルは飛行機であって在来線ではないのである。切り捨てた在来線の赤字は地元自治体に押しつけ、新幹線の利益はがっぽり持って行くというJRの戦略を考えれば、バカみたいに新幹線を誘致したがってる田舎者たちの思慮の浅さにオレは悲しくなるのである。
昔と違って長時間電車に乗ることの退屈は大いに緩和されている。それは任天堂DSなどの携帯型ゲーム機の充実である。乗車中の時間はのんびり読書や睡眠に使うこともできる。睡眠に使えるのならば1時間よりも2時間や3時間の方がいい。しかもぐっすり眠れてゼニも浮くのならばなおのこと安い方がいいということになる。
北陸新幹線もいずれ開業するだろうし、日本全国にそうして新幹線網を張り巡らせることの便利さをオレは否定しない。しかし。倍の時間が掛かっても安いのならそれでいいという選択肢もちゃんと残しておいて欲しいのである。そこにもある程度の需要を発生させることが並行在来線を生き残らせる道だと思うのだ。選択肢は多い方がいい。
青春18切符に乗って在来線でのんびり旅をする人は多い。そうした旅の多様性だけはちゃんと残しておいて欲しいと思うのである。東京から九州へのブルートレインがなくなり、旅の選択肢が大いに狭められてしまうことを悲しく思うのはオレだけはないはずだ。大学生の頃に少しでも旅費を安くあげようとして信州に行くときに夜行の「急行ちくま」を利用していたオレは、そうした旅のスタイルが完全に失われたことを悲しく思うのである。
JRの前身である旧国鉄は、かつて東京―鹿児島間に夜行急行の「桜島・高千穂」を走らせていた。かつて多くの旅人に愛された夜行急行の「八甲田」「津軽」「屋久島」などは現代のニーズにはもう合わないのだろうし、夜行バスの快適さと低料金と勝負にはならないのだろう。夜行列車に長時間揺られた旅は、すべて思い出の彼方にしか存在しないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月04日(水) |
霞ヶ浦をきれいにする方法とは? |
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オレは大学生の頃、夏休みになるとよく長野県の諏訪湖のほとりで過ごした。諏訪湖は富栄養化が進んで大量のアオコが発生し、湖水はバスクリンのような色だった。昔の諏訪湖はそんな状態だったのだが、今はどうなっているのだろうか。10年くらい訪れていないので現在の湖の状況がよくわからないのだが、今でも諏訪湖はあのバスクリンのような色なんだろうか。それとも水質浄化は成功したのだろうか。
同様に水質悪化に悩む茨城県の霞ヶ浦で、なんと遠く離れた那珂川のきれいな水を引っ張ってきて霞ヶ浦に流し込んで水質を浄化しようという馬鹿げた工事をやろうとしているということを知ってオレは地図を確認した。茨城県の地理に詳しくないのでどのくらい離れているかがわからなかったのだ。なんと20キロ以上離れたところまで導水路で水を引っ張ってこようという計画なのである。オレはあきれてしまったのである。その費用は1900億円、どうしてこんなことにゼニを使うのだろうか。参考に毎日新聞の記事を引用しよう。
霞ケ浦導水:取水口建設中止求め提訴 8漁協が国相手取り 国土交通省が進める霞ケ浦導水事業の那珂川取水口(水戸市)は漁業権を侵害するとして、茨城、栃木両県の8漁協が3日、国交省に取水口建設工事の中止を求めて水戸地裁に提訴した。 訴状によると、那珂川のアユ漁獲量は全国一で、国内の約15%を占める。漁協側は取水口に稚魚が吸い込まれたり、流量が減ることでアユなどの漁獲量が減ると主張している。 漁協側は昨年3月、工事中止を求める仮処分を同地裁に申し立て、係争中。独自に専門家を集めて漁業への影響を評価する委員会を設置している。弁護団は「公共事業の必要性を問うために提訴した」としている。 国交省霞ケ浦導水工事事務所は「訴状が届いておらずコメントできない。漁業関係者に理解いただけるよう対応したい」と話している。 事業は茨城県の霞ケ浦の水質浄化などを目的とし総事業費は約1900億円。84年着工、2015年完成の見込み。取水口は昨年着工し09年度の工事完了を見込んでいる。【八田浩輔】
このような工事を行うと水量が激減する那珂川の方だけではなくて、その水が流れ込む霞ヶ浦の生態系にも大きな影響が起きるだろう。那珂川で棲息している生き物がその導水路を伝って霞ヶ浦に移動することで回復不可能な生態系の破壊が発生するのではないか。専門家ではないオレが漠然と感じることは、別にたいしたことではないのか。
