雑感
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フォレットは20年来の好きな作家の一人だ。 昨日イギリスの書店に寄った。
ハードカバーでWorld without Endの最新作が平積みになっている。 舞台は13世紀頃のイギリスが舞台で、4人の少年少女の 数奇な運命が組み合わさっているらしい。 1000ページを超える大河ドラマだ。 ずっと以前に読んだThe Pillars of the earthの続編に 位置づけられている。 ゴシック教会を造る石工を主人公にした大河ドラマで ずいぶん気に入って読んだ。もう20年も前のことだけど。
新作を買おうかどうしようか迷った。ベッドサイドにも机にも 読まれていない本がたくさんある。 後ろ髪を引かれるようにして戻ってきたが、やはり気になる。 本は一期一会みたいなところがあるから、明日買ってこようかな。 しばらく、お昼休みは公園のベンチで読書にしようかしら。
仕事柄、味気ない文章ばかり読んでいるので小説の世界に 突入してみたい。
********** 今日、やっと買った。 確かに重い。人を殴ったら凶器になりそうというか、枕代わり になりそうな厚さだった。 35ユーロもしたがページ数で割ればコストパフォーマンスは いい。 早速、昼休みに近所のカフェで読み始めた。 ハロウィーンの日に貧しい女の子とその家族が 教会に集まってくる信者から財布を盗み取ろうとする場面から 始まっている。30分ほどで6ページしか進まない。 フォレットの大河ドラマはエンジンがかかるまでに100ページ くらいかかるのではないかな。 せっかく買ったことだし、お昼休みにできるだけ読み進めて みよう。
2008年05月15日(木) |
外国語はゲームのルール |
性格的に一つのことをこつこつやるのは合ってない。 ずっと続けていれば、今頃はそこそこのレベルまで行けてた と思うこともあるけれど、そういう風に自分ができてない ので、いろんなことに手を出しては撤退することが多かった。
外国語に関しても、ドイツ語を主体にしてしまったせいか、 英語との付き合いを切れず、フランス語やイタリア語なんか にもちょっかいを出しては、撤退するを繰り返している。
仕事の内容が変わって英語と接する機会が圧倒的に増えた。 とはいえ、ドイツ語も合わせて使っている。以前は ドイツ語⇔日本語 英語⇔日本語と独立していたのに、 最近はドイツ語⇔英語と日本語を介在させずに資料を作る 機会が増えて、慣れないリンクを構築しようと日々苦労して いる。 仕事だけに待ったは許されないので、そのうちちゃんとリンク できるようになるだろう。
先日、旅行でイタリアに行った。 南イタリアは英語がなかなか通じない。イタリア語を復習する 時間は機内のみの一発勝負だったが、辞書と簡単な会話集を 持参して目に付く単語を片っ端からひいていくうちに、段々と 言葉に慣れてきたみたいだ。 旅行者が発する言葉なんて基本会話集で事足りるけれど、 昔習ったことを少しづつ思い出したおかげで、旅行中はだいぶ 楽になった。 自分でもフランス語よりイタリア語の方が合ってるんじゃないか と思ってしまった。
外国語を使って生活しているので、外国語を語学と一段高めたような 呼び方はしたくない。 私にとっては生活道具であり、要するにゲームのルール集のような ものだから。
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