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あるこのつれづれ野球日記
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2003年03月31日(月)
疲れてるだけ


 延長15回裏、花咲徳栄にエラーが出たとき、TVの前にいたおとん、おかん、おねえ、私は一様に声にならない声を上げてしまった。なんという、なんということだと。これまでの私なら、「やっぱり神様っているんや」とか言って感慨に浸っただろう。でも、今日は違った。

 側にいたおかんがぽつりと一言。「疲れているんやろな」。
 すごく信憑性のある言葉だった。そうや、疲れてるんや。なんぼ野球が精神力って言ったって、体には確実に疲労が蓄積されている。

 準々決勝、近畿4校のうち3校はすでに敗戦している。だから、せめて東洋大姫路だけはなんとか残って欲しいなと漠然と思っていた。でも、延長戦が進むにつれ、そんなことを願っていた自分がなんかうしろめたく思えた。やはり、ピッチャーのことが頭によぎった。15回で試合が終わっても、決勝まで勝ち上がれば4連投。再試合になったら5連投である。ま、最近は投手複数制の時代だから、まさかそんなことはさせないと思うけど、野手だってしんどいはずだ。そこまでしてでも価値があるのが甲子園という考えもあるかもしれない。でも、そんなに熱くならなくてもいいよぉ、という思いが私の中からわずかにだけどわいてきた。

 15回表のエラーを見て、神様が「もういいよ」と言っているように思った。でも、15回裏のエラーには神様がいるとは思えなかった。どうしても、思えなかった。



2003年03月30日(日)
素直な子やん


 大会屈指の好投手、東北高のダルビッシュ君の評判が良くない。脇腹を痛めたというピッチングの方ではなく、むしろその人となりが。生意気だとか、手を抜くとか、礼儀がなっていないとか…。そういや私がTVが彼を見たときも、彼、エラーをした野手の対して露骨にイヤそうな顔してたし、マウンドでのいらだちみたいなものが、ブラウン管越しにも拘わらず伝わってきた。でも、私は単純にこう思った。「この子、いい子じゃないかもしれへんけど、素直な子なんやろね」と。恵まれた体格に、140か150か知らないけど速球を投げれて、バッターは面白いほどに三振してくれて、TVや記者に囲まれて…そりゃ天狗にでもなるよて。

 このところ、こういう選手がかわいくてしゃあない。いい選手と好きな選手は別、いい子といい選手は別、いい子と好きな選手も別なのだ。

 でも、やっぱり、今のままじゃ、将来、野球で成功する可能性をもぎ取ってしまう。今日、負けてしまったのを機に、次はちょっと大人になったダルビッシュ君を見てみたい。



2003年03月29日(土)
あれから228日


 東山の和歌山遠征最終日の試合を見に行った。う〜ん。課題山積み??点を取られるのは仕方ない。だから、せめて点をあげないようになって欲しいなあと思う。

 いい試合より、東山の試合を見たい。だから私は甲子園に背を向け、電車で4時間かけて和歌山の山と海に挟まれた町までやってきた。でも、やっぱり、ちょっとどんよりした気分になってしまった。今年は練習を見る機会に恵まれたのもあり、“がんばっている”という言葉をいつになくリアルに感じている。それだけに、“それでも通用しない現実”が切ない。もうボロぞうきんのように使い古された言葉だけど、野球はそんなに甘くない。一体どこまで、どうがんばれば、いいのだろう。まず何が出来るのだろう。そういう事は、指導者が選手個人が考えることで私にはまるで関係ないことなんだけど、なんか、そんなこと思ってしまった。ちょっと今の自分とオーバーラップさせているのかもしれません。いけませんね、そういうのは。

 帰り、父兄さんの車で京都まで送っていただいた。静まりかえった車内。ラジオからは、センバツ大会の中継が。対戦カードは、広陵と遊学館。共通点は、2002年8月13日に甲子園球場にいたこと。あ、そっか、同じ日に甲子園にいたんだ。そう気付くまでに時間はかからなかったけど、あまりにも現実感がなく、中継の声がボリューム以上に小さく遠く感じた。

 ただ私の中に、こんな思いも芽生えている。
 みんなが日頃やっていることが、強豪校に通用する日はいつになるのか。そのときが楽しみだなあ。跳ね返されれば跳ね返されるほど、成功したときの喜びも大きい。



2003年03月28日(金)
プレーヤーの視点


 縁あって、元高校球児という人とメールのやりとりをちょこっとだけした。どうやら私は彼の出ている試合を見ていたらしいので、「一生のうち、そうそうない機会や」と試合のことを聞いてみることにした。

 その試合は、終盤まで緊迫した投手戦だったが、7回の大量得点が入り、よもやのコールドゲームになった。彼は、負けたチームの選手だった。私はその大量得点が入ったきっかけは、1つのバントヒットにあると思っていた。ファウル線ギリギリの打球。普通なら間違いなくファウルだったはずだが、その打球は妙な変化を見せ、フェアグランドに入っていた。そこから、試合の流れが変わったのだ。そう信じて疑わなかった。

 だから、その試合について、メールでふったときも、真っ先にハンドヒットの話が出てくると思っていた。「あのバントヒットには驚きました」、みたいな。ところが、彼のメールは、そのことについて全く触れてなかった。ピッチャーが打ち込まれてしまったのが、彼の中で一番印象に残ったことだったようだ。

 どうやら私は、自分に見えた物のレベルで話をしようとしていたようだ。もちろん、それも必要。でも、当たり前だが、自分の見えているものと相手が見えているものが違うわけで。あまり自己主張をしてしまうと、そういう物が陽の目を見ずに終わってしまう。



2003年03月27日(木)
甲子園に行って、甲子園と関係ないことを考えた。


 仕事が夕方からだったので、センバツを見に行った。遠方に住んでる人が聞いたら、しばきたくなるような話である。毎日、「疲れた、眠たい」と言っている私のどこにそんな若さがあったのか。我ながら驚く。

 生まれて初めて、お金を払ってネット裏に入る。親バンクから融資してもらった1,600円はちょっと心苦しい。でも、やっぱり見やすい。とりあえず、今何が起こっているかは大体わかるから、試合にすっと入っていける。それに、試合前の気合いの大声とかも聞こえるし。