そもそも霞ヶ浦の水質悪化はなぜ発生したのか。その原因を放置したままでこんな工事をしても意味がないだろう。霞ヶ浦の水質悪化の原因は、湖岸をどんどんコンクリートで固めてしまい、水質浄化の機能を持つ水辺のヨシ原などを破壊したことが最大の原因ではなかったか。水生植物の群落が護岸工事によって物理的に破壊され、そこに周辺の生活排水などが流れ込んだことが水質悪化の原因なのであり、もしも水質を浄化したいと思うならば、コンクリートで固められた護岸をもう一度徐々に自然の植生に戻していく地道な作業を続けて、数十年掛けてやっと回復できることではないのか。
もとは汽水湖だった霞ヶ浦は1963年に竣工した常陸川水門(逆水門)によって淡水化が進行して今の状態になった。河口堰を設置してヘドロが堆積し汽水域がなくなったことで長良川の水質が悪化したことと同様のことがここでも起きたとも言える。とにかく、人間の勝手な介入で湖が汚れたのを、今度は大規模な土木工事を行って水を引っ張ってきてきれいにしようとするのである。実に馬鹿馬鹿しいことだ。きれいな水を霞ヶ浦に大量にぶちこんできれいにしたいだけなら、下水処理場を湖畔に建設してそのきれいな処理水を流し込めばいいじゃないか。どうして遠くの川から水を引っ張ってこないといけないのか。オレには全くわからないのである。
しかし、このような工事を1900億円も税金を使って行うということは、オレのような素人にはわからない何か高尚で立派な理由があるのだろう。絶対にそうしないといけない、それ以外には水質浄化の方法がないというせっぱ詰まった何かがあるのだろう。 (たぶんないと思うが・・・)だからこそ漁協が反対しても強引に推し進めようとするのである。おそらく工事の利権のおこぼれに預かろうとする地元の地方議員どもの中にもこの賛成者は多いのだろう・・・というふうにオレが推測すれば「ゲスの勘ぐり」ろ言われてしまうのである。茨城県といえば成田空港からさほど離れていない場所に額賀空港じゃなかった茨城空港を建設するのも進んでいるんだったなあ。税金を無駄に浪費することの好きな田舎代議士が多いのだろう。ところで茨城県民や水戸市民の総意はどうなんだろうか?そのゼニを一部負担させられる側の自治体は文句を言わないのだろうか。
この工事が本当に必要なのか。1900億円のゼニを使う価値があるのか。それを差し止めることができるのは誰なのか。国交省霞ケ浦導水工事事務所がどんなにやりたくても、大臣が「中止!」という英断を下せば工事は中止できるだろうし、地元自治体が「負担金はNO!」と発言すればやはり工事は止められるだろう。
日本全国にはびこるこうしたイナカモンドリームの実態をオレは新聞記事から見つけてはその都度批判していきたいと思っている。それがどんなに徒労であろうとも、少なくともこうして声を上げる人間が一人でもいないことには何も変わらないからである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月03日(火) |
夕張トイレにあなたの名前を付けてください! |
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命名権ビジネスというものが存在する。たとえばかつて近鉄バファローズが本拠地にしていた大阪ドームは、今は京セラドーム大阪という名前である。オリックスの本拠地だった神戸グリーンスタジアムは一時期たしかヤフーBBスタジアムだったと思う。そんなふうに名前を付けることで施設の設置者は命名権というゼニをもらうわけだ。しかし、こんなものにまで命名権が発生するのかというのが売りに出されてるのである。あの日本一の貧乏自治体である夕張市が売り出した観光客用の公衆トイレである。アサヒコムの記事を引用しよう。
夕張市、トイレ命名権販売中 「再開にはこれしかない」 2009年3月2日 命名権を売り出す公衆トイレ。約600平米の駐車場は雪に埋もれている=2月25日、北海道夕張市鹿の谷 財政破綻(はたん)で閉鎖中の約600平方メートルの駐車場付き公衆トイレの命名権を、北海道夕張市が売り出した。旧北炭の迎賓館・夕張鹿鳴館に近いJR鹿ノ谷駅前で、応募は13日まで。 契約料は、観光客向けなどに5月から半年間だけオープンするのに必要な水道や電気、清掃経費の40万円。駐車場には店も出せる。 東京・渋谷のトイレ命名権募集には多数応募があった。「こんな田舎では無理では」という懸念に、市の担当者は「知名度がある」と強気。でも、本音は「再開にはこれしかない!」。
うーん、この駐車場付き公衆トイレに名前を付けて40万円か。しかしどんな名前を付けたらいいのか。
