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2013年04月30日(火)
プリクラのアナログ版が「顔出し看板」

「宮西達也絵本原画展」にあわせて、設置してある
「おとうさんはウルトラマン」の顔出し看板と、
「おまえうまそうだな」の顔出し看板。
顔出し看板(顔ハメ看板)は、言わずと知れた
キャラクターが描かれた板の顔部分がくり抜かれており、
撮影される人物が板の後ろ側に立ち、
くり抜かれた穴から顔を出してその様子を撮影するためのもの。
英語では「comic foreground」と呼ばれるらしい。
この看板に、私は恐るべきパワーを感じる。
それは、利用する人を全て笑顔にする力をもっているからだ。
まさしく老若男女、撮影する人も撮影される人も笑顔になる。
そういう私も、この「顔出し看板」が大好きで、
観光地等で見つけると、つい顔を出したくなる。
(さすがに、大勢の人が集まっているところではしないが・・)
今までは、旅行などカメラを持って出かけた時でなければ、
撮影できなかった「顔出し看板」も、携帯・スマホの普及により、
どんな場所、どんな時、そして誰とでも撮影が可能になった。
うまく撮影されるコツは、恥ずかしがらずに、思いっきり
くり抜かれた穴に顔をくっつけること。
以前は、顔出し看板のデジタル版が「プリクラ」と覚えていたが、
今では、プリクラのアナログ版が「顔出し看板」と覚えたい。
顔出し看板(顔ハメ看板)流行の予感がするなぁ。



2013年04月29日(月)
「タイム・ラグ」が楽しめる年齢になったね

先日の新聞投稿掲載の話題を、気になる一言にしたら、
ある先輩から「『タイム・ラグ』が楽しめる年齢になったね」と
いうメールをいただいた。
タイム・ラグ(Time lag)とは、
「関連しあ2つの現象の間に生ずる時間のずれ」
ラグ(lag)とは「ある刺激が与えられてから、
その影響が他の部分に及ぶまでの時間」のことらしい。
以前は、投稿してから掲載されるまでに時間があり、
(毎回、掲載されるわけでもないし・・(汗))
掲載されたときは、もう投稿した時の気分でなかったりして、
その時間差が耐えられず、「ネット優先」へと舵を切った。
しかし、これが「歳を重ねた」ということなのだろうか、
ネットの反応の速さに戸惑い、自分の居場所を探すことが、
ストレスとなっている自分に気付いた時、
以前、夢中になった「新聞投稿」が、私を癒してくれた。
掲載されることを楽しみに、数日間待ち続けること。
私も、ちょっぴり大人になったかなぁ。(笑)



2013年04月28日(日)
自分にはこれがあるってのを何か欲しかったんです

町制施行50周年記念事業として開催している
「宮西達也絵本原画展」の関連イベントのひとつ。
「恐竜シリーズ」が人気の絵本作家「宮西達也」さんと
「もったいないばあさん」シリーズが人気の
「真珠まりこ」さん、おふたりの対談はとても面白かった。
(この豪華対談に250人ものファンが集まった・・)
わが課のスタッフが付けたネーミングは、なんと
「宮西ティラノ」と「もったいない まりこ」のワイワイトーク。
特に彼女が絵本作家になった話は興味深かった。
両親姉弟、家族全員お医者さんという(汗)家庭環境の中で、
自分は育ち、真珠という名の男性と幸せな結婚をした。
(「真珠」が本名と言うことにも驚いたが・・)
(たぶん私たちからみれば)何不自由ない暮らしにも、
彼女は満足しなかったのだろう。
「何もしなければ、私は『真珠さんの奥さん』で終るんだな」と感じ、
「自分にはこれがあるってのを何か欲しかったんです」と語った。
特に女性にとって結婚は大きな人生の転機であるけれど、
そのまま「○○さんの奥さん」という呼ばれ方で満足するのか、
私には私の人生がある、と何かを掴もうとするのか、
大きな違いがある気がして、メモを取った。
「○○と言えばあの人だよね」といえるような何かが欲しい、
これは男性でも同じことだなぁ。



2013年04月27日(土)
空もほほえむ、連休前半でしょう

GW突入で、気になるのはお天気。
テレビ・ラジオ・新聞等、マスコミ各社は、先週から
ほぼ同じような週間天気予報を発表していたが、
表現の仕方には多少の違いがあって、面白かった。
「GW前半は良い天気が続き、後半やや崩れるでしょう」
お天気マークを文字にすると、こんな感じだが、
あるテレビ局で「空もほほえむ、連休前半でしょう」と
私のアンテナに引っかかったフレーズが飛び出した。
朝起きたら、予想通りの「爽やかな快晴」の天候に、
もう一度「空もほほえむ」感じを実感した。
同じ「快晴」でも「雲ひとつない快晴」とか、
「透き通るような青空」などは、よく耳にするが、
「空もほほえむ快晴」は、手垢がついていないフレーズ。
多くの人たちが外に飛び出したくなるような快晴が続く、
そんな意味なのかもしれないな。
明日も朝から、コイノボリのイベントだから、
空もほほえんでくれるといいなぁ。
連休後半の天気予報、なにか面白い表現を期待したい。