 当日は、「シマジョーの野球ノ歩き方」日記のシマジョーさんの横に座り、「なんで?なんで?」と繰り返してお仕事の邪魔をしてきた(ほんま、すんません)。やはり野球経験者とあって技術的なことは詳しい。でも、それと同時に、ぱっと見た感じとか、直感とか、何気ない仕草とか、理屈では説明できないものも大事にされているようだ。

 技術的なこと、ちょっとは知っておいた方が野球の魅力をより味わえると思った。でも、説明文が苦手で、その機械が壊れてから初めて見るような私が技術関連の本を読むはずもなく。やっぱし、人に聞くに限る。それも、私が惹かれる人で、なおかつ野球が好きな人。その人が楽しそうに、ちょっと誇りっぽく話すその表情や口調は、堅苦しさを消す。私の脳みそは、説明文や能書きより、一つのエピソードの方がより記憶しやすく出来ている。

 



2003年03月26日(水)
ん十年後につなぐ夢


 いい年して、高校野球のそれも同じ高校の練習試合とかばっかり見にいって、自分はおかしいんちゃうか。ネットを始めた当初はそう思っていた。

 ところが、ネットを通じていろんな方と出会って、そういう人は他にもザラにいるということが分かり、ちょっと安心した。それどころが、私なんてまだ甘いと思うくらいすごい人もいる。

 こんな人がいる。年輩の女性で、2,3年前から特定高校の試合という試合には全て行っていて、スコアまでつけている。ホンマに試合という試合は全部、なのだ。遠征も1つもらさず行っているそうだ。いくら私でも1遠征1試合が精一杯なのに。

 その上、「あちこち行き過ぎて、(どこに行ったか)忘れちゃった」と言うのだ。うわ、このおばちゃんら、シビれるわ。かっこいいわあ。私の目は、プロ野球選手を見る野球少年状態だった。一瞬にして、憧れの対象となった。

 たくさん試合を見る、人が行かないような僻地へ行く。そういうウキウキした体験は、しっかり心に刻みつけて、人に話したい。それが世の常。覚えていること、詳しいこと、正確なことが誇り、ファンとかマニアという人にはそういう傾向がある。だから、私はそれがかっこいいと信じて疑わなかった。

 それが、この一言で一気に崩れていった。忘れていること、覚えきれていないこと、こだわっていないことの誇り。いや、誇りという事からも離れているその心境。新しい世界だった。

 よっし、新しい目標が出来た。
 私もいろんな物をそぎ落としていこう。でも、落としても落としても落としきれないものは、心に刻んでおこう。

 今みたいな生活はいつまでも続けられない。それは分かってる。だから、子育てなり仕事なりが落ち着いた彼女たちのくらい年齢になったとき、もう一度東山活動を復活させることのアリ、かもしれない。今、いろいろな意味で引いてしまっていることでも、そのときなら出来るかもしれない。だって、父兄さんですら年下になってしまうんだよ。そのときには、生物界で一番強い関西のオバちゃんやで。きっと無敵やろ。



2003年03月25日(火)
レオタード?


 昔、姉が長袖のアンダーシャツを着ている選手を見て、「あれはきっとレオタードなんや」と言ったことがある。もちろんそんなわけないのだが、それからしばらく、レオタード姿の選手が脳裏に浮かんで離れなかった。緊迫した試合でも、苦しそうな表情をしている選手を見ても、レオタード姿が一気にそれを台無しにしてししまったっけ。

 最近、投手の腕がやけに細く見えるのは、アンダーシャツの素材が変わったからかもしれない。昔主流だったそれより、肌に密着して光沢がある素材。見た限りそんな感じ。またそれがレオタードに似てるんだ。しばらく忘れていた高校球児のレオタード姿が、このところまた蘇ってきて困る(*^_^*)。

☆この日記に関して、野球日記作家Sさんより補足のメールを頂戴しました☆
(いつもながら勉強になりますm(_ _)m)

あのテカテカ素材のアンダーシャツ。
あれは2年くらい前から流行り始めました。
松坂大輔(L)がハシリですね。
通称・アンダーアーマー(米UNDER ARMOUR社)と言い、
元来はアメリカンフットボールのプレーヤーなどに愛用されていたスポーツギアで、
様々なアイテムがあります。
あのテカテカ素材のシャツは汗を飛ばす効果があり、
試合中に何度もシャツを替えないで済んだり、
汗をタップリ吸ったシャツを着ている時の不快感、疲労感を緩和するのです。




2003年03月24日(月)
たった1つのプレーだけど


 昨日の話。朝起きると、TVでセンバツ大会の浦和学院ー隠岐の試合がやっていた。バッターボックスには、先日如水館グランドに行ったときに神妙なおももちでインタビューに答えていた隠岐の選手がいた。私は起きあがって試合を見ることにした。やはり形勢不利なのか、序盤でもう点差がついている。でも、見ている限り、隠岐はなんとかふんばっているように思えた。

 何回だったか、隠岐高校が守備についていて、盗塁を試みた浦和学院のランナーを刺した。塁審のアウトのジャスチャーを見るか見ないかで、ランナーにタッチしたショートの選手が両手、というか両腕でガッツポーズをして会心の笑みを浮かべた。彼の仕草がそのプレーをより鮮やかにした。画面ではもう一度スローで盗塁を刺したシーンが流れる。

 ピッチャーのストライク投球、ボールを捕球し、すばやくセカンドへの送球動作に入ったキャッチャーのマスクが外れ、そこには引き締まった選手の表情。送球されたボールそれ自身にも意志があるように、まっすぐセカンドベースへ向かう…。

 そして、カバーに入っていたショートによって、ランナーはアウトになり、前述したガッツポーズに至るわけだが、そのシーン一つ一つが強烈な印象を私の中に残した。甲子園に出るレベルのチームだ。それくらいのプレーは当たり前かもしれない。でも、大舞台で当たり前のプレーをすることの難しさ、私もちょっとは知っているつもりだ。

 そのあと、同じようなシーンでキャッチャーが今度は悪送球したことや、結果が1−15という大敗だったことは、それほど私をがっかりさせなかった。たった1つのプレー。あのシーンを見れただけで、この試合を見た価値は充分過ぎるほどあるように思えた。