新広島球場は確か「マツダずんずんスタジアム」だったっけ。そんなネーミングでいいのなら、この夕張のトイレにはたとえば北海道日本ハムファイターズが、「ハム喰って、うんこして、ぶりぶりトイレ」とかつければどうか。あまりの下品さにかえってイメージが悪くなるだけだ。
それにしてもトイレの名前なんて評価の難しいモノを売りに出したものである。誰がこんなのに応じるのだろうか。ゼニのない夕張市にしてみれば、なんとかその40万をひねり出したいわけである。
ただ、この駐車場に店を半年間出すそのショバ代と考えたとき、40万というのはそれほど高くもないかなあと思うのである。ちゃんと観光客相手に利益が出せるようなモノを売ればいいわけだ。たとえばそこにたこ焼き屋を開店して、北海道をクルマで旅行する方たちに本場大阪のおいしいたこ焼きを売ればたちまち人気店になるだろう。
たこ焼き屋に駐車場とトイレがついている・・・・だけの施設ならば、何もトイレの名前なんかにこだわる必要もないわけだ。最初オレは「トイレの名前」ということで考えていて「うんこ」や「オシッコ」にちなんだ名前をつけないといけないのかと思ったのだがそうでもないわけである。
ただ、夕張の売り物といえばやはり「財政破綻」である。開き直ってこれを宣伝するしかないのかも知れない。「日本一貧乏な自治体」をどんどんアピールするのだ。だったらこのトイレもいっそのこと「お賽銭トイレ」「投げ銭トイレ」にしたらどうか。巨大な賽銭箱が設置されていて、そこに小銭を投げ込んだらセンサーがその金額を読み取ってデジタル表示で金額が出て「現在までの投入金額○○円、目標達成まであと○○円」とか出るようにすればどうか。オシッコは最低でも10円、うんこは50円の浄財をお願いしますというふうに基準を示せばそれなりにゼニが集まるかも知れないぜ。もっと屈辱的かも知れないが「右や左の旦那様、哀れな夕張におめぐみを〜」ともの悲しい調子で電子音が流れるというのはどうだ。ちょっとふざけすぎかも知れないが。考えたら有料トイレは日本ではあまりなじみがないが、ヨーロッパでは普通にそこら中にあったぜ。
それ以外にオレが思いつくのは、TOTOやINAXという便器屋に運営させて、そこにモデルトイレを設置して、最新のトイレを体験できる施設にするという手もありそうだが、どうせならもっと人の多く来る場所に設置したいだろうし、こんな寂れた田舎に設置してもさほど広告の効果は上がらないだろう。
いずれにしても人が集まらないとどうしようもないのである。さてこのトイレ命名権、いったい誰が手に入れるのだろうか。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月02日(月) |
堺市にLRTは必要だろうか? |
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LRTというのは路面電車をちょっとオシャレに呼んだだけにしかオレには思えない。新交通システムなどと言えば聞こえはいいが、かつて路面電車を公道から追い出したというのが我々の歴史であることを忘れてはならない。LRTという語はLight Rail Transitの略称で、輸送力に関して言えば地下鉄や通常の鉄道よりも小さいが、バスよりはましという程度のモノである。もっともヨーロッパの都市では都心部の混雑を解消するために導入されたLRTが一定の成果をあげている。需要のある場所できちっとクルマとの分離交通に成功して渋滞の影響を受けなかったらそれなりに役立つだろうとオレは思うのである。
さて、このLRTを堺市に建設しようという動きがあって、堺東(南海高野線)・堺(南海本線)・堺浜(シャープの工場)を結ぼうという計画なのだが、総工費は425億円ほどかかるという。 堺市はこんな計画概要を発表している。どうせエコ関連ということでLRTへの国からの補助金をあてにしてるのは明白だが、それにまつわるもろもろの議員どもの利権もからむわけで、これもまた一種のイナカモンドリームである。赤字になることは確実で、その負担もまた市民が背負わされるのである。全くもって馬鹿馬鹿しい限りだ。
そうやって無謀にもLRTが導入されたとして、果たして堺市は活性化されるのか。その費用は回収できるのだろうか。そもそも利用者はどの程度あるのだろうかとオレはその計画自体を疑問視してしまうのだ。