2013年04月26日(金)
「新聞投稿」は、私らしい「社会に向けての提言手段」

「最近、新聞投稿はしないんですか?」
そんなことを訊かれることが多くなってきた。
昨年は「旅行先の地方紙」(北海道新聞・信濃毎日新聞)への
投稿を楽しんでいたし、結果的には1年で「4回」ほど掲載され、
本人は大満足の結果だったと思うけれど、
声を掛けてくれる人は、なぜか「地元・静岡新聞」への投稿を
楽しみにしているようだ。(笑)
そんな声を受けて、先日地元紙に投稿・本日掲載となった途端、
朝6時の「新聞見たよ」のメールから始まり、
驚くほど多くの人たちから、声を掛けられた。(メールも含む)
以前は、投稿してから掲載されるまでのタイムラグが気になり、
レスポンス(反応)の良い「ネット」の世界を優先したが、
最近では、このアナログ的な「新聞投稿」が、
私らしい「社会に向けての提言手段」と、認識している。
かれこれ73回を数えた「投稿掲載」であるが、
これからも、自分の生きてきた証としてだけでなく、
楽しみにしてくれているたちのためにも続けてきたいな、
そんなことを感じた一日となった。



2013年04月25日(木)
「おんぶ」に「抱っこ」に「肩車」

ある人と会話をしていて、リズムが忘れられず、
それいただき、とばかりメモしてしまった。
他人に何かを頼むときに、
「すみません、おんぶに抱っこで・・」と
決まり文句のように口にするけれど、
辞書によると「負んぶすれば抱っこ」は
「負ぶえば抱かりょう」と書かれており、
意味は「いい気になってつけ上がること」
負んぶしてやると、次には抱いてくれというように、
子どもが図にのることから、作られた諺。
類語としては「抱かされば負ぶさる」。
私が理解していた「殆どお任せ」という意味ではなく、
つけあがって甘えることだった。
それでは「殆どではなく全部お任せ」という意味で
使った「『おんぶ』に『抱っこ』に『肩車』」は、
つけあがり過ぎ、甘えるのもいい加減にしろ、と
怒られても仕方ないな、と頭を掻いた。(汗)



2013年04月24日(水)
「両親が僕たちをみたら何というか」「なんて言うの?」

映画「卒業(1967)」(マイク・ニコルズ監督)から。
小学校の音楽室から聞こえてきた「コンドルは飛んでいく」、
それから芋づる式に思い出されたのは
「サイモン&ガーファンクル」「サウンド・オブ・サイレンス」、
映画「卒業」となって、何十年かぶりに鑑賞した。
えっ、こんなシーンがあった?という驚きばかりで、
自分の記憶力のなさを痛感した作品となった。
超有名な「教会の入口に十字架で鍵をかけて、
ふたりでバスに乗って逃げるシーン」は、
なんと残り1分30秒で画面に登場したのだから。(汗)
そんな中で、私が選んだ気になる一言は、
主人公・ベンジャミンを演じる、ダスティン・ホフマンと、
母親くらい年の差が離れたロビンソン夫人を演じる
アン・バンクロフトの情事のあとの会話。
「両親が僕たちをみたら何というか・・」
「なんて言うの?」「わかりません」の一部分。
私たちも、情けない状態に陥ったときに、
「〜がみたら何というか」と嘆くことがあるか、
「なんて言うの?」と訊かれたら答えに困る。(笑)
この会話が妙に可笑しく、メモをした。
昔は、音楽で思い出す映画が多かったのになぁ。



2013年04月23日(火)
酒を飲むときは、明日の話をするもんだ

たぶん・・テレビ「空飛ぶ広報室」のワンシーン。
(記憶が定かでなく、すみません)
どこの職場でも「懇親会」と称した飲み会はある。
ただし、それが「不平・不満・愚痴」の吐き所では、
何も進歩がなく、憂さ晴らしに過ぎない。
「憂さ晴らし」とは、辞書によると
「辛さや苦しさを忘れるため、気をまぎらすこと」
そんな雰囲気を一掃する洒落たフレーズがないか、と
以前から考えていたが、何気なく観ていたテレビで、
このフレーズにぶつかった。
「酒を飲むときは、明日の話をするもんだ」
う〜ん、いい台詞だ、とメモした。
ブツブツ・グダグダ・ボソボソ・・吠えたって、
誰も気持ちよくお酒が飲めるわけじゃない。
それなら、上司(先輩)が部下(後輩)に向かって、
「いいか、昔から」と前置きをして、
「酒を飲むときは、明日の話をするって決まってんだ」と
江戸っ子調に言えたらかっこいいなぁ。
(私は活舌が悪いから、そお〜っと言うけれど(笑))