2003年03月23日(日)
少年に幸あれ


 ふらりと立ち寄ったグランドで、彼と再会した。再会、と言っても決して本人と面識があるわけじゃないんだけど。でも、そう言いたくなるほど、彼の印象は強烈だったのだ。

 昨秋、学校のオープンキャンパスで、10数人の中学生がグランドを訪れた。彼はその中の一人。他の子は10分そこらでバスに乗って帰っていったのだが、彼は1人グランドに残り、ネット裏で最後までじっと練習を見ていた。それほど体の大きな子じゃないけど、一瞬高校生かと思った。左胸の名札を見なかったら、中学生だとはわからなかったはず。しっかりしてそうな子だった。この子は野球がうまいに違いない。根拠はない。でも、私の中では確信だった。

 彼の目は、“高校に選んでもらいたい”ではなく、“自分が高校を選ぶ”ためにあった。練習の光景を審査員のようにじっと吟味していた。果たしてここの練習は彼の判断基準を満たすのか。私は、彼の表情が気になって仕方なかった。ちょっとした仕草やプレーで彼から見切られてしまうんじゃないかと思うと、怖かった。ここに来てくれたらいいんだけど。でも、この子ならもっと厳しい名門校からも誘いがあるかもしれない。もう会うこともないだろう。

 あれから半年。あのときと同じ制服姿の彼が、あのときと変わらぬ目で試合を見ていた。今日ここにいるということは、入学が決まったと思っていい。指を鳴らしたい気分だった。よくぞ、選んでくれたっ!って。

 試合を見る目は、秋より鋭かった。これからはライバルにもなりうる先輩たちのプレーをしっかり見据えていた。側には私服中学生が数人いた。すでに丸坊主。彼らも新入部員なんだろう。でも、醸し出す雰囲気は全然違った。

 午後からのダブル。第二試合が終わったら、日もすっかり暮れ、足がキンキン冷える寒さが襲ってきた。それでも彼は一向に帰る気配がない。部員のグランド整備が始まる。対戦相手校は道具の後かたづけを始める。監督は相手校の監督と歓談。試合の審判をつとめていた年輩男性も挨拶をして、車でグランドを後にした。すっかり暗くなった中、残っていたのは父兄さん数人。それでも彼はその場が動くことはなかった。

 試合終了から40分ほど経った。監督がグランドから出てきたとき、ついに彼が動いた。監督はそんな彼に気付いた。「来ていたのか」。その表情は優しかった。一方彼の表情はちょっと硬かったけど、監督が「がんばれよっ」と肩を叩くと、思わず顔がほころんだ。初めて見た彼の笑顔。白い歯はさっきまでの表情とはうらはらにすごく幼かった。

 これからの3年間が、彼をがっくりさせたり、しらけさせたり、後悔させるものになりませんように。3年間、ここでがんばれてよかった。ありきたりだけど、彼の口からこの言葉を聞きたい。



2003年03月22日(土)
集中力ナッシングな1日


 久しぶりの練習試合。会場が急遽変更になり、岡山県に近い兵庫県内の町にある球場まで足を運んだ。青春18きっぷ大いに役立つ。魅惑の姫新線初体験♪田圃と民家と川。典型的な田舎町。でも、その1つ1つの日常が、旅人には観光名スポットになる。

 ところが、姫新線で燃え尽きたのか、選手の名前も得点も分からないのが災いしたのか、まったく試合に集中出来なかった。意味無く球場内をうろうろして、コーヒーを買いに行ったり、ゴミ箱を探しに行ったり、坂の下にあるグランドでやっている少年野球の練習を見たりしていた。

 試合は2戦2敗。計3本のホームランを浴びた。また、攻撃ではヒットは出るものの、なかなか得点に結びつかず。とはいえ、対戦相手には恵まれているように思う。パワフルな打撃が持ち味のチーム。あんなすごい打球、京都ではお目にかかれない。



2003年03月21日(金)
集中出来る場所


 前日東京にいたため、今日は朝から新幹線で京都まで帰ってきた。連休の始まりということもあり、自由席はすぐに満員。座れた私は幸運だった。側には重い荷物に悪戦苦闘しながら、ときおり揺れる車内でなんとかバランスをとっている人たちがいた。

 そんな中、私はかばんからおもむろにファイルを取り出し、HPのグランド日記の原稿を書き始めた。前日はオールナイト、落ち着かない車内。どう考えても文章を書く環境じゃない。ところが、自分でもびっくりするくらいはかどったのだ。ずっと書こうと思ってたけど、止まっていた原稿。もう半年以上進められなかったのが、ものの2時間で書き上がってしまった。これが身体で書くということなのか、集中力なのか…。

 昔から私はそうだった。落ち着いた場所、環境の整ったところでは、作業能率が落ちるもしくは、作業に入るまでにすごく時間がかかる。ところが、すごくガヤガヤしているところや、周りが自分と違うことをしている場所にいると、不思議とやる気が出てくる。たとえば、通勤電車での読書だったり、ツレん家でお泊まりしていて、みんなはプレステとかしている中で1人テスト勉強することだったり…。あの、みんなが解放された状態なのに、自分だけは何かをしなければならないというちょっと虐げられ系の孤独感が心地いいのかもしれない。やっぱり、私にはあまのじゃくの気があるようだ。



2003年03月20日(木)
私に足りないもの。


 気合い、積極性、運命を切り開く力、気力。ま、そんな感じのこと。大体現状だっておかしい。本当にライターになりたい人は、行動してる。出版社回って自分を売り込む、マスコミ関係の仕事を探す、賞に応募する、現場に足を運ぶ、取材する。

 私がここで足踏みをしているのはなんでだろう。自信ときっかけがないから?自信はあるものではなく作るもので。でも、自分の心の奥の奥を問いつめると、待ったサインがかかっている。今は自分の直感を信じたい。きっと結論が出る。そのときは、行動出来る。世界の誰が信じなくても、自分だけは自分のことを信じてあげたい。



