永久という名の瞬間
2004年06月30日(水) Dies irae

Dies irae, dies illa
solvet saeclum in favilla,
teste David cum Sybilla.

Quantus tremor est futurus,
quando judex est venturus,
cuncta stricte discussurus.

Tuba mirum spargens sonum
per sepulchra regionum,
coget omnes ante thronum.

Mors stupebit et natura,
cum resurget creatura,
judicanti responsura.

Liber scriptus proferetur,
in quo totum continetur,
unde mundus judicetur.

Judex ergo cum sedebit,
quidquid latet apparebit,
nil inultum remanebit.

Quid sum miser tunc dicturus?
Quem patronum rogaturus,
cum vix justus sit securus?

Rex tremendae majestatis,
qui salvandos salvas gratis,
salva me, fons pietatis.

Recordare Jesu pie,
quod sum causa tuae viae,
ne me perdas illa die.

Quaerens me sedisti lassus,
redemisti crucem passus,
tantus labor non sit cassus.

Juste judex ultionis,
donum fac remissionis
ante diem rationis.

Ingemisco tanquam reus,
culpa rubet vultus meus,
supplicanti parce, Deus.

Qui Mariam absolvisti,
et latronem exaudisti,
mihi quoque spem dedisti.

Preces meae non sunt dignae,
sed tu, bonus, fac benigne,
ne perenni cremer igne.

Inter oves locum praesta,
et ab hoedis me sequestra,
statuens in parte dextra.

Confutatis maledictis,
flammis acribus addictis,
voca me cum benedictis.

Oro supplex et acclinis,
cor contritum quasi cinis,
gere curam mei finis.

Lacrimosa dies illa,
qua resurget ex favilla

judicandus homo reus -
Huic ergo parce, Deus.

Pie Jesu Domine,
dona eis requiem.

Amen.

2004年06月26日(土) 事実の羅列

 高校時代の仲良しグループで、一人暮らしのコの家にお泊り。
 楽しい一晩を過ごす。
 今日はそれぞれの家に戻り、それぞれがそれぞれのウェブ日記に、その楽しかった日々の感想を書いていた。この数年、年に数度しかあえない現実を乗り越えて、一つに調和したことを喜んでいた。
 そう、それぞれが好き勝手なことをしても、それを楽しめる仲間だもん。
 素敵な友達。


 だけどその中で私は一人、よくないことを続けている。
 一緒に食べた夕食、ブランチ。両方とも嘔吐してしまった。
「お手洗い行って来るね」といって、何をしているかといえば、くだらないこと。
 お陰で1キロ痩せた。これを嬉しいとおもう馬鹿がいる。
 ついでに怖くてあんまり食べられず、皆に「小食だねぇ」といわれた。
「うん、わたし、ちびだし。今、ダイエッターだからさ」と、適当に言い訳。
 カフェに入っても、たかがコーヒーに入っている糖分が怖くて、注文できない。
「ごめん、私お金ないや。水でいい」
 なんてノリが悪くて、付き合いの悪い女なんだ。
 
 
 一切嘘をついていない。
 だけど、本当のことも言っていない。
 自分の小狡さに、自嘲。自嘲。


 流石に梅雨も終盤で、蒸す部屋の中、みんなキャミソール一枚、タンクトップやTシャツ一枚でうろつく中、私だけが長袖のパジャマを着っぱなし。

 こんなに素晴らしいお付き合い出来てる人間にも、言えないことが私には一杯あるんだなと認識を深めた。

2004年06月25日(金) 聞きたくないとは言えないけれど

 物事とはやはり立体的であって。
 人とは、ほとんどの場合、一箇所からその物事を眺めることが出来ないから、他の見方を知ったときは、まるで違うものを表現されているような、そんな気さえしてくる。
 それが同じものを表現しているのだと気付くのには、それなりの脳の容量がなければならない。


登場人物
 私の友達の一人、A。
 私。
 そしてBという、私の友達でもあり、Aの友達でもある人物。
(ついでに、上記3人と仲良いDという人間)