2013年04月22日(月)
「食べること」と「殺すこと」は同じじゃない

映画「ブタがいた教室」(前田哲監督)から。
クラスのみんなで育てたブタを、最後はどうするか、
「食べる」「食べない」で白熱するデイベートは、
このシーン以外では、仲良しなのだろうか?といらぬ心配をしながらも、
監督はこの作品で私たちに、そして実際に行なわれた先生は子どもたちに、
なにを伝えたかったのか・・と考えながら、最後まで観てしまった。
「食」をテーマにした作品は、何作も観ているが、
90分ほど淡々と映像だけが流れる映画「いのちの食べ方」同様、
その評価は、観る側の私たちに委ねられている気がした。
彼らの主張をメモしながら、自分だったら、彼らのどの意見に近いのか、
どんな台詞に、私のアンテナは引っ掛かったのか、考えてみた。
鑑賞後、乱雑に書きなぐったメモを整理すると、
「『食べること』と『殺すこと』は同じじゃない」という台詞が、
場面を変えて、2度書かれていたことに気付く。
これは単なる偶然ではなく、明らかに私の意見と近いということだろう。
「どう違うんですか?」と問いつめる女の子に「殺すのはただ命を奪うことで、
食べるのはその殺した動物の命を受け継ぐことなんだよ」と言い切る男の子。
だからこそ、給食なども好き嫌いで残してはいけない、と気付かせられれば、
「いのち」を扱う授業としては、もっとよかったのに、とも感じた。
そう言えば、この「ブタ」を飼うという体験で、子どもたちの意識が変わり、
魚嫌いの子どもが食べるようになった、とお父さんが話すシーンがある。
その教えは「魚の身がしまっているのは、頑張って生きていたからだ。
頑張って生きたことを無駄にするな」らしい。(なるほど・・)
作品としては、評価が分かれるだろうなぁ、きっと。



2013年04月21日(日)
週の終わりの土曜日に、1週間の計画を立ててます

実は、最近、ちょっと試していることがある。
大したことではないから、あまり大袈裟にはしたくないが、
私のスケジュールの立て方を尋ねられたので、こう回答した。
「週の終わりの土曜日に、1週間の計画を立ててます」
私の「気になる一言」等をネットで読んでいただいている方から、
「仕事は勿論、映画を観たり、本を読んだり、コンサート、講演会、
さらに『飲みにケーション』と大忙しのようですが、
どうやって計画を立てているのですか?」という問い合わせだった。
「試行錯誤ですが・・」と前置きしながら、答えたのが気になる一言。
以前は、週休2日の言葉のとおり、月曜日から金曜日まで働いて、
土日は文字通り「休暇」というパターンだったが、どうもしっくりこない。
仕事柄、土日のイベント出勤も多く、休んだ気になれないし・・。(汗)
その上、アフターファイブも突然のお誘いがあったりして、
予定していたことが思うように進まないことも多かった。
そこで、自分の気持ちの中で、土曜日に立てた計画を最優先して、
過ごすことにしようと考えたら、意外と時間に余裕が生まれた。
勿論、観るテレビも1週間前に決めている。(笑)
仕事の都合で「計画変更」が出るのは仕方ないが、
それ以外は、自分で決めた計画を軸に過ごしているからか、
あまりストレスも感じることなく、淡々と時間が流れていく。
土曜日の夜、その1週間を振り返りながら、行動をチェックし、
愛用の手帳に記入、そして新しい1週間の予定を立てる。
この繰り返しが、今の私には合っているようだ。
最後に「カレンダーは日曜日始まりでしょ?」と付け加えたけれど、
答えになっているだろうか。



2013年04月20日(土)
「月光」は「ベートーヴェンの絶望感」

14年近く続いている「第285回泉のまち音楽会」、
今回は「ピアノ・リサイタル」の「縄手文子」さん。
何度も書いているが、この音楽会の特徴は演奏者が、
曲の間に、マイクを通じて、いろいろ話してくれること。
それは、選曲の理由だったり、自分なりの曲のイメージ、
さらに作曲者の生い立ちだったり、その曲が出来た背景、
時には楽器の説明までしてくれる。
(演奏に集中できず申し訳ないと思うけれど・・(汗))
今回印象に残った説明は、誰もが知っている「月光」、
ベートーヴェンの「ピアノソナタOP.27-2」であるが、
彼が耳が聴こえなくなってきた30歳の頃に作られたから、
癒し系(幻想的な)音楽として評価している名曲も、
私は、作曲家として絶望的な環境になったベートーヴェンの
「孤独感」や「辛い」気持ちが表現されていると思う、
そんな彼女の説明のあとに、演奏してくれた「月光」は、
確かに、月の光のような印象があるのは第1楽章のみで、
全体の雰囲気を味わったら、確かに「焦り」にも似た、
ベートーヴェンの叫びが、鮮烈に聴こえてきた。
「月光」は「ベートーヴェンの絶望感」、こう覚えた方が、
曲を味わえる気がするのは、私だけではないだろう。
クラシックの楽しみ方が増えた気がする、感謝。



