女房様とお呼びっ！
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私がＳＭに取り憑かれてしまったきっかけは、明白に、あるＭ女さんの話にある。
「犬」を介して、彼女の身の上を知り、対面前にして、打ちのめされてしまった。
ソンナコトガアルモノカ？と疑った。けれど、それは、奴隷たる彼女の日常らしい。
・・・彼女は、主の命に従い、数キロの体重の増減を繰り返しているというのだ。
「痩せるよか、太る方が大変なんですよね」と、彼女は事もなげに言ってみせた。
初めて会った彼女は、スッキリと痩せた姿態に、愛くるしい表情をほころばせる。
「一本鞭をお受けする為には、５キロ位太らなくちゃいけなくて」嬉しそうな告白。
「でも、檻に押し込めて頂く時は、コンパクトになれと仰るし…」ナンナンダ？！
つまり彼女は、主が告げる次回の調教プランに沿うべく、体型を管理してるのだ。
まるで、俳優が役柄によってダイエットするみたいに。それ程の意味があるのね。
ＳＭなんてセックスのいちバリエ、程度に考えていた私には、ショックだったヨ。
Ｍ側がＳを慕う気持ちが、身体までも変えてしまう。宗教的なものさえ、感じた。
・・・・・。
「犬」の裸体を初めて見た時、歳の割には、腹の肉に締まりがないなと感じたの。
それで「少し痩せてみたらどう？」と言った。別に、大層な命令とかじゃなかった。
綺麗な顔立ちなのに勿体ないなと思っただけ。特に肥満してたワケじゃないもの。
それどころか、Ｍ魚といえど、こんなに姿のイイ人がいるんだナって印象だった。
ところが、「犬」はその後みるみる痩せていった。ひと月で５キロ以上、落ちた。
まだ、私の部屋に住みつく以前だから、週末の二日だけ通い、ウチで食事も摂る。
「犬」なので、出した物は全部喰ってた。意識してダイエットしてる気配も、ない。
平日５日は外食のはずだし、酒の付き合いもあるだろう。どうして痩せちゃうの？
「油ものとかは控えてます」と、奴は答えた。「でも、食べなくても平気なんです…」
平気じゃないわよ、そんなにドンドン痩せて、体壊しちゃうわよ？食べなさいよ。
「いえ、スマートになって、青葉様のお目に敵うようになりたくて」奴の目が輝く。
「じゃ、○○キロ以下になったら駄目よ？これは命令」仕方なく、私はそう告げた。
・・・・・。
あの時に「じゃ、今度は太りなさい」と言ったら、奴はすんなり太っただろうなぁ。
結局、奴は「犬」の間、落とした体重を維持してたよ。そりゃぁ綺麗だったワ（照）
ただ「犬」を降りてから、奴はガンガン太って、今は見る影もないけどね。あはは。
膨張途中に、何度かダイエットしてみてたけど、「夫」には無理だったみたい（笑）
・・・・・。
ことほど、Ｍ側の心身の連携は密接だ。先の彼女や「犬」に限った話じゃないよ。
女装やるＭ魚なんて、白々しい位痩せる。婦人服着る必要に駆られるからサ（笑）
もう、この辺りは恋にのめり込んだ若い女性みたく、恐ろしい程綺麗になってく。
美の追究は、純女やＴＶ／Ｓに劣らない・・・やたらに詳しくて、勉強になりマス。
私も、恋をするとスリムになっちゃう方だけど、そこまで過激に変わらないねぇ。
これって、情熱が足りないのか？Ｍ女だったら、もちっとマシになってたのか？
んー、ま、今更の話だわ。で、好んでＳ側に居る以上、改善は望めないかも（笑）
でもねぇ、最近、とみにデブなんだよね・・・よっし、一丁恋でもするか？おほほ。
＃ＴＶ＝トランスベスタイト。異装（本来の性と逆の性の装い）趣味者。
| 2001年09月27日(木) |
ヒトたるヒトデナシたろう |
今となっては、非常に恥ずかしい告白をしよう。それは「犬」と出会った頃の話。
女を崇めたいとか、女に虐げられたいと願う「Ｍ男性」の存在に衝撃を受けた私。
好奇心からの成り行きで、「犬」の「主」に奉られてしまって、正直戸惑っていた。
私はどうすればいい？巷の「女王様」ってどうしてるの？ワカラナイ事ばかりだ。
早く立派な主たらん…妙な使命感に駆られた私は、あらゆるＭ専誌を読み漁った。
想像を絶する非日常なＳ女Ｍ男世界。驚きながらも、それが本物だと思い込んだ。
そこに描かれる「女王様」に憧れた。自分もそうならなきゃイケナイと決めつけた。
「犬」の期待に応える自分を実現したくて、懸命だった。その中で得た方法論。
『 女王様たるもの、奴隷にゴメンとかアリガトウとか言うべきでない 』
あぁ、タイプしながら泣きたくなる。でも、その昔、ホントに思ってた事なんだ。
けど、コレをヤリ仰せるのは、実は難しい。結局開き直って、止めたけどさ（笑）
この後の私の幸いは、「犬」が「貴女がどうあろうと、主なのです」と繰り返し言い、
彼が主宰するＳＭ同好会を通じて、現実にＳＭやってるＳ女と交流出来たことで、
身の丈にあった自分なりの方法に辿り着けたことだ。これは本当に感謝している。
・・・・・。
Ｓと名乗る女には色んなタイプがいる。色んな嗜好やＳＭ観がある。当然だよね。
愛するが故に苛める女もいるし、男を嫌悪し、蔑み、己の欲求を満たす女もいる。
Ｍ魚にも、愛して欲しい奴や愛なんて不要ダと思う奴がいて、コレに呼応してる。
だから、Ｍ魚がよく宣う「本物の女王様」なんてのは、意味のない言葉だわね（笑）
愛あるＳＭが崇高なわけでも、純粋なＳとＭの拮抗が正しいわけでもないだろう。
それは、単に価値観の違いだ。お互い相容れないだけ。良い悪いじゃないよね。
ただ、受容しがたい価値観の持ち主同士が出会うと、双方が傷つくことがある。
殊にＳＭの構図だと、Ｍ側の方が強烈なダメージを受けがちだってのが、現実だ。
特にＭ魚が傷つく場合、心身はもとより、金や体面までも損なう事が少なくない。
残念なことだが、単純に価値観の相違から生じたダメージなら、仕方ないかもね。
厳しい言い方かも知れないが、自分にとっての「本物」を見抜けなかったってこと。
けれど、ＳＭ以前に「ヒトデナシ」なＳ女に傷つけられたのなら、本当に悔しいよ。
・・・・・。
好奇心であれ、自然な欲求からであれ、Ｓを自覚する女が増えるのは喜ばしい。
結果、彷徨うＭ魚が少しでも減るだろうし。ホント、幸せになって欲しいのよぅ。
とは言えというか、だからというか、ＳＭ以前に「ヒトデナシ」なＳ女にはヨワる。
未熟ゆえの勘違いとか、非現実な幻想に囚われてるのなら、早く気付いて欲しい。
ヒトデナシなＳＭはＯＫだけど、現実のヒトを捨てるのは間違ってるし、危険だ。
それは、ＳでもＭでもだ。目先に目が眩んでアナーキーになると、全体が沈むゾ。
信頼関係なんつーのをブッチ切って行為しても、最後はヒトらしい矜持を保とう。
所詮は外道な趣味だからこそ、性根はヒトらしくありたいじゃないか？そう願う。
もちろん、根っからの性悪も後を絶たない筈だよ。残念だけど、防ぎようがない。
もし、そういう輩に出くわしたら、とにかく逃げろ。Ｍだからって、我慢するな。
徒に傷ついて欲しくない。Ｓ女もＭ魚も、斯界の宝だ。心からそう思っているヨ。
ヒトがするから、ＳＭなんだ。互いのヒトを尊重して、ちゃんとＳＭしたいよね。
| 2001年09月26日(水) |
『女王様じるし』のオンナ |
男に対する女の愚痴として、「オンナなら誰でもいいのかっ？」てな定番がある。
Ｍ魚に対するＳ女の愚痴も然り。「Ｓ女なら誰でもいいのかっ？」・・・頻々と聞く。
女は明白に「オンナ」だけど、Ｓ女てのは、自称かつ多様であるにも関わらずにさ。
更にヨワッタことに、需給のバランス上、Ｓ女と申告するだけでモテルんだなぁ。
モテルったって「まんこあるんなら、イレサセテ」みたいなモテ方だよ？イヤハヤ
ま、百歩譲って、「一度でいいから、イジメテ」ってんなら、まだ理解もするさ。
けど、「パートナーとして末永く」てな口上を述べる奴にも、同様にモテルのヨ？
ま、藁をも掴む想いなのかもネ。でも、掴まれた側は、かなり複雑な気分なんだ。
大体、幾らＳ女の供給薄で選択の余地がないとはいえ、手当り次第はイカンねぇ
Ｓ女と名乗る女なら、無差別にアタック。駄目ならチェンジ。デリヘルか？（笑）
果敢な行動と褒めもしよう。けれど、実際Ｓ女はうんざりしてるゾ。当然私もだ。