2003年03月19日(水)
高校球児の顔、一考察。


 いやはや、最近の高校球児はかっこいいというか、きれいな顔だちの子が多いですね。昔は、ニキビ面に、ごつごつしたジャガイモ系なんてザラだったのに。

 私個人は、球児の顔の質の急激な向上がなされたのは、1995年からではないかと思います。いや、なんとなく。1995年に何があったのか、また1995年に18歳になった子が生まれた1977年から何か変わったのかはわからないのですが。

 ほんま近どきの子(こんなん言うようになったらもうアカンな)は、眉毛整えたり、お肌にも気を遣ってたり。それはそれでいいんやけど。こうもきれい君が多くなると、おっさん顔の球児が恋しくなる。ごっつくい顔の選手がときおり見せる笑顔や戸惑った表情や何気ない仕草。それを「お、かわいいとこあるやん」などと思えたら、なんか人とは違う幸せを見つけた気分になる。あと、ドカベンを思わせるようなおデブちゃんも見なくなったなあ。

 以前、「高校球児、いつまでお兄さん?」という日記を書いたが、今はもうみんなおぼこくて、お兄さんに見えないどころか、弟通り越して、もう子供みたいな感覚です。もし自分に子供が出来たらこんな風に見守るんやろな、みたいな。



2003年03月18日(火)
野球なんて大嫌い…?!


 体育の授業が大嫌いだった。特に球技系。ろくな基礎も教えずにいきなり試合をしろなんてなんたるこった。

 あれは高校時代のこと。体育でソフトボールがあった。私は内野を守っていた。ゴロをさばく感覚は野球を見ていたから大体わかる。腰を落として、グラブを出して…。さあ、内野ゴロがこっちに向かってやってきた。私は構えた。ボールはグラブの中にすっぽり。…のはずが。ボールは見事に股間を通り過ぎ、点々と外野へ。ああ、かっこ悪い、かっこ悪い(*^_^*)。でも、クラスメートは私の運動音痴を知っているのか、さほど気にしていなかった。そこまでだったらよかったのだが。

 転がるボールを追いかけていると、向こうにいた小学生(母校は幼稚園から短大まである学校でした。グランドも共用)が、こっちを向いて笑ってるじゃないか!「ハハハ、へったくそ〜」。

 恥ずかしさを怒りで顔が真っ赤になった。キィー。このクソガキ。だったらてめえがやれ!私のそんな心の叫びをよそに、彼らは涼しい顔でグランドを後にした。ああ、誘拐して身代金要求したい…(-_-)。

 TVでやってる野球中継。さも当たり前にさばかれるゴロ。世の中そんな簡単なもんじゃねえぞ。ブラウン管も向こうの選手かてきっとうちみたいな経験を経て、あそこまでいったんだ(と思う)。それを、それを、それをぉ〜。

 あのときのクソガキ。生きていたら今頃20歳そこそこ。きっと一人の女子高生に未だに残る怒りと傷を負わせたことなんぞ知ったこっちゃないだろう。それを思うとますます悔しくて、ときおり野球中継がうらめしくなる。



2003年03月17日(月)
こんにちわ、赤ちゃん


 昨夏、身重の友人と野球観戦をした。それも、球場側の駅から彼女が運転する車に乗って。なんたることだ。普通は逆やろ。彼女とは久しぶりにあったので、予想以上に膨らんだおなかに驚いて、「いいのかなあ。運転してもらって…」とさすがに当惑した。でも、彼女は平気そうな顔をして、ハンドルを切っていた。

 球場に着いて、当惑が不安に変わった。いつもなら何とも思わないファウルボールが必要以上に怖かった。実は私、軟式ではあるけれど、ファウルボールに当たって数針縫うという経験の持ち主。ボールが自分をめがけてやってくるときの金縛りのような感覚。今でも忘れられない。だから、もしも、そんなファウルが彼女に襲ってきたらどうなるのかと思ってしまったのだ。おなかとかに当たったら、救急車呼ばないといけないなあ。ここ、携帯の電波が悪いしなあ。応急手当とかどうすればいいんやろ。1人でパニックに陥ってしまって、ファールボールがくる度に冷や汗をかいた。

 当の本人はそんな私を知ってか知らずか、「ポテチ食べる?」なんて言いながら、のどかに野球観戦を楽しんでいた。“母は強し”とはこういうときに使うの?

 そんな彼女も秋に無事出産を終えた。今夏は赤ちゃんを連れての観戦になるのかな?それはそれで、冷や汗ものだな(^_^;)。



2003年03月16日(日)
花は桜、お茶は静岡


 京都人のくせに、“茶は静岡”派のあるこです。こんにちわ。マジうまいっす、静岡茶。緑茶、最高です。長年、茶に魅力など分からずにいた私ですが、静岡の地で茶に目覚めました。

 今から3年前の秋、静岡・御殿場西高校に練習試合を見に行きました。冬は目の前、天気は生憎どんより曇り空。寒かったんです。そんなときに、父兄さんから頂戴したのが緑茶。プレスティックのコップから頼りなさげではあるけれど、湯気があがっていた。暖まるだろうな。ところが、真っ先に、口をついたのは、「おいし〜」の一言。苦みがここちよく感じる経験は、ビール以外では味わったことなかった。飲み終わってコップを返しても、私の喉の奥にはいつまでもいつまでもその心地よさが残っていた。

 “やっぱお茶どころ”って言われるだけあると思った。名物と言われるものは全国多々ある。でも、私たち観光客が口にするのは、それによって金銭を得るためのよそ行きのもの。おいしくて当然。でも、今回は地元の人が、地元の人のために作ったもので、そこに何の媚びもない。それでもおいしかったんだから、やっぱし本物やと思った。その後、買ったペットボトルのお茶すらおいしかったんだから。それ以来、私は緑茶を飲む機会が増えた。でも、あの日グランドで飲んだお茶に匹敵するものはなかった。

 ところが、今日その味に再会した。場所は、静岡・浜松商業グランド。今回も天気が良くなく、今にも雨が降り出しそう。寒さはそれほど感じなかったけど、朝5時半に朝食を摂って腹時計がおかしくなってしまったのか、気分が悪かった。そんなとき、父兄さんに進められたのが、緑茶。御殿場西グランドでもらったお茶の記憶が一気によみがえった。最初の一口を丁寧に飲み込む。やっぱし、おいしい。なんか落ち着く。そうそう、この心地よさ。お菓子ではまず出せない甘さ。ついさっきまで胃がパニックだったことすら忘れてしまった。(余談ですが、緑茶とクッキーの組合せはかなりイケます)この場を借りて、両校父兄の皆様、ありがとうございました。

