久しぶりにレースに参加した。ハーフはまだ無理なので７キロに
エントリーした。
マリア、ゲルハルト、ヨハンがきた。ゲオもお兄さんと妹を連れて
参加している。
７キロなのにずいぶん長く感じられた。ヨハンにはいつの間にか
パスされて、ゲオははるか前方。お兄さんにはかろうじて抜かれずに
ゴールした。とはいえお兄さんはハーフなので、年齢を考慮すると
すごくタフな人だと思う。

レースが終わって待ち合わせのレストランに向かったのだが当初の予定
どおり４人分しか予約が入ってなくて、ゲルハルトがマンフレッドを
連れてきたときは席が足りなかった。マンフレッドは悲しそうな表情で
すぐ帰ると言い出した。まずいなとは思って、このときに椅子を隣の
テープルから引き寄せれば良かったのだが、彼は既に外に
出てしまった後だった。ゲルハルトは知らん顔して席に着いていたが、
ヨハンが気にしてマンフレッドを追いかけた。
１０分くらいずっとヨハンが説得したようだったが、マンフレッドは
戻ってこなかった。予約をしたのも、マンフレッドを連れてきたのも
ゲルハルトだが、彼は何をするでもなくのんきな態度だった。

ヨハン曰く、もう少しマンフレッドが待ってくれたら、席を移動する
なり、椅子を寄せるなりして食事ができたのに５秒で傷つけられたと
感じるのは早急だったと。
私が、とっさに席を移ればよかったかなと思ったものの、ヨハンの隣
に座れるのは、とても嬉しかったので譲るところまではいかなかった。
３０センチ隣に座って、彼が隣で話すのを聞くだけでとてもラッキー
なのだ。

久しぶりにビールを飲んだ。アルコールは節制するよう医者から言われて
いるのだが月に一度くらいならいいだろう。
料理は魚のグリルと茹でじゃがいも。レースの後だけに、おいしく
全部たいらげた。

２，３日前から気温が下降してきて氷点下を中心にふわふわと
上下動をしている。

今日は雲ひとつ見えない真っ青な空で、陽の光を浴びるともう
春かなと勘違いしそうだけど空気が頬を触るとぴしっと冷たい。
バッハウあたりの辛口の白ワインのような感じがする。

昨夜はいろんなことを考えながら床についたので上手く眠れずに
お昼を食べ終わった頃は何となくけだるい雰囲気でまぶたも
重くなった。
オフィスの用事を片付けるために外出して、冷たい空気にあたって
人心地ついた。歩きながらも頭のなかはお昼に聴いたサンサーンスと
エルガーのチェロ協奏曲のメロディが徘徊している。


身体も少しづつ回復基調にあるようで、走りたいなという気に
なってきた。

トレーニングでいつもの面子。ゲオおじさんは今日は忙しいようで
来なかった。珍しい。

フリッツ、ヨハン、ゲルハルトと日曜のレースの確認。
みんなはハーフに出るというが、私は体力的にきついので
７キロの部にして余力があればあと一周して、３周目はみんなの
応援に回るつもり。

マリア、ゲルハルト、ヨハンが終わってからピッツェリアに
行こうと相談していて、ヨハンが私も来るか？と誘ってくれた
ので参加させてもらうことにした。彼はほんとにジェントルマン
で女性に対しては特別丁寧に接してくれる。
インターバルでもそれとなく体調を気にかけてくれたりと
些細な親切が嬉しい。
他の友達には、ほっぺとほっぺと重ねる挨拶ができるのに、
ヨハンにだけはどうしても照れてできない。

この面子と一緒にいると、ほんとに和む。日曜が楽しみ。

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