南海高野線の堺東駅周辺はもう完全に寂れてしまっている。いちおう駅前には市役所があり、その反対側には三国ヶ丘高校があり、駅ビルには高島屋が入っている。しかし、かつてダイエーが入っていたビルは今は空きテナントだらけの閑散とした商業施設になっている。場末の商業施設の象徴である100円ショップのダイソーがワンフロアーを全部占めてるのである。しかもこの商業施設は6階以上が空き室のまま放置されているのだ。条件の折り合う入居希望者がないのである。駅前のアーケード街も昔のにぎわいはない。やはりシャッターの降りた店が多い。高島屋堺東店の店内は活気がなく、もう完全に終わった百貨店である。わざわざ堺東で降りなくてもそのままあと10分ほど乗れば難波に着くわけで、そこまで行った方が魅力的な店が多いのである。
この堺東駅から東に2キロほど離れた場所にある御堂筋線北花田駅のところにはイオンモールがあり、駐車場は週末ともなると出るのに1時間くらい待たされることもあるほどでかなり混雑している。おそらくイオンモールの来客は堺東駅周辺の商業施設全部のトータルをはるかに上回るだろう。このイオンモールはオレもよく利用するのだが飲食店街は行列のできている店が多い。とにかくかなり混雑してるのである。イオンモールとは何の関係もない周辺にあるイカ焼きやたこ焼きの店まで繁盛してるのである。
寂れている堺東と賑わっている北花田、何が違うのかといわれれば高島屋とジャスコの違い・・・と言うよりも駐車場だろうか。堺東でクルマを停めるには1時間あたり400円程度のコストがかかるのだが、北花田では基本的に2時間まではタダである。2時間を過ぎてもお買い物をすれば無料になるし、土曜や日曜のようにめちゃんこ混雑していて出庫するまでに時間の掛かるような時はもう出口はフリーパスになっている。その場合は一日中クルマを置いていてもタダである。この差は大きい。
寂れた堺市中心部にLRTを走らせることで客を呼ぶ・・・なんてことが本当に成功すると思ってるのだろうか。そんなもので運べる人数ならば、シャトルバスをたくさん走らせれば十分に運べるだろう。導入コストもバスの購入費くらいしかかからない。一台1億円のバスを50台購入するとしてもせいぜい50億円でLRT導入よりもはるかに安いだろう。しかし、それだけの人がやってくるだけの魅力をどうやって作り出すのか。
堺市役所21階の展望ロビーから南東側を見下ろせば仁徳天皇陵が見える。堺市にはこうした巨大古墳がいくつもある。しかし、内部に入れないだけに全く観光資源としては役に立たないのである。もしもここが古墳のテーマパークとして活かせるならば話は別だが宮内庁がそんなことを許すわけもない。かつては自転車の街だったが、今は中国から輸入される安い自転車に押されてその面影もない。その昔火縄銃の生産が盛んだったからと武器産業を盛んにするわけにもいかない。少なくとも今の堺にはなんの売り物もないのである。今更それはどうしようもないのである。
関西空港をあんな和歌山寄りに作るのではなくて堺の沖合に作ることができたならば、また別の可能性もあっただろう。しかしそういうことにはならずに泉南沖に空港は建設された。成田ほどではないにしてもあまりにも遠くて行くのがいやになるぜ。もしも空港を堺に誘致できていれば今のように寂れることはなかっただろう。それが実現していたならLRTどころかフル規格の連絡用の鉄道が敷かれていたはずである。
堺東に客を呼びたかったら、無料で置ける駐車場を周辺に設置することしかない。高島屋で2000円のお買い物で2時間無料なんてケチなことを言わずに、どんどん無料で置かせるのである。堺市役所の駐車場も市民サービスの一環として無料開放するのである。それだけでもかなり違うだろう。少なくとも休日であっても駐車場がガラガラであるという現在のような状況はなくなるはずだ。まず人間をそこに呼び寄せないと何も始まらないし、どんな商売もうまくいかない。電車や徒歩でやってくる人をあてにしていてはいけないのである。駐車場のない店には客は来ない。LRTを走らせたところで乗ってくれるのは老人や学生ばかりだろう。それではちっとも堺市の活性化にはつながらないのである。
なぜ駐車場でゼニを儲けようと思うのだろうか。そこに無料の駐車場があれば必ず人が集まるということになぜ気が付かないのか。オレは通勤の帰りによく北花田のイオンモールに車を止めて、ジャスコで買い物したり紀伊国屋で本を見たりする。もしも駐車料金が100円でも掛かるならオレは素通りするだろう。タダで置けるからこそ寄り道するのである。
オレは映画を見るためにわざわざ30分かけて岸和田のシネコンに行く。駐車場が無料だからである。梅田や難波でクルマを置いてゆっくりと観ていたら駐車料金だけで2000円くらいかかってしまうからだ。しかも都心部と違って岸和田なら人気の映画でもガラガラである。
