paranoia kiss
    

久しぶりの達成感。
言い出しっぺの尻すぼみなので、
全く満足感はない。

あの頃、あの人に対して、
これだけの確固たる信念を持っていたら。
結果は少しは変わっていたんだろうか?

2人の気持ちのベクトルが
全く正反対だったから結果は同じだったのかもしれない。

それでも、口に出して言えるようになったのは、
年齢を重ねてずうずうしくなったのか、
本当に強くなったのか。

もうすぐ、付き合いだして、
きっちり振られた日が同じという
忌々しい日がやってくる。

何の予定もなく、また思い出すことになるんだろうか。
夜景の綺麗な公園。

泣いて泣きすがる女にはもうなれない。
あの頃に戻れないのと同じで。

眠れない夜にビール片手に文字を紡ぐのは
あの頃と変わらないけれど。

変わりゆくものと変わらないもの。
ごちゃごちゃとかきまぜて、
ミックスジュースな僕が完成。

2007年10月29日(月)



4年を過ごした恋人が居た。
彼のお兄さんやその彼女とも仲がよかった。
そして、彼の家族とも。

今、住んでいる2駅向こうに彼の実家がある。
そして、彼とよく行ったお店、
勤めていた会社がごく近くにあることを最近知った。
偶然会わないかとどきどきする。

嘘のようなほんとの話だけど。
彼のお兄さんと彼女は結婚した。
一緒にお祝いしたから、顔も名前もよく覚えている。

その彼女と病院で再会。
なぜか、横にいるのは違う男性で。
とてもかわいい赤ちゃんを抱っこしていた。

脳がぐるぐると回転して。
あ、そうか。
そういうことか。と納得した。

別にお互い悪いことをしているわけじゃないから、
言葉を交わしてもよかったんだけど。
なんて言おうか迷ってるうちに、去っていってしまった。

鼻の横にあるほくろがとても特徴的で。
だから、間違いであってほしいような。
でも、間違いじゃないよな。と。
なにより、生まれたての赤ちゃんが物語っていた。

知らなくていいことばかり知ってしまっている。

2007年10月23日(火)



妻だとか母だとかに憧れたことはなかった。

気が付けばまた1年が過ぎ去った。
金木犀の香りが充満して、
頭痛に耐えられなくなったとき
この世に放り出された命。

母親4年目。
倦怠期ってやつか。
ちょっと息切れしてきましたよ。

2007年10月19日(金)



きっかけがあったわけでもなく、
何か訳があるわけでもなく、
ただ、実家に顔を出したいと思った。

同時に、お墓参りにも行かなくてはと思っている。

ただ、秋が来たからなのか、
それを理由に紅葉狩りに行きたいからか、
そのあたりはよく分からないんだけど。

ただただ、親孝行をしなくては。と
ふと思ってしまった。

誰かの死期が近いのか。
それとも、ただただ、季節のせいなのか。



2007年10月11日(木)



高層ビルから落ちてゆくように
自分が落ちてゆく感覚。

もうだめだ。と思い、
ドラッグストアで睡眠改善薬を手に入れる。
通院してまで、睡眠が欲しいとは思わないが、
この時期恒例のあの人が出てくる夢には参ってしまう。

文字を綴る間に雨が降り出した。
こんな大雨も久しぶり。
嫌なこと全部流して欲しい。
そして、跳ね上がった朝を迎えたいと思う。

窓を開け放して
カーテンが濡れようが
床が濡れようがそんなことはどうだっていい。

今はただ、時計がくるくる廻って、
朝が来るのを待つだけ。

2007年10月04日(木)



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