 追伸:とはいえ、父兄さんの負担を思うと、こういう日記を書くのはちょっとまずいかもと思う。

 



2003年03月15日(土)
漂白の光


 1号線を延々走って三重までたどり着いた。いつもながらアテのないドライブ。ふと見上げた表札には、『久居49km』。この類を私が目にしたが最後。かわいそうな相方くんは、地図なき中、久居農林高校まで車を走らさねばならなくなってしまった。

 このごろは日が長く、あわよくば練習が見れるのでは?と思ったが、そんな甘い期待はかき消される。市街地を彷徨っている途中、練習帰りの野球部員とすれ違ったからだ。あ〜あ。その上、どんどん暗くなっていく。これじゃあ、グランドを拝むことすら出来ない。それでも一縷の望みをかけて、学校探し。

 結局、コンビニで地図を立ち読みし、ようやく見つける事が出来た。大通りから奥まったところにあり、なかなか分かりづらい。すでに校舎の電気の大半は消えており。グランドはそれほど広くなかった。ま、普通の公立高校はこんな感じだろうといったような。そして、またも部活帰りの部員をすれ違った。ま、予定外の行動やし、せめて選手を見れただけでもヨシとするか。一路、京都へUターン開始。ところが…。

 大通りに出ると、視界の隅に漂白されたような白い光が突き刺さった。まぶしっ。光の発信元に目をやった。すると。な、な、なんと、広い野球場!どでかい照明灯が、私が目にした限りで2基。芝生こそなかったが、グランドも広い。ネットや周りを覆っているビニールは、目に良く映える緑色。まだ出来て新しそう。側には『久居農林高校』の看板。

 決してそれが全てではなけれど。こんな事を言うのはよくないのだろうけど。言わずには言われなかった。「そりゃ、甲子園に出るわ」。

 舌打ちをしたくなるような、苦笑いを浮かべたくなるようなよくわからない気分だった。視界から消えるまでグランドを眺めていたが。時間が経つのがものすごく長く感じた。

 こんな壮大なグランド、一公立高校ではありえへんでと思ったが、そういえば、久居市は“スポーツ都市”宣言をしている。野球が強化されていても何ら不思議ではない。




2003年03月14日(金)
ほな、私もスクラップ…


 最近、野球日記でスクラップの話題が続いているので、私もそれに便乗してしまおう。

 やっぱし、たまってるんです〜。
 私の場合、新聞だけでなく、今までたまりたまっていた野球雑誌を整理する時に、必要な記事だけ切り取っておいているので、それも含まれているのですが。ま、とりあえず切り取ってジャンル別に分けるところまではしているので、自分にしては上出来かな、と。

 私がスクラップするものは、記事や記録データ的なものはほとんどなく、ライターさんが書いたエッセイとかが大半です。だからスクラップというより、読み物的な意味合いがあるかもしれません。

 純粋な意味でスクラップしているのは、やはり東山関連です。91年秋から今までのが大体あるのですが、ここ数年は、夏の大会のものしかスクラップしていません。最近は高校野球の記事も簡素化され、かなり上位に進出しないと、記事らしい記事が載りません。それだったら、自分でつけたスコアと心に留めている光景だけで充分だと思ったんです。

 そんなスクラップも今3冊目です。スクラップ帳の進み具合で、チームの成績がわかってしまいます。1冊目はすんなり終わったのですが、2冊目から3冊目に入るまでが長かったです(汗)。(でも、進み具合と私の思い入れは必ずしも比例しません)

 あ、そうだ、夏の甲子園の記事、まだ切り取りもしていなかった。こないだ、親にゴミと間違って捨てられかけたっけ。なんとかしないと。



2003年03月13日(木)
東山活動


 当日記の読者さんで、今やメル友(?!)のYさん(女性)から、今日もメールがきた。Yさんも私と同様特定高校に熱心な方で、甲子園に出ているような高校の訪問にも熱心で、その数に私は遠く及ばない。そんな彼女が、ご自分の応援を「○○(応援している高校名)活動」を書かれていたのにすごく感銘を受けた。

 私が東山に対してとっている態度。応援、追っかけ…どの言葉にも私は違和感を感じている。

 応援。試合を見ているとき、スコアをつけたり写真を撮るのに必死で、拍手をしたり、声援を送ることが実はほとんどない。だから、「応援してくれて、ありがとね」と言われると申し訳ない気持ちになる。(試合中、同伴者と関係ない話とかしてるとき多いし)

 追っかけ。そこまで試合や練習は見に行ってないし、選手を出待ちするわけでもない。

 でも、何らかの言葉を使わないと、文章が始まらない。だから、とりあえずは追っかけと言ってみたり、応援していると言ってみたりしている。で、今日、「活動」という言葉に出会った。

 これはいいっ。いただきますって感じ。東山活動。なんかちょっとかっこいい。当面はこれで行こう。



2003年03月12日(水)
やっぱり私は…

 日記作家仲間・すみちゃんが、「今年のテーマは“リセット”」と言うので、それに便乗している。一流のスポーツ選手はこれが出来ているんだという。腹立つこと、悲しいこと、やるせないこと、自分ではどうすることも出来ないことは、忘れるというか、思い悩むことをやめる。今年の私はこれでちょっとは楽に生きてこれている。

 さて、そんな私のPCがウイルスの感染してしまった。これから、その処理をしなければならないのだが、やっぱりドンと落ち込む。読者のみなさんに被害が及んだこと、自分の知識不足、またサイトを作り直さないといけないことに対する憂鬱。あ〜あ、管理人失格。こんなヤツにサイトを作る資格はなしっ。

 去年までの思考はここで終わっていた。でも、今年は何故か、「だから?」って思う。ダメ管理人でも何であっても、文章を書きたい、サイトを作って人に見てもらいたいという思いは止められへんやん。だったら、どうであれ続けるしかないやん。これは、過去にとらわれず新しいサイトを作りなさいという神様からの指令。よっしゃ、ウイルス駆除が終わったら、リニューアルするぞっ!まあ、こんな感じ。

 で、コンテンツやデザインをあれこれ考えて楽しむわけなんだけど、またまた落ち込む。個人的に目玉だと思っているグランド日記。実はこれけっこうあちこちのサイトにある。それも画像がきれいで、関係者から了解をとっているサイトもあり、より充実しているのだ。やっぱり、フェンスの向こうにいると、書く文章もちょっと引け目になる。自分勝手なこと、書いていいのかなって。かといって、私に関係者に取材依頼する度胸もないし、やっぱり私はフェンスの向こう=読者さんの目でこのグランド日記を書きたいと思っている。そっか、そっか、主旨が違うんだから、くよくよする必要ないんだ。まだ完璧にふっきったわけじゃないけど、ちょっとは前向きになってるかな?



