paranoia kiss
    

7年前に、あの人と行ったライブ。
そのバンドがこっちでライブをするから行ってきた。
一人で。

あの頃、隣にはあの人がいて、
違うアクセサリーをつけていた。
今は違うものがある。
変わらなくブレスレットはあるけれど。

彼らは7年ぶりだというのに、
髪型こそ変われど、ちっとも変わってなくて。

この7年ですっかり変わってしまった自分にため息が出た。

それでも、あの頃と同じ曲で泣けた。
悔しいけど、あの人を思い出してまた泣けた。

あんまり泣くから、
ヴォーカリストがこっちばかりを見てた気がする。
もう一生座ることのない4列目ど真ん中で。

またいつか行きたい。
やっぱり泣けるんだろうけど。

2007年08月31日(金)



もう振り返るな。と君は言う。
何時だって前だけを向いている君らしい台詞だと思う。

君と知り合うずっと前から
此処で戯言を綴っている。
此処がある限り、過去を紐解いてしまうだろう。

振り返っても何もない。と君は言う。
振り返ると何かが此処にはある。

君とも時間を積み重ねているけれど、
それもいつかは過去になってしまうんだ。
だからだから、振り返りつつ前を向くようにするよ。

相変わらず不器用だから
君のいない夜は、振り返りながら、
長い夜に乾杯することに決めた。


2007年08月28日(火)



昼夜で全く違う顔をもっていた頃、
どっちが自分に適しているか考えたことがある。

今になって言えるのは、
両方とも焦って答えを出さなくてよかったということ。
逃げ場のない、
やり場のない感情を持つことを覚えてしまったし、
もっと大変なことがこの世にあると知ってしまった。
知らなくていいことだったのかもしれない。

それでも、あの頃、どちらかを選んでいたら、
きっと逃げ出してしまっていただろう。
時間というものは、
図太くしつこく成長させてくれた。

あの頃の方が、守ってやろう。とか、
そんなことを思ってくれた人は多いんだろうな。

これも、気づかなくてよかったことの1つ。




2007年08月25日(土)



1つ歳をとった。
彼からメッセージが届く。

人の誕生日を覚えておくのが仕事のようなものだった。
だから、人が自分の誕生日を覚えていると驚く。

思い返してみたら、
毎年のように何らかのメッセージをくれている。

あの頃、あまり料理が上手ではなくて、
カレーを作るのに、
じゃがいもの皮を分厚く剥いてしまって、
嫌な顔をされたのを覚えている。

今でもカレーを作るたびに思い出す。

あの頃よりは料理も少しは上手になったと思う。
多分。

2007年08月19日(日)



いきたくもないところに無理やり連れて行かれる。
そんな休みが始まる。

どうぞ、大切な人、大切なものとの素敵な
お休みをお過ごしください。

1週間ほど、執筆休業。

2007年08月11日(土)



毎朝、FMの爆音と共にのんべんだらりと起きる。

なのに、昨日の朝に流れた曲には驚いた。
夢現であの曲が聞きたいと思っていたから。

あまりにもタイムリーで飛び起きた。
そして心臓がばくばくを通り越し、
ごっつんごっつんと鼓動した。

はぐれたときの隙間は 今も埋まらない。

ちょっと悲しくなったけど、
鼓動の打ち方が落ち着いてくるにつれて
普段の朝と変わらない過ごし方をした。

そういうフリをしただけ。

2007年08月10日(金)



今までの人生で最大に落ちていた時。
何をどうやっても這い上がれなくて、
ただひたすらにアルコール摂取に勤しみ、
昼夜問わずに布団に包まっていた。

思考するのにも疲れて、
耳をふさぎ、頭を抱え、小さくなっていた。
所詮、昼といってもこの国だけのお話。
よその国では夜だったりするんだ。
そんな言い訳をしながらずっともぐりこんでいた。

止まない雨はない。という人がいたけれど、
そのときの自分は到底そんな言葉は信じられずに、
長い長い終わりのない闇に放り込まれた気でいた。

何をどうやって這い出たのかさっぱりわからないけど、
気づけば陽の当たるところに出ていた。

多分、それだけの時間が過ぎたんだろう。

今となっては、あの人の顔さえうまく思い出せない。
人間、結構都合のいいようにできている。
忘れる。という能力も備わっていた。

案外、神様も冷たいらしい。

2007年08月07日(火)



日常のひとかけらなんだけど、
慣れない事にあたふたしております。

復帰まで暫く御暇頂きます。

2007年08月03日(金)



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