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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2007年05月30日(水)
逃げていいかしら。


 検索エンジンが怖い。
 最近、「東山高校 野球部」での検索が鬼のように多い。私のことを「あるこさん」と呼ぶ保護者さんが多い。思わぬ人から、「ホームページ、見てますよ」と声をかけられる。元々、私と同じような野球ファンに見てもらうために作ったものだ。事態は思わぬ方向へ進んでいる。
 出てこい、2001年の私!説教や。

 とっても怖いから、逃げていいかしら。

 ダメだよね。




2007年05月29日(火)
練習撮影!山科区西野脳汁編


 気づけば、もうすぐ6月。ぼーっとしていると夏さえ終わってしまう。練習撮影を急がねばっ!

 その第1弾。今日は、山科区西野にある東山高校山科グラウンドでの練習撮影。監督にアポを取ったのが、練習開始3時間前というすばらしいルーズさ。いや。ルーズなんじゃなくて、緊張してずっとずっと電話できなかったんだよぉ。こんなんでこれからどうするんだ、私。

 グラウンドに着くと、管理人さんがコーチを呼んできてくれた。前にも書いたけど、コーチの現役時代を知っている。またテンパる。でも、若干免疫力が付いたのか、それなりに会話ができた。指導者の立場から、どういう写真が必要かを聞いたので、今後の参考にしたいと思う。

 それにしても。
 あっち見ても、こっち見ても、いるのは東山球児ばかり。夢のような環境だ。しかも、ほぼ全部員が野球をしている。ということは、今まで見たことない選手も撮れるということだ。これは、テンション上がるでしょー。

 その上、なんと、撮影にあたり、グラウンド内に入る許可もいただいた!いやいや、とんでもないっ、私なんかがめっそうもない〜。などと思っていたが、ものの10分もすると、ズンズン進んでいく自分がいた。その上、「ここで撮りたいので、ネット置いといてください」などと厚かましく要求し、しまいには、先生に「そこは危ないですよ」と言われてしまう始末。さすがゴキブリが滅びても生き残る関西のオバちゃん予備軍(苦笑)。

 今日の撮影テーマは、『投げる』を撮ること。でも、実際はなかなか上手くいかなくて、液晶には写るのは、捕球シーンや投げたあとが多かった。『投げる』を一番かっこ良く撮るには、投球者のほぼ正面でカメラを構えているのがいいみたい。でも、ボールがこっちに向かってくるんだよ。正直怖い。今日もどうしても足を踏み入れらなかった場所があり、撮影できなかった選手が何人かいた。ごめんね。
 
 またいくら日が長くなってきたとはいえ。平日の練習撮影は時間との勝負。粘りに粘ったけど、結局まともに撮れたのが2時間弱くらいったし、天気があまりよくなかったのか、私の腕が悪いのか、全体的に画面が粗めになってしまった。次回は、もっと早く始動しなければ。




2007年05月27日(日)


 決勝戦大敗後(余計なお世話?!)初の東山観戦(撮影)でございます。滋賀県内の高校で、変則W。春季大会も終わったので、先生方にきちんと挨拶しなければ。昨夜はちょっと緊張していました。

 グラウンドに着くと、先生方はノックの最中だったので、先に会場校の先生にご挨拶。続いて東山の部長先生にご挨拶。自分でも驚くくらい冷静に話せていた。これも職場でのリーダー研修のおかげか。リーダーは、顧客であるオーナーや本部の人とコミュニケーションを図りながら仕事を進めなければならない立場。私もまんざらでもないなと思っていた。…だがしかし!監督さんとお話したときは、完全にテンパッていました。何を話したか覚えていません…。所詮、私は見習いリーダー。もう1年ほど見習いのまま。やっぱりダメだ、私。

 試合は、2戦2勝。1試合目は終盤までリードを許す展開だったけど、鮮やかな代打構成(?)が効いたのか、逆転に成功。まだリードされているとき、外野でボール番をしていた対戦相手の部員が「東山に勝ったら、京都大会で優勝出来るなあ」と言いながら素振りしていたのが、微笑ましかった。