 今回の場合、BはAの行動に対し、多少文句を持っていた。
 
 それは、最近落ち込みがちなAを励ますメールを送ったところ、Aは返信をしなかったという些細な出来事から始まる。しかしながらそれは1回だけではなく、2回も続けられたという。
 そして運の悪いことにBha、同じ時期Aにメールを送ったDには、返答が届けられたと耳にしてしまった。

 もともと私たち4人の中はよく、誰が一番、とかそういう順位はなくて、みんな平等な扱いが常だった。
 だからBはショックを受けたし、以前AがBに言った、「Bのこと、大切に思っているよ」という言葉を信じられなくなった。
 そして悪いことに、もともとBも落ち込みやすい体質だった。
 どうやら気分が沈んでいるときに、メールがこないことを心配してしまい、ブルーになってしまったらしい。
「最近、私に対するAの行動は、ちょっと神経を疑う」
そんなニュアンスのことをBは口にだした。

 しかし私はそのBの話をきいて、Aはきっと大分不深くまで落ち込んでいて、なにもやる気が起きなくて、そのせいでメールを返せなかったのだとおもった。
 だから私のその見方をBに伝えた。
 するとBは言う。
「わたしだってよく落ち込むから、気持ちはわかる。だけどそういうときこそ、相手が心配していると思うから返事を無理やりうつものでしょ?少なくとも私は落ち込んだとき、Aのメールにそう対応してきた」と。



 私は自分が見た、Aの気持ちの考察を間違っていると思わない。
 しかし、Bの物事の捉え方も、BがみたAの姿なのだろうとわかる。 
 だけど、私から見れば、Bの見方は歪んでいるように見えるのだ。
…Bはあまりにも自分の基準で他人を判断しすぎて、本質から逸脱している、とまで思った。

 だれも己の目では、事柄の真の姿を見ることが出来ない。
 私は自分の目に恐ろしく疑いをかける。
 私がみたAは、私の基準で判断したAの姿。

 それを「これこそ真に近い」と大声出すのは、恐ろしくて出来ない。
 なぜなら、他人の大声に対し、疑いの目と、不信を抱いてしまう自分がいる。
 だからきっと私の声も、他人から聞けば虚偽に満ち、信ずるに値しないものとして見られてしまうだろうと想像できる。
 
 やっぱり自分の目でみたものを、否定されるのは怖いよ。

2004年06月23日(水) 香水と死

 18世紀頃の小説あたりには、時々
「この女は、○○のことしか考えていない」
という文章が出てくるけど、実際女なんて思考が硬直化してるね。
 移り気だから、様々なことに興味もつ可能性はあるけど。

香水と死と。
今の頭のなか、これだけです。
ええ。チェーホフの『可愛い女』を馬鹿にできませんとも。

2004年06月21日(月) 時間が 滴る

 とてもとても怖いのです。
 私が下らなくなっていくことが。

 時間の浪費 時間の浪費
 青春の日々にこそ苦労はするべきなのに、するべき労苦をちゃんとやっていない。

 こんな状態を、生殺しというのでしょうね。自業自得の。

2004年06月20日(日) だるだる

昨日に引き続き、今日も、睡眠を渇望する身体を抱えています。

 最低限読まないといけない本が6冊。
 全部ハードカバー。
 4冊専門書で、2冊長編小説。
 期限は大丈夫だろうか・・・



 今日は大間違いの食事をしました。
2回食。朝ご飯は寝過ごして食べられず、昼食はダイエット用シェイク、夜ご飯、大量摂取。もちろん嘔吐。
 そして母に出されたおやつを自動的に食べ、怖くなって嘔吐。
 その後おなかがすいて蒟蒻パスタを食べ、気持ち悪くなって嘔吐。
 体重計に乗って怖くなって嘔吐。
 ダイエット剤5種類摂取。