2013年04月19日(金)
仏教の対象は、生きている人間です

亡き父の37回忌の法要だった。
私が高校三年生の時に他界してから、37年の歳月が過ぎたことになる。
週末はイベントが重なるので、父の誕生日だった4月19日を選び、
平日だけど家族だけの法事となった。
亡くなってから1年間は、ほぼ毎日、お経をあげてきたから、
今でも、お経独特のリズムとともに、けっこう覚えているから不思議だ。
天城湯ケ島にある菩提寺のお上人の話に耳を傾けていたら、
意外な発見があった。
○回忌法要も、亡くなった人の霊のためにすると思っていたから、
「仏教の対象は、生きている人間です」と教えていただいた。
言い換えれば、宗教を通して、生きている人が何かに悟るだけでなく、
生き方に迷った人たちの心の拠り所のために、宗教は存在する、
そんな気がした。
37年前に他界した父の霊の成仏を祈るのではなく、
この世に生きている私たちが、他界した大切な人を思い出しながら、
一所懸命生きるために、3年、7年と区切って法要をする。
そしてまた、心を落ち着かせて、頑張って生き続けること。
何か新しいことに気付いた、37回忌の法要だった。

P.S.
父の葬式の日、私は「お父さんは天国に行けるのでしょうか?」と、
お上人に尋ねたらしい。(よく覚えていたなぁ(汗))
返事に困ったことを37年ぶりに打ち明けてもらって、嬉しかった。



2013年04月18日(木)
誰も彼もわしを這いつくばせようとするのか

映画「利休」(勅使河原宏監督)から。
20年以上も前の作品にも関わらず、また観たいと感じた作品。
それはなぜか?と自問自答したところ、出演者にあった。(汗)
NHKの大河ドラマを始めとする、最近の歴史物語は、
主役や脇役に、アイドルやお笑い芸人などが起用され、
台詞の言い回しから所作に到るまで、訓練されていない。
それに比べ、利休に扮した、重厚な演技の三國連太郎さん、
見てくれだけの権力者・秀吉に扮した山崎努さん、
それを支える、三田佳子さんや岸田今日子さんらの女優陣。
やはり、俳優を職業にしている人たちの演技は、天晴れである。
さて、気になる一言は、秀吉の怒りに触れ、処罰される利休に
妻を始め、側近は「秀吉に詫びれば、解決するから」と諭すが
当の本人は「何を詫びるのか?」と逆に問いただし、
「誰も彼もわしを(秀吉に)這いつくばせようとするのか」と嘆く。
「わしは、殿下に頭を下げることは、何一つしておらん」
「わしとて死にとうない。だが、生きていようとも思わん」
「1度、頭を下げてしまうと、
それからずっと這いつくばって生きなければならん」と言い切る。
これこそ「人間の生き方」にスポットを当てた作品と言える。
自分の生き方にもプライド(矜持)を持っていた彼が、
あの時、周りの忠告に耳を傾け、秀吉に詫びて生きていたなら、
彼は今の世でも、こんなに慕われていたかは、甚だ疑問である。
彼の考え方・行動から学ぶことは非常に多い。



2013年04月17日(水)
噺家殺すにゃ 刃物は要らぬ 欠伸3つで 即死する

7.7.7.5調の都々逸では、よく耳にするパターン。
「○○殺すにゃ 刃物は要らぬ ○○で 即死する」
「落語のまくら」でもよく利用される。
その1つが、自分たち「噺家」という職業に触れて、
寄席でお客さんの入りが少ないだけでなく、
聴いているはずのお客さんが、目の前で欠伸でもしたら、
自信喪失で、自殺したくなっちゃう・・
そんな意味が含まれていて面白い。
「噺家殺すにゃ 刃物は要らぬ 欠伸3つで 即死する」
確かに、辛いよなぁ、とメモしていたら、最近では、
携帯電話やスマートフォンの画面ばかりみている客も困る、
いやいや、一番前の席で、携帯電話で話された時は、
さすがに参りました・・なんて、話も耳にして笑った。
どの職業でも、きっとこのパターンにはまり、
クスッとする都々逸が出来るに違いない。
さて・・公務員を即死させる都々逸、考えてみようっと。
ダメダメ、みんなに知られたら困るからなぁ。



2013年04月16日(火)
食料を巡る海外の影響を受けやすい

(平成25年度上期の公開講座が始まってしまうので・・)
日大国際関係学部主催の市民公開講座(平成24年度下期)
統一テーマ「日本はどこへ行くのか」
講師「日本大学生物資源科学部教授 下渡敏治」氏
演題「日本のフードシステムの展望と課題」から。
よく考えれば、そうだよな、と思う
意外な数字が示されたので、記録に残したい。
将来、インドが中国の人口を抜くというデータから、
ほとんどの食品目が、生産・消費で右肩下がり、
食品への支出が減少し、通信IT・レジャー費が増。
人口の減少社会の到来、消費者志向の変化、
食品市場の成熟化(飽食の時代)、
単身世帯、女性雇用者の増加など、生活環境の変化が
食料業界にも、大きな打撃を与えているようだ。
しかし、想像してなかったのは、
ドイツが、農地の19%をバイオ燃料用に転用したり、
アメリカ・カナダでも、異常気象の頻発だけでなく
家畜のエサだったとうもろこしを、
バイオ燃料にする試みが始まり、絶対量が減少。
「環境問題」が「食糧問題」に影響していることは、
新しい発見だった気がする。
自分と関係のない出来事が、回りまわって影響を被る。
これからは、興味のなかった分野も少し知らなくては・・
「食料を巡る海外の影響を受けやすい」を記録に残しておこう。



