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2010年08月21日(土) |
忘れられればいいのに |
時々、あの場所のことを考える。
あの場所と同じ香りがしたときや、
あのときのことを思い出したときとか。
帰りたい、と感じて胸がぎゅっとなる。
でも今さらもう無理なのだ。
なぜそんなにあの場所に帰りたいと思うのだろう。
いい思い出なんてほとんどないのに。
たった一度守ってもらっただけで、
こんなにも変わるものなのか。
もう僕を守ってくれる人はどこにもいない。
だから、どこへ行こうと一緒。
ここにいて、余計なことはせず
日々をやり過ごして
全てが終わるのを待つしかないのだ。
そうわかっていても、
あの場所のことを考えると
奇跡がもう一度起こるんじゃないかと
思えてしまう。
いっそ、あの場所のことなんか
忘れられればいいのに、とも思う。
だけど、風があの場所の香りを運んでくるたびに、
胸が痛むのをおさえられず、
むしろその痛みに身を任せている自分がいることは、
僕が、一番よくわかっているんだ。
もう、あきらめているから
それでもいいと思っているかって?
そうかもしれないね。
BGM : The Edge of Heaven - WHAM!
約束は、守らない。
自分に都合の悪いことは忘れたふりをする。
相手の存在を無視したような発言をする。
要求が通らないと大声で相手を排除しようとする。
こんな場所にいて、どうにかなりそうだ。
だけど、身ぐるみ剥がされた僕は逃げることもできない。
でも僕はあんな人たちと同じものには
なりたくないんだ。
出口は、どこ?
掘り進めているつもりなのに、
自分がどこにいるのか、もうわからない。
助けてほしいと声を上げても誰にも聞こえない。
自分がどうなれば本当に救われるのかすら
わからなくなってしまった。
自分が救われる世界があると思うこと自体
間違っているのだろうか?
BGM : Hold on to the Night - Richard Marx
あなたが、僕のことを
銀行としか見ていないことは
もうわかっている。
でも、「銀行」はもう破産寸前。
もし、破産してしまったら、
あなたは僕をどうするつもり?
いっそのこと、破産してしまったほうが
いいんじゃないかとも思っている。
ねえ、どうするの?
BGM : Like a Baby - Wham!
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