 自業自得のカタマリ。
 歯を蝕んだだけの、下らない1日。

2004年06月19日(土) 目が回る

 1時半頃に母親から叩き起こされたのだけど、動くことさえかなわなかった。
 ほんの1メートル先に転がっている目覚ましで、時間を確認することさえ出来ないほど、体が眠っていた。
 歯医者さんに行かなくてはならなかったから、3時半には起きたけれど、体がだるだる。しかも頭ガンガン。
 今週は5日連続で外出したからかなー。
 日々老化していく身体を持って、今後まともに生きていける自信も老化していくようです。
 






 私が他人の気持ちをわからないのと同様に、他人も私の気持ちをわからないだろう。
 だから、安心できるね。

2004年06月18日(金)

 恥ずかしい。
 思ったよりも私は空っぽ。
「少しある」は、「ほぼ何もない」と同意語。

 たとえ脳と行動がちゃらんぽらんでも、必死に生きるような人間になりたかった。

2004年06月16日(水) 物欲

大好きな香水はGHOST。
GHOST serenityも好きだけど。
GHOSTは今のところMY BEST。

大好きな食べ物はお餅。
パスタも捨てがたいけれど。
砂糖醤油か、海苔バターでお餅が食べられれば、幸福。・・・太るからおなか一杯食べられないのが悔しい。

大好きな楽器はチェロ。
ピアノやヴァイオリンのメジャーな楽器もいいけれど。
チェロの音の優しさは、深さは、何もわからなかった小学生の私にさえ響き渡ったから。魔力があるんだと思う。

大好きなお菓子はティラミス。
アイスクリームとの二択では、迷うところだけれど。
マスカルポーネのとろける舌触りが、まろやかな風味が、なんともいえない。
アイスのティラミス味も好きです。

大好きなネィルポリッシュは、AWAKE。
O.P.Iとessieも色展開が素晴らしいけれど。
AWAKEの上品なラメぶりが好きだなあ。

好きなアニメは天空の城ラピュタ。
新世紀エヴァンゲリオンも攻殻機動隊もツボでしたが。
ラピュタは構成、ストーリーのまとまり具合、登場人物の動き、何もかも逸品だと思う。

好きなお薬はデパス。
ロブも即効性がうれしいけれど。
デパスを飲んだときの、眠りの落ち方が好きです。
全身がゆっくり、眠りの海に落ちていくのを、体の私がじっと見つめている感覚がなんともいえません。

好きな歌は・・・一つに決められない。
 文部省唱歌系のメロディと歌詞のコンビネーションが好きです。
 一つ私の葬式に流してくれるのを選ぶのなら、ENYAのCHINA ROSESかな。
 歌詞がないものも含むなら、これも決められないけれどね。

2004年06月14日(月) ヒトラーの恋人

 ヒトラーの恋人って、ほとんど自殺で死んでいるのね。
 もちろんエヴァ・ブラウンは知っていたけど、姪や初めてお付き合いした方も服毒やピストル自殺を図ったなんて知らなかった。
 エヴァも、ヒトラーと共に死ぬ前に、自殺未遂をやらかしているし。

 人を本気で狂わせる人間がいることを実感。
・・・彼を支持した民衆は、内心自ら狂うことを望んでいたから煽動されたという可能性があるけれど、私生活を共に営む人間の影響で狂いたいと思う人間はいないだろうから。
 
 怖いわ。

2004年06月13日(日) きっと貴方は気付いていないでしょうけど

 私なんかに、他人が評価できるわけがないでしょう。
 一片しか見ることが出来ないこの目しかもっていないのに、何をどうしろと?
 でも、この目がみた状況を、語ることなら多少出来ますが。それを貴方が聞いて、どうするの?
 私は貴方の何かの役に立とうなんて善意を、抱いたことはないんですけどね。


 どんなに貴方が優秀な人物だとしても、私は嘲笑してやる。
 私には貴方が滑稽に見えるから。心の底から、馬鹿に出来る。

 貴方の言葉には重みはない。
 私の言葉に重みがないのと同じくらい、貴方は貧相。
 沈黙という言葉を使い、同意するように見せながら、私はいつも貴方の言動を嘲笑っている。

