ひっそりと、徒然なるままに

2008年11月05日(水) 最後の乳歯。

学校から帰ってきた娘が、奥に残った最後の乳歯が抜けそうで抜けず噛めないと言う。見ると、下から永久歯が出てきているのか、だいぶ乳歯が伸び出ていて、噛みあっていなかった。

今にも抜けそうなので「自分でグラグラ揺すって、取っちゃいないよ」と言って夕飯の支度をしていると、娘は、自力で抜こうと歯をいじっている。その度に痛いらしく「痛い!」とか「あ゛ー」とか一人で騒いでいる。

何故か、ティッシュを使って、歯を掴んで揺らしているので、血の付いたティッシュがテーブルの上に置いてある。一通り騒いだが、抜けないらしく、半べそかいては、不貞腐れてる娘。

そこで、私は「じぁー、ママが抜いてあげるよ」と切り出してみた。すると娘は「えー?、痛いからヤダー」と言う。「じゃ、見せてみて」と言ってちょっとでも触ろうものなら「痛い!!」と言って、口を閉じてしまう。ちっ。

なので、暫く放っておく事に。娘は、その間も、糸を巻きつけてみたり、糸がとれなくなって、逆切れしたりしたりの大騒ぎ。その後も、私がお風呂に入ってきて、「抜けた?」と聞くと、まだ抜けてなかった。

ティッシュが山のように丸めてあり、とうとう一箱開使いきった模様(怒)。そして娘は、観念したのか「ママ、抜いてー」言って、最後の一枚のティッシュの半分(半分は、使用したらしい)を差し出した。

私はその半分のティッシュをしかと受け取ると、娘の歯をむんずと掴み、「えい!」っと引っ張った。歯は殆ど抵抗もなく、呆気なく抜けた。

学校から帰ってきて、約4時間。娘の闘いは幕を閉じた。最後に残った乳歯を私が抜いちゃったわけだけど、ちょっぴり嬉しくて・・・でも淋しい、らむりんであった。



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らむりん [MAIL]

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