2003年03月11日(火)
B面 東山の夏


 先日の練習試合、猛烈なあられをものともせず、スコアをつけておられる女性がいたので声をかけてみた。小柄で穏やかそうなその女性は、相手校の父兄さん。試合のたびにスコアをつけられているとのこと。挫折者としてはただただ敬意を払うばかり。

 息子さんの高校入学を機にスコアをつけ始めたそうだが、お父さんが仕事等で見れないときに、どういう試合だったか教えてあげるためにも役立ててるのだという。元々野球が好きで、「最近は大学野球もおもしろくて」という父兄さんに私は親近感を覚えた。もっと話してみようと、取材体勢に入った。すると、こんな話が出てきた。

 今年の夏の京都大会はおもしろかったね。特に準決勝以降。東山の試合、見せてもらったんたけど、ハラハラして、ドキドキして、なんていうか楽しくて…。ああ、ここ(奈良県)でも中継映るんよ。このところはずっと見てて、京都はいつも面白い試合ですよね。

 球場で見てたら、もっとゾクゾクしましたよ。
 そう言おうとしてぐっと言葉を飲み込んだ。今は、自分の言葉を伝えるより、この父兄さんの言葉を聞くことの方が大事だと思った。

 甲子園でもすごい試合やったね。そのときのメンバーが3人、残ってるんですよね。

 父兄さん言葉に私は、その3人の名前をあげ、「今日も出てますよ」と言った。すると、父兄さんはおもむろに今夏の「甲子園の星」を取り出し、確認した。すごい、用意周到や。ものはついでにと、今回、東山と対戦することについての反応や感想を聞いてみた。父兄さんサイドは、「うそやろ。ほんまに?!それもここまで(ご本人は「こんな山の中まで」とおっしゃっていたけど)来てくれるの」という驚きと戸惑い。選手にも甲子園出場校とやることに驚きがあったよう。これまで、対戦相手のすごさにびっくりして、こういう戸惑いや驚きをみせる父兄さんを見ていた。それが今回逆の立場になったのだ。私はそれに驚き、戸惑った。

 客観的というと語弊があるが、東山の対戦相手となる学校の関係者やその学校を応援している人から見る東山のイメージや感想というものをもっと知りたいなと思った。


追伸:話を聞く際、「じゃあ、親御さんの野球好きが息子さんい影響して、野球を始められたということですか?」と聞いた。けど、父兄さんからは明確な答えが返ってこなかった。そりゃそうだ。これはすごく答えにくい質問だ。「はい、私の影響です」なんて堂々と言ってのけてしまう人はそうそういない。もっと具体的に、「小さい頃、一緒に野球を見に行かれたりしたんですか?」とか「初めてキャッチボールされたのはいつですか?」とか「野球チームには息子さんが入りたいと言ったんですか?」とかそういう路線でいった方がよかったかもしれない。一つ、勉強になった。




2003年03月10日(月)
姉、ノルマ“1”達成

 
 今、姉がチャットにはまっている。おかげでPCをいらえる時間が減ったわけだけど、ま、私も人のことは言えない。姉のいさぎいいところは、“男しか相手にしない”こと。

 で、今日、話した人に驚いた。野球が好きで、東山にも詳しくて(注:決して“東山が好き”だという発言ではない)、しかも岡島くんのファンという…もちろん男性。岡島くんのファンの男性なんて初めて聞いた。やっぱ、野球選手は同性に好かれて(変な意味ではなく)ナンボですからねえ。まあ、岡島くんくらいならちょっとしたファンでも知ってるのですが、他の選手、川中さんとか吉崎くんとかの名前も出てきたようで、僭越ながら「おぬし、やるよのう」の心境。(しかも、大学では龍谷に注目だということで。脳汁もんです)

 そんなわけで、姉は私が東山が好きでHPをやってるのをその人に教えたので、姉を通じて、ここのアドレスを伝えた。姉もたまには役に立つもんだ(笑)。


 …なんて言ってたしりから、ウイルス感染でHP一時閉鎖(しかもアドレス変更つき)だなんて、やっぱりうちのサイトは“生涯一マイナー系”を貫く運命(さだめ)なんだろうなあ。



2003年03月09日(日)
3月の雪〜こんな中、試合だったんです〜


 春だ!奈良だ!練習試合だっ!
 …というわけで、今季初の東山の練習試合を見に行って来ました。結果から言うと、2勝0敗。幸先のいいスタートとなりました。1試合目はヒット数はそれほど多くなかったように思うけど、相手の細かいミスをきちんと得点に結びつけていました。見に行くたびに、走塁の練習をしていたのだけど、今回はそれがいかんなく発揮されていたように思います。 2試合目は長打も飛び出したけど、中盤以降に得点をされ、エラーもちょっと出てしまいました。ま、課題は1つや2つあった方がいいですよね?!今の時期。

 選手は、ホンマ楽しそうな顔をしていました。大半がニコニコしてるんです。決してヘラヘラでもゲラゲラでもない笑顔。そう言えば、某選手はチャンスに打席に入ったとき、気持ちがはやったのか、帽子のままバッターボックスに入り、ベンチの爆笑を誘っていました。彼はその後ボックス内でずっと笑っていたのですが、これはさすがに照れ笑いだったのではないかと推測しています。しかし、こんな事態、初めて見た…。