2004年06月12日(土) マタイ受難曲

 授業にて、バッハのマタイ受難曲の講義を聴く。
 久しぶりに聞いて。久しぶりに鳥肌が立つ。
 最高の一曲。


    来たれ、汝ら娘たち、着たりてともに嘆かん。
    見よ

     誰を?
    花婿キリストを

    見よ

     いかに?
    子羊のごときを。

    見よ

     何を?
    かの屈辱を。

    見よ

     いずこを?
      いずこを?
       いずこを?

    我らの罪を。


 「いずこを?」と3回繰り返し、(ドイツ語で"Wohin"ヴォヒンと発音し、軽やかに周りを見回す人の頭を想像させる)目を外へと向ける。
 そしてその直後、「われらの罪を」と、その視点を己へと導く。
 このような第一合唱と第二合唱の掛け合いの上から、天からの声のように、コラールが降り注ぐ。
 低音では止まることなく、キリストが脚を引きずりながら、ゴルゴダを登る足音が響いている。
 この描写は胸を打つ。


 受難曲全体のうちのほんの一瞬、ほんの数分の曲の間でさえ。
 人間が、詰まってる。

2004年06月11日(金) 私を傷つけていいのは私だけ

 母親と口論をして、腹いせに切りたくなった。
 落ち着いて考えると、馬鹿な考えだとわかるけど。
 たとえカタルシスの方法として有効だとしても、私は腹いせにアームカットは絶対しない。
 私は他人とは関係のない理由で切ってきたし、これからもそのつもりだから。

 人のせいで自分が動かされるのは、もう飽き飽きしています。

2004年06月10日(木) する度

 スーパーの食料品コーナーをうろうろ。 
 商品を手にして、棚に戻して。その繰り返し。

 来年のことを考えて、うんざりする。
 すぐに思考を強制終了。まともに空想したら、私は潰れる。
・・・潰れたいのに?潰れることを望んでいるのに?なんで潰れることを避ける?

 ちゅーいんぐした後の紙コップを、トイレに放置したまま数時間知らずに過ごしていた。
 だれか、目を留めたかな?
 かなりの不覚なんですが。

 なにかをする度、あざけりの感情が生まれる。

2004年06月09日(水) 非効率的な行動

 頭痛い。
 顎も痛い。
 それでも起きてる自分が、よくわからない。
 こういう無駄を省いていければ、もう少し快適に過ごすことができるのかも。

 もう少し、レポートを進めたかったけれど・・・とりあえず、終了。

2004年06月08日(火) 特殊な写真集

 高校のクラスメートであり、摂食障害の友達が一人暮らしを始めたので、お宅拝見に行ってきました。
 学校まで迎えに来てもらって、自転車二人乗りしました。体力ないはずの彼女にこがせちゃったやー。まぁ、私は自転車を使わなくなってほぼ6年が過ぎているので、二人のりなんて危なくてできないのですが。

 で、彼女は医者のたまごなので、いろいろと滅多に見られない本を見させてもらいました。今回見入ったのは、法医学と発生の教科書。

 法医学は、色々な変死体の写真が惜しげもなく並べられていて、迫力があります。
 中には「コレ・・・どうやったの?」と思うような死体があり、質問すると丁寧にその子が解説してくれるので、有益な情報を取得。
 死体たちは、ミイラ化しているものや、切断されているもの、真っ黒焦げや水死体は別として、大抵のものはまだ生きているようなかんじがして、とても不思議な気持ちになりました。
 よくその友達は「自殺したらみっともないから、しない」といっていたけれども、たしかにあの教科書を見たら、自殺する気は萎えるかも。
「横浜に住んでるなら、自殺したら横国とか北里あたり、後は開業の検死のとこに送られるね。大学病院に運ばれて、若い女の子を公開で開くんだったら、医学生は皆見に来るよ〜 笑」
 さすが医学生、なかなか現実的なお話をしてくれました。