 2試合目はビッグイニングを作り大勝。公式戦では見れなかった選手がバッターボックスに立ち、ヒットをかっ飛ばしていたのが嬉しくて、猛烈にシャッターを押した。しかし、こういう興奮状態で撮影した写真は、たいがいが失敗しているわけで。落ち着け、私。

 東山は2試合で終了したが、私は3試合目も引き続き観戦。序盤でカメラのバッテリーがなくなり、久々の素観戦。ロースコアの接戦。9回逆転サヨナラ。ベンチから聞こえる、「かっこいいとこ、見せろやー」の声。…やっぱり撮りたいかったよ。




2007年05月26日(土)
華麗なるともきちの会


 久し振りに、ともきち&市長と飲み会。“打倒高野連!ファンを辞めてたまるか、決起集会”という名の“華麗なるともきちの会”は、市長オススメの店、四条富小路下ルの『笑い屋』で開催。とってもよろしき店だった。市長、やるやん♪

 ともきちは、今プラトニックラブの最中だ。いや、もう恋愛をも超越している。そんな貴重で尊い絆で結ばれた男性がいる。彼女は言う。

 「もう相手が存在しているだけで、幸せやねん。私のものにしたいとか、どこに連れて行って欲しいとか、何して欲しいとかないんねん。」

 …。
 はて、この感情。

 「そうやんなー。チームが存在しているだけで、幸せやねん。勝って欲しいとか、甲子園に行って欲しいとか、そんなんとちゃうねん。部員が9人切ろうが、同好会になろうが、男女共学になろうが、高野連から脱退しようが、関係ないねん」と私。そして市長が。「そう、僕の好きな学校は府外から来ている子が多いから、そんな子が“ああ、ここで野球やってよかったな”と思ってくれたら、それだけでいいんですよ」。

 私もたいがいやと思うけど、市長も病状が酷い。そんな市長が大好きだ。でも、早くいい人と出会って結婚して、こんな会さっさと解散させようね。それが、きっとみんなの幸せだよ。でもでも、何時か来るであろうその日までは、仲良くしてね。




2007年05月20日(日)
こんなにハイでいいのか、私。


 ついに春季大会決勝戦。東山が決勝戦まで進むなんて、誰が予想できただろう。なんか未だに信じられない。こんなに長い春はいつ以来だ?!

 しっかしなあ、失礼ながら、私は思った。「一体、何点くらい取られて負けるのだろう」って。0−9か1−9かそんな感じになるんじゃないかと思ってた。

 ところが、そんな私の過小評価をも突き破り、立命館打線は大爆発。5回終了地点で1ー13。えらいこっちゃ、こりゃ閉会式が罰ゲームやで。気持ちがどんより沈んだり、なんか腹立ったり、私の感情はくるくる変わって忙しかった。三塁側東山スタンドでは、相変わらずはちゃめちゃな応援が続いていた。まだ試合は終わってはいないのだ。

 グラウンド整備が終わり、6回表が始まると、私のテンションはガチーンと上がった。今大会一番と言っていいくらいハイになった。楽しくて楽しくてしょうがない。今日この日試合があることが嬉しくてしょうがない。次々出てくるメンバーを撮影するのに忙しい。そして、改めて思う。君ら、大好きや。1−17でも、17−1でも、私の中ではたいした問題ではない。でも、勝っているときより、負けているときに思いはますます強くなる。これは、同じようにラブな高校がある市長も言っていた。

 球場を出ると、立命館の保護者が東山の選手に声をかけていた。「ごめんねー、勝っちゃった」「でも、もう少しやから(私からしたら、何がどうもう少しなのかわからんが)、夏、がんばるんやで」。選手は脱帽して、小さく会釈した。中学時代以前に、この保護者の息子と選手がチームメートだったのかもしれない。別のところでは、立命館と東山の保護者が「いや〜、久し振りやね〜」と手を取り合っていた。ここも、前者と同じような関係か。試合後に、これを見れてよかった。何か大事なことを忘れるところだった。

 そのあとは、いつものカメラ仲間と喫茶店で座談会。「決勝は、あれだけ点差がついたから、立命館を追うしかないやろね」と師匠。私、撮影枚数700枚中650枚が東山でしたが、何か。