なんだか『女王様じるし』のモノになった気になるの。道具扱いされてる気分サ。
・・・・・。
以前、「女王様ってのは、職業名ですよね？」と問われたことがある。吃驚した。
でも、世間の相場はそうなのかもね。「素人女王様」なんて呼ばわれちゃうし（笑）
ま、女としちゃ突飛な存在と見なされるのは確かだろう。ソレは覚悟しているよ。
でもねぇ、Ｍ魚にまで『女王様じるし』のオンナとして見下げられるのは、勘弁ダ。
前回記事したＭ魚の無礼ぶりは、彼らの未熟もあるが、ここにも原因するらしい。
Ｓ女なら、Ｍ魚を苛めて当然だろうと説教（笑）されるのは、結構あるっ。んむー。
とあるＭ魚に、どうせＳ女なんて、結局金目当てだろうと誹られたこともあるな。
・・・こん時は、自分の奴隷まで馬鹿にされた気がして、流石の私も激怒した（笑）
そう、馬鹿にするなッと思うんだ。Ｓ女は、『女王様じるし』のオンナじゃない。
乱暴なことを言えば、そういう奴には、ＳＭクラブにも行って欲しくない位さぁ。
こういう奴に限って、「やっぱＳＭクラブは物足りなくって」とか言出すんだぜ？
巷のＳ女を、時間無制限、無料のＳＭクラブ嬢みたいに考えるのは、止めてくれ。
・・・・・。
勿論、Ｍ魚皆がこんな輩ではないが、質の悪い奴が、妙に増えてる気がするの。
で、Ｓ女をうんざりさせて、愚痴らせて、果ては「Ｓは廃業だぁ」なんて叫ばせる。
「Ｍ魚不信」に陥る例も再々だ。不信は更なる不信を募らせ、彼女を悩ますだろう。
自意識の強いＳ女達は、モノ扱いされることに敏感で、かつ傷つきやすいのだ。
Ｓ女の絶対数の少なさを嘆くＭ魚が、機会に焦って、誰彼かまわず擦り寄る度に、
その節操のなさがＳ女の意気を挫き、結果、Ｓ女の数を減らしていくパラドクス。
クラブよりもプライベートをと望むなら、慌てちゃ駄目だ。自分の首締めるぞ。
いくら遊びでも、オンナはモノじゃない。頼むから、せめてそれは解って欲しい。
で、『女王様じるし』のオンナなら苛めてくれるなんて考えは、間違いなく幻想だ。
その幻想を利用してキミらを喰いモノにする、アングラの商売を増やすだけだヨ。
アングラを否定はしないけど、結果として、表で遊ぶ者同士に新たな不信を呼ぶ。
どうか、その辺を解って、クラブなりアングラなり利用して欲しいと思っている。
実の所、私がテレコミでしか男と知り合った事がないってのは、歪な気がしてる。
男と縁のない環境だったワケじゃない。学校は全て共学だったし、合コンもした。
社会人になっても、職場に独身男性はいたし、大学ＯＢ同士の付き合いもあった。
なのに、縁がなかった。縁を遠ざけてたのか？・・・その節はあるかもしれないナ。
齢２４にして、テレクラで「女」としての賭けに出て、その後、私生活は一変した。
貪るように色々な人と会い、色々な性を求め、そして恋をし、愛し合う事もした。
スタートは遅かったけど、自分なりに懸命にやったと思っている。それは事実だ。
しかし、他方の事実として、まともな男女の関わり合いに未経験だってのはある。
確かに、テレクラなんて出会いのきっかけの一つに過ぎないてな見解もあるよね。
けれど、昨日話題した「女も金を出すべき」という概念は、漸く手に入れたものだ。
私のオトコの歴史が、まともな経過を辿っていれば、より早く身に付いたろうか？
誰しも初っ端は未熟だ。が、学習の機会がなければ、未熟のままに過ぎるだろう。
その意味で、私はこれ程歳を重ねても、男付合いに我が身の未熟を疑っている。
・・・・・。
Ｓ女としてＭ魚に相対してると、彼らの礼儀知らずぶりに驚かされることは多い。
テレコミやネットでの交渉も、ノーマル（？）相手とは、段違いにレベルが低い。
「ＳＭは非日常」は理解もしよう。けれど、人としての交渉まで「非日常」は困る。
開口一番「どんなプレイがお好きなんですか？」と訊く。ちょっと待てヨと思う。
セックス相手を探してても、いきなり「どんな体位が好き？」とは言わないだろう？
即アポでヤル為に口説いてるとしても、もう少しマシな切り出し方があるはずだ。
先のＭ魚も同じことだ。それを質すと「どんな方かと思って…」と言い訳するが、
じゃ、普段どやって女口説いてるんだ？もっと当たり前にしてるんじゃないのか？
・・・・・。
Ｍ魚が、イタ電を寄越すのは再々だ。ノーマル（？）男子でも、そりゃいるけどね。
ところが、Ｍ魚のイタ電ってのは、常識では測りきれない。不可解過ぎるんだヨ。
もちろん、イタ電自体が常識外れだ。それを基準にしても、更に理解に苦しむの。
名を明かさずに、彼の妄想が結ぶ青葉様の行状を語る。これは、相当気色悪い。
番号を教えてもない奴が、名乗ってかけてくる。奴の事は知っている。が、何故？
「先日のパーティーで、他の人に教えてらっしゃるのを聞いて…」と明かす。はぁ？
その行状に呆れながらも「そこまでして、連絡寄越す用件があるの？」と問えば、
「いえ、遊んでもらいたいなと思って…」と当たり前のように答える。ナンナンダ？
・・・・・。
ハタと想う。奴らのＭ魚としての歴史が、哀しいかな、歪に過ぎてきたことを。
奴らも、タダの人に帰れば、極普通に人と付き合い、社会生活を営んでいる筈だ。
が、Ｍ魚としての経験は、ＳＭクラブの客として重ねられるまま、偏向したのか？
或いは、現実離れしたＭ専誌の記事に妄想する日々が、常識を覆しているのか？
現状として、Ｍ魚が、常識ある現実的な経験を積む機会は、確かに少ないだろう。
けれど、現実を手に入れたいのなら、失敗を怖れることなく経験に勤しむことだ。
少しでも機会を捉えて、未熟から脱していってほしいと、現実にいる私は願うよ。
現実的な経験値が上がれば、自ずと希望する現実に近づく事が出来る。そう思う。
己の未熟を疑う私だけど、だからこそ、Ｍ魚の未熟さが残念だ。頑張って欲しい。
以前話題したが、私が男の人と初めてデイトしたきっかけは、テレクラである。
女と交渉する機会の為に金を払う男。金のかからない娯楽としてダイヤルする女。
男女が首尾良く会えたとしても、その後、飯だ酒だラブホだと出費は嵩んでいく。
男が「割り勘ね」と言えば、落とせる確率は下がるだろう。その程度の出会いサ。
当然、私の初デイトも、電車賃以外は男が持った。正直、得したなぁと思ったヨ。
そん時は酒飲んだだけで、つまりそれっきり。別に悪い事したとは思わなかった。
そして、また次の男を物色する。財布を開くことなくデイトする。その繰り返し。
縁あって、逢瀬を重ねた人もいる。けれど、やっぱり、私は手ぶらでヨカッタの。
テレクラは、本当に素敵な遊びだった。金が要らない事に明白に魅力を感じてた。
彼らが、私の「女」目当てに金を出し、ちやほやする「ぬるま湯」は甘美なものだ。
その甘ったるい環境の中で、私の感覚は培われた。男や性、金に対する感覚等。
ついでにハッキリ言おう。私はテレコミ以外で男と会った事がない。いやはや（笑
・・・・・。
「お得」なテレクラ遊びに有頂天になっていた頃、その男と会った。当然テレクラ。
同い年で同じ業界人。若気の至りで「俺が日本を動かす」とかカマす脳天気な奴。
初対面を果たしてからは、再々に電話で長々と話を重ねた。頭の良い奴だったネ。
互いに若いから、仕事の話から哲学的な事柄まで、話題が尽きることはなかった。
ある真夜中、電話中に大喧嘩になった。論争でなくて喧嘩。泣きながら喧嘩（笑）
恋仲でもない、体の関係もない彼と、泣く程に言い争ったネタが、実は金の事だ。
「飲食代を折半てなら解るが、ラブホ代は男もちだろう？」と、私は主張したのだ。
そこへ、切れ者の、ディベート好きの彼が切り込む、切り込む。で、泣いた（爆）
泣いた挙げ句に、開き直った。「これから迎えに行って、ラブホ代奢ってやるっ」
・・・どうして、こういう結論に達したのか、我ながら不可解だ。馬鹿げてる（笑）
今となっては、話の筋も不明だ。彼はその時、私を口説いてたのかな？うーん・・・
結局、私はタクシーを飛ばし、彼を拾い、ラブホへ直行。直情径行極まれりダ（笑）
ここからが、更に謎な成り行きなのだが、私達はある約束のもと、同衾している。
・・・笑うぞ。もぅタイプしながら肩が震えてる。「お互いに手出しをしないこと」
・・・何でこうなったんだ？うーん・・・ま、最終的にはヤッタんだけどね（笑）