堺市はシャープの工場誘致とLRTの建設をセットにして街を活性化させたいようだが、そもそもシャープのような一企業に街の命運を賭けていいのか。液晶は今はとりあえず売れてるかも知れないが、あと10年も経てば有機ELテレビが実用化されて液晶は陳腐化してしまうだろう。有機ELテレビで一歩先を行くソニーが液晶を自前でやらずにシャープに外注することにしたのはそういう理由である。つまり、堺浜に建設した巨大な工場が、10年後には時代遅れの不良資産になってしまう可能性も十分にあるのだ。そのときに巨額の建設費をどうやって償還するのか。バスなら売り飛ばせばそれでおしまいだが、LRTを一度建設してしまえばずっとその維持コストがずっと掛かるのである。
これから人口はどんどん減っていく。そんなことは自明なのになぜ公共交通の整備計画は「需要拡大」を前提にしてるのだろうか。東海道新幹線の乗客はこれから減っていく可能性が高いのになぜリニア新幹線が必要なのだろうか。オレにはその理由がどうしてもわからないのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
2009年03月01日(日) |
試験で八百長をする学校 |
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英検(実用英語検定)と言えば漢検と並んで多くの受験者を集めている人気の検定試験である。その英検は学校単位で参加することができ、その場合は事前に問題が学校に渡される。それを通常の定期試験のように実施するのである。つまり、監督者である学校側は事前に問題を知ることができるわけだ。その問題をこっそりと生徒に暴露して高得点を取らせ、合格者を増やすという不正を行ったことを東京にある私立郁文館中学・高校が明らかにした。読売新聞のWEBサイトの記事を引用しよう。
郁文館中・高校の英検不正指南、1995年頃から恒常的に 私立郁文館中学・高校(東京都文京区)で2002年まで「実用英語技能検定」(英検)の問題を試験前に開封し、生徒に模範解答を指南していた問題で、不正は1995年頃から年3回の試験前に恒常的に行われていたことがわかった。 同校が28日に開いた保護者会で経緯を明らかにした。 同校の説明によると、当時の英語教諭だった堀切一徳前校長らは毎回、「対策講座」を開き、英検を受験する中学3年と高校1年の生徒ら計20〜60人を指導していたという。日本英語検定協会(新宿区)は2日に同校から事情を聞く方針。 保護者会には約550人が出席。同校を経営する「郁文館夢学園」の渡辺美樹理事長(49)は保護者会後の記者会見で、「前校長の行為は許されないが、私は不正があったことを知らなかったし、理事長就任前なので責任はないと考えている」と述べた。保護者会に出席した在校生の母親(40)は「今は不正をやってないという説明を聞いて安心した」と話した。(2009年2月28日22時25分 読売新聞)
こんな情けない八百長をしていたら学校の面目まるつぶれである。つまり、生徒の学力が低くて普通にやったら合格させられないから事前に問題を教えちゃうということなのだ。全くもって恥ずかしいのである。
ただ、オレが気になるのはどうしてこのことが暴露されたかということなのである。関係者の中で誰かがタレ込んだからこういう事実が明るみに出たのであり、その背後にあるものは何なのかとオレは勘ぐるのである。
これは都市伝説みたいなものだが、私立高校の中には模擬試験実施前に生徒に出題される問題を教えて成績をUPさせようとするところがあるという。そんなことをして水増ししても実際の大学受験には全く通用しないし、むしろ生徒の客観的な学力を理解するためには妨げになってしまうわけで、よほど馬鹿な教員がいる学校でないとそんな八百長はしないだろう。そういうふうにオレは解釈していたのだが、今回の私立郁文館中学・高校の場合もその類なんだろうか。それにしても恥ずかしい話である。
さて、渡辺美樹理事長は「理事長就任前なので責任はない」とおっしゃった。確かに責任はないと思うが、それがわかったという時点で英検を実施している日本英語検定協会に対してお詫びの寄付でもして再発防止を誓うしかないだろう。
それにしてもこのイカサマで合格した多くのこの学校のもと生徒たちは今はどんな気分で居るのだろうか。そしてどういう気持ちで対策講座に参加していたのだろうか。オレが知りたいのは「不正な方法で合格した」人たちが自分で語る感想なのである。 ←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館
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