2007年05月19日(土)


 準決勝第1試合は、雨だった。いやずっと降っていたわけではないけど、終始ぐずついた天気が続いていた。もっとも雨足がきつくなったときに、リードしていた乙訓が逆転され、そのままゲームセットとなった。ところが、第二試合が始まると、ピーカンの晴れ。誰だ、晴れ男は。

 試合は、今大会初めてではないだろうか。2−1のロースコアの接戦。中盤に先制されてようやく起きたのか、その裏にタイムリーとスクイズで逆転に成功して、そのまま逃げ切った。2点目の初球スクイズ(多分)、かっこよかったねー!鮮やかに決まったよ。今の監督さんはバントを多様する人だから、バントがうまいとたくさん活躍できそう。

 



2007年05月13日(日)
何パワーで準々決勝2日目?


 今日は、準々決勝2日目。目当てのシーン、アップ前の合掌シーン(東山は佛教系の高校)を撮るため、8時過ぎに球場着。(今日も師匠にお世話になる)それはなんとかカメラに納めることが出来たけど、アップの撮影は非常に難しいことを痛感。とにかく選手が被る。ポジションがなかなか定まらない。あと何回か失敗しないと身に付かなさそう。とりあえず、次の目標はランニングしているところの撮影、かな?

 試合前、「東山と京都学園の試合って、長くなるんだわ」と師匠。ご名答!(^^;)。しかし、私、過去に静岡まで行って9回で3時間半という試合を経験しているので、ちょっとやそっとじゃ負けません。がんばります。

 昨日の試合後、カメラ仲間との話で、「今日(昨日のこと)一番抑えなあかんかったには、結局、乙訓の先頭打者初球ホームランやったな」と結論が出た。師匠は、みんなに「どうや、撮れたか、撮れたか?」と聞いていたが、今朝、ホームランの瞬間をばっちり捕らえた(バットにボールが当たっている)写真を持参していた。はい、あなたが一番すごいです。

 昨日の今日でまさかそんなことはないだろうけど、それでも、プレーボールと同時に心身ともに撮影準備に入ることは大事だ。そして、飛び出した先頭打者多分3球目くらい(?)ホームラン。お、お、お、心構えは出来ていたけど、興奮状態でテンパって、ピントが合わないぞ。

 ゲームは、打ち合い。序盤、すっごくリードしたと思ったら、中盤でひっくり返されて、結局はコールド勝ち。よく打つなあ、すごいなあ。




2007年05月12日(土)
女パワーで、準々決勝1日目


 今日は、春季京都大会準々決勝。開門前に球場に到着。明日の東山の試合に備え、アップはいつから始まり、どういう風に進行していくかをチェックしながらの撮影。私の撮りたいシーンは、8時半頃になる模様。

 第一試合は、乙訓−平安。先日の太陽が丘で見た凛々しい顔で打席に立つ選手がいる。スタンド内で彼の保護者と思われる男女を発見。「質問〜、バッターボックスであんなに凛々しい顔でいられる子供に育てるのはどうすればいいんですか?」(笑)。ところが、試合後、師匠を始めとする撮影仲間(大半が男)たちとあれこれ野球談話をしたのだけど、どうも彼の評判は芳しくない。「覇気がないだの」「硬い」だの。打撃は大ブレーキ、守備ではエラー。そう言われてもしようがないのだけど、レンズを通して見た凛々しさには嘘はないんだ。目先の結果だけで物を言わないで欲しいわ。同性って、やぁ〜ね(苦笑)。

 それにしても、11−3、8回コールドというスコアにはビックリ(何度となく練習を見ている師匠からしたら、別に驚くことでもなんでもないらしい)!先頭打者初球ホームランにもビックリ!終盤、平安の捕手がベンチから何か言われていたようだ。いわゆる口頭指導か。前までなら、「みんなの前でかわいそう」と思ったけど、むしろ何も言われない方がかわいそう。今ではそう思う。けど、球場でファウルボールボーイ(?)やってた選手が、試合後ファンとおぼしき年輩男性に懇々と説教されているのは、かわそうだと思った。