そこまでの駆け引きは、実に愉快だったけど、本題から外れるので、ここで割愛。
・・・・・。
この奇天烈な経験で、漸く私も「男女交際で女が金を出す」経験を果たした訳だ。
いや、概念として「女も金を出すべき」とか「出してもいい」とかを知り得たのね。
ナンダカネ・・・我ながら呆れちゃうけど、事実そうだ。意識の変革とはかくの如く。
とは言え、その後も相変わらず、財布を開けずに済む日が続いた。結果としてね。
このツケが廻ったのか、単に巡りが悪かったのか、後に、私は男の為に金を失う。
惚れてたからか、男に依存してたからか、ホイホイ金を出した。惜しくなかった。
とは言いつつ、結局、縁が切れてから回収にかかったんだけど。薄情な女ダワ（笑
その後「犬」と出会い、またも養う側に回る。バランス悪いナ、私。そうゆう星か？
「女に金は出させない」って主義の男性もいるわね。こりゃ有り難い。拝んじゃう。
ま、各々のやり方だからね、男が出す方が納得できるんだろう。それもアリだよ。
そそ、Ｍ魚遊びを始めてから、年下Ｍ魚については、コッチ持ちだったんだ、私。
でね、これが気持ちイイのよぅ。奢ってやるってのがさ。やぁ俗物だね、私（笑）
・・・・・。
そうそう、「同志」たるＳＦは、ラブホ代を出してくれてたのよ。感謝してるワ。
以前記事した「オトナの実験」で私と結託した、天然ＳのＳＦが再々言うことには、
「キミと僕とは同志だ」てのがあって、言葉に拘る私としては不可解だったのね。
何をもって、同志だというのか？・・同じくする志とは何ぞや？・・暫く、悩んだよ。
「友達じゃないの？」と訊けば、即座に否定する。その態度が益々謎を深めるの。
これが、恋愛感情を伴った性行為を交わす間柄で、立場に不安を覚える女から、
「アタシ、貴男の何なのよぅ？」「ただの都合のいい女なのっ？」てな詰問受けて
「いや、キミはボクの同志だ」ってんなら、話の筋としては解る。ありがちな話さ。
・・・もちろん、こんな答え方されたら、馬鹿にしてんのッ？と激怒するけどネ（笑）
少なくとも私達の間には、行為はあっても恋愛感情はなかった。ね、ＳＦじゃん？
大体、ヤル為にしか会わなかったしね。イマドキの言葉で言うとヤリ友？あはは。
幸いなことに、互いに妻や夫を愛していたし、何より互いに恋には落ちなかった。
互いの都合のいい時間を相談して、共同して行為を楽しんだ。やっぱ友達じゃん？
・・・・・。
んまぁ、一年もつき合ったんだから、酒飲みに行ったりはしたよ。何度かね。
行為の後だと、ちょいと恋人ムードが漂うけどサ。それって、その場限りなの（笑
いや、それは私にとって、多分彼にとっても、都合のいい成り行きだったと思う。
だって、元々互いにタイプじゃないから、恋人っぽくなれないの、素面では（笑）
あぁそそ、彼とは電話で話すって事もしなかったんだ。たまにかかると吃驚した。
別に電話出来ない環境じゃなかったの。わざわざ電話する必要がなかっただけ。
日頃のやり取りは、テレコミの伝言番組を利用してた。あれは気楽でいいよ（笑）
メール交換もしてなかった。互いに、仕事場にしかネット環境がなかった頃でさ。
専ら、情事の合間に話をした。表で会うことが少ない分、そっちの記憶が多い。
話すことはごく普通、共通の仕事とか互いの近況とか。趣味や将来の話もした。
この辺の話題は、誰が相手でも同じかぁ・・・あ、悩みを打ち明けたりもしたナ。
タイプじゃないけど、話をするのは面白かったよ。さて、この間柄を何と言う？
・・・・・。
『友達』の定義はさておいて、性行為を伴う関係についての、彼の見解はこうだ。
「オンナって、どうしてセックスの見返りを求めるのかな？それって変でしょ？」
「ヤラレ損とかって言うじゃない？あれどうゆうこと？自分もヤッタんでしょ？」
「ヤルためには、ヤラレタら、愛してくれなきゃ、守ってくれなきゃとかさ・・・」
「売春ってほどシリアスじゃないけど、ヤルんなら奢るべきってのもどうかな？」
私は正直、耳が痛かった。彼の言い分に思い当たったし、ほぼ理解も出来たから。
愛している男と寝るラブホ代を出す用意はあっても、その他の輩にソノ気はない。
細かく言えば、Ｍ魚をコマすのに金は出すけど、セックスには金は出さない（汗）
唯一彼の見解と同調出来るのは、ヤッタからって恋人面はないぜってトコだけど。
「キミにはそういうトコがないから、同志だなって思ってるんだ、初めから・・・」
彼が、「友達」よりも「同志」を強調した言い分に、曖昧に肯くしかなかったワ。
「ＳＭと恋愛」という回覧板が廻ってるのを、人様んちの玄関で見た。あちゃーッ
スネに傷持つオバハンは、それを横目に何喰わぬ顔して、実は内心ドキドキとか。
昔こーんな大怪我してサァてな自慢話は、卑しかろう。私の傷は、決着している。
あぁそれでも姑息に覗き見をする。そして独り勝手に、またも我が身を振り返る。
・・・・・。
そも、恋ってのは勝手なモンだ。自分ひとりでトキメイテりゃいい。簡単さぁ。
ミッキーマウスに恋をする。ＯＫアリだ。寝ても醒めてもミッキーちゃん。ヤー！
でもね、ミッキー相手でも、夢中になれるってのはスゴイ事だぜ。オトナにはサ。
もちろん、ミッキーが自分に恋してくれることはない。それでも、恋だろ？恋。
恋する相手がミッキーでなくて、考えたり動いたり喋ったりする人間ならどうだ？
それも、もしかしたら自分のこと気に入ってくれるかも、ってな可能性があって、
しかも、相手の考えや動きや言葉を身近に感じられて、こりゃスッゴイ刺激だろ？
刺激ってのは、心や体を興奮状態に導くんだ。恋するのが、気持ちイイ訳だよね。
恋してる状態ってのは、ちょっと馬鹿になることだ。これって喜ばしい事だよネ。
分別のつくイイオトナが、たかが恋で揺れる事が出来るのさ。心のエクササイズ。
馬鹿になることを怖れるな。力抜かないと、筋傷めるよ？素直に身を任せること。
凝り固まった心の筋肉をほぐすんだ。新しい酸素を吸い込んで、代謝を良くしろ。
・・・・・。
恋する醍醐味を、私なりにワカッテはいる。けど、実の所、あまり恋はしないナ。
来し方に恋をしたのは、たったの三名。うち、ＳＭ関係ではふたり。お粗末（笑）
「犬」と「かつての恋人」には恋をした。酔っぱらう程揺れた。気持ちヨカッタ。
今居る「古い奴隷」と「身近な奴隷」には、恋してないよ。私的観点で言うとさ。
無理して、恋するのを避けてるんじゃないぜ（笑）偶々、そうなってる。でしょ？
キミらのことは大事に思う。愛しているし、キミ以上にキミのことを考えている。
ああ、そうね。キミのことを真剣に考える立場が、恋をすっ飛ばして愛となった。
んー、綺麗過ぎる言い回しが我ながら嫌だけど、ま、そゆことにしといてヨ（笑）
たださ、将来的にはどうなるかワカンナイヨ？キミに夢中になるかもしれない（笑
え？今は夢中じゃないのかって？・・・あはは、夢中じゃなくて一生懸命なだけさ。
また、インチキ臭い言葉を吐いてるな、私（笑）キミらを騙くらかしてばっかだね。
ま、当分夢の中にいらっしゃい。私をすっかり理解しようなんて思わないコトよ？
・・・・・。
その一方で、奴隷たちには、熱烈に恋することを望む。私に、夢中になって頂戴。
その為に、私は沢山の言葉や行動を費やして、彼らがより傾倒するべく仕向ける。
恋は、相手に従順になる原動力ナンダ。自らを手放し、素直になる根拠になるワ。
私のあらゆることが、彼らの柔らかな空洞に流れ込んでいく。そう希望している。
ただ、どれ程本人が恋い焦がれてると思い込んでたって、そううまくはイカナイ。
誰だって、これまでの自分に誇りを持ってるし、誰彼に干渉されるのは嫌だしね。
ちょっと位のぼせて馬鹿になったところで、元が自意識の強い彼らのことだもの。
だから、それを凌駕する位の恋の激情が必要なのね。狂信的ともいえる程の恋。
・・・んまぁ、私の場合、狂信される程のタマではないので、騙してるとも言う（笑）
けどま、騙されてでも恋は恋。恋もて私の愛に応えて頂戴。頼んだわよ、おほほ。
・・・・・。
恋愛感情において、相互に呼応しない状態を「恋愛」と呼ぶかどうか解らないけど
私の場合、主に私の身勝手な観点からは、こんな具合になっている。