 でも、今日、何が印象的だったかって、やっぱり寒さです。天候は晴れときどき雪。それもあられ。ついさっきまで太陽がサンサンやと思ったら、もうあられのオンパレードでコートのフードなしでは観戦出来ない状態。グランドは、発砲スチロールがちりばめられたように白く覆われていきます。そんな状態だったから、1試合だけだろうと思ってたら、きっちり2試合あり、終わったら夕方5時半。もう寒くて、寒くて、ときどき痛くて。足のつま先の感覚はゼロ。途中でともきちはダウン。校内の自販機でホットコーヒーを買おうと思ったら、すでに売り切れ。寝るな、寝るな、遭難するぅ〜。やっぱり今月はおかしいです。神さまはうっかりして2月と3月を間違えたのでしょう。



2003年03月07日(金)
手に入れた5枚の夢切符


 青春18切符を買った。5枚綴りで11,500円。安い買い物ではないが、それでも1日2,300円で旅をするという夢が買える。これを逃すテはない。さて、この5枚をどう使おうか。

 すでに決まっているのは、2枚。春の東山の練習試合で使う。和歌山と姫路方面へ行く。姫路方面はともきちと一緒に行く可能性が高いため、もう1枚使うと考えておく。すると、フリーは残り2枚。あれこれ考えてみた。18切符の利用期間、自分の休日、相方、ともきち、東山の試合日程etcを配慮に入れると、一番近いフリーデーは、明日と16日。ここで、使おっておこうか。

 ネットであれこれアクセスして、行き先を決めました。尾道と浜松です。2つとも初上陸の地。どんな旅になるか今から楽しみです♪明日はどちらに行くか。それは日記更新後のお楽しみということで。明日は早いので、もう寝ます。おやすみなさい。

追伸:最近(いや随分前から)、野球に関係ない内容が続いてすみません。野球日記なのにぃ〜(T_T)。



2003年03月06日(木)
甲子園群雄割拠率


 ちょっとデータで遊んでみようと思います。前々から気になっていたです。各都道府県で甲子園を経験している高校はいくらくらいあるんだろう。そして、その数が多いところ、または少ないところはどこなんだろうって。そんなわけで、個人的に勝手に“甲子園群雄割拠率”というものを作って、調べてみることにしました。

 これは、

 (昭和53年から現在までで夏の甲子園大会出場を経験した高校の数)÷その都道府県の現在の参加校数

ではじきだしたパーセンテージです。高ければ高いほど、たくさんの高校で甲子園切符を取り合ったことを示し、低ければ低いほど特定高校が甲子園を独占しているということになります。

 パーセンテージが高いからレベルが高いというわけでもなく、また逆もありません。あくまで1つの結果が生み出した数字です。さて、あなたの地元は何位にランクインしているでしょうか?

<甲子園群雄割拠率>(%)

1, 佐賀  36.6
2, 島根  30.0
3, 和歌山 27.0
4, 鳥取  26.9
4, 宮崎  26.9
6, 香川  26.3
7, 大分  26.0
8, 山口  25.0
9, 長崎  21.3
10,福井  20.6
11,栃木  19.4
12,高知  19.3
13,滋賀  19.2
14,岡山  18.5
15,熊本  17.9
16,沖縄  17.7
17,山梨  17.5
18,岩手  17.0
19,徳島  16.7
20,富山  16.0
21,京都  15.6
22,秋田  15.3
23,群馬  14.9
24,岐阜  14,7
24,三重  14,7
26,静岡  14.0
27,青森  13.3
28,石川  13.0
29,愛媛  12.9
30,北北海道12.8
31,山形  12.5
32,長野  11.2
33,福島  11.0
34,新潟  10.7
35,広島  10.3
36,埼玉   9.58
37,茨城   9.57
38,西東京  8.9
39,千葉   8.6
40,福岡   8.1
41,宮城   8.0
42,兵庫   7.7
43,西東京  7.1
44,南北海道 6.8
45,大阪   6.3
46,奈良   5.8
47,愛知   4.8
48,鹿児島  4.40
49,神奈川  4.39

※パーセンテージの小数第二位を四捨五が基本。同率の場合は、第三位以降を四捨五入。
※80回記念大会時に、埼玉、千葉、神奈川、大阪、愛知、兵庫は2校代表制になっていますが、そのまま校数に数えました。
※校名変更は1校としてカウント




2003年03月05日(水)
実録・日本一セールの裏側?!

 
 ほら、ペナントレースで優勝したら、その球団に関連のある百貨店やスーパーが日本一セールとかしますやん。みなさんご存じかもしれませんが、当然、闇雲に安売りをするわけではなく、安くてもある程度利益を生むものを対象にしていたり、コストを落としたりしているんですね(きっとそうでしょう)。今日はそんな話。

 以前つとめていた呉服屋では、一応営業事務をしていました。ある日、営業のQさんが、「得意先からさ、某球団の日本一セールに出したいから、何か安くていい品物ないかって言われて…」とめぼしい商品を探していた。日本一セール、食べ物とか雑貨ではよく聞くけど、呉服でもあるんだなあ。ちょっと新鮮な驚きだった。その後Qさんは、その球団のカラーが入った八寸(帯の一種)を手に、伝票を書き、私に確認のサインをさせ、出ていった。

 それから数日後、別の営業さんが伝票を見て怒ってた。「あいつ、こんなに安くしやがって。利益出んやろ。俺やったらもっと高く売れるのに」。それはまさに日本一セールのために数日前に書いた伝票。ははは、またやったな、あの人。そういや、私が確認をしようとしたとき、「急いでるから」とせかしてたっけ?

 すると、怒ってる営業さんが確認者の名前を見て、「自分、なんで注意せんかってん」。とばっちりをくらった。そんなん言われたって困る。私は営業事務。値段のことはわからないし、営業さんが「それでいい」と言えば口出しできない。最悪。こんなときに限ってヤツは出張…。

 きっとバイヤーから値切りを迫られたんやろな。Qさん、営業やのに押しに弱いからなあ。「わかりました、ほな、これくらいで」などと言ってどんどん値段下げてドツボにはまったに違いない。日本一セールも良し悪しやわ。



2003年03月04日(火)
相思相嫌?!