 私たち撮影者が、昼ご飯を食べるタイミングは非常に難しい。第二試合のノック時間を泣く泣く犠牲にして、弁当やパンをパクつく。今日は師匠を始めとする撮影者が、ひとところにかたまって第1試合の話なんかをしながら、昼食。ところが、私は弁当をそこそこに撮影再開。それを見た師匠が、「みんなごはん食べてんのに、(撮影しているの)自分だけやで。やっぱり若いんやな〜(撮影メンバーで私が最年少)」とため息をようなつく感じでぼぞっと言った。若いと言われて嬉しいと思う年頃ではあるけど、いち早く撮影を再開した理由は他でもない。ノッカー(多分監督だと思われる)が、かっこよかったからだ。それ以外に何の理由もない。だから、元気は若さからではなく、女性と書いて、“おんなのさが”と読むところから湧いてきたのだ。

 5月に入って撮影は4日目。MFにもちょっと慣れてきたと思い、ピントが合うと音が鳴るのをいいことに、意気揚々と撮影。気分よく帰宅したけど、PC画面を前にすると、それはやはり気のせいであることが発覚。こないだまで使っていたレンズの性能の良さを、自分の腕が上がったと勘違いしていた。ああ、愚かしい。MFは、1日にしてならず。




2007年05月11日(金)
立ち呑み屋


 今の仕事をやっていてよかったなと思うことの一つに、“仕事後に立ち呑み屋へ行ける仲間がいる”というのがある。立ち呑み屋。ドラマ『anego』を見て、憧れた麗しの世界。

 いつも一緒に仕事をしている先輩が、お酒好き。少人数で、“一杯だけ呑んで、すっと帰ろうぜ”というスタイルを好む。立ち呑み屋向きの人なのだ。若い頃は、酒をあおるように呑み(呑まれ?)、バカ騒ぎするのが好きだった私も、今では週1回生中1杯で、医者から「ちょっと、呑みすぎやで」と言われる体に成り下がっている。だから、このテの誘いは非常にありがたい。

 今日も仕事後、いつものメンツで立ち呑み屋へGO!会社の近くにちょっと前に出来た町屋を改造したこじんまりとした店がいきつけ。客は8割くらい埋まっていた。会社帰りの30〜40代男性2,3人の2組と20代後半くらいの男女カップル1組。あと自由業っぽい男性が一人酒をしていた。店内はまとまりのない声の群れがくすぶっていた。

 1杯と1品で1時間をすごす。私は生中。あとのメンバーは梅酒。テーブルに並んだ料理は、たこわさ、せせりの塩焼き、まぐろ、牛モツ味噌煮。

 店にはテレビがおいてあり、プロ野球中継が流れていた。もちろん阪神戦。最近、阪神の成績が芳しくないのか、2−1でリードしていたにもかかわらず、客はテレビにそれほど関心を示していない。ところが、カッキーン!林選手にホームランが飛び出し、突き放しに成功。“おー”という声と、拍手。みんな、見てない振りして見てたんだ〜。




2007年05月05日(土)
スコアもつけることになりました。


 今日、球場に着くなり、師匠が私にノートと鉛筆を手渡した。「今日からは、記録もつけるんやで」。これはずっと言われていたのだけど、私のぐうたらな性格から延ばし延ばしになっていたのだ。撮影して記録もつけるなんて私にはとても無理だと思っていたし、何より撮影枚数が減ってしまうのがイヤだったので、「はい、そのうちに…、まあ…」と言葉を濁し、やり過ごしてきた。しかし、筆記用具まで用意されたらもう逃げられない。

 確かに撮影枚数は大幅に減った。でも、記録を取っていた方が、余計なことを考えず撮影に集中できることに気づいた。師匠は、シーンごとに撮影した画像番号も控えておきなさい言ったが、さすがにそこまではまだ無理。ものすごくいいのが撮れたらするかもしれないけど、そんなことはきっと遠い未来。