実のところ、二代目ビッグパール�兇蓮¬い世�例のお道具箱の中に納まっている。
いやぁ、すっかり出動の機会はないんだけどね。まだ動くから捨ててないだけ（笑
・・・ここで、勘のいい方ならば「アラ、殆ど使ってないのね？」とおわかりと思う。
ま、そゆことダ。耐久性に乏しい我がまんこには、やっぱキッツイのよね（笑）
それにね、今更の話だけど、ディルド型バイブが大好きってんでもないのね、私。
念の為に言うと、機械的なバイブレーションは好きなのよ。アレは素晴らしいワ。
特に二股バイブのクリ舌ったら、最高！あすこだけチギって使いたい位だわねぇ。
実際、竿が動かなくなった三代目バイブは、またもクリ舌専用機になり果ててる。
そうそう、この三代目ったら、ロクに使わないうちに壊れたんだ。悔しかったヨ。
ビッグパール�兇茲蠅盧擔箸如▲侫�ルムも良くて、楽しみにしてたのにサ。ちぇ。
コードのないタイプ。リモコン部を開けて弄ってみたけど、駄目だった。クソー！
バイブって壊れるように作ってあるって言うけどサ、コリャナイジャン。金返せ。
その点、安くて、扱い易いローターはエライねっ。壊れても納得。消耗品だもの。
ストッキング買うみたいな感覚かな（笑）もう何個も買ったし、何個も捨てたネ。
手軽なオナニーにも使うし、セックスの時も、補助具として重宝だ。使えるよぅ。
因みに、尻穴に詰めてファックするとグー。互いにやると相乗効果でモァベター。
・・・・・。
Ｍ魚を責める道具としても、バイブは必須だ。やっぱローターの出番が多いカナ。
それで沢山必要なワケだ（笑）だってさ、色んな所、同時に責めたいじゃん。あは。
大抵は、シンプルなローターを各所に粘着テープで固定する方法を採るんだけど、
小技の効いた奴も持ってるよ・・・でもね、結局使い難いの。無駄遣いだったわね。
唯一、買って正解！だった優れモンが、『Ｐラビア』ってヤツ。これはイイヨー。
シリコン製の小さなサックの中に、ローター位の大きさのモーターが入ってるの。
サックの中に指を差し込んで、丁度、指人形みたく扱うんだけど、ワカルカナ？
こう、指が伸びて、更に先っちょがバイブする感じナノ。想像してみてね、うふ。
この商品の本来のコンセプトは、「女性が女性の為に創作したバイブ」なんだけど、
そのカタチを見た時に、閃いちゃったのよ。これって、アナル責めに最適ダワァ。
もちろん、Ｍ魚に下ろす（笑）前に、自分のまんこで使用感は確かめたわよぅ（笑）
もし自分用にも気に入れば、も一個買うつもりだったけど・・・つまり下ろしたの（笑
いや、あくまでも私に適さなかっただけで、一緒の持ってる友人は最高！らしい。
それと、ずぼらな私は、男の指に填めてヤって貰ったんだけど、後で苦情が来た。
指先がかぶれたんだって・・・ま、彼の体質のせいだと思うけど、悪かったわね（笑
それが証拠に、私の指はかぶれた事ないもの。もう頼まないから安心してイイヨ。
・・・・・。
あとＳＭプレイで外せないのが「飛びっこ」みたいな、ワイヤレスリモコンのやつ。
今や、飛びっこシリーズは随分とバリエが増えたけど、私が持ってるのは二種類。
シリーズ初代のどピンクの奴、持ってるよぅ。あと、ショーツに入れる奴とね。
どっちも、当然Ｍ魚のアナル用。あはは、好きダネ、私も。でも欲しかったんだ。
こういうギアを手に入れると、発想が湯水の如く湧いてきて、ホント面白かった。
どんな愉快な出来事が起こったかは、また後日の記事にしましょ。乞う、ご期待！
＊＊＊
『Ｐラビア』はここで買えます。→ Love Piece Club
ソイツは宅配便でやって来た。ウチの子になる為に。嫁入りならぬ婿入りサ（笑）
ソイツの名は、ビッグパール�供�紫のボディに、素っとぼけたインディアンの顔。
何の変哲もない紙箱に納まって、何喰わぬ顔をして届けられた。極めて事務的に。
差出人は、セックスの関係にあった男友達。いや、予め連絡は受けてたんだけど。
「結婚することになってサ・・・」彼は電話でそう言った。タノミガアルンダヨ。
「アレが家ん中にあるのはマズイでしょ？」あはは、そりゃそだね。それで・・・？
「捨てるのも忍びなくてね、アレを一番気に入ってたキミに貰ってもらおうと・・・」
「あ、世話になったものね。いいわよ。荷物にして送って頂戴。」そんな成り行き。
私んちに来たソイツは、私専用だったワケじゃない。色んな女に使われてた筈だ。
けど、私にとっちゃ「初めてのバイブ」だったのネ。にしては、ハードな奴だったナ。
彼の部屋で目にしたソイツは、想像以上にグロくて吃驚したよ。デッカイしね（笑
でも、昂まった頃にあてがわれると、ぐぃぐぃ飲み込んでけるの。ヨカッタワァ。
・・・・・。
お古にしても、初めて自分の持ち物となったバイブ。ワクワクとオナニーに臨む。
あぁ、このクリ舌がイイノヨネ。竿の部分を握り締めて扱う事に、妙に興奮する。
あぅ…でも、あんまし当ててるとすぐイっちゃう。んじゃ、そろそろ入れよかナ。
普段と違う状況に昂まり切ったまんこは、ローションなしでもＯＫな位濡れてる。
ソイツの根本を掴み、人形の頭を入り口に当てる。力を込める。抵抗がある。ん？
指で、陰唇をぐっと開く。再度挿入を試みる。ん？・・・やっぱり駄目。入らない。
・・・ソウナノヨ。結局、ソイツは自力でハメる事が出来なかった。意味ないじゃん。
ヤッて貰ってたから入ってたのね。漸く納得して、ソイツはクリ舌専用機となる。
それでもま、ケチな私のこと、機会を得てはソイツを使って貰ったの。他の男に。
当時仕事用に使ってたデカイ鞄の底に、ソイツを納めてサ、情事に赴くワケだ。
んまぁ、ゆきずりだと「保険」の意味もあったかもね。本物が使えない時のサ（笑）
酷い話と思うかな？あはは。イイノヨ、モノは無駄にしないこと。私のモットー。
・・・・・。
しかし、その後ソイツは敢えなく昇天した。私自ら、ソイツのコードを切断した。
勿体ないと思ったヨ、もちろん。けど、その頃交際してた恋人の為に、そうした。
たかが、バイブのことで喧嘩するのは避けたかった。・・・ナンダソリャな話でしょ？
てのもね、恋人がソイツに嫉妬したのよ。正直に話した私も私だけどさ。あはは。
捨てろ、と言われたので、捨てた証にブチ切ったリモコン部を物証として見せた。
流石に本体を見せるのには、躊躇いがあったのね。うふふ、可愛いモンだ、私も。
で、あっさりと本体部も捨てたのよ、実際。燃えないゴミの日に。何気なく（笑）
だって、その頃には、恋人自身が持ち込んだセックスギアが手許にあったからサ。
記憶を辿ると、多分、バイブを買うと予定する恋人に「それなら、持ってるワ」と、
更には、その由来まで言及んだのが、彼にヘンな嫉妬を呼ぶきっかけだったのね。
だから、晴れて初代を反古にさせた彼は、勇んで己の分身（？）を求めに行った。
私は、逢瀬の食事を調えながら、彼が新しいブツを携えて訪れるのを待ってたワ。
・・・・・。
でさ、やって来た二代目バイブ。目にした途端、笑っちゃったわよぅ。あっはは。
んまぁ、奇遇ねって感じ。・・・だって、それも紫のビッグパール�兇世辰燭鵑世發痢�
| 2001年09月16日(日) |
愛もてテキストを綴ろう |
ガッコのおベンキョとしての「国語」。成績をつける為に、テストがありました。
しっかし、国語のテストってのは胡散臭かったですよね（笑）設問の立て方とか。
例えば、詩歌において「この主題を５０字以内でまとめなさい」とか。うむむ〜。
言葉の、まして詩歌の受け取り方なんて人それぞれなのにね。正解はあるのか？
ま、作者にとっての正解はあるんですね、実際。何をか言わんとして綴っている。
けれど、一旦手を離れた言の葉が、手にした他人に何を思わしめるか？ってのは、
予測不能な領域です。もちろん、なる丈伝えるべく、言葉を選んでいるにしても。
殊に詩歌においては、隠喩だの反語だの省略だのの思惑が文言に込められます
だから、詩歌の読みとられ方については、作者も一種の賭をしているとも言う（笑
・・・・・。
ここ数日の私的諸般の事情にて、「Ｒに捧ぐ」という散文詩を断続的に掲げました。
ご覧頂いた方には、分かり難い記事だったと思います。今更ですがお詫びします。
それでもなお、各々様に親身にご理解頂いた事に感謝するとともに、各々様なりの