2013年04月15日(月)
最近、映画の話題がタイムリーですね

久しぶりに、読者からメールが届いた。
「最近、映画の話題がタイムリーですね」
あっ、バレちゃった?って感じで返信をしたけれど、
私の遊びごころに気付いてくれて、ありがとう、という思いがあった。
「ガキのうちは、どんなに恨まれてもかまわない」は、仰げば尊し、
「人間の心は、石で出来てるわけじゃない」はホリエモン、
「・・な〜んてね。」は本屋大賞、
「あなたは社会貢献を第一に考える女と結婚したのよ」はサッチャー、
「相手の怒りを利用し、コントロールする」は北朝鮮。
そう、600本以上観ているから、まだ読者に紹介していない一言があり、
出来るなら、時事ネタに合わせてそっとアップしちゃおう、という狙い。
自分なりに楽しみながら、そしてちょっぴり悩みながら選んだけれど、
やっぱり、判っちゃいました?って感覚が、妙に嬉しい。
そっと隠しながらやっていることでも、それに気付かれてしまう、
これまた嬉しい。
続けて「図書館長になったのに、書籍の話題が少ないですね」の指摘に、
思わず、笑うしかなかった。
実は、4月1日から「図書館学」を読み漁っているのも、バレた?
帰宅後も、風呂に入りながらも、寝る直前まで、読んでいる。
だから、謝りのメールを返信した。
「そのうち、書籍ネタばかりになったらごめんなさい」の言葉を。(汗)



2013年04月14日(日)
相手の怒りを利用し、コントロールする

映画「外事警察 その男に騙されるな」
(堀切園健太郎監督)から。
「彼らのことは、我々が一番よく知っている、
なにしろ60年来の戦争が今でも続いているわけですから」と
韓国俳優が台詞を言うにもかかわらず、国名は出ずじまい。
「韓国人になりすました、あの国の工作員にまちがいありません」
この世界でも、それなりの配慮があるんだなぁ、と素人ながら
妙に納得したりして・・。(汗)
さて、今回選んだ気になる一言は、
「人と衝き動かすもっとも強い感情はなんだ?・・怒りだよ」
「相手の怒りを利用し、コントロールする、それが鉄則だ」
この発想は、ちょっと新鮮だった。
相手と一緒になって大声で罵倒しあうのは、意味がない。
「怒りこそ、人を突き動かす原動力」と理解するだけでなく、
それを逆手にとって、相手の動きをコントロールする。
怒れば怒るほど、相手は冷静さを失い、
自分の感情をコントロールできなくなるのだから、
それを利用して、相手の心を操作することができるようだ。
なるほどなぁ・・。



2013年04月13日(土)
書きたいって気持ちが伝わってくる。

映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」(猪股隆一監督)から。
毎年愛媛県四国中央市の「四国中央紙まつり」に行われている
学生の書道大会をもとに製作されたようだ。
「書道ってのは、己とトコトン付き合うところから始まるんやから」
「書道というもんは、己と静かに向き合うものなんよ」
そんな四国の訛が耳について離れなかった。
「音楽聴いて、暴れながら書くなんてあり得ん」
そんな常識を打ち破り、全国的なイベントへと広がっていく。
映画的には、物足りなさを感じるが、鑑賞後、ネットで調べたら
You-Tubeでも、大会の様子がアップされていて、
その面白さは、しばらく観続けてしまったほどである。
大会は既に5回を数え、平成23年度は
東北大震災で被災された高校生を本大会観戦にご招待。
平成24年度は、被災地支援枠設置をし、
宮城県・岩手県から3校出場したという情報を知った時、
若い人たちの企画する、こういうイベント支援もいいな、と思った。
書道家の父親が断固抗議に学校を訪れた時、書道部顧問の先生が
書道部の部室に案内し「再生」と書かれた大きな文字を見せてこう言った。
「いい書でしょ。書き手の楽しさが伝わってくる。
書きたいって気持ちが伝わってくる。僕が忘れてた気持ちです」
常識の枠から抜け出せない大人たちがうらやむ、そのパワーこそが、
この作品の魅力と言えそうだ。
基本の筆遣いとか、文字のバランスとか、そんなことが問題ではなく、
「書きたいって気持ち」が、どう表現されているか、
実話として、東北から出場した高校生たちの叫びがとても気になる。
あとで、ネットで確認してみようっと。



2013年04月12日(金)
愛想も小想(こそ)も尽き果てた

いつも布団に入りながら、就寝間際に聴いている落語から。
演目を忘れてしまったが、気になったフレーズ。
「愛想も小想(こそ)も尽き果てた」
「愛想が尽きる」なら、よく耳にするけれど・・・。
そこで調べてみたら、諺の1つらしい。
愛情や好意がすっかりなくなって、いやになってしまうこと。
「小想」は「愛想」の意を強め語調を整えるために添えた語。
「愛想が尽きる」を強めた言い方。
「もっと・・」とか「大変・・」ではなく、
意を強めるために使われる語「小想」があるなんて、
日本語って、面白いものだな、と感心させられた。
たぶん「愛想」に対しての「小想」だから、
他の語では、また違う語が使われるんだろうな。
そんな日本語を思い出させてくれる「落語」って、
意外と勉強になることを知って、ますますハマっている。