 今日の試合は、面白かった。有利とされていた京都外大西と京都成章が敗退。京都外大西を倒した府立工は、好感を持てるチームだった。スターと呼べるような選手はいなそうだけど、みんな一定レベル以上の力を持っている印象。京都成章を倒した鳥羽は、今日も南條選手がキーパーソン。先制されたあと、南條選手のヒットをきっかけに逆転。南條選手にはすぐ代走が出て、彼はネクストバッターサークルにいた選手にハイタッチをしたあと、颯爽とベンチへ戻っていった。さわやかな風だった…。

 これで高校野球漬けの3日間は、終わり。3日とも宇治駅から師匠に送迎してもらっていた(師匠、その節は誠にありがとうございました)。撮影後、疲労感で脱力した体に、全開にした窓から吹き込むちょっと強めの風がとても心地良かった。私は何様だ。本来なら、師匠を助手席に乗せ、送迎して差し上げなければならない立場だというのに。でも、あの風は間違いなくこの3日間の楽しい思い出の構成する重要な一部分だ。


 



2007年05月04日(金)


 今日も太陽が丘。第1試合は、外野から撮影。外野は芝生に木陰。虫パラダイス。ぶとという羽の大きなハエみたいなのが、集中力を削ぐ。その上、朝ごはんのエネルギーが切れ、2回には早くもくたばった。たまらず5回終了後のグラウンド整備の間に、弁当をかきこんだ。おかげで6回から元気復活!

 外野からは、師匠の大きなレンズ(600mm×2=1200)を借りて、撮影した。それでなくてもピントがうまく合わせられないのに、大きなレンズになるとなおさらだ。ただ外野からだと、打者やキャッチャーが正面から撮れ、新鮮で楽しかった。

 それにしても、大変な試合展開やったなあ〜。京都学園が楽勝かなと思ったのに、終盤に自滅して、逆転されたと思ったら、結局逆転サヨナラ勝ち。…なんか、どっかのチームもやりそうな試合展開やなあ…と思った。

 第二試合は、その東山が登場。球場での試合はいいね。試合に出てる選手の名前がわかるから。今までほとんどの選手の名前をわかってないままだった。結果勝ったけど、なんかハラハラする展開やったなあ。すっきりしない。しかし、それよりすっきりしなかったのは、イニングの合間に、スタンドの女子と話してる選手がいたこと。そんなことをしている場合ですか…。ま、話しかける女子も悪いんだけど。

 余談だが、今日、姉の彼氏が家に挨拶にきた。いわゆる「娘さんを僕にください」的なヤツ。ああ、東山の試合と同じくらい見たかった。



2007年05月03日(木)
サヨナラ、AF(オートフォーカス)…。


 今日は、春季京都大会2次戦撮影のため、太陽が丘球場へ。今日は、あまり調子がよくなかった。特に、バッターが全然撮れなかった。レンズを覗いて何を思ったか、“大谷のコーチ、かっこいい〜”だの、“あのバッター、めっちゃ凛々しい〜”だの、“笑顔がかわいい”だの…え〜い、ミーハーやめいっ。でも、それなりに楽しかった(^o^)

 球場を出ると、師匠の知り合いである平安高校ファン(平安OB)の方がいた。師匠と会話をしていた。平安高校ファンの彼が唐突に言った。

「あれ、東山の4番、今、どうなの」

 !
 なんですと?!

 師匠が、「それならこの人に聞きなはれ」と、話を私に振った。今は、1番で、長打も打ってることを話した。彼は、秋に元4番の選手を見ている。背番号も名前も知らないけど、「あの子は、いいな。ワシ、応援してんねん」と言ってくれた。おー、すご〜い。「平安と当たっても、応援してねー」…とは、口が裂けても言えないけど(^^;)。平安OBかつ平安ファンときたら、めちゃくちゃ怖いイメージしかなかったけど、彼は穏和な人だった。

 帰り、師匠がさらりと言った。
 「明日から3年間、AF(オートフォーカス)禁止」
 うそぉ〜ん。
 3年間って、今の1年生ですら卒業してOBになってるじゃない?!長いぞ、長すぎる。さようなら、私のAF〜。初心者のためのAF〜。♪螢の光〜窓の雪ぃ〜…