「受け止め方」についても、謙虚にありたいと思います。有り難うございました。
しかしながら、作者の悪あがき、まるで無粋な所業と自覚しながらも、今いちど、
私の主題した所をご説明申し上げたいと思います。イヤハヤ、申し訳アリマセン。
我ながら、みっともない真似ダワネと呆れてます。ただ、言い訳がましいですが、
主題が、「Ｒ」なる私の大事な友人にあるをもって、ご寛恕頂ければ幸いです。
・・・・・。
Ｒと出会ったのは、もう５年も前です。共通の友人を介して、電話を頂きました。
どこか不安定な印象を受けました。それは、後に対面を果たしてからも続きます。
不思議でしょうがなかったです。３０半ばにもなって、ドウシタンダロウって。
当時、彼女に言われた言葉をよく憶えています。アナタって邪気のないヒトね・・・
穿った捉え方でしょうけど、その評価は「私には邪気があるのに」と聞こえました。
実際、付き合いが進むにつれて、私には彼女がいよいよ解らなくなっていきます。
もちろん、同時に色々見えてくる物もあり、やがて私は一つの結論に達しました。
Ｒは、彼女に内在する多面的な自身を、様々な場面でアウトプットしてるのだと。
誰もが多面的な自分を内包しますが、これを表に出すのは、容易ではありません。
特に、ネガティブな部分を人目に曝すのは勇気が要るし、常人はしたがりません。
それを易々と行うＲに、私は類まれな才能を見ました。羨ましいとも思いました。
一番最初に掲げた「Ｒに捧ぐ」は、この才を称えたいと著した物です。友人として。
・・・・・。
Ｒは今、表現者として生業してます。この５年、自ら環境を一変させた結果です。
彼女の才能が世の中に発信されるのは、本当に喜ばしいことと、応援しています。
けれど、表現者たる常として、Ｒが悪意ある批判に晒されることもあるのですね。
とりわけ、アグレッシブにエロを表現するＲに対する非難は、容赦ないでしょう。
「Ｒに捧ぐ��」は、逆風の中で戸惑う彼女にエールを贈ることを意図しています。
「エロを蔑むオトナ」は、エロが主題だというだけで、Ｒを否定する人を指します。
各人が主体たるエロを、一般論に頼り、他人事の様に語る彼らについて「貧しい」
と感想し、更にはＲのエロにまで、そのやり方で干渉するを貧しいと表してます。
これを「客体においてもなお」と表現しました。敢えて反復する語を省略してます。
つまり、XPさんのご質問にあった「貧しさ、虚しさ」は、私の主観の部分ですが、
「相対論／主体／客体」といった言葉を弄した為に、混乱を招いてしまいました。
んー、手に余るシカツメラシイ言葉を用いたツケが廻ったようです。スミマセン。
当段落以降の蛇足な解説ですが、二段目は私自身がエロを肯定する姿勢を表し、
４段目はＲの表現者たる姿勢を、５段目はＲと批判者の対抗についての感想を、
６，７段目は「勇者」たるＲの姿勢を称え、最後の目撃者とはＲの支持者です。
・・・・・。
続けて掲示した「Ｒに捧ぐ��」は、彼女の私的な部分を私なりに暗喩した詩です。
グリム童話の「いばら（＝眠り）姫」に題をとって、彼女を姫になぞらえています。
これまでの付き合いで見聞きした、彼女の生い立ちや心象を抽象的に著しました。
その上で、彼女の安らかで幸せな将来を祈る言葉を捧げたいと意図しています。
その祈りを、最終二段に込めています。彼女に良きパートナーが現れて欲しいと。
「遠き国より出し王子」は、元の童話の通り、彼女の恋人たる男性を指します。
その恋人に、長年彼女を苦しめてきたトラウマや苦悩を断ち切って欲しいと願い、
つまりは、彼女自身に眠れるような穏やかな幸いが訪れて欲しいと願っています。
・・・・・。
長々とツマラナイ解説につき、お読み頂き有り難うございました。 m(__)m
・・・で、当記事掲題は、いつも自戒として胸に留めている言葉を掲げてみました。
姫の産着は、さらしの木綿。その柔肌にちくちく刺さる。
それで、幼き姫は眠れない。いくら、乳母があやしても。
ああいたわしや、不憫な姫様。招かれざる妖精、祈りを捧ぐ。
いついつまでもお健やかに。いついつまでもご存命で。
家臣はほっと胸をなで下ろす。やれやれこれで、ひと安心。
なぜならば、姫のお命危うき折には、あわや己の首が飛ぶ。それに
寝ない、食べない姫様に、ほとほと手を焼いていたものだから。
十五の春を迎えても、姫は未だ眠ることを知らず。
ただひたすらに目を開いて、あらゆる事を見聞きしてしまう。
世の中にはきっと、ずっと知らなくてもいい事があるはずなのに。
永遠の命を約束された姫はしかし、身の程知らずの知りたがり。
・・・あの高い塔のてっぺんには、何があるのかしら？
またも余計な誘惑に身を焦がす。未知の危険に魅せられて高みに登る。
＊＊
グリムが語るとおりなら、ここで姫はめでたく永い眠りにつくことになる。
老婆の奸計、凶暴な糸まき、乙女の純情刺し貫いて、哀れ姫は沈黙する。
・・・・のだが。
＊＊
天に近いその室で、姫に啓示がもたらされた。まだ、眠ってはならない。
見渡す景色に絶望する。自分は何てちっぽけで、何と不足していることか。
焦燥感に身悶えながら、今はただ、安寧に眠りにつくことに憧れるしかない。
ああ、その願いが叶うまでに、どれほどの世事に身をやつせばいいだろう？
悩める姫を癒すのは、つかのまの白昼夢・・・覚醒しながら見る夢の数々。
呪いが契った残酷なさだめは、容赦なく。ああいたわしや、不憫な姫様。
遠き国より出し王子よ、唯一無二の剣を、いざ振るえ。
城を囲む茨を断ち、邪な妖精を切り捨てて、高い塔に上れ。
呪われた姫の白き喉輪に、その刃の切っ先を突き立てよ。
そしてどうか耳を傾けておくれ。
苦しげに鳴る喉笛の下、生まれて来し方、初めてたてる寝息の安らかな響きに。
そして出来るなら、閉じ忘れた姫の瞼をそっと押さえてやって欲しい。
エロを蔑むオトナは卑怯です。
相対論で主体を語る貧しさ。客体においてもなお。
自らを裏切りながら生きる空しさ。
豊かに増殖した細胞のそれぞれを差別してはなりません。
変容も死滅も、奪われてさえ、らせんのゆくえ。
カタチづくられる宇宙。慈しむべきなりたち。
（流れる血は赤くやがて凝固し、滴る液は粘ついてやがて腐り、匂い立つ。）
隔たりなく目を凝らし、耳をそばだてて、
畏れることなく、潔く、意志を持って語ること。
誠実で主体的な在り方は、あまりに力強く、美しく、
圧倒される者達は、抗うすべなく遠巻きに眺めるよりほかないのです。
握りしめた刃の切っ先の目指すところも知らず。
両刃の剣を真っ向に構え、みじろぎもせず立つ勇者に幸いあれ。
泥の中にすっくと萌え出たマングローブの若木のごとく、
ひかりさす彼の地に祝福される芽生えにも似たあなたの自我（宇宙）。
歓びをもって目撃し続ける者にもまた、幸あらんことを。
海の向こうの遠い街。
そこへは行ったこともない。
身近なひとも住んでない。
飛び交う言葉もわからない。
テレビに頼り、漸く距離が近くなる。
ただ、それだけのことだ。
同時通訳のうわずった声に、煽られる。
ただ、それだけのことだ。
けれど
どれほど身近でなかろうと、
どれほど馴染みがなかろうと、
どれほど政情に疎かろうと、
悲しみが、心に積もる。
胸が苦しく、塞がれていく。
ただ、それだけを根拠として、
失われた命のために、祈りたい。
ナツミと出会ったのは、やはりＳＭのツーショット番組だったと思う。昔の話だ。
女名前を名乗ってるけど、男性回線からかけてたよ。それで繋がったんだけどね。
端っから女みたいな裏声で喘いでて、そん時は何だかソソラレて電話プレイした。
見知らぬ者同士だから、相当滅茶苦茶な会話をしたっけ。凄く面白かったねぇ。
Ｍ魚には、女として苛められたいって願望を抱く奴がいて、ナツミはこのタイプ。
ベタな話だけど、尻穴をまんこに見立てて「アタシを犯して・・・」とか言うわけさ。
電話の最中にケチャップ持ってこいとか言ったな、私。これはよく憶えてる（笑）
「ナツミは女の子のくせに、生理も来ないの？」なんて展開で。酷い思いつきだワ。
んまぁ、つまりは「ナツミの尻穴にケチャップ塗れ」ってなエゲツナイ命令をして、