2013年04月11日(木)
自分の通勤路をゴミ拾いしてみる

今まで何度となく参加してきた、ゴミ拾いのボランティア。
先日、自分が徒歩通勤で利用している道路に沿って
タバコの吸殻や、缶やペットボトルのゴミを丁寧に拾ったら、
翌日、通勤の際に気持ちがスッとした。
以前は「捨てる人」と「拾う人」が違うから、
いつまでたってもゴミが減らないんだ、と愚痴っていたが、
こうして、自分の気持ちが落ち着いていると、
「拾わせていただいた」という気持ちになって驚いた。
道路がキレイになってくると、目に入ってくるのが
アスファルトの隙間から今年も咲いた「菫(スミレ)」。
年々、少しずつだけど、増えていることも私を喜ばせている。
これで「タバコの吸殻」(フィルター)さえなければ、
きれいな街になるのにな、と呟いた。
昔の巻きタバコみたいに、フィルターなしのタバコが増えれば、
吸う人の健康にはよくないのかもしれないが、
フィルターのゴミは減るんだろうなぁ、なんて思ってみたり。
「自分の通勤路をゴミ拾いしてみる」
騙されたと思って、1度、試してみて欲しい。



2013年04月10日(水)
「最近ちょっと太り気味だからね」「どこが?」「見えないとこ」

映画「タッチ 背番号のないエース」(杉井ギサブロー監督)から。
せっかくの青春アニメ映画なのに、申し訳ない。
冒頭の教室での会話が、気になる一言。
教室には、クラスの目標みたいな標語が貼られてあり、
なぜか「ゆとりある心と生活」なんて書かれていて笑えた。
それよりも、インパクトがあったのが、
クラスメートの男子と、浅倉南ちゃんとの会話。
(たぶん、和也や達也ではなかったと思う・・たぶん)
クラブ活動の話だったかな、運動しなくちゃ、みたいな会話があり、
南ちゃん「最近ちょっと太り気味だからね」。
クラスメート「どこが?」南ちゃん「見えないとこ」と続く。(笑)
メモして思わず笑ったのは、たぶん、日本全国でも私だけかもな。(汗)
全体的には、実写よりはアニメの方が面白かった。
しかしながら・・やっぱり、南ちゃんの心が読めなかったなぁ。
本当は、どちらが好きなんだよって。
どちらも好き・・ってのは、男の専売特許だと思ったのにさ。



2013年04月09日(火)
あなたは社会貢献を第一に考える女と結婚したのよ

以前、映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で
「人は誰も自分の脚で立つべきだと思います。」の台詞を選んだ。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20121129
実は、気になる台詞が多くて、溢れるメモから、
1つを選ぶことに、大変苦労したことを覚えている。
元英国首相「マーガレット・サッチャー」は、
映画では「主張を通す誰かが必要だと言ってるのよ。
ハッキリモノを言う誰かがね。皆、意気地なしばかり!
攻める時には攻めなきゃ」と力強く語り、
立候補を決意した時、夫にこう言っている。
「あなたは社会貢献を第一に考える女と結婚したのよ」と。
そして、それを実行に移し、信念を持ちやり遂げて他界した。
彼女は、社会貢献しない国民に厳しかったようだ。
「この国に住むのなら、その特権の代価を払う。
何も払わなければ、どこにでも平気でゴミを捨てる。
街が荒廃しようと少しも気にしない。
誰かが何とかするだろう。そう、行政の責任だ!!
人から奪い取るだけ奪い、社会に還元しない人を糾弾します」
税金の滞納者のことだろうか、なかなか厳しい台詞だ。
「信念に従って意見を通すのがリーダーでしょ?」とか
「『考え』が人間を創るのよ」と父の言葉を紹介するシーン、
いろいろな場面が甦っている。ご冥福をお祈りします。
また、じっくり観直してみたい。



2013年04月08日(月)
・・な〜んてね。

映画「告白」(中島哲也監督)から。
2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんのミステリー小説だけど、
まだ読んでいない。(笑)
主演の松たか子さんが大好きなのに、映画館で見逃したので、
DVDを楽しみにしていた作品の1つ。
作品の中で、なぜか何度も出てくる「・・な〜んてね。」が
気になって仕方がなかった。
以前流行った「・・なんちゃって」と同じ匂いはするが、
ミステリーなので、その使い方に、疑問が残ったままである。
最後の最後になっても、
「ここから、あなたの人生の第一歩が始まるんです」に続いて
「・・な〜んてね。」。
なくても全然おかしくない場面で使われるので、
余計に気になって仕方がなかった。
原作の「告白」は、どうなってるのだろう。
その使い方が解説されているだろうか。
さっそく図書館で借りて、調べてみようっと。
「大切なものが消えちゃう音」
これもキーワードだから、原作を読まなくちゃなぁ。



