雑感
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2007年11月26日(月) 走りたくない時に読む本

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』
が届いた。
休暇で実家に帰省しているので走る時間はたっぷりあるのだが、
体調が悪くて坂の多い自宅周辺で30分も走ると息が上がる。
つい走りたくないと弱気になっている最中にページを開いてみた。

村上さんはコンスタントに一日10キロのペースを守って
ランニングしているそうだが、やはり走りたくないときって
あるんだと知ってほっとした。

主にレースのことを書きながら、レース前後や練習中に考えたこと
などを回想風に思い返している。
体が悲鳴を上げて走れないのと、走るのを止めようという思いは
別物だと割り切っているのがすごい。
昨日は2キロ走ったところで、これはだめだと思って歩いた自分が
情けないなと反省している。

しっかり準備してもレースで結果がついてこないときもあったと
いう箇所では市民ランナーとして、うんうんと共感できた。
東京マラソンに備えてクリスマスから自分なりにまじめに準備して
いたのに本番直前の体調不良で納得のいかない結果に終わったとき
もあったので、村上さんでもそうなんだと思って少しは楽になった。

この本、少しづつ大事に読んでいきたい。


2007年11月19日(月) 冬の日の午後

土曜は寒くて買い物をした後は自宅で過ごす。
この前手に入れた、エルガーのチェロ協奏曲、デュ・プレの
演奏。
冒頭からチェロの旋律が心の琴線に直接語りかけてくる。
難病で夭折したデュ・プレが演奏していることもあるのか時々涙線を
刺激する。
バイオリン協奏曲はケネディかヒラリーハーンでも揃えてみようかな。

エルガーのCDはあまり人気がないのか、ショップでもあまり選択肢が
ない。
アマゾンジャパンでやっと、みどり演奏のヴィオリンソナタを注文した。


続いてワーグナーのワルキューレのダイジェスト版を聴く。
ダイジェスト版といっても週末でないとワーグナーを聴くのは
難しい。
ブリュンヒルデやボータンの歌唱にぐいぐい引き込まれる。
自分には到底もてない強さを秘めた人物には憧れを抱いてしまう。
12月に何とか手に入れたオペラ座の公演は楽しみだ。

遅い午後に30分ほど宮殿の周囲をジョギング。
持病の貧血が進んでいて少し走っても息がきれる。我ながら
情けないが、これが自分のもっている肉体。代わりがないのだから
だましだまし、機嫌をとりながらつきあっていくしかない。
好きなだけ練習ができて記録更新のラン仲間がつくづく羨ましい
けれど、他人と比べてもしかたないしな。

こんな風に冬の一日は過ぎていく。来週は実家でのんびりできる。
それまではしっかり仕事を頑張ろう。


2007年11月05日(月) エルガーチェロ協奏曲

デュ・プレでもっていると思っていたのに、棚を見渡しても
見つからないので購入、エルガーのチェロ協奏曲。
バルビローリ指揮のロンドンシンフォニー盤。
悲しげな第一楽章でつい聴き入ってしまう。先週、ヴァイオリンソナタ
を聴いてエルガーがずいぶん気に入ってしまった。
シンフォニーも揃えてみたい。
音楽の都にいてもエルガーの曲目はあまり演奏されていないのか、
CDショップでもあまり在庫がない。ヴァイオリンソナタは2軒目で
やっと3種類見つかっただけだった。

十年ぶりくらいにまたオペラとクラシックをしっかり聴き込んで
みたいと思うようになったのは、チェロの音色にとりつかれた
からかな。
バッハの無伴奏チェロは9人の演奏家を揃えてしまった。

ちゃんとした一軒家に住んでいればチェロを習っていたかも
しれない。




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