- different corner -
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わかって、いたのに。
きみが、助けて欲しいときに、
助けてくれる人じゃないことを。
それどころか、
冷たく突き放す人だっていうことを。
仕方ないんだよね。
きみは一人で生きてきたから、
自分のことは無理やりでも自分でなんとかしてきた。
それを、他人にも実践させようとしているだけなんだよね。
僕も、いつもきみに救いを求めては
冷たい視線を浴びて我に返り、
結局自分でなんとかしてきた。
つい騙されるんだ。
きみの笑顔に。
もしかしたら救ってくれるかもしれない、と。
でも、伸ばした手はいつもはねかえされる。
どうせなら、いつも冷たい表情を
してくれていたならいいのに。
そうすれば、希望なんて持たないのに。
でも、きみだって他人にいい顔はしたいよね……。
誰にも期待しないように、
気をつけているつもりなんだけどな。
まだまだだめだね。
BGM : New York Minute - Don Henley
また、かけらを手にして
戻ってきたんだね。
完全体じゃなければ意味が無いのに。
僕はそんなもの興味がないのに。
少しずつ、手にいれては
僕に押し付けてくる。
あなたは、これは僕のためだというけれど。
それは本当は自分のためにしているのだと
僕はわかっている。
かけらをたくさん集めれば、
完全体のふりをしてはくれる。
でも、それは本物じゃない。
僕が欲しいのは完全体一つだけ。
そしてそれは、今のあなたでは
手に入らないもの。
もうこれ以上無駄なものを手にいれないでくれ。
そして、僕をほうっておいてくれないか。
BGM : The End of The Innocence - Don Henley
いつからだろう。
自分が何も無い空っぽな人間になったと
気づいたのは。
もともとそうだったわけじゃない。
でも、周りのことにかまけているうちに
方向がわからなくなって、
どこに行こうとしたのか忘れてしまったんだ。
今さら思い出したところで、
時間の無駄だってことくらいわかってる。
でも、このまま空っぽのまま
一生を過すには余った時間が長すぎる。
周りの人のように、
悪口を吐きながら、
毎日を生きるためにただ生きればいいのかな?
足を引っ張られて負けてしまった人間の
人生なんて、こんなものなのだろうか。
少し、くやしい。
BGM : The Last Worthless Evening - Don Henley
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