2013年04月07日(日)
「女信長」より「女上杉謙信」が観たい

2夜連続で放映されたテレビ番組「女信長」、
単なる視聴率狙いの人気俳優出演作かと思っていたら、
なかなか興味深い設定で、気象情報を気にしながらも、
23時半までじっくり観てしまった。(汗)
しかし、信長が女性というのはどうしても考えにくい。
それならば・・私のメル友で、歴史大好き人間が教えてくれた
「上杉謙信女性説」の方が、より信憑性があって面白いと思う。
この説には、7つの物的証拠・状況証拠があるらしい。
・謙信が生涯独身で、毘沙門天の加護を得るために生涯不犯を貫いた。
・上杉神社(福島県)には謙信が着ていた着物が数点納められているが、
「真っ赤な着物」や「花柄の着物」だった。
・「上杉景勝は、伯母の謙信が佐渡から得た黄金を、たくさん持っている」
という報告書があった。「伯父ではなく伯母」という記述。
・謙信は毎月の10日前後になると、原因不明の腹痛を起こし、
合戦中でも兵を引いて城に立てこもった。生理痛に悩まされていたらしい。
・越後で歌い伝えられた歌「ごぜ唄」の中で「男も及ばぬ大力無双」と
表現されている。「男も及ばぬ」=「女」
・手紙や書状の文字(筆跡)は、女性が書いたかのように優雅で綺麗な字。
・遺骨は、上杉景勝が転封になるたびに移し替え。(越後→会津→米沢)
遺骨から、性別を調べられたくなかったから。
実は、私も密かに「上杉謙信女性説」を信じている1人だから、
「『女信長』より『女上杉謙信』が観たい」を気になる一言にした。
2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」の上杉謙信役は、Gacktさんだったし、
イメージがぴったりだったのを思い出した。
「大奥」をはじめ、男女の役を替えてみる発想、最近の流行なのだろうか、
妙に多い気がするのは、私だけかもしれないが・・。



2013年04月06日(土)
子どもが読まなくなったのではない。読まないのは、大人

わが町の町制施行50周年記念事業がスタートした。
今年は、私の予想を上回るイベントが開催されて、
週末はほとんど仕事になるけれど、生涯学習課で
この記念事業に関われることを誇りに思いたい。
きっと、何もしなければ絶対に会うことが出来ない著名人とも
立場上、名刺交換をしながら会話をすることもあるのだから。
絵本作家・宮西達也さんとゲストによるギャラリートーク、
今回のゲストは、絵本の出版社では誰もが知っている「ポプラ社」、
代表取締役社長・坂井宏先さんをお招きした。
「ポップコーンを食べてるのを忘れてしまうような楽しい絵本」を
作りたかったと、宮西さんとの出会いを語り、デジタル化に異議を唱え、
「紙の文化、文字の文化を伝えることが大切」と言い切った。
「中国には、絵本文化がないんだよ」と驚きの事実を語ったと思えば
「絵本に国境はない」と名言を残してくれた。
宮西さんが「出版界の現状は?」と質問したところ、
「子どもが読まなくなったのではない。読まないのは、大人」と
強い口調で、その現状を的確に分析してくれたので、
新しく図書館長になった私には、大きなヒントをいただいた気がする。
そんな社長が、自社の社員に薦めているという本のジャンルは、
「詩・絵本・哲学書」。
小説等を否定しているわけではないが、感性や思考を鍛えるのだろうか、
「詩・絵本・哲学書が一番」という経験から得た言葉で締めくくった。
帰り際「ステキ〜」と年配の女性が社長の車に手を振り見送った光景から、
「ロマンスグレー」の言葉がピッタリの男性だったな、と思う。
これからも、どんな人たちに出会えるのか、楽しみは増えるばかりである。



2013年04月05日(金)
お礼(おれい)・お札(おふだ・おさつ)

職場課長会の歓送迎会だった。
退職者の先輩女性から、後輩ひとりずつに
「お礼」と書かれた熨斗(のし)付きの温泉饅頭が配られた。
袋の上からその箱を眺めたから、
手書きの「お礼」が「お札」に見えた。
「えっ、この箱一杯にお札(おふだ)なの?」
「いやいや、この箱一杯のお札(おさつ)がいいな」
「なに言ってんのよ。お礼(おれい)ですよ」
そんな会話で笑い転げた。
あぁ〜「お礼」って書いてあったのか・・
そうだよなぁ、普通に考えれば「お札」ってわけないものな。
もうすぐ60歳に手が届く課長さんたちが集う宴会は、
課の歓送迎会とは違う、独特の雰囲気があって面白い。
昨晩大騒ぎした先輩に、朝の挨拶で部屋を訪ねたら、
寝返りも出来ない様子で布団を10枚以上重ねられて寝ていた。
きっと、夜遅くになって、みんなで布団を重ねたに違いない。
これもチームワークかな(笑)
課では課長だけど、このメンバーの中では下っ端だから、
命令されたり、誉められたり、怒られたり。
「幹事、お疲れ様」と言われる快感、やっぱり嬉しいな。