 発生のほうは・・・胎児がとても可愛らしかった。
 ただ、メインは奇形や病気の胎児なので、痛々しい写真のものが多く。
 無脳の子をみて、彼らは生まれて数日で亡くなってしまうけれど、我が子を見た母親は、どうなってしまうんだろう・・・と思うと、痛い。まぁ、普通なら医者が見せてくれないだろうけれども。また、ああいう分野の専門家は怖くて子供を作ることができなくなるんじゃないかとか、勝手に想像したり。
 
 とりあえず、普通なら大金をはたかないとゆっくり見られない本が読めて幸せでした。

2004年06月07日(月) 散策&発見→剥奪

 六本木ヒルズに、キャンパスから徒歩で行ってみた。友達と。
 墓地を抜けて。30分近く、5センチヒールで散歩。マメができました。

 本屋さんにて、『完全自殺マニュアル』発見。まさか売っているとは思わなくて、びっくりでした。
 予想していたより廉価だったので、買おうとしたら、友達に取り上げられ、一言。
「あなた、身体は18歳未満でしょ!!」
 ・・・えぇ、身長も体重も小学高学年の平均ですが、それは精神年齢のことを指しているとは思うのですが。
 まぁ、今度一人で行ったときに購入したいと思います。たぶん面倒だから行かないと思うけれど。

 宇宙めだかを見て。
 蜘蛛や薔薇のオブジェを見て。
 景色を楽しんで。
 ウィンドウショッピングに付き合って。
 とうふパフェ食べて、凍えて。
 友達と笑ってさよなら。
 その一連の行為は、恐ろしいほどの憂鬱で締めくくられる。いつもの如く。


 久しぶりに歩いた上、睡眠3時間の身なので、体が眠りを欲していて、一度横になったら体が動かないです。しかし脳は鈍くなりながらも冴えている。
 目がおかしくなって、光をいらない分まで受け入れて、視神経が痛い。
 PCの画面がまぶし過ぎて、この日記も一度中断して書いた。
 でも、視神経が眩しがっている間、脳がそのことで頭が一杯になる感触は、そんなに嫌いではないのです。

2004年06月06日(日) ヒュプノスは私を裏切らない?

 夢に翼が生えて、どこかに飛んでいってしまって。
 ただの人間の私は置いてけぼりで、空を見つめて、呆然と突っ立ってる。

 タナトスは私をくすぐるだけで、私の傍らで笑っているだけで、私をかの地へ連れて行ってはくれない。
 だから私はせめて眠りを求める。
 ヒュプノスが私に訪れるだけで、まだ幸せ。できれば永遠に私を眠らせてください。

 今日みたいに、全身がだるくて、脳みそが上手く働かなくて、心が痛むことも少なく、ごろごろと横になってばかりいられる日は、何よりも替えがたく、幸せな日なのです。 

2004年06月05日(土) 結局、なにもできない。しない

 目の前の彼女に、そして彼に、言いたいことがたくさんある。
 しかし、何から話していいのかわからない。
 だから一人になってから、意味も無い涙を流す。


 パスポートを取れと、母は言う。
 確かにこの歳になって、パスポートも持っていない大学生なんて珍しいだろうな。
 しかし私は常に「明日には死のう」とか思って生きているような人間で。
 さも半年後使う、とか、数年後使う、のような未来を想像させるものとは関わりたくない。
  
 しかもパスポートをとるには写真をとらなくちゃいけない。
 写真をとるのは、私が嫌いな行為の一つ。
 醜いものを映すのは、鏡だけで十分。わざわざ紙に残す必要は無い。
 母は写真だけはとってきなさいと言う。
 私は思う。 私の遺影はどの写真を使うのだろう?って。
 もし今日、写真館で撮ってしまえば、私の遺影は決まってしまう。
 今の私が遺影になるなんて、恐怖じゃない?
 こんな醜い私が・・・
 もう、それだけで気持ちが、萎える。

 梅雨に入った。
 もし明日、私が飛び降りれば。私は地面にめり込んで泥だらけ。泥だらけ。
 汚いものにまみれて。お似合いだこと。
 だけどマンションの最上階に行き、手すりを飛び越えて、下を見下ろすたび、脚がすくむのが現実です。

2004年06月04日(金) 無題

私はいくら愛情を浴びれば、まともに育ったんだろうか?