 仕事の話。
 今日、移動中の車内で、Cさんという先輩男性に、「Bさん、あるこさん(実際は本名)のこと、怒ってたよ」と言われた。

 Bさんとは、日記でよく出てくる“苦手な人”。38℃の熱があっても牛丼食べれる私が、その名前を聞くだけで、ごはん一口食べても吐き気を催すくらいそのアレルギーは悪化している。いつもいつも怒ってばかりの人だけど、同僚に愚痴るのはよほどなんだな。

 とはいえ、心当たりはきちんとある。冷静に考えれば、まあ、私が悪い。でも、何を訊いても、不機嫌で、時にはろくに答えてくれないんじゃ、こっちかってどうしていいかわからない。その旨をCさんに言ったら、「まあ、そうやろな」という答え。ほら見ろ、ほら見ろ〜。心の中で高笑い。でも…

 「あるこさんとは一緒に仕事したくないって」

 あ、それでか。最近、一緒になっていないのは。上等だよ、ばぁ〜か(−_−)。Cさんに、「私もイヤです」と言っておいたので、噂の広がりマッハ級の我が社のこと、むこう24H以内に“Bvsあるこ、相思相嫌説”が広がることだろう。ふっ、爽快爽快。

 とはいえ、気になるのが、それを聞いた人がどう思うか。「確かにそうやんな、Bさん言うのは仕方ない」と思われるのは死んでもイヤだ。どうせなら、「何言ってんの、あの人は普通やで。B、見る目ないんちゃう?」と言わせたい。

 今のリーダーはすごく仕事がしやすい。親しみもないけど、嫌悪感もない。すごく事務的に仕事が出来るし、わからないことは聞けば、教えてくれる。すごくやりやすい。この人の下で働くようになって、ずいぶん仕事を覚えたし、ちょっとはマシになった。だから、この人には、「一緒に仕事したくない」とは思われたくないなあ。

 それにしても、1%でもBと一緒になる可能性がある限り憂鬱だなあ。あ〜あ、いきなり明日一緒だ。最悪ぅ〜。今、ものすごく仕事辞めたいモード。



2003年03月03日(月)
愛のともきちメール♪


 3月のシフト、後半を未定で提出。何故かって?決まってるじゃないですか、試合ですよ、し・あ・い!

 土曜日、父兄さんにともきちの家に日程表を送ってもらうよう(我が家にFAXがないので(T_T))にお願いしてたので、今日、ともきちが簡単な日程をメールで送ってくれた。(今日はこれだけで幸せだったよ、ありがとう、ともきち、チュッ)

 おかげで、今日はニコニコで仕事が出来た。誇りっぽい棚も、立ち読みの客も、ともきちメールを見れば、ふっとんでしまう。不思議だ不思議だ。単なる高校生の部活動の日程が書かれてるだけなのに、ずっごく不思議だ。

 移動中に車内で、メール見ながら、「いつ行こうかな〜」「こことここは見たいなあ」「このグランドにも行きたい」「ここ1週間「×」にして、東山ウィークにしようかな。さすがにそれはあかんやろ」などと観戦計画に余念がなかった。

 先月、シフト変更で痛い目に遭っているので、今月は迅速にせねば。



2003年03月02日(日)
読者のみなさま、ホントにありがとう!


 原稿用紙3,000枚分書けば、ある程度いい文章が書けるようになるし、スタイルも決まってくる。
 
 そう教えてくれたのは、同じ野球日記作家のHさん。すごく説得力のある言葉だった。今、私は原稿用紙何枚分くらい書いてんだろう。う〜ん、1,000枚は超えたはずなんだけど…。

 野球日記を始めた2001年3月末日(ネットでご覧になれるのは、2001年8月からです)から今までのをざっと見ていると、随分スタイルが変わったなと思う。昔の日記なんて恥ずかしくて恥ずかしくて…。

 あるこ語録:恥も積もれば野球日記になる。

 今までの文章はとにかく長い。くどい。尊敬している知人で某野球サイトの管理人さんが、「サイトは自分の中にいるもう一人の読者(この方の場合は、少年時代の自分)を喜ばせる(満足させる)ために作ってる」とおっしゃっていましたが、これまでの私の文章では私の中のもう一人の読者は目にもとめてくれないんじゃないかなとふと思った。

 これ、長いし、くどい。結局何が言いたいの?読んでられへん。
 こんな感じかな。

 そう思うと、そんなくどい長い文章に最後まで丁寧におつきあいくださっている読者の方には感謝してもしたりないなと思いました。前々から常連さんや読者さん(メールをくださる等何からの反応をいただく方しか把握できませんが)には恵まれているとは思っていましたが、改めて痛感しています。

 わかってます。世の中そんなに寛容な方ばかりではありません。でも、そういう人にも目に留めてもらえる文章を書けたらいいなと思い始めています。

 今のブームは、過去に書いたグランド日記のリニューアル構想を練ること(はよ、書け)。800文字程度ですっと読んでもらえるようなものを目指しています。少ない文字に、思いをこめて、伝えたことを込めて。簡単なことではないけれど、出来たら快感かもしれない。



2003年03月01日(土)
♪もうすぐは〜るですねえっ


 3月です。ぼちぼちかな?と思って、父兄さんに電話をし、練習試合の日程を教えてもらいました(ありがとうございます!)。今年は例年より早く3月9日に最初の練習試合があります。てっきり20日くらいからだと思っていたので、夕方までの仕事が急遽午前中で終わるようなトクした気分です。あと1週間で試合♪思わずにやけてきますねえ(*^_^*)。

 最初の対戦相手は奈良県にある高校のようです。で、会場も相手校グランド。あるこ史上初の東山絡みの奈良県遠征がついに実現しそうです。これまで何度となくチャンスはあったのですが、土壇場で中止になったり、仕事で行けなくなったり、会場が変更したりと、奈良県から嫌われ続けていましたから。今度こそは行きたいです。(次は雨天中止か?!イヤン)

 以前掲示板の書き込みで、「校名だけ見ても奈良の高校野球には惹かれる」みたいな内容のものがありましたが、それを見て以来、私も奈良が気になってしょうがありません。今度の対戦相手校の校名も結構好きかも。