2013年04月04日(木)
万歩計 4/4の正式記録 0歩

昨年の正月から今年の昨日まで、肌身離さず持っていた万歩計。
家を出る時にポケットに入れ、帰宅したらポケットから出す。
こんな単純作業でも手帳に記録するとなると、慎重になる。
勿論、昨年は1年366万歩を目標にして生活したため、
忘れることはなかったし、今年に入ってもそれは続いていた。
しかししかし、計測し始めてから、366日+94日=460日目にして
ポケットに入っていないことに気付いたのは、職場に着いた朝8時。
また運悪いことに(笑)、朝から夜までスケジュールが埋まっていて、
わざわざ自宅に戻る時間も見つからず、諦めることにした。
1年以上も歩き続けていたから、足の感覚や歩いた場所から想定して
今日歩いた歩数は、15,000〜20,000歩と予測できるけれど、
万歩計の示している数字は、0歩。(帰宅してから確認したので・・)
手帳には「0」の数字が記載されることになる。
「万歩計に表示された数字を記録する」これは私自身のルール、
ここで仮に「15,000」の数字を記載したら、
今までのデータが全て嘘っぽくなってしまうので、
根拠のない数字は記録として残さない、と心に決めていたし、
とうとうこの時が来たって感じで、この事実を受け入れることにした。
だから、気になる一言は「万歩計 4/4の正式記録 0歩」
まだまだ4月初旬、1年という長い目で考えれば、
風邪で1日寝込んだと考えれば、大したことではない。
明日、今日の分を少し余分に歩けばいいのだから・・・。
でもなぁ、明日から3夜連続で飲み会の予定、大丈夫かなぁ。(汗)



2013年04月03日(水)
知ってしまえば常識となる

たしか「落語のまくら」だったと思う。
(「まくら」とは、落語家などが初めにつけて話す短い話、
前置きの言葉みたいなもの)
落語の演目や落語家に夢中の人は多く知っているけれど、
「落語のまくら」が気になる人は少ないかもなぁ。(笑)
さて本題、実はメモした本文は、もうちょっと長い。
「今まで知らなかったマナーも、知ってしまえば常識となる」
そうだよなぁ、と慌ててメモをしたのは言うまでもない。
マナー(行儀・作法)の悪い人は、
「常識知らず」「非常識」と批判する前に、
そのマナーを知らないのかもしれない、と考えることにした。
一度、教えれば、その「マナー」が「常識」となって、
次からはマナーが良くなることも、充分、考えられるから。
多くの人にとって常識的なマナーでも、
知らない人にとっては、マナーなんて感覚はないから、
非常識な行動に映ってしまう。
ルールは教えるまでもないが、マナーは教える姿勢が必要だな。
タバコやゴミのポイ捨ても、ルールじゃないけど、
マナーを知らないから出来るんだな、きっと。



2013年04月02日(火)
コツは、鼻呼吸だよ

8年ぶりに(笑)歯医者に通っている。
「前回治療したのが、17年だよ」と驚かれたが、
それくらい「6月4日」生まれの私は、
歯医者に縁がないので自慢だったけれど。
知らない間に、医療機器は格段と進歩していて、
私の知らないことばかりで、少し焦った。
口をおっぴろげて自分のなさけない顔を想像したら、
美人歯科医には見せたくないな、と思った。
さて、そんな私が一番困ったのは、
長い間、口を半開きに開けていること。
慣れている人にとっては、何でもないことなのだろうが、
苦しくって苦しくって、唾液もいっぱい溜まってくるし。
そこで治療後「先生、口を開けているのが辛いんですが」と
相談したら「コツは、鼻呼吸だよ」と教えてもらった。
「えっ?呼吸してますよ」と引きつった顔で訊いたら、
どうやら、口を開けているので、知らず知らずに
口で呼吸をしているようだ。
人間って意識しないと「口を開けながら、鼻呼吸」は難しい。
いや、人間と言うより、私なのだが・・。(汗)
2回目の治療の際に、意識して「鼻で呼吸」したら、
不思議と苦しくなかったから驚いた。
「鼻呼吸」と「口呼吸」の関係って、面白いものだな。



2013年04月01日(月)
君が道に迷わず、驚きを失わないように

映画「星に想いを」(フレッド・スケピシ監督)から。
メグ・ライアン主演というだけで、楽しみに観始めたが、
彼女の叔父役・アインシュタイン博士のインパクトが強く、
頭脳明晰だけでなく、恋のキューピット役までこなす、
その魅力溢れる人間味に、私は憧れてしまった。
その彼が、自分が科学に興味を持ち始めた頃の話を語り、
父から贈られた古い「コンパス」を懐かしそうに眺めた。
「初めてこれを持った時、目に見えない不思議な力が
針を動かしていることを知って、驚きに打たれた。」と
好奇心旺盛の若きアインシュタインがイメージされた。
その博士が、主人公の整備工・エドに、コンパスを手渡し、
こう伝える。
「君に贈ろう。君が道に迷わず、驚きを失わないように」
実は、私も小さい頃「コンパス」が、いつ・どこにいても、
方位を示すことに驚いて、大切にもっていたことがあったので、
このフレーズは嬉しかった。
しかしその後、どこかにしまって紛失してしまったのか、
ナビゲーションシステムが発達して、必要がなくなったのか、
行方不明のままである。
アインシュタインも、コンパスを大切にしていた、と知って、
また、欲しくなってしまった。
仕事の帰り、ショップに寄ってみようかなぁ。