「おねーさま、ナツミ、とうとう生理になっちゃたぁ・・・嬉しいぃ」なんてノリで、
「生理なのに犯されたがるなんて、ナツミのまんこは淫乱ねっ」てな言葉嬲りで。
ま、実際電話の向こうで彼がどうしてるかに関係なく、変態な対話を楽しんだの。
・・・・・。
結局、その後、何度か電話をやり取りするうちに、直に対面することになった。
まぁ、初回が変態じみてただけで、あとは割と普通の会話をしてたのね。だから。
自己申告通りにヒョロヒョロと背が高く痩せっぽちの、暗い印象の男の子だった。
あ、そん時は男の恰好で現れたんだよ。街中で女装する勇気はないんだって（笑）
家の近所なら時々女装して歩くそうだ。ただ、露出趣味とはちょっと違うみたい。
どうも、ずっと男でいるのが辛いらしいのよ。それで、一時女に変身すると言う。
だから、私とも女同士の友達付き合いみたいになって、それを嬉しがってたわね。
婦人服を一緒に買いに行ったり、お裁縫の相談をしたり、コンサート行ったりさ。
っても、ナツミはゲイじゃなかったの。当時も極普通に女の子と恋愛してたしね。
もちろん、出会いのきっかけだった「女として苛められたい」って性癖はあるのよ。
彼の場合、性欲に無関係のＴＧ傾向と欲情しちゃう女装Ｍ願望を併せ持ってるの。
ややこしいけど、こうした傾向の男性は、それ程珍しくない。Ｍ魚の中ではね。
・・・・・。
そのうちに、ナツミの部屋に遊びに行くようになったの。小さなアパートでね。
そこで、秘密のコレクションを見せてもらった。可愛らしい下着やストッキング。
通販でコツコツと買い集めた、その宝物達が、綺麗な箱にぎっしり並べられてた。
お洋服もあったナ。どれも少女趣味なの。女装の子の特徴だわね。笑っちゃった。
コンナノモアルヨと手渡されたのが、革製の手枷や足枷。やっぱ買っちゃうのね。
驚いたことに、どれも裏地にフェルトが張り込んである。自分で加工したってサ。
「だって、ストッキング破けちゃうじゃん」と真面目な顔で言う。あはは、そだね。
「枷してヤってんの？」と訊くと、照れ臭そうに笑って、部屋の鴨居を指さすのよ。
促されるままに目をやると、あちこちに枷を括りつける為の金具が打ってあるの。
あぁ、この部屋でナツミは夢を見てるんだなって思ったら、急に胸が詰まってさ、
彼の細い手首を取って、枷かけて、鴨居から吊しちゃったんだ。足首も同様にね。
ナツミも少なからず期待してたのかな、なすがままで、息を荒げて、声を上げて。
・・・・・。
でもね、私達の行為は、程なく終わったの。どっちが悪いってんでなくて。多分。
凄くシャイなナツミ。途中でうっすらと笑って「アリガトウ」と言った。それでね。
ゴメンとは言わなかった筈よ。だから、また私達は、ただの友達同士に戻ったの。
ねぇ、服の取り替えっこ、楽しかったね、ナツミ。・・・も一度、会いたいね。
＃ＴＧ＝トランスジェンダー。
性同一性障害ほど深刻ではないが、性別違和を感じて、反対の性を望む
そう、その女。
化粧をし、お洒落をし、物腰柔らかく、暖かな微笑みを湛え、
賢明にして思慮深く、また謙虚に大人らしく振る舞う、彼女の中に、
一体、どれ程の生き物が住んでいるのだろうか？
・・・・・。
例えば。
鼻水を垂らし、お漏らしをし、お洋服を台無しにして、
親に叱られ、夕飯時まで泣きじゃくる、年端のいかない女の子。
甘えたくってダダをこね、構って欲しくて嘘を付く、こませなガキ。
淡い恋心。振り向いて欲しい男の子に、何て言ったらいいのか、ワカンナイ。
近づいてみるものの、後ろから膝かっくんをして、ケラケラ笑って逃げてしまう。
そして思春期。処女の憂鬱。男への恐れ、憧れ。
その小さな身体に抱えきれないほどの想い。未だ引きずる少女。
やがて子を孕み、産み落とした瞬間から、母という役目を負わされた。
幸せと不幸せが一度にやってきて、戸惑いながら、親ぶるコドモ。その葛藤。
女の歴史が、幾通りもの自分を創り出し、女一人の中で同居を余儀なくさせる。
・・・・・。
同居しているのは、なにも人の姿をしたものばかりではない。
それは、ケモノ・・・？
あるいは、魔物・・・？
何で、一緒に住み始めたのかはわからないけれど、
気が付いたら、そこにいた。
闇の中で目をぎらぎらさせて、爪を研ぎ、
飢えた口から涎を垂らして、生の肉を欲しがるケモノ。
獲物を求めて、今にも駆け出しそうなそいつは、
時々、繋いだ鎖を引きちぎらんばかりに、騒いだり、暴れたりする。
明るいところが苦手な天の邪鬼は、
すきあらば、誰彼なしに暗がりに連れ込んで、
「お前は馬鹿だ！」とか「役立たずだ！」とか言い立てる。
厄介な同居人たち。「早く出てってよっ！」
と叫んだところで、一向に居なくなる気配はない。
・・・・・。
今話したそいつらは、
彼女の中の生き物の全てじゃない。ほんの一部さ。
誰もが人知れず、ワンダーランドを背負っているものだけど、
彼女のそれは、とんでもないスケールで。
だから、やすやすと色んな生き物を披露してくれてるのかも知れないね。
それを、私達はとても楽しんでいるよ。ありがとう。
そう、その女、Ｒ。
あんたは全く食えない女だよ。
いつも通りの言葉を贈る。賞賛と労いの気持ちを込めて。
| 2001年09月06日(木) |
人それぞれにして、幸い哉 |
身近な奴隷と交際を始めてから暫く経って、気付いた事がある。結構意外だった。
てのも、奴は、私が再々吐く言葉に凹んでるらしいのだ。「貧相だねぇ」て言葉に。
「手首細いねぇ」「痩せてるねぇ」・・・いや、奴はホントにそうなんだもの（笑）
まぁ、確かに良い響きではない。けど、凹まそうと思って、口にした訳じゃない。
奴が「体を鍛える為に、ジムへ行こうかと」と言い及んだ時には、ちと慌てたね。
「何言ってんのよぅ」と即時却下したさ。だって、私は貧相な体が好きなんだもの。
釈然としない風の奴に、説明を重ねる。「アタシは、オトコらしい男が嫌いでさ…」
「華奢で、弱々しい方が好みなの。つまり、貧相ってのは、褒めてるんだよぅ・・・」
本当にそうなんだ。ブス犬好みの人が「お前、不細工だなぁ」と目を細めるように、
貧相好みの私は「キミ、貧相だねぇ」と相好を崩している訳だ。ワカルカナ？（笑）
好みのタイプなんて、人それぞれさ。毛深いのが好きな人も、嫌悪する人もいる。
こんな私を好きなキミがいて、貧相なキミを好きな私がいる。幸い哉、幸い哉。
・・・・・。
さて、私は今や「禿の女房」だ。が、私は決して「禿好き」ではない。悪いけど。
ま、禿が大嫌いな訳でもない。どっちでもいい。自然の摂理だもの。納得してる。
とは言いつつ、禿の男とは寝たことがないなぁ・・・んーやっぱ嫌いなのかしら（笑）
ただ、ひとつ言えるのは、私の好むＳＭプレイ的には「不便」（笑）と思う。ナゼカ？
だってさ、掴む所がないジャン、あはは。プレイでの、髪の毛の存在は重要ナノ。
いつだか、新規のＭ魚とラブホに入ってから、「実はボク、カツラなんです・・・」
と告白されて、一気にやる気が失せた事があったナ。もっと早く言ってくれよぅ。
プールも風呂も大丈夫ですっと力説してたけど、引っ張るのはヤバイだろう（笑）
一方、ヅラならではのＳＭプレイを好む奴も居る。禿頭の露出好きってとこかな？
てか、奴のマゾヒズムは、不幸にもヅラが吹っ飛んだ事件から芽生えたんだって。
妻にさえ隠すコンプレックスが衆目に晒された途端、快感が突き抜けたらしい。
以来、ヅラ露出という活路を見いだした。災い転じて福となす。良き哉。良き哉。
・・・・・。
Ｍ魚としてモテルのはどんなタイプか？なんて、愚問を受けることがあるけれど、
それこそ、各人各様好みがあるさ。むしろ、Ｓ女の好みはワイドレンジだぜ（笑）
世間に月並みなモテル男が、当たり前にモテル訳もなく。そいつのＭ性以前にさ。
背が高いとか、顔がいいとか、男らしいとか、並の基準がまかり通らないみたい。
私のように「貧相好き」もいれば、デブで毛むくじゃらがイイわと言う女がいるし、
なるたけチビッコがとか、馬鹿で素直が一番とか、ウジウジした奴が好みだとか、
年齢にしたって、絶対年下派もいれば、年寄り好きもいる。因みに私は同年輩派。
この環境だけ見れば、Ｍ魚は恵まれてるゾ。未来は明るい。頑張れ！Ｍ魚諸君。