うざい位に注がれる愛に嫌気がさして
ロビンソン・クルーソーに憧れて

馬鹿みたい

2004年06月03日(木) もう、かまって欲しくないんだ

 摂食のこととか、入眠障害のこととか、希死念慮のこととか、私にはまともに話せる人間が、今いない。
 今できることは、面白おかしく、そしてさも克服したかのように客観的にそれらの事象を語ることだけ。

 希死念慮についてならば、昔なら・・・話題にする程度ならできる友達がいた。
 しかしその時は私の人格障害が炸裂し、多大な迷惑を相手にかけてしまった。
 学校でODして、酔っ払いの如く嘔吐しながらバスや電車に乗る私を、家まで連れて帰ってもらったこともある。
 この時私は、(もうだめだ)と感じた。
 その子達から離れなければいけないと、全身で悟った。

 度が過ぎるかまってちゃんは、1人でいるべきなんです。
 寂しいからって、他人に迷惑かけていい度合いって、あるもんでしょ?普通。
 私はあの時、その一線を越えてしまった。

 とあるチャットで、「悩みを打ち明けられる人間をつくりな」とアドバイスされた。
 でも、その当時のことが思い出される。私はそんな対象を作ってしまうと、たがを外して『かまってちゃん』になるだろう自分が怖い。
 第一、私には打ち明ける悩みなんて無い。嘔吐も眠れないのも自傷も死にたいと思うことも、すべて私がしてしまう異常な行動であって、悩みなんかじゃない。
 止められない、と悩むことさえ、しなくなって久しいもの。
 そして何より、そんな人間、今の私にはいない。

 もし私に・・・何もかも打ち明けられる人間が、1人でもいたとしたら。
 私の事情を知ってくれている人間が、1人でもいたとしたら。
・・・そんな状態では、私はもともと鬱状態にならなかったに違いないから、想像する価値も無いな。
 また無駄な想像をしてしまう。

2004年06月02日(水) 機械に計算して欲しいこと

 スーパーコンピューターを使って、全ての与件を入力し、私は生きるべきか死ぬべきか、計算させたい。
 機械にこそ、計算して欲しい。曇りない眼を持って。
 答えはなんとでるのだろう?
 ああ・・・与件の数値化の如何で、答えは様々になってしまうな。
 これこそ無駄な労力。


 頭が痛い。
 週に1度はやってくる頭痛。
 起きていられるだけマシ。

 肺が重い。
 私を猫背にさせている元凶。
 でも窒息するほどではない分、マシ。

 知らぬ間に飛び出す、お馴染みの独り言。「死にたい」
 たまに母が咎めるけれど。そのたびに不快だけど。
 生きているだけでマシって思ってよ。
お母さん。 

2004年06月01日(火) ええ、ごく潰しですとも。

 どうも私は芸術家気質。
 芸術家気質というのは「才能」という天から与えられたものが備わっていれば、それこそ素晴らしいものなんだろうけれど、芸術家気質の一般ピーポーとくれば、話は別。
 ただの肉の塊です。白昼夢をすることで、やっと生を保つような人間は。
 家族という単位で考えれば、ただのお荷物であり、ごく潰しの典型。そのくせ金がかかることばかり求めるもんだから、始末におえない。

 芸術家気質で一般ピーポーの人間は、社会では地味すぎて、彼らがどう生きているのかうまく窺えない。
 知りたいな。うまく世の中泳いでいく方法。

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お気に召しましたら、押してくださいませ

photo by 東雲