勿論Ｍ魚の好みも各々で、美人でスタイル抜群が女王様の要件ではないらしい。
ま、彼らの好みの方がフェチも入ったりして、Ｓ女側よりも細分化されてるカナ。
飛び抜けて巨漢とか、高身長とか、デカ足とか、体臭がキツイとか、毛深いとか。
ブスな女王様に苛められると萌え〜てな好みもあるよ。うむうむ、有り難いねぇ。
・・・・・。
つまる所、気に入ったモン同士で、好きな事をしてればヨロシって事だわね（笑）
私がネットで遊び始めたのは、自宅を常時接続にしてからだ。貧乏だからさ（笑）
夫は、もっと以前からやってたの。仕事場がメインで（笑）、家でも繋いでたワ。
当然の如く、ＳＭサイトで画像やポルノをＤＬし、チャットとかもしてたらしい。
femdomチャットに入ってみればと何度か誘われた。女王様はモテルヨだとさ（笑）
その頃に、暫くＰＣを共有した時期があるのだけど、そん時は笑ったね、マジに。
夫は大体無頓着というか、ちっと抜けてる所があって、履歴なんかもそのままで、
怪しいファイル名がずらずらと現れる。ま、開いてみやしないけど、まるバレさ。
単語登録も然りで、女の名が○○様って調子で出てくる。ハマってるのか？（笑）
・・・・・。
そういえば、以前にテレコミからの督促電話を受けたことがあったな。あはは。
「銀行の用があるから、振り込んでこようか？」と言うと、流石に辞退されたけど。
「督促はウマクないねぇ」と茶化したら、生返事してたヨ。イヤイヤ、可愛いネ。
テレコミの登録時の加入電話番号も、軒並み、夫に先に使われてた。いやはや。
・・・・・。
とまぁ、ネット遊びでも夫が先んじてたんだけど、漸く私も参入することになる。
チャットってのも、面白いじゃん。夫がハマるのも納得だ。確かにモテるわよぅ〜
オフ会にも出てみることにした。休日だったので、途中まで送ってヨと夫に頼む。
「＊＊のオフ行くの」と告げたら、やっぱ少し驚いたみたい。ア、ソウだって（笑）
＊＊ってのは、もちろんfemdomサイトだ。以前、夫の方から私に教えてくれた所。
イインジャナイ？とか言って、何喰わぬ顔をして、ハンドルを握ってる。うふふ。
っと、夫がぼそぼそと喋り始める。キタネ？「チャットで同室してないよねぇ？」
「してないんじゃない？」「ボクのＨＮ、●●なんだけど」「うん、大丈夫・・・」
もぅ、死ぬほど可笑しい。どうして、自らゲロっちゃうのさ。Ｍ魚は哀しいねぇ。
大丈夫って答えたけど、何が大丈夫なんだか（笑）結局、私のＨＮは告げぬまま。
夫は、この後家に帰って後、そのサイトにアクセスして、色々妄想するんだろう。
私も、バーチャルな夫と遭遇するのも楽しいかも、なんて不埒な事を考えたり・・・。
・・・・・。
そのオフ会から暫く経った頃、またも夫は訊いたのよ。助手席に座る私にさ。
「まだ、あそこでチャットしてる？」「うん」「んっと、キミ△△さんでしょう？」
ゲ、まだ気にしてるのネ。面白いなぁ。笑いが込み上げる。サァ・・・？はぐらかす。
夫の推測は大外れだ（笑）けど、教えないわよぅ、悪いけど。頑張れー。あはは。
・・・・・。
暫く留守にして、久しぶりに帰ると、夫の部屋が面白い事になってたりする（笑）
本人は隠してるつもりなのか、ちょっとした物陰に新しいブツを発見してしまう。
ひょっとして、見つかるの前提かしら？なんて、勘ぐってしまう。雑誌やビデオ。
束の間の夢をみてたのね・・・折り癖のついた頁や巻き戻ってないテープに思う。
そうそう、長期の留守後のお楽しみは、夫のひとり奴隷ごっこだ。こりゃ、便利。
帰り際に電話があって「何が食べたい？」と訊かれるの。例のオフ会来の傾向だ。
初めは吃驚したけど、その時は精々お世話になってみる。ま、ラクチンだしね（笑
やがて、沢山の出来合をぶらさげて、にわか奴隷が帰ってくる。あぁ、平和だワ・・・
・・・・・。
何だか、ホントにどーでもいい事をダラダラ話題しましたね。スミマセン m(__)m
| 2001年09月04日(火) |
Ｍ魚はせっせとアナを掘る |
Ｍ魚と対話している時の楽しみは、彼らが実に絶妙なボケをかましてくれる事だ。
意識して、突っ込まれる「スキ」を作ってるんなら大したものね。褒めたげる（笑）
でも、どうやら無意識にアナ掘ってるみたいなのよ。コレ、私の希望的観測かな？
んー、ま、いずれにしても、突っ込むのは好きだから（笑）精々穴を拵えて頂戴。
・・・・・。
過日、夫とＴＶを見ていると、彼が言った。「こういうのって、恥ずかしいよね？」
番組は、視聴者に募ったアンケートの回答を匿名で紹介しながら、進行していた。
夫が言う「こういうの」とは、自分の回答が公にされる事、を指しているらしい。
その瞬間、彼の言葉の根拠に思い当たる私。うーん、コイツ穴掘り始めたナ（笑）
「え？アタシはひけらかしたがりだから、紹介されると嬉しいヨ」普通に応答する。
「匿名なら、いんじゃないの？」ちょっとカマかけてみる。しばし、絶句する夫。
「ハンドルとかだと、どう？」復活した夫が訊く。あらら、そう来たか。答えて私。
「うん、別に・・・」「ハンドルって、判る人は判るじゃん、ボクの回答だって・・・」
「判る人が判ったって、問題ないよぅ・・・そのつもりのハンドルでしょうに？」
そう言葉を返しながら、笑いを堪える。「そうだけど、やっぱ恥ずかしいよね？」
やはりソコへ帰るのか・・・私は、彼の言わんとする事柄を確信し、次の言を待つ。
ややあって、夫が口を開く。「見た？」「何を？」「あれ」・・・あはは、遂に出たね？
・・・・・。
この数日前に、某ＳＭサイトで、懐かしい夫の筆名を見つけて、驚いたのね、私。
彼が、ＳＭ同好会の主宰として称してた名前。記事内容からも、夫本人と判った。
昔の恋人に再会したような感慨が胸を衝き、激しく動悸して、落ち着かなかった。
まるで宝物を見つけたような悦びが溢れ、誰かに吹聴したい気分に駆られた（笑）
ただ、本人には、それを告げようとは思わなかったの。だって、気マズイじゃん？
夫の文章は、あるアンケート回答の一つとして、ＨＮ付で紹介されてたんだけど、
それに反響を受ける事自体を予測してない筈だもの。いかに身近な妻からでもね。
いや寧ろ、ＳＭの関係のあった私だから、知らんふりして眺めてようと思ったの。
・・・・・。
「あれ」と言われて「アレッテナニ？」てな意地悪をするのも、確かに楽しいが、
ひとまず家庭内平和を優先して、私は素直に応答する。「うん、見たよ・・・あれ」
夫の頬に、みるみる赤みが差して可愛らしい。「いつ？」とか訊いてるよ。あはは。
「んー、最近かな？」「すぐ判った？」「判るよ」その場凌ぎの会話が、暫く続く（笑）
内容へのコメントを求めてるんではないだろう。出来事自体を納得したいのよね？
「もう何年も経つから、あの名前の神通力は失せてるよぅ」ちょいと口添えする。
「単純に、世のＭ男性の為になればと思って回答したんだよね」うん、ワカッテル。
「でも、名前まで出るとは思わなかった・・・」またも夫は、念を押すように呟いた。
・・・・・。
でもさ、私は、夫があの名を再び使った事こそが、何だかとても嬉しかったのよ。
今も夫の魂は、femdomの夢を見てるだと、まだ壊れないでいるのだと、わかった。
私達が失敗へと辿った歳月が、時を経て、夫の中でも熟成され、受容されている。
そして今、私達は各々のやり方で、経験を自他に生かす志で繋がってるんだね。
多分気付いていると思うけど、同じサイトで、私もまた文章を綴っているわよね？
だけど、ごめんね。私はきっとゲロしない。アナタみたく、自ら穴は掘らないワ。
「見た？」とか「判った？」とか、絶対言わない。だって、気まずいじゃん？（笑）
てか、アナタの方が、その辺に再び穴を掘るのを待ってたりして（笑）・・・うふふ。
| 2001年09月03日(月) |
こんなカラダに誰がした？ |
何度か話題してるが、私はまんこの粘膜が弱い。激しい使用に耐えられないの。
これはエロな私には相当辛い。挿入命とは思ってないけど、やっぱハメたい（笑）
ハメれば、がっつり味わいたい。けど、それを貪る為には弱すぎるんだ、粘膜が。
心も体の中心部もモットモットと欲してるのに、ソコがギブアップしちゃうのよ。
擦られるうちに、会陰部にヒリ付く様な痛みが生じ、やがてプクッと腫れてくる。
こうなると、不快な痛みが性感を邪魔して、接合は、ただただ苦しいものとなる。
ちんこを抜いて貰い、その後の始末は、患部に触れないように、指でしてもらう。
自衛の為にローションは必携してるけど、なる時はなっちゃう。ホント悔しいワ。
これは、「あの一件」以来のことだ。あの時から、こんなカラダになったんだ。
・・・・・。
当時は、私のテレコミ遊びも相当手慣れたものになって、ほぼ日常化してたのね。
慣れが勘を養い、その頃は、待ち合わせた男を遠目に判別できる位になってた。
ケータイとかない頃だから、予め聞いた互いの体型や服装を目標に会うんだけど、
どういう訳だか、そういうの関係なしにわかっちゃうのよ。オカルトだわね（笑）
で、そん時のそいつもひと目でわかったんだ。でも、暫く向こうの出方を見てた。
だって、私は良くても、相手が私をＮＧって事もあるからさ、この辺が仁義（笑）
が、幸いに向こうも私を気にしてるのがわかった。ヨシャ、そろそろ行くかな・・・
私は、基本的に自分から声を掛けたい方。その瞬間の相手の表情が楽しみなの。
っと、その時、奴が踵を返した。あれ？奴が送ってきてた秋波はナンダッタノ？
呆気にとられて、奴の背中を目線で追う。んー、どうも釈然としない。オカシイ。
収まりがつかずに、奴の後を追う。電車に乗る奴を、更に追う。ハンター気分だ。
念の為、違う車両に乗り込み、連結越しに奴を見張る。奴は気付いてるだろうか？
結局、次の駅で奴は降りた。が、その時私は確信したの。奴が私を煽ったことに。
だって、奴は降り際にこちらをチラリと見たんだぜ？一気に愉快な気分になった。
これぞゲーム。やるじゃん？アイツ。何としてでも、もう一度呼び戻さねばっ・・・
互いの電話番号は交換済みだった。連絡アルカモ？一旦自室に戻ることにする。
・・・・・。
奴が自室に帰る時刻を見計らって、電話をかける。案の定ちゃんと出る。ホラネ。
「ナンデ帰っちゃうのよぅ？」「ワカッタ・・・？」「も一回出てらっしゃいよッ」
かなり強引なやり取りの後、電話を切り、私は再び、待ち合わせの場に出向いた。
定刻通り、奴はやって来た。もう有無は言わせない。無言の笑顔で待ち受けた。
傲慢に萌える私は、奴を振り返りもせず、ラブホへ向かう。ツイテクルハズダ・・・
私は、この成り行き自体に興奮していた。勝手に部屋を選び、物言わぬ奴を伴う。
部屋に入りざま、奴をベッドに押し倒す。私と同じ位の体格。易々と奴は転がる。
ベルトを外し、ズボンの前をはだける。ビキニの上からはみ出す亀頭。ホラホラ。
奴の太股に跨り、ゴムを素早くかけながら驚く。デッカイちんこダワ、入るかな？
しかし、その躊躇いも欲情には勝てず、私は下着を脱ぎ捨て、腰を降ろしてった。
会話もキスも愛撫も一切なしに、局部で繋がるエロに異常に興奮した。サイコー！
だから、ハメる時に裂ける様な痛みが走ったこともすぐに忘れ、行為に没頭した。
行為が漸く一段落した時に、局部から血が出ているのに気付いた。そして痛みに。
尻の下の布団を汚す鮮血は、中からの分泌ではない筈だ。切れた事を自覚した。
その出来事のあと、私のまんこはメッキリ弱くなった。すぐに痛くなり、腫れた。
そん時の奴のデカちんこも受け入れ難くなって、やがて縁が切れた。仕方ない・・・
・・・・・。
つまりね、アタシをこんなカラダにしたのは、誰あろう、このアタシだ（笑）
未だに後悔しきりだよ。あんな事しなけりゃサ、もっと楽しめたのにねぇ・・・。
二十年前、地方から東京に出てきたアタシは、
トーキョーなら何でも出来るかも、と思いました。田舎者らしく。
と同時に、トーキョーが怖くて、びくびくしてました。
新宿 ・ 歌舞伎町は、当時よく行ったトーキョーです。
あの喧噪の中を歩いているだけで、都会人になれた気がしてた（笑）
時が経ち、そこに金や色の猥雑さを見る頃に、足は遠のきましたが。
昨日のＴＶ画面に映し出された、火災事故の現場は、
当時のアタシのトーキョーを思い起こす、懐かしい風景でした。
それぞれの煩悩や夢をトーキョーに託した人達が、煙に巻かれました。
生地に遠く、暮らしの場から離れた、束の間の街で、
金と欲と色に懸命なおねえちゃんやオトコ達が、亡くなりました。
どんなにか悔しかったろうと、胸が痛くなります。
一刻も早く、ご家族や近しい方々と対面が叶うことを祈ります。
コンナコトニナッチャッテ、ツラカッタロウ・・・と、泣かれて欲しい。
トーキョーが愛しい人を奪ったのだと、怒りに涙して欲しい。
陰ながら、亡くなった皆さまのご冥福をお祈りします。合掌
ここ暫くの射精ネタ（？）で、男性側からの射精事情ってか、お話が伺えて嬉しい。
ちんこの生えてない私には、永遠の謎。射精自体の快感も、当然、実感ないしね。
こう、限界まで我慢してたシッコを、ジャーッと出すような爽快感かな？とかさ、
クリトリスでイく時の、突き抜けるような鋭い快感かな？とか想像してみるよ。
先日のNeiさんのご投稿で、雄の特性として「外敵から雌や家族や自身を守る為、
性交が終われば、すぐに素に戻るようにできている・・・」と、コメント頂いたが、
ヒトだって獣の端くれだもの、野性の名残があるんだろうね。特に性の場面では。
ってもさ、大方の人は安全な所でヤってるはずだから、余韻位は楽しもうゼ（笑）
ま、それでもやはり、セックスでイった後の身軽さは、男の方が優ってるようだ。
我が身を振り返っても、直後は息も絶え絶え、全身から力が抜け、殆ど動けない。
口が利ける程度に回復しても、筋肉は未だ弛緩したままで、木偶みたくなってる。
なので、男には精々世話を焼いて欲しいんだナ。いや、焼いて頂戴。ヨロシクネ。
・・・・・。
じゃ、オナニーしてイった後どうなのヨ？となると、コレが違うんだなぁ。あは。
ま、最近はアッサリとしかシないから、サクッと動ける。家事の合間に出来る（笑
仕事の能率が落ちて、ア、ソダ！って感じで、ヤル事あるよ。コリャ効果的（笑）
導眠剤がわりにスル時は、そのまま寝るけど、アノ後みたいな倦怠感はないねぇ。
もちろん自分でヤルのは、セックス時のオーガズムとは格段に深さが違うけどさ。
うーんでも、男とヤッてる時も、自分の指や男の舌や指や、玩具とかで刺激して、
つまり、ちんこと合体せずにイっちゃう事が再々だけど、そん時は動けないのよ？
うはー、何かゲンキンだなぁ、私ってば。やっぱ、状況や気持ち次第なのかもね。
確かに、ＳＭプレイで男責めてる時って、シッカリしてるな、私。心身共に機敏。
責めの成り行きで、肉体的なオーガズムを得る事もあるけど、すぐに復活してる。
ま、私のプレイのパターンは、ガーッと責めた後に、性的奉仕で締め（笑）なので、
そん時は、存分にイッちゃってマス（照）ぐったりするのも、セックスの時と同じ。
・・・・・。
一方、責められてる男がイった後はどうかってと、これがまさに「女」状態なのよ。
色んなイキ方あるけどね。頭でイッたり、尻穴でイッたり、もちろん射精もアリ。
で、どんな場合も、例外なくグッタリして、口も利けずに動けなくなってしまう。
女が激しくイク時みたく、過呼吸や痙攣も起こるし。性差じゃないなと実感する。
多分Ｍ側だって意識が、セックスのウケ以上に激烈な受動や依存を生むんだね。
ほら、女が絶頂して失神ってのに憧れたり、究極に思ってる人もいると思うけど、
Ｍ魚が、プレイ中に絶頂して気を失うってのは、さほど珍しいことじゃないんだ。
私も何度も見てる。衆目の中でオナニーして、射精と同時に失神した奴もいたネ。
ま、そこまででなくても、男だって、女みたく「イッたあと」を味わえるって事だ。
そうして欲しいとも思う。意識が戻った後のボンヤリした目つきなんてイイねぇ。
イッちゃった満足と恥じらいが灯る男の顔は、やたらに可愛いんだもの。うふふ。
ぐずぐずと床に崩れる男を見下ろして、心でガッツポーズしてる時もあるよ（笑）
・・・・・。
っと、ここでふと思ったんだけどさ、ゲイカップルの場合はどうなんだろうね？
性は男でも女でもいんだけど、やっぱ、ウケ側が動けなくなったりしてるのカナ？
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